遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」

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33 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 01:53:33.52 ID:mO1EBwgVo
毛狩りが浮いてるが案外面白い
34 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 04:14:06.91 ID:Z7I/IdeWO
ミラージュがレベル3だしオッドアイズと幻影混ぜて使ってるわ
35 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 11:19:41.26 ID:0FiOpzSU0
数日後

赤馬「失礼し…」

刃「頼もう!」

赤馬「…」

黒咲「殴り込みか」

刃「な、何だ!?」

黒咲「竹刀なんぞ持って殴り込みとは愚かな奴だ。こいつを貸してやる」ポイッ

刃「鉄パイプ…しかも短い」

黒咲「ガキの頃に良く使っていた」

北斗「な、何か血がこびり付いてるよ」

赤馬「柊塾長」

修造「わざわざ来てくれて申し訳ないね零児くん」

零羅「…」

修造「その子は確か」

赤馬「おと…いもの零羅です」

遊矢「おといも?」

赤馬「事情があるんだ。この子には」

柚子「幾つなの?」

零羅「…」

赤馬「この子は心を閉ざしている」

遊矢「心を?おーい!ちょっと遊んであげてくれよ」

フトシ「相撲でもいいのか」

遊矢「相撲はダメだろ?フトシの体格とこの子の体格じゃ」
36 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 11:40:37.92 ID:0FiOpzSU0
黒咲「…」

素良「暇だよね」

黒咲「…遊矢の中にユートか」

素良「僕ってさ他の世界から来たんだよね。君も何でしょ」

黒咲「…」

素良「僕の世界はいつの間にか侵食されていた。そして」

黒咲「お前の事情なんか知るか」

素良「…」

黒咲「早い話が逃げたんだろ」

素良「違う!僕は」

黒咲「俺はアカデミアの連中を許さぬ」

素良「アカデミア…アカデミアって言ったね!」

黒咲「それが何だ」

素良「アカデミアの訳が無い!あそこは僕が通っていた学校なんだぞ!それが」

黒咲「お前もアカデミアなのか」

素良「そうだよ!けど君の言ってるアカデミアとは違う…僕は…僕達はプロフェッサーと」

黒咲「暇潰しができた」

素良「!」

黒咲「とりあえず俺とデュエルしろ」

素良「…いいよ」

黒咲「上と下どっちがいい」

素良「今いる場所…屋根の上でいい」

黒咲「上で俺に挑むとは貴様も度胸があるなチビ」
37 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 13:07:26.35 ID:0FiOpzSU0
黒咲・素良「デュエル!!」

黒咲「RR-トリビュート・レイニアスを召喚!RR-トリビュート・レイニアスの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功したターン デッキからRRと名のつくカードを墓地へ送る。そして墓地へ送ったRR-ミミクリー・レイニアスの効果を発動!墓地のミミクリー・レイニアスを除外しデッキからミミクリー・レイニアス以外のRRと名のつくカードを1枚手札に加える」

黒咲「そしてミミクリー・レイニアスの効果で手札に加えたRR-ファジー・レイニアスは自分フィールドにRRモンスターが存在する時、手札から特殊召喚する事ができる。RR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!レベル4のRR-トリビュート・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-フォース・ストリンクス!!」

黒咲「RR-フォース・ストリンクスのオーバーレイ・ユニットを一つ使いデッキから鳥獣族・闇属性・レベル4モンスターを手札に加える」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

素良「僕のターン!守備表示…意外だね」

黒咲「デュエルは喧嘩とは違うからな。守りにも徹する」

素良「君って凄まじいほどに手が早いけど…やっぱり」

黒咲「不良だ」

素良「だよね…見ての通り」

黒咲「街のカス同然だった俺達もデュエルだけはできた」

素良「じゃあ何でグレてるの?意味なんて」

黒咲「力が有り余っているからだ。不良なんてものは10代のほんの一瞬でしか輝く事のできぬ愚かな人種…それが俺達だった」

素良「俺達?」

黒咲「俺の元相棒だ。最もコンビは解消したがな」

素良「何か訳ありって感じだね君も」

黒咲「お前には関係無い話だがな」

素良「僕は手札のエッジインプ・シザーとファーニマル・ベアを融合!融合召喚!全てを切り裂く戦慄のケダモノ!デストーイ・シザー・ベアー!!」

素良「デストーイ・シザー・ベアーでRR-フォース・ストリンクスを攻撃!!」

黒咲「そう…バカで愚かな俺達は危うく大切な者を失うところだった」

黒咲「タイミングを見誤ったな!速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』を発動!自分フィールドのRRエクシーズモンスターが戦闘で破壊された墓地へ送られた時、そのモンスターを特殊召喚しランクの一つ高いRRエクシーズモンスターを重ねてエクストラデッキから特殊召喚する事ができる!」

素良「!?」

黒咲「獰猛なるハヤブサよ。激戦を切り抜けしその翼を翻し寄せ来る敵を打ち破れ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」
38 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 13:57:22.42 ID:0FiOpzSU0
素良「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』をRR-ブレイズ・ファルコンに装備!これによりRR-ブレイズ・ファルコンの攻撃力は1000ポイントアップ!行け!」

素良「攻撃力は僕のモンスターの方が上だ…何かする気だな」

黒咲「オーバーレイ・ユニットを持つブレイズ・ファルコンは相手へのダイレクトアタックが可能!」

素良「!」4000→2000

黒咲「そしてRR-ブレイズ・ファルコンが相手へダメージを与えた時、相手フィールドのモンスターを1体を対象にし、破壊する!」

黒咲「ターンエンド」

素良「僕のターン!魔法『デストーイ・リニッチ』を発動!墓地のデストーイ・シザー・ベアーを特殊召喚!今度こそトドメを刺してやる!!」

黒咲「…」

素良「あ、あれ?」

黒咲「ラプターズ・アルティメット・メイスを装備したRRモンスターが攻撃対象にされた時、デッキからRUMを手札に加える事でこのターン自分への戦闘ダメージは0になる!」

素良「デストーイ・シザー・ベアーの効果を発動!相手モンスターを戦闘破壊した時、その相手モンスターを攻撃力1000アップの装備カードとして装備する!ターンエンド!」

黒咲「俺のターン!」

素良「勝てる…絶対に勝てる!」

黒咲「そう簡単に行くと思っているのか…魔法『ユニコーンの導き』を発動!除外されている獣族または鳥獣族レベル5以下のモンスターを手札を1枚除外し特殊召喚する!RR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!魔法『RR-コール』を発動!自分フィールドのRRモンスターと同名カードをデッキから守備表示で特殊召喚する!2体目のRR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「RR-ミミクリー・レイニアスの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドのRRモンスター全てのレベルを一つ上げる!レベル5となったRR-ミミクリー・レイニアス2体でオーバーレイ!まだ見ぬ勇猛なハヤブサよ。猛き翼に秘めし未知なる力、今ここに知らしめよ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!!」

黒咲「RR-エトランゼ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体を対象に発動する事ができる!そのモンスターを破壊し破壊したモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!!」

素良「元々の…って事は」

黒咲「お前の負けだ」

素良「くっ…」

黒咲「何だその顔は」

素良「負けた…あれから半年も経ったのに…僕は」

黒咲「半年?何かは知らぬが顔を上げろ」
39 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 14:11:41.30 ID:0FiOpzSU0
黒咲「…」

素良「僕らの世界は滅亡寸前だった…僕は怖くなって逃げ出した。敵から奪ったデュエルディスクで…次元移動して」

黒咲「そうか…で?慰めてほしいのか」

素良「そんなんじゃない!僕は…友達を見捨てて!」

黒咲「少なくともハゲにされていない奴らは何人か居るそうだ。俺の世界に融合次元の出身者が現れて話していた」

素良「…」

黒咲「あれを見ろ」

遊矢「2人とも屋根に上がって何やってんだよ!」

黒咲「試合は」

遊矢「1勝2敗の1引き分けで俺達が負けた!」

黒咲「それでヘラヘラしているのか?訳のわからん奴だ」

素良「…」

黒咲「今度は逃げるな。あいつらを守ってやればいい」

素良「…うん」

黒咲「それで少しは罪も償えるだろう。最も俺もお前も死ねば地獄行きだろうがな」

素良「君は逃げないタイプなんでしょ?僕とは違うよ」

黒咲「その代わり敵を作り出した。大勢のな」

素良「…」

黒咲「ユートは何と言っている!」

遊矢「何か言う事は」

ユート「彼は苦手だ」

遊矢「言えるわけないだろ!残念だって言ってる!」

黒咲「しかし本当に居るのか?あまりにもオカルトすぎる」
40 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 14:29:06.74 ID:0FiOpzSU0
赤馬「今日はありがとございました」

修造「また遊びに来なよ」

赤馬「もう来る事はないでしょう」

修造「まさか零児くん…君は」

赤馬「父親の不始末は私が付けます」

修造「無茶を言ってはダメだ。知ってるだろ?あの人が率いている戦力は…あれから3年経っているんだ!あの頃よりも」

赤馬「増えているでしょう。次元制覇に乗り出すぐらいですから」

修造「だったら君だけじゃダメだ!石島さんや俺も」

赤馬「その結果が遊勝さんです。私だけでいい…私が決着をつける!誰かが苦しみ傷つくぐらいなら…この赤馬零児が!」

修造「君はいいかもしれない。しかし君のお母さんや零羅くんは」

赤馬「…」

柚子「お父さんと赤馬零児?何やってるんだろ」

修造「遊矢は口では先輩は嫌っちゃ居るが…本当は今でも」

赤馬「彼から父親を奪ったのは私の責任でもある」

柚子「何の話してるんだろ?」

修造「…」

赤馬「あの時、私が足を引っ張らなければ融合次元もエクシーズ次元も今も平穏だった…遊勝さんも死ぬ事は無かった!」

柚子「!」

修造「…」

赤馬「3年間もの間、雲隠れをしていた赤馬零王…私が何としてでも食い止める!そして地獄へ叩き込むのが私の使命だ!!」

柚子「お、おじさんが…死んだなんて」

修造「零児くん!」

赤馬「柊塾長…いえ修造さん…あなたは死んではならない人だ。娘さんの為にも彼の父親代わりとしても、修造さんは生きねばなりません」
41 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 14:36:46.93 ID:0FiOpzSU0
赤馬「ん?」

遊矢「…」

北斗「言っとくけど」

遊矢「次は負けない」

北斗「うんうん」

赤馬「次も私が勝つ…舞網チャンピオンシップでの活躍を期待するぞ」

遊矢「勝つ!そして優勝者として赤馬零児!あんたに挑戦する」

赤馬「…」

遊矢「俺は逃げない…父さんのような腰抜けとは違う!!」

赤馬「君の父親は腰抜けなんかじゃなかったさ…君にもわかる日が来る」

遊矢「…」

赤馬「約束しよう。君との再戦を」

遊矢「ああ!」

北斗「僕じゃないの?」

刃「スルーされてたぞ」

真澄「さっさと行くわよ!」

刃「こっちはこっちでカリカリしてるしさ」

北斗「遊矢!僕は」

真澄「何やってるの!」

北斗「は、はい!」

ユート「赤馬零児は強いデュエリストだ」

遊矢「だからこそ燃えるんじゃないか!」

赤馬「すまないな榊遊矢…その約束は守れないかもしれない」
42 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 14:54:39.94 ID:ytdqa+ywO
増えているで髪の話かと思った
43 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 17:29:44.42 ID:0FiOpzSU0
遊矢「EMハンマーマンモでダイレクトアタック!!」

ユート「…」

遊矢「一つ目!」

ユート「彼女の姿が見えないな」

遊矢「あれから素良と修行してるらしいよ」

ユート「修行か」

未知夫「…」

遊矢「?」

未知夫「だ、誰と会話してるんだろなって思ってさ」

遊矢「人には色々と事情があるものさ」

未知夫「まさか幽霊とか見えるタイプ?何か凄い」

遊矢「幽霊って…言うか」

ユート「…」

遊矢「相棒的な存在かな」

未知夫「はあ…ふーん」

ユート「あまり信用していないような雰囲気だぞ」

遊矢「そんなもんじゃないか?」

未知夫「頑張ってくれよ遊矢」

遊矢「勿論!戦わなきゃ行けない相手が居るからな」

未知夫「その相棒って人にもよろしく言っといてくれよ」

遊矢「だってさ」

ユート「ああ」

未知夫「世の中広いんだな…僕も頑張らないと」
44 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 17:52:35.62 ID:0FiOpzSU0
翌日

ニコ「今日の相手はテレビでも御馴染みの九庵堂栄太!」

遊矢「あのクイズ番組で出てる子?ミッチーもそうだけど有名人ばっかだな」

ニコ「そこは私の人脈…教えようか?人脈の凄さを」

遊矢「え?別にいいよ」

ニコ「…」

遊矢「よし…頑張って!」

ドンッッ

遊矢「な、何だ!?」

栄太「うわあああああああああああああああああ」

ユート「人が壁を突き破って…」

遊矢「おい!大丈夫か!?」

栄太「」

遊矢「気絶してる…」

ユーゴ「このチビ!クイズなんて関係ねえだろうが!?」

ユート「この前の」

遊矢「お前!」

ユーゴ「誰だお前?」

遊矢「榊遊矢!何でこんな真似を」

ユーゴ「ワープしたらいきなりだぜ?こいつとデュエルして人を小馬鹿にしやがって!」

遊矢「どうすりゃいいんだろ」

ニコ「当然デュエルでしょ」

遊矢「どうする?」

ユーゴ「上等だぜ榊遊矢!それと何か浮かんでる奴!」
45 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 20:00:21.65 ID:0FiOpzSU0
遊矢・ユーゴ「デュエル!!」

遊矢「先攻は俺からだ!EMウィップ・バイパーを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない時、SRバンブー・ホースを攻撃表示で召喚!このカードが召喚に成功した時、手札からレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する事ができる!手札からSR OMKガムを特殊召喚!」

ユーゴ「レベル4のSRバンブー・ホースにレベル1のSR OMKガムをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!OMKガムがこのカードを含む風属性モンスターのみを素材にし墓地へ送られた時デッキの一番上のカードを墓地へ送り、そのカードがスピードロイドモンスターだった場合、素材となったシンクロモンスターの攻撃力は1000ポイントアップ!墓地へ送ったのはSRパチンゴーカート!よって1000アップだ!!」

遊矢「EMウィップ・バイパーの効果を発動!1ターンに1度、フィールドのモンスター1体を対象に発動!エンドフェイズ終了時まで攻撃力と守備力を入れ替える!」

ユーゴ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!ダーク・リベリオンの出番だぞユート!EMユニを攻撃表示で召喚!レベル4のEMウィップ・バイパーとEMユニでオーバーレイ!エクシーズ召喚!」

ユート「ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを二つ使う事で相手フィールドのモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分だけダーク・リベリオンの攻撃力がアップ!」

ユート「トリーズン・ディスチャージ!」

ユーゴ「攻撃力4000!?」

ユート「底上げした攻撃力が仇となったようだな!」

遊矢「バトルだ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユート「反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ユーゴ「罠発動!『パワー・フレーム』自分フィールドのモンスターがその攻撃力より高いモンスターに攻撃対象にされた時に発動する事ができる!その攻撃を無効にし、このカードを装備する!そして装備したモンスターはその時の相手モンスターと攻撃対象となったモンスターの数値の差だけアップする!」

ユート「…」

ユーゴ「振り出しに戻るってな」

遊矢「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!バトルだ!HSRチャンバライダーでダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを攻撃!」

遊矢「相打ち狙いか?」

ユーゴ「HSRチャンバライダーは戦闘を行うダメージステップ開始時に攻撃力が200ポイントアップする!」

ユーゴ「そして2回の連続攻撃が可能だ!!俺は相打ちなんてケチな真似はしねえ!」

遊矢「だと思ったよ!」
46 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 20:53:31.75 ID:0FiOpzSU0
ユート「罠発動!『幻影騎士団シャドーベイル』自分フィールドのモンスターに装備し攻撃力と守備力を300ポイントアップ!」

遊矢「そして罠発動!『幻影騎士団シャドーベイル』さらに300!」

ユート「さらに3枚目の罠発動!『幻影騎士団シャドーベイル』これで900ポイントだ!!」

遊矢「弾き返せダーク・リベリオン!!」

ユーゴ「無茶苦茶しやがるぜ!」4000→3300

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!今がチャンス!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

ユーゴ「相手の直接攻撃宣言時に手札のSRメンコートを特殊召喚し、相手フィールドの表側表示モンスターを全て守備表示にする!」

遊矢「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!永続罠『強化蘇生』を発動!自分の墓地のレベル4以下のモンスターのレベルを一つ上げ特殊召喚する!SR OMKガムを特殊召喚!そして自分フィールドにモンスターが特殊召喚に成功した事で手札のSR56プレーンを特殊召喚!SR56プレーンの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、相手フィールドのモンスター1体を対象にそのモンスターの攻撃力を600ポイントダウン!」

ユーゴ「レベル5のSR56プレーンにレベル2のSR OMKガムをチューニング!その美しくも雄々しき翼翻し、光の速さで敵を討て!シンクロ召喚!現れろ、レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!そしてSR OMKガムの効果を発動!デッキの一番上のカードを墓地へ送る…来たぜ、SR赤目のダイスを墓地へ!攻撃力を1000ポイントアップ!」

遊矢「それでもまだ…」

ユート「奴もドラゴンを使うのか」

ユーゴ「まだだ…けど運は俺に傾いてるぜ!魔法『スピードリバース』を発動!墓地のSR赤目のダイスを特殊召喚!SR赤目のダイスの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、赤目のダイス以外のスピードロイドモンスターを対象に発動する事ができる!そのモンスターのレベルを1から6までの任意の数値に変更する事ができる!SRメンコートのレベルを4から5に変更!」

ユーゴ「レベル5のSRメンコートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し相手に500のダメージを与える!」

遊矢「バーンダメージを与える為に?けど2体とも攻撃表示…これは一体」

ユーゴ「この瞬間、クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度フィールドのクリアウィング以外のレベル5以上のモンスターの効果が発動した時に発動する事ができる!その効果を無効にし破壊する!悪りいな魔剣ダーマ!ダイクロイックミラー!」

