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アライグマ「ふっふっふー、ついにお宝を見つけたのだ!」
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1 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 11:28:28.84 ID:6whAjAQcO
フェネック「アライさーん、お宝って一体なーにー?」
アライグマ「これなのだ!」バ-ン
フェネック「……まっくろだねー、それ確か本ってやつだよね。としょかんにいっぱいあったよー」
アライグマ「アライさんはツイてるのだ。これは明らかにジャパリパークには存在していない幻のお宝なのだ……よーし早速洗……」
フェネック「……アライさーん」ガシッ
アライグマ「フェネックゥ!?」
SSWiki :
http://ss.vip2ch.com/jmp/1497061708
2 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 11:35:41.29 ID:6whAjAQcO
フェネック「アライさん急いじゃダメだってばー、本は水に濡らすと駄目になっちゃうんだよー」
アライグマ「そ……そうなのか?わかったのだ……そういう事なら洗うのはやめるのだ……」
フェネック「その本……なにか書いてあるねー……文字かな?」
アライグマ「読めるのかフェネック?」
フェネック「かばんさんにちょっとだけ教えてもらったんだー……んー……」
3 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 11:39:42.44 ID:6whAjAQcO
フェネック「全然わかんないやー」
アライグマ「ふぇぇ!?」
フェネック「かばんさんから教えてもらった文字となんか違う気がするんだよねー……」ペラッ
フェネック「……多いねー」
アライグマ「うわっ……アライさん目眩がしてきたのだ……」
4 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 11:43:21.33 ID:6whAjAQcO
フェネック「これはかばんさんに見てもらったほうがいいかもしれないねー……私じゃあ手に負えないよ」
アライさん「よーし!早速かばんさんに会いに行くのだ!……かばんさんって今どこにいるのだ?」
フェネック「としょかんじゃないかなー、たしかはかせたちに料理を作るってかばんさん昨日いってたし」
アライさん「早速としょかんに向かって出発!なのだー!」
フェネック「はいよー」
5 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 11:49:15.67 ID:23Urh8T6o
またおまえか
6 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 12:06:10.95 ID:GubK84oi0
しんりんちほー としょかん 外
サーバル「うみゃみゃみゃみゃ!」ズバズバズバッ
かばん「すとっぷ!……ありがとうサーバルちゃん。野菜はもうそれぐらいでいいよ」
サーバル「えっへん」
ヒグマ「……」フ-フ-
かばん「ヒグマさん、水を沸騰させたいので火をもっと強くして貰えますか?」
ヒグマ「わかった。まかせろ」フ-フ-フ-
7 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 12:11:51.81 ID:GubK84oi0
コノハ博士「かばん、まだ料理は出来ないのですか?早く作るのです。我々お腹がペコペコなので」
ミミ助手「我々お腹がペコペコなのですいりりょくが40ぱーせんとげんなのです。早く作るのです。」
コツメカワウソ「私、料理たべるの初めてー、わーいたのしみたのしみー!」
ジャガー「どんな味なんだろう……わからん」
かばん「すいませーん!もう少し待っていただけますかー!」
8 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 12:12:54.42 ID:GubK84oi0
>>5
……俺です
9 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 12:18:49.94 ID:GubK84oi0
ヒグマ「ったく……私にはハンターの仕事があるのになんでこんな事……」
かばん「すいませんヒグマさん……今日はフレンズさん達が多くて……」
ヒグマ「かばんは気にしなくていいよ。今発生してるセルリアンは小型の奴ばかりだし、あの2人だけでも十分やっていけるだろう……火加減はこれぐらいでいいのか?」
かばん「はい!ありがとうございます」
サーバル「かばんちゃーん!もう野菜入れていいのー?」
かばん「待ってサーバルちゃん!沸騰するまで入れないでね」
10 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 12:25:18.66 ID:GubK84oi0
アライグマ「たのもー、なのだ!」
コノハ博士「うるさいのです。としょかんでは静かにするのです。」
フェネック「やっぱり料理中だったねー……」
ジャガー「お、あんた達はあの時の……その手に持ってるの何……?」
フェネック「アライさんが見つけたんだけどねー、文字が書いてあるんだけど全然読めないんだよー……ひょっとしたら博士も読めるのかな?」
ミミ助手「それは………『ノート』ですか」
11 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 12:35:46.35 ID:GubK84oi0
アライグマ「のーと……?」
コノハ博士「ヒトが文字を書き留める為に使う道具なのです。まだ使われてないなら表紙以外は真っ白のはずなのです。」
フェネック「……確かにほとんど真っ白だねー」ペラペラ
コツメカワウソ「なになに?のーと?のーとって何なの?おもしろそー!」
ミミ助手「いま博士が説明したのです。お前は馬鹿なのですか?」
アライグマ「そうだ!アライさん達はかばんさんに会いに来たのだ!どこにいるのだ?」
コノハ博士「かばんはいま手が離せないのです」
12 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 12:45:35.84 ID:GubK84oi0
かばんさん「お待たせしましたー……って」
アライグマ「かばんさん!こんにちはなのだ!」
フェネック「こんにちはー」
サーバル「あっ!アライさん!フェネックもいる!」
ヒグマ「……いつの間にかフレンズが増えてるじゃないか……悪いけどお前達の分は……」
アライさん「……」ギュルルルル
フェネック「……」グゥ-
ヒグマ「……あと2つ作ってあげるか、かばん」
かばん「そうですね……」
13 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 12:50:35.52 ID:GubK84oi0
食事後
コツメカワウソ「あー、おいしかった!」
ジャガー「料理ってこんな味だったんだね……くせになりそう」
コノハ博士「まんぷくまんぞくなのです」
ミミ助手「今日はもう寝るのです」
かばんさん「気に入ってくれてよかったです。じゃあぼくはこれで……」
