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小鳥「アイドル達の持ち歌が能力になったら面白くないですか?」P「は?」
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51 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/03(水) 00:05:50.41 ID:+UWdaCi30
P「さ、小鳥さん…難しいところが終わったし…次はボーナスタイム、いっちゃいます?www」
小鳥「む!ふふふ、なるほど、そうですか…あのアイドルですね!」
P「どうやら思い浮かべているアイドルは一緒のようですね…!それじゃ、せーので言いますか!」
小鳥「そうですね!事務所の中でも、一番このお題が盛り上がりそうなアイドルと言えば……せーの!!」
P・小鳥「響(ちゃん)!!!!!!」
52 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/03(水) 00:08:13.98 ID:+UWdaCi30
【我那覇響・持ち歌一覧】
Next Life
TRIAL DANCE
Brand New Day!
Pon De Beach
Rebellion
smiley days
うれし・あやかし道中記
しあわせのレシピ
天と海の島
P「…」
小鳥「…ら」
P・小鳥「楽ぅ〜〜!!!!!考えるの楽ぅ〜〜〜〜!!!!」
53 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/03(水) 00:15:31.16 ID:+UWdaCi30
P「いやもう小鳥さん…これ素材豊富すぎですよ…」
小鳥「いやそうですね…まさにこの企画の為だけに育てられてきたアイドルと言っても過言ではないですね!」
P「『Next Life』の強キャラ感えげつないし、『天と海の島』はもう能力っていうかラスボスとして待ち構えるダンジョンかなにかでしょコレ」
小鳥「『TRIAL DANCE』の身体強化系能力感も半端ないし、『しあわせのレシピ』はもうあれですね、最終回の表題。『傷つけ、傷つけあい、生き残った先に何が見えるのか…なにが残るのか…少女たちの未来が、その答えとなる。最終回、しあわせのレシピ。』みたいな!」
P「あ〜だめだめぜったい泣く。戦いから離れて戦地から遠い場所で家族と幸せに暮らしながら年をとっていく響を想像して泣くわそれ」
小鳥「wwwwww」
54 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/03(水) 00:19:33.91 ID:+UWdaCi30
小鳥「提案なんですけど、響ちゃんに関しては対戦形式にしません?お互い、これだ!って思う能力を考えて、発表しあう感じで。で、より面白い能力を考えた方が勝ちにしましょう!!」
P「お、いいですねえ!小鳥さん…ぼくこれ今回は自信ありますよ…?」
小鳥「ふふん、受けて立ちます。制限時間は…10分でいいですか?」
P「いえ。…5分あれば十分です」
小鳥「COOL。わかりました。それでは、シンキングタイム、スタート!」
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/04(木) 16:55:45.53 ID:eUYAIC8yO
ひびきんモバマス的に言うとCoの蒼い曲相当の曲が持ち歌だからね、こういうのはピッタリだろね
作曲家もAJURIKAにTaku Inoueとかだし
56 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/06(土) 22:39:09.38 ID:Afngzzo80
――5分後――
小鳥「さて、進捗はどうですか、プロデューサーさん?」
P「ふぅ…小鳥さん、…いつでもいけますよっ!」
小鳥「自信満々!お互い結構がっつり考え込んでましたねwww」
P「いやーほんとほんと!あれもいい、これもいいって制限時間5分なのに3日分くらい考え込んだ気分ですwww」
小鳥「うふふふふwwwwwwじゃあ、先攻は私がいただきますっ!!」
57 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/06(土) 23:15:59.22 ID:Afngzzo80
小鳥「え〜っと、楽曲から発表するのもいいんですけど……能力使用時のストーリーを考えたのでそっちから聞いてもらってもいいですか?」
P「妄想が先ってwwwでも、どの曲が来るのかっていう楽しみもできますし、いいかもですね!」
小鳥「ええっと、わかりやすく今まで出たアイドルの子と戦ってもらいましょうか…ええっと相手は…闇落ちした貴音ちゃんで」
P「ファッ!?!?!?ひびたかなんで争ってしまうん!?!?」
―――
―――――
―――――――
58 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/07(日) 00:32:15.63 ID:RMptfFrW0
