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姫川友紀「かおる´sキッチン」
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31 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:10:12.13 ID:WUXyJIQ00
薫「もー!2人とも、ちゃんとごはん食べなきゃだめだよー!」
友紀「はーい」
輝子「…い、いや…私はともかく、友紀さんは…」
薫「友紀ちゃんもさっきおなかなってたんだよ?全くもー!」
輝子「いや、だから…さっきのも、わた……ウゥ!」
友紀「まぁまぁ、良いから良いから♪」ユッサユッサ
輝子「…お、ぉふ…振らないで…」
32 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:11:11.14 ID:WUXyJIQ00
薫「こうなったら、輝子ちゃんにもおなかいっぱい食べさせなきゃ!」
友紀「だって。どうする?」
輝子「私は…」
薫「ごはん食べなきゃだめだよー!」グイグイ
輝子「わ、分かった、よ…食べる…食べるから、服を引っ張らないでくれ…」
薫「はーい♪」
輝子「ご馳走に、なります…ハイ…」
友紀「ふふ、そうこなくっちゃ!」
33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:11:59.63 ID:WUXyJIQ00
輝子「なんか、ごめん…友紀さん…」
友紀「ん?何が?」
輝子「だって…」
友紀「?」
輝子「…いや。やっぱり、何でもない、よ…」
友紀「うん!」
輝子「…あ、それと…」
友紀「なに?」
輝子「そ、そろそろ…降ろして、ほしい…なんて…」
友紀「あぁっ、ごめんね!」ストン
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:13:13.74 ID:WUXyJIQ00
輝子「フヒ…高かった…」
薫「友紀ちゃん、ちからもちだねー!」
友紀「へへっ。まぁ、これくらいはね!」
輝子「ひゃ、142センチに…あの目線は、キク、ラゲ…。なんちゃって…」
友紀「輝子ちゃん軽いんだもんなぁ。もっと食べなきゃダメだよ?」
輝子「ぁ、あぅ…、スルー…」
友紀「という訳でさ。お昼ご飯、一緒に食べよう!」
薫「お料理しまー!」
輝子「ぉ、おおー…」
――
―
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:14:00.94 ID:WUXyJIQ00
【事務所・台所】
友紀「包丁よし!」
薫「まないたよーし!」
輝子「ガスは…あ、ちゃんと火は点くな…よし…」
友紀「よーし、やるぞー!」
薫「れいぞうこ、あっけまー!」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:14:36.39 ID:WUXyJIQ00
ガチャ
玉ねぎ「やぁ」 ポツン
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:15:29.85 ID:WUXyJIQ00
友紀「…」
輝子「…」
薫「からっぽだ!」
友紀「玉ねぎしか入ってない、だと…」
輝子「…お前も、ボッチだったのか…うぅ…」グスン
薫「輝子ちゃんが、たまねぎ切ってないのにないてるよー!?」
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:16:22.43 ID:WUXyJIQ00
【近所のスーパー】
友紀「あたし、最初野球ボールかと思っちゃった!」
輝子「いや…それはちょっと、わからない、な…」
友紀「でも考えてみればさ。事務所の冷蔵庫に、いっつも食材が揃ってることの方がおかしいんだよね」
輝子「…い、言われてみれば、確かに…」
薫「おっかいもの!おっかいものー♪」
友紀「さ、ちゃっちゃと済ませるぞー!」
輝子「事務所空っぽのままは…流石にマズいもんな…うん…」
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:17:33.16 ID:WUXyJIQ00
薫「お肉!」
友紀「唐揚げといえば、やっぱりももかなぁ」
輝子「最近は…ムネ肉も流行り、らしいぞ…」
薫「どうちがうの?」
輝子「ムネだと…ちょっとヘルシー、らしい…」
友紀「美味しければ、どっちでも良いと思うけどね!」
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:18:59.25 ID:WUXyJIQ00
