【モバマス時代劇】向井拓海「美城忍法帖」

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41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:38:50.40 ID:zOwcRhlF0
「アンタ、片桐さんより強いんか」

「あん?」

 久しぶりに出た名前に、向井は眉をひそめた。

 今は亡き片桐早苗。旧東郷派の中で、

 木場と並んで最高戦力と目された女。

 個としての破壊力は、美城内でも随一だった。

「わかんねーな」

 向井は、その片桐より強くなったかと

 言われると少々自信がない。

「まあでも、アタシはお前よりは強い。

 断言してやるし、証明してやるよ!!」

 向井が構えた。

 その表情も、仲間に向けるものではなかった。
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:40:17.69 ID:zOwcRhlF0
 安斎は、相手を観察した。

 だぶついた着物は、間合いをごまかすための工夫。

 それによって、袖から伸びた刀の長さは分からない。

 しかし太刀筋さえ大きく避ければ、攻撃は当たらない。

 つまらないですね…。

 そう思い、安斎は勝負を決める算段をつけた。

 十手で武器を破壊し、その表情を楽しんでから、

 体術で首をへし折る。

 
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:40:58.47 ID:zOwcRhlF0
 相手が、苦しげな顔で

 太刀を振り続け消耗している。

 頃合いか。

 安斎は、突きを十手で抑えた。

 それで刃が止まるかと思われた。

 しかし、刃はそこからさらに、にゅっと伸びて、

 安斎の喉を貫いた。

 彼女が驚いて相手を見ると、だぶついていた筈の着物から、

 手足が見えていた。

「千枝、ちょっと…背伸びしちゃいましたっ!」

 人外の忍、佐々木千枝は純真な笑顔で言った。
 
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:41:51.17 ID:zOwcRhlF0
向井が振るった腕を、村上が片手で掴む。

関節を破壊するつもりであった。

しかし、向井は腕に村上をぶら下げ、

彼女を壁に叩きつけた。

「楽しいか、村上!!
 
 楽しいですって言ってみろよ!!」

「はははは!
 
 やっぱりアンタは面白いのう!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:42:22.71 ID:zOwcRhlF0
向井は小太刀によって、身体中を切り刻まれている。

血も大量に失い、顔は青ざめている。

しかし表情は楽しくてしょうがない、

という風に笑っている。

村上は肋骨五本と右腕をへし折られ、

本当は立っていること自体が奇跡である。

彼女は顔を真っ白くしながらも

悪鬼のように口を大きく横に裂く。
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:42:59.45 ID:zOwcRhlF0
「このまま死んだってええ!」

血のあぶくを吐きながら、村上が言う。

凄まじい充実感。望外の幸福。

平和な日常の中では味わえない、

苦痛と快楽の無間地獄。

本当は、このまま永遠に向井と戦い続けたい。

しかし、身体が限界だった。

脚ががっくりと、地面についた。

終いか。

そう思った時には、村上の顎に

向井の拳がめり込んでいた。
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:43:37.77 ID:zOwcRhlF0

屋敷の壁の上にいた服部瞳子は、

向井拓海と村上巴の戦いを見ていた。

そして戦いの最後、自分の位置まで

飛ばされてくる村上と目が合った。

彼女は恐怖を覚えた。

村上は最後の最後まで、笑っていた。
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:44:31.54 ID:zOwcRhlF0
ひゅるりと落ちていく彼女を、下で向井が受け止めた。

村上はすでに痛みで気を失っていた。

ここが頃合いか。

服部は弱った向井に攻撃すべく、

その背後に音もなく降り立った。

むろん身体は透明化している。

気づかれるはずがない。

ないはずだった。
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:45:05.74 ID:zOwcRhlF0
「見物料払えよ、てめえ!!」

向井の回し蹴りが、服部のこめかみに衝撃を与えた。

頭蓋に罅が入り、視界が乱れる。

慌てて向井から離れながら、服部は自身の位置が

ばれた理由を探った。

隠し持っていた手鏡で自身の顔を見ると、

村上の血が顔にかかっていた。

先ほどは動揺のあまり、気づかなかったようだ。

向井は追ってこない。彼女も村上と同じく、限界のようだ。

服部は顔を拭って、ふらつき、嘔吐しながらも

かな子のいる屋敷に向かった。

50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:45:54.07 ID:zOwcRhlF0
安斎都は、かろうじて生きていた。

しかし声帯が潰され呼吸が苦しい。

「惨めで、無様で、本当に素敵なお姿ですね…尊敬しちゃいます!」

佐々木千枝はとどめを刺さず、安斎の方を嬉しそうにみた。

彼女は、安斎と同質の人間だった。

「ああ…でも千枝、一応お仕事の途中でした」

千枝はかなり長い間安斎を見つめていたが、

ふと思い出したように、かな子の屋敷に向かった。

杏さん!

