遊矢「だ、誰なんだお前は!?」 ユート「俺の名はユート」

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102 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 13:58:06.25 ID:/TvbjErc0
黒咲「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「行ける!俺のターン!!バトルだ!青氷の白夜龍でレヴォリューション・ファルコンを攻撃!」

黒咲「出血大サービスだ…最大最高のRRモンスターを見せてやる!速攻魔法『RUM-デス・ダブル・フォース』を発動!」1600→600

沢渡「確か倍だったな…待てよ!倍って事は」

アレン「出す気なのか…滅多に出さねえあれを」

黒咲「我が魂のハヤブサよ!揺るぎない信念と深き慈愛の心で堅牢なる最後の砦となりて降臨せよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ、ランク12!RR-ファイナル・フォートレス・ファルコン!!」

沢渡「慈愛って顔かよ!」

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの攻撃!」

沢渡「おわっと!」3000→2200

黒咲「ファイナル・フォートレス・ファルコンの効果を発動!このモンスターが相手モンスターを戦闘破壊した時、墓地のRRエクシーズモンスターを除外し続けて攻撃が可能!」

沢渡「って事は」

黒咲「お前の負けだ」

沢渡「またか!」2200→0

素良「いい線行くけど何か負けちゃうんだよね」

アレン「けど隼からランク12を引っ張り出したんだぜ?凄えよ」

サヤカ「そうだよね。ランク12なんて…あの人にしか」

素良「あの人?」

アレン「隼のダチ…って言っても今は犬猿の仲だけどな」

素良「それって例の相棒?」

アレン「中学時代の隼達は全中制覇を成し遂げようとしていてな。そりゃ強かったんだ…小学生の頃の俺の憧れだったんだぜ?」

素良「全中制覇?何それ」

アレン「ハートランドの街にある中学を制覇するのが2人の野望だった…火の玉の黒咲隼と狂犬病の九十九凌牙のな」

素良「九十九凌牙…何で犬猿に?」

アレン「何っつうか…派手やりすぎて巻き込んじまってよ」
103 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:05:00.24 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

ユート「海の守護神リバリアン・シャーク」

凌牙「!」

ユート「海を護り今も尚、何処かの海で泳ぎ人々を守っている…ただいま兄さん」

凌牙「ユート…生きてたのか!」

ユート「はい」

凌牙「馬鹿野郎!テツオやタカシが何れだけ心配してたと思ってんだ!?」

瑠璃「私の家に来て」

凌牙「女かよ!兄弟仁義より女ってか!?」

遊矢「この人が兄貴の」

ユート「九十九凌牙」

凌牙「ま、終わった話だ。っつうか悪いな」

ユート「いや気にしないでくれ」

凌牙「あの鳥頭は」

瑠璃「ちゃんと帰って来たよ」

凌牙「ふーん…」

遊矢「あんまり悪そうな人に見えないね」

ユート「普段は海のように寛大な心を持っているんだがな」

遊矢「何かあるのか」

ユート「キレると手が付けられない」

凌牙「よし帰るぞ」

瑠璃「また釣り?」

凌牙「魚は栄養があんだよ」
104 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:15:03.40 ID:/TvbjErc0
遊矢「ここがユートの育った施設か」

ユート「アストラルハウス…言ってみれば星を意味している」

遊矢「星?」

ユート「そう、天に輝く星は一つの光じゃ薄い。けど無数の星なら夜空を照らす事ができる」

遊矢「…」

ユート「親を亡くした子や親から虐待を受けた子の光を取り戻す施設なんだ」

遊矢「親か…」

ユート「あそこでダンベルを持ち上げてるのはテツオ」

遊矢「すっごい筋骨隆々だ」

ユート「あのおかっぱ頭がタカシ…秀才なんだ」

遊矢「見るからに賢そうだ」

ユート「あそこで猫に餌をやってるのがキャッシー」

遊矢「あれ髪?耳なの?」

ユート「そしてトクノスケ…将来の詐欺師候補」

遊矢「おい」

凌牙「おーい!釣って来たぞ!」

「わーい!」

瑠璃「凌牙は将来のプロ候補…素行には難があるけどね」

遊矢「本当に狂犬病なのか?」

瑠璃「普段は穏やか…けど海と同じように表面の綺麗さだけじゃない」

ユート「深海の底のような暗闇を兄貴は持っている」

凌牙「お前らも手伝えよ!」

ユート「あ、わかった」
105 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 14:31:57.42 ID:/TvbjErc0
遊矢「ユートが食べると俺も満腹になるんだな」

ユート「そうだぞ。俺だって」

凌牙「独り言言いやがって」

瑠璃「事情があってね」

凌牙「事情?」

瑠璃「何ていうか背後霊的な…」

凌牙「背後霊?居るよな、そういうの」

遊矢「意外と信じてくれるんだ。黒咲だったら」

ユート「兄貴は会った事があるそうだ。海の守護神リバリアン・シャークに」

遊矢「リバリアン・シャーク?」

ユート「俺達の世界に伝わる海の守り神さ」

遊矢「…」

ユート「兄貴の両親は海洋学者だった。だが海難事故で両親は亡くなり兄貴だけは奇跡的に助かったそうだ」

遊矢「まさか海の守り神が」

ユート「兄貴を救った。以来、兄貴はオカルトを信じ…いつの日か恩人…いや恩鮫と出会う事を信じている」

瑠璃「もう兄さんと仲直りしたら?私は気にしてないよ」

凌牙「だったら鳥頭に言っておけよ。俺の軍団に入れってな」

瑠璃「…」

凌牙「そしたら和解してやるよ。下っ端じゃねえ…ナンバー2の座をくれてやるってな」

瑠璃「兄さんの性格じゃチームとか軍団とか群れを作るのが嫌いなの凌牙も知ってるでしょ?」

凌牙「じゃあ言っとけ!カッコつけんなってな!」

遊矢「軍団?」

ユート「兄貴はハートランド工業高校、ハートランド商業高校、ハートランド水産高校、ハートランド南高校、ハートランド東高校、ハートランド第二高校そしてデュエルスクール クローバー校の七つの学校を一つに纏めた大軍団の総大将だ」
106 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 16:18:51.51 ID:/TvbjErc0
凌牙「ユート!」

ユート「デュエルか?」

凌牙「察しがいいじゃねえか」

ユート「兄さんとの付き合いは長いからな」

凌牙「幽霊も文句ねえな!」

遊矢「見えてるの!?」

瑠璃「左じゃなくて右よ」

凌牙「どっちでもいいじゃねえか…腕が訛ってねえか確認してやんよ」

ユート・凌牙「デュエル!!」

凌牙「キラー・ラブカを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!EMウィップ・バイパーを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにEMモンスターが存在する事で手札からEMヘルプリンセスを攻撃表示で召喚!EMウィップ・バイパーでキラー・ラブカを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』相手モンスター1体の攻撃を無効にし、自分フィールドに魚族・水族・海竜族モンスターが表側表示で存在する場合、その数×800のダメージを相手に与える!」

ユート「ううっ!」4000→3200

ユート「だがヘルプリンセスの攻撃が残っている!」

凌牙「…」4000→3500

ユート「カードを2枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!墓地のレベル3以下の魚族・水族・海竜族のモンスター1体を墓地から表側守備表示で特殊召喚する!そして2体目のキラー・ラブカを攻撃表示で召喚!レベル3のキラー・ラブカ3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!深き水底から浮上せよ!ランク3!潜航母艦エアロ・シャーク!!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユート「俺のターン!」

遊矢「ダーク・リベリオンだな」

ユート「いや…あれは兄貴の性格を考えれば恐らくエアロ・シャークは囮だ」

遊矢「囮?」

ユート「隼がハヤブサに拘りを持つように兄貴はサメへの拘りが強い」
107 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:07:08.52 ID:/TvbjErc0
ユート「…幻影騎士団クラックヘルムを攻撃表示で召喚!そして罠発動!『幻影騎士団ウロング・マグネリング』このカードと幻影騎士団クラックヘルムを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

ユート「!?」

遊矢「この2枚は…こんなモンスター俺のデッキに入れてなかったぞ」

ユート「オッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンとオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴン…EMウィップ・バイパーの効果を発動!1ターンに1度、相手モンスターを対象に攻撃力と守備力を入れ替える!EMウィップ・バイパーでエアロ・シャークを攻撃!」

凌牙「そういやEMって何だ?」3500→2800

ユート「相棒の…遊矢のモンスター達だ」

凌牙「派手な格好しやがって!罠発動!『激流蘇生』自分フィールドの水属性モンスターが戦闘または効果で破壊された場合、このターン破壊された水属性モンスターを全て特殊召喚する!そして特殊召喚したモンスターの数×500のダメージを相手に与える!」

遊矢「大丈夫かユート?」

ユート「何とかな…ターンエンド」3200→2700

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!」

ユート「兄貴の魔法コンボ!」

凌牙「自分フィールドの魚族・水族・海竜族モンスター1体を対象にして発動!そのモンスターの攻撃力は1000ポイントアップする!これで攻撃力は2900!ぶちかませエアロ・シャーク!EMヘルプリンセスを攻撃!ビッグイーター!!」

ユート「ッッ!」2700→1000

凌牙「ターンエンド!」

ユート「俺の…ターン!」

遊矢「まただ!また俺達の知らない」

ユート「この3枚はオッドアイズ、星読み、時読みが書き換わった姿…そして俺が主体の時にだけ発動が可能な姿!俺はスケール1のオッドアイズ・ペルソナ・ドラゴンとスケール8のオッドアイズ・ミラージュ・ドラゴンでペンデュラム・スケールをセッティング!ペンデュラム召喚!オッドアイズ・ファントム・ドラゴン!!」

凌牙「ペンデュラム?知らねえ召喚だ…けどファントムって事はユートのモンスターってわけか」

ユート「永続罠『幻影剣』を発動!対象のモンスターの攻撃力を800ポイントアップ!そして対象のモンスターのオッドアイズ・ファントム・ドラゴンの攻撃力は3300!バトルだ!オッドアイズ・ファントム・ドラゴンで潜航母艦エアロ・シャークを攻撃!夢幻のスパイラルフレイム!!」

凌牙「くっ!」2800→2400

ユート「そしてペンデュラム召喚したオッドアイズ・ファントム・ドラゴンが相手にダメージを与えた時、ペンデュラムゾーンのオッドアイズモンスターの数×1200のダメージを与える!幻視の力アトミックフォース!」

凌牙「訳がわからねえが…どっか飛んでっちまって新しい力を見つけたてわけかユート」

ユート「いや飛んだ原因の半分は兄さんなんだぞ」
108 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:31:53.47 ID:/TvbjErc0
凌牙「ま、結果オーライってやつだろ?なあ背後霊」

瑠璃「そっちよそっち」

凌牙「通じるんなら問題ねえよ」

遊矢「やっぱり狂犬病って言う割りにはいい人なんだろな…少し安心した」

黒咲「赤馬の居場所がわかったぞ」

凌牙「!」

黒咲「もう用事は済んだだろ。さっさと行くぞ」

凌牙「おい」

黒咲「…」

凌牙「誰の許可取って俺の家に来てんだ?あ?」

黒咲「許可が必要か?図に乗るなよ」

凌牙「てめえ…!」

黒咲「…」

凌牙「今この場でぶっ殺してやってもいいんだぜ」

黒咲「やってみろ」

凌牙「やってやるよ」

ユート「隼!いい加減にしてくれ」

瑠璃「凌牙も!」

アレン「いつまでもいがみ合うなよ?アカデミアがまた行動を開始するんだぜ。今度こそ手を組んでよ」

黒咲「このバカの軍団とか?冗談じゃない」

凌牙「はっ!一匹狼気取るのも大概にしろよ!相手が数なら俺らも数で迎え撃つんだよ!力だ!力で押さえつけなきゃ意味がねえ」

黒咲「俺達の嫌いな事だったな。今のお前は俺達が嫌っていた奴らと同じ事をしているのを理解しろ」

凌牙「支配するってのが悪いのか?群れの何が悪いってんだ!一匹狼気取って暴れるだけじゃ意味はねえ!また瑠璃が同じ目に合うじゃねえか!兄貴ならそれぐらい考えろってんだ!」
109 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 17:46:20.54 ID:/TvbjErc0
数年前

黒咲「何人居る」

凌牙「知らねえよ。南中は数が多いからな…100ぐらいだろ」

黒咲「正確には327人だ」

凌牙「何つった」

黒咲「327人」

凌牙「待てよ…多すぎだろ?あり得ねえだろ!中坊の喧嘩で」

黒咲「あそこは族の後ろ盾があるからな。OB連中も何人か居るんだろ」

凌牙「ったく…隼!」

黒咲「武器はいらん」

凌牙「馬鹿野郎!ありゃ素手でどうにかなる代物じゃねえぞ。だから持っとけよ」

黒咲「鉄パイプ?短すぎだろ」

凌牙「長すぎると使いにくいんだよ」

黒咲「さてと勝ちに行くか」

凌牙「100%負けるぜ」

黒咲「負けたら勝つまですればいい」

凌牙「チッ、派手にやってやろうぜ」

「出やがった!」

「何が全中制覇だ!たった2人で何ができるってんだ!!」

黒咲「お前達は最後だ。たった2人で片っ端から潰してやったぞ」

凌牙「だから狂犬病と火の玉って呼ばれてるんだよ…気に入ってねえけどな!」

「このイカレコンビが…やっちまえ!!」

黒咲「来たぞ凌牙」

凌牙「見りゃわかるぜ!」
110 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:03:00.13 ID:/TvbjErc0
黒咲「結果は惨敗だった」

凌牙「だが俺達は全員に報復してやった…結果的に中3の夏に俺らは全中制覇を完了させた」

黒咲「…」

凌牙「だが俺達は暴れてただけだ…後の事を考えねえでな!」

遊矢「何があったんだ?」

ユート「瑠璃がバイクではねられた」

凌牙「報復だよ。俺らは奴らを支配する必要があった…結果的に俺ら不良ってのは群れて一番強え奴が支配しなきゃ意味がねえって事だ!」

アレン「いい加減にしろよ!だから最初のアカデミアの襲撃の時にユートがどっか行っちまったんだろ!反省しろってんだ!!」

黒咲「…」

凌牙「…」

ユート「あいつ…ユーリを覚えているか?あの紫の軍服男」

遊矢「ああ」

ユート「俺は奴とデュエルをした。そして敗北し…俺はスタンダードへと流れ着いた…記憶を取り戻したお陰で奴との決着は確実に付けねばならなくなった」

遊矢「居場所良くわかったよな」

瑠璃「ユートの気を感じ取ってね。先生に言われるまで別世界なんて信じられなかったけど」

遊矢「先生?」

アレン「クローバー校の先生だ。何でも融合次元の出身でさ」

黒咲「俺はそいつのデュエルディスクを奪った。それが俺の持つ次元移動装置内蔵のデュエルディスクだ」

凌牙「アカデミアが再び来ようが何だろうが関係ねえ…俺は俺らでケリをつけるぜ」

黒咲「勝手にしろ。赤馬のところへ行くぞ」

アレン「いいのかよ隼も凌牙も!いつまでも喧嘩してんなよ!なあ!ダチなんだから和解しろよ!」

黒咲「最早、狂犬病と呼ばれた奴は存在しない。じゃあな」

凌牙「何が火の玉だ…カッコつけてんじゃねえぞ」
111 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 18:59:45.06 ID:/TvbjErc0
アレン「おーい!先生よー!」

シュッ

黒咲「アレン!」

キンッッ

日影「むっ!」

月影「動くな」

黒咲「…」

月影「動けば斬る」

黒咲「その前に貴様の目玉を潰してやる」

月影「…」

黒咲「俺の命を奪う代わりに光を奪われる…どうだ」

赤馬「月影!日影!」

日影「零児殿」

赤馬「彼らは味方だ」

日影「味方…」

赤馬「紹介しよう。彼らは風魔塾の風魔日影と風魔月影だ」

沢渡「風魔塾って忍者養成塾の?でも何で」

赤馬「彼らにはアカデミアに潜り込んでもらっていた」

月影「連中は行動を起こす気でござる」

日影「その前に叩かねばならぬ…プロフェッサーは未曾有の超兵器を使い大掛かりな計画を起こす気でござる」

ユート「ならばアジトを叩かねば」

赤馬「彼は」

沢渡「話せば長くなるっていうかな…」
112 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 19:31:17.40 ID:/TvbjErc0
赤馬「…この件は私だけで解決する。邪魔をしないでくれ」

黒咲「ここは俺の故郷だ。好き勝手されてたまるか」

素良「僕は友達を取り戻したい」

ユート「俺も故郷の為…そして」

遊矢「あいつの仇を息子の俺が討つ」

赤馬「…」

アレン「っつうか先生は?」

赤馬「あの人なら」

亮「私ならここだ」

アレン「先生!」

素良「亮さん!?」

亮「素良…零児が言っていた通り生きていたんだな」

素良「う、うん」

沢渡「先生?にしては不審者丸出しの格好だな」

亮「因みに教員免許は所持していない」

沢渡「出たよ!本当に常識ってのを知らねえ奴が多いんだからな」

亮「初顔が多いな。私は遊城亮…融合次元の出身だ」

黒咲「いい加減に俺のデュエルディスクを返せ」

亮「君が強引に奪ったのだぞ…凌牙は?」

黒咲「知らん」

サヤカ「クローバー校の先生で凌牙のクラスの先生なのよ」

沢渡「凌牙ってさっき黒咲と一触即発な感じの奴か?苦労してんだろ先生よ。教員免許ねえけど先生でいいのか?」

亮「まあ…いや良き少年だと思う。喧嘩っ早いのが玉に瑕だが…若さとは良いものだ」
113 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:09:04.55 ID:/TvbjErc0
赤馬「このハートランド山に奴らは身を潜めているそうだ」

黒咲「こんな近場に隠れていたとは」

素良「亮さんは何でエクシーズ次元に」

亮「セブンスターズの最高幹部を追っている。あいつだけは私が倒さねばならぬ」

素良「セブンスターズ?」

亮「7人のアカデミア最高幹部だ」

赤馬「ユーリ、デニス・マックフィールド、ソロ、ジャン・ミシェル・ロジェ、BB…」

黒咲「むっ」

ユート「ここは隠れ家のようだが」

日影「零児殿も亮殿も狙われているでござる」

月影「どうやら嗅ぎつけられたようだ」

ドンッッ

黒咲「アカデミア兵…それと」

グロリア「セブンスターズのグロリア・タイラー」

グレース「同じくグレース・タイラー」

野呂「同じく野呂守」

亮「守!」

野呂「亮…!」

黒咲「どうやら引き金は引かれたようだな…赤馬!ハートランド山へ行け」

赤馬「1人でも多い方がいい」

黒咲「お前が居ようが居まいが関係あるか!さっさとケリをつけて来い」

沢渡「ほら行け!」

赤馬「…わかった!」
114 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 20:37:49.86 ID:/TvbjErc0
グロリア「あれは紫雲院素良か?」

グレース「生きてるなんて驚きよね」

沢渡「ここは俺が仕切らせてもらうぜ」

瑠璃「私も」

亮「返してもらうぞ、門外不出の裏サイバー流デッキを」

野呂「私は認めない!お前なんかがサイバー流を受け継いだ事を…弟弟子のお前が!」

亮「あんたは邪悪で満ち溢れている」

沢渡・瑠璃・グロリア・グレース「デュエル!!」

沢渡「俺から行くぜ!魔法『トレード・イン』を発動!手札からレベル8のドラゴン族モンスターを墓地へ送りデッキからカードを2枚ドロー!」

沢渡「そして魔法『おろかな埋葬』を発動!デッキからモンスターを1体墓地へ送る!さらに魔法『超再生能力』を発動!このターン手札から捨てられたドラゴン族モンスターの数だけドローする!カードを2枚伏せてターンエンド」

グロリア「私のターン!手札のアマゾネス女王とアマゾネスの剣士を融合!融合召喚!現れろ、アマゾネス女帝!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

瑠璃「私のターン!LL-コバルト・スパローを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに鳥獣族モンスターが存在する事で手札からLL-サファイア・スワローと鳥獣族レベル1風モンスターを特殊召喚する私はLL-ターコイズ・ワープラーを特殊召喚!LL-ターコイズ・ワープラーが特殊召喚に成功した時、手札または墓地からLLモンスターを特殊召喚する!私は手札から2体目のLL-コバルト・スパローを特殊召喚!LL-コバルト・スパローが特殊召喚に成功した事でデッキから鳥獣族レベル1モンスターを手札に加える」

瑠璃「レベル1のLL-コバルト・スパロー2体とLLサファイア・スワローとLL-ターコイズ・ワープラーでオーバーレイ!麗しき翼を持つ鳥たちよ。戦場に集いて気高く輝け!エクシーズ召喚!舞い降りよ!ランク1!LL-アセンブリー・ナイチンゲール!!」