アライグマ「ちょっとまつのだー!」
14 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 12:54:28.17 ID:2unZ1pfIo
この世界ならデスイレイザーありそう
15 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 12:56:02.29 ID:GubK84oi0
かばん「アライさん……どうしたんですか?」
アライさん「実はかばんさんに見せたいものがあるのだ」
かばん「ぼくにですか?」
コノハ博士「さっき我々に見せたノートのことですか」
かばん「の…ノート?」
サーバル「ノートってなあに?」
16 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 13:03:07.56 ID:GubK84oi0
フェネック「これのことだよー」スッ
かばん「本…ですか?かなり薄いですけど……」
サーバル「あっなんか書いてあるよ!これ文字っていうんだよね?」
アライグマ「アライさん達は文字が読めないのだ……だからかばんさんに読んでもらいたいのだ!」
ヒグマ「へー……かばん、これ読めるのか?」
かばん「えーと……」
かばん「すいません……読めないです」
17 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 13:09:02.17 ID:GubK84oi0
サーバル「えー!?かばんちゃんでも読めないの!?」
ジャガー「意外だね……」
かばん「ぼくの知ってる文字とは……全然違う。何で読むのか全然わからないよ……」
コノハ博士「この文字は『英語』なのです」
ミミ助手「かばんが読める文字は『日本語』というのです。ジャパリパークでは両方使われていますが、使われている文字は日本語が多いのです」
サーバル「文字ってそんなに種類があったんだね……」
18 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 13:15:42.44 ID:GubK84oi0
ヒグマ「そこまで知ってるなら博士達なら読めるんじゃないか?」
かばん「あっ、そうですよね……博士、どうですか?」
コノハ博士「……」
ミミ助手「……」
コノハ博士「翻訳するのにうってつけの本がとしょかんにあるのです。付いてくるのです」
ミミ助手「付いてくるのです」
かばん(読めないんだ……)
ヒグマ(読めないんだな……)
サーバル(読めないんだね……)
ジャガー(……全然わからん)
19 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 13:27:39.70 ID:GubK84oi0
コノハ博士「これなのです」ドン
かばん「うわっ!分厚い……」
コツメカワウソ「わーい!なにこれなにこれー!へんなのー!」
ミミ助手「英和辞典なのです。この本には日本語と英語、両方の言葉の意味が書いてあるのです」
サーバル「これで頭ぶつけちゃったらいたそうだねー」
ヒグマ「あぁ、石にぶつけたら弱いセルリアンなら一撃で倒せそうだ」
かばん「なるほど……これを使ってノートに何が書いてあるのか調べるんですね?」
アライグマ「さすがかばんさん!聡明なのだ!」
20 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 13:32:50.92 ID:GubK84oi0
かばん「わかりました。調べてみます」
フェネック「そういうことなら私も手伝うよー、少しは文字読めるからねー」
かばん「フェネックさん……ありがとうございます」
サーバル「ごめんねかばんちゃん……私も文字が読めたら……」
ジャガー「ごめん……手伝ってやりたいけど……」
かばん「気にしないでサーバルちゃん、ジャガーさんも……その気持ちだけで充分嬉しいよ」
コツメカワウソ「じゃあ私手伝うー!」
コノハ博士「お前がいたところで無駄なのです」
ミミ助手「すわってろなのです」
21 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 13:47:50.77 ID:6whAjAQcO
かばん「まずこの大きく書いてある『 DEATH NOTE』の文字から調べましょうか」
フェネック「あいよー……どこひらけばわかるかなー……」ペラペラッ
サーバル「私達がいると邪魔だね……外に出てようか」
ヒグマ「そうだな」
コノハ博士「かばん。頑張るのです」
ミミ助手「ファイトなのです」
ジャガー「博士達もかしこいんだから手伝えばいいのに……」
コツメカワウソ「わーい!」
アライグマ「フェネック……信じてるのだ」
22 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 13:56:26.18 ID:GubK84oi0
死神界
リューク「………」
リューク「やべぇ……ノートを人間界に落とすつもりが……」
リューク「変なとこに落としちまった」
23 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 14:37:17.53 ID:6whAjAQcO
しんりんちほー としょかん 中
かばん「Deathは英語で死ぬっていう意味なんですね……」
フェネック「いきなり怖い文字だねー、noteはそのままの意味でノートの事だね」
かばん「ということは繋げて読むと死のノート……うーんどう考えてもまともな物とは……」
フェネック「次のページは大変だよー?いっぱい書かれてるからねー」
かばん「本当ですね……じゃあ1番上から……」
ラッキービースト「ボクモ手伝ウヨ、カバン」
かばん「わっ!ラッキーさん!」
フェネック「あっボス……」
24 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 14:42:41.44 ID:6whAjAQcO
フェネック「かばんさんの腕に付いてるのがボスなんだっけ……びっくりしたよー」
かばん「ラッキーさん……休眠はもういいんですか?」
ラッキービースト「大丈夫ダヨ」
フェネック「ボスが手伝ってくれるなら早く終わりそうだよーありがとねー」
ラッキービースト「………」
フェネック「相変わらずかばんさんとしか話してくれないんだねー……」
かばん「すいません……」
25 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 14:50:39.91 ID:6whAjAQcO
しんりんちほー としょかん 外
コツメカワウソ「わーい!」ヒョイヒョイ
ジャガー「かばん……大丈夫かなぁ」
サーバル「大丈夫だよ!かばんちゃんはすごいんだよ!!」
コノハ博士「ヒグマ、用はもう済んだのです。ハンターの仕事に戻っていいのです」
ヒグマ「いや……今日一日は大丈夫だよ……かばんが心配だからな」
ミミ助手「ノートを翻訳するだけなのですよ?」
ヒグマ「そうなんだが……なんかあのノート……とても嫌な感じがしたんだ。上手く説明できないが……」
26 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 14:54:35.20 ID:6whAjAQcO
アライグマ「ええ!?それじゃフェネックも危ないだ!早く助けるのだ!!」
