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アライグマ「ふっふっふー、ついにお宝を見つけたのだ!」
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197 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:05:59.29 ID:1QCo9xfcO
フォッサ「これに触るとシニガミが見えるんだ?どれどれ……」ピトッ
キングコブラ「躊躇なく触れるとは……」
フォッサ「うおっ!?……これはこれは……博士達が恐ろしいって言ってたのもわかるわー」
キングコブラ「そんなにやばい奴なのか?じゃあ私も……」ピトッ
リューク「クククッ」
キングコブラ「……凄まじいなこりゃ」ビクッ
リューク「死神のリュークです」
サーバル「ですって……」
198 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:33:55.64 ID:1QCo9xfcO
フォッサ「フレンズにはノートは効かないって本当なの?」
リューク「ヒトを殺す為に使う道具だからな……」
キングコブラ「なんでヒトを殺す必要がある?」
リューク「寿命を頂く為だ。死神は人間を殺さなければいずれ寿命が尽きて死ぬ」
キングコブラ「……そういうことなら納得だな。私だってフレンズになる前は生きのびる為にたくさんの小動物を殺してきた」
フォッサ「私もそうだったんだよなー……まぁ生きる為なら仕方がないか」
かばん「……サーバルちゃんも?」
サーバル「……うん」
199 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:41:58.63 ID:1QCo9xfcO
サーバル「でも今は違うよ!!私……もっと沢山のフレンズと友達になりたいもん!かばんちゃんとだって……」
かばん「わかってるよサーバルちゃん……ごめんね?イジワルなこと聞いちゃって……」
フェネック「気にしなくていいよかばんさーん……私だって虫とか小鳥とか食べてたしねー……」
アライグマ「えー!?フェネックもそうだったのか!?」
フェネック「アライさんも食べてたはずだけどねー」
リューク「……幻滅したか?」
サーバル「まさか!そんなのでリュークを嫌ったりなんかしないよ!!」
200 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:49:12.67 ID:1QCo9xfcO
キングコブラ「……そろそろ雨が止みそうだな」
フォッサ「風も弱くなってきたなぁ」
かばん「ラッキーさん、そろそろ行きましょうか?」
ラッキービースト「ソウダネ、バスヲ発進サセルヨ」
キングコブラ「……それボスか?えらく小さくなってないか?」
フォッサ「え……?ボス?……ってか喋るとこなんか初めて見たんだけど」
アライグマ「ボスはヒトとフレンズのきんきゅーじにのみフレンズへのかんしょーがきょかされてるそうなのだ!」
キングコブラ「……あぁ」
フォッサ「えっキングコブラ理解できたの?私にはさっぱりなんだけど……」
201 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 20:56:35.80 ID:1QCo9xfcO
かばん「ラッキーさん、準備はオッケーです」
ラッキービースト「マカセテ」
ブォオオオオ
キングコブラ「あいつが黒いセルリアンに取り込まれてたこと……もっと早く知りたかったな」
フォッサ「しょうがないって……まったくコブラは見かけによらずお人好しなんだからぁ」
キングコブラ「見かけによらずは余計だろ……やるか?」
フォッサ「やめとくわ……毒に侵されたくないし」
202 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 21:04:57.23 ID:1QCo9xfcO
じゃんぐるちほー 各所
インドゾウ「わぁ〜びっくりしたわ〜」
アクシスジカ「うおっ……土食べるか?」
クジャク「シニガミですか!?……ひぃぃ」
タスマニアデビル「わぁ……怖えぇぇ」
ミナミコアリクイ「あっちいってよ!!二度とくんな!!」
エリマキトカゲ「びっくりしたぁーーー!!?」
オカピ「オカピだゾ〜♪……やだ私より美脚……?」
リューク(フレンズって……面白!)
203 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 21:44:18.91 ID:1QCo9xfcO
サーバル「そういえばジャガー達ってもうじゃんぐるちほーに帰ってるのかなー?」
かばん「あれから1日経ってるから……帰ってるんじゃないかな」
リューク「ジャガー……あぁバカっぽい奴と一緒にいた奴だよな。今思い出した」
コツメカワウソ「……あれれー?かばんだー!!リュークもいるー!!わーいわーい!!」
リューク(あっバカっぽい奴だ……)
アライグマ「噂をすればなんとやらなのだ……カワウソ、ジャガーはどこにいるのだ?」
コツメカワウソ「うーん……ジャガーちゃんは今フレンズを向こう岸に送っているから……もうちょっとしたらこっちにくるかな」
204 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 23:56:40.35 ID:LpJpUEN80
コツメカワウソ「あっ、帰ってきたみたいだよ」
ジャガー「……」ジャブジャブ
サーバル「ジャガー!」
ジャガー「うおっ……大丈夫?みんな無事だったか?」
かばん「心配かけてすいませんでした。もう大丈夫です」
ジャガー「……ならいいんだけど」
アライグマ「リュークは良い人なのだ!安心するといいのだ!」
ジャガー「うーん……まだちょっと不安だなぁ」
205 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/17(土) 23:57:14.39 ID:LpJpUEN80
続きは明日の朝から……
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 06:20:42.67 ID:jHGEK4jno
新しい朝が来たのだ!
207 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:37:28.97 ID:cXmSFGOK0
ジャガー「思ってたより早かったというかもうじゃんぐるちほーまで来てたんだね……次はアンイン橋を渡ってさばくちほーにいくのかな?」
かばん「いえ、その前に山を登ってジャパリカフェに寄ろうかと」
ジャガー「そっか……バスをじゅうでん?する為に山登ったんだよね……」
リューク「充電……これ電気で動いてたのか?」
サーバル「でんきってなあに?」
リューク「いや……なんでもない」
かばん「かなり長い距離を走りましたから……一応電池を充電していった方がいいかもしれないですね……」
208 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:43:48.67 ID:cXmSFGOK0
じゃんぐるちほー アンイン橋
リューク「おいおい……橋が途切れてるじゃないか。これでどうやって向こう岸まで渡っ……」
かばん「サーバルちゃん。またお願いできる?」
サーバル「任せて!うん……しょっと」ヒョイ
アライグマ「わっ!?バスを持ち上げたのだ!?」
リューク「……まさか」
サーバル「そーれっ」ジャンプ!!
リューク「!?」
サーバル「よっと」シュタッ
サーバル「かばんちゃーん!!向こうまで運んだよー!!」
かばん「ありがとーサーバルちゃーん!!」
リューク(フレンズ半端ねぇ……)
209 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 11:52:58.59 ID:cXmSFGOK0
じゃんぐる ロープウェイのりば
リューク「結構ボロボロだなこりゃ……ちゃんと動くのか?」
フェネック「あれを漕げば頂上までらくちんだよー……」
リューク「漕ぐ……?手動かよこれ!?」
アライグマ「アライさんはこれの存在を知らずに先走って自力で登ってしまったのだ……」
サーバル「アライさんも自分の力で登ったんだ!!すごいね!競争する!?」
アライグマ「遠慮しておくのだ」
リューク「山結構高いしこんなの漕いで登ってたら疲れるし時間が掛かるだろ」
かばん「でも自力で登るよりは……」
リューク「俺が担いで飛んでいけばすぐだろ」
フェネック「そういえばリューク飛べたんだよねー」
210 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 12:51:43.67 ID:cXmSFGOK0
かばん「そんな……悪いですよ。ぼく達は別に」
リューク「お前らが良くても俺が退屈するから嫌なんだ……お前ら程度の体格なら2人は担げるだろ。早く身体に掴まれ」
サーバル「私空を飛べるの!?……かばんちゃん、やってみようよ!!」
かばん「リュークさんがそう言うなら……お願いします」ガシッ
リューク「次は誰だ?」
サーバル「はいはーい!!」ガシッ
リューク「しっかり掴まってろよ」バサッ ズォォォォォ
サーバル「う……うわぁぁぁぁぁぁ!!!?」
かばん「わぁぁぁぁぁ!!?」
ジャガー「びっくりした!!?……あいつ空を飛べたのか……」
コツメカワウソ「キャハハハッ!楽しそー!!私も空飛びたーい!!」
フェネック「リュークさんがまた降りてくるまで待ってようかー」
アライグマ(……)ポカ-ン
211 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 13:17:08.28 ID:cXmSFGOK0
こうざん ジャパリカフェ付近
リューク「やっぱ飛べばすぐじゃん……」バサッ
サーバル「あー……楽しかった!!かばんちゃん!どうだった?」