瑠璃「ターンエンド!」

グレース「私のターン!手札のアマゾネスの斥候とアマゾネスペット虎を融合!融合召喚!アマゾネスペット虎獅子!カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「ここから戦闘に入れるぜ…て言うか8人じゃねえか?」

グロリア「私達は2人で1人」

グレース「だからタイラー姉妹は1人としてカウントされるわ」

沢渡「だとさ」

瑠璃「えーっと何て名前だっけ」

沢渡「沢渡!沢渡シンゴ!」

瑠璃「じゃあお願いね沢渡くん!」

沢渡「お、おう!俺のターン!」
115 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:43:44.48 ID:/TvbjErc0
沢渡「永続罠『リビングデッドの呼び声』を発動!墓地の巨神竜フェルグラントを特殊召喚!フェルグラントの効果を発動!墓地からの特殊召喚に成功した時、相手フィールドまたは墓地の相手モンスターを除外し、除外したモンスターのレベルまたはランクの数×100アップ!アマゾネス女帝を除外し攻撃力を800ポイントアップ!」

グロリア「アマゾネス女帝が戦闘または相手効果でフィールドから離れた場合、手札・デッキ・墓地からアマゾネス女王を特殊召喚できる!私はアマゾネス女王を墓地から特殊召喚!」

沢渡「バトルだ!さらに罠発動!『タイラント・ウィング』フィールドのドラゴン族モンスター1体を対象に装備!装備したモンスターの攻撃力と守備力は400ポイントアップし相手モンスターへの2回攻撃が可能!これで攻撃力は4000だ!アマゾネスペット虎獅子に攻撃!」

グレース「ああああああああああ」4000→2500

沢渡「巨神竜フェルグラントの効果を発動!このモンスターが相手フィールドのモンスターを破壊した場合、自分または相手の墓地からレベル7または8のドラゴン族モンスターを特殊召喚する!俺は墓地からレベル7のダークブレイズドラゴンを特殊召喚!墓地からの特殊召喚に成功した時、攻撃力と守備力は倍になる!」

グロリア「アマゾネス女王が存在する限り自分フィールドに存在するアマゾネスモンスターは戦闘では破壊されない…だが」

沢渡「2回目だ!」

グレース「ぐっ…」2500→1000

グロリア「だがアマゾネスペット虎獅子が存在する限りアマゾネスペット虎獅子以外への攻撃は無効になる」

沢渡「タッグデュエルって事はパートナーのモンスターを使ってもいいってわけだよな」

瑠璃「うん!」

沢渡「ってわけだ!LL-アセンブリー・ナイチンゲールで攻撃!」

瑠璃「アセンブリー・ナイチンゲールはオーバーレイ・ユニットの数×200ポイント攻撃力がアップ!そしてオーバーレイ・ユニットの数だけ相手に直接攻撃が可能!」

沢渡「銀髪!てめえはこれで終わりだぜ!!」

グレース「そ、そんな…」1000→0

沢渡「残り2回!今度は金髪に攻撃だ!」

グロリア「こ、この!」4000→3200

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

グロリア「こいつ…どう考えても大馬鹿な奴だと思ってたが」

グレース「私達を相手に…しかも何か楽しそう…昔の」

グロリア「私のターン!パラサイト・フュージョナーを攻撃表示で召喚!」

沢渡「き、気持ち悪りいモンスターだな!」

グロリア「ここからがアカデミアの戦いだ!」
116 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 21:53:51.57 ID:/TvbjErc0
黒咲「これでいいんだな」

素良「遊矢の話じゃアカデミアの…融合次元のデュエリスト達は虫に取り憑かれてるって言ってたから」

黒咲「スタンダードを襲撃した連中もスネイル・ワールドとやらで元に戻ったからな」

素良「そんな気持ち悪い世界があってたまるか!僕も行くから」

黒咲「仲間を元に戻すんだな」

素良「当然さ!」

遊矢「ユート!」

ユート「君はデニスと俺はユーリとだ」

黒咲「ユーリ?あいつは俺がやる!」

ユート「沢渡!瑠璃を頼んだぞ!」

沢渡「任せとけ!瑠璃もユートより俺に惚れちまうかもな!」

瑠璃「大丈夫。それは無いよ」

ユート「断じてない」

サヤカ「瑠璃は一途だもんね」

アレン「残念だったな!」

沢渡「全員で言うんじゃねえよ!」

黒咲「…」

沢渡「な、何だよ」

黒咲「殺すぞ」

沢渡「わ、わかったよ!残りはタイラー姉妹とかってのと無免許先生の相手だけだ!」

ユート「沢渡!遊矢からの伝言だ」

沢渡「どうせ瑠璃がどうとかだろ!しつけえよ!」

ユート「生きて帰ろう。赤馬と一緒にスタンダードへ」

沢渡「あ、当たり前じゃねえか!赤馬居ねえと塾が潰れちまうんだ!絶対に死なすんじゃねえぞ遊矢!」
117 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:02:57.35 ID:/TvbjErc0
凌牙「…」

「九十九さん!マジなのか?アカデミアの三色野郎共が来るってのは」

凌牙「…」

「九十九さん!」

「シカトしやがって」

「何様だってんだよ」

「やっちまうか?なあ」

「俺らは黒咲と九十九に中学の時に酷い目にあってるからよぉ〜」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

「な、何だ!?」

ユーゴ「到着!ここエクシーズ次元か!?」

「はあ?何だこいつ!」

ユーゴ「榊遊矢!ユート!黒咲隼!紫雲院素良!沢渡シンゴ!好きなの選べ」

「黒咲?黒咲の仲間か!」

ユーゴ「仲間?うーん…仲間なんじゃね」

「じゃあ帰すわけには行かねえな」

凌牙「引っ込んでろ」

「九十九さん!甘いんじゃねえか?幾らあんたが…」

凌牙「あ?」

「うっ…」

ユーゴ「こいつらの頭か」

凌牙「ああ…言っとくが居場所なんて知らねえ」

ユーゴ「敵だな!よしデュエルだ」

凌牙「敵か…敵に違いねえわな」
118 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 22:34:52.77 ID:/TvbjErc0
ユーゴ・凌牙「デュエル!!」

ユーゴ「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR三つ目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル3のSRベイゴマックスにレベル3のSR三つ目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し相手に500のダメージを与える!ベイゴマックスを除外!」

凌牙「…」4000→3500

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!モンスターを裏守備表示で召喚しターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔剣ダーマで守備表示モンスターを攻撃!魔剣ダーマは守備表示モンスターを破壊した時、その守備力を攻撃力が超えた分だけ戦闘ダメージを与える!」

凌牙「ハリマンボウが墓地へ送られた場合、相手フィールドのモンスターを選択し、そのモンスターの攻撃力を500ポイントダウン!」3500→1400

ユーゴ「ターンエンド」

凌牙「俺のターン!魔法『浮上』を発動!ハリマンボウを墓地から特殊召喚!さらにビッグ・ジョーズを攻撃表示で召喚!レベル3のハリマンボウとビッグ・ジョーズでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!漆黒の闇より出でし赤き槍!ブラック・レイ・ランサー!!」

凌牙「バトルだ!ブラック・レイ・ランサーでHSR魔剣ダーマを攻撃!ブラックスピア!!」

ユーゴ「墓地の三つ目のダイスの効果を発動!このモンスターを除外する事で相手モンスターの攻撃を1度だけ無効にする!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!レベル6のHSR魔剣ダーマにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

ユーゴ「バトルだ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「ぐわっ!?」1400→900

ユーゴ「ターンエンド!」

凌牙「だがハリマンボウが墓地へ送られた事で500ポイントダウンだ!」

ユーゴ「やりやがる…」

凌牙「俺のターン!永続魔法『ウォーターハザード』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、手札からレベル4以下の水属性モンスターを特殊召喚する事ができる!手札からヒゲアンコウを特殊召喚!ヒゲアンコウは水属性モンスターをアドバンス召喚する際に二体分として扱う!ヒゲアンコウをリリースしビッグ・ホエールをアドバンス召喚!」

凌牙「アドバンス召喚に成功したビッグ・ホエールをリリースしする事でデッキから水属性モンスター3体を効果を無効にし特殊召喚できる!ビッグ・ホエールをリリースしデッキからドリル・バーニカル!スカル・クラーケン!シャーク・サッカーを特殊召喚!」

凌牙「レベル3のドリル・バーニカルとスカル・クラーケンとシャーク・サッカーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!トライエッジ・リヴァイア!!」

凌牙「何処の誰だか知らねえが売られた喧嘩に負けてたまるか!」
119 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:09:32.48 ID:/TvbjErc0
凌牙「トライエッジ・リヴァイアのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせ効果を無効にする!」

ユーゴ「無効!?」

凌牙「そして罠発動!『エクシーズ・ソウル』自分または相手の墓地のエクシーズモンスターを対象に発動する事ができる!自分フィールド上のモンスターはエンドフェイズ時まで対象のモンスターのランク×200ポイントアップする!バトルだ!」

ユーゴ「くっ…」4000→3100

凌牙「そしてトライエッジ・リヴァイアがモンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターを除外する!さらにエクシーズ・ソウルの対象になった墓地のエクシーズモンスターはエクストラデッキに戻す事ができる!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『スピード・リバース』を発動!墓地のHSR魔剣ダーマを特殊召喚!魔剣ダーマの効果で墓地の赤目のダイスを除外し500のダメージを与える!」

凌牙「…」900→400

ユーゴ「バトルだ!魔剣ダーマでトライエッジ・リヴァイアを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』攻撃を無効にし相手に800のダメージを与える!」

ユーゴ「…ターンエンド!」3100→2300

凌牙「俺のターン!魔法『アクア・ジェット』を発動!攻撃力を1000アップする!そしてオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターの攻撃力を800ダウン!バトル!」

ユーゴ「このドローだ…きっと来る!」2300→900

凌牙「カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!来たぜ…ターンエンド!」

凌牙「ドロー!ダブルフィン・シャークを攻撃表示で召喚!ダブルフィン・シャークの効果を発動!召喚または特殊召喚に成功した時、墓地のレベル3またはレベル4の魚族・水属性モンスターを特殊召喚する!ビッグ・ジョーズを特殊召喚!」

凌牙「トライエッジ・リヴァイア!野郎に叩き込め!!」

ユーゴ「相手の直接攻撃宣言時、手札からSRメンコートを特殊召喚し、相手フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

凌牙「罠発動!『激流葬』流されちまいな!」

ユーゴ「何!?」

凌牙「さらに罠発動!『激流蘇生』」

ユーゴ「マジか…」900→0

凌牙「俺が…俺が九十九凌牙だ!狂犬病の九十九凌牙だ!覚えとけ!!」
120 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:18:58.73 ID:/TvbjErc0
ユーゴ「俺ユーゴ」

凌牙「今更かよ」

ユーゴ「あいつらは!?」

凌牙「だから知らね…何だありゃ」

ユーゴ「煙だ!火事じゃねえか!?」

凌牙「あの方向って遊城の寝床じゃねえか…先公のくせに家がねえんじゃ洒落にならねえだろ。乗せろ」

ユーゴ「場所わかんのか?」

凌牙「知らねえ!けど遊城の寝床が燃えてるって事はアカデミアの進撃が始まったってわけだろ」

ユーゴ「お、おう!遊城って誰だ?」

凌牙「行くぜ!」

「おいおい九十九!あんたは俺らの大将なんだろ?」

「いいのかよ?勝手やって」

凌牙「こいつはデュエリストとデュエリストの戦いだ…だから俺が行く!」

「九十九!てめえ!!」

凌牙「悪りいな。折れちまった牙がまた生えてきたんだ。鮫と同じで折れても折れてもしつこく生えるんだよ俺は」

ポンッ

凌牙「行こうやユーゴ」

ユーゴ「凌牙も仲間か?」

凌牙「仲間…ユートは俺の兄弟分だ」

ユーゴ「何か親近感湧くぜ!俺もさ兄弟分が居てな」

凌牙「お前みたいな腕白そうな奴が一緒じゃ大変だろうな」

ユーゴ「んな事ねえよ!俺なんて大人しい方なんだぜ?」

凌牙「言っとくが隼…てめえを助けるわけじゃねえぞ。俺は俺の誇りを取り戻す為に戦ってやるだけだ!」
121 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/23(日) 23:19:44.03 ID:/TvbjErc0
次は来週
122 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:04:05.87 ID:pmSby8U70
野呂「サイバー・ダーク・エッジを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

亮「俺のターン!」

野呂「亮!私は認めない…私の方が才はあったのだ!それなのに…マスターはお前を!」

亮「私も30だ。あんただっておっさんと呼ばれる歳なのだぞ。それを10数年も前の遺恨を今更」

野呂「私は止まらない…進むしかない!邪道と呼ばれる道を…それが!」

亮「あんたの罪は裏サイバー流を持ち出した事だけだ。やり直すチャンスならある!私は…いや俺は融合次元一のデュエリストである俺が決める!」

亮「手札のサイバー・ドラゴン2体を融合!融合召喚!サイバー・ツイン・ドラゴン!サイバー・ツイン・ドラゴンは1度のバトルで2度の攻撃が可能!バトルだ!!」

野呂「罠発動!『パワー・ウォール』自分が戦闘ダメージを受けるダメージ計算時に発動する事ができる!その戦闘で発生するダメージが0になるように500ダメージにつき1枚デッキの上からカードを墓地へ送る!」

亮「…」

野呂「思い上がるな!お前が天才だろうと何だろうと…私は強い!」

亮「カードを3枚伏せてターンエンド」

野呂「私のターン!『サイバーダーク・インパクト!』を発動!融合召喚!凱黒竜-サイバー・ダーク・ドラゴン!」

亮「サイバー流の歴史は長い…4000年!我らが先人は技を磨き今日までの道程がある。その過程で我々のように争う者達も居た!一子相伝故の宿命であるが故に」

野呂「それが何だと言うのだ!私以外にも居る!伝承者争いに敗れたものが…その恨みを思い知れ!!」

亮「だが俺の代から変わる!変わらねばならぬのだ…!速攻魔法『融合解除』を発動!戻れサイバー・ツイン・ドラゴン!そして墓地より現れよ、サイバー・ドラゴン!!」

野呂「2体のサイバー・ドラゴン…サイバー・レーザー・ドラゴンか」

亮「罠発動!『ワンダー・エクシーズ』自分フィールドのモンスターを素材としエクシーズモンスターをエクシーズ召喚する!」

野呂「エクシーズ召喚だと!?」

亮「レベル5のサイバー・ドラゴン2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!サイバー・ドラゴン・ノヴァ!!」

野呂「か、敵わない…4000年の歴史を…こいつは覆した…!」

亮「融合だのエクシーズだの垣根は必要ない。何故ならデュエルに代わりはないのだ!サイバー流の4001年目はエクシーズとの合作だ…そして道は永遠に続いて行く!」

野呂「殺すがいいさ…私達には虫が融合している。もう取り返しが」

亮「その対処方法はある。遊勝さんが見つけ…その力は実子に受け継がれているのだ。諦める事はない」
123 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:25:43.12 ID:pmSby8U70
亮「これで良し」

沢渡「悪く思うなよ。ちゃんと虫を駆除してやっからな」

グレース「…」

グロリア「縄を解け!」

沢渡「だから無理だっつうの」

キキッ

ユーゴ「リン!」

凌牙「おう先公」

亮「すっかり焼けてしまった」

凌牙「何があったら焼けるんだ」

ユーゴ「リンだろ?なあ」

瑠璃「人違いよ人違い」

ユーゴ「人違い?本当かよ」

ザッ

バレット「この有り様か」

グロリア「バレット!」

グレース「!」

バレット「貴様らは処刑だ!プロフェッサーの名の下に貴様らを処刑してくれるわ!!」

凌牙「気取るなよおっさん!っつうか誰だよ?」

バレット「プロフェッサー直属部隊オベリスクフォースを束ねるバレット…いや改造手術を受けサイボーグバレットとして生まれ変わった!」

凌牙「能書きはいいから来いよ!早え話がやりてえんだろうが?」

バレット「話が早いな少年…だが思い上がりは命を縮めるぞ。オベリスクフォース!奴らを叩け!」

亮「ここからが正念場だぞ。オベリスクフォースはプロフェッサー直属部隊であり1人1人が幹部クラスの実力を誇る」

沢渡「こっちは幹部格2人も倒してんだよ!負けてたまるか!!」
124 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 12:40:44.61 ID:pmSby8U70
アレン「相変わらず隼のファルコンは便利だぜ」

黒咲「お前も鳥獣族を使えばいいだろ」

ユート「隼!」

ソロ「デュエルアンカー!」

ガシンッ

素良「な、何だ!?」

黒咲「どうやら刺客のようだ」

サヤカ「そんな!」

黒咲「先に行け」

アレン「けど居場所がわかんねえぞ?メガネもアカデミアの基地も」

黒咲「あの木を見ろ」

素良「木?」

黒咲「傷があるだろ。あそこにも」

サヤカ「続いてるわ」

黒咲「忍者の目印だろう。こいつは俺が引き受けた」

遊矢「行こうユート」

ソロ「フィールド魔法『海』を発動!このキャプテン・ソロからは逃れられぬぞ!」

黒咲「もう行ったがな」

ソロ「あんなちびっ子トリオなど…この大海の覇者キャプテン・ソロは強者としか戦わぬ!」

黒咲「大海の覇者だと?」

ソロ「さあデュエルだ!」

黒咲「後悔するぞ」

ソロ「それは俺のセリフだ!!」

黒咲・ソロ「デュエル!!」
125 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 13:55:43.87 ID:pmSby8U70
ソロ「先ずは俺からだ!手札のスカル・ナイトと海賊船スカル・ブラッドを融合!融合召喚!キャプテン・ロック!!」

ソロ「キャプテン・ロックがフィールドに存在する限りお互いに手札からの召喚・特殊召喚・セットはできない!ターンエンド!」

黒咲「…」

ソロ「エクシーズ次元侵攻時に黒咲家の者である貴様には注意しろと言われてなぁ…だが大した事は無さそうだ!」

黒咲「お前の目的はなんだ。俺達の髪か」

ソロ「違う!俺はプロフェッサーが次元制覇した際には海を頂戴する事になっているのだ…海!それはロマン!海賊の中の海賊であるソロ様にこそ相応しい世界!それが海なのだ」

黒咲「他の次元の海は知らぬが少なくともエクシーズ次元の海は貴様程度では荷が重すぎる」

ソロ「私以上の海賊でもいると言うのか」

黒咲「サメだ」

ソロ「サメ?ハッハッハ!サメなんぞソロ様の敵ではない!三枚におろしてくれる」

黒咲「お前にやられる代物ではないらしいぞ…俺のターン!手札から召喚しなければ良いだけの話だ。魔法『闇の誘惑』を発動!デッキから2枚ドローし手札の闇属性モンスターを除外する!カードを2枚伏せてターンエンド!」

ソロ「何もできまい!俺のターン!永続魔法『大海戦』を発動!このカードがフィールドに存在する限り自分モンスターが相手に与える戦闘ダメージは倍になる!」

黒咲「永続罠『闇次元の解放』除外されている闇属性モンスター1体を特殊召喚する!俺は除外したRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして罠『ゴッドバードアタック』を発動!バニシング・レイニアスをリリースし貴様の薄汚いモンスターを破壊と永続魔法を破壊する!」

ソロ「!?」

黒咲「サメがどうとか言っていたが貴様程度なんぞサメも食わんだろ。見るからに不味そうだ…あまりサメを舐めるなよ」

ソロ「くっ…」

黒咲「今度からは海賊のコスプレではなく幼稚園児のコスプレでもしたらどうだ。お前には相応しい姿だぞ」

ソロ「屈辱だ!セブンスターズのキャプテン・ソロを…この俺を…ターンエンド!」

黒咲「お前達の強さは数だ。数で融合次元を制圧しエクシーズとスタンダードを襲った…たった1人ならば道端に落ちているゴミ以下のクズ…そのクズの分際で勝った気でいるなど烏滸がましいわ!俺のターン!!」

黒咲「貴様程度などエクシーズを使うまでもないわ!RR-インペイル・レイニアスを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドにRRモンスターが存在する事で手札からRR-ファジー・レイニアスを特殊召喚!」

黒咲「そして魔法『死者蘇生』を発動!地獄の底より蘇れRR-バニシング・レイニアス!」

ソロ「あわわ…」

黒咲「お前の肉体に叩き込んでくれる!融合次元に生きる正しき心を持つ民の分を!スタンダード次元の連中の心構えを!エクシーズ次元に喧嘩を売ったツケを!とくと味わえ!!」
126 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:29:42.38 ID:pmSby8U70
バレット「獣闘機パンサー・プレデターの効果を発動!パンサー・プレデターの攻撃力の半分のダメージを与える!」

凌牙「…」4000→3200

バレット「バトル!パンサー・プレデターでシャーク・サッカーを攻撃!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』1ターンに1度相手の攻撃を無効!そして俺のフィールドにはシャーク・サッカーとビッグ・ジョーズが居る事で1600のダメージ!」