ヒグマ「ちょ……落ち着けって!まだそうと決まったわけじゃないから!」
アライグマ「何かあってからじゃ遅いのだ!」
ヒグマ「……もしもの時は私が突入してかばん達を救う……まぁ……大丈夫だろうけどな」
ジャガー「なんか雲行き怪しくないか?」
コツメカワウソ「さぁ?」ヒョイヒョイ
27 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 15:10:55.90 ID:6whAjAQcO
ジャガー「本当は料理食べたらカワウソと一緒にすぐじゃんぐるちほーに帰る予定だったんだけど……セルリアンハンターのヒグマがそういうなら……私も残るよ」
ヒグマ「ジャガーもいてくれるなら百人力だな。これで万が一の事があっても大丈夫だろ……」
コツメカワウソ「私も残るー」
ジャガー「……カワウソは別に1人で帰ってもいいんだよ?」
28 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 15:50:09.04 ID:GubK84oi0
しんりんちほー としょかん 中
かばん「humanは人間の事……nameは名前……このdieって英語は……」
ラッキービースト「ソノ単語モ、死ヌ、トイウ意味ダネ」
フェネック「Heartは心臓かー……attackは攻撃……じゃぁこの
heart attackって……」
かばん「ラッキーさん、どういう意味かわかりますか?
ラッキービースト「……心臓麻痺……トイウ意味ダヨ」
フェネック「心臓麻痺?」
29 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 16:02:09.42 ID:GubK84oi0
ラッキービースト「心臓トハ全テノ動物ニツイテイル全身ニ血液ヲ送ルタメノ大切ナ臓器ダヨ……心臓麻痺ハ何ラカノショックガ原因デ心臓ノ活動ガ停止スル事ヲ指スンダ。心臓ガ停止シテシマウト……動物ノ生命活動ハ止マリ……死ンデシマウンダ」
フェネック「……さっきかばんさんが翻訳した文字と合わせると……」
かばん「このノートに名前を書かれると……心臓麻痺で死ぬ……?」
30 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 16:35:18.74 ID:oBvQ7iZlo
まさかのとんでもねぇクロス
31 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 16:38:24.45 ID:GubK84oi0
しんりんちほー としょかん 外
かばん「……」バタン
フェネック「……」
ジャガー「おっ、出てきたな……」
サーバル「かばんちゃん!何かわかった?……」
かばん「サ……サーバルちゃん」
アライグマ「フェネック!無事なのかー!?怪我はないか!?」
フェネック「……だ、大丈夫だよー……アライさーん。とんでも無い物拾ってしまったねー」
アライグマ「明らかに元気が無くなってるのだ……アライさんでも分かるのだ……」
ヒグマ「その様子だと……あまりいい事は書かれてなかったみたいだな?」
かばん「はい……」
32 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 16:44:10.28 ID:GubK84oi0
かばん、フレンズ達にノートの効力を説明中…
33 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 17:25:09.62 ID:GubK84oi0
コツメカワウソ「……ノートに名前を書かれると、死んじゃう!?名前を書かれると死んじゃうの!?」
コノハ博士「死因を書くとその通りに……死因を書かなければ心臓麻痺……冗談みたいな話なのです」
ミミ助手「死因を書くと6分40秒という制限時間付きで詳しい死の状況が書ける……ですか……焼死、溺死、感電死……恐ろしい事なのです」
サーバル「……よくわからないけどすっごく怖いよ!」
アライグマ「あ……アライさんはそんな恐ろしい物を宝物にしようとしていたのか……」ガタガタブルブル
34 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 17:33:26.36 ID:GubK84oi0
アライグマ「アライさんはもう……こんなのいらないのだ!」
サーバル「どうしようかばんちゃん……こんな恐ろしいもの」
ジャガー「どこかに捨てる……っていうのは?」
ヒグマ「駄目だ。他のフレンズが拾う可能性がある……そいつが興味本位で使ってしまったら……」
コツメカワウソ「川の底に沈めちゃえば?」
かばん「それも駄目です……。川に生息しているフレンズさん達もいます。同じ理由で海も駄目でしょう……。」
コノハ博士「フレンズは基本書くものをもってないし文字も書けないのでその辺は大丈夫だと思いますが……」
ミミ助手「こんなもの……早く処分したほうがいいのです」
35 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 17:43:35.88 ID:GubK84oi0
かばん「方法はあります」
サーバル「何?どうすればいいの!?」
かばん「……火をつけて燃やしてしまうんです」
フェネック「……それがいいかもねー」
ヒグマ「これが燃えるかどうかよくわからんが試してみる価値はあるな」
コノハ博士「……としょかんからマッチをもってくるのです」
36 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 17:52:55.81 ID:GubK84oi0
死神界
リューク「ゲッ……あいつらノートを燃やそうとしてやがる!」
リューク「まずいな……本当は数日待って降りるつもりだったんだが……」
リューク「……予定を変更するか」
37 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 19:28:50.84 ID:GubK84oi0
しんりんちほー としょかん 外
ヒグマ「準備はいいな?」
コツメカワウソ「ノート燃えちゃうのかー…ノート使ってなんか遊びを考えよーかなーって思ってたのに……」
ジャガー「縁起でもないこと言わないでくれよ……」
かばん「……お願いします。ヒグマさん」ボッ
ヒグマ「よし……この松明を近づければ……」
リューク「それを燃やすのは待ってもらおうか」
フレンズ一同「………!!!?」
38 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 19:30:11.72 ID:GubK84oi0
かばん「うわあああぁぁ!!?た…食べないでください!!」
リューク「食べねぇよ」
39 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 19:46:11.07 ID:GubK84oi0
ヒグマ(野生解放モード)「な……なんだこいつは!新手のセルリアンか!?」チャキッ
ジャガー(野生解放モード)「わ…わからん!でもかばんに手出しはさせない!」ガルルル
コツメカワウソ(野生解放モード)「わーい口がおっきーぞー!!」
コノハ博士「こ……こ…」シュッ
ミミ助手「博士!?細くなってる場合じゃないのです!」
リューク(突然目が光り出しやがった……というかこいつら……)
リューク(……なんで名前と寿命が見えないんだ?)
