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【艦これ】加賀「あなたが好き」 瑞鶴「」
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113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 23:57:02.07 ID:4DYxyPhi0
加賀「まさしくその通り。しおらしいから心にグッと来るのね」
加賀「一体どうしたの? 昨日とは様子が……あっ」
加賀「ひょっとして瑞鶴の悩みと関係があるのかしら」
瑞鶴「!」
加賀「昨日のあれが原因って言ってたわよね? それで瑞鶴はこんなにしおらしくなってしまった」
瑞鶴「……!」
加賀「となると、考えられるのは……」
瑞鶴「待って!!」
加賀「!?」
加賀「ビックリしたわ」
瑞鶴「ご、ごめん。私のことはいいからケーキ食べようよ!」
瑞鶴「今度はこっちから食べさせてあげるね! はいあーん!」
加賀「!!!」
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/23(火) 23:59:19.49 ID:4DYxyPhi0
加賀「……あーん」パクッ
モグモグ
瑞鶴「どう?」
加賀「幸せよ」
加賀「こんなに幸せでいいのかしら。瑞鶴に食べさせてもらえるなんて」
瑞鶴「あはは、大げさだって!」
加賀「もう一口いいかしら」
瑞鶴「もちろん! その前に今食べてるの飲み込んでね!」
加賀「ええ」モグモグ
瑞鶴(…………)
――――
加賀・瑞鶴「ごちそうさまでした」
加賀「美味しかったわね」
瑞鶴「うん……でも食べ過ぎじゃない? 夕飯食べられるの?」
加賀「もちろんよ。デザートは別腹って、よく言うじゃない」グッ
瑞鶴(とはいえこの量をほとんど……)
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 00:02:51.81 ID:5oPBNliM0
加賀「さて、次は何をしようかしら」
瑞鶴「次?」
加賀「せっかくだし何かして遊びましょう。今日はもう演習出撃はないでしょう?」
瑞鶴「まあ……」
加賀「ダメ?」
瑞鶴「ダメじゃないけど、何するの」
加賀「それを考えるのも遊びの一つよ。遊びはすでに始まってるわ」
瑞鶴「ふふっ、何それ」クスクス
加賀「あ」
瑞鶴「?」
加賀「また見られたわ。瑞鶴の笑顔」
加賀「今までずっと、怒ったり慌てた表情しか見られなかったから」
瑞鶴「そうだっけ。結構笑ってたと思うけど」
加賀「笑いにも種類があるでしょう。純粋な笑顔は、ケーキを食べた時と今ので2回目よ。とても貴重」
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 00:04:24.12 ID:5oPBNliM0
瑞鶴(……確かに私って、加賀さんの前で面白おかしいのが理由で笑ったことなかったかも)
加賀「やっぱり素敵ね」
瑞鶴「へ?」
加賀「瑞鶴の表情よ。怒った顔も困った顔も、真っ赤になった顔も魅力的だけど」
加賀「やっぱり1番は笑顔だと思うわ」ニコッ
瑞鶴「ぐっ……!」
瑞鶴(恥ずかしいセリフを、よくもまあスラスラと……)カァァ
加賀「さて、何をしようかしら。遊ぶ道具はトランプくらいしかないけど」
瑞鶴「え? トランプ持ってるの?」
加賀「持ち主は赤城さんよ。二航戦の娘たちを含めた4人で遊ぶのよ」
瑞鶴「あー、なるほど……じゃあ神経衰弱でもやる?」
瑞鶴「あとはポーカーとか、スピードとかあるけど」
加賀「どれも楽しそうね。ちょっと待ってて、トランプを取ってくるわ」
スタスタ
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 00:06:59.61 ID:5oPBNliM0
また明日に
今日と同じ時間になると思います
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 03:00:53.81 ID:1JKHa84Qo
トランプって二人だとあんまり…
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 10:09:22.64 ID:9JWk9m4BO
加賀「アメリカから取り寄せたのよトランプ中々隙が無くて大変だったたみたいだけど」
トランプ「ンーッ!ンーッ!」口にテープ
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 11:32:52.03 ID:uvpyNaRHO
トランプ拉致3P…?
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/24(水) 11:48:54.55 ID:QoPIAfbTo
Make ZuiKaga Great again
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/24(水) 23:59:21.07 ID:5oPBNliM0
瑞鶴(……楽しそう、かぁ)
瑞鶴(大勢いたら盛り上がるんだろうけど、2人だとどうなるかな)
瑞鶴(つまらなくなって、途中でやめそうだなー……)
加賀「持ってきたわ」スタスタ
瑞鶴「オッケー、じゃあ私がカードきるね」
加賀「瑞鶴、提案があるわ。神経衰弱をやりましょう」
加賀「記憶力を鍛えるのにも役立つと思うから」
瑞鶴「加賀さんらしい理由だね。いいよ」
瑞鶴(数分後には違う遊びを考えてそうだけど)シャッ シャッ
――数十分後――
加賀「これとこれ」スッ
瑞鶴「うわぁぁぁちょっと! また取られたぁぁぁ!」
加賀「まだまだね」フフッ
瑞鶴「むー……! まだまだこれから!」
加賀「残念ながら、まだ私の番よ」
加賀「行くわ! あれとそれ! それとこれ!」スッ スッ
瑞鶴「ずっと加賀さんのターン!!」ガーン
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:01:19.17 ID:e2DQptmH0
加賀「――ふぅ、つい熱くなってしまった」
瑞鶴「そこそこ楽しかったね。正直、すぐに飽きると思ってたんだけど」
瑞鶴「ってか加賀さん強すぎ……どんどんカードが無くなっていくんだもん」
加賀「記憶力には自信があるの」クスッ
瑞鶴「むー……」プクー
加賀「……ね、ねえ瑞鶴。お願いがあるのだけれど」
瑞鶴「?」
加賀「あまり可愛い仕草をしないでもらえるかしら。理性がもたないわ」
瑞鶴「可愛い仕草?」
加賀「ジト目で頬を膨らませるなんて、襲ってくださいと言ってるようなものよ」
瑞鶴「いやそれ加賀さんの心の問題でしょ」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:03:28.88 ID:e2DQptmH0
加賀「あと、ゲームに夢中になりすぎて前かがみになるのもやめて」
加賀「鎖骨が丸見えで意識してしまうわ」
瑞鶴「まるで男の人みたいな着眼点!? 鎖骨なら別にいいでしょ!!」
コンコン
翔鶴「加賀さん、いらっしゃいますか?」
瑞鶴「! 翔鶴姉だ」
加賀「ちょっと待ってて」スッ
瑞鶴「待って……! 私がここにいることは……」
加賀「もちろん秘密にする」スタスタ
ガチャ
加賀「何か用?」
翔鶴「あ、こんにちは。実は瑞鶴を探しているんですけど」
翔鶴「どこにも見当たらないんです。心当たりはありませんか?」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:05:50.50 ID:e2DQptmH0
加賀「知らないわね」
翔鶴「そうですか……どこに行ったのかしら」
加賀「何か用事があるの?」
翔鶴「はい。実はこれから、一週間後の作戦について話し合う予定で」
瑞鶴(あっ……!)