貴音「…」
響「…貴音」
貴音「…」
響「……貴 音 ッ!!!!!」
貴音「……響、すぐにこの場を去りなさい」
59 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/07(日) 00:37:35.98 ID:RMptfFrW0
響「わかってるだろ。聞くわけないぞ、そんな事」
貴音「私の知っている響ならそうでしょうね」
響「…自分の知ってる貴音なら‟こんな事”はしない」
貴音「……」
響「貴音。何があったか答えて」
貴音「………」
響「……貴音ッッ!!!!」
貴音「!」
響「自分は!!!怒ってるんだ!!!!!貴音!!!!!」
60 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/07(日) 01:42:16.73 ID:RMptfFrW0
貴音「…響、かつての仲間といえど、私には今ここで問答を重ねてる暇などないのです。これだけ言ってもあなたは引かないでしょうが」
貴音「もし引かないというならば、この『ふたつの月』…」
貴音「…抜かざるをえません」ジャッ
響「なぁ、貴音ぇ…自分たち、親友だっただろ…?お互いの事はなんでも知ってるはずさー…」
61 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/07(日) 01:52:20.42 ID:RMptfFrW0
響「‶そんなもん”で・・・
自 分 を 捉 え ら れ る と 思 っ て る の か ?」
貴音「…!奥義、『月の桜』ッ!!!!!!」ゴォッ!!!
62 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/07(日) 02:03:18.98 ID:RMptfFrW0
ババババババババッ!!!!
貴音「全ての太刀を…相変わらず、だんすはお得意のようですね」
シュンッ!!!!!!
響「『TRIAL DANCE』…貴音は隣で見てたんだ、よく知ってるでしょ?それでも自分とやる?」フォン
貴音「ふふっ…ならばこそ、私の剣先をあなたに届ける事で、『フェアリー』最速の座…譲っていただきます!!!」
響「そうか、お前…本気なんだな、本気で…!クソッ!!!」
貴音「…参ります!」
―――
―――――
―――――――
P「あぁ〜!『TRIAL DANCE』だったあああああ!!スピード系だったああああ!!」
小鳥「ああこれ楽しっ…妄想が楽しいいいい!!!」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/19(金) 09:22:01.19 ID:9VqVo/8no
あれ?
響の勝てる未来が見えないぞ
よくて相討ちにしかならなそうだぞ?
64 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/05/28(日) 01:09:08.86 ID:xWKcQUp20
小鳥「響ちゃんって、どっちかっていうと肉弾戦が似合うタイプだけど…その中でも、パワー系っていうよりかはスピード系ってイメージなんですよね!」
P「あ〜わかりますわかります。動物好きのイメージもあってか、天真爛漫な響ってちょっと野生を感じますもんねw…パワー系はどっちかっていうと真ですよねwww」
小鳥「確かにwwwいや^それにしても響ちゃんは素材豊で助かります…Pさんはちなみにどんな能力を?」
P「ふふふ…せっかくですから、その音無さんの妄想を使って説明しましょう!」
―――
―――――
―――――――
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/28(日) 01:14:18.63 ID:xWKcQUp20
響「がッ…!?」ザザザザ・・・
貴音「ふふ…響。限界ですか?あなたのすぴぃど…既に見きっています」
響(バカな…貴音、いつの間にこんなに早く!?ちょっと前まで、自分のスピードにはついてこれなかッ……!?)
貴音「『月の桜』ッッッ!」ゴォッ!!
響「グぅっ…!?」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/28(日) 01:24:10.24 ID:xWKcQUp20
貴音「あぁ…あぁ響!わたくしが生涯でただ一人、愛した友よ…。その強さで、その穢れ泣き瞳で、私の心を獣の雄のように犯していった響…」
響「…」
貴音「どうしてでしょうか…今のあなたも…ひどく、魅力的です…♡」
響「…」
貴音「あぁ…ほかの誰にも譲りたくはない…私ははしたない女性です…こんなにも、こんなにも、こんなにも…」
貴音「あなたをッ!殺したいのです!!響ィ!!!!!!!!」シュンッ!!!!!!
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/28(日) 01:31:07.88 ID:xWKcQUp20
フォンッ・・・
貴音(…消えたッ!?)