ユート「自らのモンスターを破壊?それに何の意味が」

ユーゴ「そしてクリアウィングが自身の効果でモンスターを破壊した時、その破壊したモンスターの元々の攻撃力分だけターン終了時までアップする!」

ユート「OMKガムの効果で1000アップし、更に魔剣ダーマの攻撃力2200…合計で5700!」

遊矢「そしてダーク・リベリオンは600ポイントダウンし攻撃力が4300!」

ユーゴ「振り切ろうぜクリアウィング!旋風のヘルダイブスラッシャー!!」
47 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 21:42:16.92 ID:0FiOpzSU0
遊矢「いたた…」4000→2600

ユーゴ「ターンエンド!」

ユート「大丈夫か?」

遊矢「ああ…俺のターン!」

ユート「来たな君のエースが…そして墓地には」

遊矢「ターンエンド!」

ユーゴ「そりゃねえだろ!だったら振り切ってやるよ…なあ!クリアウィング!」

遊矢「…」

ユーゴ「ヘルダイブスラッシャー!!」

ユート「墓地の幻影騎士団シャドーベイルの効果を発動!相手の直接攻撃宣言時に守備表示で特殊召喚できる!」

ユーゴ「そういうパターンか…ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!2体の幻影騎士団シャドーベイルをリリースしオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをアドバンス召喚!」

ユーゴ「2体目のドラゴンか」

遊矢「さらに魔法『死者蘇生』を発動!墓地のEMウィップ・バイパーを特殊召喚!EMウィップ・バイパーの効果を発動!フィールドのモンスター1体を対象に攻撃力と守備力を入れ替える!」

ユーゴ「!?」

遊矢「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!螺旋のストライクバースト!!」

ユーゴ「クリアウィング!」

遊矢「そしてオッドアイズが相手モンスターを戦闘破壊した時、与えるダメージは倍になる!」

ユーゴ「くっ…」3300→2300

ユート「よし!」

遊矢「続いてEMウィップ・バイパーの攻撃!」

ユーゴ「やっべえな…このままじゃ!」2300→600

遊矢「ターンエンド!」
48 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 21:56:42.33 ID:0FiOpzSU0
ユーゴ「はあ…こりゃやべえな」

遊矢「強かったよ…何て名前だっけ」

ユーゴ「ユーゴ!」

遊矢「て言うか何でバイクに跨ってるんだ?」

ユーゴ「バイクじゃねえ!Dホイールだ!!」

ユート「…」

遊矢「そういえばユーゴ」

ユーゴ「お?」

遊矢「これってユーゴの?」

ユーゴ「調律の魔術師!パクったのか!?」

遊矢「黒咲と喧嘩した時、落とした…んだと思うけど」

ユーゴ「そうか…すまねえな。こいつは俺の大切なカードなんだ」

ユート「君…まさかドジなのか」

ユーゴ「うるせえぞ幽霊野郎!」

ユート「俺はユートだ。そもそも俺が見えるのか?」

ユーゴ「おうよ!余裕も余裕だっつうの」

遊矢「変な奴だな。ほら返すよ」

ユーゴ「ありがと…」

ブンッッ

ユート「…また消えた」

遊矢「あ、ああ」

ユート「ユーゴか」

遊矢「あいつのドラゴンも似てるよな。何か召喚法の名前入ってるし」
49 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 22:01:28.39 ID:0FiOpzSU0
ミエル「あ、柊柚子!」

柚子「方中ミエル!?」

素良「知り合い?」

柚子「塾の親睦会でちょっとね…」

ミエル「ねえ!ダーリンは!?」

柚子「し、知らないわよ!最近会ってないんだし」

ミエル「喧嘩?」

柚子「そんなんじゃないわよ」

素良「恋のライバルってやつ?」

アユ「遊矢お兄ちゃんって美少年だもん」

タツヤ「仕方が無いさ」

フトシ「うんうん」

ミエル「何だ居ないんだ…」

柚子「…」

ミエル「元気無いのね」

柚子「色々とあるの」

ミエル「?」

柚子「じゃあ私は」

ミエル「ダーリンによろしくね!」

アユ「よろしくだって」

タツヤ「何をよろしくなんだろ」

フトシ「さあ?」

柚子「…」
50 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 22:11:35.55 ID:0FiOpzSU0
「たった2人で…我ら梁山泊を潰すとは」

「な、何者なんだ…」

ユーリ「はあ?何ちょっと強者気取りしてるのさ」

勝鬨「!」

ユーリ「すっごい殺意…もう一回やるかい?」

勝鬨「榊遊矢…!」

ユーリ「誰それ?知ってる?」

デニス「ん?君は遊矢の知り合い?」

勝鬨「ああ…自分と奴とは宿命のライバルだ…!」

デニス「宿命ね…」

ユーリ「誰だか知らないけどさ…プフフ」

勝鬨「何がおかしい!」

ユーリ「たった2人に全滅だよ?情けないとは思わないの?これだけの人数が居てさ!」

勝鬨「くっ!」

デニス「煽るなよユーリ」

ユーリ「はいはい」

デニス「だったら君に力をあげる」

勝鬨「力だと!?」

デニス「うん」

ユーリ「あれを使っちゃうわけか」

デニス「それが1番だろ」

勝鬨「ひ。一つ聞いておく…お前達は何者だ」

ユーリ「アカデミアセブンスターズのユーリ」

デニス「同じくデニス・マックフィールド」
51 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 22:35:17.20 ID:0FiOpzSU0
数日後

ニコ「おーい!こっちこっち」

遊矢「素良!?」

素良「うん」

ニコ「君と彼が本戦へ進める有資格者8名のラストカードだ」

遊矢「ラストカード?何でまた」

ニコ「何でも黒咲隼という男が派手に暴れ回り参加者の半数以上を震え上がらせてしまい…みんな来年にするそうだ」

ユート「トラブルメーカーだな…」

素良「だから最後のカードは僕と君だ!」

遊矢「そうか…じゃあデュエルだな!」

素良「うん!」

遊矢・素良「デュエル!!」

素良「僕からだ!パッチワーク・ファーニマルを攻撃表示で召喚!パッチワーク・ファーニマルの効果を発動!このモンスターがフィールドに存在する限りデストーイ融合モンスターに記されたモンスターの代わりにできる!そして手札のエッジインプ・シザーと融合!融合召喚!デストーイ・シザー・ベアー!!」

素良「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!調律の魔術師か…」

ユート「彼に渡しそびれたカードだな」

遊矢「ユート」

ユート「言っておくがエクシーズ召喚以外は俺の管轄外だ」

遊矢「そんな…」

ユート「しかし刀堂刃、赤馬零児、ユーゴのシンクロ召喚を目撃しユーゴと赤馬零児とはデュエルをした」

遊矢「…」

ユート「その目が脳裏に焼き付いている筈だ。俺が黒咲隼とのデュエルでエクシーズ召喚を思い出したようにな」

遊矢「…ああ!」
52 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 23:21:50.43 ID:0FiOpzSU0
遊矢「行くぞユート!俺はスケール2のEMブランコブラとスケール6のEMギタートルでペンデュラムスケールをセッティング!」

素良「そう簡単には負けないよ…僕の柚子に融合を教える傍で自分自身も」

遊矢「ペンデュラム召喚!レベル3!時読みの魔術師!レベル4!EMウィップ・バイパー!そして調律の魔術師を攻撃表示で召喚!」

遊矢「EMウィップ・バイパーの効果を発動!相手フィールドのモンスターの攻撃力と守備力を入れ替える!」

遊矢「ここからだ…赤馬とユーゴとのデュエルを思い出せ!レベル3の時読みの魔術師とレベル4のEMウィップ・バイパーにレベル1の調律の魔術師をチューニング!」

「シンクロ召喚!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ユート「何だ今のは…ユーゴとは別の人間の姿がクリアウィングを」

「こいつがある限り俺とお前の絆は途切れぬ…受け取れユーゴ!」

ユーゴ「いいのかよ!?ケチくさいお前が!」

「何だと!?ならば返せ!」

ユーゴ「返すわけねえだろ!ハハハ!!!」

ユート「これは調律の魔術師の記憶か?」

遊矢「剛毅の光を放つ勇者の剣!今ここに閃光と共に目覚めよ!シンクロ召喚!現れろ、レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

遊矢「バトルだ!覚醒の魔導剣士でデストーイ・シザー・ベアーを攻撃!」

素良「くっ!」4000→3300

遊矢「覚醒の魔導剣士の効果を発動!このモンスターが相手モンスターを破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

素良「うわっ!?」3300→1100

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

素良「僕のターン!罠発動!『デストーイ・カスタム』墓地のエッジインプまたはファーニマルモンスターを自分フィールドに特殊召喚する!パッチワーク・ファーニマルを特殊召喚!そして永続魔法『デストーイ・ファクトリー』を発動!墓地の融合またはフュージョンカードを除外する事で手札とフィールドからデストーイ融合モンスターの素材となるモンスターをエクストラデッキから融合召喚する!墓地の融合を除外しフィールドのパッチワーク・ファーニマルと手札のエッジインプ・チェーンを融合!融合召喚!デストーイ・デアデビル!!」

素良「今度は僕の番だ!もう僕は…誰からも逃げない!」

遊矢「だったら全力で来い!」

素良「デストーイ・デアデビルで覚醒の魔導剣士を攻撃!」

遊矢「ぐあっ!?」4000→3500
53 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 23:35:49.92 ID:0FiOpzSU0
素良「デストーイ・デアデビルの効果で相手モンスターを戦闘破壊した時、さらに1000ポイントのダメージを与える!」

遊矢「くっ…」3500→2500

素良「ターンエンド!」

遊矢「こっちだって負けられないんだよ!ドロー!」

ユート「…」

遊矢「魔法『死者蘇生』を発動!覚醒の魔導剣士を特殊召喚!」

素良「それでも僕が優ってる!」

遊矢「なら、これならどうだ!EMソードフィッシュを攻撃表示で召喚!そしてエクストラデッキの時読みの魔術師をペンデュラム召喚!」

素良「なっ…攻撃力が一気に…そこまでする?」

遊矢「念には念を…そうだろ素良?」

素良「か、勝ったと思うなよ!僕の弟子が君を待ち構えてるんだからな!」

遊矢「まるで悪役のセリフだぞ」

素良「けど負けちゃダメだよ遊矢…君は僕がこの世界で出会った友達の1人なんだから!」

遊矢「約束するよ…バトルだ!」

素良「…」1100→0

遊矢「これで進めた…それで他の7人は」

ニコ「えーっと…柊柚子、権現坂昇、勝鬨勇雄、黒咲隼、暗黒寺ゲン、光津真澄、沢渡シンゴそして我らが榊遊矢!」

素良「みんな身内ばっかだね」

ニコ「今年は厄災が舞い降りた年と永遠に語り継がれる…と思う」

遊矢「黒咲は慣れれば…何となく近寄れる気もしないでもない」

素良「ああ見えて優しい気もしないでもない」

ユート「だが眼つきが普通じゃない」

遊矢「そういうなよ?何か知り合いなんだから」

ユート「どういう関係なのかが気になる。あの火の玉のように飛び出す男と俺が」
54 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/16(日) 23:36:45.59 ID:0FiOpzSU0
次は来週
55 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/17(月) 03:06:15.86 ID:Rt7PxItIo

やっぱりユートユーゴとは決闘しとくべきだったよなぁ…
56 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 18:16:39.76 ID:iQnhdZSv0
数日後

遊矢「おーい黒咲」

ユート「居ないのか」

遊矢「あいつ姿隠しすぎだろ…何やってんだか」

柚子「…」

遊矢「どうした?」

柚子「ううん…別に」

遊矢「柚子も余所余所しいしさ」

ユート「言われても見れば」

遊矢「せっかく聞こうと思ったってのにタイミングが悪いって言うか」

ザッザッザ

ザッザッザ

ザッザッザ

遊矢「何だ!?」

梅杉「見つけたぞ!」

竹田「この前は良くもやってくれたな!」

ユート「彼らは」

柚子「格好から察するに梁山泊塾だと思う…」

遊矢「梁山泊?梁山泊が何で」

竹田「とぼけるな!」

梅杉「我ら108の塾生をたった2人で全滅させたのを忘れたのか!」

柚子「梁山泊を!?」

遊矢「たった2人で全滅だって!?」
57 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 18:33:29.29 ID:iQnhdZSv0
遊矢「この人数じゃな…人違いだぞ?だって俺は」

梅杉「俺は覚えている!貴様の輪郭と体格を」

竹田「俺は覚えている!EMを」

梅杉「さあデュエルをしろ!」

竹田「袋叩きにしてくれるわ!」

遊矢「柚子!お前は」

柚子「私だって戦うわ!」

ユート「しかし108人とは…通行人も顔が引きつっているぞ」

遊矢「何処からでもかかって来い」

スタッ

黒咲「蟻の大群か」

遊矢「黒咲!」

黒咲「上空から見てみろ。こいつらが蟻に見えるぞ」

権現坂「多勢に無勢とはけしからん連中だ」

「沢渡さーん!こっちっすよ」

沢渡「遊矢!助太刀してやるぜ」

素良「僕もだけどね」

柚子「素良…何で沢渡に背負われて」

素良「歩くの疲れちゃってさ」

沢渡「ってわけよ。沢渡シンゴは子供にも優しいってな!」

遊矢「権現坂、沢渡、素良…よし!やってやろう!」

沢渡「よっしゃあ!」

権現坂「うむ!」
58 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 18:52:57.76 ID:iQnhdZSv0
黒咲「立て」

権現坂「もう良いだろう」

梅杉「ゆ、融合を使わんとは…」

竹田「EMを使わんとは…」

梅杉「だ、だがな!勝鬨勇雄は簡単には倒せんぞ!」

竹田「うちの勇雄は復讐の炎に燃えている!」

遊矢「だから人違いなんだってば」

竹田「いいや!EMだったぞ」

梅杉「断じて顔を忘れるものか!」

竹田「切り札の魔術師族EMエクシーズモンスターを!」

梅杉「切り札のドラゴン族融合モンスターを!」

素良「どう考えても人違いじゃない?だって」

遊矢「EMエクシーズモンスター…お前!本当なのか!?」

梅杉「本当だ!」

ユート「心当たりがあるのか」

遊矢「そいつはEMじゃない…Emだ」

ユート「エンタメイジ?」

柚子「Em…それっておじさんが」

遊矢「父さんの…あいつのデッキだ」

沢渡「じゃあ遊矢の親父が襲撃したってのか」

柚子「そんな事無い!」

沢渡「お、おう」

権現坂「一言多すぎるぞ」
59 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 19:26:53.45 ID:iQnhdZSv0
遊矢「…」

柚子「あ、あのね遊矢」

黒咲「親父か」

沢渡「パパ自慢なら負けねえぞ!うちは」

素良「父親が偉くても意味なんてないよ」

沢渡「べ、別に俺は」

遊矢「…」

柚子「遊矢!」

遊矢「どうでもいいよ。奴らを襲ったのがあいつでも誰でも」

ユート「…」

遊矢「俺は俺なんだ」

権現坂「しかし二人組なのだろ?仮に親父殿だとしても」

素良「そんなに強いの?遊矢のお父さん」

権現坂「うむ」

黒咲「どうでもいい。血筋など下らん事だ」

沢渡「そうか?俺は重大だと思うぜ」

黒咲「名家だろうと出来損ないが1人は居るものだ」

沢渡「どういう意味だ?」

黒咲「それをお前に話して意味はあるのか」

沢渡「んだと!」

黒咲「大会で会おう。それまで馴れ合いはゴメンだ」

柚子「言えないわ…おじさんの事なんて」

権現坂「…」
60 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 19:43:25.98 ID:iQnhdZSv0
当日

アユ「頑張ってね遊矢お兄ちゃん!」

タツヤ「遊矢兄ちゃんなら楽勝だよね」

フトシ「柚子姉ちゃんも!」

柚子「…」

遊矢「…」

フトシ「元気ないな?痴話喧嘩でもしたのかよ」

素良「何か色々とあるんだよ」

権現坂「むっ!」

暗黒寺「元気そうじゃねえか…権現坂」

権現坂「暗黒寺ゲン…!」

暗黒寺「呼び捨てとは随分と偉くなったなぁ」

権現坂「我が道場を破門になった男が勝ち上がるとはな…」

暗黒寺「そうじゃねえ」

権現坂「どういう意味だ」

暗黒寺「彼処に立ってる奴が好き放題暴れ回って辞退した奴が多いから繰り上がったんだ」

黒咲「…」

権現坂「それは致し方ない事だが」

暗黒寺「だが!今日こそは積年の恨みを晴らすぜ…」

権現坂「来るなら来い!」

ユート「さあ一回戦の開始だ遊矢!」

遊矢「…相手は」

ユート「また沢渡だ」
61 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 20:24:54.78 ID:iQnhdZSv0
沢渡「遊矢!今度こそ負けねえからな」

遊矢「それは俺も同じだ!」

沢渡「今年はついてるぜ!何せ参加者が一気に減っちまうもんな」

遊矢「あいつのせいで…ユートの友人」

ユート「やめてくれ」

遊矢・沢渡「デュエル!!」

沢渡「俺からだ!ハウスダストンを攻撃表示で召喚!ターンエンド」

ユート「攻撃表示?要注意だな」

遊矢「俺のターン!EMシルバー・クロウを攻撃表示で召喚!バトルだ!EMシルバー・クロウでハウスダストンを攻撃!そしてEMシルバー・クロウは自身の効果でバトルフェイズ終了時まで攻撃力を300ポイントアップ!」

沢渡「くっ!この瞬間、ハウスダストンの効果を発動!ハウスダストンが相手の効果または戦闘で破壊された時、手札またはデッキから任意の数だけお互いのフィールドにダストンモンスターを特殊召喚できる!遊矢のフィールドにレッド・ダストン3体を特殊召喚!そして俺のフィールドにとホワイト・ダストン3体を特殊召喚!」4000→1900

ユート「俺達のフィールドがダストンで埋まってしまったぞ」

沢渡「そしてダストンモンスターはリリースもできず、エクシーズ、シンクロ、融合の素材にならねえ」

遊矢「ターンエンド!」

沢渡「俺のターン!魔法『ライトニング・ボルテックス』を発動!手札を1枚墓地へ送り相手フィールドのモンスターを全て破壊する!そしてレッド・ダストンが破壊された時、コントローラーに500のダメージを与える!3体で1500のダメージだ!」

遊矢「うっ…」4000→2500

沢渡「そして自分フィールドのホワイトダストン3体を墓地へ送り手札からスターダストンを特殊召喚!スターダストンは墓地へ送ったモンスターの数だけ攻撃力と守備力が×1000アップ!」