薫「おやさい!」
友紀「と言っても、キャベツの千切りぐらいだよね」
輝子「買うのはキャベツだけ…キャベツ畑の、キャベツ茸…なんちゃって」
薫「あっ!かおる、プチトマトも食べたい!」
友紀「よっしゃあ!薫ちゃん、ゴー!」
薫「わーい!さがしてくる!」タタタ
輝子「ぁゎわ…ちょっ、待って…」
友紀「あっはは!元気だねー」
友紀「…おっ、パセリだ」
友紀「……」
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:20:06.91 ID:WUXyJIQ00
薫「きのこ!」
輝子「おぉ…!キノコが、たくさん…!素晴らしい…ブラボーだ…!」
友紀「さぁ輝子ちゃん、何にする?」
輝子「あ、うん、そうだな…。唐揚げの横に添えるなら…うーん…」
薫「きのこいため?」
輝子「焼くのも、良いけど…あくまで、唐揚げがメイン…主張しすぎない、キノコ…キノコ…」
友紀「つまり…?」
輝子「シンプルに…みそ汁とか、どうかな…?なめことか…フヒヒ」
友紀「おぉー!」
薫「なめこのおみそしる!かおる、好きー!」
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:22:03.05 ID:WUXyJIQ00
薫「のみもの!」
薫「オレンジジュースも買っていいかなぁ?」
友紀「どんどん入れちゃえ!」
輝子「わ、私は…普通に、お茶で…」
友紀「あたしは…」チラ
友紀「あ!これ、CMでやってた新商品かぁ…」
友紀「唐揚げにビール…飲みたいなぁ…」
友紀「…い、いやいや!今日は薫ちゃんも輝子ちゃんもいるし…」
友紀「何より事務所だし…」
友紀「……」
友紀「い、1本だけ…」
――
―
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:24:35.42 ID:WUXyJIQ00
【再び事務所】
輝子「うぅ…日差しの下…キツい…」
薫「ただいまー!」
友紀「おかえりー」
輝子「オカエリー! …フヒ…今のは、袋の中のナメコくん…ナメナメ」
薫「いっぱい買ったね!」
友紀「うん!持つの手伝ってくれてありがとね、薫ちゃん、輝子ちゃん」
薫「おもくないからへいきだよっ♪」
輝子「私の袋も、全然…」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:25:24.56 ID:WUXyJIQ00
輝子「友紀さん…やっぱり、腕力あるよな…」
友紀「んー…あたし、力強いんだろうなぁ」
薫「ちからもち!」
友紀「前にもね、幸子ちゃんに撫で方が乱暴だーって言われたことあってさ」
輝子「ぁ、いや…そんなつもりじゃ、ないんだけど…」
薫「背もおっきいからねー!」
友紀「けっこう運動してたし…マネージャーの仕事で、重いものもよく運んでたし。まぁ、こんなもんだよ!あははは!」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:26:34.44 ID:WUXyJIQ00
友紀「さ、プロデューサーが帰ってくる前に、作っちゃうぞー!」
薫「がんばりまー!」
輝子「う、うん…」
友紀「よろしくお願いします、薫せんせ!」
薫「うん!」
友紀「あっ。言っとくけど、料理シーンもダイジェストでお送りするからね!」
輝子「…?どこ向いて、喋ってるんだ…?」
薫「お手々をあらいましょー♪」
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:27:23.13 ID:WUXyJIQ00
――
―
輝子「みそ汁…作るのは、良いんだけど…」
友紀「どうかしたの?」
輝子「私…豆腐、切るの…苦手なんだ…」グシャ
輝子「ぁ…」
薫「かおる、おとうふ切ったことないなー」
輝子「やって、みる…か?」
友紀「猫の手…いいや、ねこっぴーの手だよっ、薫ちゃん!」
薫「そーっと、そーっと…」
薫「…あっ」グシャ
友紀「アウトー!」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:28:35.31 ID:WUXyJIQ00
――
―
薫「おっけー、ってやってみて!」
輝子「?…こう、か…?」オッキュー
友紀「おっ!チェンジアップ投げるの?」
薫「ちぇん…?じゃなくて、これくらいの大きさで、お肉を切るんだよ!」
輝子「おぉ…なるほど…」
薫「ひとくちサイズ!」
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:30:06.57 ID:WUXyJIQ00
――
―
輝子「卵…」