加賀「そんな大事なことを。あの娘、すっぽかすつもりね」
翔鶴「ただ忘れてるだけだと思います。見かけたら伝言をお願いできますか?」
翔鶴「すぐに私のところに来て欲しいって」
加賀「分かった。ついでにキツく言いつけておくわ」
翔鶴「で、伝言だけでいいですから!」
パタンッ
加賀「……ということらしいわ」スタスタ
瑞鶴「うわーバカだ私、すっかり忘れてたよ。ごめんね翔鶴姉……」
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:08:17.15 ID:e2DQptmH0
加賀「その言葉、翔鶴に直接言ってあげて」
瑞鶴「そうする。ごめんね加賀さん、遊んでたのに」
加賀「いいのよ。ケーキを食べるついでだったし、私が引き止めたのが悪いわ」
瑞鶴「そんなことないって。ケーキすっごく美味しかったし、神経衰弱も楽しかったよ!」
瑞鶴「ありがとね!」ニコッ
加賀「っ……」
ギュッ
瑞鶴「へ?」ドキッ
加賀「ごめんなさい。我慢できなかった」
加賀「もうちょっとだけ抱きしめさせて」ギュー
瑞鶴「……」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:10:08.05 ID:e2DQptmH0
加賀「……ありがとう。ごめんなさい」パッ
瑞鶴「え……あ、うん……」
加賀「もうこんなことしないから」
瑞鶴「うん……そ、それじゃ……!」スタスタ
加賀「……」
ガチャ
パタン
瑞鶴(び……ビックリした……!)
瑞鶴(何するのかと思ったら、抱きついてくるなんて)
瑞鶴(……)
瑞鶴(……加賀さんのぬくもり、まだ残ってる……)ドキドキ
瑞鶴(って何気持ち悪いこと言ってんの!? どうかしてるって私……!)
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/25(木) 00:12:36.71 ID:e2DQptmH0
瑞鶴(で……でも……)
加賀『昨日のあれが原因って言ってたわよね? それで瑞鶴はこんなにしおらしくなってしまった』
加賀『となると、考えられるのは……』
瑞鶴(考えられるのは、一つしかないよね)
瑞鶴(やっぱりそういうことなのかな……私って……)
瑞鶴(……ううん、違う)
瑞鶴(違う! 絶対に違う! そんなわけないでしょ、だって女同士だし!)
瑞鶴(きっとキスが衝撃的すぎて未だに引きずってるだけよ!)
瑞鶴(だって私が……私が好きなのは、一人だけなんだから)
――――
翔鶴「――こんな感じの段取りだから、頭に入れておいてね」
瑞鶴「……」ボー
翔鶴「瑞鶴? 聞いてるの?」
瑞鶴「えっ!? えっと……」
翔鶴「はぁ、まだボーッとしてるのね。加賀さんにお説教されただろうから、あまり言いたくはないのだけど」
翔鶴「そんな調子だと危険よ? とても演習はおろか出撃なんてさせられないわ」
瑞鶴「……ごめんなさい」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 00:13:46.14 ID:e2DQptmH0
ここまでで
明後日からは22時に更新できると思います
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 13:57:04.38 ID:jzfZ+ERpo
あー気になる
はやく22時にならないかな
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 14:26:14.62 ID:ifQEnV8RO
もう14時か…味方によってはもう22時じゃない?
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/25(木) 21:56:57.37 ID:e2DQptmH0
日跨ぎ更新になります…
133 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 00:05:43.72 ID:bke43pPL0
翔鶴「……。やっぱり私には言えない悩みなの?」
瑞鶴「うん」
翔鶴「気が向いたら声をかけてね。いつでも相談に乗るから」ナデナデ
瑞鶴「……うん」
翔鶴「あ、そうだわ! これから二航戦の2人と間宮に行くんだけど、瑞鶴もどう?」
翔鶴「一緒に美味しい物を食べましょう!」
瑞鶴「せっかくのお誘いだけど、私今お腹空いてなくて」
翔鶴「そ、そうなの……」
瑞鶴「また今度一緒に行こ。私から誘うね」
翔鶴「ええ、楽しみにしてるわ」
――鎮守府廊下――
瑞鶴(はぁ……気分転換に散歩でも、と思ったけど)
瑞鶴(ダメだー。頭の中が一杯でどうにも……)
提督「瑞鶴」
瑞鶴「!!」ビクッ
134 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:07:39.41 ID:bke43pPL0
提督「ちょうどいいところに」スタスタ
瑞鶴(提督……)
提督「実は手伝って欲しい事があるんだ。これから用事は?」
瑞鶴「無い。いいよ、手伝う」
提督「助かるよ。ついて来てくれ」スタスタ
瑞鶴「……」スタスタ
――――
瑞鶴「うわ、何ここ……埃だらけ」
提督「色んな資料が保管されてるんだ。ここのところ忙しくて掃除をしていなかったからな」
瑞鶴「提督がしてるの? 私たちに任せればいいのに」
提督「お前たちは遠征に演習、出撃といった重要な仕事があるだろ」
提督「こういうのは俺がやるべき仕事だ」
瑞鶴「でも、提督だって書類片付けたり鎮守府の運用したりで忙しいでしょ」
瑞鶴「妖精さんに任せたら? 中庭で遊んでるとこ見かけるし」
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:09:59.84 ID:bke43pPL0
提督「なるほど……いい考えかもしれないな。頼んでみよう」
瑞鶴(掃除してる最中に鬼ごっことか始めそうだけど)
