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【安価】オリジナル魔物との激闘【金色のガッシュ】
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102 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/22(木) 23:26:30.77 ID:/Ijjcsvv0
――薄汚れた廃ビルの屋上。
打ち捨てられた貯水槽や、金属パイプなどがそこら中に転がっているそこにミスラと、戦闘用の装備である白銀の全身鎧に身を包んだイグザムは立っていた。
見下ろす眼下には、今日襲撃予定のバーがよく見える。
ミスラは暫く無言で、それを見つめた後、おもむろに灰白色の本を掲げ呪文を唱えた。
「"ジオ・バルブルク"」
本が強く白い光を放つと共に、周囲に打ち捨てられた金属製のスクラップに変化が生じる。
金属パイプ等の表面が、まるで風化するように砂状に崩れると、イグザムの前方へ集まりだしたのだ。
砂状の金属は集い、形を成していく。
十秒程後、そこには八体の騎士鎧が佇んでいた。
イグザムの能力は、金属の変形や巨大化。
磁力を用いて、周囲の金属から鎧の騎士たちを作り出すこの術を使い、ミスラ達はいつも安全圏から動画の撮影を行っていた。
ミスラはいつも通り、騎士の1体に身元が割り出される恐れのない携帯電話を持たせ、兜の中にはボイスチェンジャー付きの通信機を取り付けていく。
こうしておけば、もし反撃にあい鎧の騎士が全滅してもミスラには全く危険が及ばない。 これはミスラ自身で考えたものではなく、本の持ち主を
大きな危険に晒すことを避けたいイグザムの提案だ。
いつも通りの準備、そしてこの後もいつも通りに動画を撮影して終わり。
半ば、ルーチンワーク化した襲撃の流れが滞りなく進行する筈だった。
――ただ一つのイレギュラーが無ければ。
「……魔物、か」
イグザムとミスラが作業の手を止めて睨む先には、空間に開かれた黒い穴から姿を現した、かぶと虫とロボットを掛け合わせたような異形の姿。
魔界については豊富な知識があるイグザムも、見たことのない姿だったが、その身体から溢れ出る魔力は、異形の正体が魔物であることを示している。
そして、魔物の背中には、パートナーと思われる一人の女がしがみついていた。
「ビンゴ! 捜索を初めて一日目で見つかるとは運がいいぴょん。 まあ、地球の裏にいようと持ち主同士を巡り合わせる魔本の力。
同じロンドンにいて、出会えない筈も無いかぁ。 ね? ゴーストナイトさん」
ミスラは本を構え、相対する魔物と、周囲を一瞬で見渡す。
そして……。
「イグザム、B地点へ! "フェイ・ウルドルク"」
イグザムの鎧の背中部分が変形し金属の翼を形作ると、ミスラを抱え、夜闇を切り裂く閃光のような速度でビルの屋上から飛び立つ。
同時に、既に創造されていた空っぽの鎧騎士達がミール達に向かい襲いかかってきた。
103 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/22(木) 23:51:27.36 ID:/Ijjcsvv0
「ふん、こんな雑魚共で足止めなんて、舐めんじゃねえよ!」
鎧騎士の強さは、身体が金属で作られていることを除けば、普通の人間の大人とそれ程変わらない。
心の力を消費するまでもなく、呪文無しのゴームでも、十数秒で全ての鎧を打ち壊してしまった。
「さて、あいつら今どこにいるの?」
ゴームは、半径5キロ以内ならば、魔物の存在を感知することが出来る能力を持っている。
今、あの鎧を纏った魔物は術を発動している筈だし、より正確に位置を把握できるだろう。
「ゴーーー」
「南西方向をとても速く移動中、か。 ん〜、飛ぶ前にB地点とか言ってたかにゃ。 逃げているんじゃなく、どこかに誘おうとしてる?