………
貴音「なぜ、いったいどこへ…?」
「なぁ貴音ぇ」
貴音「!?!?!?!」
響「…貴音ぇ。自分はさぁ、欠片も認めたくなかったんだ。認めたくなかったんだけど…やっぱりちょっと。ほんっっっっのちょっとだけ『バカ』みたいだぞ」
貴音「……その『おぉら』、久々にお目にかかりますね…!」
響「自分を殺したいほど愛してるって…?そっかぁ…」ゴォッ!!
貴音(……くるッ!)
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/29(月) 19:35:16.10 ID:CIipwb8Vo
て言うかこれ仕事の手止まってるよね
69 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/04(日) 23:19:58.26 ID:lTe/UUPT0
ひゅっ…
貴音(どこからくる…どこから…。……!?)
貴音「…血が」ツー
響「ごめん、自分にはわけがわからないや。だって自分は貴音が大好きだけど、貴音が死んだら嫌だもん」
貴音(…ぐぅ…!?右膝・左脇腹・みぞおち…いや、まだやられている…ッ!?)
響「でもな貴音、どうやら今の貴音は…ちょっと本気でぶん殴らないと、正気に戻りそうにないからさぁ…!」ヴンッ!
貴音「……実際に技を受けるのは初めてですが、これほどまでとは…『目覚め行く真実の赤』…!!!」
響「…『Rebellion』」
―――――――
―――――
―――
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/04(日) 23:39:08.42 ID:lTe/UUPT0
小鳥「あーーー!似合う!Rebellionで覚醒ほんっっっと似合う!!」
P「でしょでしょ!?!?ほら、ライブでこの曲歌うと会場全体が一斉に真っ赤になるタイミングあるじゃないですか。…あんな感じで、響の身体が真っ赤な闘気に包まれるんですよ!」
小鳥「あーっ、いいですねえ…まさに覚醒技!って感じです…これは能力としては『TRIAL DANCE』の上位互換って感じですか?やっぱりスピードの描写がすごかったですけど…」
P「いやーというより、全強化ですね。身体能力や思考スピードも強化できるけど、『TRIAL DANCE』の能力そのものも強化できる!みたいねイメージで…」
小鳥「おおぅ…チート、チートや…響ちゃん最高や…」
71 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/04(日) 23:55:02.03 ID:lTe/UUPT0
小鳥「さて…これまでアイドルの能力についていろいろストーリーも含めて考えてきましたが…」
P「いやー、盛り上がりましたねぇこの話題。今度こういうバトル物の映画の仕事とかもって来ようかなあ…」
小鳥「いや…待ってくださいプロデューサーさん。これ…本気で企画にしません?」
P「…小鳥さん。あんた何を…?」
72 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:00:00.74 ID:oSKPXXXs0
小鳥「プロデューサーさん、私ね…今までずっと一人で妄想するのが趣味でした。自分の中にビビッときたものを膨らませ、育て、自分による自分のための物語を作る…それは本当に有意義な事…何もなくても、自分の意識さえ、頭さえしっかりしていればどこだってできる最高の趣味だったんです…」
P「…」
小鳥「でもね、私…気づいちゃったんです。あぁ、自分が最高って思ったものを誰かに伝えて、気持ちが共有できる事…こんな楽しい事、他にないって」
P「小鳥さん…」
小鳥「この今までの時間を無駄にしたくない。私たちの熱い熱い、愛の詰まった時間…このままいい思い出で終わらせるなんて、もったいないって!私、そう思うんです!」
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/05(月) 00:04:56.85 ID:oSKPXXXs0
P「…」
小鳥「なんでもいい、ほんとになんでもいいんです…映画化やドラマ化なんて高望みしてません、でも企画書でも、二次創作サイトでもなんでもいい、とにかくこの夜の事、忘れたくない…!」
P「小鳥さん…あの」
小鳥「…いや、いいんです。わかってます、こんな事なんの意味もないって。…ごめんなさい、この話は終わりにしましょ!さ、何かやらなきゃいけなかった事もあった気がするし、ここらでお茶でも入れて」
P「小鳥さん!!!!!」
小鳥「!?」
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 00:07:02.78 ID:XKZzGoopo
あっ(察し