遊矢「このままじゃ…」

ユート「俺達の負け!」

沢渡「行って来い、スターダストン!!」

遊矢「…あれ」

ユート「破壊されたぞ」

沢渡「スターダストンは相手フィールドのモンスターより自分フィールドのモンスターが多い場合破壊される…破壊される!?嘘だろ!」

遊矢「ちゃんとテキスト読めよ沢渡!」
62 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 20:58:49.99 ID:iQnhdZSv0
沢渡「あんまり舐めるなよ…こっちにも奥の手があるんだ!魔法『死者蘇生』を発動!ホワイトダストンを特殊召喚!そしてホワイトダストンをリリースしアームド・ドラゴンLV5をアドバンス召喚!」

ユート「アームド・ドラゴン…思えば彼と俺との最初の出会いもアームド・ドラゴンだったな」

遊矢「そうだったな」

ユート「悩んでいる暇はないぞ遊矢」

沢渡「アームド・バスター!!」

遊矢「ッッ!」2500→100

ユート「今は目の前も沢渡シンゴ…俺達のライバルに集中すべきだ!」

沢渡「ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!調律の魔術師を攻撃表示で召喚!調律の魔術師の効果を発動!このカードが召喚または特殊召喚に成功した時、相手は400ライフを回復し自分は400ポイントのダメージを受ける!」

沢渡「おい!それじゃあ終わっちまうじゃねえか」1900→2300

遊矢「手札のEMレインゴートを墓地へ送る事で自分にダメージを与える効果を0にする!そしてスケール1のEMゴムゴムートンとスケール6のEMギタートルでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル2!EMソードフィッシュ!レベル5!星読みの魔術師!」

遊矢「EMソード・フィッシュの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、相手フィールドのモンスターの攻撃力と守備力を600ポイントダウン!」

遊矢「レベル2のEMソードフィッシュとレベル5の星読みの魔術師にレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!バトルだ!覚醒の魔導剣士でアームド・ドラゴンLV5を攻撃!」

沢渡「やるじゃねえか!」2300→1600

遊矢「そして覚醒の魔導剣士は相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを相手に与える!」

沢渡「ゲッ!」1600→0

ユート「デュエルするたびに強くなってくるな沢渡は」

遊矢「ある意味じゃ天才だからな沢渡って…」

沢渡「また負けか!?」

遊矢「また俺の勝ちだな沢渡!」

沢渡「次こそは勝つ!」

遊矢「何度でも俺が勝つ!」

ユート「意外と俺と黒咲隼もこんな感じだったのだろうか…まさかな」
63 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 21:08:12.16 ID:iQnhdZSv0
遊矢「はあ…危うく負けると思ったよ」

ユート「デュエルをする時はデュエルの事だけを考えるべきだぞ。自分にも相手にも失礼だ」

遊矢「だよな…反省しないと」

パチパチ

デニス「素晴らしいね榊遊矢くん」

ユート「知り合いか?」

遊矢「いや全然」

デニス「僕はデニス・マックフィールド…彼のセコンドさ」

勝鬨「榊遊矢…!」

ユート「何て憎悪だ」

勝鬨「今この場で!」

デニス「ストップ」

勝鬨「邪魔をするな!」

デニス「邪魔?自分の対戦相手を倒さなきゃね」シュッ

遊矢「!」パシッ

デニス「いい動きだ。さすがは先生の息子さん」

遊矢「いきなり何の真似だ!」

デニス「ん?それは君が使うべきカードだと思ってね」

ユート「スマイル・ワールド?」

遊矢「これが何の…」

デニス「君なら虫退治ができるかもね…そのカードは先生の残した遺品さ」

遊矢「わけがわからないぞ!デニス・マックフィールド!」

デニス「さあ勝鬨…相手は柊柚子だ。存分に暴れちゃいなよ」
64 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/21(金) 21:31:42.58 ID:kqIVw1aqo
いいぞ
65 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 21:49:31.30 ID:iQnhdZSv0
柚子・勝鬨「デュエル!!」

勝鬨「先攻は自分だ!手札天昇星テンマと地翔星ハヤテを融合!融合召喚!覇勝星イダテン!!」

勝鬨「ターンエンド!」

柚子「私のターン!」

勝鬨「柊修造の娘か?お前も覚えているぞ」

柚子「魔法『オスティナート』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札またはデッキから幻奏融合モンスターの素材に決められたモンスターを2体送り融合モンスターを1体をエクストラデッキから特殊召喚する!私はデッキから幻奏の音女アリアと幻奏の音女エレジーを融合!融合召喚!幻奏の音姫マイスタリン・シューベルト!!」

柚子「カードを2枚伏せてターンエンド!そしてオスティナートの効果で融合召喚したモンスターはエンドフェイズ時に破壊され融合素材となったモンスター一組を墓地から特殊召喚する!私は墓地から幻奏の音女アリアと幻奏の音女エレジーを特殊召喚!」

勝鬨「自分のターン!恵まれた環境…さぞかし楽な生き方をしていたのだろうな!覇勝星イダテンの効果を発動!このモンスターが戦闘を行う時、このモンスターのレベル以下のレベルを持つモンスターの攻撃力は0になる!」

柚子「幻奏の音女アリアの効果を発動!特殊召喚したモンスターが存在する限り自分フィールドの幻奏モンスターは効果の対象にはならず戦闘では破壊されない!そして特殊召喚した幻奏の音女エレジーが存在する事で自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力は300ポイントアップ!」

勝鬨「だがダメージは受けてもらうぞ!アリアを攻撃!ホアチャァァァァ!!!」

柚子「!」4000→2900

勝鬨「お前達の親父は成功者だ…だが中には失敗した者も居る!俺の親父もその1人だ!!」

ドンッッ

勝鬨「このカードは元は親父の所持していたカード!親父は榊遊勝とのデュエルで敗北し全てを失った…レベルではなくランク!経ったそれだけの差でな!!ターンエンド!」

柚子「私のターン!」

勝鬨「何がランクだ!エクシーズか何かは知らんが自分は全てを失った…挫折した親父が家に火を放ち自分は両親を住む家も失った!裕福な貴様に分かるか!」

柚子「確かに私は裕福よ…けど遊矢は違うわ!自分フィールドに幻奏モンスターが存在する事で手札から幻奏の音女ソナタを特殊召喚!ソナタの効果を発動!特殊召喚したこのカードがモンスターゾーンに存在する限り自分フィールドの天使族モンスターの攻撃力と守備力は500ポイントアップ!」

柚子「装備魔法『ダグラの剣』を幻奏のエレジーに装備!自身の効果で300!ソナタの効果で500!そしてダグラの剣で500ポイントアップ!合計で3100!」

勝鬨「アリアの効果で対象にはならず…か!」4000→3900

柚子「そしてダグラの剣の効果でダメージを与えた数値分ライフを回復!」2900→3000

柚子「ターンエンド」

勝鬨「その程度でいい気になるなよ柊柚子!自分のターン…来た!」

柚子「何…人相が変わった」
66 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:23:12.61 ID:iQnhdZSv0
勝鬨「パラサイト・フュージョナーを攻撃表示で召喚!」

勝鬨「こいつは自分自身だ…やっと梁山泊での地獄が生かされる!パラサイト・フュージョナーを自分に装備!」

柚子「自分に!?」

勝鬨「アクションデュエルとはモンスターが戦うだけではなくデュエリスト自身も戦うというわけだ!シッ!」

柚子「ちょっと待って!意味が」

勝鬨「デュエリストならばレベルもランクも必要無い!」

柚子「こんなのデュエルじゃない…梁山泊は!」

ガシッ

柚子「何を教えているのよ!」

勝鬨「いい動きだな…裕福な育ちにしては!」

バキッッ

柚子「うっ!」

勝鬨「勝利!それさえあれば汚かろうと何だろうと自分には関係ないのだ!!」

柚子「あ、あなたは間違ってるわ…私はともかく…遊矢だって」

勝鬨「言い訳など無用!自分は勝ったぞ大会主催者!!」

フトシ「ふざけるな!」

タツヤ「卑怯だぞ!」

アユ「最低!」

勝鬨「それとも去年のように自分を失格してみるか?どうなんだ赤馬零児!」

「失格!失格!」

勝鬨「何だろうと自分は一向に構わんッ!その時は…」

デニス「…」

遊矢「柚子!」
67 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:33:07.58 ID:iQnhdZSv0
勝鬨「現れたな榊遊矢」

遊矢「どけ!デニス!」

デニス「…」

遊矢「お前はあいつの事を何か知ってるな」

デニス「先生…いや榊遊勝は僕が殺した」

遊矢「殺しただって…じゃあ父さんは」

デニス「居ないよ?だって殺したんだから」

遊矢「この…!」

デニス「…」

遊矢「赤馬!こいつら二人は俺がやる!だから失格にはするな!!」

デニス「参加者じゃないのに?」

遊矢「何だったら今からでもいいんだぞ」

デニス「はあ…じゃあ早速」

赤馬「そこまでだ」

デニス「随分と逞しくなったじゃないか坊ちゃん」

赤馬「君は随分と変わり果てたなデニス…遊勝さんの唯一の弟子だった君が」

デニス「月日が人を変える…違う?僕も君も」

赤馬「…許可しよう。勝者が勝鬨勇雄である事を」

デニス「寛大なんだね、父親とは違って…さあ行こうか勝鬨」

勝鬨「俺が味わった屈辱を思い知らせてやるぞ榊遊矢」

遊矢「そんなの知ったこっちゃない。俺はお前は倒す!」

勝鬨「お前も柊柚子と同じ目に合うかもな」

遊矢「そう簡単に行くものか」
68 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:43:29.64 ID:iQnhdZSv0
遊矢「知ってたのか」

赤馬「ああ…私とデニスの眼前で遊勝さんは死んだ」

遊矢「お前!」

赤馬「この街にはアカデミアの最高幹部セブンスターズのメンバーが紛れ込んでいる」

遊矢「セブンスターズ?」

赤馬「エクシーズ次元に居る融合次元の出身者からの情報だ」

遊矢「答えになってない」

赤馬「この世界を守ってくれ…私はエクシーズ次元に飛ぶ」

遊矢「…」

赤馬「私が父親を始末しなければならぬ。他の誰でもない…私が」

遊矢「だったら大会なんてやってる場合じゃないだろ!違うのか!?」

赤馬「頭を冷やせ…君には君が倒さねばならぬ相手が居るだろ。あそこで君を見ている男もその1人の筈だ」

遊矢「あそこ?」

ユート「あいつじゃないか?俺と君のドラゴンが反応しているぞ」

ユーリ「…」

遊矢「だったら黒咲も連れてけよ」

赤馬「アカデミアはスタンダードに狙いを付けた。この世界に君達が居る事でエクシーズ次元に構えた本部は手薄になる」

遊矢「…」

赤馬「黒咲の破壊的な戦闘力、権現坂の絶対的な不動の姿勢、可能性の塊の沢渡シンゴ…そしてペンデュラムを生み出した君や多くのデュエリスト達で守り抜いてくれ」

遊矢「大丈夫なのか?たった1人で」

赤馬「エクシーズ次元にも黒咲に匹敵する男が居る。それとな遊矢」

遊矢「…」

赤馬「デニス1人じゃない…私も遊勝さんを殺した1人だ」
69 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/21(金) 22:54:27.34 ID:iQnhdZSv0
デニス「…」

ユーリ「あれは?」

デニス「寝てるよ」

ユーリ「しかし君も残酷だよね?あんな」

デニス「復讐の炎…誰にだってある。僕は誰かを犠牲にしてでも成し遂げなきゃならない」

ユーリ「何言ってるんだか…そういえば来るらしいよ」

デニス「誰が?」

ユーリ「バレットと愉快な仲間達」

デニス「バレット…だってあいつは」

ユーリ「あー何か昔の戦闘で片目を失ったんだっけ?どうでもいいよ」

デニス「あの戦闘狂が来れば」

ユーリ「間違いなく街は火の海だろうね」

デニス「…」

ユーリ「ほら君と話してたメガネ…あれを始末するとか何とか」

デニス「プロフェッサーらしい考えだ」

ユーリ「ねえ榊遊矢と戦うにはどうすればいいの」

デニス「知らないよ」

ユーリ「じゃあ自分で考えるからいいよ」

デニス「…」

ユーリ「そうそう…一つ忠告するよ」

デニス「…」

ユーリ「僕は裏切られる事が嫌いだ。くれぐれも裏切らないようにね」

デニス「…」
70 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 00:34:55.60 ID:mwujHh5Ao
>モンスターをプレイヤーに装備
なんかさらっと凄い事言ってて草
71 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 09:50:27.32 ID:rKJ5uXMtO
キャラがちゃんと生きてるのが嬉しい
72 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 17:53:24.92 ID:cJtjQrcW0
権現坂「こうしてお前とデュエルするのは始めてだな」

黒咲「…」

権現坂「言っておくが」

黒咲「勝つのは俺だ。お前じゃない」

権現坂「俺とて修行を積み変わった!行くぞ黒咲!!」

黒咲・権現坂「デュエル!!」

黒咲「RR-ナパーム・ドラゴニアスを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!デッキから自分フィールドのRRモンスターと同名モンスターを守備表示で特殊召喚する!俺は2体目のRR-ナパーム・ドラゴニアスを特殊召喚!ナパーム・ドラゴニアスの効果を発動!1ターンに1度相手に600のダメージを与える!」

権現坂「…」4000→3600

黒咲「2体のRR-ナパーム・ドラゴニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-フォース・ストリンクス!!フォース・ストリンクスのオーバーレイ・ユニットを一つ使いデッキからRRモンスターを1体手札に加える!」

黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

権現坂「俺のターン!これが俺の修行の成果!自分の墓地に魔法または罠が存在しない場合、手札から超重武者ホラガ-Eを特殊召喚!そして超重武者ワカ-O2を通常召喚!レベル4の超重武者-ワカ-O2にレベル2の超重武者ホラガ-Eをチューニング!雄叫び上げよ。神々しき鬼よ!見参せよ、戦場に!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル6!超重神鬼シュテンドウ-G!!」

権現坂「超重神鬼シュテンドウ-Gの効果を発動!自分の墓地に魔法または罠が存在せず、このモンスターがシンクロ召喚に成功した時、相手フィールドの魔法または罠を全て破壊する!」

黒咲「…」

権現坂「バトル!超重神鬼シュテンドウ-GでRR-フォース・ストリンクスを攻撃!!」

黒咲「…やるではないか」

権現坂「俺はシャバ僧ではない。同じ守備表示でも俺は攻撃ができる!ターンエンド!」

黒咲「そうだな…俺が中2の時にやりあったハートランド西中の番格レベルだな」

権現坂「地元の事など俺は知らん」

黒咲「そこそこ強い奴だった…俺のターン!RUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動!ライフを半分払い墓地のRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターよりランクの二つ高いモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!誇り高きハヤブサよ。英雄の血潮に染まる翼翻し革命の道を突き進め!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」

黒咲「レヴォリューション・ファルコンの効果を発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスターを対象に発動する事ができる!そのモンスターを破壊し破壊したモンスターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

権現坂「!」3600→2350

黒咲「行け、レヴォリューション・ファルコン!!」

権現坂「ぐおおおおおおおおおおおおおおおおお」2350→350
73 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:25:13.69 ID:cJtjQrcW0
権現坂「自分が戦闘ダメージを受けた場合…手札から超重武者ココロガマ-Aを特殊召喚!」

黒咲「耐え切ったか…カードを1枚伏せてターンエンド」

権現坂「俺のターン!超重武者ジシャ-Qを攻撃表示で召喚!超重武者ジシャ-Qの効果を発動!ジシャ-Qの効果を発動!墓地に魔法または罠が存在せず、このモンスターの召喚に成功した時、手札から超重武者モンスターを特殊召喚する!超重武者ツヅ-3を特殊召喚!」

権現坂「レベル3の超重武者ココロガマ-Aとレベル4の超重武者ジシャ-Qにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!闇に潜む忍の者よ。山に木霊する叫びと共に、戦場に現れよ!シンクロ召喚!いざ出陣!レベル8!超重忍者サルト-B!!」

権現坂「サルト-Bの効果を発動!自分の墓地に魔法または罠が存在しない場合、1ターンに1度フィールドの魔法または罠を破壊し相手に500ポイントのダメージを与える!」

黒咲「…」2000→1500

権現坂「超重忍者サルト-BでRR-レヴォリューション・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「真っ向勝負…純然たる喧嘩だ」1500→700

権現坂「ターンエンド!」

黒咲「久しぶりに血が騒ぐぞ権現坂!俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、手札からレベル4以下のRRモンスターを特殊召喚する!RR-ミミクリー・レイニアスを手札から特殊召喚!ミミクリー・レイニアスの効果を発動!ミミクリー・レイニアスが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドのRRモンスター全てのレベルを一つ上げる!」

黒咲「レベル5のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-エトランゼ・ファルコン!!」

黒咲「装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』を装備!攻撃力1000アップ!エトランゼ・ファルコンで超重武者サルト-Bを攻撃!」

権現坂「むっ!」350→150

黒咲「ターンエンド」

権現坂「俺のターン!」

黒咲「…」

権現坂「残るライフポイントは150…しかし」

黒咲「最後まで諦めぬか」

権現坂「ああ!」

黒咲「少しは見直した…俺より歳下なのは認めんがな」

権現坂「お前に比べたら俺は老けておらんだろ」

黒咲「鏡を見ろ」

権現坂「絶対に俺の方がマシだ」
74 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:38:53.51 ID:cJtjQrcW0
暗黒寺「ペッ…あいつ成長しやがって」

真澄「柊柚子…負けるなんてガッカリよ」

暗黒寺「となると次は俺とお前ってわけか」

真澄「あなたのような粗暴そうな人に負けるわけないわ」

暗黒寺「何!」

ポンポン

暗黒寺「何だ!?」

ユーリ「邪魔なのは君だよ」

ドスッ

暗黒寺「うっ!」

ユーリ「1人が離脱ってわけだ」

真澄「誰?ここは関係者以外は」

ユーリ「関係者だよ?勝鬨勇雄のセコンドの友人だからね」

真澄「柚子を倒した…あいつの」

ユーリ「やってみるかい?こっちも参戦したくて」

真澄「何なのこの子…異様すぎるわ!」

ユーリ「楽しいデュエルをしようじゃないか…今この場で」

真澄「光津真澄!LDS融合コースのエースとして負けないわ」

ユーリ「ははは…気取っちゃって」

真澄「くっ」

ユーリ「セブンスターズのユーリ…エースとして負けるわけにはいかない。ってね」

真澄・ユーリ「デュエル!!」
75 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 18:46:06.10 ID:PgYF11XkO
>>72
ここダメージおかしくね?
76 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 18:55:25.04 ID:cJtjQrcW0
あ、ごめん間違えた
77 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 19:38:31.20 ID:cJtjQrcW0
素良「柚子は」

