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アライグマ「ふっふっふー、ついにお宝を見つけたのだ!」
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97 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 19:45:30.12 ID:3JPH89GBO
フェネック「やぁやぁお二人さん……お久しぶりだねー」
サーバル「ギンギツネ!キタキツネ!こんにちはー」
ギンギツネ「……こんにちは……サーバル。ちょっとこっち来て……」
サーバル「?」
リューク「……?」
ギンギツネ「どういう事?バスが直ったのは知ってたけどかばんにはゆうえんちでお披露するまで隠しておくんじゃなかったの?」
サーバル「あー……それはねー」
98 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 19:51:47.33 ID:3JPH89GBO
サーバル「ごめん……実はパークにお客さんが来たからバスを使わなくちゃいけなくなったんだ……」
ギンギツネ「お……お客さんが!?ヒトはもういないんじゃ……?」
サーバル「ヒトじゃなくてシニガミっていう動物だよ!」
ギンギツネ「し……シニガミ?聞いた事ない動物ね……その人どこにいるの?」
サーバル「この本に触らないと見えないんだ……とっても怖い顔してるから注意してね」
ギンギツネ「こ…これに?……そんなに怖い顔なの……?わかったわ。心の準備は必要よね……よし!」スッ
リューク「……」
ギンギツネ「うわぁぁぁぁぁ!!なんかいる〜〜〜!!?」
99 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 19:56:02.58 ID:3JPH89GBO
キタキツネ「ギンギツネ……大声出してどうしたの?」
ギンギツネ「き…ききキタキツネ!?あれが見え……本に触らないと見えないんだったわね……失念してたわ」
キタキツネ「これに触ると何か見えるの……?」
ギンギツネ「……!?待って、いきなり触っちゃ…!」
リューク「……こんにちは」
キタキツネ「……こんにちは、ボクこういうのゲームの敵キャラで見た事ある」
リューク「ゲーム?」
ギンギツネ「ブレないわねあなた……」
100 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 19:59:04.66 ID:3JPH89GBO
かばん「だめだよサーバルちゃん……細心の注意を払うようにってラッキーさんが」
リューク「いやどんな注意したってこんなの防ぎようがないだろ……」
ギンギツネ「フレンズの姿からあまりにもかけ離れ過ぎてるわ……」
キタキツネ「キミはどこからやってきたの……?」
リューク「俺はな……」
101 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 20:02:30.65 ID:3JPH89GBO
リューク、フレンズ達に事情を説明中……
102 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 20:04:20.72 ID:3JPH89GBO
ギンギツネ「……死ぬって?これに名前を書かれると……死!?」
キタキツネ「おー、ゲームのアイテムにこんなのあったら余裕で攻略できそう……」
ギンギツネ「なんで貴方の頭の中はいつもゲームでいっぱいなの!?」
リューク「この説明も何度目か知らんがお前らフレンズが名前を書かれたところで死にはしないからな?」
かばん「ですのでどうか安心してください……」
ギンギツネ「すぐには無理だわ……」
103 :
◆jLRtqdurHM
:2017/06/12(月) 20:51:39.72 ID:Rslag8wj0
アライグマ「リュークさんはな、すごいんだぞー!?なんとあのしにがみかいからやってきたシニガミという動物なのだ!未確認生物なのだ!」
リューク「あのってなんだよあのって……まぁ未確認生物なのは間違ってないけどお前らだって似たようなもんだからな?」
ギンギツネ「各ちほーに回ってる理由はわかったわ、ここへは何しにきたの?」
サーバル「それは勿論!温泉だよ!」
キタキツネ「あとゲームだよ」
ギンギツネ「キタキツネ……頭痛くなるから少し静かにしてくれない?」
104 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 20:56:35.94 ID:Rslag8wj0
ギンギツネ「温泉か……今ちょうどいい湯加減じゃないしら?今からでも入れるんじゃない?」
サーバル「じゃあ早く入ろうよ!その後ゲームしよう!リュークも一緒に入るよね!」
リューク「俺はオスだし……席ははずすぞ。お前らだけで入ってろ」
サーバル「……?オスだと何かいけないことでもあるの?」
リューク「……はい?」
ギンギツネ「そうよ、問題あるの?あっ貴方知ってる?服を脱いで入るとお肌がツルツルになるのよ!」
リューク「え……お前までそれいっちゃうの!?常識人だと思ってたのに……っていうか爆弾発言してる自覚があるのかお前!?」
105 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:01:21.00 ID:Rslag8wj0
リューク「いやお前らどう見たってメスだろ!……それともそう見えるだけで本当はオスだったりするのか?」
フェネック「フレンズはねーサンドスターが当たって動物からフレンズになる時、全員女の子になるんだってー、博士が言ってた」
リューク「えぇ……」
かばん「あ……あのぼくもリュークさんと一緒に入るのは……ちょっと」
リューク(さすがはヒトのフレンズ……そういう恥じらいはあるらしい……)ホッ
106 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:07:05.24 ID:Rslag8wj0
サーバル「かばんちゃん!リュークを仲間ハズレにしたら可哀想だよ!」
かばん「えぇぇ?」
リューク「お前の優しさはどっかズレてんだよ!!」
アライグマ「さあリュークさん、服を脱ぐのだー」グイグイ
リューク「ちょ、やめろお前!第一俺のこれ脱げるかどうかわからな……」
アライグマ「アライさんも脱げたからリュークも脱げるのだ!そーれ!」
リューク「……」スカッ
アライグマ「ふぇぇ!?」ドサッ
キタキツネ「すけた」
リューク「死神にはこういう能力もあるんだ覚えとけ」
107 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 21:12:40.13 ID:Rslag8wj0
リューク「とにかく俺は入らないからな、入るなら後で1人で入る」
サーバル「うーんリュークがそこまで嫌がるなら……全員で入った方が楽しいのに……うんしょっと……」ヌギヌギ
リューク「お前何脱いでんだ……!?」
かばんちゃん「サーバルちゃん!リュークさんの前で脱ぐのは……!?」
サーバル「え?だって温泉には服脱いで入った方がいいってかばんちゃんが……」
リューク「……ちょっと雪山を散歩してくる」
フェネック「……なんでフレンズが脱ぐのも嫌がるんだろー?」
アライグマ「アライさんにもさっぱりなのだ」
108 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:36:02.50 ID:Rslag8wj0
ゆきやまちほー 温泉施設
リューク「……ただいま」
サーバル「リュークおかえり!今ゲームやってるんだ!リュークもやる?」
リューク「それは面白そうだな……これはなんてゲームだ?」
キタキツネ「格闘ゲームだよ……ボクに掛かれば永久コンボで手を出させずKOだよ」
アライグマ「キタキツネはゲームの達人なのだ……」
109 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:39:51.45 ID:Rslag8wj0
リューク「じゃあこの……マリオカートってやつ?これをやってみたい」
ギンギツネ「それは……たしかレースゲームだったかしら?」
キタキツネ「ボクにマリオカートで挑むの?いいよ受けて立ってあげる」
リューク「ゲームやると性格変わるタイプなんだな……初心者だしお手柔らかに頼むぞ」
110 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 21:46:22.88 ID:Rslag8wj0
キタキツネ「ま……負けた……ゲームマスターの……このボクが……」
ギンギツネ「すごい……キタキツネにゲームで勝つなんて……」
フェネック「リュークさん、本当にゲームはじめてなのー?」
リューク「はじめて……のはずなんだがな」
キタキツネ「ぐぬぬ……次はパーフェクトパズルで勝負だよ」ワッツユアネクストステェ-ジ
リューク「パズルゲーム…これはちょっと不利だな」
111 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 21:49:59.54 ID:Rslag8wj0
キタキツネ「勝った……」フンス
リューク「流石に頭を使うゲームだと……向いてねえな」
かばん「誰だって向き不向きはありますよ」
アライグマ「そろそろ次のちほーに行った方がいいんじゃないかー?」
かばん「リュークさんはあとどれくらいジャパリパークに居られるんです?」
リューク「だから時間は忘れたっていっただろ……でも急いだ方がいいかもしれねぇな」
フェネック「そっかー……じゃあ次はろっじだねー」
112 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 21:51:18.65 ID:Rslag8wj0
続きは明日から書きます
キャラが原作と違うとか感じたら指摘してくれると助かります
キタキツネはこれであってますかね?