40 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 19:50:00.73 ID:GubK84oi0
リューク「名前と寿命が見えないのは死んだやつだけなのに……お前らひょっとして人間じゃないのか?」
サーバル「…に……ニンゲン……ってなに?」
かばん「……ヒトのことだよ……サーバルちゃん……」
アライグマ「……ひ……ヒトはかばんさんしかいないのだ……」
リューク「……こいつのことか?」
リューク(こいつの名前と寿命も見えないんだけど……)
41 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 19:52:52.26 ID:GubK84oi0
リューク「よくわからねーがお前らは人間じゃないんだな?じゃあ納得だ……」
ヒグマ「言葉は通じるみたいだな……」
ジャガー「一体何者なの……あんた」
リューク「俺は死神のリュークだ。ノートをうっかり落としちまったんで取りにきたんだよ」
フェネック「……あなたがこれの持ち主なのー?」
リューク「………あぁ」
42 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 20:19:02.32 ID:GubK84oi0
ヒグマ「こんな奴がノートの持ち主ってことは……」
ミミ助手「このノートは本物なのです……疑っていたわけではないですが……」
リューク「まぁ本物っちゃぁ……本物なんだが……」
かばん「なんだか歯切れ悪いですね?……」
リューク「お前らの名前をこのノートに書いたところで……多分死なないと思うぞ?」
アライグマ「ど……どうしてなのだ?」
リューク「ノートが効力を発揮するのは人間に限られるからだ」
43 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/10(土) 20:28:24.70 ID:GubK84oi0
リューク「俺達死神は人間から寿命を頂いてその分長生きする為にノートを使う。だが他の動物からは寿命を貰うことはできない……必要がないからだ。だから人間じゃないお前らはノートに名前を書いたとしても死なない」
サーバル「で…でもかばんちゃんはヒトだよ?かばんちゃんは死んじゃうよね?」
リューク「……多分そいつも死なない」
コノハ博士「……フレンズだからですか?」
リューク「フレンズというのが何かは知らないが多分そうだろうな」
44 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/10(土) 20:53:38.78 ID:GubK84oi0
ヒグマ「かばんは一度黒いセルリアンに取り込まれてるからヒトそのものに戻ったんじゃないのか?」
コノハ博士「いえ……かばんは再びサンドスターの影響を受けているのです」
ミミ助手「かばんの手を見ればわかるように……いまのかばんはフレンズのなりかけなのです」
リューク「お前らの話がさっぱりわからないんだが……セルリアンって何?サンドスター?意味がわからねぇ……」
45 :
◆jLRtqdurHM
:2017/06/10(土) 21:03:23.88 ID:GubK84oi0
とりあえず今日はここで……
にわか知識晒してないだろうな……
ヒヤヒヤする……
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 21:54:50.83 ID:2unZ1pfIo
サンドスターの力で全部なんとかなるからへーきへーき
47 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 11:06:18.70 ID:rHK3uYjW0
リューク「ノートを最初に拾った奴は……お前だったな」
アライグマ「……アライさんなのだ」
フェネック「……!!」サッ
リューク「身構えなくていい。大人しくノートを返してくれれば俺はお前らの前から消えてやる」
アライグマ「い……言われなくたってこんなものすぐに返すのだ……燃やそうとして……ごめんなさいなのだ」
かばん「アライさん……ノートを燃やすって提案したのはぼくですよ?」
48 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 11:22:46.98 ID:rHK3uYjW0
リューク(やれやれ……なんとか燃やされずに回収できたな……)スッ
サーバル「はいはーい!リューク!ノートを取りにきた後はどうするの?」
リューク「死神界に帰るが?」
サーバル「ナワバリに帰るってこと?」
リューク「ナワバリ……まぁそういうことだな」
サーバル「えー……出会ってそんな時間経ってないのにもうお別れなの?……そうだかばんちゃん!せっかくのお客さんだからジャパリパーク中を案内してあげようよ!」
かばん「え……えぇぇぇ!!?」
49 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 11:29:18.30 ID:rHK3uYjW0
コノハ博士「お前は突然何を言い出すのですか!?」
ヒグマ「博士の言う通りだサーバル!!いくらこいつが私達を殺せないことが分かったからってこいつをここに留めておくのは……下手したらパークの危機だぞ!?」
サーバル「そーかな?話してみて分かったけどこの子そんなに怖い子じゃないよ?」
ミミ助手「お前の目は節穴なのですか……?あの見るからにおぞましい風体の化け物が怖くないわけがないのです」
サーバル「見た目で判断しちゃ可哀想だよ!」
50 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 11:57:14.35 ID:rHK3uYjW0
かばん「えーと……リュークさん、フレンズさん達には……絶対に手を出さないって約束してくれますか?」
リューク「え……俺もうパークを案内される事が決定してんの?……手を出そうにもノートを使って殺せないんだから出しようがないだろ……ノート以外で殺す事は掟で禁じられてるしな」
かばん「……ラッキーさん、案内して大丈夫でしょうか?」
ラッキービースト「フレンズノ生態系ニ支障ガナケレバ問題ハナイ……カナ?」
サーバル「自信なさげだねボス…」
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 12:01:55.87 ID:PRfBDCBho
まぁ、気まぐれで殺されないならリュークは無力だしな