瑞鶴「で、私に手伝って欲しいことって?」
提督「ああ、実は……秘伝のレシピを探し出して欲しいんだ」
瑞鶴「は?」
提督「昔、軍で凄く美味しいと評判だった料理があって」
提督「そのレシピがここにあるらしいんだが1人じゃキツくてな」
提督「ほとんどの棚は調べ終わったが見つからなかった。そこで、最後にこの大きな棚を一緒に調べて欲しいんだ」
瑞鶴「かなりデカいね……いいけど、何でそんなもの探してるの」
提督「鳳翔と間宮にお願いされたんだ。どうしても作ってみたいと」
瑞鶴「ふーん……分かった。私も食べてみたいし」
提督「頼むよ。俺は右から調べる」
瑞鶴「私は左からね、オッケー」
136 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:12:20.86 ID:bke43pPL0
提督「えーっと……」キョロキョロ
瑞鶴(……お人好しっていうか何ていうか)
瑞鶴(人から頼みごとされたら必ず引き受けちゃうんだから)
瑞鶴(まあ、そこが素敵なところなんだけど)チラッ
提督「これも違うか」
瑞鶴(……)
瑞鶴(……何でだろう)
瑞鶴(やっぱり私、変だ……おかしくなっちゃった……)
瑞鶴(普段なら緊張でこんなにスラスラ話せなかったし)
瑞鶴(部屋に2人きりなんて良いシチュエーション、絶対モノにしてやるって意気込むのに)
瑞鶴(……攻めようって思わない……)
137 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:15:53.57 ID:bke43pPL0
瑞鶴(カッコイイとは思うけど)チラッ
提督「……? どうかしたか?」
瑞鶴「あ、ううん。何でもない」
瑞鶴(今のだって、目が合ったら顔真っ赤にして慌てるはず)
瑞鶴(胸が……あんまりドキドキしないっていうか……)
瑞鶴(おかしい、こんなの絶対におかしい)
瑞鶴(私、提督のことが好きなのに。好きで好きでたまらないはずなのに)
瑞鶴(……心に一番に思い浮かぶ顔は……)
提督「おっ、これか」
瑞鶴「え?」
提督「どうやら時間を消費せずに済んだようだ。今見つけたよ」スッ
提督「まさか内容と一致しないカバーをかけられていたとは」
138 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:18:09.66 ID:bke43pPL0
瑞鶴「えーっと、手伝いは終わり?」
提督「だな。ありがとう瑞鶴、お礼に間宮で何か奢らせてくれ」
瑞鶴「!」
提督「お前、確かクリームあんみつが好きだったろう」
瑞鶴「…………」
瑞鶴「……いいや」
提督「え?」
瑞鶴「大したことしてないし、それに」
瑞鶴「私、今お腹が一杯だから」
提督「一杯って、何か食べたのか?」
瑞鶴「うん……美味しい物をね。ごめんね」
提督「いや、いいんだ。じゃあまた日を改めて誘おう」
瑞鶴「うん」
瑞鶴「……」
瑞鶴「…………」
139 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 00:21:11.05 ID:bke43pPL0
――夕方・食堂――
ワイワイ
赤城「ここ、空いてますか?」
翔鶴「はい」
赤城「失礼しますね」スッ
加賀「……」
翔鶴「加賀さんも、どうぞ座ってください」
瑞鶴「……」モグモグ
加賀「そうさせてもらうわ。赤城さんの隣に…」
瑞鶴「ここ」ポンポン
加賀「……!」
瑞鶴「私の隣に来たら? 空いてるし」
加賀「ず……瑞鶴……?」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:22:46.93 ID:bke43pPL0
ここまでで
読んでくださってありがとうございます
141 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:28:42.73 ID:L25YuSQBo
堕ちたな(歓喜)
142 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 00:33:39.04 ID:FKQ4MRqGo
キスしたときに感染したか
143 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 02:10:05.10 ID:qjBisU3qO
Fuuuuuuuuuuuuu
144 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 02:57:44.72 ID:4yzAD0+e0
ちょろい女かが
145 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 05:46:00.50 ID:ObFRq3L30
素直になってもう止まんないな。
146 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 07:48:40.16 ID:NP/6gPy/o
この状況が薬の影響で一時的なものということを考えると瑞鶴の未来が暗い…
147 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 09:05:12.35 ID:E+JdGfW7o
堕ちたかwwww
148 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/26(金) 20:34:32.62 ID:EFxf5Hcao
やっぱり男の人は男の人同士で、女の子は女の子同士で恋愛すべきなんやなあ
149 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 20:44:17.47 ID:DXvRHiCh0
>やっぱり男の人は男の人同士で、女の子は女の子同士
馬鹿野郎!それじゃ提督が生涯独身で可哀想だろ!