遊矢「腹に一発食らっただけだから大丈夫。柚子は頑丈だから」

素良「あ、あのさ遊矢」

遊矢「ん?」

素良「あいつは…デニスは悪い奴じゃないんだ」

遊矢「知り合いなのか」

素良「死んだと思ってた…けど生きてる。昔のデニスは」

遊矢「昔の事なんて俺は知らない。あいつは俺の父親を殺した…それが現実だ」

素良「デニスがそんな事をするわけ」

遊矢「俺は親父が嫌いだ。けど自分の親父を殺されて黙ってる息子が居るのか?」

素良「…」

遊矢「あいつと勝鬨とはケリをつける。榊遊矢がデニス・マックフィールドと勝鬨勇雄を!」

素良「待ってよ遊矢!」

ユート「落ち着け遊矢」

遊矢「…」

ユート「殺意に満ち溢れている…何故だ」

素良「昔のデニスは君と一緒なんだ!明るくて優しくて…そしてデュエルを愛していた」

遊矢「そんな事…」

北斗「おーい!退いてくれ!!」

刃「しっかりしろ真澄!」

ユート「光津真澄?どうして」

遊矢「何があったんだ!」

北斗「し、知らないよ!」
78 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 19:50:21.47 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「…」

アユ「誰?真澄って人とあの変な顔した人のデュエルじゃないの」

ユーリ「光津真澄とデカい人は僕が倒した…そういうわけだ。さあ来なよ、誰でもいいからさ」

タツヤ「何なんだよあいつ!」

フトシ「引っ込め!」

「おい!LDSに喧嘩を売るとはいい度胸してるな!」

ユーリ「は?」

「俺達がお前を倒してやる!」

「LDSを舐めるな!」

ユーリ「ふふふ…威勢がいいじゃないか!」

黒咲「光津真澄かゴリラか…勝った方が俺の相手だったな」

ユーリ「君…知ってる。僕らアカデミアが首都ハートランドを襲撃した時に大暴れしてた黒咲隼だよね」

黒咲「それが何だ」

ユーリ「プロフェッサーは君たち黒咲家の人間の力を恐れているんだってさ」

黒咲「生憎だったな。俺には妹とは違い霊感のようなオカルトじみた能力は何も無い」

ユーリ「ふーん…じゃあ君は何なの」

黒咲「ただの不良だ。街のバカ共に聞いてみろ!火の玉の黒咲と恐れられた男の事をな」

ユーリ「じゃあ君は黒咲家のはみ出しものってわけか」

黒咲「そう…黒咲家始まって以来の出来損ないだ」

ユーリ「いいね、気に入った。君と僕は似てる…虐げられたタイプなんだろ?」

黒咲「それは無い」

ユーリ「チッ、じゃあ嫌いなタイプだ」

黒咲「御託はいい。来るなら来い」
79 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:35:34.65 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「僕から行くよ。手札の捕食植物フライ・ヘルと捕食植物モーレイ・ネペンテスを融合!融合召喚!捕食植物キメラフレシア!!ターンエンド」

黒咲「俺のターン!RR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!バニシング・レイニアスの効果を発動!手札からRR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!さらに自分フィールドにRRモンスターが存在する事でRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「レベル4のRR-バニシング・レイニアスとRR-ミミクリー・レイニアスとRR-ファジー・レイニアスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!RR-ライズ・ファルコン!!ライズ・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い1ターンに1度相手モンスター1体を対象に発動!その攻撃力分ライズ・ファルコンはアップする!」

黒咲「さらにオーバーレイ・ユニットとして墓地に送られたミミクリー・レイニアスの効果を発動!ミミクリー・レイニアスを除外しデッキからRRと名のつくカードを1枚手札に加える。バトル!RR-ライズ・ファルコンよ、あの気色悪い植物を焼き払え!!」

ユーリ「…」4000→3900

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド」

ユーリ「僕のターン!魔法『融合回収』を発動!墓地の融合と融合召喚に使用した融合素材モンスターを手札に加える。そして魔法『捕食接ぎ木』を発動し墓地の捕食植物モンスターに装備し捕食植物キメラフレシアを特殊召喚!手札の捕食植物フライ・ヘルとフィールドの捕食植物キメラフレシアを融合!融合召喚!捕食植物ドラゴスタペリア!!」

ユーリ「バトルだ!捕食植物ドラゴスタペリアでRR-ライズ・ファルコンを攻撃!」

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!このターン戦闘破壊され墓地へ送られたRRエクシーズモンスターを特殊召喚し、そのモンスターの倍のランクを持つRRエクシーズモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!」

黒咲「勇猛果敢なるハヤブサよ。怒りの炎を巻き上げ、大地をも焼き尽くす閃光となれ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!飛翔しろ!ランク8!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!!」

ユーリ「恵まれた環境で育った癖に自らを出来損ないだと言い張る…プッ」

黒咲「何が可笑しい」

ユーリ「君は本当に虐げられる人間を知らない。違うかい?人とは違う力を持つ者は嫌われちゃうんだよね…初めて僕を認めてくれた人も僕を裏切ったぐらいだ」

黒咲「そんなこと俺が知るか…RR-サテライト・キャノン・ファルコンの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを一つ使い、相手フィールドの表側表示モンスター1体を対象に発動!墓地のRRモンスターの数×800ポイントその相手モンスターの攻撃力をダウンさせる!墓地のRRモンスターは3体!よって2400ポイントダウン!」

ユーリ「捕食植物ドラゴスタペリアの効果を発動!1ターンに1度、相手フィールドのモンスターに捕食カウンターを一つ置く!これは相手ターンにも発動できるんだ。そして捕食カウンターを置かれたレベル2以上のモンスターはレベルが1になる」

黒咲「レベルを持たぬエクシーズモンスターには無意味だ」

ユーリ「それだけじゃない。捕食カウンターを置かれたモンスターはドラゴスタペリアが存在する限り効果は無効化される」

黒咲「ならば真っ向から打ち砕くだけ!サテライト・キャノン・ファルコンで攻撃!エターナル・アベンジ!!」

ユーリ「ふふふ…ははは」3900→3600

黒咲「こいつは狂っているのか」

ユーリ「裏切りは許さない…君は似てるよ。僕の嫌いな奴に…立ち振る舞いなんかソックリだ」

黒咲「ターンエンド」

ユーリ「僕のターン!」
80 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:52:52.45 ID:cJtjQrcW0
ユーリ「来た…!」

黒咲「奴の手札はたった2枚だ。ここから何をする」

ユーリ「装備魔法『薔薇の刻印』を発動!墓地の植物族モンスターを除外し相手フィールドのモンスターに装備する。僕は捕食植物フライ・ヘルを除外しRR-サテライト・キャノン・ファルコンに装備!そして装備したモンスター1体のコントロールをエンドフェイズ時まで得る!」

ユーリ「安心しなよ。ちゃんと戻りしてあげるから…そして永続魔法『増草剤』を発動!墓地の植物族モンスターを特殊召喚する。捕食植物ドラゴスタペリア!!」

黒咲「こいつ」

ユーリ「大逆転…ってね」

黒咲「歪んだ奴だ」

ユーリ「そう言えばね。アカデミアが再びエクシーズ次元で行動を始めるってさ!知ってた?」

黒咲「何だと」

ユーリ「知らないの?虚しいよね。そういうの」

黒咲「貴様ァ!」

ユーリ「僕に当たるなよ。ほらライフを0にしてあげるからさ…倒すけどいいよね?答えは聞かないけど!」

黒咲「ぐわあああああああああああああああああ」3900→0

ユーリ「ゲームオーバー」

黒咲「…」

ユーリ「これだけは言える。僕は全てのデュエリストの頂点に立つ男だって」

黒咲「何が頂点だ…貴様のツラは覚えたぞ…!」

ユーリ「おー怖い怖い。それって融合次元から流れた奴の教え?」

黒咲「あいつを知っているのか…!」

ユーリ「知ってるも何も殺したい奴さ」

黒咲「…」

ユーリ「そしてスタンダードも終わる。御来場の皆さーん!あれをご覧よ」

「な、何だあれは!?」
81 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 21:05:14.31 ID:cJtjQrcW0
遊矢「あれは何だ」

ユート「…」

遊矢「ユート!」

ユート「見た事がある…あれは戦艦」

遊矢「そんなの見ればわかる」

ユート「俺は何処で見たんだ…あれを」

沢渡「何か大会どころじゃねえな」

遊矢「赤馬の言ってた通りだ…沢渡!」

沢渡「お?」

遊矢「あれは敵だ!権現坂や他のデュエリスト達を率いて一緒に戦ってくれ!」

沢渡「お前は!?」

遊矢「俺は…」

デニス「始まっちゃったみたいだね」

勝鬨「…」

遊矢「場所を替えよう」

デニス「たった1人で僕と彼を?」

遊矢「1人じゃない!2人だ!頼んだぞ沢渡!」

沢渡「お、おい遊矢!」

遊矢「ついて来いデニス!勝鬨!」

ユート「…」

勝鬨「あいつは自分の獲物だ」

デニス「どっちにしても僕と君は彼から恨みを買ってるよね」

勝鬨「…」
82 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:05:53.53 ID:cJtjQrcW0
スタッ

スタッ

勝鬨「さあ!榊遊矢!」

遊矢「うおおおおおおおおおおおおおお」

ガシッ

ガシッ

遊矢・勝鬨「デュエル!!」

遊矢「俺が先攻だ!EMフレンドンキーを攻撃表示で召喚!EMフレンドンキーの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、手札または墓地からレベル4以下のEMモンスターを特殊召喚する!EMプラスタートルを特殊召喚!EMプラスタートルの効果を発動!1ターンに1度、フィールドの表側表示モンスターを2体まで対象に発動する事ができる!そのモンスターのレベルを一つ上げる!EMフレンドンキーのレベルを3から4に変更!」

遊矢「レベル4のEMプラスタートルとEMフレンドンキーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド」

勝鬨「自分のターン!エクシーズモンスター…自分の全てを奪った召喚法!」

ユート「落ち着け憎しみと憎しみがぶつかり合っても意味はないぞ!」

遊矢「あいつの人生なんて知ったことか!」

ユート「遊矢!デュエリストならデュエル中はデュエルだけを考えろ!」

遊矢「黙ってろ!」

ユート「それが出来ないのならデュエルなんてやめてしまえ!手札のモンスター達を見てみろ!」

遊矢「…」

ユート「彼らは君が憎しみで支配される姿など見たくは無い筈だ…デュエルが終われば勝鬨を殴ろうともデニスを蹴っとばそうとも俺は何も言わん!だが今はデュエルだけ集中しろ!!」

勝鬨「パラサイト・フュージョナーを自分自身と融合!」

遊矢「…俺は」

勝鬨「人間にはレベルもランクも無い!鍛え上げた俺の拳を受けてみろエクシーズモンスター!!」

遊矢「…」

勝鬨「ホアタアアアアアアアアアアア!!!」
83 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:22:59.55 ID:cJtjQrcW0
遊矢「…」4000→3500

勝鬨「ターンエンド!」

遊矢「悪いユート」

ユート「ダーク・リベリオンを犠牲にした罪は重いぞ。だが文句は後だ」

遊矢「ああ!俺のターン!」

デニス「…」

遊矢「これ…ユート」

ユート「柚子のデッキから借りた」

遊矢「どうやって」

ユート「君の身体を操って…話は後にしようか」

遊矢「怖いこと言うなよ。俺は手札のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと時読みの魔術師を融合!融合召喚!秘術ふるいし魔天の龍!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

勝鬨「貴様は融合も操るのか!?」

遊矢「お前の父親は俺の父親とのデュエルで全てを失ったって言ってたな。正直言ってすまないと思っている」

勝鬨「何を今更!榊遊勝を呼べ!」

遊矢「行くぞ勝鬨」

勝鬨「フン!自身の効果を発動!」

遊矢「ルーンアイズは融合召喚に成功したターン、相手の効果を受けない!」

勝鬨「何!?」

遊矢「そしてルーンアイズは素材となった魔法使いモンスターのレベルが4以下の場合、相手に2度の連続攻撃は可能!」

勝鬨「笑止!自分の攻撃力は3000…共倒れだぞ!」

遊矢「それはどうかな」

勝鬨「何だと…」

遊矢「お前の強さは攻撃にある!自分の思いの丈をぶつける怒りと憎しみが強さの原動力!だがそれは自分のターンにしか発動ができない!相手ターンの場合…お前はただのデュエリストだ!バトルだ勝鬨!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで攻撃!シャイニー・バースト!!」
84 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 22:41:10.00 ID:cJtjQrcW0
遊矢「勝鬨…」

勝鬨「まだだ!まだ自分は終わっちゃいない!!」0→4000

ユート「また元通りに」

勝鬨「自分の進撃を止めたいのならば…命を断て!」

遊矢「何て執念だ」

デニス「スマイル・ワールドだ」

遊矢「スマイル・ワールド?あのお前が渡した」

デニス「あれなら虫を除去できる…これは先生の言葉だ!使うんだ遊矢!」

ユート「一か八か」

遊矢「あいつのカードに賭けてみよう…魔法『スマイル・ワールド』を発動!」

ピカッ

デニス「パラサイト・フュージョナーは心に巣食う小さな闇を増大させる…けどスマイル・ワールドは」

遊勝「スマイル・ワールドはそんな闇を振り払う自身の楽しかった思い出を取り戻してくれる。もしかしたらパラサイト・フュージョナーの呪縛を打ち破れるかもしれないな」

デニス「先生…」

遊勝「けど肝心なのは思い出以上に前へ進む気持ちが必要なんだ。全ては本人の意思一つ!」

デニス「もし無理なら?やっぱり諦めるのですか?」

遊勝「それがダメならか…それでもダメなら語り合えばいい」

デニス「語り合う?」

遊勝「デュエルだよ。私達の信じるデュエルで語り合うんだ!」

デニス「デュエル…」

遊勝「デュエルは言語と違いデュエリスト1人1人構築ややコンボが違うもの…たとえ同じデッキでも人によってデュエルでの語り方は違うんだ。私が君になれないようにね」

デニス「ええーっ!じゃあ僕は先生にはなれないのですか?せっかく弟子入りしたのに!」

遊勝「ハッハッハ!怒るな怒るな。みんな違うから楽しいんじゃないか!」
85 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:03:40.19 ID:cJtjQrcW0
勝鬨「…」

遊矢「勝鬨!」

ユート「気絶してるだけだ。大丈夫」

デニス「…」

遊矢「お前…本当に父さんを」

デニス「…」

遊矢「デニス!」

サッ

デニス「素良…」

素良「見つけたよデニス!」

デニス「…」

素良「何があったんだよ!みんなは…アカデミアはどうなったんだ」

デニス「大部分がプロフェッサーの軍門に下った。これでいい?」

素良「良くないよ!」

デニス「必死だね。どうして君だけを逃がしたかわかる?」

素良「そんなの知らないよ!」

デニス「君が洗脳されれば悲しむ人間が居る。君はユーリや僕と違って家族が居るんだから」

素良「そんなの他のクラスメイトだってそうじゃないか!2年生の君やユーリにも…みんな!」

デニス「全員を守るなんて無理な話だ。たった1人の人すら救えなかった僕が…あの日先生の足を引っ張った僕が!けど君は違う…君はユーリを認めてくれた人の」

ユーリ「ベラベラと昔の話を…いつまでじゃれ合ってる気だい?」

素良「ユーリ」

ユーリ「驚いた。ちゃんと生きてたんだね素良」

デニス「…」
86 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:14:30.02 ID:cJtjQrcW0
沢渡「何だよ毛狩りの機械兵って!真面目にやれ真面目に!」

未知夫「多い…あまりにも多すぎる」

権現坂「怯むな!俺達が倒れれば誰が」

「プロフェッサーの命令は絶対だ」

「お前達を1匹残らず狩る」

「死ね」

沢渡「毛どころか命まで狩る気だぞ」

ブオオオオオオオオオオオオオオオオ

権現坂「何だ!?」

ユーゴ「どうだシンジ!ちゃんとワープしたろ?あれ?シンジ!」

沢渡「この前の…黒咲と喧嘩してた奴」

ユーゴ「やっべえなシンジが落ちちまったかも…すまねえシンジ!」

沢渡「おい!手を貸せ!!」

ユーゴ「何だ?っつうか何だこれ」

沢渡「侵略者だよ!」

ユーゴ「侵略者?そういや遊矢はどうした?居ねえのか」

権現坂「遊矢の知り合いか?」

ユーゴ「ああ…おっさんは遊矢の親父か?似てる似てる!格好とかさ」

権現坂「俺は遊矢の友人だ」

沢渡「俺は遊矢のライバル!」

ユーゴ「ダチにライバル?じゃあ助けるぜ!」

権現坂「すまぬ」

ユーゴ「言いって事よ!あいつとは1度デュエルした仲だからな!」
87 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:28:32.90 ID:cJtjQrcW0
バレット「赤馬零児!出て来い!!」

中島「な、なんて事だ…」

バレット「出て来い!」

バンッッ

黒咲「赤馬ァ!」

バレット「貴様…確かエクシーズ次元の黒…」

黒咲「邪魔だ!」

バレット「グハッ!?」

黒咲「赤馬は!奴は何処だ!?」

中島「エ、エクシーズ次元へ…」

黒咲「あの季節外れのマフラー男め…」

バレット「おい!」

黒咲「何だ!?」

バレット「貴様は誰の顔を殴ったと思っている!私はプロフェッサー直轄部隊オベリスクフォースを束ねるバレッ…」

黒咲「そんなこと知るか!」

バキッッ

ドスッッ

ボガッッ

バレット「ぐわあああああああああああああああああ」4000→0

ズザザザザザザ

黒咲「引っ込んでろ!おい!」

中島「は、はい!」

黒咲「赤馬を出せ!!!」
88 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:39:25.13 ID:cJtjQrcW0
デニス「帰るよユーリ」