友紀「前にね、卵でキャッチボールしようとしたら…プロデューサーに怒られちゃってさ」
輝子「たまご…タマゴ……ウゥッ!」グシャリ
友紀「げっ」
輝子「…ハッ…やって、しまった…」
薫「輝子ちゃーん!にぎりつぶしちゃだめだよぉ!」
友紀「布巾布巾…」
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:31:10.02 ID:WUXyJIQ00
――
―
友紀「こういう粉見てると、ロージンバッグ思い出すなぁ…」
薫「ろーじん?おじいさん?」
輝子「あぁ…指に粉つけてる、アレか…?」
友紀「うん。パフパフしてると、右手が粉まみれになっちゃってさー」
薫「こんなかんじ?」
友紀「あはは、そうそう!薫ちゃんの指も、真っ白だね!」
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:32:37.14 ID:WUXyJIQ00
――
―
薫「油のおんどはね、おはしを入れるとわかるんだよ!」
輝子「へぇ…」
薫「ママがね、『唐揚げする時は、箸がシュワシュワするまで温めるのよ』、って言ってた!」
友紀「んー…危ないから、それあたしがやるね」
薫「はーい」
友紀「…おぉっ、ホントにしゅわしゅわしてるー!すごーい!」
薫「でしょ〜?」
輝子「ゆ、友紀さん…箸じゃなくて、お肉、揚げなきゃ……!」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:33:35.32 ID:WUXyJIQ00
――
―
輝子「…い、一回、油から出すのか…」
薫「"にどあげ"っていうんだって!これもママが言ってたの!」
友紀「2度上げ?」
友紀「…あっ、2段モーションのことか!なるほどっ」
輝子「いや…多分、違うと思う…ぞ」
薫「5ふんぐらい冷ましてあげると、おいしくなるんだって!」
友紀「ほへー…技巧派なんだなぁ、薫ちゃんのママさん…」
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:34:37.95 ID:WUXyJIQ00
輝子「…」
薫「…」
友紀「…」
友紀「待ってる間、ちょっと暇だね…」
輝子「う、うん…」
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:35:45.65 ID:WUXyJIQ00
友紀「…あ!そうだそうだ!」
薫「?どうしたの、友紀ちゃん」
友紀「うん、ちょっとね!輝子ちゃん、火の方よろしく!」
輝子「フヒャ?…あ、おぅ…良いけど…。玉ねぎと包丁持って、何するんだ…?」
友紀「へっへっへー、まぁまぁ♪」
薫「んー?」
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:36:37.13 ID:WUXyJIQ00
――
―
友紀「盛り付けて、っと…」
薫「できたー!」
輝子「おぉ…やったな…。美味そう、だ…」
薫「トマトとパセリで、からふるー!」
輝子「パセリなんて…いつの間に、買ってたんだ…?」
友紀「定食とかでも、よく乗ってるじゃん?あれ思い出したんだ!」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:37:15.43 ID:WUXyJIQ00
輝子「後は…親友が帰ってくるのを、待つだけ…」グー
輝子「…ぁぅ」
友紀「あはは、お腹空いたよねぇ」
薫「かおるも、ちょっとおなかすいた…」グー
薫「…おなかなっちゃった…」
輝子「面目ない…」
友紀「んー、先に食べちゃおっか!」
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:38:12.90 ID:WUXyJIQ00
薫「でも…」
友紀「大丈夫だって、お昼には戻るって言ってたし!」
輝子「あぁ…私も、問題ないと、思う…ぞ」
薫「そうなの?」
輝子「今日の…午後の収録、スタジオまで送ってくれる予定だったから…」
友紀「そうだったんだ!」
輝子「お昼も…ついでにどこかに寄って食べよう、って話だったんだ…元々…」
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:38:59.60 ID:WUXyJIQ00
輝子「だから、もうすぐ来ると思う…ぞ」
薫「そっかぁ!」
友紀「食べ過ぎてなくなったりしなきゃ、平気平気!食べよ?」
薫「わーい!」
輝子「…あっ」
友紀「え?なに?」
輝子「みそ汁盛ったら…お茶碗が、足りなくなった…」
薫「あ」
友紀「えぇ…」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:39:49.51 ID:WUXyJIQ00