バレット「くっ…ならば獣闘機ウルフ・ケンプファーでシャーク・サッカーを攻撃!」4000→2400

凌牙「…」3200→1200

バレット「黒咲隼は何処だ?奴を出せ!奴には借りがある。この私を小馬鹿にした行為は断じて許せぬ!」

凌牙「あいつは誰にでも同じ態度だろうよ。罠発動!『激流蘇生』シャーク・サッカーを特殊召喚!500のダメージだ!」

バレット「やるではないか!しかし私を倒すには程遠い!ターンエンド!」2400→1900

凌牙「俺のターン!てめえに野郎は倒せねえよ」

バレット「笑止!同じ相手に二度も敗北する私ではない!!」

凌牙「何度やっても倒せねえんだよ!セイバー・シャークを攻撃表示で召喚!セイバー・シャークの効果を発動!1ターンに1度フィールドのモンスターを対象に発動!そのモンスターのレベルを一つ上げる!この効果は2回まで可能!シャーク・サッカーとビッグ・ジョーズのレベルを3から4に変更!」

凌牙「レベル4のビッグ・ジョーズとシャーク・サッカーとセイバー・シャークでオーバーレイ!最強最大の力を持つ深海の帝王!その牙で全てのものを噛み砕け!エクシーズ召喚!ランク4!海咬龍シャーク・ドレイク!!」

瑠璃「シャーク・ドレイク!」

沢渡「何だそりゃ?あいつのエースか」

瑠璃「数あるシャークモンスターの中でも凌牙の象徴的なモンスター…そして両親の形見」

凌牙「狼だろうと豹だろうと鮫には千回やっても勝てねえよ」

バレット「貴様…奴と同じ眼をしている!あの黒咲隼と!」

凌牙「そりゃそうだろ。あいつも俺もツッパリだからな」

バレット「負けられぬ…3度目はない!この私が…私が処刑される!」

凌牙「てめえの事情なんて知らねえよ」

バレット「くっ」

凌牙「たかが軍人に野郎は倒せねえ…真っ赤に燃え上がる火の玉を砕けるのは俺の牙だけだぜ!バトルだ!!」
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/24(月) 14:36:11.56 ID:wIMoJDQ0o
こういう感じの本編が見たかった感がある
サヤカがサイコだけど
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 14:38:21.55 ID:pmSby8U70
ユート「あれは」

遊矢「双子忍者だ」

日影「くっ…」

月影「何という強さだ」

サンダース「良くやったぞBB!」

BB「…」

アレン「大丈夫か?」

月影「奴は強いでござる」

ユート「赤馬は」

日影「先へと歩を進まれた…」

遊矢「ユート!」

ユート「こいつは俺達が」

アレン「原始人使いのヒゲ!お前は俺が相手してやるよ!」

サンダース「ヒゲではない!我が名はサンダース!セブンスターズのサンダースだ」

日影「せ、正式にはBBが一員らしいが」

月影「理性無きBBを奴は操っているでござる」

アレン「ユート!素良!行って来い!!」

遊矢「あいつ強いのか?」

ユート「いいや…何というか」

遊矢「だ、大丈夫なのか」

ユート「アレンは土壇場勝負には滅法強いタイプだ」

遊矢「だったら安心…かな」

アレン・サンダース「デュエル!!」
129 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 15:32:59.44 ID:pmSby8U70
サンダース「BB!あのクソガキを切り刻んでしまえ!私のターン!剣闘獣ラクエルを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「ヒゲ!原始人にやらせてやれってんだ!俺のターン!ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンダー・ワンド』を装備し攻撃力を500ポイントアップ!バトルだ!」

サンダース「罠発動!『ディフェンシブ・タクティクス』このターン自分フィールドのモンスターは戦闘では破壊されずダメージは0となる!そして発動後、このカードをデッキの1番下に戻す!残念だったな小僧!」

アレン「ヒゲ!出しゃばってくんじゃねぞ!関係ねえ野郎は引っ込んでろ!」

サンダース「やかましいガキだ!何がガガガだ!そんなふざけたモンスターが居るなどエクシーズの程度も知れるわ!」

アレン「んだと!やいやい!このデッキは俺の爺ちゃんが世界チャンピオンになった時のデッキなんだぞ!しかも婆ちゃんのハートを射止めた凄えデッキなんだぞヒゲ!」

アレン「っつうかヒゲじゃねえな!鼻毛だ鼻毛!行き着けの床屋の店主は毎回思ってんぜ!このおっさんは何で鼻毛伸ばしてうちに来るんだってな!」

サンダース「これはヒゲだ!」

アレン「てめえでてめえをヒゲって言いやがったな!バーカ!やっぱりヒゲじゃねえか!て言うかヒゲなのか?実は鼻毛なんじゃねえの!」

アレン「あんまし鼻毛伸ばしすぎるなよ?寝返り打って首締まって死んじまうかもしんねえぞ!死因が自分の鼻毛だったら大笑いだぜ!」

サンダース「黙れ!」

アレン「黙れって言われて黙る神月アレンが居てたまっかよ!あ、悔しいのか?悔しいなら鼻毛抜いて出直して来い!36!」

サンダース「36だと?」

アレン「1ダース12で3ダース36だろうが!算数もできねえのか?鼻毛伸ばす暇があったら算数の勉強しろってんだ!」

サンダース「ぐぬぬ…貴様ァ!」

アレン「カードを2枚伏せてターンエンド!」

サンダース「私のターン!」

アレン「てめえのターンじゃねえだろ!お前ってさ…あれか?自分が誰なのかわかんねえタイプか?病院行けよ病院…やべえよ頭が」

サンダース「喋るな!黙れ!」

アレン「けどさ病院行くなら鼻毛抜けよ?医者が笑っちまって手元狂ったら2度と鼻毛伸ばせねえんだぞ」

サンダース「人を鼻毛だのヒゲだの小馬鹿にして…どういう教育を受けているんだ!」

アレン「普通のだよ!てめえこそ一族総出で鼻毛伸ばす家系なのかよ!やっべえな鼻毛一族って歴史の教科書に載ってるぜ!同窓会に行ってみろよ?サンダースくんは鼻毛伸ばして何やってんだかって当時の同級生に思われるだろうぜ?あ、友達居ねえタイプだよな!ガキの頃から鼻毛伸ばして周りにドン引きされてたんだろ!そうだろうが鼻毛のおっさん!」

BB「プッ」
130 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:04:57.54 ID:pmSby8U70
サンダース「剣闘獣サムニテを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『剣闘獣の闘器マニカ』をラクエルに装備!さらに装備魔法『剣闘獣の闘器デーモンズシールド』をサムニテに装備!ターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

サンダース「お前に教えてやろう剣闘とは」

アレン「興味ねえから必要ねえよ」

サンダース「何だと!?」

アレン「ガガガガールを攻撃表示で召喚!そして装備魔法『ワンショット・ワンド』をガガガガールに装備!攻撃力を800ポイントアップ!さあバトルだ!ガガガマジシャンで剣闘獣ラクエルを攻撃!」

サンダース「剣闘獣の闘器マニカを装備している限り戦闘では破壊されない!」

BB「…」4000→3800

アレン「ターンエンド!ほらBBのターンだぜ」

サンダース「私だ!」

アレン「そうだ!爺ちゃん曰く昔の婆ちゃんはガガガガール似の美人らしいぜ?どうだBB」

BB「…」

アレン「今じゃ何処にでも居る普通の婆ちゃんだけどよ…月日が残酷ってマジだよな」

サンダース「剣闘獣ティゲルを攻撃表示で召喚!そして剣闘獣ラクエルと剣闘獣サムニテと剣闘獣ティゲルを融合!」

サヤカ「融合カードを使わないで融合!?」

サンダース「融合召喚!剣闘獣ヘラクレイノス!!これぞ融合を超えた融合!融合カードを必要としない融合を融合次元ではコンタクト融合と呼ぶ!!」

アレン「凄えじゃねえかBB!」

サンダース「私だ!私が行ったのだ!!」

アレン「てめえがやってる事なんて鼻毛伸ばして俺に喋りかけてるだけじゃねえか!どんだけ暇人なんだよ」

サンダース「殺してやる…貴様を殺す!この私の手で」

アレン「てめえじゃなくてBBだろうが!そんなにBBになりたきゃ市役所行って名前でも変えて来い!」

アレン「名前変えても伸びた鼻毛は治らねえだろうけどな!BBはBBでも鼻毛BBのボーボーだ!」

サンダース「バトルだ!!!」
131 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:32:12.33 ID:pmSby8U70
アレン「罠発動!『攻撃の無敵化』モンスター1体を選択して発動!戦闘では破壊されねえ!」

サンダース「だがダメージは受けてもらうぞ!」

アレン「それが何だってんだ!」4000→2500

サンダース「ターンエンド!」

アレン「俺のターン!ワンダー・ワンドの効果を発動!ワンダー・ワンドと装備しているモンスターを墓地へ送りデッキから2枚ドロー!そしてガガガガールをリリースしガガガヘッドをアドバンス召喚!ガガガヘッドの効果を発動!このカードの召喚に成功した時、墓地のガガガモンスター2体を特殊召喚する!ガガガマジシャンとガガガガールを特殊召喚!」

アレン「魔法『ガガガタッグ』を発動!自分フィールド上のガガガモンスター全ての攻撃力を次の自分スタンバイフェイズ時までガガガモンスターの数×500ポイントアップする!ガガガヘッドの攻撃力は3600!ガガガマジシャンの攻撃力は3000!ガガガガールの攻撃力は2500!」

サンダース「!?」

アレン「バトル!ガガガヘッドで剣闘獣ヘラクレイノスを攻撃!」

BB「…」3800→3200

アレン「BB!頭を下げろ!しゃがめ!ダウンだダウン!えーっと俺の真似しろ!こうだこう!」

BB「…」スッ

サンダース「何の真似だ!」

アレン「てめえもデュエルに入ってんだろうが!逃げてんじゃねえぞ鼻毛野郎!」

サンダース「私は無関係だ!」

アレン「婆ちゃんの攻撃!ガガガプッシュ!」

サンダース「ガハッ!BB!何をやっている私の代わりにダメージを受けろ!!」3200→1700

アレン「BBはてめえの道具じゃねえんだよ!てめえの道具は鼻毛切りで上等じゃねえか!爺ちゃん!やっちまえ!」

サンダース「爺ちゃんだと!?」

アレン「おうよ!昔の爺ちゃんはガガガマジシャン似の美男子だって本人が言っててな!今じゃハゲてるから嘘っぽいけど…何となく爺ちゃんと同じ感じがするんだよ!」

サンダース「BB!!」

アレン「地球の果てまですっ飛んじまえ!ガガガマジック!」

サンダース「ぐわあああああああああああああああ」1700→0

アレン「2度とツラ見せんじゃねえぞ!鼻毛野郎!」
132 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 16:54:31.62 ID:pmSby8U70
アレン「いいかBB?多分元に戻るっぽいから大人しくしてんだぞ」

サヤカ「通じるの?」

アレン「男と男に言語はいらねえ!」

黒咲「お前の婆さんがガガガガール似か?あの腰の曲がった婆さんが」

凌牙「っつうかアレンの爺さんがガガガマジシャン似もねえだろ?ハゲじゃねえかハゲ!」

黒咲「…いつの間に居た」

凌牙「そりゃ俺のセリフだぜ」

瑠璃「ユート達は」

サヤカ「先に進んだよ」

ゾロゾロ…

黒咲「まるで蟻の巣だな」

凌牙「同じのが大勢居るぜ…てめえらは先に進みな」

沢渡「多い方がいいじゃねえか?なあユーゴ…あいつ居ねえし」

黒咲「ほら受け取れ」

凌牙「こんな短い鉄パイプで…て言うか俺のじゃねえか!」

黒咲「さっさとケリをつけるぞ。遅れるなよ凌牙」

凌牙「誰に向かって言ってるんだ?上等だよ!ぶっ殺してやるぜ」

瑠璃「殺すのはダメよ!」

沢渡「いいのか2人だけで」

サヤカ「大丈夫。あの2人が居れば天下無敵だから」

アレン「何たって火の玉と狂犬病の極悪コンビだからな!」

凌牙「行くぜ…隼」

黒咲「ふん」
133 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 17:18:48.12 ID:pmSby8U70
赤馬「…刺客らしい刺客も居ないか」

デニス「みんな出払ってるからね…戦闘員も居ないしセブンスターズも残り3人だ」

赤馬「今ではアカデミア最高幹部の一人というわけかデニス」

デニス「人は変わるものさ」

赤馬「…」

デニス「そして赤馬零王を抹殺するのは僕だ」

赤馬「君は無関係だ。ただの遊勝さんの弟子…それ以上に何もない。親子の繋がりを血を君は知らない」

デニス「それでも僕は先生に父親の面影を感じた事もある…デュエルだよ零児」

赤馬「君を倒し私の復讐を完結させる」

デニス「それは僕の目的だ…邪魔をするな!」

赤馬・デニス「デュエル!!」

デニス「僕からだ!Emフレイム・イーターを攻撃表示で召喚!Emフレイム・イーターの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、お互いに500のダメージを受ける!」

赤馬「…4000→3500

デニス「さらに自分にダメージを与える効果が発動した時、手札のEmフレイム・イーターを特殊召喚し効果を無効にする!さらに500のダメージだ!」

赤馬「…」3500→3000

デニス「レベル4のEmフレイム・イーター2体でオーバーレイ!ショー マスト ゴー オン!天空の奇術師よ華やかに舞台を駆け巡れ!エクシーズ召喚!現れろ!ランク4!Emトラピーズ・マジシャン!!」

デニス「カードを1枚伏せてターンエンド」

赤馬「私のターン!君は復讐をすると言っているが遊勝さんのデッキでするのか」

デニス「当然さ!このデッキなら…そうだろトラピーズ?君だって」

赤馬「トラピーズは望んでいるだろう…だが君はどうだ?できるのか!遊勝さんのデッキで同じスタイルで!」

デニス「僕は弟子だ…全て覚えている…先生の全てを!」

赤馬「愚かなりデニス!デッキとは1人よって違う事を忘れているようだな」

デニス「!」
134 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:11:39.13 ID:pmSby8U70
赤馬「永続魔法『異形神の契約書』を発動!そして永続魔法『魔神王の契約書』を発動!自分の手札またはフィールドから悪魔族融合モンスターに決められた融合素材モンスターを墓地へ送りエクストラデッキから悪魔族融合モンスターを特殊召喚する!私は手札のDDバフォメットとDDリリスを融合!融合召喚!生誕せよ!DDD烈火王テムジン!!」

赤馬「そしてDDナイト・ハウリングを攻撃表示で召喚!DDナイト・ハウリングの効果を発動!召喚に成功した時、墓地のDDモンスター1体を特殊召喚する!DDリリスを特殊召喚!レベル4のDDリリスにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!シンクロ召喚!生誕せよ!レベル7!DDD疾風王アレクサンダー!!」

赤馬「DDD烈火王テムジンの効果を発動!自分フィールドにこのモンスター以外のDDモンスターが特殊召喚された場合、墓地のDDモンスターを特殊召喚する!墓地のDDバフォメットを特殊召喚!さらにDDD疾風王アレクサンダーの効果を発動!自分フィールドにDDモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、墓地のレベル4以下のDDモンスターを特殊召喚する!墓地のDDリリスを特殊召喚!」

赤馬「レベル4のDDバフォメットとDDリリスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!生誕せよ!ランク4!DDD怒濤王シーザー!!」

デニス「…これは」

赤馬「自分自身の言葉で語れぬ者に奴を倒す資格は無い!」

デニス「くっ…」

赤馬「異形神の契約書の効果を発動!自分フィールドのDDDモンスターがエクストラデッキから特殊召喚された種類だけ、それぞれの効果を1ターンに1度発動する!先ずはエクシーズ!自分または相手フィールドのカードを1枚選んで除外する!トラピーズ・マジシャンを除外だ!」

デニス「トラピーズ!」

赤馬「仇を討ちたいのなら死した遊勝さんが愛したモンスター達ではなく自身の信じたモンスターで仇を討て!」

赤馬「そしてシンクロ!特殊召喚したシンクロモンスターは相手の効果の対象にはならない!」

デニス「このままでは…僕の」

赤馬「さらに融合!自分はライフを1000回復させる!」3000→4000

デニス「零児!」

赤馬「君は引き返す事ができる。耳をすませ!君のもとへ近づく足音を」

デニス「…」

赤馬「それは君の身を案じる者なのか君を誤解している者か…遊勝さんの死は私にも責任がある。1人で背負うなよデニス」

デニス「零児…先生が生きてたら君に…君に父親殺しなんか!」

赤馬「生きていたとしても私の道は私が決める!私の前に立ち塞がる壁…赤馬零王の息の根を止めるのは赤馬零児ただ1人だ!!」

ユート「見ろ遊矢!」

遊矢「赤馬とデニス!」

素良「デニス!」

赤馬「バトルだ!3体の王よ、デニスにダイレクトアタックだ!」
135 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:22:09.48 ID:pmSby8U70
赤馬「…」

ユート「赤馬!」

赤馬「彼を頼んだぞ…遊矢」

遊矢「何でこんな時に入れ替わるんだ!」

ユート「仕方ないだろ…運命は赤馬に父を倒せと言っているんだ」

遊矢「勝てよ赤馬…どうせなら勝って戻って来い!」

ユート「どうせなら勝って戻って来いと遊矢が」

赤馬「当然だ。君との約束もあるんだからな」

デニス「そ、素良…」

素良「デニス…無事で良かったよ」

遊矢「そして…」

ユート「そこに居るんだろユーリ!」

ユーリ「暴露ちゃったか…情けないねデニス」

赤馬「本来の彼のデッキならどうなって居たか…君なら」

ユーリ「知ってるよ。けどさ…負けはダメでしょ」

ユート「お前の相手は俺だ!」

ユーリ「あれ?入れ替わったのかい」

ユート「お前は俺を忘れて居るだろうが俺は覚えているぞ…お前の事を」

ユーリ「やれやれ…覚えてないよ。負け犬の事なんて」

ユート「なら今から思い出させる!そして次は俺が勝つ…!」

ユーリ「僕は強い…遊城亮なんて目じゃない程にね。あいつとは後で決着をつけるけどさ」

ユート「行け赤馬!」

赤馬「うむ」

ユート・ユーリ「デュエル!!」
136 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 18:56:12.07 ID:pmSby8U70
ブオオオオオオオオオオオオ

ユーゴ「またか!クリアウィング!いい加減にしろよな」

権現坂「ユーゴ!」

ユーゴ「今度はスタンダードじゃねえか?俺をワープさせて楽しいのか!まるで愉快犯だぜ」

アポロ「また増えたな」

ディアナ「シンクロ次元のロジェの情報ではユーゴと言う少年らしいわ。要注意人物よ」

ユーゴ「はあ?自分の中の善と悪の心が遊矢達と俺を遠ざけてるだって?悪が遊矢達と引き合わそうって…こら!遊矢は別次元で会った最初のダチなんだぞ?それを…嫉妬してんのか!」

ディアナ「聞け!私の名は月の守護者ディアナ」

アポロ「そして太陽の守護者アポロ」

ディアナ「お前達スタンダードとエクシーズの連中が我らアカデミアに大打撃を与えた」

アポロ「それ故に融合次元の反乱軍と戦っていた我らがスタンダード制圧を任された」

ディアナ「言っておくがセブンスターズと呼ばれる連中と私達とでは格が違う!」

アポロ「真にプロフェッサーが信頼するのは我ら守護者と側近であるバレットとドクトルのみ!」

ディアナ「組織がアカデミアと名乗る前から我らはプロフェッサーと行動を共にしていたのだ」

アポロ「お前達には死…聞いているのか」

ユーゴ「ちゃんと帰せよ!俺だけワープしてるんじゃ馬鹿丸出しじゃねえか」

権現坂「何が守護者だ!女子供を洗脳するとは…貴様らが信仰している男は骨の髄まで腐っている!」

ユーゴ「あいつらだけなのか」

権現坂「他の者達はみな保護している」

ユーゴ「じゃあ調度2対2だな!赤いおっさん!ひとっ走り付き合ってもらうぜ!」

アポロ「後悔するぞ…このアポロの力は天空に輝く太陽と同等!」

権現坂「お前は俺だな」

ディアナ「すぐに片付けてあげる」
137 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 19:26:41.93 ID:pmSby8U70
ユーゴ「俺からだ!SRバンブー・ホースを攻撃表示で召喚!SRバンブー・ホースの効果を発動!召喚に成功した時、手札からレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SR 赤目のダイスを特殊召喚!」

ユーゴ「赤目のダイスの効果でバンブー・ホースのレベルを4から5に変更!レベル5のSRバンブー・ホースにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アポロ「私のターン!魔法『融合』を発動!手札の太陽の戦士とガーディアン・トライスを融合!融合召喚!太陽の守護者!!」