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/05(月) 00:10:05.39 ID:oSKPXXXs0
P「…人によって大事な事は違います。自分にとっての嫌いは、誰かにとっての好きなんです。自分の『好き』を大事にする事…こんなに誇るべき事が他にあるでしょうか」
小鳥「…」
P「小鳥さんにとっての『好き』が、今回の話で溢れ出して…それを尊く思って、残したいと思う気持ち、至極当然のことです。やってやりましょう…今夜、都内の小さなビルの一角で行われた、誰かが見たらどうでもいい話…でも、最高に熱かった、最高に僕らの魂に響いた『好き』を!この手で伝説にしてやりましょうよ!!!!」
小鳥「プ、プロデューサーさん……!!!」
※たびたび、ですが久方ぶりに再確認しますが…
76 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:12:20.54 ID:oSKPXXXs0
小鳥「キャーーーーーーッッッ!!!!ステキ、抱いてッ!!!!」
P「これが俺の能力…顕現せよ、『パーフェクト・コミュニケーション』ッッッ!!!!」
小鳥・P「…うわっはっはははははははははwwwwwwwww」
※二人は深夜テンションでおかしくなっています
77 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:17:13.23 ID:oSKPXXXs0
P「よーし、なんだか超やる気でてきましたよ!この企画書、なんとか朝までに作り上げましょう!!」
小鳥「はい!残りのアイドルの能力も考えつつ、今まで作ったストーリーも盛り込んで、予告編とか書いちゃいましょう!!!」
P「なんだかテンション上がってきたーーーー!!!おっしゃいくぞ鳥ィ!!敏腕Pの本領見せたらァ!!!!!」
小鳥「私もです!やる気MAXファイアーで、いってやりますよぉー!!」
よぉー…
ヨォー…
ヨォー・・・
―――
―――――
―――――――
78 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:26:13.31 ID:oSKPXXXs0
――翌朝――
律子「ふぅーっ、着いた着いた!えーっと、現在時刻は…6時半、か。まだ余裕あるわね」
律子(昨日、小鳥さんとプロデューサーに、『事務仕事は大人に任せて、未成年は帰りなさい!』なんて言われちゃって素直に帰っちゃったけど…かなりの量だったし、きっと大変よね。締め切りの時間はまだ先だし、今からでも手伝えること、あるはずよ!頑張ってくれた二人のためにも…よし!やるぞ律子!朝早くて眠たいけど…がんばれぇ!)ガチャッ
律子「おはようございまーす!…あら?」
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/05(月) 00:33:58.25 ID:oSKPXXXs0
P「すぅ…すぅ…」
小鳥「グゥ…ぴよぴよぴよ…」
律子「ふ、二人とも寝てる?ていうか寝息かわいい…って、例の書類は!?データ作成は!?企画書は!?!?」カタカタカタカタ
律子「あっ…できてる?予定されたところまでテキスト進んでるし、一応最後まで通して完成はしたのかしら…?ふふっ、そうよね。あんな事言っといて、仕事の途中で深夜テンションにハマり込みおかしな会話を繰り広げながら結局最後まで仕事は終わらず寝落ち、だなんて…一瞬でもそんな想像した自分が恥ずかしいわ///////」
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 00:38:57.33 ID:SBZckyhto
良かった、ほったらかしにされた仕事は無かったんだね
81 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:43:08.83 ID:oSKPXXXs0
律子「二人を起こすのは悪いし、このまま最終チェックだけ私がやればいいかしらね…といっても、さすがねぇ直す所なんてなにも…ん?」
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ…
『SONGS BALETTE 〜音楽の弾丸〜 各能力・あらすじ一覧』
ドドドドドドドドド…
律子「…なにこのファイル。なにこの中二病丸出しのタイトル…えっちょっと待って怖い怖い怖い。まって、ちょっと待って…。うん、確認だけ。とりあえず中身だけ確認させてもらいましょう。大丈夫、プロデューサー殿と小鳥さんを信じるの。信じるのよ、秋月律子………!」カチッ
82 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 00:48:53.08 ID:oSKPXXXs0