52 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 12:17:54.00 ID:rHK3uYjW0
かばん「わかりました……それならリュークさんを連れて、またジャパリパークを一周しましょう!」
リューク「俺は行くなんて一言も……」
リューク(……でもこのままあの死神界に帰っても……また果てなき博打と昼寝の繰り返しというクソみたいな生活が待ってるんだよな……だったらここにもう少しいて退屈を紛らわすのも悪くないかもしれねぇ)
リューク「いいぞ、せいぜい楽しませてくれ」
サーバル「やった!」
ジャガー「ホントに大丈夫かな……」
53 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 12:26:53.94 ID:rHK3uYjW0
リューク「だが俺はノートの所有者から離れることはできない……だからこのアライさんとかいうやつが一緒に付いてないと……いや待てよ?動物にノートを持たせる事はできないから……離れる事はできるのか?」
アライグマ「そんなことアライさんに聞かれても知らないのだ……」
かばん「じゃああらかじめメンバーを決めましょう。まずぼくとラッキーさん、次にサーバルちゃん……アライさんはどうします?」
アライグマ「かばんさんと一緒に旅できるなら喜んで付いて行くのだ!」
フェネック「アライさんが行くなら私も付き合うよー」
54 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 12:32:36.08 ID:rHK3uYjW0
コツメカワウソ「じゃあ私も……」ガシッ
ジャガー「私達はやめとくよ……正直まだ信用した訳じゃないし……」
リューク「その反応が普通だな……こいつらが異常にお人好しすぎるんだ」
ヒグマ「私もハンターの仕事があるから……でもかばん……付いていなくて大丈夫か?」
かばん「ありがとうございます……ぼくたちなら大丈夫です。ヒグマさんはハンターの仕事に専念してください」
ヒグマ「……悪いな」
55 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 12:37:08.67 ID:rHK3uYjW0
サーバル「博士達は?」
コノハ博士「わかりきってることを聞くななのです」
ミミ助手「我々はこの島の長なので……不用意にとしょかんを離れるわけにはいかないのです」
サーバル「そんなこといって……ホントは怖いんじゃないの?」
コノハ博士「そ……そんなことないのです」フシュ-!!
56 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 13:17:17.39 ID:rHK3uYjW0
かばん「メンバーはぼく、ラッキーさん、サーバルちゃん、アライさん、フェネックさん、そしてリュークさん……この6人で決まりですね」
サーバル「よーし!早速バスに乗って……あ、そっか……バス壊れちゃったんだっけ」
コノハ博士「……まんまるなやつを昨日取り替えたばかりなのですぐ使えるのです」
サーバル「やった!これで大丈夫だね!」
リューク(まんまるなやつ……?あぁタイヤのことか)
57 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 13:26:09.94 ID:rHK3uYjW0
フェネック「でもバスはどうやって運転するのー?ボスこんなちっちゃくなっちゃったし……」
ラッキービースト「カバンガ運転席ニ座ッテクレレバボクトリンクシテ半自動運転デキルヨ」
フェネック「おー、ボスって万能だねー」
アライグマ「よーし……早速出発するのだー!!」
サーバル「おー!!」
コノハ博士(本当はバスが直ってた事はかばんに秘密にしておきたかったのですが……)
ミミ助手(このシニガミとかいう動物のせいでバレてしまったのです……全くサーバルも余計な事を言ってくれたのです)
58 :
◆jLRtqdurHM
[sage sage]:2017/06/11(日) 13:35:42.89 ID:rHK3uYjW0
しまったボスがフェネックに反応しちゃってるじゃないか……訂正
59 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 13:38:10.45 ID:rHK3uYjW0
かばん「でもラッキーさん……運転はどうしましょう?こんなにちっちゃくなっちゃったし……」
ラッキービースト「カバンガ運転席ニ座ッテクレレバボクトリンクシテ半自動運転デキルヨ」
フェネック「おー、ボスって万能だねー」
アライグマ「よーし……早速出発するのだー!!」
サーバル「おー!!」
コノハ博士(本当はバスが直ってた事はかばんに秘密にしておきたかったのですが……)
ミミ助手(このシニガミとかいう動物のせいでバレてしまったのです……全くサーバルも余計な事を言ってくれたのです)
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 13:38:29.28 ID:uyrvLX9DO
危険が及んでればフレンズにも反応するから……
死神が居るとか常に危険だろ
61 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 14:10:11.09 ID:SiD8dS0tO
サーバル「ここから近いちほーは……みずべちほーだね!ペパプとマーゲイに会えるよ!」
リューク「ペパ……なんだって?」
かばん「ペパプです。ジャパリパークで結構人気があるアイドルグループでして……しっぽがぴょこぴょこしてて可愛らしいんですよ!」
リューク「お、おぅ……」
アライグマ「話はここまでにするのだ!早く行くのだー」
フェネック「はいよー」
かばん「じゃあラッキーさん……お願いします」
ラッキービースト「マカセテ」ブォォォオ
62 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 15:05:05.24 ID:SiD8dS0tO
ミミ助手「……行っちゃいましたね……博士、大丈夫なのですか?」
コノハ博士「まあかばんならなんだかんだ大丈夫なのです……かばんはかしこいので」
ジャガー「……そうだね、かばんならなんとかなりそうな気がするよ」
コツメカワウソ「……あーあ、私も行きたかったなー」
ヒグマ「健闘を祈ってるぞ……かばん」
63 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 15:10:58.12 ID:SiD8dS0tO