アポロ「太陽の守護者の効果を発動!1ターンに1度自分フィールドに守護者の盾トークンを1体特殊召喚する!そして守護者の盾トークンが存在する限り相手は太陽の守護者を攻撃はできない!カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!」

アポロ「永続罠『守護者礼賛』を発動!自分フィールドに守護者の盾トークンを2体特殊召喚!そして相手フィールドのモンスターの効果は無効化され、全ての守護者の盾トークンに攻撃ができる!そして攻撃しなければ、その相手モンスターは破壊される!」

アポロ「さらに太陽の守護者の効果で守護者の盾トークンが破壊されるたびに相手に800のダメージを与えさらに!相手モンスターの攻撃力は800ポイントダウン!」

ユーゴ「効果がねえなら効果を戻すまでだ!装備魔法『メテオ・ストライク』をHSR魔剣ダーマに装備!装備モンスターが守備表示モンスターを攻撃した時、そのモンスターの守備力を超えた数値の攻撃力分相手にダメージを与える!じゃあ遠慮なく行くぜ!」

アポロ「何だと!?」

ユーゴ「んな顔すんなよ!魔剣ダーマの効果が戻ったみてえなもんだからな!」

アポロ「くっ…ダメージを与えモンスターを弱体化!」4000→1800

ユーゴ「まだまだ!」4000→3200

アポロ「こ、これは…」1800→400

ユーゴ「調子に乗って3体出しちまったのがマズかったな!それ行け!」3200→2400

アポロ「バカな…私が負けるとは!」400→0

ユーゴ「やったぜ!おい権現坂!」

アポロ「あり得ぬ…こんな事が!」

ユーゴ「これが現実じゃねえか?言っとくけどマイルドセブンとかってのもバレットとか言うのも負けてんだぜ」

アポロ「ではプロフェッサーは!」

ユーゴ「んなの知らねえっつうの」

アポロ「そ、そんな事が…」

ユーゴ「権現坂!さっさと終わらせちまえよ!」
138 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 20:01:44.82 ID:pmSby8U70
ディアナ「守護者の盾トークンが破壊される事で私のライフは800ポイント回復し相手モンスターの攻撃力は800ダウン!ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!」

ディアナ「永続罠『守護者礼賛』を発動!」

権現坂「ならば破壊するまで!相手フィールドにモンスターが2体以上存在し自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札から超重武者テンB-Nを特殊召喚!さらに超重武者ジシャ-Qを攻撃表示で召喚!ジシャ-Qの効果で手札のレベル4以下の超重武者モンスターを特殊召喚する!超重武者ツヅ-3を特殊召喚!」

権現坂「レベル4の超重武者テンB-Nと超重武者ジシャ-Qにレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!動かざること連山のごとし。大岩に宿りし魂!今そびえ立つ砦となれ!シンクロ召喚!出でよ!レベル9!超重魔獣キュウ-B!!」

権現坂「自分の墓地に魔法または罠が存在しない事で超重魔獣キュウ-Bの守備力は相手フィールドに特殊召喚されたモンスターの数×900ポイントアップする!月の守護者と守護者の盾トークン3体!よって守備力は3600アップ!そして合計6100の守備力だ!」

ディアナ「だが私のライフは破壊されれば回復する!」

権現坂「…」

ディアナ「打つ手無しか!」

権現坂「相手が倒れるまで俺は戦い抜く!遊矢や沢渡そして赤馬が帰還するまで俺は街を守ると約束したのだ!」

権現坂「この男権現坂!約束だけは決して破らぬ!ましてや友との約束を守れぬようなど笑止千万!ユーゴよ!」

ユーゴ「お、おう!」

権現坂「俺は勝つ!遊矢ら3人と故郷の為に戦う黒咲と素良に伝えてくれ!」

ユーゴ「おうよ!」

ディアナ「愚かだな…人間とは」

権現坂「人間とは?どういう意味だ」

ディアナ「ふふふ…それを理解する日は近いぞ」

権現坂「何だこいつは…さっきまでとは違う。それに奴から放たれる光は何だ」

ユーゴ「クリアウィング!飛ぶぞ、いいな!行け!!」

権現坂「お前も死ぬんじゃないぞ」

ユーゴ「当たり前じゃねえか!行くぜ行くぜ!マッハで飛べクリアウィング!」

カッ

権現坂「行ったか…さあデュエルの続きだ!女とて容赦はせぬ!」
139 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 20:39:54.37 ID:pmSby8U70
ユート「EMアメンボートを攻撃表示で召喚!ターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!捕食植物オフリス・スコーピオを攻撃表示で召喚!捕食植物オフリス・スコーピオの効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、手札からモンスターを1枚墓地へ送りデッキからオフリス・スコーピオ以外の捕食植物モンスターを特殊召喚する!デッキから捕食植物ダーリング・コブラを特殊召喚!ダーリング・コブラが捕食植物モンスターの効果で特殊召喚した時、デッキから融合またはフュージョンと名のつく魔法カードを1枚手札に加える!」

ユーリ「魔法『融合』を発動!オフリス・スコーピオとダーリング・コブラを融合!魅惑の香りで虫を誘う二輪の美しき花よ!今ひとつとなりて、その花弁の奥の地獄から新たな脅威を生み出せ!融合召喚!現れろ、飢えた牙持つ毒龍!レベル8!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」

ユーリ「バトルだ!そのアメンボを食らいつくせ!」

ユート「EMアメンボートの効果を発動!攻撃対象にされたアメンボートを守備表示にし、その攻撃を無効にする!」

ユーリ「ターンエンド」

ユート「俺のターン!幻影騎士団フラジャイルアーマーを攻撃表示で召喚!レベル4のEMアメンボートと幻影騎士団フラジャイルアーマーでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

ユーリ「君は終わりだ。僕はね、スターヴ・ヴェノムを出したデュエルでは1度も負けた事が無いんだ!」

ユート「ならば今日が敗北記念日だ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを二つ使い相手フィールドのモンスターの攻撃力を半分にし、その数値分攻撃力がアップする!」

ユーリ「やって見なよ…その瞬間に君は終わる!」

ユート「バトルだ!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンで攻撃!反逆のライトニング・ディスオベイ!!」

ユーリ「融合召喚したスターヴ・ヴェノムが破壊された時、相手フィールドの特殊召喚されたモンスター全て破壊する!」4000→1200

ユート「…カードを2枚伏せてターンエンド!」

ユーリ「僕のターン!魔法『死者蘇生』を発動!蘇れ!スターヴ・ヴェノム・フュージョン・ドラゴン!!」

ユーリ「ほら!行っちゃうよ!!」

ユート「くっ」4000→1200

遊矢「大丈夫か?このままじゃ俺達は」

ユート「既に勝利の方程式は全て揃った。このデュエル…勝つぞ遊矢!」

ユーリ「ターンエンド!」

ユート「奴は己のドラゴンに絶対的な自信を持っている。そして俺も君もユーゴもユーリもドラゴンをエースにしている…翼の無いドラゴンをダーク・リベリオン以外のレベルを持つドラゴンをクリアウィング以外の闇属性のドラゴンをスターヴ・ヴェノム以外の攻撃力2500守備力2000のモンスターを…そしてオッドアイズ以外のエクストラデッキから特殊召喚するドラゴンを!」

ユート「奴を敗北させるにはエースであるドラゴンを打ち砕く…俺が持つ力で!RUM-幻影騎士団ラウンチを発動!」

遊矢「黒咲と一緒の!?」

ユーリ「RUM…あーエクシーズに伝わるエクシーズを超えたエクシーズね」
140 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:02:25.74 ID:pmSby8U70
ユート「罠発動!『リビングデッドの呼び声』墓地のダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴンを特殊召喚!」

ユーリ「オーバーレイ・ユニットとかいうのが無ければ意味は無いんだろ!無意味じゃないか!」

ユート「そしてRUM-幻影騎士団ラウンチを発動!」

ユート「煉獄の底より、いまだ鎮まらぬ魂に捧げる反逆の歌!永久に響かせ現れよ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!出でよ、ランク5!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴン!!無意味な事など何一つ無い!」

ユーリ「君は腹が立つタイプだ…僕が最も嫌う奴!希望に満ち溢れている!!」

ユート「…」

ユーリ「知ってるよ。君も孤児なんだってね!それなのにだ…君は囲まれている!仲間に!家族と呼べる存在に!」

ユート「…お前にも居る」

デニス「…」

素良「…」

ユーリ「あんな負け犬と一緒にしないでよ…僕は勝つ!誰にも負けない…勝って嫌われるなら勝ち続けて支配してやる!僕が…全ての次元の覇者になってやるよ!」

ユート「お前の事情なんて俺は知らない…だが俺もお前も孤児だが囲まれている!信じてくれている仲間が居る!数じゃない…たった1人でも2人でもだ!」

瑠璃「サヤカのリトル・フェアリー?私なんて36枚持ってるけど」

黒咲「交際は認めるが手を出すなよ。幾らお前でも地獄を見るからな」

凌牙「釣り行くぞ!部屋ばっかに篭ってると瑠璃に嫌われちまうぞ?」

アレン「ユート!俺ってさ絶対に強くなってるよな?」

サヤカ「リトル・フェアリーよ。いらないって?何で…?」

ユート「そしてお前のお陰なのか…俺は多くのデュエリストに出会えた」

柚子「…」

沢渡「…」

権現坂「…」

赤馬「…」

ユーゴ「…」

ユート「それだけは感謝したい。お前に」
141 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:12:18.90 ID:pmSby8U70
ユーリ「だから何だよ。同じ境遇でも僕と君とは違う!理解しろ…何でも同じだと思うなよ」

遊矢「ユーリ…おい!」

ユーリ「何だよ」

遊矢「俺はお前の事を知らないけど…何ていうか声が似てる。輪郭も体格も名前だって!」

ユート「…」

遊矢「俺たち四人はもしかしたら兄弟なのかもしれない!パラレルワールドなのか何なのかSFなんて俺は知らないけど…俺達は!」

ユーリ「引っ込んでろよ…君を倒そうと思ってたけど僕は」

ユート「ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い!対象の相手モンスターの攻撃力を0にし、その数値分攻撃力をアップ!レクイエム・サルベーション!!」

デニス「いい加減にしろよユーリ…僕だって同じ境遇なんだぞ!それを君は…自分だけが!」

素良「君は陰険だし性格悪いよ…けどさ!僕やセレナは打ち解けたじゃないか!上手く言えないけど君にも優しさがあるって!」

ユーリ「だから何?バカじゃないの!」

ユート「…」

ユーリ「来いよ…ユート」

ユート「バトルだ!ダーク・レクイエム・エクシーズ・ドラゴンで攻撃!鎮魂のディザスター・ディスオベイ!!」

ユーリ「ククク…ハハハ!!!」

ドサッ

デニス「ユーリ!」

ユーリ「負けた…けど一生忘れない…この僕が…お前も…お前も…」

遊矢「…」

ユート「…」

ユーリ「忘れない…スターヴ・ヴェノム!君の効果で僕を」

シュゥゥゥ…

素良「…」
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:17:27.68 ID:pmSby8U70
デニス「ユーリは」

ユート「俺の時と同じなら何処かの世界で…」

遊矢「あいつのデッキだ」

デニス「寂しがり屋だったんだユーリは」

黒咲「おい!」

ユート「隼」

黒咲「消えたな…ユーリの奴」

凌牙「…」

ユート「俺が消えた時と同じなんだろ」

アレン「もっとパッって感じだったぜ」

瑠璃「うん」

ユート「…」

デニス「あいつはタフだ。消え方が違うってのは…多分さ」スッ

ユート「デュエルディスク?」

デニス「何処かの次元に転送したんだろうね。自分自身で」

素良「じゃあユーリは」

デニス「生きてるよ。あいつが簡単に死ぬわけないだろ」

沢渡「危うく人殺しになるところだったな」

ユート「フォローになってないぞ」

ユーゴ「おーい!」

遊矢「ユーゴ!」

凌牙「てめえ!何処行ってた!?」

沢渡「単独行動し過ぎだぜ!」

遊矢「後はプロフェッサーだけ」
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 21:27:07.54 ID:pmSby8U70
零王「どいつもこいつも…役立たずばかりか」

ドクトル「そのようで」

零王「貴様もだ。あれを起動させろ」

ドクトル「はい」

赤馬「何を起動させるのかは知らぬが野暮もここまでだ…赤馬零王!」

零王「今度は出来損ないのバカ息子か」

赤馬「そのバカ息子の父親が…お前だ!」

零王「…」

赤馬「目的は何だ?毛狩りとは…そして!」

零王「髪とは古来より神聖視されている…そしてデュエリストには奇抜な髪型が多い」

赤馬「理由になっていない」

零王「その力を凝縮し次元へ風穴を開ける!デュエルモンスターが跋扈する第五の次元…その世界と繋ぐ!」

赤馬「そんな馬鹿げた事を」

零王「だから貴様は愚かなのだ!男なら!誰しもが世界征服を夢見ている…そして!私は生まれ持っての王!絶対王者の私が世界征服…否!次元征服をして何が悪い!」

赤馬「狂っている…あまりにも!」

零王「軍需産業だった我が社を貴様は変えおった…甘い奴よ」

赤馬「戦争など…兵器など…この世に必要無い!」

零王「ドクトル!スフィア・フィールド砲の威力を見せてやれ」

ドクトル「標的は」

零王「スタンダード…目の前に居るクズ同然のガキの故郷だ」

赤馬「そうはさせん!」

ドクトル「5分ほど時間がかかりますが」

零王「構わぬ!絶対王者の力を見せてやろう…零児!」
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 22:33:47.60 ID:pmSby8U70
零王「私からだ…私はスケール1のDD魔導賢者コペルニクスとスケール10のDD魔導賢者ニュートンでペンデュラムスケールをセッティング!」

赤馬「何だと!?」

零王「遊勝のガキが面白い物を誕生させた…これは良い代物だぞ零児」

赤馬「人造ペンデュラム…人の手により作り出されたペンデュラムは膨大なエネルギー量故に誰しもが操れるわけではない…それ以前にペンデュラムの持つ力を制御できるのは創始者である遊矢と私…何故私が扱えるのか理由はわからぬが」

零王「ペンデュラム召喚!レベル6!DD魔導賢者ニコラ!同じくレベル6!DD魔導賢者ニコラ!レベル6のDD魔導賢者ニコラ2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク6!DDD怒涛大王エグゼクティブ・シーザー!!」

零王「お前…私に勝つ気で居るようだが…甘い!誰がお前にデュエルを叩き込んだ?この私だ!貴様のデュエルなど目を瞑ってでも理解ができる…お前は私の作品の中でも最低の粗悪品!実の息子と呼ぶのも烏滸がましいわ!」

赤馬「私は…お前になど負けぬ」

零王「ふん…カードを1枚伏せてターンエンド!」

赤馬「私のターン!」

零王「永続罠『常闇の契約書』を発動!自分のペンデュラムゾーンにカードが2枚存在する場合、相手はフィールドのモンスターを魔法または罠の対象にはできず、アドバンス召喚のリリースもできず融合・シンクロ・エクシーズの素材にもできない!」

赤馬「だが私にはペンデュラムがある!私はスケール1のDD魔導賢者ガリレイとスケール10のDD魔導賢者ケプラーでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!全ての王をも統べる三体の超越神!DDD死偉王ヘル・アーマゲドン!!」

赤馬「お前と同様に私はお前の手を全て知っている!」

零王「思い上がるなよ零児…」

赤馬「思い上がっているのはどっちだ…これで地獄へ落ちろ!赤馬零王!!」

零王「お前が私に勝つ勝率は零だ…お前は私の生まれ持っての力を何も知らない!私が何故スタンダードの絶対王者と呼ばれたのかを…お前は」

赤馬「おおおおおおおおおおおおおおおおお!!!」

零王「それを攻略したのは遊勝だけだ!あの忌々しい男は私の頭を吹き飛ばした…断じて許さぬ…その血縁者も知人友人も皆殺しにしてくれるわ!」

パッ

赤馬「!?」

零王「DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン!」

赤馬「な、何が起こったのだ…奴のライフも減っていない…これは!」

零王「惨めだな零児…粗悪品は粗悪品…永遠に粗悪品のままだ」

赤馬「そうか…遊勝さん…あなたが殺された原因も…攻略できた原因も…そして融合からエクシーズに拠点を移した理由も…今やっとわかった」

零王「消え失せろ」
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 22:50:22.52 ID:pmSby8U70
黒咲「生きてるか」

赤馬「く、黒咲…」

沢渡「お、おい…何が起こったんだ!?一体何が!」

赤馬「もしかしたら君には認識できた…君以外の彼らも」

凌牙「ああ」

アレン「はっきり見えたぜ」

ユーゴ「何が?」

赤馬「デニス…やっと理解ができた。遊勝さんが零王を3年前に倒せた理由を…そしてエクシーズ次元が選ばれた理由も」

デニス「それは一体!?」

赤馬「奴は…時を消し飛ばす」

ユート「バカな!」

遊矢「そんな事が…」

赤馬「それが零王が絶対王者だった理由だ…奴は時を消し飛ばす事で自らの都合の良いように操作しているんだ…そして未来を見通せる。これから何が起こるのかを」

ユート「だが何故…俺や隼達は」

赤馬「それはレベルではなくランクだからだ…エクシーズだけは他とは違い常識を覆す。だからエクシーズ使いの遊勝さんは勝てた…あいつに」

瑠璃「だったらエクシーズ次元に基地を構えたのも」

赤馬「プライドの高い男だ…屈辱を晴らす為に己の欠点を克服する為…そして戯れだろう」

黒咲「多くのモンスターの中でも」

凌牙「俺らのエクシーズだけは唯一無二のランクだ」

アレン「だったら一つしかねえ!」

ユーゴ「どういう意味だよ?」

沢渡「何っつうか…何だ!」

赤馬「言わば天性の力…生まれ落ちた時から零王が握り締めていた…神からの最悪のギフト…!」
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/24(月) 23:00:57.68 ID:pmSby8U70
沢渡「あれは何だ!」

赤馬「スフィア・フィールド砲…集めたエネルギーを凝縮させスタンダードを吹き飛ばす超兵器」

沢渡「や、やっべえ!」

黒咲「攻略ができるのなら俺がやる!スタンダードには借りがある!」

凌牙「スタンダードとか知ったこっちゃねえが…クソマヌケな相棒と弟のユートが世話になってんだ…やるしかねえだろ!」

アレン「特に無し!」

零王「次は貴様らか」

アレン「コラコラコラァ!偉ぶってんじゃねえぞハゲ!意味不明な事やってねえで育毛剤でも使え!あ、でも毛根死んでるし毛穴も閉じてるから無理か」

凌牙「噛み砕いてやるよ!」

黒咲「俺達を舐めるな」

遊矢「俺達は…」

ユート「俺と君は一蓮托生だ。止めようスフィア・フィールドを」

赤馬「私ができる事は…同じだ!ここは私達が仕切る!」

ユーゴ「おい!権現坂から伝言だ!ちゃんと生きて帰って来いってさ!」

沢渡「頑張れよー!」

瑠璃「沢渡くんは行かないの?」

沢渡「必要ねえよ。あいつらコンビは多分組んだら最強だと思うぜ?エクシーズの火の玉と狂犬病よりもな!」

素良「…うん」

デニス「先生…もしかしたら2人なら止められるかもしれません。あの2人なら…きっと!」

ユート「どうする気だ…ちなみに遊矢は」

赤馬「ペンデュラムの振り子の原理を使う…たった二人のペンデュラム使いの私と君達とで」

遊矢「あいつに時を吹っ飛ばすギフトがあるから俺にはペンデュラムだ…やってやろうじゃないか!」

黒咲・凌牙・アレン・零王「デュエル!!!!」
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 19:19:19.98 ID:1Cb5oO0z0
アレン「最初は俺が仕切るぜ!ガガガマジシャンを攻撃表示で召喚!ガガガマジシャンの効果を発動!自分メインフェイズ時に1から8までの任意のレベルに変更できる!ガガガマジシャンのレベルを3から4に変更!そして自分フィールドにガガガモンスターが存在する事でガガガキッドを手札から特殊召喚!ガガガキッドの効果を発動!自分フィールドのガガガモンスターと同じに変更!レベル4のガガガマジシャンとガガガキッドでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ガガガガンマン!!守備表示で特殊召喚したからハゲに800のダメージだ!」

零王「…」12000→11200

アレン「カードを2枚伏せてターンエンド!」

凌牙「俺のターン!ハリマンボウを攻撃表示で召喚!自分フィールドに魚族・海竜族・水族モンスターが召喚された事で手札からシャーク・サッカーを特殊召喚!カードを2枚枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!自分フィールドにエクシーズモンスターが居る事で手札からRR-シンキング・レイニアスを特殊召喚!そしてRR-バニシング・レイニアスを攻撃表示で召喚!さらにRR-バニシング・レイニアスを効果で手札からRR-ミミクリー・レイニアスを特殊召喚!ミミクリー・レイニアスの効果で自分フィールドのRRモンスターのレベルを全て一つ上げる!レベル5のRR-シンキング・レイニアス、RR-バニシング・レイニアス、RR-ミミクリー・レイニアスの3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク5!RR-ブレイズ・ファルコン!!カードを2枚伏せてターンエンド!」