空中を高速で飛んでいる相手を打ち落とすのは苦手な方だし取り敢えず誘いに乗ってみる、か」
ゴームとの付き合いが長いミールには、ゴームの話そうとしていることが大体は理解出来るようになっていた。
相手の誘いに乗るのは、ミールが自分の魔物の力に絶対の自信を持っているため。
事実、今まで遭遇した魔物は、その殆どを大した苦戦をすることも無く、下していた。
ミールの指示で相手とつかず離れずの距離を維持しながら、短距離の転移を繰り返して、やがてゴームは相手の動きが止まったことを感じる。
……空間に開けた穴から姿を現したゴーム達の目に飛び込んできたのは、自動車のスクラップが何百台も積まれている廃車置き場。
錆に覆われ、風化を待つ車の残骸の中、少し開けて広場のようになっている場所に、彼らは立っていた。
「――来たわね。 今まで、家をいきなり襲撃してきたり、旅行先で偶然出会ったり、色々な形で魔物と遭遇してきたけど。
あんな現れ方をしたのは貴女達が初めて」
「きゃはは、私のゴームは魔物の中でも、特別みたいだからね。 じゃ、早速始めましょっか」
「まあ、焦ることはないじゃない。 ね、イグザム」
ミスラに話を振られたイグザムは、兜を軽く上下に動かし肯定の意を示した。
「ええ、そこの魔物……、ゴームと言いましたね。 ……あなたはどの様な王を目指しているのですか?」
イグザムはゴームを真っ直ぐ見据えて、問いかけた。
104 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 00:10:52.00 ID:U1JPzcV30
イグザムの質問にゴームは……。
「ゴーーーー」
深淵から響くような不気味な声で答えるが、当然イグザムには何を話しているのか分からない。
ミールが代わりにゴームの意思を代弁した。
「ん〜、よく分からないけど、多分何も考えてないと思うよ。 この子結構、単純みたいだし。 あまり難しいことは分からないんじゃない?
ただ、この戦いに勝つためには、他の魔物を倒していけばいい。 だから、目の前にいるあんた達も倒す。 このシンプルな行動を実行するだけよん」
イグザムの表情は、ミールからはよく分からないが、気配が落胆したような雰囲気に変化したのを感じ取る。
「そうか……。 行動原理がはっきりしないということは、愚かな私欲に走る魔物より余程危険だな。
ゴームよ、お前は――排除すべき存在だ」
イグザムの目的、それは王の特権を使い、自分に都合の悪い魔物を消そうとする者が王になるのを止めることだった。
古くから続く名家の出身であるイグザムは、魔界でもごく僅かな魔物しか知らない、王の特権について親より教えられていた。
イグザムという魔物は、特に大きな野心も無く、百人の魔物の子に選ばれた時も、魔界の貴族として出来れば勝ち残りたいものだ……。
という漠然とした意思しか持ってはいなかった。
だが、人間界の出発を前にして、イグザムは両親に真実を伝えられる。
だが、もしも心悪しき者や、他の種族に敵意を持っているような魔物が王となれば、自分も自分の家族も全て滅ぼされてしまうかもしれない。
それを知ったイグザムにとっての王を決める戦いは、魔界を守る為に絶対に負けられないものとなった。
もし、このゴームという魔物が、王となっても自分の都合で多くの魔物を滅ぼそうとする者で無ければ、戦いを避けていたかもしれない。
だが既にイグザムは、ゴームを危険分子、排除すべき存在だと認めてしまった。
もはや、戦いは避けられないだろう。
105 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 00:26:08.41 ID:U1JPzcV30
「にしてもさぁ、ゴーストナイトだっけ。 アンタ、なんでそんなことやってんの?