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 22:02:41.40 ID:/0S8hMhOO
キャラ云々より、この話の落とし所があるのか心配だよ
114 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 22:27:37.18 ID:Rslag8wj0
落とし所は一応考えてあります
受け入れられるかどうかはわかりませんが……
精一杯頑張ります
115 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 10:42:04.95 ID:ui6JEzsOO
リューク「ロッジか……そこにはどんなフレンズがいるんだ?」
サーバル「興味津々だねリューク!」
リューク「ククッ……少なくとも死神界にいるよりはここは楽しいからな……」
かばん「ロッジはアリツカゲラさんが経営してるんです。あと宿泊客にオオカミさんとキリンさんが……」
リューク「オオカミとキリンか、人間界じゃメジャーな動物だな」
フェネック「アリツカゲラさんはー?」
リューク「それはよくわからん」
116 :
◆jLRtqdurHM
[sage sage]:2017/06/13(火) 11:05:04.07 ID:ui6JEzsOO
アライグマ「リュークさん、動物に詳しいのかー?」
リューク「何回か死神界から人間界を除いた事があってな、有名所の動物ならそこそこ知ってる……」
ギンギツネ「しにがみかいってのが貴方の住んでる所だったわね……どんなところなの?」
リューク「すごくつまんねぇ所だぜ?何にもないからな。ただ荒れ果てた荒野が無限に広がってるだけだ」
サーバル「さばんなちほーとちょっと似てるね……」
リューク「サバンナにはうまい食い物はあるだろ?死神界には砂みてぇなしなびたリンゴしかない」
117 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 12:09:19.08 ID:ui6JEzsOO
キタキツネ「ゲームはあるの?」
リューク「そんなもんあるわけないだろ」
キタキツネ「しにがみかいには住みたくない……」
サーバル「友達はいないの?一緒に遊んだらつまんなくても楽しいよ!」
リューク「気の合う博打仲間なら何人かいるが……正直あいつらは俺に対して友情なんか感じてないと思うぜ?俺もだけどな」
かばん「ばくちってなんですか……」
リューク「……知らなくていい事もある」
118 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 12:19:05.68 ID:ui6JEzsOO
ギンギツネ「時間がないなら早くろっじに向かった方がいいんじゃない?」
かばん「そうですね……皆さん準備はいいですか!」
サーバル「もちろんだよ!」
アライグマ「万端なのだ!」
フェネック「どんとこいさー」
リューク「あぁ」
かばん「ギンギツネさん、キタキツネさん、お元気で!」
ギンギツネ「ゆうえんちでまた会いましょう!」
キタキツネ「……リューク、次も負けないよ」
リューク「クククッ……次来た時はマリオゴルフで勝負してやるよ」
119 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 12:20:47.80 ID:ui6JEzsOO
ブオオオオォォォォ
ギンギツネ「ふぅ……一時はどうなることかと思ったけど……話してみるとなかなか面白い人だったわね」
キタキツネ「ゲームの腕をもっと磨かなきゃ……」
120 :
◆jLRtqdurHM
[saga saga]:2017/06/13(火) 12:59:18.52 ID:ui6JEzsOO
ロッジアリツカ
サーバル「暗くなって来ちゃったねー……ろっじで泊まろっか?」
かばん「できれば泊まっていきたいけど……」
リューク「多分大丈夫だ」
かばん「え……でもリュークさん、詳しい時間が……」
リューク「さっき思い出したんだ。下界に降りていい時間がな」
アライグマ「ホントか!?あとどれくらいジャパリパークにいられるのだ?」
リューク「確か……80時間はいてよかったはずだ」
サーバル「80時間………かばんちゃん、日数だとどれくらいだろう?」
かばん「3日…かな?」
フェネック「それぐらいあれば泊まってもいいかもねー」
121 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 19:12:16.30 ID:MTNhFEjP0
サーバル「じゃあ一日お泊まりだねー!楽しみだなー!!あっ!建物が見えて来た!おじゃましまーす!」
アリツカゲラ「いらっしゃいませー、ロッジアリツカによう……サーバルさん!?かばんさんたちも!?お久しぶりです〜」
かばん「お久しぶりです。あの時は助けてもらってなんてお礼の言葉をいったらいいか……」
アミメキリン「現行犯から被害者を守るのは探偵として当然の責務よ!礼なんていらないわ!」
アライグマ「あっ、アミメキリンもいたのだ」
アミメキリン「そのついでみたいな扱いはなによ!」
リューク(頭のネジが緩そうな奴だな……服の模様からしてこいつがキリンか……)
122 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 19:25:39.89 ID:MTNhFEjP0
サーバル「よーし早速……えい!」ペタッ
アミメキリン「のわっ!」
リューク(もう好きにしたらいい)
かばん「サーバルちゃん!?だからいきなりは……」
アミメキリン「何よもう……!!?よ……容疑者!?……貴方その色からしてこの間倒したセルリアンね!?このアミメキリンを食べようたってそうはいかないわ!」
サーバル「全然違うよ!リュークはそんな事する子じゃないよ!!」
リューク(いや似たようなこと人間相手にやってるんだけど)
アリツカゲラ「あの……キリンさん?セルリアンって……どこに?」
123 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 19:32:05.29 ID:MTNhFEjP0
アミメキリン「……何言ってるのよ!?あれに決まってるでしょ!」
サーバル「あれ……オオカミはいないんだね、散歩でもしてるの?」
リューク「すげぇなお前、この状況で関係ない話をするのか?」
アリツカゲラ「えーと……オオカミさんはお部屋に篭って漫画の執筆を……でも余り進んではいない様で……」
アミメキリン「先生確かスランプだって言ってたわね……って今はそんな話してる場合じゃないわよ!!」
フェネック「オオカミさんがスランプー?珍しいねー?」
かばん「皆さん!お願いですから会話を噛み合わせましょう!!」
124 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 19:33:51.01 ID:MTNhFEjP0
かばん、フレンズ達に事情を説明中……その間アリツカゲラはノートに触ってリュークを認知しました。
125 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 19:49:47.77 ID:MTNhFEjP0
アリツカゲラ「し……シニガミですか……でもジャパリパークにお客様が来てくださったのは喜ばしいですね!」
アミメキリン「本当に危害はないのかしらね……怪しいわ」
サーバル「だからそんなことないよ!こんな怖い顔してるけど結構気さくな子なんだー」
リューク「今更だけどその『子』っていうのやめてくんね?子供扱いされてるみたいなんだが」