かばん「」チ-ン
サーバル「かばんちゃん……?かばんちゃんが……」
リューク「死んだか?」
サーバル「気を失ってるだけだよ!勝手に殺さないで!!」
リューク「だって元から名前と寿命が見えないから死んだかどうか判断が難しくてなぁ」
かばん「ハッ……意識が飛んでたみたい」
サーバル「かばんちゃん!……良かったぁ」
リューク「生きてて何よりだ……じゃ俺は残りの2人を運んでくるぜ」バサッ
212 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 14:14:05.33 ID:D9+8PYHfO
かばん「待ってくださいリュークさん!アライさん達と一緒にバスの電池もお願い出来ますか!」
リューク「あいよ」ズォォォォォ
かばん「……帰りもリュークさんに運んでもらうんだよね……不安だなぁ……」
サーバル「ボスは大丈夫かな?」
かばん「ラッキーさん……大丈夫ですか」
ラッキービースト「アワワワワワワワ」
サーバル「ダメみたいだね」
かばん「アライさん達が来るまでここで待ってよっか」
213 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:25:57.39 ID:HlcwYZjXO
リューク「……よっと」バサッ
かばん「もう戻ってきたんですか!?」
サーバル「はっやーい!!」
フェネック「あーびっくりしたー……アライさーん、大丈夫かーい?」
アライグマ「ガハッゴホッ……だ……大丈夫なの……ヴォエ」
フェネック「……重症だねー」
リューク「流石に2人を担ぎながら電池を持って飛ぶのはちと骨だったな……これでいいのか?」ドサッ
ラッキービースト「コレダヨ!コレダヨ!」
サーバル「ボスが復活した!」
214 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:36:08.56 ID:HlcwYZjXO
かばん「それじゃあ早速にカフェに向かって……あれ?」
トキ「………」
ショウジョウトキ「わ……わぁぁぁぁ」ガタガタガタ
かばん「トキさん!いつの間に」
サーバル「あれ?隣の子は?」
トキ「この子の名前はショウジョウトキ、かばん達が山を降りた時にやってきたカフェのお客さんよ。初めての常連さんなの」
サーバル「そーなんだ!よろしくねショウジョウトキ!」
ショウジョウトキ「なんで平然と話を続けてるの!?普通に無理なんですけど!!?」
215 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:39:09.51 ID:HlcwYZjXO
トキ「あなた達、空を飛べたの?山の下から一気に頂上まで飛んでったのが見えたのだけど……」
ショウジョウトキ「いや飛んでたっていうか浮いてたっていうか……なにあれどういう怪奇現象なの!?」
かばん「あぁあれはぼく達が自分で飛んだわけではなくてですね……」
かばん、フレンズ達に事情を説明中
216 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 16:45:08.36 ID:HlcwYZjXO
トキ「シニガミの仕業なのね……博士達から話は聞いてたわ」
アライグマ「事情がわかったところで……早速ノートに触ってみるのだ!」
ショウジョウトキ「お断りなんですけど!?」
アライグマ「なんでなのだ!?」
ショウジョウトキ「怖いからなんですけど!!?」
アライグマ「ぐぬぬ〜……あっ!あれはなんなのだ?」
ショウジョウトキ「えっ……」クルッ
トキ「なにかしら?」クルッ
アライグマ「隙ありなのだー!!」ファサッ
トキ「わっ……」
ショウジョウトキ「きゃっ!!」
217 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 17:22:46.24 ID:HlcwYZjXO
フェネック「あーあー……アライさーんまたやってしまったねー……」
ショウジョウトキ「ちょっと!だから私はお断りだって……ひゃわぁぁぁぁぁ!!?」
トキ「………ぁぁ」
リューク「……よろしく」
サーバル「もーアライさん!いきなりはダメだってさっきから言ってるじゃない!」
リューク「お前が言うなお前が」
トキ「……私の歌……聞く?」
ショウジョウトキ「脈絡無さすぎなんですけど!?いきなりなんなの!」
218 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/18(日) 17:44:03.66 ID:/+LAMdvFo
期待
219 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 17:59:50.62 ID:CMFBzW27O
リューク「お前も歌をうたうんだ?……パペポみたいだな」
サーバル「一文字も合ってないよ!?ペパプだよ!!」
トキ「あなた、ペパプに会ったことがあるの?」
リューク「あぁ、何故か勝手にファンにされてライブを見せられた……面白かったけどな」
トキ「むふっ、腕がなるわね……私の歌声で必ずあなたをファンにして見せるわ」
リューク「自信満々だな……」
トキ「……スゥ-」
トキ「わたぁーしはぁートーキー♪なかまーをさがしてるぅー♪」
サーバル「わ……わぁ」
リューク(声でかっ!!)
220 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:24:47.33 ID:KpPcTTfyO
トキ「あーあーなかーまー♪……私の歌どうだった?」
かばん「すごいです!なんだか前より更に上手くなってないですか?」
ショウジョウトキ「アルパカが出す紅茶っていろんな効能があるのよね……」
サーバル「そのおかげかぁ……最初よりは大分聴けるようになったよ……」
リューク「……最初ってそんなに酷かったのか?」
フェネック「私はそんなに酷いとは思わなかったけどなー」
サーバル「フェネック達は私達が山を降りた後にやってきたんでしょ?……私達の時は……うん」
221 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:35:10.56 ID:KpPcTTfyO
トキ「カフェに寄るんでしょ?ちょうど私達羽を休めようかと思って……一緒に行きましょう」
かばん「はい!喜んで!」
ショウジョウトキ「えぇぇ……こんなのと一緒に紅茶飲みたくないんですけどぉ……」
アライグマ「それは偏見というやつなのだ!話せばきっと仲良くなれるのだ!さぁ一緒に来るのだー!」グイッグイッ
ショウジョウトキ「痛い痛い!乱暴にしないでよ!!」
リューク「カフェねえ……紅茶なんて飲んだ事ないが……ジャパリまんはあるのか?」
トキ「確かボスが先日大量に補充してたはずよ」
リューク「おっ!そりゃあ楽しみだ」
222 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 19:52:48.55 ID:1nEeIZ+KO
こうざん ジャパリカフェ 中
かばん「おじゃましまーす」ガチャ
アルパカ・スリ「ふわぁぁぁぁ!いらっしゃぁ〜い!ジャパリカフェへようこそ〜……あんれまぁまぁた来てくれたんだねぇ!嬉しいよぉ〜」
リューク(聴いてて気が抜ける声だな……)
トキ「かばん達がここにくるのは久し振りだったかしら?」
サーバル「そうだね!初めて山に登って以来じゃないかな?」
アルパカ・スリ「さっそくぅ紅茶を用意するよぉ〜ちょっと待ってねぇ〜」
アライグマ「じゅうでんはどうするのだ?」
かばん「紅茶を飲み終わってからにしましょう。電池を充電してる間はお湯がでないそうなので」
フェネック「それならしょうがないねー」
223 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 21:26:53.21 ID:w7yEqsulO
アルパカ・スリ「えへっはいどーぞ、はいどーぞ」
リューク「……」ゴクゴクッ
アルパカ・スリ「あれ〜?カップが浮いてるよぉ〜」
かばん「あっ……アルパカさんこのノートを」
アルパカ・スリ「なになぁに〜」スッ
リューク「……紅茶美味しかったぜ」
アルパカ・スリ「……そりゃど〜も〜喜んでくれてうれし〜よぉ〜」
トキ「……驚かないの?」
アルパカ・スリ「なんでぇ〜?新しいお客さんが来てくれたんだよぉ〜驚くなんて失礼だよぉ〜」
ショウジョウトキ「アルパカちょっとおかしいんですけど……」
224 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/18(日) 21:47:17.74 ID:IjZGVtTOO
今日はここまで
よもや一週間以上もかかってしまうとは……
225 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 18:39:42.53 ID:0xGnGpDeO
サーバル「ぷはぁ〜……高い景色を見ながら飲む紅茶は美味しいね!」
アルパカ・スリ「そうでしょぉ〜!」
リューク「ジャパリまんと合うなコレ」ムシャムシャ ゴクゴクッ
トキ「アルパカの淹れてくれる紅茶は本当に美味しいのよ。気に入ってくれて何よりだわ」
ショウジョウトキ「なんだかんだでもう慣れちゃったんですけど……紅茶飲んで落ち着いたからかな?」ゴクッ
アライグマ「かばんさん、そろそろなのだ……」ヒソヒソ
かばん「……アルパカさん。折り入ってお願いが…」
アルパカ・スリ「んぅ?またじゅうでんしたいのぉ〜?」
フェネック「よくわかったねー。ここからとしょかんまでバスで走らないといけないからー、念の為に電池を充電しておきたいのさー」
アルパカ・スリ「わかったよ〜でも線を抜いたらお湯が出なくなっちゃうから今のうちに沢山飲んでねぇ〜」
226 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 19:12:10.51 ID:0xGnGpDeO