ガチムチ憲兵さんを紹介してあげないと
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 20:57:44.07 ID:pAq6ofAhO
>>148
美々ちゃんこんなとこで何してんの
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 21:57:49.32 ID:bke43pPL0
加賀・翔鶴・赤城「……」
瑞鶴「な、何でみんな驚いてるの」
赤城「それは……」
翔鶴「だって……」
加賀「どういう心境の変化かしら。あなたが私を隣に招くなんて」
瑞鶴「別に。強いて言うなら」
瑞鶴「仕事上の関係っていうの? 建前でも仲良くした方が、出撃の時に連携で良い結果を産むことになるかもしれないじゃん」
瑞鶴「私も子供じゃないし、あんたと少しは仲良くしてあげてもいいかなって思っただけ」
加賀「……」
翔鶴「瑞鶴……偉いわ!」ギュッ
瑞鶴「うわっ!? ちょっと、テーブルを越えて抱きつかないで!」
赤城「待ちわびていた日が来たわね!」グッ
瑞鶴「赤城さんも、すごい喜びよう」ハハ…
加賀「……あなたもようやく成長したのね」
加賀「隣、失礼するわね」スッ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:00:27.61 ID:bke43pPL0
瑞鶴「う、うん」
加賀「……」
翔鶴「ふふ、こうして2人が並んでる姿を見ると嬉しくなってしまうわ」ニコニコ
赤城「この勢いで本物の仲良しになってくれたらいいのに」ニコニコ
瑞鶴「ははは……」
加賀「瑞鶴、瑞鶴」ヒソヒソ
瑞鶴「ん?」
加賀「どういうつもり? 皆の前では、いつものように仲悪く見せるんじゃなかったの?」
瑞鶴「んー、まあ」
瑞鶴「こうやって言っといた方が、2人でいるとこ見られても言い訳しやすいでしょ」
瑞鶴「青葉に盗撮された時みたいに慌てる必要もないし」
青葉「……」ジー
加賀「確かにそうね」
瑞鶴「何かマズかった?」
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:03:16.89 ID:bke43pPL0
加賀「いいえ、むしろ嬉しいわ。周りを気にせず一緒にいられるなんて」
青葉「……」ジー
加賀「……!!」
加賀「青葉さん、いつの間に」
瑞鶴「えっ」
青葉「あ、どーも」
瑞鶴「どーもってあんた……! 今の聞いてた!?」
青葉「え? 何ですか?」
加賀「しらを切らないで。今、私たちの会話を……」
青葉「何か話してたんですか?」
瑞鶴「すぐ後ろにいたくせに!」
青葉「怒らないで! 本当に知りませんよ! ただ、今日の夕飯は何を頼もうかなって考えてて」
154 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:05:41.22 ID:bke43pPL0
青葉「瑞鶴さんが食べてるお魚料理か、加賀さんが食べてるお肉料理か」
青葉「どっちも美味しそうなんですよね。困りました」ウーン
瑞鶴「怪しい……」
青葉「疑いが晴れないか……まあ私の背負う宿命かな」
青葉「っていうか、聞かれたらマズいことでも話してたんですか?」ニヤニヤ
瑞鶴「……!」ドキッ
加賀「そんなことはないわ」
青葉「そうですか。でもこんなところで内緒話はやめた方がいいですよ」
青葉「下手すれば誰かに聞かれちゃいますからね!」
瑞鶴「……」
加賀「そうね、気をつける」
青葉「ではこれで! お魚料理にしよっと♪」スタスタ
155 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:08:58.21 ID:bke43pPL0
加賀「……大丈夫かしら」
瑞鶴「分かんない。実は全部聞いてて嘘をついてる可能性が……」
翔鶴「あの」
瑞鶴・加賀「!!」
翔鶴「青葉ちゃんに詰め寄ってましたけど、2人で秘密のお話を?」
加賀「秘密というほどではないわ。今日あった演習について確認したいことがあったの」
瑞鶴「そうそう! 大したことない会話だったんだけど、青葉の聞き耳立てる癖に腹が立ったのよ」
赤城「ああ……青葉さんは情報という情報を手中に収めようとしますからね」
瑞鶴「プライバシーの侵害ってやつね。許せない」
翔鶴「でも、瑞鶴と加賀さんのご飯を眺めてただけなんでしょう?」
瑞鶴「……」
加賀「本当にそうならいいのだけれど……」
156 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:11:37.01 ID:bke43pPL0
――夕食後――
瑞鶴「ねえ加賀さん」
加賀「何かしら」
瑞鶴「えっとさ……明日、私たち休みでしょ」
瑞鶴「もしよければなんだけど、2人で本土へ遊びに行かない?」
加賀「……」
瑞鶴「加賀さん?」
加賀「そ……それはつまり……」
加賀「デートの誘い!?」
瑞鶴「ちょっ、声がデカいって!」
加賀「ごめんなさい。取り乱してしまったわ」
加賀「でもデートよね? そうでしょう?」
瑞鶴「グイグイ来るね。まあ……デート、だね」カァァ
157 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/26(金) 22:14:47.20 ID:bke43pPL0
加賀「嬉しい、飛び上がるくらい嬉しいわ」
加賀「けど急に何で?」
瑞鶴「……ほら、明後日からは元の関係に戻っちゃうでしょ?」
加賀「あ……」
瑞鶴「例の薬が完成するしさ。だから、その前にもっと恋人っぽいことした……させてあげようかなって」
加賀「瑞鶴……」
瑞鶴「ど、どうかな」
加賀「断るわけがないわ。しましょう、デート」ニコッ
瑞鶴「よかった! じゃあ明日の朝10時くらいに玄関集合ね」
瑞鶴「赤城さんや他のみんなには、『仲を深めるため買い物に行く』って言っといて」
加賀「いいの? デートと思われないかしら」
瑞鶴「大丈夫でしょ、まだ仲が悪いで通ってるだろうし」
瑞鶴「嫌そうな空気を作ってれば問題ないよ」
加賀「そんな演技できるかしら。楽しみすぎてワクワクしてしまうかも」
瑞鶴「そこは頑張ってよ」アハハ
158 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:16:10.54 ID:bke43pPL0
ここまでで
明日は多めに投下したい
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/26(金) 22:16:28.22 ID:3kqL+TYLo
これは恋人ですねえ…
乙
160 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 19:48:13.75 ID:e8V64u3qO
乙
いいぞー
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/27(土) 20:03:49.87 ID:wxPI2/0R0
急な予定が入ってしまったので、明日の昼頃に纏めて投下します
162 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/27(土) 20:12:22.88 ID:wxPI2/0R0
上げミス、すみません
163 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 13:44:30.46 ID:9wB/ob080
16時頃に投下します
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:02:26.95 ID:hsofa+UyO
来たか
165 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 16:12:35.92 ID:9wB/ob080
翔鶴「瑞鶴、先に部屋に行ってるからね」
瑞鶴「あっ、待って! もう終わったから!」
瑞鶴「それじゃ、また明日ね」
加賀「ええ」
スタタタッ
翔鶴「加賀さんと何を話してたの?」
瑞鶴「色々と。っていうか何で笑顔?」
翔鶴「あなたと加賀さんが仲良くしてるからよ」
瑞鶴「そんなに嬉しいの」
翔鶴「とってもね」
瑞鶴(……この様子じゃ、明日一緒に買い物行くなんて言ったら……)