零王「ドロー!!スケール1のDD魔導賢者コペルニクスとスケール10のDD魔導賢者ニュートンでペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル3!DDナイト・ハウリング!レベル6!DDプラウド・オーガ!同じくレベル6!DDプラウド・オーガ!」

零王「レベル6のDDプラウド・オーガ2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク6!DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー!!」

零王「レベル7!DDヴァイス・テュポーン!レベル7のDDヴァイス・テュポーンにレベル3のDDナイト・ハウリングをチューニング!シンクロ召喚!レベル10!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダー!!」

零王「DDヴァイス・テュポーンが墓地へ送られたターンDDD融合モンスターに決められたこのモンスターを含む融合素材モンスターを除外し融合召喚を行う!融合召喚!レベル8!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジン!!」

零王「お前達のような薄っぺらなガキが私とデュエルができる事を光栄に思うがいい!そして…死ね!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダーの効果を発動!自分フィールドにDDDモンスターが3体以上存在する場合!このモンスターの攻撃力を3000ポイントアップ!先ずは貴様からだ!DDD烈火大王エグゼクティブ・テムジンでガガガガンマンを攻撃!」

アレン「罠発動!」

零王「エグゼクティブ・シーザーのオーバーレイ・ユニットを一つ使いモンスターの効果・魔法・罠が発動した時その効果を無効にし破壊する!」

アレン「クソ…」

零王「そして貴様!DDD疾風大王エグゼクティブ・アレクサンダーでハリマンボウを攻撃!」

アレン「凌牙!罠発動!」

零王「無駄無駄無駄ァ!エグゼクティブ・シーザーのオーバレイ・ユニットを一つ使い無効にし破壊する!」

凌牙「罠発動!『ポセイドン・ウェーブ』」

零王「烈火大王エグゼクティブ・テムジンの効果を発動!自分のターンに魔法または罠が発動した時、その効果を無効にし破壊する!褒めてやろう!貴様は小僧や黒咲家のガキとは違い攻撃表示で私の前に立っている…だが愚かなり!」

凌牙「あのハゲ親父のエクシーズはオーバレイ・ユニットがねえってよ!」

黒咲「速攻魔法『RUM-レボリューション・フォース』を発動!相手フィールドのオーバーレイ・ユニットを持たないエクシーズモンスターのコントロールを奪い、そのモンスターよりランクが一つ高いエクシーズモンスターを重ねてエクストラデッキから特殊召喚する!平伏すのは貴様の方だ!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク7!RR-アーセナル・ファルコン!!」

黒咲「さらに罠発動!『ゴッドバードアタック』自分フィールドの鳥獣族モンスターをリリースし相手フィールドのカードを2枚まで破壊する!偽りの3体の王よ!地獄へ落ちろ!」

凌牙「やったぜ!」

アレン「ざまあ見ろ!」
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 20:05:43.44 ID:1Cb5oO0z0
零王「ターンエンド」

アレン「俺のターン!ガガガマンサーを攻撃表示で召喚!ガガガマンサーの効果で墓地のガガガマジシャンを特殊召喚!爺ちゃん!レベルを3から4に変更だ!レベル4のガガガマンサーとガガガマジシャンでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ガガガザムライ!!」

アレン「ガガガザムライのオーバーレイ・ユニットを一つ使いガガガモンスター1体を対象に、そのモンスターは二回攻撃が可能!そしてガガガマンサーを素材にした事で攻撃力が500アップだ!ハゲにダイレクトアタック!!」

零王「くっ…時を飛ばす!我がギフトで!!」

アレン「メガネの遺言聞いてねえのか!俺らエクシーズ次元の人間には通用しねえんだよ!」

凌牙「死んでねえよ!」

零王「…」12000→6400

アレン「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!次は俺だハゲ!セイバー・シャークを攻撃表示で召喚!セイバー・シャークの効果でシャーク・サッカーとハリマンボウのレベルを一つ上げる!レベル4のハリマンボウ、シャーク・サッカー、セイバー・シャークでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!海咬龍シャーク・ドレイク!」

凌牙「未来が見えるって本当かよ?じゃあ見てみな!てめえが俺らに負ける未来をよ!デプス・バイト!!」

零王「…」6400→3600

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

黒咲「俺のターン!RUM-レイド・フォースを発動!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!ランク8!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!一気にライフが減ったなハゲ」

零王「まだだ…まだある!」3600→600

零王「私は…私は赤馬零王!貴様らとは違う!生まれ持っての王の星…小僧共!私の力見よ!」

アレン「だから無駄だって言ってんだろうが!」

零王「無駄だと?そんなものは無い!試練…!生まれて初めての我が努力…今それが実る!試練を乗り越え…今それが!時を吹き飛ばす私だけの私のみの力!私だけが許された力!…お前達の未来の軌道が見えるぞ!この私に敗北する未来が!」

カッ

アレン「な、何だって!」

凌牙「や、野郎…」

黒咲「…」

零王「成功だ…貴様達が私を押し上げた!私を憎み倒す筈の貴様達が私をだ!!」

零王「王はこの赤馬零王だッ!!依然変わりなくッ!」
149 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 20:28:54.21 ID:1Cb5oO0z0
アレン「手札が5枚も揃ってやがる…」

凌牙「時をすっ飛ばしたってわけか…おい隼!」

黒咲「落ち着け」

凌牙「てめえ!こんな時に何を呑気来いてんだ!」

アレン「喧嘩すんなっての!」

零王「我がエース!DDD壊薙王アビス・ラグナロクの効果を発動!墓地より蘇れ…DDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザー!永続魔法『魔神王の禁断契約書』を発動!フィールドの壊薙王アビス・ラグナロクとDDD怒濤大王エグゼクティブ・シーザーを融合!神々の黄昏の打ち破り、押し寄せる大波の勢いで新たな世界を切り開け!融合召喚!出現せよ!極限の独裁神!DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロク!!その効果で魔神王の禁断契約書を手札へ!」

零王「さらに2体のDDD壊薙王アビス・ラグナロク2体でオーバーレイ!二つの太陽が昇るとき、新たな世界の地平が開かれる!エクシーズ召喚!現れいでよ!ランク8!DDD双暁王カリ・ユガ!!」

零王「さあ…バトルだ!DDD怒濤壊薙王カエサル・ラグナロクで海咬龍シャーク・ドレイクを攻撃!」

凌牙「ぐあああああああああああああ」4000→3400

零王「そして!DDD双暁王カリ・ユガで攻撃!九十九凌牙!これで貴様は終わりだ!!」

凌牙「終わりじゃねえ!まだ隼とアレンが居る…てめえは終わりだ!」

零王「笑止!ならば時を飛ばすまでだ!」

カッ

零王「私のターン!ガガガザムライを破壊!そして双暁王カリ・ユガで攻撃!!」

アレン「は、反則野郎…」

零王「そしてお前だ。カリ・ユガのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手フィールドの魔法または罠を破壊!九十九凌牙の残したカードも木っ端微塵だな…黒咲隼」

黒咲「俺を一撃で倒せるのか腰抜けめ」

零王「腰抜けだと?」

黒咲「そうだ腰抜けだ」

零王「永続罠『常闇の契約書』を発動!不可能!貴様には何もできぬ…見える!そして読める!お前の全てを…お前が私に平伏す姿が!」

黒咲「それが何だ」

零王「その減らず口を叩けぬようにしてくれる!カエサル・ラグナロク!サテライト・キャノン・ファルコンを破壊せよ!」

黒咲「…」
150 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:02:05.23 ID:1Cb5oO0z0
零王「ふふふ…ははははは!!!」

黒咲「…」4000→3800

零王「そして!カリ・ユガでダイレクトアタック!!」

黒咲「…」3800→300

零王「ターンエンド!」

黒咲「時を飛ばさんのか」

零王「必要無い!私の勝利は必然!未来を見通した…お前達の運命すらも!」

黒咲「簡単に運命が見えてたまるか…お前の敗北は驕り高ぶり!俺のターン!ドロー!!!」

零王「…ふん」

黒咲「未来とは無限!無数に続く道!お前が見続けた未来はその一つしか見通せぬ能力としては余りにも粗悪品!…己にとって都合の良い未来と絶対的な力で!」

零王「ほざくな…お前なんぞに」

黒咲「RUM-ソウル・シェイブ・フォースを発動!ライフを半分払い墓地のRRエクシーズモンスターを特殊召喚!蘇れ!RR-サテライト・キャノン・ファルコン!そしてランクが二つ上のモンスターを対象のモンスターに重ねてエクストラデッキから特殊召喚する事ができる!」300→150

零王「チッ、時を…」

黒咲「もう時は飛ばぬ…飛ぶのは俺のモンスターのみ!究極至高のハヤブサよ。数多なる朋友の意思を継ぎ、勝利の天空へ飛び立て!ランクアップ・エクシーズ・チェンジ!現れろ!ランク10!RR-アルティメット・ファルコン!!」

黒咲「アルティメット・ファルコンのオーバーレイ・ユニットを一つ使い!相手フィールドのモンスターの攻撃力は1000ダウンし効果を発動する事はできない!」

零王「まだだ!まだ見える…私の勝利の未来が!」

黒咲「それは妄想に過ぎぬ…そしてスフィア・フィールドも3人が起動を止めたようだ」

赤馬「…」

零王「零児!何をしている…私を救え!私はお前の父親だぞ!!!」

赤馬「ならば息子として…その死に様を目に焼き付けよう。安心して地獄へ行け」

零王「貴様ァ!」

黒咲「バトルだ!その哀れな野望と共にこの世から消え失せろ!RR-アルティメット・ファルコンでDDD双暁王カリ・ユガを攻撃!ファイナル・グロリアス・ブライト!!!」

零王「バカな…この私が…王である私が…絶対的な力を持つ…この…この私がああああああああああああああああああ」

赤馬「さらばだ父よ…いやプロフェッサー赤馬零王よ」
151 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:16:39.01 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「終わったな」

ユート「ああ」

黒咲「情けない奴だ。ほら手を貸してやる」

凌牙「必要ねえよ!」

黒咲「相変わらずだな」

凌牙「能天気なもんだぜ。水産高校の陸王と海王がてめえを殺すって息巻いてるってのによ」

黒咲「あの兄弟がか」

凌牙「中学の時に陸王の腕折ったろ?根に持ってんだとよ」

黒咲「あんな兄弟の1人や2人…ま、水産高校の連中も動くだろうな。そういえばお前は」

凌牙「軍団は解散するぜ。言っとくがてめえの為じゃねえ!海王の野郎を殴り飛ばしたい気分だからだ!あの馬鹿野郎はすぐにドス抜きやがるからな。男なら素手でやれってんだ素手で!」

アレン「火の玉と狂犬病のコンビ再びってか」

凌牙「それとユート!しばらく家に帰って来るんじゃねえぞ」

ユート「どうして!」

凌牙「どうしてって…遊矢ってのと合体してんだろ?世話にもなってるって言うし…あれだあれ!借りは返せってガキの頃から言ってるだろ?だからよ」

瑠璃「ちゃんと分離するまで遊矢と行動しろって事よユート」

アレン「瑠璃は俺が守ってやる!安心して行って来い!」

ユート「アレンじゃ信用できない」

アレン「そりゃねえだろ!そりゃ俺はスケベな方だけど…そりゃねえだろ!」

赤馬「…」

沢渡「後ろポケット見てみろよ」

赤馬「な、何だこれは…」

沢渡「リトル・フェアリーがパンパンに詰まってるだろ?俺も驚いたんだぜ…あのサヤカってのが隙見て入れたんだろうな」

サヤカ「リトル・フェアリー!遊矢にもあげるわ」

赤馬「末恐ろしい娘だ…」
152 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:26:54.77 ID:1Cb5oO0z0
数日後

スタンダード

黒咲「というわけだ。俺は見事に水産高校をなぎ倒した」

遊矢「そ、そうなのか」

黒咲「まだ戻らんのか?」

遊矢「そうなんだよ…対処法ってのが無くてさ」

黒咲「そういえば遊城は故郷に帰ったぞ。お前は帰らんのか?」

デニス「君に…いや君達に重大な話がある」

黒咲「また敵か」

デニス「セブンスターズの最後のデュエリストが居なかった」

黒咲「だから何だ?頭を失った蛇に」

デニス「ジャン・ミシェル・ロジェ…こいつはセブンスターズの中でも最も用心深く滅多に人前に出るタイプじゃない。だからなのか知らないけど招集には応じなかった」

黒咲「人見知りか」

素良「そんなわけ無いでしょ」

黒咲「あの強欲なプロフェッサーが許していたのか?そんな事を」

デニス「ロジェにはプロフェッサーも何も言わなかった」

権現坂「そのロジェという男は」

デニス「奴はシンクロ次元のシティで長官を勤めている。それ以上は何も」

沢渡「知らねえのか?」

デニス「何せロジェは秘密主義だからね。僕らセブンスターズでも1度ぐらいしか見た事が無い」

ユート「ジャン・ミシェル・ロジェか」

デニス「それと融合次元の事なんだけど」

遊矢「ん?」
153 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 21:36:44.88 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「断るよ」

デニス「何で!」

遊矢「融合次元はデニスが救うべきだ。このスマイル・ワールドで今だ生きてる虫を取り除いて」

デニス「無理だ!それは先生の血を継ぐ」

遊矢「血以上に濃い絆をデニスと父さんは持ってるんだろ?」

デニス「そ、それは」

遊矢「?」

デニス「けど付き合いは短かった。3年前だ…プロフェッサーらの襲撃が始まる前のほんの数ヶ月…僕は先生の弟子だった」

遊矢「俺さ…父さんが何で命を散らせたのか理解できたんだ」

デニス「うん」

遊矢「あのスフィア・フィールド砲を食い止めた時に守りたい人達が大勢頭の中に過った…もし守れたら俺は死んだっていいって」

デニス「…」

遊矢「きっと父さんも同じだったんだろうと思ったよ。俺は息子だから…父親と息子って変なところが似るんだよな」

ユート「…」

遊矢「だから俺とデュエルしてくれデニス」

デニス「僕と?」

遊矢「ああ!」

デニス「…」

遊矢「さあ!」

デニス「いいよ…言っとくけど勝つのは僕だ」

遊矢「いいや俺だ!」

沢渡「やっちまえ!遊矢!デニス!」

遊矢・デニス「デュエル!!」
154 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:05:25.79 ID:1Cb5oO0z0
デニス「手札のEmスティルツ・シューターとEmハットトリッカーを融合!融合召喚!Emトラピーズ・フォース・ウィッチ!!そしてEmフレイム・イーターを攻撃表示で召喚!これによりお互い500のダメージを受ける!」

遊矢「うっ!」

デニス「さらに手札のEmフレイム・イーターを特殊召喚し僕への効果ダメージを無効!さらに500!」

デニス「これだけじゃ終わらない!墓地のEmスティルツ・シューターの効果を発動!墓地にこのモンスター以外のEmモンスターが存在する場合、相手にダメージを与える魔法・罠・モンスター効果が発動した時このモンスターを除外する事で相手に2000のダメージを与える!」

遊矢「2000だって!?」3000→1000

デニス「レベル4のEmフレイム・イーター2体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!Emトラピーズ・マジシャン!!ターンエンド!」

遊矢「俺のターン!エクシーズと融合か」

ユート「それは俺達も可能だな」

遊矢「だがシンクロまでは不可能だろ!こっちも全力で行くぞユート!」

ユート「ああ!」

遊矢「俺のターン!」

デニス「トラピーズ・フォース・ウィッチが存在する事で相手は自分フィールドのEmモンスターを効果では破壊されず、相手の効果の対象にはならない!」

デニス「そして自分フィールドに他のEmモンスターが存在する限りEmトラピーズ・フォース・ウィッチは攻撃対象にはできない!」

遊矢「効果の対象にはならないか…そう来るなら」

ユート「どうする気だ?」

遊矢「どうするもこうするもデニスがエクシーズと融合で来るなら俺もエクシーズと融合で行くしかないだろ?EMヘイタイガーを攻撃表示で召喚!さらに自分フィールドにEMモンスターが存在する事でEMヘルプリンセスを特殊召喚!レベル4のEMヘイタイガーとEMヘルプリンセスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!ダーク・リベリオン・エクシーズ・ドラゴン!!」

遊矢「そして魔法『融合』を発動!手札の時読みの魔術師とオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを融合!融合召喚!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

デニス「君って儀式はやらないね」

遊矢「言われて見れば…まあ、その内な!」

沢渡「後継者争いってやつか?大変だな」

赤馬「いや…二人は遊勝さんにはなれないさ」

沢渡「はあ?何で」

赤馬「遊矢には遊矢のデニスにはデニスのスタイルがある。誰かになるなんて無理なんだ…私にも君にも黒咲にもそれぞれのスタイルがあるのだから」
155 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:35:27.56 ID:1Cb5oO0z0
ユーゴ「ワープ成功!ほら見ろシンジ!ムクロ!行けただろ?」

シンジ「オエッ!」

ユーゴ「吐くなよ!汚ねえな!」

ムクロ「三ケツはねえだろ!」

ユーゴ「いいんだよ」

シンジ「死ぬかと思ったぜ…なあ」

ムクロ「で?何世界だよここ」

ユーゴ「スタンダードだっけな」

シンジ「はあ?スケベヤロウ?馬鹿野郎!変なとこ連れて来て何がスケベヤロウだ!!」

ユーゴ「スタンダードだ!」

シンジ「ふーん…スタンダードだってよ」

ムクロ「スタンダード?どういう意味だよ」

シンジ「あれだよ…何だっけ?知らね」

ユーゴ「俺も知らね」

ムクロ「同じく知らね」

シンジ「やっぱ野郎が居ねえとダメだな。俺らだけじゃよ」

ユーゴ「関係ねえよ…そんなの」

シンジ「っつうか調律の魔術師落としたんだってな!おい!俺がせっかく初代から貰ったのを!!」

ユーゴ「安心しろよ。あいつは良い奴だ」

ムクロ「お前は誰にでも良い奴って言うよな」

ユーゴ「マジなんだってば!ほら見ろよ」

シンジ「派手な頭してんな…誰よあれ」

ユーゴ「遊矢…榊遊矢」
156 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:51:28.46 ID:1Cb5oO0z0
遊矢「強いなデニス…」

デニス「いや君だって」

ユート「フッ」

権現坂「見事!」

遊矢「デニス!受け取れ!」

デニス「スマイル・ワールド…」

遊矢「ここからはデニスのターンだ!」

デニス「僕が…僕が融合次元を」

遊矢「もしピンチだったら」

デニス「君達を呼ぶよ」

遊矢「ああ」

沢渡「また戦いか?疲れるぜ」

デニス「プロフェッサーが居ない今、そこまで派手にはならないよ。だから安心して休むといいよ。君にも随分と助けられたしね」

権現坂「ロジェとかいう男は」

デニス「派手に動かない方がいい…今は」

赤馬「私が先に月影と日影と共に探りを入れよう」

遊矢「シンクロ次元の行き方って」

ユーゴ「おう!」

ユート「ユーゴ!」

沢渡「それとグラサン男と何か男前な奴」

シンジ「男前?そう!俺はシティでも男前の部類に入るって言われてるシンジ・ウェーバー!こう見えてもモテるんだぜ?嘘だけどよ」

ムクロ「炎城ムクロ!シティでも1番のDホイーラーって噂があるんだぜ?上には上が居るけどな!」

ユート「彼らはユーゴの友人なのか…」

遊矢「凌牙やアレンとは別ベクトルで変わってそうだ…」
157 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 22:59:21.53 ID:1Cb5oO0z0
ユーゴ「ジャン・ミシェル・ロジェ!?長えよ!」

ムクロ「誰だっけ…」

シンジ「良くテレビに映ってるの居るだろ?芸能人みたいな奴がさ」

赤馬「私をシンクロ次元に連れてってくれ」

シンジ「だとさ」

ムクロ「四ケツ!?落ちるだろ!」

赤馬「あと2人も」

ムクロ「無茶苦茶だな!」

赤馬「では…シンクロ次元の座標を特定するしかないな。これを受け取ってくれ」

ユーゴ「何だこりゃ?」

赤馬「発信機」

ユーゴ「有り難く受け取っとくぜ」ポロッ

シンジ「早速落としてるじゃねえか!」

ユーゴ「じゃあ帰るか?早く帰らねえと赤馬も困るしよ」

シンジ「お前な!俺ら連れて来て帰るの早くねえか!?」

ムクロ「何しに来たのか分かりゃしねえ」

ユーゴ「ほら乗れ!」

シンジ「帰んぞムクロ!」

ムクロ「そりゃねえよな」

ユーゴ「そういや紫の軍服着てるのが倒れてたぜ?何か俺らと名前の語呂が似てたな…忘れちまったよ!じゃあな!」

ユート「紫の軍服…まさか」

遊矢「ユーリじゃないか!?」

ユート「あいつ…サラッと重大な事を言ったぞ」
158 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 23:05:50.78 ID:1Cb5oO0z0
デニス「ユーリ…」