こうざん ジャパリカフェ 屋根上
ラッキービースト「リューク、電池ヲココニハメコンデネ」
リューク「よっ……と」ガコン
リューク「これでいいのか?」
ラッキービースト「オッケーダヨ。コノ容量ナラ30分モアレバ満タンニナルネ」
サーバル「その間なにしてよっか?」
かばん「あっあそこは……草が生えて地面の目印が見えなくなってるね」
サーバル「ホントだね……じゃあじゅうでんしてる間、草刈りをしてあげようよ」
アルパカ・スリ「助かるよぉ〜」
アライグマ「アライさん達も手伝ってあげるのだ!」
フェネック「はいよー」
トキ「私達も手伝うわ……これだけ数が多いと、すぐ終わっちゃうわね」
ショウジョウトキ「それでも30分くらいなら時間潰せると思うんですけど」
227 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 20:33:13.00 ID:BVxpR8sJO
リューク「目印?あそこになにかあるのか?」
かばん「今は草が生い茂っているので分かりにくいですが……草刈りが終わったら空を飛んで上から覗いてみてください」
リューク「?……おぅ」
ラッキービースト「ボディガアレバボクモ手伝エタンダケド……」
サーバル「ボスはそんなこと気にしなくていーの!さっ草刈り開始だよ!!」
228 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 21:02:45.15 ID:+/+k3AgAO
数十分後
かばん「こんなところかな……トキさん。上から見て確かめてもらえますか?」
トキ「ええ」バサッ
リューク「俺もっ!!」バサッ
トキ「バッチリよ。かばん」グッ
リューク「ほぅこれはこれは……なかなか粋な事するじゃないか……」
アルパカ・スリ「ありがとねぇ〜これでまたお客さんが沢山来てくれるよぉ〜」
アライグマ「こんなアイデアを思いつくなんて……さすがはかばんさんなのだ!」
ショウジョウトキ「へぇーこの子があの絵をねぇー……」
かばん「いやぁ……」
サーバル「そーでしょー!……もうそろそろじゅうでん終わったんじゃない?」
かばん「そうだね。みてみよっか」
229 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 21:21:08.61 ID:+/+k3AgAO
ラッキービースト「充電完了ダヨ」
アルパカ・スリ「次はどこに行くのぉ?」
かばん「山を降りてさばくちほーに向かおうかと」
サーバル「スナネコとツチノコだね!リュークは2人がどんな動物かわかる?」
リューク「スナネコはなんとなく猫だってのはわかるが……ツチノコって動物は聞いた事ないな」
フェネック「2人とも癖は強いけど話してて面白いよー」
トキ「もうお別れなのね……次はゆうえんちで歌を披露するわね。ペパプとコラボして一緒に歌うのよ……楽しみにしてね」
ショウジョウトキ「私も出るんですけど!楽しみにしててください!」ドヤァ
アライグマ「それは楽しみなのだ!」
サーバル(世界が終わらなきゃいいけど……)
230 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/19(月) 23:00:18.66 ID:bgWXR6UbO
リューク「じゃあまた山の下まで運んで行くぜ」
かばん「……ぼくはロープウェイでいいかな」
サーバル「かばんちゃん、よほどリュークに運ばれるのが怖かったんだね……」
アライグマ「……アライさんもかばんさんについて行くのだ」
リューク「……お前も怖かったのか?」
フェネック「アライさん吐きそうになってたもんねー……」
アライグマ「あの感覚はゾッとするのだ……あれを味わうぐらいならロープウェイでゆっくり降りた方がいいのだ」
231 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 12:20:23.51 ID:mpI+wkINO
リューク「俺がフェネックとサーバルを運ぶとして……電池は……」
かばん「電池を持ちながら飛ぶのは大変でしょう?ぼくがロープウェイに乗せて電池を下まで降ろします」
リューク「助かる。意外と重たいんだよなアレ……」
アライグマ「ロープウェイはアライさんが漕ぐのだ!安心して任せるのだ!」
かばん「……じゃあお願いしますね。アライさん」
リューク「しっかり掴まってろよ」ガシッ バサッ
サーバル「また空を飛べるなんて……うみゃーたのしみー!!」
フェネック「今度はもう少し遅く頼むよー……アライさーん。先に下で待ってるねー」ズォォォォォ
アライグマ「落ちないように気をつけるのだフェネック!!」
232 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 18:50:25.35 ID:57u4GvZhO
アルパカ・スリ「あんれまぁ……シニガミも飛べたんだぁ!?」
トキ「なるほど……かばん達はああやって頂上まで一気に飛んできたのね」
ショウジョウトキ「目に見えると納得だけど……やっぱアイツちょー怖いんですけど……」
かばん「あまり待たせるのも悪いですしそろそろぼく達も行きますか」
アライグマ「リョーカイなのだ!」キ-コキ-コ
アルパカ・スリ「またいつでも遊びにきてねぇ〜!」フリフリ
233 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 18:55:51.25 ID:57u4GvZhO
じゃんぐるちほー ロープウェイ乗り場
リューク「おっ……やっと帰ってきたな」
ジャガー「みたいだね」
かばん「すいません!お待たせしました!」
アライグマ「ゼェ-...ゼェ-...足がもうパンパンなのだ……」
リューク「だから俺が運んだ方が早いっつったのに……」
アライグマ「それは絶対嫌なのだ!!」
ジャガー「あはは!」
コツメカワウソ「あれれ?ジャガーはもうリュークをこわがらないの?」
ジャガー「腰据えて話してみると結構面白い奴なんだよね。ゴメンよこの間は信用できないとか言っちゃって……」
リューク「まぁ無理もない。気にするな」
234 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 19:33:49.35 ID:57u4GvZhO
アライグマ「ハァ-ハァ-……フェ……フェネック……体調は……大丈夫かー?……」
フェネック「こっちの台詞だよアライさーん……息も絶え絶えじゃないかー」
サーバル「アライさんお疲れー。かばんちゃんを安全にここまで運んできてくれてありがとね!」
アライグマ「これぐらい……かばんさんのためならどんとこいなのだ」
かばん(途中で変わってあげればよかった……)
ジャガー「次はさばくちほーにいくんだろ?」
サーバル「うん!……ねぇジャガー。折角リュークと仲良くなったんだから一緒にバスに乗って旅しない?」
ジャガー「やめとくよ。今日は川を渡りたいフレンズがまだたくさんいるしね」
サーバル「残念だなー……」
235 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/20(火) 22:31:36.01 ID:vltmTKJdO
サーバル「カワウソは?」
コツメカワウソ「私もじゃんぐるちほーに残って遊んでよっかなー……そーだ別れる前に……ねーねーリューク!私も空をとびたいとびたーい!!」
アライグマ「リュークに担いでもらってか?……そ……それはやめたほうがいいのだ」
リューク「お前がそう望むならやってやるが……後悔するなよ」
コツメカワウソ「こうかいってなーにー?そんな言葉の意味なんて忘れたー!」
リューク「……あっそ、じゃあとりあえずじゃんぐるを一周するか」ガシッ バサッ
コツメカワウソ「わーい!浮いたぁー!!」
ジャガー「りゅ……リューク!落とすのだけはやめてよね!」
リューク「わかってるって」ズォォォォォ
コツメカワウソ「わーい!はっやーい!!」
236 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/21(水) 18:36:39.98 ID:+fVtFdJrO
リューク「よっと……こんなところか」シュタッ
かばん「相変わらず早いですね……」
コツメカワウソ「楽しかったー!!ジャガーも飛んでみる?」
ジャガー「絶対に嫌だ」
サーバル「カワウソのお願いも叶えてあげた事だし……さばくちほーにいこっか?」
アライグマ「何であれが楽しく思えるのだ……」
フェネック「アライさーん早くバスにのったのったー」
かばん「電池を装填して……よし!では出発しますね。ジャガーさん、カワウソさん、お元気で!」ブォォォォォ
ジャガー「うん。また1ヶ月後なー」
コツメカワウソ「さよーならー」
237 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 17:46:08.34 ID:efk78q7+O
さばくちほー
アライグマ「あ……暑いのだ……」
リューク「砂漠だからな、そら暑いだろ」
アライグマ「なんか似たような事を前に言われた気がするのだ」
リューク「気のせいじゃね?……お前らなんで座席に膝抱えて座ってんだ?」
サーバル「バスの床が今すごく熱くなっちゃってるからね
ー……」
かばん「椅子までは熱は伝わってこないのでその座り方が最適なんですよ……運転席は大丈夫なようですけど」
アライグマ「リュークは足が熱くならないのか……?」
リューク「だって俺死神だし」
フェネック「シニガミってすごいねー」
リューク「お前も平気そうじゃないか」
フェネック「私は元々さばくに住んでた動物だからねー。これぐらいの熱さなら楽勝だよー」
238 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 17:53:02.28 ID:efk78q7+O
アライグマ「フェネックが羨ましいのだ……」
キキ-ッ!!