ユーリ「待ちなよ」

デニス「もう用事は済んだ」

遊矢「…」

デニス「もし先生が生きてたら君を戦いには巻き込みはしない」

遊矢「お前…」

デニス「先生なら零児に実の父親を殺させはしない」

遊矢「俺も戦う!エクシーズ次元はユートの故郷だって黒咲が」

ユーリ「ウザい…君とはやり合いたいんだよね。だってさ」

デニス「ユーリ!」

ユーリ「最近生意気なんじゃない?指図するなよ僕に」

デニス「暴れたいなら僕の言う事を聞けよ…わかるだろ?君と僕がやり合えば」

ユーリ「お互い無事じゃ済まない…はいはい分かったよ」

デニス「遊矢、素良…今の生活を崩したくないなら関わない方がいい」

素良「だったら僕も一緒に行くよ」

デニス「邪魔なんだよ。君は!」

遊矢「もう遅い!俺も飛び込む…それが修羅の道でも俺は前へ突き進む!」

デニス「あくまで今の僕はアカデミアの最高幹部だ。もし君がプロフェッサーに逆らうなら容赦しない」

遊矢「お前と俺は多分同じ考えだ!俺はあいつが嫌いだ…けど息子なら父親の仇を討つのは必然!どんなに嫌いな奴でも…俺は榊遊勝の息子だ!」

デニス「…」

遊矢「他の誰でもない…俺が親父の仇を」

ユーリ「何なの君?プロフェッサーの命でも狙ってるわけ?」

デニス「遊矢でも零児でもない…僕がやればいいんだ。失う物は何もない僕が…僕だけが手を汚せば」
89 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 23:49:08.98 ID:cJtjQrcW0
数日後

遊矢「勝鬨」

勝鬨「ノックぐらいしろ」

遊矢「いや柚子も入院してるしさ…」

勝鬨「自分の責任だ。殺るなら殺れ」

遊矢「元気出してくれよ。俺も今からやる事ができたから…またな勝鬨」

勝鬨「またな…フッ」

コンコン

勝鬨「今度は何だ!」

梅杉「元気か勇雄」

竹田「なわけないよな。入院してるし」

勝鬨「真、剣…見舞いか」

竹田「それが大変な事になってさ」

梅杉「あのジジイが俺ら108の門下生を破門にしちまってな!ありゃ梁山泊も潰れちまうよ」

勝鬨「それがどうした。ジジイの癇癪持ちなど今に始まった事じゃ」

竹田「やっぱ勇雄あっての俺らっていうかな」

梅杉「だから」

勝鬨「ククク…勝鬨塾を旗揚げしろってわけか!」

梅杉「へ?」

竹田「いや違う違う!」

勝鬨「榊遊矢!何処に行くのか知らんが必ず帰って来い!そして新生勝鬨勇雄が迎え撃ってくれるわ!!」

梅杉「だってさ」

竹田「ま、まあ元気になったし別にいいか」
90 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 00:17:43.95 ID:/TvbjErc0
遊矢「待たせたな黒咲」

黒咲「瑠璃の頼みだ。ユートを連れ戻す事は…問題は記憶を取り戻す必要があるだけ」

ユート「…」

黒咲「だったらデュエルしかあるまい!」

遊矢「ああ!」

遊矢・黒咲「デュエル!!」

遊矢「俺から行くぞ!スケール1のEMユーゴーレムとスケール6のEMリザードローでペンデュラムスケールをセッティング!そして魔法『融合』を発動!手札のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンと星読みの魔術師を融合!融合召喚!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「EMユーゴーレムのペンデュラム効果を発動!自分フィールドに融合モンスターが融合召喚された場合、墓地のペンデュラムモンスター及びエクストラデッキの表側表示ペンデュラムモンスターからEM、魔術師、オッドアイズモンスターの内から1枚選び手札に加える!」

遊矢「そしてEMリザードローのペンデュラム効果を発動!片方のペンデュラムゾーンにEMモンスターが存在する場合に発動できる。EMリザードローを破壊しデッキから1枚ドロー!」

遊矢「カードを2枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!ユート!お前の生まれは施設だ。お前は幼い頃教会の前に捨てられていたそうだ…RR-スカル・イーグルを攻撃表示で召喚!そして魔法『RR-コール』を発動!デッキから2体目のRR-スカル・イーグルを特殊召喚!レベル3のRR-スカル・イーグル2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!RR-デビル・イーグル!!」

黒咲「RR-デビル・イーグルのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体を対象に発動!そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

遊矢「永続罠発動『幻影霧剣』このカードが魔法・罠ゾーンに存在する限り対象のモンスターは攻撃できず攻撃対象にならず効果は無効化される!対象はRR-デビル・イーグル!」

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド」

遊矢「俺のターン!」

黒咲「そしてユート!お前には恋人が居た…瑠璃!俺の妹であり柚子に良く似た娘だ!」

ユート「施設…瑠璃…」

黒咲「お前にとって施設は家であり兄弟と呼べる連中が大勢居た!そして…お前が兄と慕う男が!」

ユート「兄…」

黒咲「中学時代のバカな俺と連んで悪さをしていた…ハートランドの凶悪コンビを!火の玉と狂犬病と呼ばれた愚かな中坊の後ろをお前と瑠璃はくっ付いていただろう!!」

遊矢「異名?変な異名だな」

黒咲「何処ぞのバカが俺達にあだ名をつけたんだ。言っておくが俺はまだマシな方の火の玉だ」

遊矢「黒咲とコンビを組んでた奴…狂犬病なんて黒咲以上にヤバい奴なんじゃ」
91 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 00:59:40.94 ID:/TvbjErc0
遊矢「罠発動!『幻影騎士団ウロング・マグネリング』このカード及び自分フィールドの幻影騎士団モンスターまたはファントムと名のつく永続魔法または永続罠を墓地へ送って発動する!デッキからカードを2枚ドロー!」

遊矢「魔法『揺れる眼差し』を発動!ペンデュラムゾーンのEMユーゴーレムを破壊し相手に500のダメージを与える!」

黒咲「お前にはライバルが居た…いや言い張ってるだけの奴だな。神月アレンというワンパク坊主だ」4000→3500

遊矢「そして!EMユーゴーレムの効果で墓地から手札に加えたスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!エクストラデッキより蘇れ!レベル3!EMリザードロー!レベル4!EMユーゴーレム!さらに調律の魔術師を攻撃表示で召喚!調律の魔術師が召喚または特殊召喚に成功した時、自分は400のダメージを受け相手は400ライフを回復する!」4000→3600

黒咲「そして笹山サヤカ…瑠璃の親友でお前ともよく行動を共にしていた」3500→3900

遊矢「レベル3のEMリザードローとレベル4のEMユーゴーレムにレベル1の調律の魔術師をチューニング!シンクロ召喚!レベル8!覚醒の魔導剣士!!」

遊矢「バトルだ!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでRR-デビル・イーグルを攻撃!レベル5以上の魔法使い族モンスターを融合素材にした事で3回の連続攻撃が可能!一発目!」

黒咲「速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!このターン戦闘で破壊され自分の墓地へ送られたRRエクシーズモンスターを1体を特殊召喚!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レボリューション・ファルコン!!」3900→2500

遊矢「まだ続きがある!二発目!」

黒咲「罠発動!『RR-レディネス』このターン自分フィールドのRRモンスターは戦闘では破壊されない!」

遊矢「だがダメージは受けてもらうぞ!」

黒咲「自分の墓地にRRモンスターが存在する場合、墓地のRR-レディネスを除外する事でこのターン俺への戦闘ダメージは0になる!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!装備魔法『ラプターズ・アルティメット・メイス』をRR-レヴォリューション・ファルコンに装備!攻撃力が1000ポイントアップ!」

遊矢「レヴォリューション・ファルコン…けど俺には」

黒咲「ターンエンド」

遊矢「え!?」

黒咲「まだ遊矢とユートのエースが出ていない。奴の記憶を取り戻す為のデュエルだ」

遊矢「黒咲…」

黒咲「俺が勝つがな」

遊矢「そんなのデュエルしなきゃ解らないだろ!俺のターン!」

ユート「黒咲隼…黒咲瑠璃…神月アレン…笹山サヤカ…そして俺が兄と呼ぶ男」

遊矢「だったら見せてやるさ!俺達のエースを」
92 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:14:19.07 ID:/TvbjErc0
遊矢「EMプラスタートルを攻撃表示で召喚!そしてエクストラデッキからEMリザードローをペンデュラム召喚!EMプラスタートルの効果でEMリザードローのレベルを3から4に変更!」

遊矢「レベル4のEMプラスタートルとEMリザードローでオーバーレイ!」

ユート「エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「魔法『死者蘇生』を発動!墓地より蘇れオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

黒咲「…」

遊矢「エクシーズは黒咲とのデュエルとユートの出会いとで誕生した」

黒咲「…」

ユート「…」

遊矢「シンクロはユーゴとのデュエルで融合は素良や勝鬨とのデュエルと柚子のお陰…そしてペンデュラムは俺が誕生させた俺だけの力!」

沢渡「何で俺だけ入ってねえんだよ」

ユーゴ「うんうん…待てよ!調律の魔術師いつまで借りパクしてんだ!おい遊矢!」

素良「…」

遊矢「大勢のデュエリストが俺を後押ししてくれた…ユート!今度はお前の番だ」

ユート「…」

遊矢「故郷を…友達を…全て思い出せ!」

ユート「俺は…」

遊矢「きっと待ってる筈だ…故郷の友達が瑠璃って子が!」

ユート「瑠璃…」

瑠璃「ユート!」

アレン「俺とデュエルしろ!今日こそは俺が勝ってやるからな!!」

サヤカ「今月分のリトル・フェアリーよ」

黒咲「デートする時は俺に声をかけろ。それが出来ねば俺の怒りが降り注ぐ」

「家族が居ねえ?ちゃんと見てみろよ、施設の奴らはみんな俺らの兄貴で姉貴で弟で妹じゃねえか…そう思わねえかユート?」
93 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:28:36.65 ID:/TvbjErc0
ユート「思い出した…全てを…俺に何があったのかを」

黒咲「やっとか」

遊矢「見えるのか?ユートが」

黒咲「俺の視力を舐めるなよ」

ユート「隼…迷惑をかけたな」

黒咲「そうと決まれば善は急げだ!故郷へ帰還する」

遊矢「瑠璃って子には何て話すんだ」

黒咲「衣替えとでも言えばいい」

遊矢「意味わからないし」

黒咲「赤馬の会社に次元移動装置がある。お前達もさっさと来い!」

ユーゴ「俺は別ルートで行くぜ!まあ任せとけっての何たって俺はワープ慣れしてっから」

沢渡「誰か落としたんだろ?」

ユーゴ「シンジはタフなんだよ!」

素良「僕は…」

黒咲「お前も来い。そこにお前の救いたい奴が居れば来るべきだ」

素良「…うん」

遊矢「なあ記憶を思い出したんなら聞きたいんだけどさ…黒咲の友達の狂犬病ってヤバいの?」

ユート「いいや兄貴は優しいぞ。ただ…」

遊矢「ただ?」

ユート「カッとなって飛び出して暴れ回ったら静まる隼と違い兄貴は執念深い。1度敵と認識したら相手に徹底的に噛み付こうとする…故に狂犬病と呼ばれているんだ。あれは兄貴が中1の時だったな。当時のクローバー校中等部3年の番格グループにリンチされ1人1人徹底的に仕返したしたそうだ」

遊矢「じゃあヤバい奴じゃないか!」

ユート「確かにヤバいかもしれない…だが慣れればな。因みに兄貴はその番格の顔面にバットをフルスイングして前歯を吹き飛ばしたそうだ」

遊矢「へ、へえ…兄貴分の事を語るユートはとても嬉しそうだった」
94 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 01:38:07.19 ID:/TvbjErc0
権現坂「…」

刃「いいのか?お前は」

北斗「なあ権現坂」

権現坂「俺が言っても何もなるまい。俺ができる事と言えば遊矢の帰る場所を守るぐらいだ」

暗黒寺「弟弟子がいつの間にか逞しくなりやがって」

「沢渡さん大丈夫かよ?」

「あの人温室育ちだけど生命力あるだろ?」

「図太い神経してるしな」

真澄「行かないの?」

柚子「私も権現坂と同じよ。遊矢の帰る場所を守るわ」

真澄「あなたの眼…もうくすんでないわね」

未知夫「遊矢ー!頑張ってよー!」

ミエル「ダーリン!」

栄太「クイズなら負けないんだぞ!バイク男!!」

大漁旗「なあ…俺らができる事って奴らを倒す事やろ?」

権現坂「うむ」

大漁旗「だったら負ける気せんわ!ここに居る連中は最高のチームやと思うで!」

柚子「えーっと…」

権現坂「何者なんだ」

ミエル「さあ?知ってる?」

北斗「いや始めて見る顔だよ」

権現坂「御主は一体?」

大漁旗「大漁旗…大漁旗鉄平や!」
95 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 11:31:15.58 ID:/TvbjErc0
零王「零児の始末もできず」

バレット「…」

零王「スタンダードにおいても返り討ちにされ」

デニス「…」

零王「何の成果も挙げられない」

ユーリ「…」

零王「お前達は能無しか」

ユーリ「そんな事は無いよ。ねえ」

デニス「…」

バレット「このバレット!次こそは」

零王「3年前の戦いで私は頭の一部を遊勝に吹き飛ばされた…バレット」

バレット「はっ!」

零王「お前は何だ」

バレット「プロフェッサーの第一の側近であります」

零王「側近?遊勝に片目を潰されたお前が…処刑だ」

バレット「なっ!」

零王「2度のミスを私は許さない」

ドクトル「お言葉ですがバレットはまだ使えるかと」

零王「…」

バレット「ドクトル!私を改造しろ!」

ドクトル「そう来ると思ったよ」

零王「何をボヤボヤしている。零児を探せ!あいつは私の隙を狙っている筈だ…このエクシーズ次元の地で」

デニス「はい」

零王「役立たず共め…まるで話にならぬ」
96 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 11:37:42.11 ID:/TvbjErc0
エクシーズ次元

黒咲「全員居るか」

沢渡「おう!」

素良「うん」

ユート「…」

遊矢「あ、あれ?」

黒咲「どうなっているんだ」

ユート「こ、これは…」

沢渡「誰だお前!?」

ユート「俺はユートだ」

遊矢「まさか入れ替わったのか?俺とユートが!?」

ユート「…」

素良「これが噂のユートなんだ」

遊矢「けど何で」

ユート「エクシーズ次元の気候が奇跡をもたらしたのかもな」

沢渡「遊矢は!?」

遊矢「これが見えないって事か…」

ユート「ま、まあ何だ…落ち込むな」

黒咲「これで瑠璃も悲しまずに済む」

沢渡「そういう問題かよ?」

黒咲「とりあえず俺の家に行くよ」

素良「君の家?」

黒咲「目の前にある」
97 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:06:46.72 ID:/TvbjErc0
沢渡「デ、デカい…」

素良「へえ…」

黒咲「この街の基礎は俺の爺さんが作り上げた」

沢渡「お前の爺さんが?」

黒咲「このハートランドは俺達の世界のデュエル発祥の地だ」

ユート「時は3000年前…モンスターと人間が共存していた時代があった」

沢渡「ははは…んなわけねえだろ」

ユート「いいや教科書にも載ってる話だ」

黒咲「デュエルも今と違いモンスターを闘犬のように戦わせていた」

ユート「人間はそれで良かった。だがモンスターの負の感情が爆発し怨念の塊とも言えるモンスターが誕生した」

黒咲「そのモンスターの力は世界を闇で覆い尽くした。だが1人のデュエリストが立ち上がった」

ユート「名は勇者ゼアル…冀望皇ホープと呼ばれるモンスターと共に怨念のモンスターを薙ぎ払い世界に光を取り戻した」

沢渡「桃太郎みたいな御伽噺か」

黒咲「あれが勇者ゼアルと冀望皇ホープの像だ」

素良「派手だね。とても古代人とは思えない」

沢渡「アーマーじゃねえか」

黒咲「俺の家は代々その怨念モンスターを封印している」

ユート「…瑠璃」

瑠璃「ユート…無事だったのね!」

沢渡「わかった!お前あれだろ?勇者ゼアルの子孫ってわけか!」

黒咲「そんなわけあるか」

素良「て言うか柚子そっくりじゃない?」

黒咲「ああ」
98 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:31:06.29 ID:/TvbjErc0
瑠璃「遊矢だっけ?何かごめんなさいね。兄とユートが迷惑かけて」

遊矢「いいやユートにも黒咲にも世話になったよ」

沢渡「飛行機のプラモばっかだな」

黒咲「親父のだ」

沢渡「黒咲家の当主ってやつか」

黒咲「親父は婿養子だ。滅多に帰って来ない」

瑠璃「パイロットなの」

黒咲「ジジイはどうした?死んだか」

瑠璃「生きてるわよ」

素良「沢渡」

沢渡「どうした?」

素良「デッキは」

沢渡「デッキ?現地調達に決まってるじゃねえか!」

素良「現地到達?何で!」

沢渡「そりゃ世界によってデュエルの仕方違うだろ?だからだぜ」

素良「…」

沢渡「何だよその眼」

素良「やる気なさ過ぎでしょ!それでもデュエリストなの!?」

沢渡「おうよ!」

ユート「さてと…」

瑠璃「もう行くの?」

ユート「兄貴にあって来る。この時間帯なら彼処だろ」

瑠璃「うん」
99 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 12:43:06.16 ID:/TvbjErc0
沢渡「ユートと一緒に行かねえのか」

黒咲「あいつの行き場には俺の嫌いな奴が居る」

素良「居るよね嫌いな奴って」

沢渡「よし!完成だぜ」

黒咲「…」

素良「もうなの?早すぎでしょ」

沢渡「買ったパックにウルトラレアが入っててよ。俺ってカードに選ばれすぎじゃね?」

黒咲「…」

素良「バカだよね沢渡って…けど羨ましいよ」

沢渡「黒咲!俺とデュエルしろ!!」

素良「悩み事があっても弾き返すっていうか…タフっていうかさ」

アレン「隼!やっぱり隼じゃねえか!!」

黒咲「アレンそれにサヤカも」

サヤカ「隼!」

素良「ユートにしても瑠璃にしても黒咲って最高に不良っぽいのに友達は普通の子が多いんだ」

「やっべ黒咲だ」

「逃げるぞ」

「黒咲!ハートランド商業を舐めんじゃねえぞ!!」

黒咲「群れなきゃ何もできない奴らが何をほざく…貴様らの大将にも言っておけ」

沢渡「黒咲!」

「俺らは傘下に入ったんだよ!あそこなら誰にも負けはしねえぞ!バーカ!」

黒咲「どいつもこいつも群れなきゃ何もできぬのか」

沢渡「じゃあ先攻は俺な」
100 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 13:24:35.15 ID:/TvbjErc0
沢渡「魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスター1体を墓地へ送る。そして魔法『復活の福音』を発動!墓地のレベル7またはレベル8のドラゴン族モンスターを1体を特殊召喚する!俺はおろかな埋葬の効果で墓地へ送ったダークブレイズドラゴンを特殊召喚!ダークブレイズドラゴンは特殊召喚に成功した時、攻撃力と守備力は元々の倍の数値になる」