遊矢「任せとけよ俺達に」

素良「僕は」

デニス「遊矢達と一緒にユーリを保護してやってくれ」

素良「うん」

デニス「スマイル・ワールドを使いこなせるだろうか」

遊矢「信じるんだ俺でさえ使えたんだぞ?デニスなら完璧に」

デニス「これを返すよ遊矢」

遊矢「Em?これは」

デニス「これからは僕の言葉で語る事にするよ…僕だけの言葉で僕だけのデュエルで」

遊矢「…」

デニス「零児は母さんを大切にね」

赤馬「言われるまでもない。君も身体を気をつけるように」

デニス「…じゃあね」

黒咲「ああ」

沢渡「死ぬなよ!」

権現坂「俺はお前の事をあまり知らぬが…見事な男っぷりだったぞ」

デニス「それと勝鬨に…ごめんって言っておいて」

遊矢「ああ」

素良「デニス!そ、それとさ」

デニス「セレナもあの人も無事だと思うよ…それに亮さんも帰還したんだ」

素良「また会えるよね。ユーリと一緒に」

デニス「勿論さ!ユーリと一緒にね!」
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 19:23:25.41 ID:2/OwclNk0
ユーゴ「到着!帰って来たぜ俺らの故郷!」

シンジ「ったくよ…おいムクロ」

ムクロ「まあ少しは楽しめたからよ…じゃあな二代目」

シンジ「んだよ。もう行くってのか?ノリが悪りいな」

ムクロ「勘違いするなよ。俺のチームとてめえらのチームは先代の頃からバリバリにやりあってる仲だぜ」

ユーゴ「じゃあ何で一緒に来たんだよ!」

ムクロ「ふ、深い理由はねえよ!」

シンジ「素直じゃねえんだからよ」

ムクロ「俺の代だ!先代が果たせなかった夢を俺の代で叶えるぜ!2代目スカル・フレイムの俺がよぉ〜!」

シンジ「数だけじゃねえか」

ムクロ「そりゃ昔のお前らもじゃねえか…夜を支配する王者は居ねえ!今は俺らの時代だってな!アバヨ!」

デイモン「おーいムクロ!」

トニー「尻破れてんぞ!」

ムクロ「う、うるせえ!バーカ!」

シンジ「あれで俺ら潰す気かっての?大体俺らと敵対する気ってのがねえんだよな昔から」

トニー「…」

デイモン「…」

シンジ「んだよお前ら」

デイモン「先代は夜の街を支配してやがったよな…なあトニー」

トニー「何人居るか全貌も分からなかった…俺らDホイーラーの憧れだったのによ…それがお前らどうよ!2代目チームサティスファクションは!」

デイモン「たった2人!おいおい2代目!どうする気だよ!?なあ!」

シンジ「うるせえな!少数精鋭ってのを知らねえのか?俺に初代みたいなカリスマがあるわけねえだろ!」

ユーゴ「それは言えてるな。うんうん…言えてるわ」

シンジ「あいつの家に行くぞ」
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 19:42:20.66 ID:2/OwclNk0
ユーゴ「なあ!一層の事、ムクロのチームと合体しねえか?彼処なら」

シンジ「馬鹿野郎!そりゃ俺らは古馴染みだけどよ…あれだ!必要ねえんだよ」

ユーゴ「何で?」

シンジ「宿敵っつうか…あれだよ!上手くは言えねえけど」

ファンファンファンファンファンファン

ユーゴ「シンジ!」

シンジ「また出やがったなハイエナ野郎!」

227「ユーゴ!シンジ!今日こそは逃がさんぞ!!」

シンジ「冗談じゃねえぞ…おい!俺らが何をしたってんだ!?」

227「毎回毎回この私から逃れようとするだけで罪が大きいわ!今日こそは捕まえる!」

シンジ「面倒な奴だぜ…二手に分かれんぞ!」

ユーゴ「俺はこっちだ!」

227「待てい!」

ユーゴ「俺かよ!?」

227「さあデュエルだ!」

ユーゴ「おいシンジ!」

シンジ「面会には行ってやるからなー!」

ユーゴ「最低だな!鬼かよ!!」

227「今日こそは収容所送りだ!神妙にしろ!!」

ユーゴ「面倒くせえ野郎だな…上等だ!」

227「それでこそ男だ!」

ユーゴ「何が男だ!ふざけやがって!!」

ユーゴ・227「デュエル!!」
161 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 20:29:00.13 ID:2/OwclNk0
227「モンスターを守備表示で召喚しターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!SR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!そして魔法『スピードリフト』を発動!自分フィールドにモンスターがチューナーモンスター1体だけの場合に発動!デッキからレベル4以下のスピードロイドモンスターを特殊召喚する!SRパチンゴーカートを特殊召喚!レベル4のSRパチンゴーカートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「行くぜチャンバライダー!チャンバライダーは1度のバトルフェイズで2度の攻撃が可能!」

227「破壊されたアサルト・ガンドッグの効果を発動!このモンスターが戦闘で破壊され墓地へ送られた時、デッキから任意の数だけアサルト・ガンドッグを特殊召喚する事ができる!2体のアサルト・ガンドッグを守備表示で特殊召喚!」

ユーゴ「だがバトルは続くぜ!カードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!アサルト・ガンドッグをリリースし手錠龍をアドバンス召喚!バトルだ!手錠龍でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「自爆か?」

227「ふふふ…」4000→3800

ユーゴ「その薄ら笑いやめろよな」

227「この瞬間!手錠龍の効果を発動!このモンスターが相手モンスターとの戦闘で破壊された時、手錠龍を攻撃力1800ポイントダウンの装備カードとして装備する!」

ユーゴ「んだと!?」

227「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!だからってガラ空きじゃねえか!チャンバライダーの攻撃!!」

227「…」3800→3400

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!手札のガード・ドッグ!チェイス・スカッド!そしてサムライソード・バロンをリリースしモンタージュ・ドラゴンを特殊召喚!モンタージュ・ドラゴンはリリースしたモンスターのレベルの合計×300ポイントアップ!」

ユーゴ「攻撃力3000だと!ふざけやがって!」

227「ユーゴ!今日こそは決着をつけてくれるわ!モンタージュ・ドラゴンでHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「くっ…!」4000→1200

227「そして手錠龍を装備した相手モンスターが破壊された時、手錠龍を自分フィールドに特殊召喚する!これでトドメだ!!」

ユーゴ「そう簡単には行かねえんだよ!おっさん!!罠発動!『ダイスロール・バトル』墓地のスピードロイドモンスターと手札のスピードロイドチューナーモンスターを除外する事で、その合計のレベルを持つシンクロモンスターをエクストラデッキから特殊召喚する事ができる!俺は墓地のHSRチャンバライダーと手札のSRドミノバタフライを除外!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

227「再び装備するまでだ!」

ユーゴ「やってみやがれってんだ!!」
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 20:54:07.29 ID:2/OwclNk0
227「ぐおおおおおおおお」3400→2700

ユーゴ「どんなもんだ!」

227「だが手錠龍の効果を発動!装備!」

ユーゴ「クリアウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!1ターンに1度フィールドのレベル5以上のモンスターを対象にする効果が発動した時に発動する事ができる!そのモンスター効果を無効にし破壊する!」

227「なっ…」

ユーゴ「へっへっへ!おっちゃん!俺は俺で色んな修羅場くぐってんだぜ?ついこの前とは違うんだ!」

227「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『ヒドゥン・ショット』を発動!自分の墓地のスピードロイドモンスターを2体まで除外し除外した数だけ相手フィールドのカードを破壊する!SR赤目のダイスを除外しモンタージュ・ドラゴンを破壊!」

227「!?」

ユーゴ「俺らには手錠もモンタージュも必要ねえのさ!Dホイールは自由の象徴だぜ!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンでダイレクトアタック!」

227「だがライフは残る…次のターンで」

ユーゴ「罠発動!『シンクロ・ストライク』自分フィールドのシンクロモンスターの攻撃力はエンドフェイズ時まで素材となったモンスターの数×500アップ!」

227「ぐわああああああああああああああああ」3400→0

ユーゴ「今日も俺の勝ちだな!」

227「今度は負けんからな!覚えておけよ!」

ユーゴ「だったら普通に捕まえればいいじゃねえか!ダメなのか?」

227「私はデュエリストだぞ!たとえ御上が何と言おうとも私は私の信念を貫く!」

ユーゴ「変わってるよな…コモンズの俺らを毛嫌いしねえで真っ向からデュエルするなんて」

227「私もお前もデュエリストだからだ。それ以上の理由はいるのか」

ユーゴ「いらねえんじゃね?バイバイ!」

227「ユーゴ!そうシンジ・ウェーバーと不動キュウロウに伝えておけ!」

ユーゴ「キュウじゃなくてクだよク!不動九郎でクロウだっての!」

227「どっちでも変わらんだろ」

ユーゴ「てめえの名前に誇り持ってるタイプなんだよ!名前間違えられっとマジで怒るんだからな!」
163 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:04:57.28 ID:2/OwclNk0
翌日

シンジ「あー寝た寝た」

クロウ「いきなり夜中に押しかけやがって」

シンジ「いいじゃねえかキューちゃん」

クロウ「今度その名前で言ったら殺すぞ」

ユーゴ「今何時だ!」

クロウ「7時50…テレビつけろ!」

シンジ「すっかり忘れてたぜ」ピッ

クロウ「朝はこれで始まるんだよな…」

シンジ「お天気お姉さんのメリッサ・クレール最高だぜ!」

ユーゴ「バーカ!リンの方はいいんだよ!2番手だ2番手!」

クロウ「そういや記憶喪失の野郎は元気か?」

ユーゴ「ボーッとしてるぜ」

クロウ「可哀想によ…っつうか知り合いには会ったのか?」

ユーゴ「ちゃんと事情説明したよ」

クロウ「そりゃ良かったぜ。なあシンジ!」

シンジ「お?何の話だ」

クロウ「2代目!しっかりしろよ!」

シンジ「メリッサ入れねえか?俺らのチームに」

クロウ「代々女人禁制なんだよ!」

ユーゴ「代々ってまだ2代目じゃね?」

クロウ「そ、そうだけどよ…とにかくだ!禁止だかんな禁止!」

シンジ「はいはい…特攻服似合うと思うんだけどなぁ」
164 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 21:14:50.28 ID:2/OwclNk0
シンジ「クロウも入れよ俺ら予備軍だったじゃねえか?」

クロウ「ヤンチャは卒業すんだよ…それに野郎が一緒じゃねえとな」

ユーゴ「放っておけよ…あいつは」

クロウ「シンジはどう思うよ」

シンジ「いいんじゃね?」

ユーゴ「俺ら見捨てたんだぜ?それを!」

シンジ「だからバカの目を覚まさせてやるんだよ…お前がな」

ユーゴ「俺が?何で」

クロウ「あいつはお前の成長を見続けてたからな。俺やシンジ以上に」

ユーゴ「…」

シンジ「だから初代から受け継いだ調律をお前に渡したんじゃねえか?3代目」

ユーゴ「早えよ3代目なんて」

シンジ「初代が…総長もお前が好きだったかんな」

クロウ「…」

シンジ「フレンドシップカップに出るんだろ?」

クロウ「金がねえよ。フレンドだかシップだか知らねえが所詮はトップスのお遊びじゃねえか」

シンジ「だよな」

クロウ「まさか野郎のコネ使うのか?」

シンジ「手っ取り早い方法を思いついちまってよ」

クロウ「お前の悪知恵は昔からロクな事が…」

ユーゴ「何やんだ?」

シンジ「大金を一本釣り!相手は徳松のおやっさんだぜ!」

クロウ「お、おやっさんと!?」

ユーゴ「正気かよ!」
165 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:05:58.66 ID:2/OwclNk0
シンジ「ってわけだ」

クロウ「…」

ユーゴ「おやっさん!勝ったら金くれ金!」

徳松「ったく三馬鹿坊主が…いきなりじゃねえか?」

シンジ「仕方ねえだろ?おやっさんが徳松一家の親分なら俺は二代目なんだからよ」

徳松「理由になってねえだろ!本当にお前らは」

シンジ「俺が勝ったら頂戴するぜ!金庫の金を!」

徳松「若い奴に負けるかってんだ!」

シンジ・徳松「デュエル!!」

徳松「魔法『花合わせ』を発動!デッキから攻撃力100以下の花札衛モンスターを4体攻撃表示で特殊召喚する!デッキから花札衛-松-!花札衛-芒-!花札衛-柳-!花札衛-桐-を特殊召喚!」

徳松「そして手札の花札衛-松に鶴-の効果を発動!自分フィールドのレベル1の花札衛モンスターをリリースし、このモンスターを特殊召喚する!」

シンジ「おやっさん!相変わらずのドロー力じゃねえか!」

徳松「若い野郎にゃ負けねえよ!」

ユーゴ「おやっさん!」

徳松「まあ見てろ!」

ユーゴ「無理すんなよ!歳なんだから!」

徳松「年寄り扱いするんじゃねえよ!涙目!光となりて降り注げ!シンクロ召喚!出でよ!レベル8!花札衛-雨四光-!!」

徳松「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」

徳丸「この瞬間!花札衛-雨四光-の効果を発動!相手のドローフェイズ時にドローした場合に発動!相手に1500のダメージを与える!」

シンジ「自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札のジャンク・フォアードを特殊召喚!そしてニトロ・シンクロンを攻撃表示で召喚!レベル3のジャンク・フォアードにレベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!スカー・ウォリアー!!」

シンジ「厄介なおやっさんだぜ」

徳松「年季が違うのよ!年季が!」
166 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:31:46.68 ID:2/OwclNk0
シンジ「カードを1枚伏せてターンエンド!」

徳松「俺のターン!バトルだ!花札衛-雨四光-でスカー・ウォリアーを攻撃!」

シンジ「スカー・ウォリアーは1ターンに1度だけ戦闘では破壊されねえ!」

徳松「だがダメージは受けてもらうぜ!」

シンジ「そいつはどうかな!自分のライフを見てみな!」

徳松「こ、こいつは」4000→3100

シンジ「俺は罠『ディメンション・ウォール』を発動していた!戦闘によって自分が受けるダメージは相手が受ける!」

徳松「やるじゃねえか…ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!」

徳松「効果を発動!」

シンジ「これで決着をつけなきゃやべえな」2500→1000

シンジ「魔法『死者蘇生』を発動!ニトロ・シンクロンを特殊召喚!レベル5のスカー・ウォリアーにレベル2のニトロ・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!燃え上がれ!レベル7!ニトロ・ウォリアー!!」

シンジ「魔法『ニトロユニット』を相手モンスターに装備!そして自分が魔法カードを使った時、ニトロ・ウォリアーの攻撃力はダメージ計算時のみ1000アップ!バトルだ!ニトロ・ウォリアーで花札衛-雨四光-を攻撃!ダイナマイト・ナックル!!」

徳松「ッッ!」3100→2300

シンジ「そしてニトロユニットを装備したモンスターが破壊された時、相手にそのモンスターの攻撃力分のダメージを与えるぜ」

徳松「…」2300→0

シンジ「約束だぜ、おやっさん!」

徳松「仕方がねえ奴らだ…」

リン「ユーゴ!シンジ!クロウ!」

ユーゴ「ゲッ!」

クロウ「リ、リン!?」

シンジ「お説教タイムってか?」

リン「…」
167 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:37:19.52 ID:2/OwclNk0
リン「そんな賭け事みたいな事をして!」

シンジ「金だろ?いいじゃねえか!」

徳松「ま、堅いこと言うなって!」

クロウ「何でお前がここに」

リン「おじさんの舎弟から連絡が来たのよ!三馬鹿が暴れてるって」

ユーリ「…」

ユーゴ「お前も来たのか?」

リン「放っておけないからね」

クロウ「だからって極道の邸に連れて来るかよ」

徳松「ほら持ってけ泥棒!」

シンジ「あんがとよ」

ユーゴ「サンキュー!」

クロウ「恩に切るぜ、おやっさん!」

リン「どうするの?」

シンジ「フレンドシップカップに決まってるじゃねえか!」

リン「出られるわけがないじゃない…そんなの」

シンジ「意地でも出るんだよ」

ユーゴ「そういうわけだぜ!」

クロウ「俺は出る気無かったんだけどよ…仕方ねえだろ」

ユーリ「何ですか?フレンドシップカップって」

ユーゴ「大会だよ大会!」

クロウ「お前もデュエルを見てれば記憶を取り戻すかもな」

ユーリ「大会…」
168 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:43:21.81 ID:2/OwclNk0
リン「ねえ」

ユーゴ「あ?」

リン「ジャック…私達で取り戻すの?あいつは変わったのよ」

クロウ「変わってねえよ。お前だって」

リン「…」

シンジ「やっぱ5人じゃねえとダメだわな」

リン「5人?」

シンジ「俺らだよ!二代目は5人の少数精鋭でバリバリ突っ走るぜ!」

リン「は?ふざけないでよ」

クロウ「俺は考え中だっつうの」

リン「そりゃ総長は凄かった…けど暴走族じゃない!」

ユーゴ「暴走族じゃねえ!走り屋だ!」

リン「何が違うの?」

ユーリ「…」

シンジ「お前も入るか?」

ユーリ「え?」

クロウ「病人に無茶させるなよな」

シンジ「やっぱ刺激って必要だろ?どうよユー…なんだっけ」

ユーゴ「ユーリ!」

シンジ「な?」

ユーリ「友達って事ですか…」

ユーゴ「ダチもダチ!マブダチよ!」

ユーリ「ダチ…」

クロウ「ゆっくり思い出そうや…気楽によ」
169 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/26(水) 22:55:22.12 ID:2/OwclNk0
数日後

ロジェ「…」

ジャック「話とは何だ」

ロジェ「近い将来、この世界に厄介な連中が来るでしょう」

ジャック「だから何だ?俺には関係のない話だ。失せろ」

ロジェ「…」

ジャック「貴様からはドス黒い狂気が滲み出ている」

ロジェ「では私を殺すのですか?いいでしょう…やって御覧なさい」

ジャック「…」

ロジェ「あなたには野望がある。そして私にも」

ジャック「貴様の野望だと」

ロジェ「私が幸運を運ぶ…四つの次元の民が平等に」

ジャック「貴様にできると言うのか」

ロジェ「それが可能なのですよ」

ジャック「平等…そう簡単には行くまい」

ロジェ「それは見てのお楽しみです」

ジャック「根元を叩かねば価値観は変わらぬ」

ロジェ「…」

ジャック「俺は…この白で染められたシンクロ次元を真っ赤に染める!」

ロジェ「真っ赤ですか」

ジャック「そうでなくてはシンクロ次元の価値観は変わらん…奴らが生きている限り」

ロジェ「なるほど…噂は本当だったようですね。あなたが」

ジャック「その真実はフレンドシップカップ終了後に奴らに明かしてやる…あの支配者気取りの老人にな」
170 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/27(木) 01:24:36.52 ID:REMwZ7ago
デュエルに意味があるのが嬉しい
地味にうまいこといってるのも楽しい
「俺らには手錠もモンタージュもいらないのさ」好き
171 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 19:51:13.05 ID:ekUlIMY70
ロジェ「完成を近い。この次元を中心に四つの次元が…むっ!」

スッ

キンッキンッ

月影「!」

日影「この男…!」

ロジェ「驚きです。君が忍び込んでいるとは」

赤馬「…」

ロジェ「赤馬零児くん」

赤馬「月影と日影を手玉に取るとは…さすがはセブンスターズ最後の男」

ロジェ「で?どういう御用件で」

赤馬「最後の1人であるお前を倒す…」

ロジェ「やって御覧なさい…ですが私はデュエリストだ。デュエル以外で抹殺するつもりで?あの父親のように」

赤馬「…」

ロジェ「血は争えない」

赤馬「ならば今この場で」

ロジェ「お辞めなさい。ここで派手に暴れれば君とてタダでは済まない…私を下したくばフレンドシップカップへ出場すればいい…どうです赤馬零児くん」

赤馬「どうやら目的があるようだな」

ロジェ「それは始まってからのお楽しみ…さあ決めなさい」

赤馬「私には信頼できる仲間が居る」

ロジェ「その手駒を私にぶつけて御覧なさい。下手な鉄砲数撃ちゃ当たると言いますしね」

赤馬「駒ではない仲間だ」

ロジェ「出場枠は残る六つ!その全てに君の手駒を加えておきましょう…そして誰か1人でもキングを倒す事ができれば私は君とデュエルをしましょう」

赤馬「後悔するぞ」

ロジェ「それは君だ」
172 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 20:08:42.67 ID:ekUlIMY70
赤馬「というわけだ」