友紀「…おにぎりにしよう!」
薫「おにぎり!」
友紀「うん!」
輝子「なるほど…」
薫「かおる、おにぎりも作りまー!」
――
―
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:41:37.05 ID:WUXyJIQ00
薫「できたー!」
輝子「いっぱい、作ったな…フフ」
薫「かおるのおにぎり、ちっちゃいからすぐわかるね!」
輝子「薫ちゃんは…手が、まだ小さいからね…。カワイイ、おにぎりだな…」
薫「輝子ちゃんのは、まるだったり、しかくだったり、いろいろだね!」
輝子「ぅ、うん…おにぎり、初めてだったから…ぶきっちょで、すぐ分かる…」
薫「輝子ちゃんのおにぎりも、"こせーてき"でかわいいよ?」
輝子「うぅ…照れる、な…」
薫「かわいー♪」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:42:55.63 ID:WUXyJIQ00
友紀「…おっ!ちょっと見ない間に、いっぱいできてる!」
薫「あ、友紀ちゃん!もうごはん、のこってないよ?」
友紀「うんうん。たくさんあったのに、あっという間だねぇ」
輝子「友紀さんのおにぎりは、綺麗だな…さ、さすがは、マネージャー…」
薫「うん!ママがにぎったみたい!」
友紀「へへっ!おにぎりには、自信あるんだ!」
薫「でも、今までなにしてたの?」
友紀「それはね…」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:43:47.62 ID:WUXyJIQ00
友紀「じゃーんっ」
輝子「…おぉ?」
薫「ゆでたまごと…」
輝子「玉ねぎの、みじん切り…?いつの間に…」
友紀「ふっふっふ。玉ねぎは水分取って、卵も細かく刻んで〜…」
薫「いっしょにしちゃうの?」
友紀「うん!」
輝子「…あ。わ、分かった、ぞ…フフ…」
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:45:35.74 ID:WUXyJIQ00
友紀「はい薫ちゃん!」
薫「…ふぇ?」
友紀「ボウルを渡して、パスボール!なんちゃって!」
薫「う、うん」
友紀「ネクストバッターは、マヨネーズくん!どばーっ!」
薫「え、まよ?」
友紀「混ぜろー!」
薫「え?え?」グルグル
友紀「さて、包丁とまな板は…」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:46:21.24 ID:WUXyJIQ00
輝子「パセリ、刻んでおいたぞ…」
友紀「おっ、サンキュー!よく分かったね、輝子ちゃん!」
輝子「本命は…こっち、だったんだね…フヒ」
友紀「いえーす!はい薫ちゃん!」
薫「はいっ」
友紀「パセリと、ちょっとの塩コショウで…」
友紀「完成!」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:50:15.92 ID:WUXyJIQ00
薫「わぁ…、タルタルソースだぁ!」
友紀「唐揚げにかけて、食べようね」
薫「すごいすごーい!」
輝子「やるな、友紀さん…」
友紀「いやぁ…お母さんが作ってたの見てて、覚えただけなんだけど」
薫「ねえ、ちょっとなめてみてもいい?」
友紀「良いよ?」
薫「…」ペロ
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:51:40.63 ID:WUXyJIQ00
薫「おいしー!」
友紀「うふふ。宮崎といえばチキン南蛮。チキン南蛮といえば、タルタルソース!ってね」
輝子「これが、本場の味か…」
友紀「本場…。いやぁ、そこまでの物じゃないと思うけど…」
輝子「じゃあ…おふくろの味…って奴かな…フフ」
薫「友紀ちゃんはママのあじー♪」
友紀「…ん!そういうことにしよっか!」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:52:11.89 ID:WUXyJIQ00
薫「じゅんびバッチリだね!」
友紀「さ、食べよ…」
ガチャ
P「…戻りましたー。輝子、いるかー?」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:52:54.15 ID:WUXyJIQ00
P「…なんか良い匂いする」
輝子「おぉ…タイミングも、ばっちりだな…」
友紀「おかえり!」
薫「せんせぇ!」
P「おっす、ただい…ま?」
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:53:54.55 ID:WUXyJIQ00