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RR-ラスト・ストリンクスを攻撃表示で召喚!RR-ラスト・ストリンクスの効果を発動!このモンスターをリリースしエクストラデッキからRRエクシーズモンスター1体をエクストラデッキから守備表示で特殊召喚する。RR-ライズ・ファルコンを特殊召喚!」

沢渡「で、出やがった」

黒咲「但しラスト・ストリンクスの効果で特殊召喚したRRエクシーズモンスターの効果は無効化されエンドフェイズ時にエクストラデッキに戻る」

沢渡「ふぅ…」

黒咲「安心するのは早い!RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!」

黒咲「オーバーレイ・ユニットを持つブレイズ・ファルコンは相手へのダイレクトアタックが可能!行け!!」

沢渡「!」4000→3000

黒咲「そして相手に戦闘ダメージを与えた時、相手フィールドのモンスター1体を破壊する!」

沢渡「墓地の復活の福音の効果を発動!自分フィールドのドラゴン族モンスターが戦闘または効果で破壊される代わりに墓地の復活の福音を除外する!」

黒咲「カードを2枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!バトルだ!ダークブレイズドラゴンでRR-ブレイズ・ファルコンを攻撃!!」

黒咲「速攻魔法『RUM-ラプターズ・フォース』を発動!自分フィールドのRRエクシーズモンスターが破壊され墓地へ送られた時、そのモンスターを特殊召喚しランクが一つ上のRRエクシーズモンスターをエクストラデッキから重ねて特殊召喚できる!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク6!RR-レヴォリューション・ファルコン!!」4000→2600

沢渡「それだけじゃ終わらねえ!ダークブレイズドラゴンは相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターの元々の攻撃力分のダメージを与える!」

黒咲「…」2600→1600

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!レボリューション・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスター1体を破壊し、その攻撃力の半分のダメージを与える!」

沢渡「罠発動!『竜の転生』自分フィールドのドラゴン族モンスターを除外し手札または墓地からドラゴン族モンスターを1体選び特殊召喚する!俺は手札から青氷の白夜龍を特殊召喚!」

黒咲「逃げ切ったか」

沢渡「沢渡シンゴの逃げ足の速さは有名なんだよ!」

アレン「何だあいつ?」

素良「沢渡シンゴ…多分スタンダードで1番能天気で天才肌って噂のデュエリストさ」
101 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/23(日) 13:36:42.51 ID:DxzeFTxFO
沢渡が強いと嬉しい
102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 13:58:06.25 ID:/TvbjErc0
黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「行ける!俺のターン!!バトルだ!青氷の白夜龍でレヴォリューション・ファルコンを攻撃!」

黒咲「出血大サービスだ…最大最高のRRモンスターを見せてやる!速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!」1600→600

沢渡「確か倍だったな…待てよ!倍って事は」

アレン「出す気なのか…滅多に出さねえあれを」

黒咲「我が魂のハヤブサよ!揺るぎない信念と深き慈愛の心で堅牢なる最後の砦となりて降臨せよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ、ランク12!RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン!!」

沢渡「慈愛って顔かよ!」

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの攻撃!」

沢渡「おわっと!」3000→2200

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの効果を発動!このモンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、墓地のRRエクシーズモンスターを除外し続けて攻撃が可能!」

沢渡「って事は」

黒咲「お前の負けだ」

沢渡「またか!」2200→0

素良「いい線行くけど何か負けちゃうんだよね」

アレン「けど隼からランク12を引っ張り出したんだぜ?凄えよ」

サヤカ「そうだよね。ランク12なんて…あの人にしか」

素良「あの人?」

アレン「隼のダチ…って言っても今は犬猿の仲だけどな」

素良「それって例の相棒?」

アレン「中学時代の隼達は全中制覇を成し遂げようとしていてな。そりゃ強かったんだ…小学生の頃の俺の憧れだったんだぜ?」

素良「全中制覇?何それ」

アレン「ハートランドの街にある中学を制覇するのが2人の野望だった…火の玉の黒咲隼と狂犬病の九十九凌牙のな」

素良「九十九凌牙…何で犬猿に?」

アレン「何っつうか…派手やりすぎて巻き込んじまってよ」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:05:00.24 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

ユート「海の守護神リバリアン・シャーク」

凌牙「!」

ユート「海を護り今も尚、何処かの海で泳ぎ人々を守っている…ただいま兄さん」

凌牙「ユート…生きてたのか!」

ユート「はい」

凌牙「馬鹿野郎!テツオやタカシが何れだけ心配してたと思ってんだ!?」

瑠璃「私の家に来て」

凌牙「女かよ!兄弟仁義より女ってか!?」

遊矢「この人が兄貴の」

ユート「九十九凌牙」

凌牙「ま、終わった話だ。っつうか悪いな」

ユート「いや気にしないでくれ」

凌牙「あの鳥頭は」

瑠璃「ちゃんと帰って来たよ」

凌牙「ふーん…」

遊矢「あんまり悪そうな人に見えないね」

ユート「普段は海のように寛大な心を持っているんだがな」

遊矢「何かあるのか」

ユート「キレると手が付けられない」

凌牙「よし帰るぞ」

瑠璃「また釣り?」

凌牙「魚は栄養があんだよ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:15:03.40 ID:/TvbjErc0
遊矢「ここがユートの育った施設か」

ユート「アストラルハウス…言ってみれば星を意味している」

遊矢「星?」

ユート「そう、天に輝く星は一つの光じゃ薄い。けど無数の星なら夜空を照らす事ができる」

遊矢「…」

ユート「親を亡くした子や親から虐待を受けた子の光を取り戻す施設なんだ」

遊矢「親か…」

ユート「あそこでダンベルを持ち上げてるのはテツオ」

遊矢「すっごい筋骨隆々だ」

ユート「あのおかっぱ頭がタカシ…秀才なんだ」

遊矢「見るからに賢そうだ」

ユート「あそこで猫に餌をやってるのがキャッシー」

遊矢「あれ髪?耳なの?」

ユート「そしてトクノスケ…将来の詐欺師候補」

遊矢「おい」

凌牙「おーい!釣って来たぞ!」

「わーい!」

瑠璃「凌牙は将来のプロ候補…素行には難があるけどね」

遊矢「本当に狂犬病なのか?」

瑠璃「普段は穏やか…けど海と同じように表面の綺麗さだけじゃない」

ユート「深海の底のような暗闇を兄貴は持っている」

凌牙「お前らも手伝えよ!」

ユート「あ、わかった」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:31:57.42 ID:/TvbjErc0
遊矢「ユートが食べると俺も満腹になるんだな」

ユート「そうだぞ。俺だって」

凌牙「独り言言いやがって」

瑠璃「事情があってね」

凌牙「事情?」

瑠璃「何ていうか背後霊的な…」

凌牙「背後霊?居るよな、そういうの」

遊矢「意外と信じてくれるんだ。黒咲だったら」

ユート「兄貴は会った事があるそうだ。海の守護神リバリアン・シャークに」

遊矢「リバリアン・シャーク?」

ユート「俺達の世界に伝わる海の守り神さ」

遊矢「…」

ユート「兄貴の両親は海洋学者だった。だが海難事故で両親は亡くなり兄貴だけは奇跡的に助かったそうだ」

遊矢「まさか海の守り神が」

ユート「兄貴を救った。以来、兄貴はオカルトを信じ…いつの日か恩人…いや恩鮫と出会う事を信じている」

瑠璃「もう兄さんと仲直りしたら?私は気にしてないよ」

凌牙「だったら鳥頭に言っておけよ。俺の軍団に入れってな」

瑠璃「…」

凌牙「そしたら和解してやるよ。下っ端じゃねえ…ナンバー2の座をくれてやるってな」

瑠璃「兄さんの性格じゃチームとか軍団とか群れを作るのが嫌いなの凌牙も知ってるでしょ?」

凌牙「じゃあ言っとけ!カッコつけんなってな!」

遊矢「軍団?」

ユート「兄貴はハートランド工業高校、ハートランド商業高校、ハートランド水産高校、ハートランド南高校、ハートランド東高校、ハートランド第二高校そしてデュエルスクール クローバー校の七つの学校を一つに纏めた大軍団の総大将だ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 16:18:51.51 ID:/TvbjErc0
凌牙「ユート!」

ユート「デュエルか?」

凌牙「察しがいいじゃねえか」

ユート「兄さんとの付き合いは長いからな」

凌牙「幽霊も文句ねえな!」

遊矢「見えてるの!?」

瑠璃「左じゃなくて右よ」

凌牙「どっちでもいいじゃねえか…腕が訛ってねえか確認してやんよ」

ユート・凌牙「デュエル!!」

凌牙「キラー・ラブカを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!EMウィップ・バイパーを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにEMモンスターが存在する事で手札からEMヘルプリンセスを攻撃表示で召喚!EMウィップ・バイパーでキラー・ラブカを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』相手モンスター1体の攻撃を無効にし、自分フィールドに魚族・水族・海竜族モンスターが表側表示で存在する場合、その数×800のダメージを相手に与える!」

ユート「ううっ!」4000→3200

ユート「だがヘルプリンセスの攻撃が残っている!」

凌牙「…」4000→3500

ユート「カードを2枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!墓地のレベル3以下の魚族・水族・海竜族のモンスター1体を墓地から表側守備表示で特殊召喚する!そして2体目のキラー・ラブカを攻撃表示で召喚!レベル3のキラー・ラブカ3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!深き水底から浮上せよ!ランク3!潜航母艦エアロ・シャーク!!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!」

遊矢「ダーク・リベリオンだな」

ユート「いや…あれは兄貴の性格を考えれば恐らくエアロ・シャークは囮だ」

遊矢「囮?」

ユート「隼がハヤブサに拘りを持つように兄貴はサメへの拘りが強い」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:07:08.52 ID:/TvbjErc0
ユート「…幻影騎士団クラックヘルムを攻撃表示で召喚!そして罠発動!『幻影騎士団ウロング・マグネリング』このカードと幻影騎士団クラックヘルムを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

ユート「!?」

遊矢「この2枚は…こんなモンスター俺のデッキに入れてなかったぞ」

ユート「オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンとオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン…EMウィップ・バイパーの効果を発動!1ターンに1度、相手モンスターを対象に攻撃力と守備力を入れ替える!EMウィップ・バイパーでエアロ・シャークを攻撃!」

凌牙「そういやEMって何だ?」3500→2800

ユート「相棒の…遊矢のモンスター達だ」

凌牙「派手な格好しやがって!罠発動!『激流蘇生』自分フィールドの水属性モンスターが戦闘または効果で破壊された場合、このターン破壊された水属性モンスターを全て特殊召喚する!そして特殊召喚したモンスターの数×500のダメージを相手に与える!」

遊矢「大丈夫かユート?」

ユート「何とかな…ターンエンド」3200→2700

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!」

ユート「兄貴の魔法コンボ!」

凌牙「自分フィールドの魚族・水族・海竜族モンスター1体を対象にして発動!そのモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする!これで攻撃力は2900!ぶちかませエアロ・シャーク!EMヘルプリンセスを攻撃!ビッグイーター!!」

ユート「ッッ!」2700→1000

凌牙「ターンエンド!」

ユート「俺の…ターン!」

遊矢「まただ!また俺達の知らない」

ユート「この3枚はオッドアイズ、星読み、時読みが書き換わった姿…そして俺が主体の時にだけ発動が可能な姿!俺はスケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラム・スケールをセッティング!ペンデュラム召喚!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

凌牙「ペンデュラム?知らねえ召喚だ…けどファントムって事はユートのモンスターってわけか」

ユート「永続罠『幻影剣』を発動!対象のモンスターの攻撃力を800ポイントアップ!そして対象のモンスターのオッドアイズ・ファントム・ドラゴンの攻撃力は3300!バトルだ!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンで潜航母艦エアロ・シャークを攻撃!夢幻のスパイラルフレイム!!」

凌牙「くっ!」2800→2400

ユート「そしてペンデュラム召喚したオッドアイズ・ファントム・ドラゴンが相手にダメージを与えた時、ペンデュラムゾーンのオッドアイズモンスターの数×1200のダメージを与える!幻視の力アトミックフォース!」

凌牙「訳がわからねえが…どっか飛んでっちまって新しい力を見つけたてわけかユート」

ユート「いや飛んだ原因の半分は兄さんなんだぞ」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:31:53.47 ID:/TvbjErc0
凌牙「ま、結果オーライってやつだろ?なあ背後霊」

瑠璃「そっちよそっち」

凌牙「通じるんなら問題ねえよ」

遊矢「やっぱり狂犬病って言う割りにはいい人なんだろな…少し安心した」

黒咲「赤馬の居場所がわかったぞ」

凌牙「!」

黒咲「もう用事は済んだだろ。さっさと行くぞ」

凌牙「おい」

黒咲「…」

凌牙「誰の許可取って俺の家に来てんだ?あ?」

黒咲「許可が必要か?図に乗るなよ」

凌牙「てめえ…!」

黒咲「…」

凌牙「今この場でぶっ殺してやってもいいんだぜ」

黒咲「やってみろ」

凌牙「やってやるよ」

ユート「隼!いい加減にしてくれ」

瑠璃「凌牙も!」

アレン「いつまでもいがみ合うなよ?アカデミアがまた行動を開始するんだぜ。今度こそ手を組んでよ」

黒咲「このバカの軍団とか?冗談じゃない」

凌牙「はっ!一匹狼気取るのも大概にしろよ!相手が数なら俺らも数で迎え撃つんだよ!力だ!力で押さえつけなきゃ意味がねえ」

黒咲「俺達の嫌いな事だったな。今のお前は俺達が嫌っていた奴らと同じ事をしているのを理解しろ」

凌牙「支配するってのが悪いのか?群れの何が悪いってんだ!一匹狼気取って暴れるだけじゃ意味はねえ!また瑠璃が同じ目に合うじゃねえか!兄貴ならそれぐらい考えろってんだ!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:46:20.54 ID:/TvbjErc0
数年前

黒咲「何人居る」

凌牙「知らねえよ。南中は数が多いからな…100ぐらいだろ」

黒咲「正確には327人だ」

凌牙「何つった」

黒咲「327人」

凌牙「待てよ…多すぎだろ?あり得ねえだろ!中坊の喧嘩で」

黒咲「あそこは族の後ろ盾があるからな。OB連中も何人か居るんだろ」

凌牙「ったく…隼!」

黒咲「武器はいらん」

凌牙「馬鹿野郎!ありゃ素手でどうにかなる代物じゃねえぞ。だから持っとけよ」

黒咲「鉄パイプ?短すぎだろ」

凌牙「長すぎると使いにくいんだよ」

黒咲「さてと勝ちに行くか」

凌牙「100%負けるぜ」

黒咲「負けたら勝つまですればいい」

凌牙「チッ、派手にやってやろうぜ」

「出やがった!」

「何が全中制覇だ!たった2人で何ができるってんだ!!」

黒咲「お前達は最後だ。たった2人で片っ端から潰してやったぞ」

凌牙「だから狂犬病と火の玉って呼ばれてるんだよ…気に入ってねえけどな!」

「このイカレコンビが…やっちまえ!!」

黒咲「来たぞ凌牙」

凌牙「見りゃわかるぜ!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:03:00.13 ID:/TvbjErc0
黒咲「結果は惨敗だった」

凌牙「だが俺達は全員に報復してやった…結果的に中3の夏に俺らは全中制覇を完了させた」

黒咲「…」

凌牙「だが俺達は暴れてただけだ…後の事を考えねえでな!」

遊矢「何があったんだ?」

ユート「瑠璃がバイクではねられた」

凌牙「報復だよ。俺らは奴らを支配する必要があった…結果的に俺ら不良ってのは群れて一番強え奴が支配しなきゃ意味がねえって事だ!」

アレン「いい加減にしろよ!だから最初のアカデミアの襲撃の時にユートがどっか行っちまったんだろ!反省しろってんだ!!」

黒咲「…」

凌牙「…」

ユート「あいつ…ユーリを覚えているか?あの紫の軍服男」

遊矢「ああ」

ユート「俺は奴とデュエルをした。そして敗北し…俺はスタンダードへと流れ着いた…記憶を取り戻したお陰で奴との決着は確実に付けねばならなくなった」

遊矢「居場所良くわかったよな」

瑠璃「ユートの気を感じ取ってね。先生に言われるまで別世界なんて信じられなかったけど」

遊矢「先生?」

アレン「クローバー校の先生だ。何でも融合次元の出身でさ」

黒咲「俺はそいつのデュエルディスクを奪った。それが俺の持つ次元移動装置内蔵のデュエルディスクだ」

凌牙「アカデミアが再び来ようが何だろうが関係ねえ…俺は俺らでケリをつけるぜ」

黒咲「勝手にしろ。赤馬のところへ行くぞ」

アレン「いいのかよ隼も凌牙も!いつまでも喧嘩してんなよ!なあ!ダチなんだから和解しろよ!」

黒咲「最早、狂犬病と呼ばれた奴は存在しない。じゃあな」

凌牙「何が火の玉だ…カッコつけてんじゃねえぞ」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:59:45.06 ID:/TvbjErc0
アレン「おーい!先生よー!」

シュッ

黒咲「アレン!」

キンッッ

日影「むっ!」

月影「動くな」

黒咲「…」

月影「動けば斬る」

黒咲「その前に貴様の目玉を潰してやる」

月影「…」

黒咲「俺の命を奪う代わりに光を奪われる…どうだ」

赤馬「月影!日影!」

日影「零児殿」

赤馬「彼らは味方だ」

日影「味方…」

赤馬「紹介しよう。彼らは風魔塾の風魔日影と風魔月影だ」

沢渡「風魔塾って忍者養成塾の?でも何で」

赤馬「彼らにはアカデミアに潜り込んでもらっていた」

月影「連中は行動を起こす気でござる」

日影「その前に叩かねばならぬ…プロフェッサーは未曾有の超兵器を使い大掛かりな計画を起こす気でござる」

ユート「ならばアジトを叩かねば」

赤馬「彼は」

沢渡「話せば長くなるっていうかな…」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 19:31:17.40 ID:/TvbjErc0
赤馬「…この件は私だけで解決する。邪魔をしないでくれ」