はじまりは、ほんの少しの、『ずれ』だった
「あの…こんな所に集合って…わたし、なにかしましたか?いったい何を…」
「ふふ…春香ちゃん、安心して。何も悪い話じゃないのよ?」
一人の少女の夢。その夢にほんの少しだけ入った亀裂。そのずれが…
「力が…欲しい?」
惨劇の引き金だった。
83 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/05(月) 01:02:16.43 ID:oSKPXXXs0
アイドル…それは、その姿、舞い、歌声で人々を導き、癒し、救う…現代で最も神に近しいともいえる存在…
「アイドル連続襲撃事件?」
「そうなんだYO!なんか物騒な事件がここ最近たてつけ悪いみたいで…そこで!真美たち美少女双子姉妹アイドル探偵の出番ってわけなのだ!」
「立て続け、ね…あと長すぎ。やめときなさいよ、『能力』があるとは言え、本当に危ないわ。警察だってどんなやつが犯人なのか全くわかってないのよ」
「んっふっふ〜いおりん優しいね!でも大丈夫!亜美の『黎明スターライン』と…」
「真美の『スタ→トスタ→』は最強のコンビだかんね!」
「あ、亜美ちゃんも真美ちゃんも、ダメだよぅ、危ないよぅ…」
一部のトップと呼ばれるアイドル達は、自分たちの歌を『能力』として行使する事ができた…
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 02:26:33.68 ID:XpqBHxJZO
「アイドルたちの念能力バトル」 シリーズ思い出す
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/05(月) 18:11:45.03 ID:RuV56307O
ネタ潰ししたらマズイと思って言わなかったけどNext Lifeって絶対道連れ技だよね
86 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/08(木) 00:16:45.31 ID:LXZgUyp40
「…亜美と真美は?」
「…まだ、目を覚まさないって」
この物語は、そんなアイドル達の…
「…真、いくの…?」
「あぁ、ついに…仲間が犠牲になった。黙って見過ごす事はできない」
「危険すぎるわ…亜美と真美が発見された時の話、聞いたでしょ?」
「『互いが互いを刃物で刺しあった状態』で見つかった…赤い涙の跡をつけて…」
「怖くないの?きっと、恐ろしい相手よ…間違いなく」
「だからさ…僕はあんまり頭がよくないんだろうね…それを聞いて思ったことはひとつ」
「『仲間の身体と心を傷つけたヤツは絶対に、許さない』…とてもクールではいられないよ。…いくぞッ!」
「『エージェント』ッ!!!!!!」
…夢と絶望の狭間を生きた物語である
87 :
◆9l4AYHuEsQ
[saga]:2017/06/08(木) 00:23:27.97 ID:LXZgUyp40
律子「……」パタン・・・
律子「ふぅ…あぁ、なんて清々しい朝かしら。窓から差し込む朝陽が部屋を照らして…幻想的ね……」
律子「………」スゥ・・・
律子「おいそこの鳥と社内ニート!!!!!!さっさと起きろォォォオオオ!!!!!!!」ドガシャアアアアアアア!!!!!!!
P・小鳥「ほわぁぁぁぁぁぁぁあああああ!?!?!?!?!?」
88 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/08(木) 00:32:46.59 ID:LXZgUyp40
律子「せ・つ・め・いしてもらおうかしら…?これは昨日お二人がやってた仕事ですよね?途中から急ぅ〜にカットインしてきたこの中二小説はなに!本来記載されている予定の仕事はいずこに!?!?さぁ、答えてください!!!」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ
小鳥「はっ…はわわわわわわわわ」←状況の整理がついておらずテンパっている
P(やばいやばいやばいやばいやばい)←起きた瞬間すべてを察したが、あっもうこれどうしようもねえやと思って逃げ道を探している
小鳥(プ、プロデューサーさん!どうしましょう!?)
P(おおおおおおお音無さん落ち着いてくださいおおおおおお俺にかんがかん考えがアリアリアリアリ)
小鳥(プロデューサーさんが一番落ち着いてくださいよ!?!?)
89 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/08(木) 00:37:13.54 ID:LXZgUyp40
律子「ヒソヒソ話はしないッ!さぁ早く事情説明を…!」
P「ま、まて律子!」
小鳥(プロデューサーさん…策とは一体どんな…?)