サーバル「わっ」グラッ
アライグマ「ふぇっ!?」コテン
フェネック「わー」ズルッ
ジュッ
サーバル「あっついよ!!」
アライグマ「うぎゃあー!!」ゴロゴロ
フェネック「ッ……流石に毛に覆われてないとこに触れちゃうと結構熱いねー」
リューク「おいおいいきなり急ブレーキとは……何事だよ?」
かばん「大変です!前方に砂嵐が!!」
サーバル「ええー!!また砂嵐!?」
239 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:05:06.43 ID:efk78q7+O
ラッキービースト「急イデ旋回シテ回避スルヨ!」
サーバル「ボス!この前みたいにバス動かなくならないかな!?」
ラッキービースト「タイヤニハマエモッテ専用ノ装備ヲ取リツケタカラ砂ニ足ヲ取ラレル心配ハナイヨ」
サーバル「さっすがボス!」
リューク「今はフレンズの危機だからサーバルの問いに反応したんだな……ってもう目の前まで砂嵐が来てるじゃねぇか!!」
かばん「強風が来ます!皆さんしっかりバスに掴まってください」
ラッキービースト「アト目モ閉ジテネ。目ニ砂ガ入ルト痛イヨ」
サーバル「わかった」ガシッ
アライグマ「りょ……リョーカイなのだ」ガシッ
フェネック「……」ギュッ
ラッキービースト「Uターンスルヨ」
ギャルルルルル!!ビュオオオオオオオオオ
240 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:13:25.03 ID:efk78q7+O
ビュオオオオオオオ.......
サーバル「ハァハァ......ま……巻けた?」
かばん「危機は回避できたみたい……ありがとうございますラッキーさん!」
ラッキービースト「ミンナ無事デヨカッタヨ」
アライグマ「ペッペッ……口に砂が入ったのだ……」
フェネック「あっぶなかったー……」
リューク「俺は別に砂嵐なんかへっちゃらだったが……気を取り直して出発しようぜ」
かばん「はい……あれ?」
サーバル「どうしたのかばんちゃん?」
かばん「なんか……ぼくのカバンが軽くなったような……」
アライグマ「かばんさんの……かばん?」
フェネック「確かー……ノートはいつもかばんさんの荷物の中に入れてたんだよねー?」
リューク「………嘘だろ?」
241 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 18:59:12.43 ID:UnOARoir0
サーバル「もしかしてさっきの砂嵐でノート飛んでいっちゃったの!?」
かばん「まってサーバルちゃん……まだ中を探ってないから」ガサガサ
かばん「……」
リューク「……無かったんだな?」
かばん「……はい」
アライグマ「と、とんでもないことになったのだ……パークの危機なのだぁー!!?」
リューク「落ち着けよ。どうせ他のフレンズが拾ったところで文字なんか書けやしないし書いても死なないんだから……」
かばん「でも可能性はゼロじゃありません……早く見つけないと」
リューク「……誰かノートが飛んでいった方角を見た奴はいないか?」
サーバル「み……みんな目を瞑ってたから……」
ラッキービースト「ボクハバスノ運転デ精一杯ダッタカラ……」
リューク「……こうなりゃ死神界に一旦帰るしかねぇか」
242 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/22(木) 19:16:53.51 ID:UnOARoir0
サーバル「え?……帰ってどうするの?」
リューク「ノートの所在はもう誰も知らないときた……もしかしたらノートは風に舞って別の地方に飛んでったかもしれねぇ……俺が地上で各地を飛んで回ったとしても探し当てるのは難しいだろうな」
フェネック「じゃあどうやって……」
リューク「だから死神界に帰ってそこから地上を覗くんだ……そこからならジャパリパークの各所を一目で見渡せる。地上で無くしたノートを探すにはその方が手っ取り早い」
かばん「でも死神界に行くまでに時間がかなり掛かってしまうんじゃ……」
リューク「飛んで行けば数分で辿り着ける距離だ……死神にとってはの話だがな」
243 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 00:26:49.48 ID:CzjqdTvS0
かばん「それじゃあ……リュークさんにお願いするしか……」
リューク「なるべく早く戻る……ちょっと待ってろ」バサッ
サーバル「……行っちゃったね」
かばん「ここは日が当たってて危ないから……何処か日陰になる所を探さないと」
フェネック「……だったらスナネコの家にお邪魔しようかー。丁度この辺の近くだよー」
アライグマ「さ……賛成なのだ……早く涼しいとこに移動するのだ」
かばん「分かりました……ラッキーさん。お願いします」
ラッキービースト「マカセテ」
244 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 00:31:54.60 ID:CzjqdTvS0
ここ最近はリアルが忙しく近況報告もロクに出来ずすみません……
続きは明日以降書きます
金曜超えたら少しは時間に余裕できるかな
245 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 00:44:29.27 ID:ctRogCjP0
乙です
246 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 02:11:35.03 ID:MxoUA0RN0
乙ー、気長に待つ
247 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 05:13:54.85 ID:dH5wugwuO
死神界
リューク「……」バサッ
デリダブリー「おっ?リューク……しばらく死神界を留守にしてなにしてやがったんだ?」
リューク「……ノートを下界に落としちまってな。ここから探そうと思って一旦帰ってきたんだよ」
グック「ギャハハハ……そりゃお気の毒だな。というかお前ノート2冊持ってんだから一冊ぐらいいいじゃねぇか」
リューク「いや……あれは絶対に見つけないと……」
リューク(ノートは何処だ?……ん?あれは……)
スナネコ『お?……ボクの家に変な本が……』
リューク「あっちゃー……遅かったか……」
グック「おーあったのか……なんだこいつ?なんで名前と寿命が浮かんでこないんだ?」
デリダブリー「変な耳生えてるし人間じゃねぇんじゃねーの?」
248 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 06:46:59.14 ID:4C6FAL+oO
グック「人間じゃねー奴にノートを拾われたってことは……え?どうなるんだ?あいつに憑かないといけないのか?」
デリダブリー「俺が知るわけねーだろ」
スナネコ『なんだろこれ……まぁ別に騒ぐほどじゃ……そうだ……ツチノコに見せてみよっと』スタスタ
リューク「あっ!洞窟の奥に……」
デリダブリー「ケケケッ……面倒くさいことになったなぁ……どうするリューク?」
リューク「場所は分かったから取りに行く」バサッ
グック「あっおい…行っちまった……あいつノート取り返せるのかよ?」
デリダブリー「さあな……んなことより昼寝の続きだ」ゴロン
249 :
saga
:2017/06/23(金) 07:14:09.49 ID:1WW3C8eMO
さばくちほー スナネコの家
サーバル「涼しー!!」
アライグマ「み……水……水はどこなのだ!?」
かばん「スナネコさんは……留守みたいですね」
フェネック「うーん水はおうちの隅っこにあるけどー……勝手に飲んじゃうのはまずいかなー」
アライグマ「アライさんの命の危機なのだ!有り難く頂戴するのだー!」ゴクッゴクッ
フェネック「あーまたー……」
かばん「まぁまぁ……アライさん。スナネコさんが帰ってきたら事情を話して謝りましょうね?」
サーバル「でもどうせ『そーですか…』って感じで軽く流してくれると思うよ」
アライグマ「プハ-ッ……あー……容易に想像できるのだ」
リューク「…お前らもうここに来てたのか」
フェネック「おーリュークさーん」
250 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 07:22:42.60 ID:1WW3C8eMO
かばん「ノートは見つかりましたか?」
リューク「あぁ……だが時既に遅しだ。ついさっき猫みたいなフレンズがノートを拾ってこの奥に入って行きやがった」
サーバル「猫……ねぇリューク!その子自分のことボクって言ってなかった?」
リューク「……言ってたな」
かばん「間違いない……スナネコさんだよ!」
フェネック「奥に入っていったってことはー……地下迷宮に入ったのかなー?」
リューク「さぁそこまでは……お前らそいつと知り合いだったのか?ならいろいろ手間は省けるな」
アライグマ「じゃあ早速洞窟を通ってスナネコを追跡するのだ!」
かばん「ラッキーさん!」
ラッキービースト「了解シタヨ」
ブォォォォォォォ
251 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 19:21:52.97 ID:th2vUaMcO
さばくちほー 地下迷宮 非常口
ツチノコ「お……お前ェ!!これどこで見つけたァ!!?」
スナネコ「ボクの家に落ちていたんです。これはなんなのですかー?」
ツチノコ「……コレはノートだ。かつてヒトが使っていた道具……この本に文字を書き、様々な記録を残すための……」
スナネコ「……はー」
ツチノコ「冷めるの早過ぎなんだよぉ!!もうちょいノれよ!!」
スナネコ「まんぞく」
ツチノコ「ケッ!相変わらずだなお前は……どれどれ」ペラペラ
ツチノコ「……何も書かれてないじゃないか……よく見りゃこれ新品か?こんな綺麗な状態で今まで残されていたとは……」
スナネコ「あーそういえばー……」
ツチノコ「なんだぁ?」