安斎の叫びは、声にならなかった。
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:46:47.68 ID:zOwcRhlF0
服部瞳子は、

佐々木千枝よりも先に屋敷に侵入していた。

先ほどの反省を生かし、透明化。

さらに天井の裏を移動した。

見張りには、まったく気づかれなかった。


そして、かな子のいる寝間の前までたどり着いた。

その部屋には双葉杏がいた。

なぜか五体を畳に投げ出して、脱力している。

さらに瞳も閉じていた。

まさか仲間が死力を尽くしている間、

眠っていたのだろうか。

服部は、諸星や向井から受けた傷の復讐のために、

そっと双葉のそばへ降りた。
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:47:23.57 ID:zOwcRhlF0
すると、ふあっと何かが舞い上がった。

埃……いや、これは灰!!

気づいた時には、服部の両脚はぐにゃりとしていた。

まるで、酒に酔ってしまったように。

「あーあ…姿が見えないから、外しちゃった…」

双葉は刀を手に、立ち上がっていた。

彼女は服部の両脚の腱を、正確に斬っていた。
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:47:49.94 ID:zOwcRhlF0
「どこが急所だかわかんないや」

刃を宙で振りながら、双葉は考えるふりをした。

灰で“くっきり浮かび上がる”服部を見つめながら。

「とりあえず、“脚から一寸ずつ”輪切りにしていこう。

 そうすれば、心臓なり首なり…どっかに当たるよね」

その表情は、笑っていた。

あまりにも、凄絶な笑みだった。
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:48:52.35 ID:zOwcRhlF0
屋敷に踏み入った佐々木千枝は、

異様な光景を目にした。

一寸ほど薄さの、赤黒い肉が入り口に落ちている。

それがまた点々と、奥の部屋まで続いている。

辿っていくと、そこには双葉杏がいた。

55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:49:23.96 ID:zOwcRhlF0
「子どもがくるところじゃないよ」

「子どもって…あなたも」

そう言いかけた千枝の顔に、何かが被さった。

慌てて剥がすと、栗色の毛が生えた、血まみれの皮。

服部瞳子の頭皮だった。

56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:49:51.86 ID:zOwcRhlF0
「うわああああああっ!」

千枝は恐慌してそれを放り投げた。

べしゃり、と湿った音を立てて地面に落ちた。

「ねえ、杏と戦う?」

双葉が千枝に尋ねた。

まったく、面倒臭そうな顔をしていた。
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:50:23.68 ID:zOwcRhlF0
「わ、私だって荒木の忍です!!」

千枝はそう叫んで、刃を振るった。

術も使った。

関節を自身で外し、さらに皮膚も伸ばして、

間合いを延長した。

それを双葉は初見で見切り、躱した。

千枝が、あきらかに離れた間合いから剣を振るったため

技の正体に気づかれてしまったのだ。

服部と同じく、動揺が仇になった。
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:50:59.46 ID:zOwcRhlF0
「もう一度聞くよ…杏と戦う?」

まったくつまらなそうに、双葉が再び尋ねる。

千枝は手裏剣を五枚、投げた。

技を活かし、様々な角度から。

一枚目。回避。

二枚目と三枚目。切断。

五枚目と四枚目は、左手でつままれた。
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:51:30.64 ID:zOwcRhlF0
「…悪い子だね」

双葉が刀を振るうと、千枝はがつんと転倒した。

両脚が切断されていた。

間合いの外なのに。

そう思って顔をあげた千枝が目にしたのは、

右腕の関節をはめ直す相手だった。

「身体があったまってきたから、そろそろ始めるよ」

すでに身動きがとれない千枝に、双葉はそう言った。
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:52:03.46 ID:zOwcRhlF0
向井達は幕領地美城まで、