赤城「加賀さん、お待たせしました! デザートのプリンをお持ち帰りして…」
赤城「どうしたんです? すごく嬉しそうですけど」
加賀「気のせいよ」
赤城「でも、顔に出てますよ」
加賀「気のせい」
赤城「そうですか……?」
166 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:14:51.86 ID:9wB/ob080
――翌朝――
翔鶴「……」ニコニコ
瑞鶴「よし、こんなもんかな」
翔鶴「……」ニコニコ
瑞鶴「……さっきから、満面の笑みで私を見つめるのやめてくれない?」
翔鶴「だって、加賀さんと一緒にお買い物だなんて」
瑞鶴「昨日も言ったでしょ? これは『仕方なく』なんだから!」
翔鶴「うふ、分かってるわ」
瑞鶴「じゃあ行ってくるから。夜までには帰ってくると思う」ガチャ
翔鶴「行ってらっしゃーい!」
スタスタ
瑞鶴「そろそろ10時だけど……もう来てるかな?」
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:18:01.13 ID:9wB/ob080
――鎮守府玄関――
瑞鶴「……」キョロキョロ
加賀「おはよう」
瑞鶴「……おはよう」キョロキョロ
加賀「どうしたの?」
瑞鶴「他に誰もいないか確認したの」ススス…
瑞鶴「っていうか加賀さん……ちゃんと私服持ってたんだね」
加賀「ああ、これは赤城さんに貸してもらったのよ」
加賀「いつもの格好だと目立ってしまうからって」
瑞鶴「だね。私も人目につくの覚悟してたんだけど」
瑞鶴「似合ってるよ」ニコッ
加賀「ありがとう。瑞鶴も抱きしめたくなるくらい可愛いわ。天使が舞い降りたかと思ってビックリした」
瑞鶴「はは……褒めてくれるのは嬉しいけど、やめてね」
168 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 16:20:57.09 ID:9wB/ob080
加賀「そろそろ10時ね。ちょっと早いけど行きましょうか」
瑞鶴「うん。そういえば加賀さん、何分前に来たの?」
加賀「30分前」
瑞鶴「早くない?」
加賀「楽しみすぎて気持ちが抑えきれなかったの」
瑞鶴「……赤城さんの前で嫌そうな顔できた?」
加賀「努力はしたわ」
瑞鶴「めっちゃ不安なんだけど……」
スタスタ
青葉「……」コソコソ
青葉「……」スタタタッ
169 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:23:09.52 ID:9wB/ob080
――――――――
――――――
――――
ワイワイ ガヤガヤ
加賀「久々にここへ来たわ」
瑞鶴「加賀さん、休日はほとんど鎮守府で過ごしてるもんね」
加賀「瑞鶴はよく来るんでしょう」
瑞鶴「うん。翔鶴姉や二航戦、軽空母の娘たちと遊びに」
瑞鶴「ってか何で知ってるの?」
加賀「その娘たちから話を聞くのよ。今日はどこへ行って何を食べたとか」
加賀「ところで、これからどこへ?」
瑞鶴「一応プランみたいなのは考えてるんだ。お昼までまだ時間あるし」
瑞鶴「艦娘のみんなに言い訳したように、買い物でもしようかなって」
加賀「いいわね」
170 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:24:25.05 ID:9wB/ob080
瑞鶴「何見る? 服? それとも…」
加賀「行き先は瑞鶴に任せるわ。あまり詳しくないから」
瑞鶴「オッケー、じゃあ行こっか」
――――
瑞鶴「わー、これ可愛いー!」
加賀「ワンピース?」
瑞鶴「暑くなってきたし、新しいの買おうかなって思ってたんだよね」
瑞鶴「でも……高いなぁ」ピラッ
加賀「試着してみたら?」
瑞鶴「んー、いいや。着ちゃうと余計に欲しくなっちゃうし」
瑞鶴「それよりこの服、加賀さんに似合いそう!」スッ
加賀「……派手ね」
瑞鶴「もっと落ち着いたのが好き? じゃあこれは?」スッ
加賀「可愛すぎるわ」
瑞鶴「そうかな、これを着た加賀さん見てみたいけどなー」
171 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:25:52.87 ID:9wB/ob080
加賀「……瑞鶴がそう言うなら、着てみる」スッ
瑞鶴「いいの? ありがと、待ってるね」
スタスタ
――――
加賀「……」
瑞鶴「……」
加賀「ど、どうかしら」
瑞鶴「……可愛い!」
加賀「本当?」
瑞鶴「めっちゃ似合ってる! 予想以上!」
加賀「嬉しい、けど……恥ずかしいわね……スカートが短すぎるし……」カァァ
瑞鶴(いつも着てる服と変わらないと思うけど)
加賀「着替えるわ」
瑞鶴「えー、もったいないなー」
172 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:26:51.00 ID:9wB/ob080
――――
加賀「次は何を見るの?」
瑞鶴「こうやって歩きながら、目に止まった店に入ればいいよ」
瑞鶴「あ! あそこの雑貨屋さん入ってみない?」
加賀「面白そうね。行きましょう」
カランカラン
瑞鶴「……ヘンテコな物が置いてあるね」
加賀「しっ、店員さんに聞こえるわ」
瑞鶴「あ」
瑞鶴「加賀さん、これかけてみて」スッ
加賀「? 大きなサングラスね」
瑞鶴「早く早く!」
173 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 16:28:11.81 ID:9wB/ob080
スチャッ
加賀「似合うかしら」
瑞鶴「ぷっ!」
加賀「ず、瑞鶴?」
瑞鶴「ごめんっ……なんか加賀さんがそれかけてると面白っ……!」プルプル
加賀「……」
加賀「ポーズも決めてみるわ」キリッ
瑞鶴「ぶふっ!? や、やめてっ……! 笑うとお店に迷惑かけちゃうから……!」プルプル
――――
加賀「これ、素敵ね」
瑞鶴「本当だ。マグカップ? ネコのようなイヌのような」
加賀「何だっていいわ。とても可愛い」
瑞鶴「気に入ったんなら買っちゃえば? 値段もそれなりだし」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:29:49.96 ID:9wB/ob080
一時中断します、19時くらいにまた始めます
175 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 16:53:26.82 ID:WrAUxcefo
………いい…
176 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 17:06:55.86 ID:y4txlf3Zo
乙
続きが待ち遠しい
177 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:02:39.55 ID:HMs47Caeo
この間も青葉の邪な視線が二人を舐るように
178 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 19:09:58.09 ID:9wB/ob080
加賀「……やめておく」
瑞鶴「どうして?」
加賀「デートは始まったばかりなのに、手荷物になってしまうわ」
瑞鶴「そんなことか。鎮守府に送ってもらえばいいじゃん」
加賀「え?」
瑞鶴「私たちも普段、何か買ったらそうしてるよ? 提督に無駄使いするなよって釘刺されるけど」ハハ…
瑞鶴「店員さんに頼めば手続きしてもらえると思うからさ」
加賀「それなら……買おうかしら」
瑞鶴「オッケー! 聞いてくるね!」スタスタ
――――
カランカラン アリガトウゴザイマシター
加賀「待ち遠しいわ」ワクワク
瑞鶴「よっぽど気に入ったんだね」
加賀「早くあれでお茶を飲みたい」
瑞鶴(コーヒーじゃないんだ。まあそこは個人の自由だけど)
加賀「……!!」ピタッ
瑞鶴「加賀さん、どうかした?」
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:11:57.49 ID:9wB/ob080
加賀「……」ジー
瑞鶴(一体何を見て……)チラッ
瑞鶴(……ゲーセンか)
加賀「ねえ瑞鶴、提案があるのだけれど」
瑞鶴「遊びたいの?」
加賀「……」コクリ
瑞鶴「いいよ。入ろっか」
――――
ウィーン ガヤガヤ フルコンボダドン!