黒咲「ここは俺の故郷だ。好き勝手されてたまるか」

素良「僕は友達を取り戻したい」

ユート「俺も故郷の為…そして」

遊矢「あいつの仇を息子の俺が討つ」

赤馬「…」

アレン「っつうか先生は?」

赤馬「あの人なら」

亮「私ならここだ」

アレン「先生!」

素良「亮さん!?」

亮「素良…零児が言っていた通り生きていたんだな」

素良「う、うん」

沢渡「先生?にしては不審者丸出しの格好だな」

亮「因みに教員免許は所持していない」

沢渡「出たよ!本当に常識ってのを知らねえ奴が多いんだからな」

亮「初顔が多いな。私は遊城亮…融合次元の出身だ」

黒咲「いい加減に俺のデュエルディスクを返せ」

亮「君が強引に奪ったのだぞ…凌牙は?」

黒咲「知らん」

サヤカ「クローバー校の先生で凌牙のクラスの先生なのよ」

沢渡「凌牙ってさっき黒咲と一触即発な感じの奴か?苦労してんだろ先生よ。教員免許ねえけど先生でいいのか?」

亮「まあ…いや良き少年だと思う。喧嘩っ早いのが玉に瑕だが…若さとは良いものだ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:09:04.55 ID:/TvbjErc0
赤馬「このハートランド山に奴らは身を潜めているそうだ」

黒咲「こんな近場に隠れていたとは」

素良「亮さんは何でエクシーズ次元に」

亮「セブンスターズの最高幹部を追っている。あいつだけは私が倒さねばならぬ」

素良「セブンスターズ?」

亮「7人のアカデミア最高幹部だ」

赤馬「ユーリ、デニス・マックフィールド、ソロ、ジャン・ミシェル・ロジェ、BB…」

黒咲「むっ」

ユート「ここは隠れ家のようだが」

日影「零児殿も亮殿も狙われているでござる」

月影「どうやら嗅ぎつけられたようだ」

ドンッッ

黒咲「アカデミア兵…それと」

グロリア「セブンスターズのグロリア・タイラー」

グレース「同じくグレース・タイラー」

野呂「同じく野呂守」

亮「守!」

野呂「亮…!」

黒咲「どうやら引き金は引かれたようだな…赤馬!ハートランド山へ行け」

赤馬「1人でも多い方がいい」

黒咲「お前が居ようが居まいが関係あるか!さっさとケリをつけて来い」

沢渡「ほら行け!」

赤馬「…わかった!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:37:49.86 ID:/TvbjErc0
グロリア「あれは紫雲院素良か?」

グレース「生きてるなんて驚きよね」

沢渡「ここは俺が仕切らせてもらうぜ」

瑠璃「私も」

亮「返してもらうぞ、門外不出の裏サイバー流デッキを」

野呂「私は認めない!お前なんかがサイバー流を受け継いだ事を…弟弟子のお前が!」

亮「あんたは邪悪で満ち溢れている」

沢渡・瑠璃・グロリア・グレース「デュエル!!」

沢渡「俺から行くぜ!魔法『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のドラゴン族モンスターを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

沢渡「そして魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスターを1体墓地へ送る!さらに魔法『超再生能力』を発動!このターン手札から捨てられたドラゴン族モンスターの数だけドローする!カードを2枚伏せてターンエンド」

グロリア「私のターン!手札のアマゾネス女王とアマゾネスの剣士を融合!融合召喚!現れろ、アマゾネス女帝!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

瑠璃「私のターン!LL-コバルト・スパローを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する事で手札からLL-サファイア・スワローと鳥獣族レベル1風モンスターを特殊召喚する私はLL-ターコイズ・ワープラーを特殊召喚!LL-ターコイズ・ワープラーが特殊召喚に成功した時、手札または墓地からLLモンスターを特殊召喚する!私は手札から2体目のLL-コバルト・スパローを特殊召喚!LL-コバルト・スパローが特殊召喚に成功した事でデッキから鳥獣族レベル1モンスターを手札に加える」

瑠璃「レベル1のLL-コバルト・スパロー2体とLLサファイア・スワローとLL-ターコイズ・ワープラーでオーバーレイ!麗しき翼を持つ鳥たちよ。戦場に集いて気高く輝け!エクシーズ召喚!舞い降りよ!ランク1!LL-アセンブリー・ナイチンゲール!!」

瑠璃「ターンエンド!」

グレース「私のターン!手札のアマゾネスの斥候とアマゾネスペット虎を融合!融合召喚!アマゾネスペット虎獅子!カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「ここから戦闘に入れるぜ…て言うか8人じゃねえか?」

グロリア「私達は2人で1人」

グレース「だからタイラー姉妹は1人としてカウントされるわ」

沢渡「だとさ」

瑠璃「えーっと何て名前だっけ」

沢渡「沢渡!沢渡シンゴ!」

瑠璃「じゃあお願いね沢渡くん!」

沢渡「お、おう!俺のターン!」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:43:44.48 ID:/TvbjErc0
沢渡「永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動!墓地の巨神竜フェルグラントを特殊召喚!フェルグラントの効果を発動!墓地からの特殊召喚に成功した時、相手フィールドまたは墓地の相手モンスターを除外し、除外したモンスターのレベルまたはランクの数×100アップ!アマゾネス女帝を除外し攻撃力を800ポイントアップ!」

グロリア「アマゾネス女帝が戦闘または相手効果でフィールドから離れた場合、手札・デッキ・墓地からアマゾネス女王を特殊召喚できる!私はアマゾネス女王を墓地から特殊召喚!」

沢渡「バトルだ!さらに罠発動!『タイラント・ウィング』フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象に装備!装備したモンスターの攻撃力と守備力は400ポイントアップし相手モンスターへの2回攻撃が可能!これで攻撃力は4000だ!アマゾネスペット虎獅子に攻撃!」

グレース「ああああああああああ」4000→2500

沢渡「巨神竜フェルグラントの効果を発動!このモンスターが相手フィールドのモンスターを破壊した場合、自分または相手の墓地からレベル7または8のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!俺は墓地からレベル7のダークブレイズドラゴンを特殊召喚!墓地からの特殊召喚に成功した時、攻撃力と守備力は倍になる!」

グロリア「アマゾネス女王が存在する限り自分フィールドに存在するアマゾネスモンスターは戦闘では破壊されない…だが」

沢渡「2回目だ!」

グレース「ぐっ…」2500→1000

グロリア「だがアマゾネスペット虎獅子が存在する限りアマゾネスペット虎獅子以外への攻撃は無効になる」

沢渡「タッグデュエルって事はパートナーのモンスターを使ってもいいってわけだよな」

瑠璃「うん!」

沢渡「ってわけだ!LL-アセンブリー・ナイチンゲールで攻撃!」

瑠璃「アセンブリー・ナイチンゲールはオーバーレイ・ユニットの数×200ポイント攻撃力がアップ!そしてオーバーレイ・ユニットの数だけ相手に直接攻撃が可能!」

沢渡「銀髪!てめえはこれで終わりだぜ!!」

グレース「そ、そんな…」1000→0

沢渡「残り2回!今度は金髪に攻撃だ!」

グロリア「こ、この!」4000→3200

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

グロリア「こいつ…どう考えても大馬鹿な奴だと思ってたが」

グレース「私達を相手に…しかも何か楽しそう…昔の」

グロリア「私のターン!パラサイト・フュージョナーを攻撃表示で召喚!」

沢渡「き、気持ち悪りいモンスターだな!」

グロリア「ここからがアカデミアの戦いだ!」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:53:51.57 ID:/TvbjErc0
黒咲「これでいいんだな」

素良「遊矢の話じゃアカデミアの…融合次元のデュエリスト達は虫に取り憑かれてるって言ってたから」

黒咲「スタンダードを襲撃した連中もスネイル・ワールドとやらで元に戻ったからな」

素良「そんな気持ち悪い世界があってたまるか!僕も行くから」

黒咲「仲間を元に戻すんだな」

素良「当然さ!」

遊矢「ユート!」

ユート「君はデニスと俺はユーリとだ」

黒咲「ユーリ?あいつは俺がやる!」

ユート「沢渡!瑠璃を頼んだぞ!」

沢渡「任せとけ!瑠璃もユートより俺に惚れちまうかもな!」

瑠璃「大丈夫。それは無いよ」

ユート「断じてない」

サヤカ「瑠璃は一途だもんね」

アレン「残念だったな!」

沢渡「全員で言うんじゃねえよ!」

黒咲「…」

沢渡「な、何だよ」

黒咲「殺すぞ」

沢渡「わ、わかったよ!残りはタイラー姉妹とかってのと無免許先生の相手だけだ!」

ユート「沢渡!遊矢からの伝言だ」

沢渡「どうせ瑠璃がどうとかだろ!しつけえよ!」

ユート「生きて帰ろう。赤馬と一緒にスタンダードへ」

沢渡「あ、当たり前じゃねえか!赤馬居ねえと塾が潰れちまうんだ!絶対に死なすんじゃねえぞ遊矢!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:02:57.35 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

「九十九さん!マジなのか?アカデミアの三色野郎共が来るってのは」

凌牙「…」

「九十九さん!」

「シカトしやがって」

「何様だってんだよ」

「やっちまうか?なあ」

「俺らは黒咲と九十九に中学の時に酷い目にあってるからよぉ〜」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

「な、何だ!?」

ユーゴ「到着!ここエクシーズ次元か!?」

「はあ?何だこいつ!」

ユーゴ「榊遊矢!ユート!黒咲隼!紫雲院素良!沢渡シンゴ!好きなの選べ」

「黒咲?黒咲の仲間か!」

ユーゴ「仲間?うーん…仲間なんじゃね」

「じゃあ帰すわけには行かねえな」

凌牙「引っ込んでろ」

「九十九さん!甘いんじゃねえか?幾らあんたが…」

凌牙「あ?」

「うっ…」

ユーゴ「こいつらの頭か」

凌牙「ああ…言っとくが居場所なんて知らねえ」

ユーゴ「敵だな!よしデュエルだ」

凌牙「敵か…敵に違いねえわな」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:34:52.77 ID:/TvbjErc0
ユーゴ・凌牙「デュエル!!」

ユーゴ「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR三つ目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル3のSRベイゴマックスにレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し相手に500のダメージを与える!ベイゴマックスを除外!」

凌牙「…」4000→3500

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!モンスターを裏守備表示で召喚しターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔剣ダーマで守備表示モンスターを攻撃!魔剣ダーマは守備表示モンスターを破壊した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える!」

凌牙「ハリマンボウが墓地へ送られた場合、相手フィールドのモンスターを選択し、そのモンスターの攻撃力を500ポイントダウン!」3500→1400

ユーゴ「ターンエンド」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!ハリマンボウを墓地から特殊召喚!さらにビッグ・ジョーズを攻撃表示で召喚!レベル3のハリマンボウとビッグ・ジョーズでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!漆黒の闇より出でし赤き槍!ブラック・レイ・ランサー!!」

凌牙「バトルだ!ブラック・レイ・ランサーでHSR魔剣ダーマを攻撃!ブラックスピア!!」

ユーゴ「墓地の三つ目のダイスの効果を発動!このモンスターを除外する事で相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル6のHSR魔剣ダーマにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ユーゴ「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「ぐわっ!?」1400→900

ユーゴ「ターンエンド!」

凌牙「だがハリマンボウが墓地へ送られた事で500ポイントダウンだ!」

ユーゴ「やりやがる…」

凌牙「俺のターン!永続魔法『ウォーターハザード』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からレベル4以下の水属性モンスターを特殊召喚する事ができる!手札からヒゲアンコウを特殊召喚!ヒゲアンコウは水属性モンスターをアドバンス召喚する際に二体分として扱う!ヒゲアンコウをリリースしビッグ・ホエールをアドバンス召喚!」

凌牙「アドバンス召喚に成功したビッグ・ホエールをリリースしする事でデッキから水属性モンスター3体を効果を無効にし特殊召喚できる!ビッグ・ホエールをリリースしデッキからドリル・バーニカル!スカル・クラーケン!シャーク・サッカーを特殊召喚!」

凌牙「レベル3のドリル・バーニカルとスカル・クラーケンとシャーク・サッカーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!トライエッジ・リヴァイア!!」

凌牙「何処の誰だか知らねえが売られた喧嘩に負けてたまるか!」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:09:32.48 ID:/TvbjErc0
凌牙「トライエッジ・リヴァイアのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせ効果を無効にする!」

ユーゴ「無効!?」

凌牙「そして罠発動!『エクシーズ・ソウル』自分または相手の墓地のエクシーズモンスターを対象に発動する事ができる!自分フィールド上のモンスターはエンドフェイズ時まで対象のモンスターのランク×200ポイントアップする!バトルだ!」

ユーゴ「くっ…」4000→3100

凌牙「そしてトライエッジ・リヴァイアがモンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターを除外する!さらにエクシーズ・ソウルの対象になった墓地のエクシーズモンスターはエクストラデッキに戻す事ができる!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『スピード・リバース』を発動!墓地のHSR魔剣ダーマを特殊召喚!魔剣ダーマの効果で墓地の赤目のダイスを除外し500のダメージを与える!」

凌牙「…」900→400

ユーゴ「バトルだ!魔剣ダーマでトライエッジ・リヴァイアを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』攻撃を無効にし相手に800のダメージを与える!」

ユーゴ「…ターンエンド!」3100→2300

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!攻撃力を1000アップする!そしてオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターの攻撃力を800ダウン!バトル!」

ユーゴ「このドローだ…きっと来る!」2300→900

凌牙「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!来たぜ…ターンエンド!」

凌牙「ドロー!ダブルフィン・シャークを攻撃表示で召喚!ダブルフィン・シャークの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、墓地のレベル3またはレベル4の魚族・水属性モンスターを特殊召喚する!ビッグ・ジョーズを特殊召喚!」

凌牙「トライエッジ・リヴァイア!野郎に叩き込め!!」

ユーゴ「相手の直接攻撃宣言時、手札からSRメンコートを特殊召喚し、相手フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

凌牙「罠発動!『激流葬』流されちまいな!」

ユーゴ「何!?」

凌牙「さらに罠発動!『激流蘇生』」

ユーゴ「マジか…」900→0

凌牙「俺が…俺が九十九凌牙だ!狂犬病の九十九凌牙だ!覚えとけ!!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:18:58.73 ID:/TvbjErc0
ユーゴ「俺ユーゴ」

凌牙「今更かよ」

ユーゴ「あいつらは!?」

凌牙「だから知らね…何だありゃ」

ユーゴ「煙だ!火事じゃねえか!?」

凌牙「あの方向って遊城の寝床じゃねえか…先公のくせに家がねえんじゃ洒落にならねえだろ。乗せろ」

ユーゴ「場所わかんのか?」

凌牙「知らねえ!けど遊城の寝床が燃えてるって事はアカデミアの進撃が始まったってわけだろ」

ユーゴ「お、おう!遊城って誰だ?」

凌牙「行くぜ!」

「おいおい九十九!あんたは俺らの大将なんだろ?」

「いいのかよ?勝手やって」

凌牙「こいつはデュエリストとデュエリストの戦いだ…だから俺が行く!」

「九十九!てめえ!!」

凌牙「悪りいな。折れちまった牙がまた生えてきたんだ。鮫と同じで折れても折れてもしつこく生えるんだよ俺は」

ポンッ

凌牙「行こうやユーゴ」

ユーゴ「凌牙も仲間か?」

凌牙「仲間…ユートは俺の兄弟分だ」

ユーゴ「何か親近感湧くぜ!俺もさ兄弟分が居てな」

凌牙「お前みたいな腕白そうな奴が一緒じゃ大変だろうな」

ユーゴ「んな事ねえよ!俺なんて大人しい方なんだぜ?」

凌牙「言っとくが隼…てめえを助けるわけじゃねえぞ。俺は俺の誇りを取り戻す為に戦ってやるだけだ!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:19:44.03 ID:/TvbjErc0
次は来週
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:04:05.87 ID:pmSby8U70
野呂「サイバー・ダーク・エッジを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

亮「俺のターン!」

野呂「亮!私は認めない…私の方が才はあったのだ!それなのに…マスターはお前を!」

亮「私も30だ。あんただっておっさんと呼ばれる歳なのだぞ。それを10数年も前の遺恨を今更」

野呂「私は止まらない…進むしかない!邪道と呼ばれる道を…それが!」

亮「あんたの罪は裏サイバー流を持ち出した事だけだ。やり直すチャンスならある!私は…いや俺は融合次元一のデュエリストである俺が決める!」

亮「手札のサイバー・ドラゴン2体を融合!融合召喚!サイバー・ツイン・ドラゴン!サイバー・ツイン・ドラゴンは1度のバトルで2度の攻撃が可能!バトルだ!!」

野呂「罠発動!『パワー・ウォール』自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動する事ができる!その戦闘で発生するダメージが0になるように500ダメージにつき1枚デッキの上からカードを墓地へ送る!」

亮「…」

野呂「思い上がるな!お前が天才だろうと何だろうと…私は強い!」

亮「カードを3枚伏せてターンエンド」

野呂「私のターン!『サイバーダーク・インパクト!』を発動!融合召喚!凱黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン!」

亮「サイバー流の歴史は長い…4000年!我らが先人は技を磨き今日までの道程がある。その過程で我々のように争う者達も居た!一子相伝故の宿命であるが故に」

野呂「それが何だと言うのだ!私以外にも居る!伝承者争いに敗れたものが…その恨みを思い知れ!!」

亮「だが俺の代から変わる!変わらねばならぬのだ…!速攻魔法『融合解除』を発動!戻れサイバー・ツイン・ドラゴン!そして墓地より現れよ、サイバー・ドラゴン!!」

野呂「2体のサイバー・ドラゴン…サイバー・レーザー・ドラゴンか」

亮「罠発動!『ワンダー・エクシーズ』自分フィールドのモンスターを素材としエクシーズモンスターをエクシーズ召喚する!」

野呂「エクシーズ召喚だと!?」

亮「レベル5のサイバー・ドラゴン2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!サイバー・ドラゴン・ノヴァ!!」