P「えっ、薫…?なんで?」
薫「あのね!かおる、かいこーきねんびで、あそびに来たから、ごはん作ったの!」
P「…??」
輝子「正確には…開校記念日で、学校が休みだった…らしい…」
友紀「お腹空いたから、みんなでご飯作ろ!ってことになってさ」
P「な、なるほど…?」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:54:27.47 ID:WUXyJIQ00
薫「せんせぇ、見て見て!から揚げ!」
P「ほー、こりゃすごい」
薫「上手にできたでしょ?」
P「…えっ、薫が揚げたの?」
薫「うん!」
P「…1人で?」
薫「ひとりじゃないよ!輝子ちゃんと友紀ちゃんに、てつだってもらったの!」
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:57:18.74 ID:WUXyJIQ00
P「危なくなかった?」
友紀「うん!薫ちゃん、全然手馴れてるんだもん!ビックリしちゃった」
P「…そっか」
薫「かおる、ひとりで火つけちゃだめー!って、ママに言われてるんだよ?」
P「そうだな…。うん、ちゃんと判断できたのは、偉いな」
薫「ほんと!?」
P「偉い偉い」
薫「えへへー!」
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:58:27.90 ID:WUXyJIQ00
P「ユッキも輝子も、お疲れ様」
友紀「全然!なんてことないよ!」
P「留守番任せちゃって、悪かったよ」
輝子「これくらい、朝飯前だ…」
輝子「朝ごはん、食べてないから、朝飯前……フ、フフ…字余り…」
P「…それは感心しないな」
輝子「…ぁう」
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 23:59:18.55 ID:WUXyJIQ00
薫「せんせぇも、お昼ごはん食べよ?」
P「え?良いの?俺食べても」
友紀「当ったり前じゃん!待ちきれなくて、先に食べちゃうところだったんだから!」
輝子「ほら、おにぎりも、あるぞ…フフ」
友紀「輝子ちゃんの味噌汁!」
薫「タルタルもー!」
P「わ、よく見たらすげー豪華」
薫「みーんなで作ったんだ!」
友紀「これぞ、チームプレーって感じだよね!」
輝子「早く食べないと…冷めちゃう、ぞ…。ほら…私の収録も、あるだろう…?」
P「…確かに」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/24(土) 00:00:11.22 ID:NzViMU3V0
P「それじゃ、お呼ばれしようかな」
友紀「うん!」
P「少し片付けることあるから、ちょい待っててな」
輝子「フヒ…なら、ちょっとだけ…みそ汁、温めなおそうか…」
薫「早くはやくー!」
P「はいはい…」
薫「それじゃあみんな、手をあわせて…」
薫「いっただっきまーっ!」
\\いただきまーす!//
おわり。
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 00:35:11.66 ID:NvL3o7nzo
グッド!
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 05:57:17.30 ID:vL72iyHY0
乙
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 06:53:54.15 ID:Gt5O+4yxo
お姉ちゃんしてるユッキイイゾ〜これ
乙
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 09:37:44.88 ID:kDF1Nqp2O
薫輝子と輝子ユッキの年齢差が同じくらい
こういう年齢差の組み合わせもいいな
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 14:31:39.67 ID:CwYXueoYo
これはいいパッション
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 15:45:25.51 ID:NvmyzOi2o
暖かいわ… すき...
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/25(日) 05:13:39.98 ID:Mo10LXBGO
乙
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