かな子を安全に送り届けた。

命がけで戦った彼女らに、

追加の恩賞が賜れることになり、

向井一同は城郭に招かれた。
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:52:33.85 ID:zOwcRhlF0
 「此度の護衛、ご苦労であったぞ」

 かな子は相変わらず、小倉饅頭を食べ、

 読本を流し読みしていた。

 「いえ、こちらもかな子様の

 御厚意によって、諸星の命が助かりました。

 感謝の表しようも御座いません」

 双葉が深々と頭を下げた。

 形式ではなく、心からかな子に感謝していた。
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:53:05.74 ID:zOwcRhlF0
「向井は、木村屋の仲間である村上と、

 死力を尽くして戦ってくれた」

「は…」

「いえ、ただの内輪揉めにございますゆえ、心遣いは無用にございます」

向井拓海の言葉を、双葉が遮った。

向井は苦笑した。まったく言い返す言葉もない。
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:53:35.25 ID:zOwcRhlF0
「安斎も、よくやってくれた。

 治療代は追加で渡すゆえな、養生せい」

安斎都はうなずいた。

負傷によって声が出せなくなったせいか、

ずいぶんしおらしくなっていた。
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:54:10.84 ID:zOwcRhlF0
「それで提案なのじゃが…」

かな子は饅頭と読本を置き、

向井達の方をまっすぐに見た。

「これからも、我が側にいてくれぬか」

その言葉に一同は、素直に頷けなかった。

“側”の意味を測りかねていた。

双葉は青ざめていた。
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:54:37.95 ID:zOwcRhlF0
「遠慮は無用じゃぞ。

 村上とやらも処罰はせぬし。

 “島流しにあった罪人がいようと”、気にすることはない」

続くかな子の言葉に、向井達は顔を見合わせた。

どこかで、木村のからから笑う声が聞こえた。
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:55:12.51 ID:zOwcRhlF0
荒木城。書室。

「おかえりなさいッス」

荒木比奈は、安部菜々と佐々木千枝を迎えた。

「服部サンは?」

「つまらないことにこだわって失敗したので、不合格です! 

 まあ、“荒木家からの”任務は、私も失敗したんですけど!! 

 キャハっ!!」

 安部菜々の首は元どおりになっていた。

 傷跡すらも残っていない。
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:55:57.77 ID:zOwcRhlF0
「千枝チャンおつかれまッス」

 比奈は千枝をねぎらったが、口を開かなかった。

「かな子様の方に、ちょっと恐ろしい剣士がいまして!

 千枝さんの蘇生にちょっと手間取っちゃいました!

 キャハっ!!」

 「そりゃあ…ナナさんもおつかれさまッス」

 菜々は、荒木家の“初代当主の代から”仕えている。

 忍としての役割は、敵の陽動。

 したがっていつも、目立った格好をしていた。
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:56:32.38 ID:zOwcRhlF0
「ナナさん達は、死んだことになってるッス」

「一応、荒木家への義理は立てたことになりますね!

 これでまた、比奈様のために働けます!!」

菜々と千枝は荒木家ではなく、

比奈個人に対して忠誠を誓っている。

服部は荒木家側の忍だったが、“まったく不運なことに”、

命を落としてしまった。

「私も落ち着いて、執筆を進めることができるッス」
 
「女色についてなら、ナナが手取り足取り教えてあげますよ!

 キャハっ!!」

安部菜々はそう言って笑った。

この1週間後、荒木家の家臣達は謎の死を遂げた。
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 12:57:04.13 ID:/N3jBPRD0
菜々さんは天膳さまなの?
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:58:06.87 ID:zOwcRhlF0
一方その頃、本州から離れた孤島。
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 12:59:35.44 ID:zOwcRhlF0
 島村卯月は家老殺害の罪で、
 
 もとは死罪となるはずであった。

 しかし、千川ちひろの度を越した享遊ぶり、

 そして派閥争いに腐心して

 領民を虐げたことなどが考慮され、

 流罪に留められた。

 現在卯月は、幽閉生活を送っている。

 その身体はやせ細っていた。

 しかも、もう何日も眠っていない。

72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:00:27.48 ID:zOwcRhlF0
 数日前、卯月が気まぐれで夕食を鼠に与えると、