沢渡「シンクロ次元行ったのか?おい!一言俺らに言えってんだよ」

赤馬「あれは未完成だからな。今から改良を加える」

権現坂「未完成?」

月影「我ら3人バラバラになったでござる」

日影「合流するのに一週間もかかったでござった」

赤馬「そこで申し訳ないんだが君達にフレンドシップカップに出てもらいたい」

遊矢「何それ?」

赤馬「大会…ではないな」

遊矢「デニスの言ってた残りの最高幹部を倒すってわけだ」

赤馬「そうだ。だが注意した方がいい、あの男は私達が見たセブンスターズの中でも別格だ」

ユート「大変な事になりそうだな」

赤馬「だが問題があってな」

遊矢「問題?」

赤馬「ライディングデュエル…ユーゴで御馴染みのあれだ」

沢渡「まさか乗るんじゃねえだろうな?あれに!」

月影「オートパイロットモードとやらがあるようだが」

日影「だが肝心要なのは我らデュエリストの反射神経並びに咄嗟の直感力!」

遊矢「いつだ」

赤馬「これより一週間後」

遊矢「乗り方…母さんに教えてもらおうかな?」

ユート「どうせなら現役の方がいい」

遊矢「心当たりでも」

ユート「ああ」
173 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 20:43:07.83 ID:ekUlIMY70
沢渡「プッ!ハッハッハ!!!」

凌牙「笑ってんじゃねえ!」

ユート「兄貴…何でそんな頭に」

凌牙「好きでこんな頭してるわけねえだろ!床屋のジジイだ」

ユート「あの80過ぎの」

凌牙「俺も心機一転で気合入れようと思ってな。そしたら隣に本職のおっさんが座ってたわけだ」

ユート「まさか」

凌牙「ジジイが俺の頼んだ髪型と本職のおっさんの頼んだ髪型を間違えやがって俺をパンチにしやがった!」

沢渡「似合ってるぞパンチパーマ…いいぜ」

凌牙「何が悲しくて高校生でパンチにしなきゃならねえんだ!」

ユート「それは置いといて兄さんにバイクの乗り方を教えてほしいんだ」

凌牙「バイク?何でまた」

ユート「ユーゴの故郷で一波乱が起こる」

凌牙「ユーゴの?あいつにも借りがあっからな」

沢渡「いいのか?」

凌牙「いいぜ。借りがあるのはお前らもだ」

沢渡「さすがパンチだ!器がデカイぜ!」

凌牙「パンチパンチ言うんじゃねえ!」

ユート「隼の姿が見えないが」

凌牙「勾留中だ。まあ間に合うんじゃねえか?お前らの戦によ…それとお前は誰だ?」

権現坂「権現坂昇」

凌牙「権現坂昇?気に入ったぜ」

権現坂「それはどういう意味だ」

凌牙「俺とデュエルしろって意味に決まってるじゃねえか!」
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 21:31:07.19 ID:ekUlIMY70
凌牙「先攻は俺だ!ハンマー・シャークを攻撃表示で召喚!ハンマー・シャークの効果を発動!このモンスターのレベルを一つ下げ手札から水属性レベル3以下のモンスターを特殊召喚する!トライポッド・フィッシュを特殊召喚!」

凌牙「レベル3のハンマー・シャークとトライポッド・フィッシュでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!潜航母艦エアロ・シャーク!!」

凌牙「カードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!自分の墓地に魔法または罠が存在しない事で手札から超重武者ヒキャ-Qを特殊召喚!ヒキャ-Qの効果を発動!魔法または罠が存在事でこのモンスターをリリースし手札から超重武者モンスターを2体まで特殊召喚する!超重武者タマ-Cを特殊召喚!そして超重武者ダイ-8を特殊召喚!」

権現坂「超重武者ダイ-8の効果を発動!このモンスターが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドの表側守備表示モンスターの表示形式を攻撃表示に変更しデッキから超重武者装留を手札に加える!レベル4の超重武者ダイ-8にレベル2の超重武者タマ-Cをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!超重神鬼シュテンドウ-G!!」

権現坂「超重神鬼シュテンドウ-Gがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドの魔法または罠を全て破壊する!」

凌牙「何で守備表示で出しやがったんだ?」

権現坂「超重武者は守備表示のまま攻撃が可能!バトルだ!超重神鬼シュテンドウ-Gで潜航母艦エアロ・シャークを攻撃!」

凌牙「とんでもねえ野郎だぜ」4000→3400

権現坂「ターンエンド」

凌牙「俺のターン!スター・ボーイを攻撃表示で召喚!さらに魔法『浮上』を発動!墓地のトライポッド・フィッシュを特殊召喚!トイポッド・フィッシュが召喚または特殊召喚に成功した時、自分フィールドの魚族・水族・海竜族モンスターのレベルを一つ上げる!レベル3のスター・ボーイとトライポッド・シャークでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!ブラック・レイ・ランサー!!カードを1枚伏せてターンエンド!」

権現坂「俺のターン!超重神鬼シュテンドウ-Gでブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「罠発動!『エクシーズ・ソウル』墓地のエクシーズモンスター1体を対象に発動!そのモンスターのランクの数×200自分フィールドのエクシーズモンスターの攻撃力をアップ!返り討ちにしてやれ!ブラック・レイ・ランサー!!」

権現坂「手札の超重武者装留ファイヤー・アーマーを墓地へ送り自分フィールドの超重武者モンスターの守備力を800ポイントダウンさせ戦闘または効果では破壊されない!」

凌牙「だがダメージは…通るのか」

権現坂「…超重武者装留グレート・ウォールを手札から装備しターンエンド!」4000→3000

凌牙「俺のターン!」

権現坂「…」

凌牙「格好からして沢渡と同じ学校のモンか?にしちゃ…老けてんな」

権現坂「どうした」

凌牙「何でもねえよ」

権現坂「そうか」

凌牙「ここまで硬派な野郎は滅多に居ねえだろうぜ…リーゼントに長ラン!最高にイカしてるじゃねえか!」
175 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:15:12.77 ID:ekUlIMY70
凌牙「俺のターン!ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!ブラック・レイ・ランサーを攻撃!」

凌牙「…」3400→2600

権現坂「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!」

沢渡「凌牙の手札はたった2枚か」

凌牙「モンスターを守備表示で召喚しターンエンド」

権現坂「俺のターン!そのモンスターを破壊する!」

凌牙「…墓地へ送られたモンスターはハリマンボウ!攻撃力を500ダウンだ!」

権現坂「ターンエンド」

凌牙「俺のターン…ターンエンド!来いよ権現坂」

権現坂「何?」

凌牙「今ならシュテンドウ-Gの攻撃力は2400だ…かかって来いよ」

権現坂「確かにライフは200残るが」

凌牙「打つ手無しだぜ!だがよ…諦めねえんだよ俺は…何があったもだ!人生ってやつはチャレンジの塊よ!」

凌牙「勝とうか負けようが俺らは成長して行く!それがデュエリストってもんじゃねえか?」

権現坂「ならば、その男気に報いる!バトルだ!!」

凌牙「ぐああああああああああ」2600→200

沢渡「凌牙!」

ユート「ここからが兄貴の本領発揮だ」

権現坂「ターンエンド!」

凌牙「俺のターン!」

権現坂「凌牙…不屈の闘志を持つ男よ」
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:49:00.63 ID:ekUlIMY70
凌牙「魔法『死者蘇生』を発動!墓地より蘇れ!ハリマンボウ!!そして魔法『地獄の暴走召喚』を発動!自分フィールドに攻撃力1500以下のモンスターが特殊召喚した場合、そのモンスターと同名のモンスターをデッキから特殊召喚する!レベル3のハリマンボウ3体でオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク3!トライエッジ・リヴァイア!!」

凌牙「トライエッジ・リヴァイアのオーバーレイ・ユニットを一つ使い相手モンスターの攻撃力を800ポイントダウンさせ、そのモンスターの効果を無効にする!そしてハリマンボウが墓地へ送られた事で更に500ダウン!」

遊矢「これでシュテンドウ-Gの攻撃力は900…」

凌牙「そして!トライエッジ・リヴァイアがモンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターを除外する!」

権現坂「装備された超重武者装留グレート・ウォールを墓地へ送る事で攻撃を無効にし自身の守備力を0にする!」

凌牙「ターンエンド!」

権現坂「俺のターン!超重武者ツヅ-3を攻撃表示で召喚!レベル6の超重神鬼シュテンドウ-Gとレベル1の超重武者ツヅ-3をチューニング!速きこと風の如く!静かなること林の如し!音無く忍とどめを刺せ!シンクロ召喚!レベル7!超重忍者シノビ-A・C!!」

権現坂「超重忍者シノビ-A・Cの効果を発動!このモンスターは守備力を半分にする事で相手への直接攻撃を可能とする!」

凌牙「…」200→0

権現坂「…」

凌牙「じゃあ乗り方教えるか」

沢渡「切り替え早えな!」

凌牙「いいじゃねえか?次に勝てばいいんだしよ」

ユート「パンチ兄さん」

凌牙「言いっ子無…権現坂!後ろ!」

権現坂「何奴!?」

サッ

サヤカ「…」

権現坂「何者だ」

凌牙「サヤカって言ってな。俺らのダチでリトル・フェアリーの運び屋だ」

権現坂「は、運び屋か」

凌牙「それとユートは瑠璃のとこ行ってやれよ?て言うか密かにパンチって言うんじゃねえよ!」

ユート「あ、あまりにも面白すぎるから」

凌牙「どいつもこいつも…」
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 22:55:16.28 ID:ekUlIMY70
ユート「瑠璃」

瑠璃「あ、ユート」

ユート「どうしたんだ?俺に」

瑠璃「また戦いに行くって聞いてね」

ユート「…」

遊矢「引っ込もうか?」

ユート「いや…いい」

遊矢「個人的に引っ込みたい気分」

ユート「そんな別に気を使わないでも」

遊矢「使いたいよ!」

ユート「どうして」

遊矢「俺と柚子を思い出してみろよ」

ユート「付き合ってないだろ?」

遊矢「…自慢か」

ユート「別に違うが俺と瑠璃とでは君と柚子とは違うと思うが」

遊矢「そりゃ無いだろ!」

ユート「そんなに怒らなくても」

瑠璃「と、とにかくユートも遊矢も気をつけてね!」

遊矢「だってさ」

ユート「勿論さ!」

瑠璃「それと兄さんをお願いね…」

ユート「だそうだが」

遊矢「俺かよ!?」
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 23:05:42.28 ID:ekUlIMY70
ユーゴ「16人の出場決定ってか?」

リン「よく通れたわね私達が」

シンジ「やっぱ俺の人望?」

クロウ「なわけねえだろ」

トニー「大変だ!」

デイモン「とんどもねえのが来たぞ!」

ユーゴ「アイドル?」

シンジ「女優?」

クロウ「歌手?」

デイモン「違うっつうの!」

トニー「あ、あれ!」

リン「う、嘘…」

ジャック「…」

ユーゴ「ジャック!」

ジャック「変わらぬ場所だ」

クロウ「どのツラ下げて帰って来やがった!」

ジャック「散歩がてらだ」

ユーゴ「ジャック!」

ジャック「…」

ユーゴ「今ここで俺とデュエルしろ!」

ジャック「ここでだと?」

ユーゴ「文句ねえだろ!それともビビってんのか!?」

ジャック「…」
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/27(木) 23:13:20.28 ID:ekUlIMY70
ユーゴ「チ、チクショウ!」

ジャック「お前は何も変わらぬな」

リン「待ちなさいよ!」

ジャック「…」

リン「どうして勝手に姿を消したのよ!」

ジャック「言う必要はない」

クロウ「てめえ!」

ジャック「…」

クロウ「勝手な事ばっか言ってんじゃねえぞ!このワガママ野郎!!」

ジャック「俺と語りたくば俺と戦え!」

クロウ「上等だぜ!」

ジャック「…」

シンジ「おーいジャック」

ジャック「…」

シンジ「初代は本当はお前に頭を譲りたかったんじゃねえかなって思ってよ」

ジャック「…お前でいい。ごっこ遊びは終わりだ」

シンジ「けど少数でよぉ…足りねえんだわ」

ジャック「足りない?」

シンジ「二代目は少数精鋭で行くんだがな。親衛隊長がいねえだわ」

ジャック「それが俺と何の関係がある」

シンジ「お前でいいんじゃねえかなって」

ジャック「くだらん。またな」

ユーゴ「絶対に逆襲してやるぜ…待ってろよジャック!!」
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 18:50:39.69 ID:6MVqUMth0
凌牙「よーし上出来だ!これが出来りゃ文句はねえ」

沢渡「随分と上から目線じゃねえか大仏頭」

凌牙「パンチパーマと大仏は違うんだよ…いや違わねえか」

黒咲「ふん」

凌牙「また他の世界で武勇を上げるってわけか?」

黒咲「お前も来ればいい。狭い庭じゃ飽きるだろ」

凌牙「こいつ見ろよ」

ユート「それは!」

アレン「驚いたか?プロのライセンスだぜ!凌牙の野郎はプロの世界に殴り込みってわけだ!」

凌牙「ま、そういうわけだ。手始めに極東エリアの頂点にでも上がってやるよ」

黒咲「大きく出たな」

凌牙「言っとくが逃げるんじゃねえ…俺もてめえも落とし前はキッチリ付ける…違うか?」

黒咲「チーム解散と共に6校が俺とお前を狙っている」

凌牙「そうだ」

黒咲「俺1人でも楽勝だろうがな」

凌牙「何だと!てめえこそ他所の世界で恥かくんじゃねえぞ!」

黒咲「それは俺のセリフだ…と言っても不良連中も俺らには逆らわんだろう。余程のバカじゃない限りな」

凌牙「ユート!お前も大舞台に立つんだから上がるなよ」

ユート「多分引っ込むと思うから俺は」

凌牙「関係なくはねえよ。てめえらスタンダードの連中が来たお陰で色んな因縁に清算できたんだからな。兄弟分として礼を言うぜ榊遊矢」

遊矢「見えて無いんだろうけど1度はデュエルしたかったな」

凌牙「何処に行こうともユート!お前の1番のファンは俺だって事を忘れんじゃねえぞ?」

ユート「ああ…今までありがとう兄さん」

凌牙「その縁起でもねえ挨拶はやめろ。盆と正月とGWには帰って来るから」
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 19:19:23.06 ID:6MVqUMth0
シンクロ次元

沢渡「やって来たぜシンクロ次元!何処からでも来い!」

黒咲「…」

素良「まさか僕もだなんてね」

遊矢「ここは?」

赤馬「改良を加え目的地には到着した」

権現坂「一つ聞くがロジェという男は洗脳されておらんのか?」

赤馬「私は奴と対面した。そして分かった…あれは純然たる悪だとな」

沢渡「で?ここ何処だ」

赤馬「シンクロ次元にはトップスとコモンズに分類されていてな…あれを見ろ」

ユーゴ「お?」

シンジ「おお!久しぶりじゃねえか!誰だったか忘れたけど」

リン「あれがユーゴの言っていた」

遊矢「柚子そっくりだ」

ユート「瑠璃にも似ている」

権現坂「フレンドシップカップとはいつ始まるのだ!?」

赤馬「今からだ」

沢渡「今から!?」

赤馬「我々は観光に来たのではない!それだけは理解してほしい」

クロウ「こいつらがユーゴの言っていた連中ってわけか」

黒咲「箒みたいな頭してるな」

クロウ「あ?何だてめえ」

黒咲「箒頭だと言ったのだ」

権現坂「やめんか黒咲!」
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 19:38:22.64 ID:6MVqUMth0
ロジェ「御来場の皆様…今年もフレンドシップカップの日がやって来ました」

沢渡「あれがロジェか?今がチャンスだぜ」

赤馬「あれは映像だ。本人は厳重な警備の下で居るのだろう」

遊矢「どうやってやるんだ?」

赤馬「我々の中の誰かが勝利し…そしてキングを倒し奴を討つ」

黒咲「気の長い話だ。さっさとやればいい」

素良「けど逃げるんじゃない?」

赤馬「私は約束を守る男だ。奴にも約束を守らせる…しばらく私は地下へ潜らせてもらう」

遊矢「赤馬!」

ロジェ「知らない人も大勢居ると思われます。この世界を含め四つの世界が存在する事を!」

ロジェ「今年のフレンドシップカップは一味違う!四つの次元を繋げたハイウェイを用いて16人のデュエリストにはデュエルを行ってもらう!」

沢渡「な、何つった!?」

ロジェ「その名もディメンションハイウェイ!四つの次元の首都である舞網市!ハートランド!シティ!そして学園都市!」

素良「何だって!?」

黒咲「知っているのか」

素良「僕の故郷…」

ロジェ「では始めましょう…エキシビションマッチ!我らがジャック・アトラスと別次元の代表者である榊遊矢!」

遊矢「俺!?聞いてないぞ赤馬!」

権現坂「もういないぞ」

遊矢「強いのか?」

ユーゴ「ああ…けど俺が倒す!」

クロウ「さっきの事を忘れねえぞ!誰が箒頭だ!」

黒咲「ガタガタ喚くな」

クロウ「何だとてめえ!」
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:03:12.08 ID:6MVqUMth0
遊矢「よろしくなキング」

ジャック「…」

ユート「無口なタイプなんだろうか」

遊矢「面倒くさそうだ」

ジャック「始めるぞ…ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオオオ

遊矢「あ、あれ!掛け声なのかよ!?」

ジャック「先にコーナーを切った者が先攻!俺のターン!」

遊矢「マジか」

ジャック「レッド・スプリンターを攻撃表示で召喚!そして自分フィールドに他のモンスターが存在しない場合、手札または墓地からレベル3以下の悪魔族チューナーモンスターを特殊召喚する!俺は手札からレッド・リゾネーターを特殊召喚!レッド・リゾネーターが特殊召喚に成功した時、フィールドの表側モンスター1体を対象に発動!そのモンスターの攻撃力分ライフを回復!」4000→5700

遊矢「手札じょEMライフ・ソードマンの効果を発動!相手がライフを回復した時、EMライフ・ソードマンは手札から特殊召喚する事ができる!この効果で特殊召喚したEMライフ・ソードマンの攻撃力は回復した数値と同じになる!」

ジャック「レベル4のレッド・スプリンターにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!赤き魂、ここに一つとなる。王者の雄叫びに震撼せよ!シンクロ召喚!現れよ、レッド・ワイバーン!!」

ジャック「カードを1枚伏せてターンエンド!」

遊矢「俺のターン!俺はスケール1の星読みの魔術師とスケール8の時読みの魔術師でペンデュラムスケールをセッティング!ペンデュラム召喚!レベル7!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

ジャック「レッド・ワイバーンの効果を発動!1ターンに1度このモンスターより攻撃力の高いモンスター1体を破壊する!この効果は相手ターンでも発動は可能!」

遊矢「手札のEMレインゴートを墓地へ送り自分フィールドのEMまたオッドアイズモンスターを対象に可能!このターンその対象モンスターは戦闘または効果では破壊されない!」

遊矢「さらにEMライフ・ソードマンの効果を発動!ライフ・ソードマンをリリースし自分フィールドの表側表示モンスターを対象に発動!そのモンスターの攻撃力はターン終了時まで1000ポイントアップ!」

ジャック「…」

遊矢「バトルだ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでレッド・ワイバーンを攻撃!螺旋のストライクバースト!!そしてオッドアイズが相手モンスターを戦闘破壊した時、その戦闘ダメージは倍になる!攻撃力3500となったオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンがレッド・ワイバーンを攻撃した破壊した事で」

ジャック「2200のダメージか」5700→3500

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ジャック「俺のターン!」

ユート「あいつはキングと呼ばれている…赤馬零王とは違い間違いなく偽りの王ではないぞ」

遊矢「わかってるよユート」
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:29:45.71 ID:6MVqUMth0
ジャック「カードを1枚伏せてターンエンド」

遊矢「もし勝ったらどうする」

ユート「終わりじゃないか?だが油断するなよ遊矢」

遊矢「オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンでダイレクトアタック!」

ジャック「罠発動!『リジェクト・リボーン』相手モンスターの直接攻撃を無効にしバトルフェイズを終了させる!そして墓地のシンクロモンスターとチューナーモンスターの効果を無効にし特殊召喚する!」

遊矢「ターンエンド!」

ジャック「俺のターン!お前…いい眼をしてるな」

遊矢「え?」

ジャック「お前の仲間もだ…修羅場をくぐり抜けた男達の眼…そいつを待っていた!レベル6のレッド・ワイバーンにレベル2のレッド・リゾネーターをチューニング!王者の咆哮、今天地揺るがす。唯一無二なる覇者の力をその身に刻むがいい!シンクロ召喚!荒ぶる魂、レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライト!!」