下手に裏社会の人間、敵に回したらさぁ……、例え魔物の力を持っていようが、死ぬかもしれないよ? 別に麻薬くらい、勝手にさせときゃいいのに。
快楽に溺れる馬鹿どもが野垂れ死のうが、知ったことじゃ無いし」
ミールの言葉に、ミスラは沈黙し……、だが魔本の端を強く握り締めた。
「無関心では社会は良くならない。 自分一人が戦っても何も変わらないと諦めていたのでは、人は救えない。
別に、貴女に分かって理解して貰おうとは思わないわ。 それにしても貴女……、まるで麻薬の密売人みたいなこというのね」
「ん〜、密売なんて危ないことやらないって。 ジャンキー共の相手もめんどくさいしぃ、私は密輸専門よん」
「なっ!?」
驚愕するミスラに向かい、ミールが何でもないように話し続ける。
「ゴームの力を使って、麻薬を原産国から先進国へデリバリーしてんの。 儲かんのよこれが、下手に楽すること覚えたら真面目に働けないねぇ〜」
「そう、もう分かったわ。 ……ありがとう、貴女が悪党で良かった。
最近は、イグザムの力もどんどん強くなっていてね。 人間相手だったら、何かの拍子に殺しかねないと思っていたけど貴女相手なら気にしなくていいわね。
――――行くわ、"ゴウ・ソルド"」
イグザムが右手に持っていた剣が光を放ち……、そしてゴーム達の方へ猛然と飛び込んできた。
106 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 00:29:33.06 ID:U1JPzcV30
ミールが出す指示を決めてください。
この状況で考えられるのは、近接戦用の呪文を発動して白兵戦に持ち込む。
遠距離攻撃で迎撃などでしょうか。
大技は、相手に隙を作らないと、そうそう当たるものではありません。
0:50まで、次の行動についての相談の時間とし、時間になりましたら安価をとります。
107 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 00:31:33.91 ID:U1JPzcV30
戦闘データを、再掲しておきます。
使用可能な術
【ディオボロス】…両手から闇状のエネルギーを射出し、敵を攻撃する。 消費1
【テオ・ディオボロス】…ディオボロスの中級強化版 消費1.5
【ギガノ・ディオボロス】…ディオボロスの上級強化版 消費2
【バークレイド・ディオボロス】…接触した物を包みこみ、空間ごと捻じ曲げ粉砕する。
ただ、速度が遅いことがネックなので、こちらに向かっている呪文に対してカウンター気味に当てるのが主な使用法。
魔物相手には余程の隙がない限り当たらないだろう。 消費3
【ウィー・ムー・ウォー・ジンガムル・ディオボロス】…ゴームの最大術、トゲの生えた巨大な球状のエネルギーを前方に打ち出す。 消費5
【ボージルド・ディオボロス】…多重のエネルギーの盾を前方に展開する。 ディオガ級を防げるかはコンマ判定で四分六分と言ったところ。
四分が防げる可能性。 消費2.5
【ミリアラル・ディオボロス】…前方に、運動の方向を逆方向に捻じ曲げる力場を作り出し飛行型攻撃を相手に跳ね返す。
対象が大きすぎると通用しない。 消費1.5
【ソルド・ディオボロス】…両手に闇を凝縮した剣を生成する。 消費1.5
【アグリオ・ド・ディオボロス】…前方の地面を半径20m程の扇状に闇の沼地と化し、その上に立っている人物や建物を、地面に埋め込む。
ただ、容易に上空へと逃げられるような状況下では使わない方が無難。 消費:4
『ミールの心の力:19』これが0になると、呪文を唱えられなくなります。 消費量は、各呪文の最後に書いてあります。
【ウィー・ムー・ウォー・ジンガムル・ディオボロス】 消費5 は心の力が半分を切った時点で使用可能。一つの戦闘で一回しか使えません。
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/06/23(金) 00:44:39.08 ID:1bbU2v8D0
テオ・ディオボロスで遠距離攻撃とか?
109 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 00:48:33.43 ID:U1JPzcV30
すみません。
ちょっと席を外す用事ができたので、安価をとるのは、1:10に変更します。
110 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 01:10:48.16 ID:U1JPzcV30
ミールの指示は?
安価下
111 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 02:03:44.27 ID:U1JPzcV30
流石に時間が遅すぎて、人がいなかったみたいですね……。
今日は、これで終了します。
明日また、同じ安価をとります。
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 08:50:24.97 ID:HdqmAOBTO
まずはソルド・ディアボロスで向かい打つ。
やばくなったらディアボロスで牽制、距離をとってテオ・ディアボロス。
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 09:11:01.86 ID:eAiHs/AYo
なんか敵側の方がどう考えても主人公側だから倒しづらいな
114 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:00:37.05 ID:lmtun4IV0
再開します。
20:15まで、ミールの指示を相談する時間とします。
指示は、ワンアクション分(誰を狙って呪文を唱える、など)でお願いします。
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 20:09:44.46 ID:M+qNI+5w0
ミスラにギガノぶち込めばいいんじゃない?