野呂「か、敵わない…4000年の歴史を…こいつは覆した…!」

亮「融合だのエクシーズだの垣根は必要ない。何故ならデュエルに代わりはないのだ!サイバー流の4001年目はエクシーズとの合作だ…そして道は永遠に続いて行く!」

野呂「殺すがいいさ…私達には虫が融合している。もう取り返しが」

亮「その対処方法はある。遊勝さんが見つけ…その力は実子に受け継がれているのだ。諦める事はない」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:25:43.12 ID:pmSby8U70
亮「これで良し」

沢渡「悪く思うなよ。ちゃんと虫を駆除してやっからな」

グレース「…」

グロリア「縄を解け!」

沢渡「だから無理だっつうの」

キキッ

ユーゴ「リン!」

凌牙「おう先公」

亮「すっかり焼けてしまった」

凌牙「何があったら焼けるんだ」

ユーゴ「リンだろ?なあ」

瑠璃「人違いよ人違い」

ユーゴ「人違い?本当かよ」

ザッ

バレット「この有り様か」

グロリア「バレット!」

グレース「!」

バレット「貴様らは処刑だ!プロフェッサーの名の下に貴様らを処刑してくれるわ!!」

凌牙「気取るなよおっさん!っつうか誰だよ?」

バレット「プロフェッサー直属部隊オベリスクフォースを束ねるバレット…いや改造手術を受けサイボーグバレットとして生まれ変わった!」

凌牙「能書きはいいから来いよ!早え話がやりてえんだろうが?」

バレット「話が早いな少年…だが思い上がりは命を縮めるぞ。オベリスクフォース!奴らを叩け!」

亮「ここからが正念場だぞ。オベリスクフォースはプロフェッサー直属部隊であり1人1人が幹部クラスの実力を誇る」

沢渡「こっちは幹部格2人も倒してんだよ!負けてたまるか!!」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:40:44.61 ID:pmSby8U70
アレン「相変わらず隼のファルコンは便利だぜ」

黒咲「お前も鳥獣族を使えばいいだろ」

ユート「隼!」

ソロ「デュエルアンカー!」

ガシンッ

素良「な、何だ!?」

黒咲「どうやら刺客のようだ」

サヤカ「そんな!」

黒咲「先に行け」

アレン「けど居場所がわかんねえぞ?メガネもアカデミアの基地も」

黒咲「あの木を見ろ」

素良「木?」

黒咲「傷があるだろ。あそこにも」

サヤカ「続いてるわ」

黒咲「忍者の目印だろう。こいつは俺が引き受けた」

遊矢「行こうユート」

ソロ「フィールド魔法『海』を発動!このキャプテン・ソロからは逃れられぬぞ!」

黒咲「もう行ったがな」

ソロ「あんなちびっ子トリオなど…この大海の覇者キャプテン・ソロは強者としか戦わぬ!」

黒咲「大海の覇者だと?」

ソロ「さあデュエルだ!」

黒咲「後悔するぞ」

ソロ「それは俺のセリフだ!!」

黒咲・ソロ「デュエル!!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 13:55:43.87 ID:pmSby8U70
ソロ「先ずは俺からだ!手札のスカル・ナイトと海賊船スカル・ブラッドを融合!融合召喚!キャプテン・ロック!!」

ソロ「キャプテン・ロックがフィールドに存在する限りお互いに手札からの召喚・特殊召喚・セットはできない!ターンエンド!」

黒咲「…」

ソロ「エクシーズ次元侵攻時に黒咲家の者である貴様には注意しろと言われてなぁ…だが大した事は無さそうだ!」

黒咲「お前の目的はなんだ。俺達の髪か」

ソロ「違う!俺はプロフェッサーが次元制覇した際には海を頂戴する事になっているのだ…海!それはロマン!海賊の中の海賊であるソロ様にこそ相応しい世界!それが海なのだ」

黒咲「他の次元の海は知らぬが少なくともエクシーズ次元の海は貴様程度では荷が重すぎる」

ソロ「私以上の海賊でもいると言うのか」

黒咲「サメだ」

ソロ「サメ?ハッハッハ!サメなんぞソロ様の敵ではない!三枚におろしてくれる」

黒咲「お前にやられる代物ではないらしいぞ…俺のターン!手札から召喚しなければ良いだけの話だ。魔法『闇の誘惑』を発動!デッキから2枚ドローし手札の闇属性モンスターを除外する!カードを2枚伏せてターンエンド!」

ソロ「何もできまい!俺のターン!永続魔法『大海戦』を発動!このカードがフィールドに存在する限り自分モンスターが相手に与える戦闘ダメージは倍になる!」

黒咲「永続罠『闇次元の解放』除外されている闇属性モンスター1体を特殊召喚する!俺は除外したRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして罠『ゴッドバードアタック』を発動!バニシング・レイニアスをリリースし貴様の薄汚いモンスターを破壊と永続魔法を破壊する!」

ソロ「!?」

黒咲「サメがどうとか言っていたが貴様程度なんぞサメも食わんだろ。見るからに不味そうだ…あまりサメを舐めるなよ」

ソロ「くっ…」

黒咲「今度からは海賊のコスプレではなく幼稚園児のコスプレでもしたらどうだ。お前には相応しい姿だぞ」

ソロ「屈辱だ!セブンスターズのキャプテン・ソロを…この俺を…ターンエンド!」

黒咲「お前達の強さは数だ。数で融合次元を制圧しエクシーズとスタンダードを襲った…たった1人ならば道端に落ちているゴミ以下のクズ…そのクズの分際で勝った気でいるなど烏滸がましいわ!俺のターン!!」

黒咲「貴様程度などエクシーズを使うまでもないわ!RR-インペイル・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにRRモンスターが存在する事で手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「そして魔法『死者蘇生』を発動!地獄の底より蘇れRR-バニシング・レイニアス!」

ソロ「あわわ…」

黒咲「お前の肉体に叩き込んでくれる!融合次元に生きる正しき心を持つ民の分を!スタンダード次元の連中の心構えを!エクシーズ次元に喧嘩を売ったツケを!とくと味わえ!!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:29:42.38 ID:pmSby8U70
バレット「獣闘機パンサー・プレデターの効果を発動!パンサー・プレデターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

凌牙「…」4000→3200

バレット「バトル!パンサー・プレデターでシャーク・サッカーを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』1ターンに1度相手の攻撃を無効!そして俺のフィールドにはシャーク・サッカーとビッグ・ジョーズが居る事で1600のダメージ!」

バレット「くっ…ならば獣闘機ウルフ・ケンプファーでシャーク・サッカーを攻撃!」4000→2400

凌牙「…」3200→1200

バレット「黒咲隼は何処だ?奴を出せ!奴には借りがある。この私を小馬鹿にした行為は断じて許せぬ!」

凌牙「あいつは誰にでも同じ態度だろうよ。罠発動!『激流蘇生』シャーク・サッカーを特殊召喚!500のダメージだ!」

バレット「やるではないか!しかし私を倒すには程遠い!ターンエンド!」2400→1900

凌牙「俺のターン!てめえに野郎は倒せねえよ」

バレット「笑止!同じ相手に二度も敗北する私ではない!!」

凌牙「何度やっても倒せねえんだよ!セイバー・シャークを攻撃表示で召喚!セイバー・シャークの効果を発動!1ターンに1度フィールドのモンスターを対象に発動!そのモンスターのレベルを一つ上げる!この効果は2回まで可能!シャーク・サッカーとビッグ・ジョーズのレベルを3から4に変更!」

凌牙「レベル4のビッグ・ジョーズとシャーク・サッカーとセイバー・シャークでオーバーレイ!最強最大の力を持つ深海の帝王!その牙で全てのものを噛み砕け!エクシーズ召喚!ランク4!海咬龍シャーク・ドレイク!!」

瑠璃「シャーク・ドレイク!」

沢渡「何だそりゃ?あいつのエースか」

瑠璃「数あるシャークモンスターの中でも凌牙の象徴的なモンスター…そして両親の形見」

凌牙「狼だろうと豹だろうと鮫には千回やっても勝てねえよ」

バレット「貴様…奴と同じ眼をしている!あの黒咲隼と!」

凌牙「そりゃそうだろ。あいつも俺もツッパリだからな」

バレット「負けられぬ…3度目はない!この私が…私が処刑される!」

凌牙「てめえの事情なんて知らねえよ」

バレット「くっ」

凌牙「たかが軍人に野郎は倒せねえ…真っ赤に燃え上がる火の玉を砕けるのは俺の牙だけだぜ!バトルだ!!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 14:36:11.56 ID:wIMoJDQ0o
こういう感じの本編が見たかった感がある
サヤカがサイコだけど
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:38:21.55 ID:pmSby8U70
ユート「あれは」

遊矢「双子忍者だ」

日影「くっ…」

月影「何という強さだ」

サンダース「良くやったぞBB!」

BB「…」

アレン「大丈夫か?」

月影「奴は強いでござる」

ユート「赤馬は」

日影「先へと歩を進まれた…」

遊矢「ユート!」

ユート「こいつは俺達が」

アレン「原始人使いのヒゲ!お前は俺が相手してやるよ!」

サンダース「ヒゲではない!我が名はサンダース!セブンスターズのサンダースだ」

日影「せ、正式にはBBが一員らしいが」

月影「理性無きBBを奴は操っているでござる」

アレン「ユート!素良!行って来い!!」

遊矢「あいつ強いのか?」

ユート「いいや…何というか」

遊矢「だ、大丈夫なのか」

ユート「アレンは土壇場勝負には滅法強いタイプだ」

遊矢「だったら安心…かな」

アレン・サンダース「デュエル!!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 15:32:59.44 ID:pmSby8U70
サンダース「BB!あのクソガキを切り刻んでしまえ!私のターン!剣闘獣ラクエルを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「ヒゲ!原始人にやらせてやれってんだ!俺のターン!ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンダー・ワンド』を装備し攻撃力を500ポイントアップ!バトルだ!」

サンダース「罠発動!『ディフェンシブ・タクティクス』このターン自分フィールドのモンスターは戦闘では破壊されずダメージは0となる!そして発動後、このカードをデッキの1番下に戻す!残念だったな小僧!」

アレン「ヒゲ!出しゃばってくんじゃねぞ!関係ねえ野郎は引っ込んでろ!」

サンダース「やかましいガキだ!何がガガガだ!そんなふざけたモンスターが居るなどエクシーズの程度も知れるわ!」

アレン「んだと!やいやい!このデッキは俺の爺ちゃんが世界チャンピオンになった時のデッキなんだぞ!しかも婆ちゃんのハートを射止めた凄えデッキなんだぞヒゲ!」

アレン「っつうかヒゲじゃねえな!鼻毛だ鼻毛!行き着けの床屋の店主は毎回思ってんぜ!このおっさんは何で鼻毛伸ばしてうちに来るんだってな!」

サンダース「これはヒゲだ!」

アレン「てめえでてめえをヒゲって言いやがったな!バーカ!やっぱりヒゲじゃねえか!て言うかヒゲなのか?実は鼻毛なんじゃねえの!」

アレン「あんまし鼻毛伸ばしすぎるなよ?寝返り打って首締まって死んじまうかもしんねえぞ!死因が自分の鼻毛だったら大笑いだぜ!」

サンダース「黙れ!」

アレン「黙れって言われて黙る神月アレンが居てたまっかよ!あ、悔しいのか?悔しいなら鼻毛抜いて出直して来い!36!」

サンダース「36だと?」

アレン「1ダース12で3ダース36だろうが!算数もできねえのか?鼻毛伸ばす暇があったら算数の勉強しろってんだ!」

サンダース「ぐぬぬ…貴様ァ!」

アレン「カードを2枚伏せてターンエンド!」

サンダース「私のターン!」

アレン「てめえのターンじゃねえだろ!お前ってさ…あれか?自分が誰なのかわかんねえタイプか?病院行けよ病院…やべえよ頭が」

サンダース「喋るな!黙れ!」

アレン「けどさ病院行くなら鼻毛抜けよ?医者が笑っちまって手元狂ったら2度と鼻毛伸ばせねえんだぞ」

サンダース「人を鼻毛だのヒゲだの小馬鹿にして…どういう教育を受けているんだ!」

アレン「普通のだよ!てめえこそ一族総出で鼻毛伸ばす家系なのかよ!やっべえな鼻毛一族って歴史の教科書に載ってるぜ!同窓会に行ってみろよ?サンダースくんは鼻毛伸ばして何やってんだかって当時の同級生に思われるだろうぜ?あ、友達居ねえタイプだよな!ガキの頃から鼻毛伸ばして周りにドン引きされてたんだろ!そうだろうが鼻毛のおっさん!」

BB「プッ」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:04:57.54 ID:pmSby8U70
サンダース「剣闘獣サムニテを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『剣闘獣の闘器マニカ』をラクエルに装備!さらに装備魔法『剣闘獣の闘器デーモンズシールド』をサムニテに装備!ターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

サンダース「お前に教えてやろう剣闘とは」

アレン「興味ねえから必要ねえよ」

サンダース「何だと!?」

アレン「ガガガガールを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンショット・ワンド』をガガガガールに装備!攻撃力を800ポイントアップ!さあバトルだ!ガガガマジシャンで剣闘獣ラクエルを攻撃!」

サンダース「剣闘獣の闘器マニカを装備している限り戦闘では破壊されない!」

BB「…」4000→3800

アレン「ターンエンド!ほらBBのターンだぜ」

サンダース「私だ!」

アレン「そうだ!爺ちゃん曰く昔の婆ちゃんはガガガガール似の美人らしいぜ?どうだBB」

BB「…」

アレン「今じゃ何処にでも居る普通の婆ちゃんだけどよ…月日が残酷ってマジだよな」

サンダース「剣闘獣ティゲルを攻撃表示で召喚!そして剣闘獣ラクエルと剣闘獣サムニテと剣闘獣ティゲルを融合!」

サヤカ「融合カードを使わないで融合!?」

サンダース「融合召喚!剣闘獣ヘラクレイノス!!これぞ融合を超えた融合!融合カードを必要としない融合を融合次元ではコンタクト融合と呼ぶ!!」

アレン「凄えじゃねえかBB!」

サンダース「私だ!私が行ったのだ!!」

アレン「てめえがやってる事なんて鼻毛伸ばして俺に喋りかけてるだけじゃねえか!どんだけ暇人なんだよ」

サンダース「殺してやる…貴様を殺す!この私の手で」

アレン「てめえじゃなくてBBだろうが!そんなにBBになりたきゃ市役所行って名前でも変えて来い!」

アレン「名前変えても伸びた鼻毛は治らねえだろうけどな!BBはBBでも鼻毛BBのボーボーだ!」

サンダース「バトルだ!!!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:32:12.33 ID:pmSby8U70
アレン「罠発動!『攻撃の無敵化』モンスター1体を選択して発動!戦闘では破壊されねえ!」

サンダース「だがダメージは受けてもらうぞ!」

アレン「それが何だってんだ!」4000→2500

サンダース「ターンエンド!」

アレン「俺のターン!ワンダー・ワンドの効果を発動!ワンダー・ワンドと装備しているモンスターを墓地へ送りデッキから2枚ドロー!そしてガガガガールをリリースしガガガヘッドをアドバンス召喚!ガガガヘッドの効果を発動!このカードの召喚に成功した時、墓地のガガガモンスター2体を特殊召喚する!ガガガマジシャンとガガガガールを特殊召喚!」

アレン「魔法『ガガガタッグ』を発動!自分フィールド上のガガガモンスター全ての攻撃力を次の自分スタンバイフェイズ時までガガガモンスターの数×500ポイントアップする!ガガガヘッドの攻撃力は3600!ガガガマジシャンの攻撃力は3000!ガガガガールの攻撃力は2500!」

サンダース「!?」

アレン「バトル!ガガガヘッドで剣闘獣ヘラクレイノスを攻撃!」

BB「…」3800→3200

アレン「BB!頭を下げろ!しゃがめ!ダウンだダウン!えーっと俺の真似しろ!こうだこう!」

BB「…」スッ

サンダース「何の真似だ!」

アレン「てめえもデュエルに入ってんだろうが!逃げてんじゃねえぞ鼻毛野郎!」

サンダース「私は無関係だ!」

アレン「婆ちゃんの攻撃!ガガガプッシュ!」

サンダース「ガハッ!BB!何をやっている私の代わりにダメージを受けろ!!」3200→1700

アレン「BBはてめえの道具じゃねえんだよ!てめえの道具は鼻毛切りで上等じゃねえか!爺ちゃん!やっちまえ!」

サンダース「爺ちゃんだと!?」

アレン「おうよ!昔の爺ちゃんはガガガマジシャン似の美男子だって本人が言っててな!今じゃハゲてるから嘘っぽいけど…何となく爺ちゃんと同じ感じがするんだよ!」

サンダース「BB!!」

アレン「地球の果てまですっ飛んじまえ!ガガガマジック!」

サンダース「ぐわあああああああああああああああ」1700→0

アレン「2度とツラ見せんじゃねえぞ!鼻毛野郎!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:54:31.62 ID:pmSby8U70
アレン「いいかBB?多分元に戻るっぽいから大人しくしてんだぞ」

サヤカ「通じるの?」

アレン「男と男に言語はいらねえ!」

黒咲「お前の婆さんがガガガガール似か?あの腰の曲がった婆さんが」

凌牙「っつうかアレンの爺さんがガガガマジシャン似もねえだろ?ハゲじゃねえかハゲ!」

黒咲「…いつの間に居た」

凌牙「そりゃ俺のセリフだぜ」

瑠璃「ユート達は」

サヤカ「先に進んだよ」

ゾロゾロ…

黒咲「まるで蟻の巣だな」

凌牙「同じのが大勢居るぜ…てめえらは先に進みな」

沢渡「多い方がいいじゃねえか?なあユーゴ…あいつ居ねえし」

黒咲「ほら受け取れ」

凌牙「こんな短い鉄パイプで…て言うか俺のじゃねえか!」

黒咲「さっさとケリをつけるぞ。遅れるなよ凌牙」

凌牙「誰に向かって言ってるんだ?上等だよ!ぶっ殺してやるぜ」

瑠璃「殺すのはダメよ!」

沢渡「いいのか2人だけで」

サヤカ「大丈夫。あの2人が居れば天下無敵だから」

アレン「何たって火の玉と狂犬病の極悪コンビだからな!」

凌牙「行くぜ…隼」

黒咲「ふん」
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