アライグマ「さっきオオカミがスランプだって言ってたのだ……フェネック、すらんぷってなんなのだ?」
フェネック「いつもと比べて調子が悪い事を言うんだよアライさーん」
アミメキリン「構想が思い付かなくてペンが進まないって言ってたわ……なんでも今回はホラーの要素を前面に押し出した漫画を描きたいとかなんとか……」
126 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 19:58:33.53 ID:MTNhFEjP0
アリツカゲラ「そのせいかもしれませんが、今オオカミさんが使用してる部屋はかなりピリピリした空気が漂っていて……」
アミメキリン「先生結構神経質になっちゃってるからどうにも部屋に入りづらいのよ……部屋に入って気でも散っちゃったら申し訳ないし……」
サーバル「うーんなんとかしてあげたいけど……」
アライグマ「どうすればいいのだ……」
かばん「………リュークさん」
リューク「なんだよ」
かばん「オオカミさんの為に……絵のモデルになって貰えますか?」
リューク「は………!?」
アミメキリン「なるほどいい考えね!存在自体がホラーなリュークを先生が見たら……きっと漫画は上手くいくわ!!」
127 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 20:09:33.94 ID:MTNhFEjP0
リューク「別に存在事態がホラーなのは否定しないが大丈夫か!?俺を見て泡吹いて倒れてみろ!漫画は打ち切りだぞ!?」
フェネック「でもオオカミさんは巨大セルリアンを前にして臆せず果敢に立ち向かう肉食系だよー、むしろ喜んで『いい顔頂き!』って言うかもよー?」
かばん「賭けの部分もありますが……これがいい方法なのではないかと」
リューク「賭博を知らねぇのに賭けって言葉は知ってるのか……モデルってずっと動かないでいるんだろ?俺に務まるかよ」
アリツカゲラ「ここにプレミアム味のジャパリまんが……」
リューク「……仕方ねぇな今回だけだぞ?」
128 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 20:15:13.26 ID:MTNhFEjP0
ロッジアリツカ タイリクオオカミが仕事している部屋の前
かばん「……こうして部屋の前に立つと……なんというか」
アミメキリン「ピリピリするでしょう?」
アライグマ「早く助けてあげるのだ……リュークさん!頼んだのだ!」
リューク「……俺を見せる前に事情は話せよ?いきなりはナシだからな?」
サーバル「任せて!」
リューク「お前の任せては信用できねぇ」
かばん「ノートは僕が持ってます……部屋に入りましょう」
129 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 20:23:37.88 ID:MTNhFEjP0
ガチャ
タイリクオオカミ「………? やぁ、またろっじに遊びにきたのかい?悪いけど今手が離せないんだ、物語の構想を考えているんだけどなかなか上手くいかなくてね」
かばん「キリンさんから話は聞きました。ホラーテイストの漫画を描きたいんですよね?」
タイリクオオカミ「ギロギロよりももっと強くした奴をね……ホラーもだけど、サスペンスとかミステリー要素も組み込んでみたいと思ってるんだ……何処かに打って付けの素材はないものか……」
サーバル「かばんちゃん、今じゃない?」ヒソヒソ
かばん「うん、オオカミさんこれを…うわぁ!」ズルッ ポ-イ
アライグマ「かばんさんがコケたのだ!」
フェネック「ノートが宙に……」
タイリクオオカミ「……うぷっ」バサッ
アリツカゲラ「……ノートが……オオカミさんの顔面に」
130 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 20:27:58.01 ID:MTNhFEjP0
かばん「う……うわぁ!大丈夫ですかオオカミさん!?」
サーバル「かばんちゃんらしからぬドジを……」
リューク「こういうのってサーバルの役目かと思ってたがな」
タイリクオオカミ「いや大丈夫さ、気にしないで……今とても低い声が聞こえたけど……うん?」
リューク「……」
タイリクオオカミ「おお……これだよ!これこそ私が求めていたものだよ!!」
アミメキリン「かばんの作戦が成功したわ!」
フェネック「さすがは根っからの作家だねー」
131 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 20:59:22.00 ID:nxRMCFhJO
タイリクオオカミ「君はひょっとして……死神という動物じゃないか!?」
リューク「ほぉ、お前死神を知ってるのか?」
タイリクオオカミ「漫画の参考にするためにとしょかんで死神に纏わる文献を調べていたんだよ!君は死神のイメージにぴったりだ!」
リューク「……フレンズは今んとこかばんとフェネックしか文字を読めないんじゃなかったか?」
タイリクオオカミ「博士に文字を教えてもらったんだ」
リューク「あのチビ達がか?あいつらも文字が読めたのか」
フェネック「エイゴはさっぱりだったけどねー」
132 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 22:32:00.57 ID:nxRMCFhJO
タイリクオオカミ「うん……いいね……創作意欲が湧いてきた。物語の構想も浮かんできた。これなら最高の漫画が描けそうだよ!」
リューク「そりゃあよかったな……じゃあ俺はこれで」
タイリクオオカミ「待ってくれ!漫画の主人は君をモデルにしたい……スケッチさせてもらえないかな!?」
アミメキリン「元気を取り戻してきた……!!その意気です先生!!」
リューク(やっぱこうなるのね)
アリツカゲラ「すみませんリュークさん……約束のジャパリまん、用意しておきますね」
133 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 22:54:27.80 ID:MTNhFEjP0
誤字しすぎだよもう…
訂正します
134 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/13(火) 22:55:38.71 ID:MTNhFEjP0
タイリクオオカミ「うん……いいね……創作意欲が湧いてきた。物語の構想も浮かんできた……最高の漫画が描けそうだよ!」
リューク「そりゃあよかったな……じゃあ俺はこれで」
タイリクオオカミ「待ってくれ!漫画の主人公は君をモデルにしたい……スケッチさせてもらえないかな!?」
アミメキリン「元気を取り戻してきた……!!その意気です先生!!」
リューク(やっぱこうなるのね)
アリツカゲラ「すみませんリュークさん……約束のジャパリまん、用意しておきますね」
135 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 23:14:31.01 ID:MTNhFEjP0
ロッジアリツカ みはらし
リューク「やっと解放された……死神でもずっと動かないでいるってのは疲れるな……うまっ」ムシャムシャ
かばん「ごめんなさいリュークさん無茶いって……」
サーバル「リュークってばすっかりジャパリまんがお気に入りなんだね!」
リューク「あぁ大好物だ……ただ死神会に帰った後が心配だな……」
アライグマ「どういう意味なのだ?」
リューク「俺このジャパリまんってのがすっかりお気にいりでな……食べないでいると禁断症状が起きるかもしれないんだ」
かばん「き……禁断症状……何が起こるんです?」