スナネコ「時間的に大分前なのですが博士達がボクの家まで遊びに来ましてー……なんでもシニガミという動物が危険なモノをもって徘徊してるので用心するようにと」
ツチノコ「それ遊びに来たんじゃないだろぉ!警告に来たんだよぉ!!」
252 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 19:32:52.75 ID:th2vUaMcO
ツチノコ「で……そのシニガミって動物とこのノートになんの関係性があるってんだ?」
スナネコ「……確か名前を書かれるとしんぞー……マヒ?でしんじゃうまっくろな本を持ってる……そうで」
ツチノコ「間違いなくコレの事じゃねぇかよぉ!!」バンッ
スナネコ「あー……言われてみればこの本まっくろですね!……でもまぁさわ」
ツチノコ「騒ぐほどのもんに決まってるだろうがこのヤロー!!」
スナネコ「でもヒトにしか効かないノートらしいので……」
ツチノコ「そ……それを先に言えってんだビビらせやがって……ん?ヒト?」
253 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 21:27:06.92 ID:lFc58kntO
さばくちほー バイパス
リューク「洞窟の奥はこうなってたのか……さっきまで砂漠にいたとは思えないな」
かばん「はやくスナネコさんを見つけないと……」
フェネック「スナネコが拾ったなら飽きてノートをそこらへんに捨てた可能性もあるよねー……」
アライグマ「よーし!じゃあアライさんはバスの上からノートが落ちてないか確認するのだ!」
サーバル「んー……何処にもノートは落ちてないね……もしまだスナネコがノートを持ってるなら……やっぱりツチノコに見せに行ったのかなぁ」
かばん「……迷宮の入り口が見えてきたよ!」
254 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 22:35:11.40 ID:CzjqdTvS0
さばくちほー 地下迷宮 非常口
ツチノコ「……名前を書かれてもフレンズに効きはしないが……かばんは死ぬってことか?……いやあいつは体毛から生まれたフレンズ……純粋なヒトではない……だから」
スナネコ「さっきから何をブツブツ喋ってるのですかー?」
ツチノコ「……コレはシニガミの持ち物だってお前言ってたよな?それがなんでお前の家に落ちていた?」
スナネコ「さっき大きな砂嵐が発生してたのでー……おそらくそれが原因でボクの家まで飛ばされたんじゃないかと」
ツチノコ「……シニガミは砂嵐のせいでノートをうっかり落とした……今頃血眼になって探してるんじゃないのか?」
スナネコ「……ツチノコー?」
ツチノコ「もしかしたら……シニガミがここまで探しにやってくる!?」
255 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/23(金) 23:27:56.58 ID:CzjqdTvS0
明日からまた続きを……ツチノコとスナネコ名前似てるからごっちゃになりそう
256 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/23(金) 23:42:51.64 ID:9AFSl0xMo
ツナネコ
257 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 12:23:41.88 ID:/ujfj8tpO
サーバル「いた!おーいツチノコー!!」
かばん「ツチノコさん!そのノートを……」
リューク「……」
スナネコ「あっサーバ………わぁ〜〜っ」
ツチノコ「お前らいつの間……ヴェアアアアアアアアアアアアア!!!!!???」
アライグマ「すごい声なのだ……」
スナネコ「おっきいお口……あなたがシニガミなのですか〜〜」
リューク「ククク……リュークだ。死神界からやってきた」
スナネコ「ヘえ〜……でもまあ騒ぐほどでもないか……」
リューク「えぇ……もう飽きたの?」
ツチノコ「豪胆かオノレわぁ!!?」ビシッ ビシッッ
258 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 12:32:26.00 ID:lfQB+/E/0
リューク「後ろに隠れてるのは……あいつがツチノコか」
ツチノコ「なっ……なんで俺の名前が分かったんだテメェー!!?」
リューク「いやかばんとサーバルがお前のこと名前で呼んでたし……」
ツチノコ「あぁそういえば……ってかばんとサーバルの名前を知ってるのもおかしいだろうがぁー!!?なんで一緒にいやがる!?」
ツチノコ「これも博士達から聞いたのですがー……かばん達がシニガミを連れてジャパリパークを一周してると……」
ツチノコ「なんでお前はそういう重要な事を早く言わないんだよぉ!!」
フェネック「ツチノコは博士達から事情を聞いてないのー?」
ツチノコ「……ずっと迷宮の中に籠ってたからな〜〜♪」
リューク「あんなジメジメしたとこでか?物好きだなお前」
ツチノコ「落ち着くんだよぉ〜!!」
259 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 13:23:32.37 ID:lfQB+/E/0
かばん「ではぼくがまた一から説明を……」
かばん、フレンズ達に事情を説明中
260 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 14:03:42.66 ID:lfQB+/E/0
ツチノコ「な……なるほどな……俺とこいつはノートに触ったからこのシニガミとかいう動物が見えるワケか」
スナネコ「コレはしにがみかいの本なのですか……」
ツチノコ「……かばんにノートが効かないってのは本当なんだろうな?」
リューク「……多分」
フェネック「そこは自信満々に言ってほしいなー」
リューク「……死神には顔を見るだけでその人間の名前と寿命がわかる死神の目を持っている……その目を持ってしてもかばんの名前と寿命が見えないということはこいつは純粋な人間じゃない……ノートに名前を書かれても死ぬ可能性はほぼない筈だ」
サーバル「かばんちゃんって名前は私がつけたからね!……しにがみのめ?なにそれ初めて聞いたよ!?」
リューク「その辺は詳しく話してなかったっけか?……本来はノートの所有者にしか話すべきじゃないんだが……まぁ今更いいか」
261 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 14:54:04.25 ID:lfQB+/E/0
リューク「死神の目についてだが……ノートの所有者に対してのみある取引が出来る」
フェネック「とりひきー?」
リューク「死神界じゃ遥か昔から伝えられてる取引だがな……ある代償と引き換えに……そいつの目を死神の目にすることができる……死神と同じように顔を見ただけで名前と寿命がわかるようになるんだ」
かばん「名前と寿命が……」
アライグマ「ぐぬぅー……話が難しいのだ……」
サーバル「だいしょーって一体なんなの?」
リューク「……その人間の残りの寿命の半分だ」
スナネコ「じゅみょーの……はんぶん?」
リューク「……そいつが仮にあと40年生きるとする……死神の目の取引をするとその半分の20年寿命が縮む……つまり後20年しか生きられなくなるってことだ……10年なら5年。1年なら半年だ」
サーバル「そんなに!?いやーこわいこわいこわい!!!」
リューク「で……俺のノートを最初に拾ったのはアライさんだからこいつとは取引が出来るわけだが」
アライグマ「そんな取引するはずがないのだ!!アライさんはもっともーっと長生きしたいのだ!!」
ツチノコ「……ヒトにしかノートが効かないなら取引もヒトにしかできないんじゃないのかよ?」
リューク「ちぇ……気付いてたか……」
アライグマ「お……おまぇ〜〜!!アライさんを騙したのか!?」
リューク「ビビらせてやろうと思ってな」クククッ
フェネック「リュークさーん……オイタが過ぎるよー」
262 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 15:14:34.87 ID:lfQB+/E/0
アライグマ「グスッ……アライさんは怖かったのだ……本気で怖かったのだ!!」
フェネック「よしよしー……泣かないでアライさーん」ナデナデ
サーバル「……謝りなよリューク」
リューク「悪かったよ……リンゴやるから許せ」スッ
アライグマ「……許すのだ」ガブッ
リューク「……死神界のだけどな」
アライグマ「ぶへぇっ!!砂っぽいのだ!!」
リューク「面白ぇ!!」ククククッ
サーバル「もーリューク!!」
ツチノコ「せ……性格わりぃー……」
かばん「リュークさんはいたずら好きですから……」
263 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/24(土) 19:13:15.52 ID:al0PlE8uO
アライグマ「もうリュークなんて知らないのだ!あっちいけなのだ!」プイッ
リューク「嫌われちまったなぁ」
フェネック「リュークさーん……当たり前だよー」
ツチノコ「あいつらはまぁほっとくとして……かばん。ホントにあのシニガミに何かされてないのか?旅を続けて大丈夫なんだな?」
かばん「心配してくれてありがとうございます…大丈夫です。リュークさんはいたずら好きだけど悪い人ではありません。それはぼくが保証します」
ツチノコ「ぐぅ〜……さっき寿命の話を聞いたばかりだから簡単には信じきれんが」
スナネコ「かばんがそういうのならきっと大丈夫です。それよりもせっかく遠くから遥々来てくれたんだから何かして遊びましょ?」
サーバル「よーし!じゃあかりごっこを」
スナネコ「それはいいので……」
264 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 00:05:09.38 ID:n18grDbWO
今日はここまでで……
飲み会があるとまともな頭が……
すんません
265 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 14:26:52.16 ID:hep4mH7fO