P「その、あれだ…えーと…」
律子「………」ギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシギシ
小鳥(貧乏ゆすりえげつねえ…)
P「あの、なんだ…とりあえず、最後まで読んでみてもいいんじゃないか…?」
小鳥「へ?」律子「あ?」
90 :
◆9l4AYHuEsQ
[sage saga]:2017/06/08(木) 00:44:52.61 ID:LXZgUyp40
P「その、さ、途中までしか見てないんだろ?ひとまず最後まで見てもらってからでも遅くないんじゃないか?もしかしたら律子が思っているものとは違う意図が隠されてるかもしれないだろ?な?冷静になって…俺たちは寝起きだしコーヒーでも買ってくるから、そのうちに読んどいてくれよ、な?」
律子「ほぅ…?」
小鳥(たっ、単なる時間稼ぎ!?そんな、そんな戦法律子さんに通用するわけ「いいですよ」ファッ!?!?!?!)
律子「確かに私の早とちりかもしれませんし、全部読んでからでも遅くないですもんね」
小鳥(ううおおおおお!?さ、さすがプロデューサーさん!俺たちにできない事を平然とやってのける!そこに痺れる憧れるゥ!)
P(でしょう!?ひとまず外に出て落ち着いて、それから今後の対応を考えましょう!)
律子「ただし」
P・小鳥「?」
律子「コーヒーなら私が買い置きしてるの上げますから、そこで待っててくださいな。…正座で」ニッコリ
P・小鳥「」
91 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:04:04.07 ID:LXZgUyp40
律子「雪歩『真ちゃぁぁぁあん…ダメだよぅ外は危ないんだからァ…ちゃんと隠れておかないと…怖い事が起きないように…【EXCAVATE】…私のねがいはひとつ、一緒に穴掘って埋まってよ…?』」
小鳥「お、音読はやめてください!!心が死んでしまいます!!!!」
P「た、耐えて!小鳥さん耐えて!!!」
律子「伊織『私は一人だってトップアイドルになれるって信じてるわ…けど他人を貶める事で自分の地位を高めようとするあんたとは違う。私は、私自身の手で、力で!トップへたつの!じゃなきゃ意味ないわ…!私はあんたとは違う!【ロイヤルストレートフラッシュ】!条件は全部そろったわ…!』」
P「あばばばばばこれ俺が書いたところおぼっぼぼぼ…」
小鳥「プ、プロデューサーさんしっかり!!!!!!」
律子「美希『ほんとはね、ミキ春香のいう事聞きたいの、ホントだよ?でもほんとザンネン…許してくれないのミキいま【マリオネット】だから…!』」
P「」
小鳥「終盤に近付くにつれて私とプロデューサーさんのライフがゼロに…ぐふっ」
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/06/08(木) 01:09:19.35 ID:LXZgUyp40
「へへ…千早ちゃん……信じてたんだぁ…ずっと…」
「……」
「心の奥底の私の叫び、願い、聞いてくれるって…助けてくれて、ありがとう……」
「……春香ぁ…!」
「『I Want』……いや、やめた。これは、『命令』じゃなくて、『おねがい』にするね」
「千早ちゃん…」
「いや…いやよ!絶対に…!!」
「『私を…
殺して?』」
「はるかああああぁあぁぁぁぁぁぁぁあああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!」
‐まもなく(我々の脳内で)ロードショー!!乞うご期待!!!!!-
93 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:13:00.72 ID:LXZgUyp40
律子「……」
P「…」
小鳥「…」
P・小鳥(っべえー…これどーしよー…)
律子「うーん…なるほど…興味深いですねこれ」
P「へっ!?」
小鳥「ぴよっ!?」
94 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:26:07.40 ID:LXZgUyp40
律子「ただでさえ、うちは楽曲は色んな子たちで歌いまわしてますし、各々に楽曲のイメージを結びつける意味でも面白いかもですね。意外とストーリー構成も面白いし、なによりCDや曲の宣伝になるし。文体がアレなんでこのままじゃ出せないですけど、企画としては結構面白いんじゃないですか?」
P「お、おぉ…!そうだろそうだろ?!あ、そうそう、その企画を思いついちゃったから、急きょ書類にまとめないとと思ってな!今日取引先に送る書類の中にこういうのもあっても面白いんじゃないかと思って書いただけで、決して仕事をさぼってたとか、そういう事じゃないんだ!!