ジャパリバス 移動中
リューク「……サンドスターってのがあの山から噴き出して…それが動物に当たるとフレンズって生き物になるのか……死神以外にもそんな不思議な生き物がいたんだな」
サーバル「そうだよ!かばんちゃんも今年の噴火で生まれたんだ!」
アライグマ「あの日帽子にサンドスターが当たって……多分そのときにかばんさんは生まれたのだ!」
リューク「帽子に?生き物じゃなかったのか?」
かばん「ツチノコさんがいうには……ぼくは帽子についた髪の毛にサンドスターが当たってフレンズ化したらしいんです」
リューク「へー……そんな微量な髪の毛でもフレンズは生まれるのか……」
64 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 15:15:01.48 ID:SiD8dS0tO
リューク「その髪の毛の主は……今どうしてる?」
かばん「わかりません……このジャパリパークにはもういないのは確かです」
サーバル「ミライさんっていうんだけどね……びっくりしたよ。私がもう1人いたんだから……」
リューク「もう1人?」
フェネック「同じ動物で別個体でもフレンズ化するパターンがあるらしいよー」
リューク「……そういう事ね」
ラッキービースト「間モナク、みずべちほーニツクヨ」
65 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 15:21:35.10 ID:SiD8dS0tO
みずべちほー ステージ裏
プリンセス「かばんじゃない!元気にしてた?」
かばん「はい!おかげさまで……」
コウテイ「よかった……みんな心配してたんだよ」
サーバル「みんなが助けに来てくれたおかげだよ!ありがとう!」
マーゲイ「サーバルもいたのね……ってアライグマとフェネックもいるじゃない。こんな大勢で何しにきたのよ?」
サーバル「お友達を紹介しにきたんだ!」
イワビー「お友達?……どこにいんだよ?」
ジェーン「知り合いしか見えないのですが……」
フルル「ふわぁぁぁ〜」モグモグ
66 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 15:45:18.21 ID:SiD8dS0tO
リューク「無駄だサーバル、こいつらはノートに触れてないから俺の姿は見えない」
サーバル「じゃあこれを触らせればいいんだね!」
リューク「ちょ……やめといたほうがいいぞ?俺の顔見たらショック死する奴が出てくるかも」
ラッキービースト「サーバル、触ラセチャダメダヨ」
アライグマ「あ、ボスがサーバルに反応したのだ」
フェネック「なるほどーこういうときにボスはしゃべってくれるんだねー」
67 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 15:53:54.25 ID:SiD8dS0tO
サーバル「じゃあまずはマーゲイから……えいっ!」ピトッ
マーゲイ「きゃっ!何するのよ!」
リューク(こいつ話をまるで聞いてねぇ!!)
ラッキービースト「ア....アワワワワ.....」
マーゲイ「全く…一体なにが」
リューク「……」
マーゲイ「……グワァァァァ!!!?」
かばん「マーゲイさん!?」
68 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 16:06:42.46 ID:SiD8dS0tO
プリンセス「ま……マーゲイ?どうしたのマーゲイ!?」
イワビー「すっげぇ野太い声だったぜ!?」
マーゲイ「な……ななな……化け物が…化け物がぁ!!」
コウテイ「化け物!?まさかセルリアンか!?」
リューク「あーあ、言わんこっちゃない……」
かばん「こうなったらここにいる皆さんに触ってもらうしかないですね……」
フェネック「……そーだねー」
69 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 16:09:24.62 ID:SiD8dS0tO
かばん「ペパプの皆さん……なにも言わずこのノートに触れていただけますか?」
プリンセス「え……ノート?」
ジェーン「この本の事ですか?」
フルル「……」モグモグ
イワビー「マネージャーが大変な事になってんのに呑気に食ってんじゃねーよ!!」
70 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 17:20:52.12 ID:SiD8dS0tO
プリンセス「わかったわ……マーゲイをこのままにはしておかないしね……みんな!せーので一斉に触るわよ!」
コウテイ「わかった」
イワビー「……おう」
ジェーン「はい……」
フルル「ふわぁい……」
プリンセス「準備はいいわね……せーのっ」スッ
リューク(あーあ……俺もうしーらね)
71 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 17:35:17.23 ID:SiD8dS0tO
リューク「……初めまして」
プリンセス「……!!!!?」ビクッ
ジェーン「キャアアアアァァァァ!!?」ガタッ
イワビー「な……なんだこいつわぁ!!?」ブルブル
コウテイ「………」(白目)
フルル「………わー」
イワビー「いや、その反応はおかしいだろ!!」ビシッ
リューク「見事に予想通りの反応だな……そこの1人を除いて……」
72 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 17:41:15.80 ID:SiD8dS0tO
プリンセス「さ……サーバル……お友達って……」
サーバル「うん!しにがみかいからやってきたしにがみのリュークだよ!」
マーゲイ「お……おともだち……こいつがぁ!?」
アライグマ「落ち着くのだ!この人は危害を加えようなんて事はしないのだ!」
マーゲイ「信じられる訳ないでしょお!!皆さん!!早くここから逃げてくださぁい!!ころされてしまいますぅ!!」
プリンセス「お……落ち着きなさいマーゲイ……冷静になって」
73 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 17:45:09.61 ID:SiD8dS0tO
かばん「プリンセスさんのいう通りです……一旦落ち着いてください。説明はぼくがしますから……」
マーゲイ「か……かばんさんがそういうなら……」
アライグマ「アライさんは信頼されてないのだ……」