さばくちほー バイパス
かばん「じゃあ次はこはんちほーに出発しますね」
サーバル「ビーバーとプレーリーだね!2人とも元気にしてるかなー?」
ツチノコ「……大丈夫かよホントに」
サーバル「ツチノコは心配性なんだよー……としょかんからずーっと一緒に旅してるけど私たちなんともないよ?」
ツチノコ「ほぉー……付き合いはそこそこ長いってワケか」
アライグマ「……」ツ-ン
リューク「機嫌直せよアライさん、ホラ人間界からくすねてきたリンゴだ。ジューシーでうまいぞ?」
アライグマ「……もう騙されないのだ」
リューク「嘘だと思ってんなら……おいフェネックこれ食えよ」
フェネック「私に振るのー?……まぁいいけど」ガブッ
フェネック「……美味しいねー。アライさーんコレは大丈夫だよー」
アライグマ「フェネックがそういうなら」ガブッ
アライグマ「……うまいのだー!!」
リューク「……許してくれるか?」
フェネック「アライさーん許してあげなよー……リュークさん反省してるよ?」
アライグマ「フェネックに免じて許してあげるのだ!アライさんは寛大なのだ!」
リューク(うっわ単純)
266 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 17:08:38.98 ID:C3OEQdHQO
サーバル「2人がちゃんと仲直りできたところでそろそろ行こっか!」
かばん「うん」
スナネコ「やっぱりあなたたちと遊んでいると飽きなくてたのしーです……機会があればまた遊びましょ?」
サーバル「じゃあか……」
スナネコ「狩りごっこはいいのです」
サーバル「どうして頑なに狩りごっこは拒否するの!?」
かばん「あははは……」
ツチノコ「……ま、せいぜい気をつけることだな〜」
かばん「はいツチノコさん!お元気で!」
ツチノコ「……おまえもな」ビシッビシッ
ラッキービースト「発進スルヨ。次ハこはんちほーダネ」
ブォォォォォ
267 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 17:21:14.30 ID:C3OEQdHQO
こはんちほー ログハウス
コノハ博士「……」シュタッ
ミミ助手「ビーバー。いますか?」コンコン
アメリカビーバー「は……博士!?ちょいとお待ちを……」アセアセ
コノハ博士「早く出るのです」
アメリカビーバー「お待たせしましたっス!」ガチャ
ミミ助手「なるほど……プレーリーと一緒に作った家……思ってたよりかなり立派ですね」
コノハ博士「我々の用意した木材が役に立ったようで何よりなのです」
アメリカビーバー「え……えぇそうなんスよ!博士たちには感謝しきれな」
ミミ助手「誤魔化さなくていいのです。我々の用意した木材がサーバルのドジのせいで全て流されてしまったことは我々もう知っているので」
アメリカビーバー「えぇ!?知ってたんスか!?」
コノハ博士「……我々の苦労が水の泡ですね全く」
268 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 17:27:31.10 ID:C3OEQdHQO
アメリカビーバー「うぅ……申し訳ないッス!!ジャパリまん3ヶ月分はちゃんと用意するのでどうかお許しを……」
コノハ博士「ジャパリまんはもういいのです。我々、もう食べ飽きてるので」
ミミ助手「食べ飽きてるので」
アメリカビーバー「そ……そうッスか?……じゃあ何しにここへ?」
コノハ博士「……プレーリーはいないのですか?できれば2人一緒で話をしたいのですが」
アメリカビーバー「プレーリーさんはボスからジャパリまんを貰いに行ってるッス……多分もうすぐ帰ってくるかと」
プレーリードッグ「ただいまでありますビーバー殿!たんまり貰ってきたであります!……おぉー博士に助手!奇遇でありますなぁ!ジャパリまんどうでありますか?」
コノハ博士「ジャパリまんはいらないのです」
ミミ助手「ぐっどたいみんぐなのです」
269 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 17:49:34.95 ID:C3OEQdHQO
プレーリードッグ「それでは……」ガシッ
コノハ博士「!?……ぷ、プレーリー。離すので」
プレーリードッグ「んちゅ〜〜」カバァ
コノハ博士「ム……ムグ」ジタバタ
アメリカビーバー「はわわ……プレーリーさ〜ん……」
プレーリードッグ「ぷはぁ……じゃあ助手の方にも」
ミミ助手「飛んで回避するのです」バサッ
プレーリードッグ「逃げられたであります!」
コノハ博士「お……お前だけズルいのです助手……」ヒクヒク
270 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 18:24:27.23 ID:C3OEQdHQO
プレーリードッグ「博士たちはどうして私たちの家にやってきたのでありますか?」
コノハ博士「うぅ……お口が唾液でベタベタなのです」
プレーリードッグ「だ……大丈夫でありますか?」
コノハ博士「どの口が言うのですか!」
ミミ助手「私が説明するのです……先日恐ろしい動物がジャパリパークに現れたので我々は各ちほーを飛び回って注意喚起をおこなっているのです」
アメリカビーバー「恐ろしい……まさか大型セルリアンッスか?」
ミミ助手「いいえ……セルリアンなどよりもっと恐ろしいのです」
ミミ助手、フレンズ達に事情を説明中……
271 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 19:33:40.61 ID:C3OEQdHQO
アメリカビーバー「ひ……ひぃ〜〜シニガミってそんな怖い動物なんスか?」ガタガタ
プレーリードッグ「な……名前を書かれると死んでしまうノート……た……確かにセルリアンより恐ろしいでありますな」ガクガク
コノハ博士「フレンズの名前をかいても死なない。効果を発揮するのはヒトのみ……シニガミはそう言っていましたが」
ミミ助手「どこまで信用できるかどうかという話なのです」
アメリカビーバー「か……かばんさん達がその……シニガミを連れて旅してるって……本当ッスか?」
コノハ博士「かばんではなくサーバルが提案したことなのです……」
ミミ助手「死神のいうことを間に受けるならパーク中を連れ回しても確かに危険はありませんが……死神が嘘をつくことは充分に考えられるのです」
プレーリードッグ「かばん殿は今どの辺を旅してるのでありますか?」
ミミ助手「時間的に……さばくちほーを回っているはずなのです」
アメリカビーバー「もうこの辺の近くじゃないッスか!!」
プレーリードッグ「かばん殿とサーバル殿は無事でありましょうか!?」
コノハ博士「今の所大きな騒ぎもないようなので……とりあえず今は無事のはずなのです」
272 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 19:47:47.49 ID:C3OEQdHQO
アメリカビーバー「良かったッス……」ホッ
ミミ助手「もうすぐここにかばん達がシニガミを連れてやってくるのです……なのでお前達は用心を」
アライグマ「あーっ!!プレーリーとビーバー!おーいなのだー!!」
フェネック「あれー?博士達もいるー」
リューク「あっ……あいつらは……お前らよくも俺のことを散々こき下ろしてくれたな」
コノハ博士「ひ……ヒィ!?」シュッ
ミミ助手「も……もうきたのですか」
プレーリードッグ「おー!アライ殿とフェネック殿も一緒だったのでありますか!」
サーバル「ビーバー!プレーリーもいるね!元気にしてた?」
アメリカビーバー「サーバルさん……かばんさんも……怪我はないッスか?」
かばん「やっぱり博士達から話を聞いたんですね……」
プレーリードッグ「んー……」キョロキョロ
プレーリードッグ「シニガミは何処にいるのでありますか?」
273 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 20:01:02.77 ID:C3OEQdHQO
コノハ博士「な……まさか目の前のコレが見えないのですか!?」
ミミ助手「もしかして……ビーバーもですか?」
アメリカビーバー「……何処にも怪しいものは見えないッス……」
リューク「こいつらはノートに触ってないからな……だから俺の姿は見えないし声も聞こえない」
コノハ博士「それは初耳なのです……」
アメリカビーバー「えっ……今博士誰と……まさかそこにシニガミがいるんスかぁ!?」
かばん「このノートに触るとリュークさんが見えるようになるんです」スッ
プレーリードッグ「これでありますか?」ピトッ
リューク「ククク……」
プレーリードッグ「わっはぁぁあ!!?……なんと凶悪そうな面構え!……かばん殿から離れるであります!さもないと生き埋めにしてやるでありますよ!!」
リューク「できるもんならやってみな」
274 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 21:34:08.82 ID:C3OEQdHQO
アメリカビーバー「プレーリーさん……ノートを触ったらシニガミが見えるのは本当みたいッスね」
かばん「……ビーバーさん。触ってみますか?」
アメリカビーバー「この状況で俺っちだけ姿が見えないというのも……わかりました。触ってみるッス」スッ
リューク「よぉ……」クククッ
アメリカビーバー「……うわぁぁぁぁぁ!!!?」
プレーリードッグ「ビーバー殿!!」
サーバル「だ……大丈夫だよ!確かにリュークは顔は怖いしいたずら好きだけど……」
アライグマ「危害は絶対にないのだ!どうか信じて欲しいのだ!!」
アメリカビーバー「サーバルさん達がそういうなら……信じるッス」
かばん「よかった……」ホッ
275 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/25(日) 22:15:33.81 ID:C3OEQdHQO
続きは明日から……
今デスノート読み返してますが月本当外道だなぁー
吐き気を催す