リューク「体捻ったり逆立ちしたり」
フェネック「……それは見たくないなー」
サーバル「じゃあろっじを出るときに沢山持っておかないとね」
136 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 23:25:38.08 ID:MTNhFEjP0
翌朝 ロッジアリツカ
アリツカゲラ「おくつろぎ頂けましたか?またのお越しをお待ちしております〜」
タイリクオオカミ「君のおかげで私の創作意欲が最高に昂ったよ。今度漫画が完成したら是非見にきてくれ」
リューク「そりゃどうも……」
アミメキリン「先生に元気が戻ってよかった……かばんのおかげよ!流石はこの名探偵アミメキリンが見込んだだけのことはあるわね!」
サーバル「当然だよ!かばんちゃんはすごいんだから!」
かばん「あはは、照れるなぁ……」
ラッキービースト「次ノ目的地ヲ設定……次ハ……日の出港ダネ」
リューク「ひのでこう?港の事か……」
かばん「……港か……」
137 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 23:27:00.49 ID:MTNhFEjP0
また誤字が……今日の投稿はこれで最後にします
138 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/13(火) 23:28:07.24 ID:MTNhFEjP0
ロッジアリツカ みはらし
リューク「やっと解放された……死神でもずっと動かないでいるってのは疲れるな……うまっ」ムシャムシャ
かばん「ごめんなさいリュークさん無茶いって……」
サーバル「リュークってばすっかりジャパリまんがお気に入りなんだね!」
リューク「あぁ大好物だ……ただ死神界に帰った後が心配だな……」
アライグマ「どういう意味なのだ?」
リューク「俺このジャパリまんってのがすっかりお気にいりでな……食べないでいると禁断症状が起きるかもしれないんだ」
かばん「き……禁断症状……何が起こるんです?」
リューク「体捻ったり逆立ちしたり」
フェネック「……それは見たくないなー」
サーバル「じゃあろっじを出るときに沢山持っておかないとね」
139 :
◆jLRtqdurHM
:2017/06/14(水) 12:08:53.48 ID:0JlQosmwO
>>136
の続きから書きます
140 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 12:16:59.74 ID:0JlQosmwO
リューク「どうした?浮かない顔して……」
サーバル「……やっぱり船が沈んじゃた事を気にしてるの?」
かばん「……あれは仕方がないよ……黒いセルリアンを封じ込めるにはあの方法しかなかったし……」
フェネック「みなと付近はかばんさんにとっては辛い思い出が沢山あったからねー……」
リューク「黒セルリアン……あのクマみたいな奴が言ってたな……前々から気になってたんだがセルリアンがフレンズを取り込んだらフレンズはどうなるんだ?」
タイリクオオカミ「……セルリアンはサンドスターを摂取するためにフレンズを襲う……らしい。セルリアンに食べられ、サンドスターを奪われたフレンズは動物に戻り…記憶を無くしてしまうんだ」
アライグマ「珍しくオオカミが真面目な事を言ってるのだ」
タイリクオオカミ「こんな状況で冗談を言えるほど私は無神経じゃないよ」
141 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 12:25:51.52 ID:0JlQosmwO
リューク「だがサンドスターが当たればまたフレンズになるんだろ?」
アリツカゲラ「フレンズになる事は出来ても……記憶が戻るかどうかまでは分かりません」
リューク「そうか……」
サーバル「かばんちゃん……みなとはやめとく?」
かばん「リュークさんにジャパリパークを案内するって言ったのはサーバルちゃんじゃない。ぼくの都合でそこだけ案内しないなんて……」
アライグマ(ぐぬぬ……実はバスを船にする計画がある事をかばんさんに伝えてあげたいのだ……)
フェネック(アライさんがまんだよー……)
アライグマ(わかってるのだ)
142 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 12:30:49.60 ID:0JlQosmwO
かばん「そろそろ行きますね……ラッキーさん」
ラッキービースト「……マカセテ」ブォォオオオオ
アリツカゲラ「……」
タイリクオオカミ「……さて、私は漫画の執筆を」
アミメキリン「今回はどんな新作になりそうですか先生!」
タイリクオオカミ「うん……世の中に退屈していた主人公がある日突然目の前に落ちてきた黒いノートを拾うんだ……じつはそのノートは死神のノートで……」
アミメキリン「おぉぉー!!」
アリツカゲラ(かばんさん……)
143 :
◆jLRtqdurHM
[sage sage]:2017/06/14(水) 18:12:48.18 ID:yElneWzwO
日の出港
リューク「……港なのに船が何処にもないな」
サーバル「ひとつあったけど巨大セルリアンとの戦いで沈めちゃったんだ……」
アライグマ「あのときはホントにヒヤヒヤしたのだ……かばんさんが助かったと思ったら今度はボスが……」
フェネック「安堵と不安の連続だったよねー……」
リューク「……この窪みは?」
かばん「セルリアンの足跡です……まだくっきり残ってますね……」
144 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 18:21:17.94 ID:yElneWzwO
アライさん「かばんさん……ホントに大丈夫なのかー?」
かばん「平気です……船は駄目になっちゃったけど……でもみんな無事で良かった。ぼくはもうそれで……」
サーバル「かばんちゃん……」
リューク「でもセルリアンに食われても結果は記憶が無くなるだけなんだろ?死ぬよりはましじゃあ……」
サーバル「何言ってるの!?記憶が無くなっちゃうってことは……友達の顔も……みんなとの思い出も……全部忘れちゃうんだよ!?今まで3人で旅をして……みんなと出会って……そんな大切な思い出が……全部……」
フェネック「落ち着きなってー……リュークさん混乱してるよー」
サーバル「ごめん……」
リューク「……悪い」
かばん「……」
ラッキービースト「……」
145 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 18:30:41.98 ID:yElneWzwO
リューク「話を聞くにかばんは船に乗って何処かに行きたかったらしいが……目的はなんだったんだ?」
かばん「ヒトを探す為です。博士達はヒトは絶滅したっていってましたけど……でもぼくはその話を信じることかできません。諦めきれないんです。今は無理でも……いずれは島を出て、ヒトを探しに行くつもりです」
リューク「人が絶滅?……それはないだろ」
かばん「え……?」
リューク「だって死神界から人間界覗いたら人間なんか掃いて捨てるほどいるぜ?」
サーバル「……!?本当に……本当にヒトは島の外にいるの!?」
リューク「あ……あぁ、だって人間が絶滅してんだったら死神だってとっくに絶滅してるはずだ」
リューク(……ホントは人間界と此処は別の世界のはずだが……話拗らせたくないし黙ってよっと)
146 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 18:46:54.96 ID:yElneWzwO