116 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:16:06.87 ID:lmtun4IV0
ミールはどうする?
安価下
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 20:16:57.23 ID:5nsD7q7xo
様子見
118 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:32:13.78 ID:lmtun4IV0
まずは相手の実力を、見極めることが優先。
そう判断したミールは迎撃の呪文を唱えずに、イグザムを迎え撃つ。
罠を警戒したのか、イグザムの気配が僅かに揺らいだのを感じたが、動揺を直ぐに抑えたらしく
術で強化した攻撃を叩きつけてきた。
――コンマ一桁で判定を行います。
出目が0の場合は、10と見なします。
【防御】
基本値
5
補正項目
呪文無し -2
イグザムの力量 -1
補正値 5-3=2
出目-補正値の差が大きい程重大なダメージとなります。
今回は以下の通り。
-1〜0 ごく軽微な損傷
1〜3 軽傷
4〜5 中傷
6〜8 重傷
コンマ一桁 >>↓1
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 20:38:51.69 ID:M+qNI+5w0
ザ
120 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:41:20.53 ID:lmtun4IV0
【防御】
補正値 2
出目 9
9-2=7 ――重傷
121 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:52:55.42 ID:lmtun4IV0
前方から、イグザムが斬りかかってくる。
彼の剣の軌道を読み、両腕で迎撃しようとしたゴームは、彼には珍しく驚愕した声を出した。
「ゴーッ!」
重そうな鎧を着ていたイグザムが、残像を残して突如として消えたのだ。
「ゴーム、後ろッ!」
ミールの焦った声を聞き、後ろを振り向こうとするゴームだが、既に遅すぎたようだ。
いつの間にか後方に移動していたイグザムが、ゴームの背中に威力の乗った剣を振り下ろす。
それは、ゴームの背中の攻殻を切り裂き、中に収納されていた羽を傷つけた。
【ゴームが飛行不可になりました】
羽を切り裂いたイグザムは、反撃を警戒してミスラの元へ移動する。
だが、ミール達と距離を取りながらも、牽制の術を放ってきた。
「"ソルロン"」
イグザムの剣が伸び、ゴームへと一直線に向かう。
ミールはどうする?
122 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 20:53:40.70 ID:lmtun4IV0
21:05までを相談時間とします。
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 20:58:46.74 ID:1bbU2v8D0
個人的にはこのままミスラとイグザムコンビが主人公に変わってもいいけどね
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 20:59:38.87 ID:vHCfiOB50
とりま迎え撃つしかないな。テオ・ディアボロスあたり使って牽制が吉か?
125 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:05:21.26 ID:lmtun4IV0
ミールはどうする?
安価下
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:07:17.39 ID:M+qNI+5w0
ミリアラル・ディオボロス
127 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:17:18.28 ID:lmtun4IV0
少し"ソルロン"についての説明があっさりしすぎていました。
イグザムのこの術は、自分が持っている剣を長く変形させて相手を攻撃する技ですので、ミリアラル・ディオボロスで対応できる
飛行型攻撃には当てはまりません。
ですので再安価をとります。
安価は出来るだけ全て取る方針ですが、設定の説明が不十分、もしくは上手く伝わっていなかったと判断した場合は
そのまま進めて無駄打ちとするのも何ですので、再安価をとる場合があります。
ミールはどうする?