小鳥(うっ、ううう…!プロデューサーさんやりました…!私いま、胸がいっぱいです!私たちの妄想が他人に評価されたという事と……『律子さんに仕事サボって妄想話に花を咲かせてたという事実がばれて、おおいにお叱りを受けるかもしれない』というこの窮地を脱せた事も含めて…!!!)
律子「…ほぅ。時にプロデューサーさん、この設定だと私の能力は『Q&A』…相手へ質問すると、なんでも答えが帰ってくる能力、でしたっけ?」
P「お〜そうそう!相手が律子の質問を聞いちゃうと、無意識に正答を言っちゃう能力だな!いやーこの能力で敵の弱点を暴いたり、ラスボスの存在にいち早く気づいたり…なかなか重要な役どころで…」
律子「ふ〜ん…じゃぁ、プロデューサーに質問しますね?」
P「へ?」
95 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:36:35.07 ID:LXZgUyp40
律子「今回作って頂いた資料、今度大型ライブイベントで共演する予定だった346プロ・876プロ・315プロに送る『765プロの現在までの活動実績と今後の展望』だったはずですか…その資料にこの『いつやるかはわからないけどとりあえず企画を考えてみた765プロ全員出演映画企画』を送る必要はどこにあるんですか?」
P「あっ」
小鳥「…やっべ」
律子「あとこの資料…途中までは完璧なんですけど、アイドルのプロフィールとイベント参加実績のデータ入力だけ終わっていませんが…ちょうどそのデータ入力が始まる直前でこの中二妄想話企画が始まってるのは気のせいですかね?」
小鳥「あっ…」
―――
―――――
――――――――
P「あぁ…しまった。あとちょっとですし、なんか雑談しながらやりましょうか…」
小鳥「あー、そうですね…あとはデータ入力ぐらいですし……えーと、なんか最近いい事ありました?」
――――――――
―――――
―――
小鳥(しまった…結局あの後、そこだけやってなかった……!)
P「……」ダラダラダラダラダラダラダラダラ
96 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:40:20.07 ID:LXZgUyp40
律子「もう、プロデューサー殿ぉー。無意識に正答を言っちゃうんですよね?早く答えてくださいよー☆」
P「……は、はははは、あれはね、ほらあくまでフィクションだから…」ダラダラダラダラダラダラダラダラ
律子「うーん、じゃあ小鳥さん、プロデューサー殿。私の能力は変えた方がいいかもしれませんね?」
P・小鳥「は、はい…?」
97 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 01:45:48.20 ID:LXZgUyp40
律子「ほらほら二人とも、正座が崩れてるから座りなおしてください♡今から…『いっぱいいっぱい』、お説教してあげますからああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
説教中、小鳥は考えていた。もし自分にも能力が目覚めるとしたら、『空』で…まさしく今、空になりたい、自由な空へ…と。
説教中、プロデューサーは考えていた。律子に今授けたい能力があるとすれば『情けをかけて!』だなと。
‐完‐
98 :
◆9l4AYHuEsQ
:2017/06/08(木) 02:04:23.93 ID:LXZgUyp40
ケケケ
いくら面白そうなSSの元ネタ考えようがな
結局最後にモノ言うのは書き溜めだ
おう糞スレ主
テメーが社畜してたりエ○マンガ先生でブヒってる間…
SS完結させんのに 一ヶ月かかったぜ・・・!
というワケですいませんスローペース投稿で完結に時間がかかってしまいました……
この妄想好きでほんと楽しいので、シンデレラやミリオンでやっても面白いと思います
たぶんNever say neverは高火力単体魔法でAnemoneStarは全体魔法
見てくださった皆さんありがとうございました
コメントをくれた皆さんほんと励みになりますありがとうございます
また次作もがんばるぞい!
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/09(金) 03:22:53.83 ID:DkWoA9Gzo
乙
絶対特権でバインドドミネーターみたいなのを5人で囲んだ領域内でうんたらかんたら考え始めたら
楽しすぎて眠れなくなったぞどうしてくれる
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/10(土) 02:42:09.66 ID:2unZ1pfIo
乙
アイシールドは名作
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