フルル「……わーすっごくびっくりしたー」
イワビー「今かよっ!ってか凄くびっくりしたリアクションでもねーよそれ!?」
74 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 18:07:49.32 ID:SiD8dS0tO
かばん、フレンズ達に事情を説明中……
75 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 18:12:08.66 ID:SiD8dS0tO
マーゲイ「な……名前を書かれると死ぬ……って冗談じゃないわよ!!何がお友達よ!とんでもなく悪いやつじゃないのそいつ!!」
ジェーン「落ち着いてくださいマーゲイさん……このノートは私達フレンズには効果が無いんですよ……死神さん。そうですよね?」
リューク「あぁ……人間にしか効果がないからな」
プリンセス「にわかに信じがたいわね……」
イワビー「おい、コウテイ……いつまで寝てんだよ。いい加減起きろって」ペシッ
コウテイ「はっ!また気を失ってたのか私は……」
76 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:15:53.92 ID:SiD8dS0tO
サーバル「リュークはジャパリパークにきた久しぶりのお客さんだから私達がパーク中を案内してあげてるんだー」
コウテイ「……そいつをパーク中連れ回すつもりなのか?」
かばん「……はい、そのつもりです」
フェネック「言ってもサーバルは聞かないだろーからねー、仕方がなかったんだよー」
プリンセス「そう……もう一度確認するけど貴方はフレンズに危害を加える事はないのね?」
リューク「しない……というかできない」
77 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 18:18:20.65 ID:SiD8dS0tO
プリンセス「それなら私達が止める理由はないわね…」
かばん「すいません……怖がらせちゃって」
プリンセス「いいのよ。かばんは気にしないで」
サーバル「ありがとう!優しいねプリンセス!」
プリンセス「貴方はもう少し気にして欲しいわね」
78 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 18:27:58.62 ID:SiD8dS0tO
リューク「……さっきからこいつが食ってるやつなんだが…」
フルル「フルルだよー」モグモグ
リューク「名前は聞いてねぇよ。今お前が食ってるやつがなんだって聞いたんだ」
フルル「じゃぱりまんだよー」
リューク「ジャパリまん……?」
ジェーン「ボスが定期的に支給してくれるフレンズの食べ物なんです」
リューク「へぇ、食べていいかそれ?」
79 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 19:40:19.22 ID:SiD8dS0tO
フルル「ちょっとまってねー……」ガサゴソ
フルル「ここに1個隠しといたんだー……あなたにあげるよー」
リューク「おぉ、サンキュ」パシッ モグモグ
リューク「……うまっ」
フルル「えへへ、そーでしょー?」
コウテイ「な……なぜフルルは平然と話できるんだ……?」
80 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 19:45:55.63 ID:SiD8dS0tO
プリンセス「フルルはそういう子だからね……そうだリューク、貴方せっかくだから私達のステージ見ていきなさいよ!というか決定よ!」
リューク「え?」
コウテイ「な……何言ってるんだプリンセス!」
イワビー「そうだよ!こんなの前にしてまともなパフォーマンスができるとおもってんのか!?」
プリンセス「何弱気な事言ってるのよ!アイドルはどんなファンだろうと喜ばせるのがアイドルでしょ!」
リューク「俺はお前らのファンになった覚えはねぇけど?」
81 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 19:52:44.04 ID:SiD8dS0tO
マーゲイ「あの……プリンセスさん……」
プリンセス「なに?マーゲイ!」
マーゲイ(……プリンセスさんのイキイキとした笑顔……なにを言ってももう聞く耳持ちそうにないわね……)
マーゲイ「いえ、なんでもないです。そういうことなら私に任せてください!最高のステージを用意してみせます!」
プリンセス「頼りにしてるわよ!マネージャー!」
イワビー「……腹括るしかねぇな」
コウテイ「そうだな……精一杯やろう」
ジェーン「が……頑張ります!」
フルル「おー!」
82 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 20:04:39.08 ID:SiD8dS0tO
みずべちほー live会場
プリンセス「いいわねこれ!とても広いわ!これなら問題なく歌って踊れるわね!」
マーゲイ「いやぁ、これぐらいペパプのマネージャーなら当たり前です!」
サーバル「またペパプのライブが見られるんだね!」
かばん「ドキドキしてきました……!」
アライグマ「アライさんは初めて見るのだ……緊張するのだ」
フェネック「でも大丈夫かなー……リュークさんが目の前にいるし」
リューク「プリンセス?って奴が自身満々だから大丈夫なんじゃねぇの?」モグモグ
83 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 20:49:32.23 ID:rHK3uYjW0
プリンセス「よーし!早速自己紹介いくわよ!ロイヤルペンギンのプリンセス!」
コウテイ「コウテイペンギンの……コウテイだ!」
ジェーン「ジェンツーペンギンのジェーンです!」
イワビー「イワトビペンギンのぉ……イワビーだぁ!ロックに行くぜぇー!!」
フルル「フルルー……フンボルトペンギンー」
プリンセス「5人揃って!」
PPP「ペパプ!!」
プリンセス「1曲目いくわよ!大空ドリーマー!」
パッパッピピッペッペッポパポパッパッペパップ♪
84 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/11(日) 22:25:36.51 ID:rHK3uYjW0
PPP「空はー跳べないけどー♪」オ-オ-オ-
PPP「ゆーめーのー翼があるー」フ-
リューク「へー……」
リューク(俺はアイドルなんて興味なかったけど…」
リューク(でも死神界で博打うってるよりは……面白いな!)