サーバル「……よかったねかばんちゃん!後は船が完成したら外に……あっ」
かばん「……うん!……完成?」
サーバル「い……いや違っ……残念だなぁー!後は船があったらヒトを探しに行けるのになー!!」
アライグマ(あ……あぶなかったのだ……)
フェネック(サーバル誤魔化し方下手すぎだよー……)
リカオン「キンシコウさん……かばん達は一体誰と話してるんでしょう?」
キンシコウ「……もしかして昨日ヒグマさんが言っていたシニガミという動物と会話を?」
リカオン「……透明になる能力でもあるのでしょうか?カメレオンみたいですね」
キンシコウ「そんな能力聞いてないけど……側から見ると良好な関係は築いているようですね……」
147 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 18:57:33.47 ID:yElneWzwO
サーバル「あ、リカオンにキンシコウ!ずっとそこにいたの?」
リカオン「流石はサーバル……小さい声で話していたのに容易く聞かれちゃいましたね」ガサッ
キンシコウ「物陰からずっと警戒していたんですよ……ヒグマさんが貴方達を心配してましたから……」ガサッ
かばん「ヒグマさんが……」
リューク「あのクマみたいな奴か……」
リカオン「そこにいるんですよね…?シニガミが」
サーバル「えー!?ノートに触ってないのになんでわかったの?」
キンシコウ「貴方達が誰もいない方向に向かって話しかけてたからですよ……出来ればお姿を見てみたいのですが」
かばん「えっと……このノートに触れば見えるようなになります」スッ
148 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 19:25:00.10 ID:yElneWzwO
キンシコウ「それが……デスノートなんですね……」
リカオン「いくらフレンズには効かないとはいえ……こんなの触りたくなんかないですよぉ……」
サーバル「あなたたち、ノートを知って……そっか、それもヒグマに教えてもらったんだね」
フェネック「心の準備はしといたほうがいいよー?」
アライグマ「とても恐ろしい顔をしているのだ」
リカオン「待ってください……深呼吸を…」ス-ハ-ス-ハ-
リカオン「オッケーです。いつでも触れます」
キンシコウ「それでは……」スッ
リカオン「……」ピトッ
149 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 19:45:44.25 ID:yElneWzwO
リューク「よう」
リカオン「う……うわぁあ〜〜〜っ!?」ガタッ
キンシコウ「こ……これは、聞いていた以上の恐ろしさですね……」
リカオン「ほ……ほんとにアレをパークの中で連れ回して大丈夫なんですかぁ!?」
サーバル「へーきだよ!だってリュークは優しいから!」
リューク「俺がいつ優しさを見せたってんだ?」
サーバル「ヒトがいる事を教えてくれたじゃない!」
リューク(まあいいかそれはそれで……)
リューク「心配はしなくていいぞ。俺は死神だがここでは無力な存在だ」
150 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 21:08:00.24 ID:4xk0+9XC0
キンシコウ「それならいいのですが……リカオン、立てますか?」
リカオン「はい、なんとか……ジャパリパークを一周するという事は……次はさばんなちほーに向かうんですか?」
サーバル「うーん……そこ行く前に見せたい所があるんだけどなー……山とか」
フェネック「山は神聖な場所だから博士の許可がないと入る事は出来ないよ?」
かばん「緊急時以外は……あまり立ち入らないほうがいいかもですね」
リューク「……入っちゃいけない所って聞いたら……」
リューク「入ってみたくなるな」ニヤッ
151 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 21:13:01.66 ID:4xk0+9XC0
かばん「えっ……」
バサッッ!!
サーバル「うわぁぁぁ!?リュークが飛んだー!?」
アライグマ「背中から羽が生えたのだ!?」
キンシコウ「あなた……何するつもり!?」チャキッ
リカオン「まさか山に入るつもりじゃあ……!?」
リューク「ククッ……ちょっとなにがあるのか確かめて見るだけだ……追いかけようとしても無駄だぜ」ズオォォ
キンシコウ「……早いッ!!」
リカオン「一瞬で見失ってしまいました……」
152 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 21:18:37.04 ID:4xk0+9XC0
かばん「ま……まさかリュークさんが飛べたなんて……」
リカオン「早く追いかけないと……」
サーバル「待ってよ!何があるのか見てみるだけだって言ってたし……」
キンシコウ「でも山のフィルターを開けられたら……」
かばん「リュークさんはフィルターを開けられる手段は知らないですし本当に何もするつもりはないかと……」
アライグマ「アライさんだってふぃるたー?の開け方を知らないんだからリュークも大丈夫なのだ!!」
153 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 22:03:00.72 ID:4xk0+9XC0
リューク「……」バサッ
アライグマ「……戻ってきたのだ」
リカオン「え、早くない?」
リューク「……お前らが思わせぶりな事言うから覗いてみたのに……変な残骸と石しかなかったぞ……正直がっかりだ……」
キンシコウ「……フィルターは?」
リューク「フィルター?なんだそりゃ」
かばん(存在にさえ気付いていなかった……)
154 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 22:28:22.05 ID:4xk0+9XC0
フェネック「山はこれでいいとしてー……この辺はあらかた見尽くしたねぇ、じゃあ……」
サーバル「次はいよいよ……さばんなちほーだ!!私のナワバリがあるところ!!かばんちゃんと初めて出会った場所だよ!!」
かばん「サーバルちゃんと狩りごっこしたあの日から……サーバルちゃんと……ラッキーさんと一緒に……旅が始まったんだよね……なんだか感慨深いや」
ラッキービースト「……アノ旅ガボクニトッテノハジメテノガイドダッタンダ……ボクガ至ラナカッタセイデ……2人ニハ沢山苦労ヲカケチャッタネ」
サーバル「何言ってるのボス!!ボスに困らされた事は……ちょびっとあったけど、でもボスは私達を助けてくれたじゃない!!」
かばん「あの時ラッキーさんが船を沈めてくれなかったらどうなっていたか……ラッキーさんはぼく達にとって最高のガイド……いえ、最高のともだちです!!」
ラッキービースト「サ……カバン……アリガトウ」
フェネック(おや……嬉しくてついボスがサーバルに喋りかけた……でも突っ込むのは野暮ってもんだねー」
アライグマ「今サーバルに喋っ……」
フェネック「アライさーん……」
155 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/14(水) 22:48:48.89 ID:4xk0+9XC0
リューク「……はやくサバンナ地方にいこうぜ、ここにいたってなにも面白いことはねぇし」
かばん「……そうですね」
アライグマ(……絶対かばんさんに最高の船をプレゼントしてあげるのだ)
フェネック(私たちはかばんさんの為に各ちほーをばすてきなもので探し回ってたんだもんねー……)
サーバル(かばんちゃん……貴方のヒトを見つけたいって願い……必ず叶えてあげるからね!)