276 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 12:59:24.67 ID:S2bCE7m3O
リューク「かばんもだがお前らの信頼度はすごいなぁ……前にもこんなことがあった気がするぞ」
サーバル「かばんちゃんは困ってる子の為に色々考えてがんばったんだよ!そんなの当然だよ!」
リューク「お前かばんのことになると褒めちぎってばっかだな」
サーバル「だってかばんちゃんは……」
かばん「も……もういいよサーバルちゃん……恥ずかしいよ」
アライグマ「実際かばんさんは凄いのだ。誇っていいのだ」
プレーリードッグ「おぉ……シニガミと仲良く会話してるでありますよ!これは本当に危険はないのでは?」
コノハ博士「……油断は禁物なのです」
277 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 18:03:32.73 ID:ogeWvtH3O
アメリカビーバー「日が暮れてきたしせっかくだから泊まっていくといいッスよ!シニガミさんもどうッスか?」
リューク「んー……時間的にどうだろうな……でも一回死神界に帰ったから制限時間はリセットされてるかも……」
かばん「ああ……言われてみれば」
ミミ助手「よくこんなゲテモノを家に泊める気になるのです……」
リューク「化け物ならまだしもゲテモノってお前」
プレーリードッグ「私もビーバー殿に賛成であります!折角しにがみかいから遠路遥々起こしいただいたのになんのもてなしも無いのは失礼に当たるであります!」
リューク「お前さっき俺のこと生き埋めにしてやるとか言ってなかったっけ?」
278 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 18:26:16.24 ID:4xRr6CvkO
フェネック「博士助手ー……あんまりリュークさんをわるく言わないであげてよー。リュークさん顔は怖いけど優しいし面白いんだよー……ちょっといたずら好きな所がたまにキズだけどねー」
リューク「褒めるか貶すかどっちかにしろよ」
コノハ博士「……まぁ放っておいても危険性が無いのはお前らの様子を見てよくわかったのです」
ミミ助手「ですが用心するに越した事はないので……以後も気をつけるのですよ」
かばん「はい……ありがとうございます。心配してくれて」
コノハ博士「かばんに何かあったらかばんの料理が食べられなくなるので……」
サーバル「えー!そっちの心配!?」
かばん「あはは……博士達らしいです」
リューク「あっ……やべぇ」
アメリカビーバー「え……どうしたんスか?」
279 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 18:33:55.75 ID:4xRr6CvkO
リューク「砂漠に寄った辺りから……ジャパリまん食ってねぇ」
ミミ助手「食い意地の張った奴なのです」
コノハ博士「食いしん坊なのです」
アライグマ「博士達にだけは言われたくないのだ」
かばん「さばくちほーは砂嵐の所為でバタバタしてましたから……ってまずいですよ!リュークさん禁断症状が!!」
サーバル「あっ!」
リューク「うぉぉ……」ギュルルルルル
アメリカビーバー「わぁぁあ!シニガミさんの身体がどんどん捻れていくッス!?」
プレーリードッグ「ななな……何事でありますか!?」
コノハ博士「」シュッ
ミミ助手「は……博士、だから細くなってる場合じゃないのです」
アメリカビーバー「プレーリーさん!ボスから貰ったジャパリまんをシニガミさんに!!」
プレーリードッグ「りょ……了解であります!リューク殿!どうぞ!」
リューク「かたじけねぇ」モグモグ
リューク「……ふぅ。落ち着いたぜ」
フェネック「あんな感じになっちゃうんだねー……すごい捻れてたけど身体痛くないのー?」
リューク「死神だから痛みとかは感じないんだが動けなくなるのは不便だな」
280 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 18:45:29.15 ID:4xRr6CvkO
プレーリードッグ「あと5個ほど残ってるのでありますが……」
リューク「全部くれるのか?」
アメリカビーバー「全部あげちゃっていいッスよ……またシニガミさんがあんなことになるぐらいなら……」
サーバル「ごめんね2人とも……」
コノハ博士「……本当に放っておいて大丈夫なのですか?」
ミミ助手「ジャパリまんの禁断症状の所為で破壊活動するとかないでしょうね……不安なのです」
かばん「……それはないです……きっと」
プレーリードッグ「……さっ!立ち話もなんですから中に入ってゆっくりくつろぐであります!あっ!博士達もどうでありますか?」
コノハ博士「我々はとしょかんに戻るのです。各ちほーは大方飛び回ったので」
ミミ助手「あまり長く図書館を留守にするわけにはいかないのです。我々の知識を必要とするフレンズがまだ沢山いるので」
サーバル「島の長って大変なんだね……」
281 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 19:51:07.83 ID:4J5bMSQz0
コノハ博士「では失礼するのです」
ミミ助手「無事としょかんに帰ってまた我々に料理を振る舞うのですよ」
サーバル「まったねー!」ブンブン
アメリカビーバー「いつ見ても博士達の飛び方はすごいッスねー……」
サーバル「うん。私耳はいいけど博士達の羽ばたく音って全然聞こえないよ」
リューク「ゴクッ……あーうまかった」
アライグマ「わっ!ジャパリまんがあっという間になくなっちゃったのだ!」
フェネック「すごい食欲だねー」
プレーリードッグ「リューク殿はもう大丈夫そうでありますな!早速お泊まりの準備をするであります!」
かばん「泊めてくれるのは嬉しいのですがこの人数だと寝床があまり……」
アメリカビーバー「それなら心配無用ッス!寝床は今から作るッス」
プレーリードッグ「こんな感じでどうでありましょう!」ガタン
アメリカビーバー「バッチリッス〜」グッ
サーバル「相変わらず飲み込み早いね!」
プレーリードッグ「いやぁそれほ……お〜私とした事が!リューク殿にご挨拶するのをすっかり忘れてたであります」
リューク「……ご挨拶?」
かばん「あっ……」
282 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 20:13:20.44 ID:4J5bMSQz0
プレーリードッグ「うーん……背が高すぎて届かないでありますな……少し屈んでもらっていいでありますか?」
リューク「……こうか?」スッ
かばん「あ……あのリュークさ」
プレーリードッグ「ふふぅ」ガシッ
リューク「……え?」
プレーリードッグ「むちゅ〜」ギュウウウウ
リューク「」チュウウウウウ
サーバル「あっちゃー……」
アメリカビーバー「あわわ……プレーリーさんってばまた……」
プレーリードッグ「ぷはぁ……プレーリー式のご挨拶であります!」
リューク「……」
フェネック「リュークさーん?」
リューク「……不意打ち過ぎるだろ」
アライグマ「あっ!そういえばゆきやまちほーでアライさんがリュークにしがみ付いたとき透けて躱していた筈なのだ!なんで今回は透けなかったのだ?」
リューク「ああいう事されるとは思わなかったからな……ノーガードだと透ける事も忘れちまうみたいだ……」
プレーリードッグ「リューク殿だけでは失礼であります!かばん殿にも突撃でありまーす!」ガバッ
かばん「う……うわぁぁ!」
283 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 20:22:45.32 ID:4J5bMSQz0
こはんちほー ログハウス中
アメリカビーバー「リュークさんのナワバリのこととかもっと教えてほしいッス!」
リューク「……あんま語るとこないんだがなぁ」
アライグマ「リューク以外のシニガミはどんな奴がいるのだ?」
リューク「えーっと……例えば身体がスカスカした奴とか鎌持った奴とか顔面キラキラな奴とか……」
サーバル「へぇー!シニガミって動物と同じでいろんな種類がいるんだね!」
リューク「まあどいつもこいつも退屈してる自堕落な奴ばかりだがな……俺もそうだったが」
サーバル「そーなんだ……ジャパリパークに引っ越してみる?私は大歓迎だよ!」
リューク「クククッ……確かにここは死神界と違って退屈はしないし悪くはない……だが生憎死神界の掟があるからな」
284 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 20:42:45.01 ID:3e/nFbxSO
かばん「掟……」
プレーリードッグ「もし掟を破ったら……どうなっちゃうのでありますか?」
リューク「掟にもいろいろあってな……例えばお前らと最初に出会った時、ノート以外で人を殺すのは掟で禁じられてるって話はしたよな?」
アライグマ「……そんな話してたかー?」
かばん「ええ……ぼくがフレンズさんに手は出さないようにお願いした後の話ですよね?」
リューク「あぁそうだ……掟を破ることによって受ける罰は様々だが……俺が今言った事例は特級に当たるらしい」
サーバル「とっきゅー?」
かばん「一番重い罰……ってことですね」
リューク「あぁ……ノート以外で人……或いは動物を殺すと……想像を絶する苦痛を長時間味わって……やがて砂になって死ぬそうだ」
アメリカビーバー「ひぃ〜〜」ガタガタ
アライグマ「あ……アライさん痛いのは嫌なのだ……」ガタガタ
かばん「下界に長時間いた場合はどんな罰が……」
リューク「さすがに特級はないだろうが……もしかすると砂になって死ぬ事もあり得なくはないな」
285 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 20:52:35.48 ID:3e/nFbxSO
サーバル「……やだよ」
かばん「サーバルちゃん?」
サーバル「そんなの絶対に嫌だよ!!」
リューク「うぉっ!」ビクッ
サーバル「折角リュークと出会って友達になって……ずーっと一緒に旅して仲良しになったのに……死んじゃうなんて絶対やだー!!」モギュウ