加賀「騒がしいわね」
瑞鶴「そりゃゲーセンだし」
加賀「……」キョロキョロ
瑞鶴「何探してるの?」
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:14:08.01 ID:9wB/ob080
加賀「ゲームセンターといえば、あれよ」
瑞鶴「あれと言われても……クレーンゲームとか?」
加賀「! そうね、それもお約束の1つよ」
瑞鶴(お約束……?)
加賀「あったわ。まずはクレーンゲームね」スタスタ
チャリン
瑞鶴「ぬいぐるみかー。加賀さん、どれ欲しいの?」
加賀「……瑞鶴は」
瑞鶴「?」
加賀「瑞鶴はどれが欲しい? とってあげるわ」キリッ
瑞鶴(ああ、お約束ってこういうことか)
瑞鶴「んーと、じゃあ……あのアザラシのぬいぐるみ」
加賀「任せて」ウィーン
瑞鶴(っていうか加賀さん、クレーンゲームやったこと……)
181 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:15:03.70 ID:3JVTEt7SO
ぜかまざらし
182 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 19:16:05.27 ID:9wB/ob080
ウィーン
スカッ
加賀「……」
瑞鶴(無いよね)
加賀「もう一度」チャリン
瑞鶴「無理しないでいいからね」
加賀「任せて」ウィーン
ウィーン
キャッチ
瑞鶴「お!」
加賀「……」ウィーン
ポテンッ
瑞鶴「あー惜しい!」
加賀「なるほど。ぬいぐるみ本体を掴むと難しそうね」
加賀「あの輪っかに引っ掛ければいけるかしら」チャリン
瑞鶴(出撃の時によく見る真顔でクレーンゲームの考察してる)
183 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:19:07.04 ID:9wB/ob080
ウィーン ウィーン
キャッチ
瑞鶴「すごっ! 綺麗に輪っかに……!」
加賀「……」ウィーン
ガシャンッ
加賀「ふぅ、とれた」ヒョイッ
瑞鶴「加賀さんすごーい! クレーンゲーム初めてでしょ?」
加賀「そうね。でもコツを掴めば難しくはないわ」
加賀「はい、これ」スッ
瑞鶴「ありがとう! わー可愛い……」ギュッ
瑞鶴「大切にするね!」ニコッ
加賀「っ!!」ドキッ
ブハッ
瑞鶴「加賀さん!? 鼻血が吹き出したけど!!」
加賀「そ、そのようね」
184 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:21:39.80 ID:9wB/ob080
加賀「たぶん瑞鶴の可愛さを直視したせいよ」
瑞鶴「バカなこと言ってないの! ぬいぐるみ持ってて!」スッ
瑞鶴「ティッシュティッシュ……あった!」
――――
加賀「助かったわ」
瑞鶴「はぁ……服に血はつかなかった?」
加賀「大丈夫よ。それより瑞鶴、私思い出したの」
瑞鶴「何を」
加賀「プリクラよ。せっかくゲームセンターに来たのだから、プリクラを撮らないと」
瑞鶴「ああ、なるほどね。鼻にティッシュ詰めたままでいいの?」
加賀「問題ないわ、もう止まったから」スッ
瑞鶴「ちょっ……っと? 本当だ止まってる」
185 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:24:52.76 ID:9wB/ob080
加賀「やっぱり、瑞鶴の可愛さを直視したことによる一時的な鼻血だったのよ」
瑞鶴「それもういいから! 止まったなら良かったよ」
加賀「さあ、プリクラを撮りましょう」スタスタ
瑞鶴「分かったってば。全く、どれだけ楽しみにしてるの」フフ
――――
チャリン
瑞鶴「えっと、コースは……それと仕上がり……」
加賀「何をしているの?」
瑞鶴「プリクラの設定だよ。あ、背景は何にする?」
加賀「背景?」
瑞鶴「プリクラの背景。色々あるけど」
加賀「ハートはあるかしら」
瑞鶴「あるよ」
加賀「ハートがいい」
瑞鶴「……分かった」
瑞鶴(ま、まあカップルだしね。あとはテキトーに)
186 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:26:54.37 ID:9wB/ob080
瑞鶴「よし! 加賀さん、撮影始まるからここに入って!」
加賀「もう?」
瑞鶴「もう! 早く!」
イクヨー!