PPP「泣いたり笑ったりPop People party」ペパップ
85 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 22:27:06.02 ID:rHK3uYjW0
今日はここまでで
全てのちほーを回るとなると……
どんだけ掛かっちゃうんだろ……
わからん
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/11(日) 22:44:05.66 ID:tHOC4cYxo
フレンズって…面白!
87 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/11(日) 23:03:15.33 ID:rHK3uYjW0
明日から仕事なのでペースは遅くなるかと思います……
そうなるといつ終わるか……
これもぅわかんねぇな
88 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 06:59:20.10 ID:DrAw/+0vO
みずべちほー ステージ裏
プリンセス「どうだったリューク?私達のステージは!」
かばん「最高のライブでした!!」
アライグマ「やはりペパプは凄いのだ!!」
リューク「思ってたよりかは楽しめたぞ……俺を目の前にしてよくあんなイキイキ踊れたな?」
イワビー「集中してたらさほど気にならなくなったからな」
コウテイ「プリンセスが昔『どうしても緊張するときはお客さんをカボチャだと思いなさい』って言ってたからね……それでなんとか大丈夫だったよ」
89 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 07:05:47.09 ID:DrAw/+0vO
ジェーン「かばんさんたちはこの後別のちほーに行くんですよね?次はどこに向かうんですか?」
サーバル「ここの隣は……ゆきやまちほーだね!」
アライグマ「ゆきやまちほー……ギンギツネが住んでる所なのだ!」
フェネック「あとキタキツネもねー……リュークさんは寒いところは平気なのー?」
リューク「死神は暑いとこも寒いとこも平気だぞ。仮にも神だしな」
サーバル「羨ましいなー」
90 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 07:36:23.15 ID:DrAw/+0vO
マーゲイ「サーバル……あんたまさかとは思うけどその2人にこのしにがみの姿を見せようって訳じゃないわよね?」
サーバル「え?そのつもりだよ?ギンギツネたちにもリュークを紹介してあげるんだー」
リューク「そのつもりだよってお前……俺の姿をこいつらに見せた時どういう惨状になったか見てなかったのかよ?」
サーバル「でもギンギツネたちからリュークが見えてなかったらリュークだけのけものだよ!私そんなの嫌だよ!」
かばん「サーバルちゃん……」
リューク「……なんでこんな得体の知れない奴に優しくできるんだお前……」
サーバル「へーきへーき!最初はびっくりするかもしれないけどきっと2人なら受け入れてくれるって!」
リューク「頼むから質問に答えてくれ」
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/12(月) 09:40:49.62 ID:e2KMnnIMo
聖母サーバル
92 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 12:22:13.01 ID:DrAw/+0vO
アライグマ「さて……ペパプのライブも見られたし……次はゆきやまちほーに行って温泉にゆっくり浸かるのだー!」
プリンセス「忙しないわね、もう少しゆっくりしていったら?」
かばん「それが……リュークさんの話だとこの世界に居られるのは時間に限りがあるみたいなんです」
リューク「今のノートの所有者は俺だ。誰にも憑いていない。時間は忘れたが今の状態で長く時間がかかり過ぎると……ジジイに怒られるかもな」
イワビー「いってる事全然わかんねぇけど……大変だなお前」
プリンセス「そういう事なら仕方ないわね……気をつけていってらっしゃい!」
93 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 12:29:41.06 ID:DrAw/+0vO
フルル「しにがみさーん、またきてねー」
リューク「気が向いたらな」
ラッキービースト「出発スルヨ、次ハ……ゆきやまちほーダネ」
かばん「はい、お願いします……じゃあ皆さんお元気で!」
ブオオオオォォォォ
マーゲイ「……はぁ、冷や汗がどっと……」
プリンセス「お疲れ様マーゲイ……今日はもう休みなさい」
94 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 19:34:40.45 ID:3JPH89GBO
ゆきやまちほー 雪原
アライグマ「うわー!!ゆきやまちほーはいつ見ても一面真っ白なのだ!!」
リューク「雪山だからな、そら真っ白だろ」
フェネック「リュークさんはゆきやまにきたことがあるのかーい?」
リューク「来たことはないが死神界からなら見たことはある」
95 :
◆jLRtqdurHM
[saga sage]:2017/06/12(月) 19:38:02.77 ID:3JPH89GBO
リューク「……かばん……だっけ?お前そんな格好で寒くないのか?」
かばん「ちょっと寒いですけど……大丈夫です」
リューク「そんな薄着で『ちょっと』かよ……やっぱりお前人間じゃねぇな」
アライグマ「かばんさんはれっきとしたヒトなのだ!」
リューク「……そうだったな」
サーバル「ねーお願いボス!私どうしてもギンギツネ達にリュークを紹介したいの!」
ラッキービースト「……」
96 :
◆jLRtqdurHM
[sage saga]:2017/06/12(月) 19:42:12.57 ID:3JPH89GBO
かばん「サーバルちゃん…今ラッキーさんに話しかけても……」
サーバル「かばんちゃんからもお願いして!ねぇいいでしょボス!」
かばん「ラッキーさん。ぼくからもどうかお願いします……」
ラッキービースト「……ワカッタヨ。ノートヲ触ラセテモイイケド、細心ノ注意ハ払ッテネ」
サーバル「ありがとうボス!」
キタキツネ「あ、かばんだ……」
ギンギツネ「え…かばん?かばんがバスに乗ってる……?」
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