安価下
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:28:06.50 ID:M+qNI+5w0
ギガノ・ディオボロスで迎撃
129 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:40:16.38 ID:lmtun4IV0
「ちぃっ、これ以上好きにやらせっかよ! "ギガノ・ディオボロス"」
【ミールの心の力:17/19】
「っ!」
戦闘経験豊富なミスラは一見して、その呪文はソルロンで打ち崩せるレベルの威力では無いと見抜いた。
彼女は一旦心の力の放出を止め、ソルロンを解除すると、新たな呪文を唱える。
「弾き返して、"ギガ・ラ・シルドルク"」
イグザムが左手に持つ盾を構えると、一瞬で盾がイグザムの姿を完全に覆い隠す程の大きさになり、表面は白銀の光に覆われた。
不思議な光を纏う盾と、闇を凝縮したような漆黒のエネルギー波がぶつかりあう。
コンマ判定を行います。
【敵の防御】
基準値 5
補正項目
術の威力差 -1
補正値 5-1=4
出目-補正値=
-3〜0 反射成功
1〜3 相殺(イグザムに隙が生じます)
4〜6 防御突破
コンマ一桁 >>↓1
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 21:46:22.33 ID:M+qNI+5w0
人おらんのかね
131 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:49:19.96 ID:lmtun4IV0
【防御】
補正値 4
出目 3
3-4=-1 ――反射成功
132 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:57:16.18 ID:lmtun4IV0
防御と攻撃の均衡は一瞬。
盾が一際強く光り輝いた次の瞬間、ゴームが放った"ギガノ・ディオボロス"のエネルギー波が、そのまま跳ね返ってきた。
「やばっ!」
ミールの顔に焦りが浮かぶ。
ギガノ・ディオボロスはそこまで速度に優れる攻撃ではなく、例え跳ね返されても、ゴームの飛行能力があれば回避はそう難しくはない。
だが今はイグザムの剣に背中を切り裂かれ、飛行が出来ない状態。
足だけでも回避することは不可能では無いかもしれないが、確実に可能性は下がるだろう。
幸い、反射した攻撃はミールのいる方向には向かっていない。
ゴームに回避を指示するか、それとも心の力を消費することになっても防御術か、攻撃術をぶつけて相殺するか。
ミールに選択が迫られる。
133 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 21:57:48.31 ID:lmtun4IV0
22:12まで相談時間とします。
134 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 22:12:26.75 ID:lmtun4IV0
ミールはどうする?
>>↓1 コンマ一桁
135 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 22:12:57.05 ID:lmtun4IV0
間違いました。
安価下で。
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 22:22:44.18 ID:M+qNI+5w0
ミリアラル・ディオボロス
137 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/23(金) 22:24:15.35 ID:lmtun4IV0
安価は決定しました。
今日は時間が遅くなりましたので、終了します。
再開は、日曜日の予定です。
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/24(土) 09:15:17.30 ID:kOMqZ/Nu0
判断に困るから安価困るね。
選択肢型の方がいいかも。
139 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 20:30:14.30 ID:h19gTh0n0
再開します。
140 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 20:34:20.82 ID:h19gTh0n0
それとある程度の、行動選択のヒントは出していこうと思います。
確実に無駄打ちになる術やリスクの高すぎる行動などは、必要に応じて再安価をとったり、多数決で意思決定をしていきます。
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/25(日) 20:35:40.01 ID:3Bl8ucwp0
りょか
142 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 20:50:48.56 ID:h19gTh0n0
「"ミリアラル・ディオボロス"!」
ゴームの両手から、赤黒く揺らめくオーラが放たれた。
前方に展開されたオーラは、膜のようにミール達を取り囲む。
【ミールの心の力:15.5/19】
イグザムの術により、反射されたギガノ・ディオボロス。
それが膜に触れたところから、進行方向を捻じ曲げられ、ミスラ達へと再びその矛先を変えた。
――だが、その時にはミスラ達は次の行動へと移っていた。
イグザムは右手に持っていた剣を腰の鞘にしまい込むと、ミスラを片腕に抱える。
「はぁっ!」
イグザム達は、勢いよく地面を蹴った。
コンマ判定を行います。
【攻撃の命中】
基準値 5
補正値
回避行動 -2
補正値 5-2=3
出目=
1〜3 命中
4〜10(0) 敵の回避
コンマ一桁 >>↓1
143 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 21:13:04.50 ID:h19gTh0n0
コンマは直下です。
安価下
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/25(日) 21:20:34.74 ID:VCV+1mu60
ぁ
145 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 21:25:18.91 ID:h19gTh0n0
【攻撃の命中】
補正値 3
出目 4 ――敵の回避
146 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 21:35:09.76 ID:h19gTh0n0
地面を蹴った勢いを利用し、イグザムはゴーム達の上空へと躍り出た。
跳ね返されたギガノ・ディオボロスは、彼らがいた場所を通り過ぎていく。
イグザムは、左手の盾を下へと向けた。
―――ミスラの本の輝きを見たミールは、彼女が大技を唱えようとしていることを悟った。
「押し潰されなさい! "ラージア・ドムシルド"」
盾が瞬時に巨大化し、辺り一帯を押しつぶさんと落下を始める。
「回避は無理だね……、なら」
先程のように、進行方向を捻じ曲げて反射することは出来ないだろう。
考えられるのは防御呪文か、威力の高い攻撃で押し返すか。
――いや、この状況ではあの呪文も有効かもしれない。
ミールはどうする?