アライグマ「アライさんだって……喧嘩もしたけどアライさんはやっぱりリュークが大好きなのだ!いなくなっちゃ駄目なのだ!!」ギュウ
フェネック「アライさん……」
かばん「……サーバルちゃん」
リューク「………」スカッ
サーバル「うみゃ!?」ズルッ
アライグマ「おわっ!?」ズザァ
リューク「……これで分かったろ。俺はこの世界に長居するわけにはいかないんだ……俺だって命は惜しいからな」
286 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 21:26:09.93 ID:CzTLpSrMO
リューク「人間にノートを拾われれば俺はここに留まる事ができるが……ジャパリパークではヒトそのものはもういないみたいだしな」
サーバル「うぅ〜……」
アメリカビーバー「寂しく……なっちゃうッスね」
リューク「おいおい……お前らとはさっき会ったばかりじゃないか」
プレーリードッグ「でもさっきのサーバル殿とアライ殿を見ればリューク殿の人柄はよく分かったでありますよ!……我々ももっと長い時間リューク殿と一緒に話がしたかったであります……」
リューク「今からお別れって訳でもねーのにしんみりしやがって……でもまぁ」
フェネック「?」
リューク「たまになら……また遊びにきてやってもいい」
かばん「本当ですか!?」
リューク「……ジャパリまん美味しいし?」
サーバル「……わーい!約束だよ!リューク!」
アメリカビーバー「良かったッスね!サーバルさん!」
リューク(……仮にも俺は死神なのにこいつらは俺のことを恐れることはもう無いどころか俺と仲良くなる事が心から嬉しいようだ)
リューク(……でもな)
リューク(俺はお前達が思ってるほど……性格は良くないぜ?)クククッ
287 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 21:56:14.50 ID:CzTLpSrMO
数時間後
プレーリードッグ「はぁーいっぱい語り尽くしたでありますなぁー……」
フェネック「そろそろ寝よっかー……明日に備えないとねー」
かばん「ではプレーリーさんが作ってくれた寝床を部屋に並べて……」ガタッ
アライグマ「ふぅ……並べ終わったのだ。早く寝るのだ」
リューク「明日はどこに行くんだ?もう図書館までは近いんだろ?」
かばん「ゴールの前にあと一つだけちほーを通るんです」
サーバル「最後のちほーはへいげんだよ!へいげんじゃたくさんのフレンズとお友達になったなぁ……多分今まで一番多いんじゃない?」
リューク「ほぅ……どんなのがいるんだ?」
かばん「まずライオンさんにヘラジカさん……アルマジロさんとヤマアラシさん……ハシビロコウさんに……」
かばん「……」ウトウト
リューク「……まあ明日になってからのお楽しみでいいや。寝ていいぞ」
かばん「すみません……横になります」ゴロン
アメリカビーバー「お休みッス〜」ゴロン
プレーリードッグ「お休みであります〜」ゴロン
288 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 22:01:29.49 ID:CzTLpSrMO
リューク「サーバル……お前は寝なくていいのか?」
サーバル「私夜行性だから今そんなに眠たくないんだー」
リューク「あー……そういやそうだったか」
サーバル「ねーリューク……」
リューク「何だ?」
サーバル「私達……離れていてもずっと友達だよね?」
リューク(……)
リューク「さぁ?どうだかな……」
サーバル「えー……そこは肯定してよ」
リューク「クククッ……ま、俺はもう寝るぜ。ホントは睡眠なんて生きる上では必要ないが眠たくなることはあるからな」
サーバル「……いじわる」
サーバル「……私もねよーっと」ゴロッ
リューク(……友達……か)
リューク「……ハァ」
289 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 22:10:16.27 ID:CzTLpSrMO
同時刻 へいげんちほー
ガサッ
ウサギ「ハッ.....ハッ.....!!」ダッダッダ
ビュオオオオオオ
ウサギ「!?……嘘でしょ……どこまで追ってくるの!?」
ウサギ「誰か……誰か助けて……!!」
??「……」ズオオオオ
グキッ
ウサギ(しまった……脚が!)
ウサギ「ウッ……」ドサアッ
??「クククッ……」ズオオオオ
ウサギ「ッ!!嫌ぁぁ!!!」
??「……」ビュン
290 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 22:15:02.73 ID:CzTLpSrMO
ウサギ「………?」
ウサギ「……あれ?あの怪物は?」
ウサギ「いなく……なっちゃった?」
ウサギ「何だったんだろ……今のってセルリ……」
ドクン....
ウサギ「ウッ……!!」ドサッ
ウサギ「ガハッ......胸が……くるし……」
ウサギ「......い……いや……だ」
ウサギ「……」ガクッ
ビュオオオオオオオオ........
??「……面白」
291 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/26(月) 23:19:00.72 ID:4J5bMSQz0
報告遅れました!
続きは明日書きます
292 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/27(火) 18:48:57.25 ID:Up1OGYfpO
翌朝 へいげんちほー ヘラジカ陣営
ヘラジカ「……」
シロサイ「……」
タテガミヤマアラシ「見合って見合って〜……はっけよーい……残った!ですぅ!!」
ヘラジカ「うおおぉぉーー!!!」ガシッ ズザザ-ッ
シロサイ「ぐっ……ヘラジカ様のお力は凄まじいですわね……こっちも負けてられませんわよ!!」グググッ
ヘラジカ「うむ!その意気だシロサイ!」ググッ
オオアルマジロ「シロサイ頑張れ〜!!」
パンサーカメレオン「ヘラジカ様も頑張るでござる〜」
タテガミヤマアラシ「のこったのこったです〜!」
ハシビロコウ「………」ジ-ッ
293 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/27(火) 19:02:15.98 ID:Up1OGYfpO
ヘラジカ「ぬぅ〜……どりゃあああ」ブン!
シロサイ「きゃあ!」ドサッ
タテガミヤマアラシ「ヘラジカ様の勝ちですぅ!決まり手は上手投げですぅ!!」
ヘラジカ「ふぅ……良き試合だった!強くなったなぁシロサイ!」
シロサイ「いいえ……ヘラジカ様にはまだまだ及びませんわ」
オオアルマジロ「重い鎧背負ってるシロサイを大きく投げ飛ばすなんて……ヘラジカ様はやっぱ凄いです!」
パンサーカメレオン「感嘆するでござる……」
ヘラジカ「さぁまだまだ練習するぞ!明日はこのすもうという遊びでライオン達と勝負するのだからな!」
パンサーカメレオン「この遊戯もかばん殿が考案なされた遊びでこざるか?」
オオアルマジロ「としょかんにすもうのルールが書かれてる本があったらしくてねー……かばんがそれを読んでヘラジカ様に教えたらしいんだわー」
パンサーカメレオン「としょかんに……なるほど古から伝えられている遊戯でござるか!」
294 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/27(火) 19:10:56.03 ID:Up1OGYfpO
タテガミヤマアラシ「次はカメレオン対ハシビロコウ!ですぅ!」
パンサーカメレオン「わぁぁぁ……ついに拙者の出番でござるか……」
オオアルマジロ「大丈夫だって!透明になればイケるでしょ!」
パンサーカメレオン「おお!その手が……」
ヘラジカ「それは反則だろう……正面から堂々ど組み合って勝負するのがすもうの醍醐味だ!!」ドン!!
パンサーカメレオン「そ……そうでござるよね……はぁ」
ハシビロコウ「………」スタスタ
シロサイ「ハシビロコウはもう土俵にあがってますわよ!さあ覚悟をお決めなサイ!」
パンサーカメレオン「は……はいでござる」
295 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/27(火) 19:23:40.87 ID:Up1OGYfpO
タテガミヤマアラシ「では見合って見合って〜……」
パンサーカメレオン「ど……どうかお手柔らかに」
ハシビロコウ「……」
タテガミヤマアラシ「はっけよーい……のこ」
ツキノワグマ「ちょっと待ったー!!」
タテガミヤマアラシ「わっ!」ズルッ
オオアルマジロ「もー……いきなり何さ?」
ヘラジカ「お前はライオンの……勝負は明日のはずだが……」
ツキノワグマ「勝負どころじゃないって!あんた達昨日へいげんで何が起こったか知らないの!?」
ヘラジカ「知らんな」シレッ
ツキノワグマ「そ……即答……」
ハシビロコウ「……何が起こったの?」
ツキノワグマ「フレンズがね……セルリアンに食われたんだよ」
ヘラジカ「……なに?」
296 :
◆jLRtqdurHM
[saga]:2017/06/27(火) 20:51:18.86 ID:UTeLPNri0
オオアルマジロ「えー!?またもセルリアン発生!?」
シロサイ「この間大型のセルリアンを倒したばかりですのに……」
タテガミヤマアラシ「どれ程の大きさなんですぅ?」
ツキノワグマ「……目撃証言によるとフレンズより少し背が高い程度らしいんだけど」
オオアルマジロ「それなら楽勝だね!ライオンとヘラジカ様の2人がいれば簡単にぱっかーんだわ!」
ヘラジカ「……任せろ!仇は私が……」
ツキノワグマ「それが……」
ハシビロコウ「……それが?」
ツキノワグマ「……さっきセルリアンに取り込まれたらしいフレンズを発見したんだけど……死んでたんだよ。その子」
ヘラジカ「……今なんて言った?」
ツキノワグマ「死んでたって言ったんだよ!フレンズの姿のままで!」
ヘラジカ「……!?」
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