キンシコウ「私達は……お邪魔みたいですね。セルリアンが徘徊してないか……パトロールに行きましょうか」
リカオン「……オーダー、了解です」
156 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/14(水) 22:51:27.78 ID:4xk0+9XC0
今日は此処で終わりにします
明日からはさばんな、じゃんぐる、こうざん、さばく、こはん、へいげん……ですね
先長い……
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/14(水) 22:54:57.12 ID:wytjuNKy0
乙
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 13:06:31.72 ID:0LvpK0ve0
平和でいいなあ
デスノートが絡むと大抵ろくなことにならないからなあ
159 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 17:51:47.66 ID:On2Kx4KQO
さばんなちほー
サーバル「ここに帰ってくるのいつぶりかなー?」
かばん「懐かしいなぁ……」
リューク「……木と草以外何にもねぇな。ここもあまり面白くなさそうだ」
サーバル「そんなことないよリューク!さばんなにもいーっぱいフレンズがいるんだー!!みんなにも紹介してあげる!!」
リューク(俺の存在がパーク中に知れ渡っていく……死神の掟に触れてないだろうな?砂になって死ぬのはさすがに嫌だぞ……)
かばん「ぼく達の旅は……ここから始まりました。サーバルちゃんと初めて出会った 場所でもあります」
アライグマ「アライさんとフェネックもこのちほーから帽子泥棒の追跡を開始したのだ……いや違うのだ!それはアライさんの勘違いだったのだ!」
フェネック「勘違いしながら突っ走って行くアライさんは見てて面白かったけどねー」
リューク「へー……俺も見たかったな」
アライグマ「フェネックぅ!!?」
160 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:02:27.65 ID:On2Kx4KQO
アライグマ「勘違いだと気付いてたならなんでもっとはやく言わなかったのだー!?」
フェネック「……私へいげんちほーで勘違いかもしれないって言わなかったっけ?」
アライグマ「それは……そうだったのだ」
リューク「お前アホだな」
アライグマ「うるさいのだ!」
かばん「そういえばアライさんたちもあちこち旅をしてたんですよね」
サーバル「私達を追ってきてたんだっけ?バスがなかったのにすごい根性だね……」
161 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:38:48.22 ID:On2Kx4KQO
かばん「……あ、あそこに見えるのって……初めて木登りした場所かな?」
サーバル「……そーだ。ねぇねぇかばんちゃん!もう一回木登りに挑戦してみない?結構上手くなったんでしょ!」
かばん「うーん……でもあの時の木とは形が違うから思うように登れないかも」
リューク「登るって……結構高いじゃないか。あれは幾ら何でも人間じゃ無理だろ」
サーバル「大丈夫、大丈夫!かばんちゃんなら出来るよ!ボス!あそこまでいこっ!」
かばん「……ラッキーさん、あの木の近くまでお願いします」
ラッキービースト「ワカッタヨ」ブォオオオ
162 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 18:51:39.48 ID:On2Kx4KQO
ラッキービースト「ツイタヨ」
サーバル「頑張ってかばんちゃん!」
アライグマ「近くで見るとますます高く感じるのだ……これはアライさんでも厳しいのだ」
フェネック「高い山を自力で登ったアライさんなら余裕な気がするけどねー?」
リューク(いや無理だって……落ちそうなら下で受け止める準備ぐらいはしてやるか……)
かばん「……よし」
かばん「……うみゃみゃみゃみゃみゃみゃみゃー!!」シュバババババ
リューク「!?」
かばん(登りきれた……そしてここから)
かばん「よっ!はっ!とぅ!」シュタッ シュタッ シュタッ
サーバル「すっごーい!飛び降りることも出来たなんて!」
アライグマ「やはりかばんさんは偉大なのだ!」
リューク「……マジで?」
163 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 19:03:31.86 ID:On2Kx4KQO
リューク「……あぁ忘れてた。人間じゃなくてヒトのフレンズだもんな、そりゃあの木ぐらいは登れるか」
サーバル「でも最初の時は木登りが上手く出来なかったんだよ?私が手を貸してやっとちっちゃい木に登れたぐらい」
かばん「それどころかちょっと歩いただけすぐつまずいちゃうし……あの時のぼくは本当にダメダメでしたね」
サーバル「そんなことないよ!初めてセルリアンと闘ってた時は大活躍だったじゃない!!」
フェネック「今考えるとその時のかばんさんはフレンズになったばかりだから……体をうまく動かせなかったのかなー?」
164 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 19:27:47.98 ID:On2Kx4KQO
アライグマ「次はどこに行くのだー?」
かばん「湖に行って……カバさんに会いにいく……とか?」
リューク「……カバんさん?」
サーバル「かばんちゃんじゃないよ!カバだよ!」
リューク「……ややこしいなおい」
サーバル「カバに会う前に……友達のシマウマちゃんとガゼルちゃんを紹介しようかな、かばんちゃんも話したことないでしょ?」
かばん「シマウマさんに至っては姿さえ見えなかったからね……サーバルちゃんのお友達かぁ……会ってみたい!」
サーバル「決まりだね!早速2人を探しに行くよ!」
リューク「……広いサバンナでどうやって見つけ出すんだ?」
サーバル「2人のナワバリは大体わかるよ!私もナワバリを持ってるからね!」
165 :
◇jLRtqdurHM
:2017/06/15(木) 19:57:15.34 ID:jZNm9fi00
サーバル父「サーバルよ…もう少しはしゃぐなよ」
サーバル「父ちゃん!」
カバン「虎王様!」
周作「またでてきおったな」
サーバル父「まあそういうな飯でもくえ」
166 :
◇jLRtqdurHM
:2017/06/15(木) 19:58:13.93 ID:jZNm9fi00
周作「焼肉か」
みほ「うまそうよ」
サーバル父「有名な牛肉だえんりょしないでくえ」
みんなは肉をほうバッタ
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 20:00:45.90 ID:1UvIh6zDO
他人のスレ荒らすまでまで堕ちたかライブラ
168 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:17:20.67 ID:Z7zaMP2EO
サーバル「確かこの辺にねー……いた!おーいガゼルちゃーん!」
トムソンガゼル「ゲェー!?サーバル!!」
サーバル「ゲェーってなにゲェーって!!?久しぶりに会ったのに酷いよ!」
トムソンガゼル「ご、ごめん……だってサーバル、今恐ろしい動物と一緒に旅してるって聞いたから……」
かばん「……え?誰に聞いたんですか?」
トムソンガゼル「あなた誰?耳がないフレンズなんて珍しいね……」
かばん「初めまして、今年のサンドスターで生まれました。かばんです」
サーバル「本当は初めましてじゃないんだけどね、大分前に遠くからガゼルちゃんを見つけたんだよ!」
トムソンガゼル「そうなの?全然気づかなかったなぁ」
169 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:28:47.74 ID:4bIuE2oXO
かばん「それで……その話は誰から?」
トムソンガゼル「博士達だよ。昨日シニガミっていう恐ろしい動物が現れたらしいからあちこちのちほーを飛び回って注意喚起してるらしいよ?」
リューク「……へぇ、そりゃ英断だ」
アライグマ「別にリュークは恐ろしくもなんともないのだ」
フェネック「まぁ気持ちはわかるけどねー……カバさんはもう知ってるのー?」
トムソンガゼル「多分知ってるんじゃないかなー……でも話と違って恐ろしい動物なんかどこにもいないね?」
かばん「……それはですね……」
170 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:41:16.24 ID:A5pX1Q1T0
サーバル「まった!その前に……ガゼルちゃん、シマウマちゃんは?」
トムソンガゼル「……シマウマならあそこの草陰でガタガタ震えてるよ」
サバンナシマウマ「……」ガタガタガタ
リューク「……これ俺を見せたらやばいんじゃねぇのか?」
サーバル「へーきへーき、ちゃんと説明すればわかってくれるよ!」
リューク「なんでお前はいつもそうポジティブシンキングなの?」
171 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 20:48:34.08 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「……今誰に話しかけたの?」
サーバル「実はこのノートって本を触らないとリュークの姿は見えないんだ!」
サバンナシマウマ「リュ……リューク?」
かばん「リュークさんはとても怖い顔をしてるんですが根は優しい人なんです………多分」
アライグマ「そうなのだ!きっと仲良くなれるのだ」
トムソンガゼル「うーん……シマウマ、出ておいで」
サバンナシマウマ「さ……触るんですか?」
トムソンガゼル「怖いけど……なんか気になるじゃない?」
サバンナシマウマ「……怖いもの見たさってやつですか?」
トムソンガゼル「うん、多分それ」
172 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 21:51:51.83 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「シマウマはどうする?」
サバンナシマウマ「……触って……みようかな」
かばん「では……どうぞ」スッ
トムソンガゼル「ごくり……」ピトッ
サバンナシマウマ「……」ピトツ
リューク「………」
トムソンガゼル「わぁ………」
サバンナシマウマ「ひ……ひぃ」ブルブル
リューク「……食べちゃうぞー」ボソッ
かばん「うぇぇ!?」ビクッ
173 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 21:58:44.74 ID:A5pX1Q1T0
トムソンガゼル「うわぁーーん!!怖いよぉ〜!!!」ダッ!!