サン ニー イチ パシャッ
――――
瑞鶴「あははっ、加賀さん焦りすぎだってこの顔!」
加賀「仕方ないわ……変顔してなんて急に言われても無理よ」
瑞鶴「このハニワみたいなポーズも面白いし」クスクス
加賀「もう触れないで」カァァ
加賀「というか、目が大きくなっているのは気のせいかしら」
瑞鶴「プリクラってこういうもんだよ。私たちの撮ったやつ、見たことない?」
加賀「無いわね」
瑞鶴「そっか、今度見せてあげるよ! みんな面白い顔してるから」
加賀「……」
187 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/28(日) 19:28:39.03 ID:9wB/ob080
加賀「できれば今日がいいわ」
瑞鶴「今日? でも、疲れてすぐ寝ちゃうかも」
加賀「今日しかダメなのよ。だって明日になったら……」
瑞鶴「……あ……」
加賀「……」
瑞鶴「そうだよね……明日になったら、加賀さん……」
加賀「ごめんなさい。せっかくのデートなのに、気落ちしてしまうようなこと」
瑞鶴「ううん、私こそごめんね」
瑞鶴「まだ時間はあるんだし、もっと色んなとこ見て回ろ?」
加賀「……そうね。楽しまなきゃ」
瑞鶴「……」
瑞鶴(そういえば、もし明日加賀さんが元に戻ったら)
瑞鶴(記憶はどうなるんだろ。この3日間のこと覚えてるのかな)
188 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:30:12.83 ID:9wB/ob080
また明日投下します
189 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 19:53:06.36 ID:unzTRd5Mo
ずいかが尊い
190 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 20:09:36.35 ID:myZEzWbe0
気になるところで終わるな……
良いぞ
191 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 20:29:47.96 ID:8rrQ5p2xO
くそう…くそう…
192 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/28(日) 20:57:39.95 ID:wjTcB/h+O
尊い
193 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 02:40:13.97 ID:YCW4CNCGo
瑞加賀尊い
でも赤翔もいいなって
194 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 05:53:41.10 ID:LySbDHBOo
>>193
わかってるじゃん
195 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 22:01:34.33 ID:2PtaeWcO0
――2時間後――
瑞鶴「お腹が空いてきたなぁ。そろそろご飯食べない?」
加賀「そうね」
瑞鶴「加賀さんは何か食べたい物ある?」
加賀「私のことはいいわ。瑞鶴のオススメの……場所で……」ピタッ
瑞鶴「本当? じゃあこの近くに美味しいパスタのお店があるんだけど、そこに……あれ?」
加賀「……」ジー
瑞鶴「加賀さん、何を見て……」スタスタ
『挑戦者求む! 巨大ラーメン! 30分以内に完食すれば無料!』
瑞鶴「……」
加賀「……はっ!」ピクッ
加賀「な、何でもないわ。パスタのお店? 楽しみね、行きましょう」
グゥゥゥゥゥ…
加賀「!! 違うのよ、今のは時刻を告げるお腹の音で……!」カァァ
瑞鶴「ここにしよっか」クスッ
196 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:03:49.93 ID:2PtaeWcO0
加賀「いいえ、瑞鶴のオススメのお店にしましょう」
瑞鶴「でも食べたいんでしょ? ラーメン」
加賀「いいえ」
瑞鶴「よだれ垂れてるよ」
加賀「……」
瑞鶴「ほら、入ろ。私もここで一度食べてみたかったし」
瑞鶴「ね?」
加賀「……」
――――
瑞鶴「へー、結構オシャレ」キョロキョロ
加賀「ごめんなさい。私のワガママで」
瑞鶴「いいって、そんなに落ち込まないで」
加賀「でもデートでラーメン屋は……」
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:04:08.19 ID:wnXFQb9SO
出禁待ったなし
198 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:07:14.19 ID:2PtaeWcO0
瑞鶴「まあ確かにゆっくりお喋りとかはできないけど、後でカフェに寄ればいくらでもできるし」
瑞鶴「今は美味しい物を堪能しよ!」
加賀「瑞鶴……」
店員「お待たせしました、こちら特製醤油ラーメンです」スッ
瑞鶴「きた! すっごい美味しそー!」キラキラ
加賀「いい匂いね。チャーシューも肉厚で…」
店員&店員「「お待たせしましたー! こちら巨大ラーメンになります!」」
瑞鶴(え、2人がかりで?)
ドンッ!