147 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 21:35:45.22 ID:h19gTh0n0
21:55まで相談時間とします。
148 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 21:55:49.01 ID:h19gTh0n0
ミールはどうする?
安価下
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/25(日) 22:17:04.64 ID:VCV+1mu60
バークレイド・ディオボロス
150 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/25(日) 22:24:15.19 ID:h19gTh0n0
安価が決定しました。
今日はこれで終了します。
次回は、明日か明後日の予定です。
151 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 20:36:53.73 ID:3jntcicR0
ssを再開します。
152 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 20:58:10.66 ID:3jntcicR0
「"バークレイド・ディオボロス"」
【ミールの魔力:12.5/19】
イグザムは、敵の詠唱と共に強大な魔力が解き放たれたことを感じ、巨大化した盾を蹴って横へ飛び退く。
その直後、彼が見たものはゴームの腕から放たれたエネルギー波に、自分の盾が包み込まれている光景だった。
(ちぃっ! 敵の攻撃を、強制的に止める術か?)
しかし、そう思ったのは一瞬。
次の瞬間には、余程の衝撃でもびくともしない筈の、魔界でも名工と呼ばれる職人が作った盾が、捻じ曲げられていき……
変形に耐えられなくなったかのように、粉々に砕けた。
「ぐう……、盾が……」
ミスラが苦々しげに呟く。
イグザムの術は、身につけている武器や装備を変形させる物が主。
しかも、その装備は何でもいい訳ではなく、魔界で産出される魔力を含んだ金属で作られていなくてはならないのだ。
イグザムの持つアクセサリーの効果で、数日もすれば装備の破片を元の形に修復することはできるが、この戦闘中では盾を使用した攻撃は不可能になった。
153 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 21:05:13.75 ID:3jntcicR0
防御呪文が封じられた以上、遠距離戦は不利。
そう判断したミスラは、イグザムに接近戦を指示し、自身は車のスクラップの影にいつでも隠れられる位置に陣取る。
「"ゴウ・ソルド"」
呪文により身体能力を強化されたイグザムは、先程と同じくゴーム達へと斬りかかった。
これに対抗するには、接近される前に遠距離攻撃で迎撃するか、こちらも接近戦用の呪文を唱えるか。
遠距離攻撃で迎撃した場合、上手く攻撃が当たれば、相手に一方的にダメージを与えられるが、避けられた場合は術を発動した後の隙を狙われ
打撃を受ける可能性が高い。
接近戦では、多少不利な戦いを強いられるだろうが、上手く相手の攻撃をいなすことが出来れば、一発逆転の手を打つことも可能だろう。
ミールはどうする?
安価下
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 21:12:32.04 ID:5lhbC3dk0
アグリオ・ド・ディオボロス
155 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 21:16:39.41 ID:3jntcicR0
イグザムは飛行呪文を習得している為、ここでアグリオ・ド・ディオボロスは回避されるリスクが高くなります。
ですので、
>>140
に基づき、本当にアグリオ・ド・ディオボロスを発動するかの多数決を行います。
>>↓1〜3まで、発動か、発動しないかを投票してください。
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 21:23:25.62 ID:i4UPWUtS0
NO
157 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 22:01:21.66 ID:3jntcicR0
22:10までに投票が無ければ、発動しない、に決定します。
158 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 22:10:38.61 ID:3jntcicR0
再安価をとります。
ミールはどうする? 安価下
159 :
◆4WB5nwhUBM
[saga]:2017/06/27(火) 22:33:34.98 ID:3jntcicR0
時間が遅くなりましたので、今日はこれで終了します。
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2020/03/15(日) 18:48:26.85 ID:X9uSSnfL0
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