 泡を吹いて死んだ。

 毒を盛られていたのである。

 その時、卯月は大笑いした。

 彼女は、千川ちひろの死に様を思い出していた。

 すぐに憎悪も湧き上がって、笑いはすぐに止まった。
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:01:16.97 ID:zOwcRhlF0
 今の卯月に心理的な余裕はない。

 孤独な幽閉生活と、神経を擦り減らす旧千川派への警戒。

 加え、どうしようもない空腹感が、彼女の心を蝕んでいく。

 ここで自分は死ぬのか。

 卯月はそう思った。

 たとい旧千川派の手にかからなくとも、このままでは餓死する。

 牢を破るような力も、策も湧き上がってこない。
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:01:46.79 ID:zOwcRhlF0

 「未央ちゃん…」

 卯月は、本田未央の名を呼んだ。

 彼女がここに現れれば、樫の格子など簡単に破壊して、

 卯月を助けてくれるかもしれない。
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:02:18.94 ID:zOwcRhlF0
「呼んだ?」

 実際は、鍵を普通に開けて入ってきた。
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:02:59.45 ID:zOwcRhlF0
「ええぇっ!?」

 卯月は仰天した。

 自分は幻覚を見ているのか。
 
 とにかく信じられなかった。

「ほっぺを抓ってください」

 卯月は、未央にそう頼んだ。

「いいよ。ていうか、私名前教えたっけ?」

未央は首をかしげながら、

卯月の両頬を思い切り引っ張った。
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:03:59.42 ID:zOwcRhlF0
「凄く(ふごふ)痛い(いひゃい)です…」

「だろうね。離していい?」

「いえ、しばらくこのままでお願いします…このまま…」

卯月は、ぽろぽろと涙を流した。
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:04:42.04 ID:zOwcRhlF0
一体、この島村卯月という女は何者なのか。

未央は不思議に思った。

腕に巻かれた編み紐が、卯月の涙で、しっとりと濡れた。
 
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 13:05:37.15 ID:zOwcRhlF0
おしまい
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 13:08:46.46 ID:4jtNiUUOo

かな子の読んでる本は荒木先生の書いたものだった…?
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 13:23:49.43 ID:/N3jBPRD0
乙です
序盤の一文で語られていた隠岐に向かったちゃん未央は
卯月の迎えだったのか
なつきちが依頼を受ける条件に卯月の解放を願った感じだろうか

暫くは投下を控えるとのことですが次の投稿を心よりお待ちしております
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 14:09:50.60 ID:i+xSamGU0
家老千川と大目付東郷が死んだ後の幕領美城藩は将軍三村家のかな子が藩主になった(食い意地将軍の後の世界?)
千川は死んだけど旧千川派は相変わらず美城藩で実権を握っている
木村屋は三村家に取り入って、かつ反乱した家老卯月を助けて生き延びる道を選んだ

だいたいこんな感じか?
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 15:17:38.85 ID:RdUf/bpso

卯月が救われてなにより、食い意地将軍→モバマス時代劇の世界か
ウサミンが1人だけケン=イシカワ、NARUTOの世界の忍者みたいな存在だな

百合本はこの頃からあったのか
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 16:22:11.92 ID:sYJ5TnOJo
菜々さんすげえな
天膳様+他人の蘇生も可能って、無敵だろそれww
しれっと月酔い使ってる杏もバケモノじみてるけど
この2人はこの先もしばらく生きてそうだな

しばらくお休みということだが、休み明けには流浪してるよしのんが見たいなあ
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 17:38:43.09 ID:JArXT3Eg0
なんで服部さんこんな扱い酷いねんwww
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 18:55:45.49 ID:AyAc6aYsO
杏の天才設定が全然邪魔にならないSSを初めて見たかもしれん。
お疲れ様でした。
次は鬼平をひとつ
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 19:42:44.06 ID:sYJ5TnOJo
「千枝、ちょっと…背伸びしちゃいましたっ!」(関節外し)

それ背伸びじゃねえからwwwwww
杏の「悪い子だね…」てのも妙に上手くてツボったわww
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/06/08(木) 20:44:08.98 ID:zOwcRhlF0
皆さま有難うございます。

ただいま、まとめサイトを見に行ったところ

「退魔忍系のエロSSかと思った。時間損した」との好評の声をいただきました。
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/08(木) 20:57:39.09 ID:X9qOOE5nO
>>88
流石に草生える
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/09(金) 06:49:00.50 ID:M+rZ2t2vo
笑うわ
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