サバンナシマウマ「助けてぇーー!!!」ダッ!!
アライグマ「逃げちゃったのだ!」
サーバル「もうリューク!なんであんなこと言ったの!」
リューク「なんかリアクションがイマイチだったから驚かせてやろうと思って……」
かばん「ノートをフレンズさんに触らせるのを嫌がってたじゃないですか!どういう心境の変化ですか!?」
リューク「そうだったけどどうせ俺の姿が見られるのを避けられないならノった方が面白じゃん?」
フェネック「見事に開き直ったねー」
174 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 22:04:31.17 ID:A5pX1Q1T0
リューク「次はカバに会いにいくんだろ?あいつの反応も今から楽しみだ……」クククッ
サーバル「おぉ……まるで考え方が変わっちゃったよ」
かばん「今から追いかけても追いつきそうにないですし……サーバルちゃん、あの2人はどうしよっか?」
サーバル「うーん……いいや、後でごめんなさいして説明してあげれば……じゃあ次はカバに会いに行こう!」
かばん「わかったよ……リュークさん!アレはもう次からはナシですよ!」
リューク「……悪ふざけが過ぎたな」
アライグマ「り……リュークはアライさん達を食べるのか……」ガタガタ
フェネック「アライさーん、冗談だってばー」
175 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/15(木) 22:06:15.81 ID:A5pX1Q1T0
ね……眠い……
明日書きます
仕事が邪魔してなかなか進まないな……
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 22:56:21.68 ID:vrJtJIkyo
白目リュークはマジモンの死神してるから逃げるのも仕方ない
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/16(金) 04:10:22.58 ID:wFHhbSAko
面白い
178 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 07:17:49.28 ID:Jnnay2ZtO
さばんなちほー 水飲み場
サーバル「カバいるかなー?」
アライグマ「の……喉がもうカラカラなのだ……」
かばん「ここでちゃんとお水を飲んだ方が……リュークさんは大丈夫ですか?」
リューク「死神は水を飲まない程度じゃ死なない」
フェネック「ジャパリまん食べずにいたら禁断症状起こしちゃうのにー?」
リューク「……あれは嗜好品のようなもんだし」
179 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 07:34:13.42 ID:Jnnay2ZtO
カバ「だーれー?」ザバァ-ン
かばん「うわぁ!?……カバさん……」
カバ「かばん……博士達から聞きましたわよ?身の毛もよだつ程の化け物を連れてパークを旅してるとか……」
サーバル「やっぱりカバも聞いてたんだ!」
カバ「もうサーバル……あまり博士達に心配を掛けさせてはダメよ?……ところでシニガミという動物は何処にいるんですの?」
リューク(え……これがカバ?俺の知ってるカバはもっとこう……ずんぐりむっくりだった気がしたんだが……)
180 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 20:25:54.68 ID:XWjwl1ULO
かばん「これを触れば見えるようになるんです」スッ
カバ「なんですの?これ……」
サーバル「デスノートっていうんだって!」
カバ「そういえば博士達が黒い本について説明してたわね、名前を書かれると死ぬとか……本当に危険はないのね?」
かばん「はい、ぼくが保証します。どうか信じてください」
カバ「あらまぁ……すっかり顔立ちが逞しくなって……わかったわ……貴方を信じる」
リューク(こりゃ面白い反応は期待できそうにないか……)
アライグマ「リュークが凄くがっかりしてるようにみえるのだ」
フェネック「絶対碌なこと考えてないねー」
181 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 20:38:54.77 ID:XWjwl1ULO
カバ「……」スッ
リューク「……」
カバ「……なんだか思ってたより怖くありませんわね」
リューク「意外な反応だな……」
アライグマ「カバならこう反応するだろうなーってなんとなく思ってたのだ」
カバ「だって博士ったら貴方のことを『邪悪の化身』とか『この世に存在してはならない悪魔』って必死な表情で私に訴えてましたのよ?私はもっとおぞましい姿をしてると思ってたわ」
リューク「……その認識で間違ってないとは思うがあいつら言いたい放題だな」
かばん「さっきのガゼルさん達の反応が最初はイマイチだったのってそのせいなんですかね?」
リューク「あれはあれで結構怖がってただろ。開いた口が塞がらなかっただけで」
182 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/16(金) 23:22:49.01 ID:XfG4opWC0
明日から続き書きます ね
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/17(土) 01:24:41.73 ID:5329zB2Uo
明日になったぞ
待ってるぞ
184 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 11:20:24.10 ID:EImQUzpiO
カバ「うふふ、かばんったらすっかりシニガミと仲良しなのね」
かばん「はい!」
カバ「……友達は沢山出来たかしら?」
サーバル「かばんちゃんはみんなの為に頑張ってきたんだもん!当たり前だよ!」
カバ「それは良かったわ……これを機にそのお堅い喋り方……やめたほうがいいのではなくて?」
かばん「お堅い……?どういうことでしょうか?」
カバ「ほらそれよ。他のみんなと話す時も……サーバルに話しかけてる時みたいに喋り方を崩したほうがいいのではなくて?」
かばん「……あー」
185 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 11:39:07.53 ID:EImQUzpiO
アライグマ「それはアライさんも気になってたのだ。どうしてサーバルにだけ喋り方が違うのだ?」
フェネック「ちゃんって名前につけるのもサーバルだけだよねー……」
サーバル「私がそう呼んでって言ったんだよ!……でもカバの言う通りかも……かばんちゃん、喋り方を変えてみない?試しにフェネックをフェネックちゃんって呼んでみなよ!」
かばん「えー……いきなりそう言われても」
サーバル「じゃあリュークの事をリュークちゃんって……」
リューク「やめろ」
186 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:02:45.42 ID:pYtBNTEKO
かばん「じゃあ……ふぇ……フェネックちゃん?」
フェネック「おぉう……なんだかちょっと恥ずかしいねー」
アライグマ「アライさんにもお願いしますなのだ!」
かばん「えっと……アライちゃん」
アライグマ「おー!なんだか新鮮なのだ!」
カバ「その調子よ、別に急かしてる訳ではないのよ?ゆっくり変えていけばいいわ」
かばん「はい!ありがとうございますカバちゃん!……あっ」
カバ「ふふふっ……どういたしまして」
リューク「クククッ……随分と進展したじゃないか」