瑞鶴「でかっ!?」
店員「これから30分以内に完食すれば無料です。準備はいいですか?」ニヤリ
加賀「ええ」
店員「よーい……スタート!」
199 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:10:09.18 ID:2PtaeWcO0
加賀「いただきます」スッ
瑞鶴「まさかこんなに大きいなんて……大丈夫なの?」
加賀「私のことはいいから、自分のを食べて」
瑞鶴「うん。いただきます」スッ
瑞鶴「ズズッ……んー! 美味しい!」
加賀「箸がどんどん進むわね」ズズズ
加賀「ネギはシャキシャキ、チャーシューはとろける」モグモグ
加賀「極上のスープにコシのある麺、どれをとっても一級品よ」
瑞鶴(解説してる余裕あるのかな)
――――
カランッ
加賀「ごちそうさまでした」フゥ
瑞鶴「……」
店員「……」
加賀「何分経ったかしら」
200 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:13:42.20 ID:2PtaeWcO0
店員「えっ……あ、20分です……」
加賀「チャレンジはクリア?」
店員「そうですね……おめでとうございます……」ブルブル
加賀「こんな美味しい物を食べることができて無料なんて、驚きだわ」
瑞鶴「あはは……店員さんたちは加賀さんに驚いてると思うよ」
加賀「毎日通いたいくらいね」
店員「!!」
――――
アリガトウゴザイマシター
瑞鶴「にしても加賀さん、普通のペースで黙々と食べてたね」
瑞鶴「大食いってもっとバクバクいくものだと」
加賀「あなたも言ってたでしょう。美味しい物は堪能しないと」
瑞鶴「そうなんだけどさ。まあ加賀さんだからできるのかな」
瑞鶴「……あ!」
加賀「?」
瑞鶴「ごめん加賀さん、ちょっと寄りたいところあるんだけどいいかな」
加賀「ええ、もちろんよ」
201 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:16:58.06 ID:2PtaeWcO0
――パーツショップ――
加賀「ここは……」
瑞鶴「デートで行くような場所じゃないよね」
加賀「何か買う予定なの?」
瑞鶴「うん。明石さんに迷惑かけちゃったから」
瑞鶴「欲しがってた部品をいくつかプレゼントしようと思って」
加賀「きっと喜ぶわ」
瑞鶴「せめてもの償いだから、喜んで欲しいとかじゃないんだけどね」ハハ…
瑞鶴「ちょっと待っててね。これ終わったら良いところへ案内するから」
加賀「良いところ?」
瑞鶴「着いてからのお楽しみだよ」
加賀「……?」
202 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/29(月) 22:21:28.23 ID:2PtaeWcO0
――水族館――
瑞鶴「ここ!」
加賀「水族館……行ったことないわ」
瑞鶴「魚の泳ぐ姿がすごく綺麗なんだよ。あとね、ペンギンショーのペンギンが超可愛いのー!」キャー
加賀「……果たして瑞鶴に叶うのかしら……」ボソッ
瑞鶴「え? 今なんて言ったの?」
加賀「何でもないわ。私もワクワクしてきた、早く入りましょう」
瑞鶴「うん!」
スタスタ
加賀「……綺麗ね。本当に」ボー
瑞鶴「でしょ? 魚の群れ、ずっと見ていたくなるよね」
瑞鶴「あ、見て見て! カワウソ!」
瑞鶴「はー、可愛すぎでしょマジで……抱っこしてみたいなぁ……」
加賀「……私は瑞鶴を抱っこしてみたい」ボソッ
203 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:22:25.94 ID:2PtaeWcO0
ここまでで
読んでくださってありがとうございます
204 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 22:32:21.53 ID:niFgvcfUo
乙
205 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/30(火) 02:03:11.95 ID:yXM4p9Tco
乙
加賀さんも瑞鶴もかわいいなぁ
206 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/30(火) 17:07:55.18 ID:hUKdTbnE0
今日から木曜日まで0時更新になりそうです
207 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/05/31(水) 00:02:13.47 ID:kKiQoscb0
瑞鶴「ね、加賀さんもそう思うでしょ?」
加賀「えっ。ええ……そうね」
加賀「この子なんて、お腹を見せて眠ってる」
瑞鶴「もう可愛さ凶器だよね。そういえば、翔鶴姉もカワウソにメロメロだったなぁ」
瑞鶴「顔を緩ませて、『離れたくない! ずっとここにいるわ!』なんて言ってさ」クスクス
加賀「簡単に想像できるわ」フフフ
――――
係員「それでは、成功したら拍手をお願いしますね!」
係員「ペンギンさんの滑り台でーす!」
スイー
瑞鶴「か、可愛いすぎる……」パチパチパチ
係員「次はハードルを飛び越えまーす」
ピョンピョン
係員「はいよくできましたー!」
瑞鶴「可愛いー! すごーい!」パチパチパチ
208 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 00:05:12.72 ID:kKiQoscb0
加賀「上手ね」
瑞鶴「ねー! それにピョコピョコ歩いてるのがもう……!」
加賀「たまらなく可愛いわ」
瑞鶴「言葉にならないくらいにね! あー抱っこしてみたい」
加賀「ふふ」
――――
――2時間後・カフェ――
瑞鶴「ふー……楽しかったね」
加賀「ええ、とっても」
瑞鶴「カワウソとペンギンの可愛さが頭から離れない」ハァ…
加賀「……」
加賀「瑞鶴、誘ってくれてありがとう」
瑞鶴「うん、喜んでもらえて良かったよ。あの水族館すごく人気だから、加賀さんにも…」
加賀「水族館もそうだけど、デートに誘ってくれたことにお礼を言いたいの」
209 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 00:07:35.25 ID:kKiQoscb0
加賀「こんなに素敵な時間を過ごせるなんて、もう死んでもいいわ」
瑞鶴「そ、そんな大げさな……」
コソコソ
青葉「……」ジー
瑞鶴「ん?」
青葉「!!」ビクッ
サササッ
瑞鶴「……」
加賀「どうしたの?」
瑞鶴「いや……何でもない。私の気のせい」
瑞鶴「それより、まだまだ時間はあるんだからたっぷり楽しもう!」
加賀「まだ何か予定があるの?」
瑞鶴「予定ってほどじゃないけど、この近くに展望台があってね」
瑞鶴「そこから見る夕日がめちゃくちゃ綺麗なんだ。加賀さんに見せたいと思って」
210 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 00:10:02.18 ID:kKiQoscb0
加賀「夕日……見てみたいわ。でもまだ時間があるわね」
瑞鶴「うん。だからそれまでブラブラして、色んなこと見ながらお喋りしようかなって」
瑞鶴「景色の良い場所がたくさんあるから」
加賀「いいわね。賛成よ」
瑞鶴「それじゃ、これ飲んだら行こっか」
加賀「……」
加賀「瑞鶴、頼みがあるの」
瑞鶴「なに?」
加賀「そのカプチーノ、一口くれないかしら」
瑞鶴「……これストローなんだけど」
加賀「知ってるわ」
211 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 00:13:22.24 ID:kKiQoscb0
瑞鶴「……」
加賀「……ごめんなさい。調子に乗ってしまった」
加賀「間接的とはいえキスだものね、許して」
瑞鶴「はい」スッ
加賀「!」
瑞鶴「別に気にしないよ」ニコッ
加賀「……ありがとう」
青葉「……」ジー
――――
――――――
――――――――
212 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/31(水) 00:15:56.41 ID:kKiQoscb0
――夕方・展望台――
瑞鶴「加賀さん、早く早く!」
加賀「今行くわ」スタスタ
加賀「……! 凄い……海が夕日でオレンジ色に染まってる」
瑞鶴「鎮守府から見る夕日もいいけど、ここのも良いでしょ」
加賀「素晴らしいわ。見とれてしまう」
瑞鶴「……」チラッ
加賀「……」
瑞鶴(……加賀さん、綺麗……)ドキドキ
加賀「よかった」
瑞鶴「え?」
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