かばん「はい!リュークちゃん!!」
リューク「やめろっつっただろ」
187 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:22:48.14 ID:pai77wa6O
かばん「あっまた……すいません」
リューク「……今まで通りの呼び方でいいぜ。ちゃん付けはその……なんだ。照れる」
フェネック「今リュークさん照れてるのー?顔全然変わってないけどねー……」
カバ「ジャパリパークを一周していると言うことは……次はじゃんぐるちほーに向かうのね?」
サーバル「そうだよ!しんりんちほーのとしょかんがゴールだから……あとはじゃんぐるとさばくとこはんとへいげんだね!」
かばん「こうざんのカフェを忘れちゃダメだよサーバルちゃん」
サーバル「あっそっか……」
カバ「フレンズにシニガミを紹介するのはいいのだけど……あまり怖がらせてはダメよ?」
サーバル「はーい」
カバ「あと水はちゃんと飲んでおきなさいね。あなたは汗をあまり汗をかかないから……」
サーバル「はーい」
カバ「あとは……」
リューク「お前はオカンか」
188 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:24:24.27 ID:pai77wa6O
なぜ二回言ったし
訂正
189 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 13:25:41.02 ID:pai77wa6O
かばん「あっまた……すいません」
リューク「……今まで通りの呼び方でいいぜ。ちゃん付けはその……なんだ。照れる」
フェネック「今リュークさん照れてるのー?顔全然変わってないけどねー……」
カバ「ジャパリパークを一周しているということは……次はじゃんぐるちほーに向かうのね?」
サーバル「そうだよ!しんりんちほーのとしょかんがゴールだから……あとはじゃんぐるとさばくとこはんとへいげんだね!」
かばん「こうざんのカフェを忘れちゃダメだよサーバルちゃん」
サーバル「あっそっか……」
カバ「フレンズにシニガミを紹介するのはいいのだけど……あまり怖がらせてはダメよ?」
サーバル「はーい」
カバ「あと水はちゃんと飲んでおきなさいね。あなたは汗をあんまりかかないから……」
サーバル「はーい」
カバ「あとは……」
リューク「お前はオカンか」
190 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 14:20:19.36 ID:rmLoxA0+O
かばん「そろそろ……カバさん!アドバイスありがとうございます!」
カバ「気をつけるんですのよー」
ラッキービースト「次ノ目的地ハじゃんぐるちほーダネ。出発スルヨ」ブォォォォォ
サーバル「まったねー!カバ!!」ブォォォォォ
カバ「……」
カバ「かばんは……何も出来ない子なんかじゃないわ……貴方なら島の外に出ても……きっと大丈夫よ」
191 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 16:42:50.02 ID:K8CTzwG3O
さばんなちほー ゲート付近
かばん「ここでセルリアンと初めて戦ったんですよね……」
サーバル「かばんちゃんが作った紙飛行機……あれのおかげでおっきいセルリアンを倒せたんだ!」
アライグマ「かばんさんとサーバルの活躍のおかげで……アライさん達は安全にじゃんぐるちほーに向かえたのだ!」
フェネック「ゲートの先をちょっと歩いたところがー……ボスとかばんさん達が出会ったところなんだっけ?」
サーバル「そうだよ!あの時はびっくりしたなぁ……だってボスが喋ったんだもん」
リューク「なんでボスって奴はフレンズには話しかけないんだ?」
サーバル「えーと……ヒトの……きんきゅうじたいがどうとかって……」
かばん「つまりヒトとフレンズさんに何か危機が迫ればラッキーさんはフレンズさんと話ができるんだね」
サーバル「そうそれだよ!!」
リューク「え?それじゃあ死神である俺がすぐ近くにいるんだからそこのボスはフレンズに話せるんじゃないのか?」
192 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 17:06:34.21 ID:TlwIW3UvO
かばん「どうなんですか?ラッキーさん」
ラッキービースト「リュークガフレンズノ生態系ニ害ヲ及ボサナイコトガワカッタカラダヨ……ホントハ話スベキナノカ若干迷ッテイタンダケレドモ、コレマデリュークト一緒ニ旅ヲ続ケテキテ、ソノ必要ハナイト判断シタンダヨ」
リューク「そういえばこいつは機械のくせに俺が見えるんだよな……」
ラッキービースト「ノートヲ調ベル時ニ触レタカラネ」
リューク「機械だから見えるのはおかしいだろって話してんだが……え?今俺に反応した?」
ラッキービースト「リュークハモウオ客様ダカラネ。オ客様ニパークヲ案内シテ回ルノハパーグガイドデアルボクノ仕事サ」
リューク「えぇ……マジか」
ラッキービースト「……サァ、じゃんぐるちほーニ向ケテ出発ダヨ。準備ハイイカイ?リューク」
サーバル「おー!!」
リューク「お……おう」
193 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:44:06.07 ID:1QCo9xfcO
じゃんぐるちほー
ザァァァアァ
サーバル「え、えー!?すごい大雨!!さっきまで晴れてたのに……それにすごい風!!」
ラッキービースト「スコールダネ、ジャングルデハ良ク起キル現状ダヨ」
アライグマ「うわー!!バスの屋根がまるで意味を成さないのだ!?」
かばん「横から雨が大量に!?」
フェネック「何処かで雨宿りしよーよー……」
リューク「多分突風と雨は長続きしないだろ、そうしたほうがいいぜ」
194 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:51:37.99 ID:1QCo9xfcO
かばん「とりあえず木の下に移動して……あれ?あの人は……」
キングコブラ「……お前達も雨宿りに来たのか?ってかなんだそれ……動物か?」
サーバル「バスって言うんだよ!……あれ?あなたは確か……」
キングコブラ「キングコブラだ。お前達とは大分前に会ったことがあるよな?……」
かばん「はい、あまり長く話してなかったですけど」
フォッサ「あれー?サーバル?久しぶりじゃん!」
サーバル「フォッサ!フォッサも雨宿りに?」
フォッサ「そうだね……まあじゃんぐるちほーじゃままある事だろ?どうせすぐ止むって」
195 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 19:56:33.91 ID:1QCo9xfcO
リューク「……さっそく2人フレンズみっけ!おいかばん!早くノートを触らせてみろよ!!」
かばん「ノリノリじゃないですかリュークさん……最初の時とえらい違いですね」
フェネック「まずは事情を話してからじゃないとねー……」
フォッサ「……?誰と話してるのさ?」
キングコブラ「ひょっとして……博士が言ってたシニガミって奴か?」
かばん「やっぱりじゃんぐるちほーでもリュークさんのことは知れ渡っているんですね……」
196 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:01:54.36 ID:1QCo9xfcO
かばん「えーっと……博士から既に聞いているかと思いますが……」
かばん、フレンズ達に事情を説明中……
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