ジャック「レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの効果を発動!1ターンに1度、このモンスターの攻撃力以下の特殊召喚されたモンスターを全て破壊する!」

遊矢「!?」

ジャック「そして破壊したモンスター×500のダメージを与える!」

遊矢「くっ…」4000→3500

ジャック「俺の眼前に立つのはお前達別世界の客人か…」

ユート「…」

ジャック「それとも俺のかつての仲間か」

ユーゴ「…」

ジャック「…何かと突っかかってくるバカか」

ムクロ「ヘックショ!」

ジャック「さらに罠発動!『シンクロストライク』攻撃力1000アップ!」

ジャック「誰が来ようと受けて立つ!俺の決着に相応しい相手を…バトルだ!レッド・デーモンズ・ドラゴン・スカーライトの攻撃!灼熱のクリムゾン・ヘル・バーニング!!」

ユート「この男の持つ信念は一体」

遊矢「ジャック・アトラス…勝つぞユート!ロジェがどうとかより1人のデュエリストとしてジャックに勝つ!」

ユート「…当然だ!」
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 20:50:09.16 ID:6MVqUMth0
シンジ「ま、あれがジャックよ」

クロウ「…」

黒咲「…」

権現坂「いい加減にせんか!」

シンジ「やめとけクロウ!こいつと喧嘩すりゃお前負けるぜ?」

クロウ「喧嘩慣れしてるからってか?見りゃわかるぜ!けどデュエルは」

シンジ「勝てねえかもな」

クロウ「何だと!?」

シンジ「一歩引いた生き方しちまったお前と現役バリバリとじゃ差があるぜ」

クロウ「…」

黒咲「どっちでもいい。売られた喧嘩を俺は買うだけだ」

クロウ「大した自身じゃねえか」

リン「一歩引いてるどころか昔と同じで血の気多すぎじゃない」

沢渡「見ろよ対戦カードだぜ!」

ユーゴVS沢渡シンゴ

リンVSセルゲイ・ヴォルコフ

黒咲隼VS炎城ムクロ

クロウ・ホーガンVSフランク

シンジ・ウェーバーVSデュエルチェイサー227

紫雲院素良VS神月アレン

権現坂昇VSジル・ド・ランスボウ

榊遊矢VS骸骨騎士

遊矢「骸骨騎士?て言うかアレン!?あいつ一緒じゃないぞ」

ユート「あいつはのんびり屋だからな…」
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 21:01:19.31 ID:6MVqUMth0
アレン「間に合ったぜ…よっ!忍者すっげえよな一発で俺を」

黒咲「赤馬はお前を選んだってわけか」

アレン「いいだろ別に?」

黒咲「お前は土壇場勝負が強いからな」

素良「相手は僕だってさ」

アレン「お前?沢渡は居ねえのか?」

権現坂「今から始まる」

シンジ「骸骨騎士?噂はマジってわけか」

遊矢「知ってるのか?」

シンジ「言ってみりゃ都市伝説ってやつよ。それよりリン!」

リン「え?」

シンジ「セルゲイが相手なんて驚きだぜ…あのクソッタレは収容所に送られた筈なんだがよ」

権現坂「知り合いか?」

シンジ「デュエルクラッシャーって異名を持ってやがる…初代の事故にも絡んでるって噂だ」

クロウ「…」

リン「負けないわよ…京さんの命を奪った奴に」

シンジ「そういやユーゴから聞いたんだけど闇属性・鳥獣族使いなんだってな?しかもエクシーズのツッパリだって」

黒咲「ああ」

クロウ「てめえが?じゃあ尚更やりてえし負けたくねえわ」

黒咲「ほぉ…」

クロウ「二代目チームサティスファクション特攻隊長!不動九郎が負けるわけねえだろうが!」

黒咲「九郎…だからクロウか」

シンジ「あだ名はキュウ」

クロウ「だからキュウじゃなくてクだって言ってんだろ!」
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 21:31:46.28 ID:6MVqUMth0
ユーゴ・沢渡「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオオオ

ユーゴ「乗れんのなDホイール」

沢渡「特訓したんだよ!そして俺の新たなデッキを見せてやるぜ!!」

ユーゴ「けど先攻は俺だぜ!俺のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からSRベイゴマックスを特殊召喚!そしてSR赤目のダイスを攻撃表示で召喚!赤目のダイスでベイゴマックスのレベルを3から4に変更!レベル4のSRベイゴマックスにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!HSRチャンバライダー!!」

ユーゴ「カードを1枚伏せてターンエンド」

沢渡「俺のターン!魔法『予想GUY』を発動!自分フィールドにモンスターが存在しない場合、デッキからレベル4以下の通常モンスターを特殊召喚する!俺はデッキからセイバーザウルスを特殊召喚!そして手札の超古代恐獣はフィールドの恐竜族モンスター1体をリリースする事でアドバンス召喚できる!超古代恐獣をアドバンス召喚!」

沢渡「バトルだ!超古代恐獣でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「速攻魔法『リミッター解除』を発動!簡単には行かねえぞ沢渡!!」

沢渡「くっ…カードを2枚伏せてターンエンド!」4000→2300

ユーゴ「俺のターン…俺も奴もフィールドはガラ空きだ…だがな!」

「沢渡さーん!」

「何すかこの道!」

「バイク乗れるんすね!」

沢渡「お前ら!て言うかスタンダードの首都って舞網市だったのか?知らなかったぜ」

ユーゴ「SRオハジキッドを攻撃表示で召喚!SRオハジキッドの効果を発動!自分または相手墓地のチューナーモンスターを自分フィールドに特殊召喚する!そして赤目のダイスの効果でオハジキッドのレベルを6に変更!レベル6のSRオハジキッドにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル7!クリアウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

沢渡「罠発動!『リビングデッドの呼び声』墓地の超古代恐獣を特殊召喚!」

ユーゴ「おっと…カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「俺のターン!手札の俊足のギラザウルスを特殊召喚!この効果で特殊召喚された時、相手は墓地から特殊召喚する事ができるぜ!」

ユーゴ「だったら俺はHSRチャンバライダーを特殊召喚!」

沢渡「そして手札の竜脚獣ブラキオンはフィールドの恐竜族モンスター1体をリリースする事でアドバンス召喚ができる!竜脚獣ブラキオンをアドバンス召喚!」

ユーゴ「攻撃力1500で守備力3000のモンスターを攻撃表示だと?」

沢渡「お、今度はエクシーズだぞユーゴ!」

ユーゴ「しっかし俺の専売特許の次元移動をパクリやがって!許さねえぞ、あのノッポのおっさん!」
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/28(金) 21:38:04.09 ID:SrD2OKeVo
流石っすよ沢渡さん!
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 22:21:50.63 ID:6MVqUMth0
沢渡「竜脚獣ブラキオンの効果を発動!このモンスターを裏側守備表示に変更!」

ユーゴ「クリアウィング以外のレベル5以上のモンスターが効果を発動した時!そのモンスターを破壊!」

沢渡「何だと!?」

ユーゴ「甘かったな沢渡!そして破壊したモンスターの攻撃力分エンドフェイズ時までアップ!」

沢渡「だが超古代恐獣でHSRチャンバライダーを攻撃!」

ユーゴ「ッッ!」4000→3300

沢渡「ターンエンド」

ユーゴ「俺の…」

ギンッッ

ユーゴ「!」

沢渡「ど、どうした!?」

ユーゴ「嫌な予感がしてよ…気のせいか」

沢渡「?」

ユーゴ「参ったぜ…ターンエンド!」

沢渡「俺のターン!」

ユーゴ「こうなりゃやるしかねえ…ぶっつけ本番で!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

沢渡「あ、逃げんな!超古代恐獣でクリアウィング・シンクロ・ドラゴンを攻撃!」

ユーゴ「沢渡…てめえになら俺の新たな境地ってのに相応しい相手だぜ!」3300→3100

沢渡「カードを1枚伏せてターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン…カードを1枚伏せてターンエンド!」

沢渡「何かやるって顔してんな…俺のターン!」

ユーゴ「見せてやる…こいつが俺の新たな力だ!」

ジャック「…」
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/28(金) 22:48:53.82 ID:6MVqUMth0
沢渡「行け!超古代恐獣!!」

ユーゴ「SRメンコートを手札から特殊召喚し相手フィールド上の表側攻撃表示モンスターを全て守備表示にする!」

沢渡「ターンエンド!」

ユーゴ「俺のターン!魔法『死者蘇生』を発動!クリアウィング・シンクロ・ドラゴンを特殊召喚!そしてSRSR OMKガムを攻撃表示で召喚!レベル7のクリアウィング・シンクロ・ドラゴンにレベル1のSR OMKガムをチューニング!神聖なる光蓄えし翼煌めかせ、その輝きで敵を撃て!シンクロ召喚!いでよ!レベル8!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴン!!」

沢渡「何だと!?」

ジャック「クリアウィングを進化させたのか…ユーゴの奴!」

ユーゴ「OMKガムの効果を発動!デッキの一番上は…SRバンブー・ホース!攻撃力は1000アップだ!」

沢渡「まだだ!まだ俺を倒すには遠いぜ!」

ユーゴ「SRバンブー・ホースの効果を発動!このモンスターを除外しデッキから風属性モンスターを墓地へ送る!さらに墓地へ送ったSR電々大公の効果を発動!このモンスターを除外し墓地のSR赤目のダイスを特殊召喚!赤目のダイスの効果を発動!メンコートのレベルを4から5に変更!レベル4のSRメンコートにレベル1のSR赤目のダイスをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!HSR魔剣ダーマ!!」

ユーゴ「HSR魔剣ダーマの効果を発動!墓地の機械族モンスターを除外し500のダメージを与える!」

沢渡「こりゃマズいな…だがな!」

ユーゴ「この瞬間!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの効果を発動!このカード以外のモンスター効果が発動した時、その効果を無効にし破壊する!この効果で破壊した場合、そのモンスターの元々の攻撃力分アップする!さらに罠発動!『シンクロストライク』」

沢渡「攻撃力6200!?」

ユーゴ「ありがとよ沢渡」

沢渡「な、何がだよ」

ユーゴ「そしてジャック!」

ジャック「…」

ユーゴ「人間って奴は成長するんだよ!俺はもうガキじゃねえ!」

ジャック「フッ」

ユーゴ「バトルだ!クリスタルウィング・シンクロ・ドラゴンの攻撃!烈風のクリスタロス・エッジ!」

キキッ

ユーゴ「ふぅ…しかし何だったんだ?あの嫌な視線は…俺への嫉妬か」

サヤカ「大丈夫?リトル・フェアリーあげるけど」

沢渡「エ、エクシーズ次元に落ちるもんじゃねえな…しかもサヤカが近くに居るなんてよ」
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 22:21:42.86 ID:ysUCdufy0
セルゲイ「…」

リン「セルゲイ・ヴォルコフ…!」

セルゲイ「その眼…俺に恨みがあるようだな」

リン「あんたは京さんを殺した」

セルゲイ「京?まさか鬼渡京介の知り合いか」

リン「そうよ!あの人はコモンズの夜の太陽だった…それを!」

セルゲイ「そうか…まさか京介の知り合いに会えるとはな」

リン「…」

セルゲイ「あいつは俺が壊したデュエリストの中で最も美しかった…いや美しすぎた!」

リン「壊した?あんた…人の命を!」

セルゲイ「醜い姿をさらけ出す前に俺が命を絶ってやったのだ!」

リン「絶対に許さない…!」

セルゲイ・リン「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

セルゲイ「俺からだ!俺は茨の囚人-ヴァンを攻撃表示で召喚!カードを1枚伏せてターンエンド!」

リン「私のターン!自分フィールドにモンスターが存在しない事で手札からWW-アイス・ベルを特殊召喚!この効果で特殊召喚した場合、デッキからWWモンスターを特殊召喚する!私はデッキから2体目のWW-アイス・ベルを特殊召喚!1ターンに1度WW-アイス・ベルが召喚また特殊召喚に成功した時、相手に500のダメージを与える!」

セルゲイ「おおっ…」4000→3500

リン「さらに自分フィールドに風属性モンスターのみが2体以上存在する場合、手札のWW-スノウ・ベルを特殊召喚!レベル3のWW-アイス・ベル2体にレベル1のWW-スノウ・ベルをチューニング!真冬の風よ。雪も氷も我が力として吹き抜けよ!シンクロ召喚!現れよ!レベル7!WW-ウィンター・ベル!!」

リン「ウィンター・ベルの効果を発動!墓地のWWモンスター1体を対象に発動!そのモンスターのレベル×200のダメージを相手に与える!アイス・ベルのレベルをダメージ!」

セルゲイ「ぐぉぉ…」3500→2900

リン「バトル!みんなの代わりに私があんたを倒す!!」

セルゲイ「醜い…あまりにも醜いすぎる!」

リン「醜いのはあんたよ!」

セルゲイ「小娘程度では俺には勝てぬ!」
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 22:55:51.13 ID:ysUCdufy0
セルゲイ「茨の囚人-ヴァンの効果を発動!手札の茨の囚人モンスターを1体相手に見せライフを400払い。その攻撃で受けるダメージを0にする!おおほほ…」2900→2500

セルゲイ「その後、墓地から戦闘破壊されたモンスターと手札のこのカードの発動時に見せたモンスターを攻撃表示で特殊召喚する!茨の囚人-ダーリを特殊召喚!」

リン「ターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!レベル1の茨の囚人-ヴァンにレベル1の茨の囚人-ダーリをチューニング!シンクロ召喚!レベル2!茨の囚人-ズーマ!!ズーマがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドのモンスター1体に茨カウンターを一つ置く!茨カウンターを置かれたモンスターは攻撃ができない!」

セルゲイ「さらに永続魔法『茨の増殖』を発動!ターンエンド!この瞬間茨の囚人-ズーマの効果を発動!エンドフェイズ時にお互いに茨カウンターの数×400のダメージを受ける!そして!茨の増殖の効果でさらに400のダメージ!!おおおおおおおおお…いいぞ!実にいい!!」2900→2100

リン「何なのよこいつ…」4000→3200

セルゲイ「痛み!この痛みが俺を強くする!」

リン「だったら痛みをくれてやるわよ!ウィンター・ベルの効果を発動!」

セルゲイ「いいぞ…京介の意思を継ぐだけはある!だがお前は醜い…あまりにも…!」2100→1500

リン「バトル!」

セルゲイ「茨の囚人-ズーマが攻撃対象にされた時、墓地のシンクロ召喚の素材にされたモンスター一組を対象に発動!ライフを400払いダメージを0にする!」1500→1100

リン「また!」

セルゲイ「そしてダメージステップ終了時、そのモンスター一組と戦闘破壊されたモンスターを特殊召喚する!」

リン「ターンエンド!」

セルゲイ「俺のターン!魔法『融合』を発動!自分フィールドの3体のモンスターを融合!融合召喚!茨の超越戒人-ヴァン・ダーリ・ズーマ!!」

セルゲイ「京介は俺に勝った!だが奴は俺を庇いデュエルチェイサー共の囮になった…そして奴は転倒しこの世を去った…イイ男だったよ。京介は!」

リン「じゃあ殺したって言うのは」

セルゲイ「俺が許さぬのは敵に庇われた事!俺は自らの足で出頭したのだ…京介の俺への想いを踏み躙る為に!」

リン「あんたって奴は…!」

セルゲイ「京介の想いを継ぐ者よ!貴様らに再現をしてやる…あの日の京介の死に様を!!」

ユーゴ「てめえ!!」

ジャック「セルゲイ…貴様ァ!!!」

セルゲイ「そしてお前達は京介にはなれない…決してだ!哀れで醜いガキ共よ!!」

リン「みんな…」
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 23:08:20.50 ID:ysUCdufy0
ユーゴ「リン…落っこちちまったぞ!」

クロウ「ぶっ殺してやる…奴を!」

シンジ「あの野郎はユーゴ…次のお前の相手だ」

ユーゴ「ああ」

シンジ「徹底的にやってやれ」

ユーゴ「当然だぜ」

黒咲「落ちた先はエクシーズ次元だ。あの辺りなら俺の妹がいる」

クロウ「妹?」

黒咲「だから安心しろ」

クロウ「安心できるか!それにてめえの妹なんて」

ユーゴ「それが黒咲とは真逆の性格なんだよ。リンに似てるしよ」

クロウ「…」

黒咲「それに図太そうなお前達の仲間なら簡単には死なんだろ」

クロウ「…もし妹ってのが助けてくれたらお前に一つ貸しだな」

黒咲「俺とは関係ない」

クロウ「そりゃそうだよな…黒咲」

黒咲「…」

クロウ「ムカつく野郎だ…俺とお前は」

黒咲「相性が悪いんだろうな。行くぞグラサン」

ムクロ「ちゃんと名前で呼べよ!俺は炎城ムクロって言ってな…早え話がライバルよ」

黒咲「お前の個人情報など知るか」

ムクロ「それとリンは俺の幼馴染でもあるんだ!礼を言うぜ」

黒咲「…構ってほしいのか」

ムクロ「ち、ちげえよ!」
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/29(土) 23:19:50.84 ID:ysUCdufy0
ドンッッ

ロジェ「…」

ジャック「奴を出したのは貴様だな」

ロジェ「ええ」

ジャック「何故だ」

ロジェ「盛り上げる為ですよ」

ジャック「それで貴様はリンを…」

ロジェ「あなたは過去に縛られているようですね」

ジャック「…」

ロジェ「白を赤で染めるなら過去は切り捨てなさい」

ジャック「…」

ロジェ「選びなさい。彼らと共に歩むか自らの仇を討つか…そうでしょうキング」

ジャック「…」

ロジェ「そうです!それこそがキング…過去をお捨てなさい!そして未来を掴むのです!!」

ジャック「俺が歩むべき道…俺はシンジをクロウをユーゴをリンを捨てコモンズから出奔した」

ググッ

ジャック「全ては世界を裏から牛耳る奴を始末する為」

ロジェ「どうやら黒咲隼と不動九郎が決したようですね」

ジャック「だがセルゲイを野に放った落とし前は付けるぞ」

ロジェ「その頃には全てが変わっているでしょうね」

ジャック「何?」

ロジェ「そう…全てが」

赤馬「…」
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 00:09:41.45 ID:clpc+P+m0
シンジ「おっさんさ…知ってたか?京さんが死んだ理由っての」

227「…」

シンジ「セルゲイが殺ったと思ったらデュエルチェイサーだったなんてな…驚きだぜ」

227「私が憎いか」

シンジ「あんたは関係ねえだろ?セキュリティって名のつく連中の中じゃあんたは他とは違うしさ」

227「そういう奴が居るのだ。人を人とは思わぬ…自分が狩人にでもなった気分の大馬鹿者が」

シンジ・227「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ブオオオオオオオオオオオオ

シンジ「行くぜ俺のターン!俺はモンスターを守備表示で召喚しカードを1枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!ヘルウェイ・パトロールを攻撃表示で召喚!バトル!その裏守備モンスターを攻撃!ヘルウェイ・パトロールが相手モンスターを戦闘破壊した時、そのモンスターのレベル×100のダメージを与える!破壊したモンスターはロードランナー!100のダメージだ!」

シンジ「罠発動!『スクランブル・エッグ』自分フィールドのモンスターが戦闘または効果で破壊された時に発動!手札・デッキ・墓地からロードランナーを特殊召喚!蘇れロードランナー!」4000→3900

227「カードを1枚伏せてターンエンド!」

シンジ「俺のターン!ロードランナーをリリースしサルベージ・ウォリアーをアドバンス召喚!サルベージ・ウォリアーのアドバンス召喚に成功した時、手札または墓地からチューナーモンスターを特殊召喚する!手札からスチーム・シンクロンを特殊召喚!レベル5のサルベージ・ウォリアーにレベル3のスチーム・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル8!白闘気白鯨!!このモンスターがシンクロ召喚に成功した事で相手フィールドの攻撃表示モンスターを全て破壊!突っ込め白闘気白鯨!!」

227「くっ!」4000→1200

シンジ「カードを2枚伏せてターンエンド!」

227「私のターン!墓地のヘルウェイ・パトロールを除外する事で手札から攻撃力2000以下の悪魔族モンスターを特殊召喚する!ヘル・セキュリティを特殊召喚!そしてゲート・ブロッカーを攻撃表示で召喚!レベル4のゲート・ブロッカーにレベル1のヘル・セキュリティをチューニング!シンクロ召喚!レベル5!ゴヨウ・チェイサー!!」

227「ゴヨウ・チェイサーは自分フィールド上の地属性シンクロモンスター×300ポイントアップ!さらに装備魔法『融合武器ムラサメブレード』を装備し攻撃力を800ポイントアップ!」

シンジ「攻撃力3000だと!?」

227「バトルだ!」

シンジ「罠発動!『シンクロ・バリアー』自分フィールドのシンクロモンスターをリリースし次のターンのエンドフェイズまで自分へのダメージを0にする!」

227「ターンエンド!」

シンジ「俺のターン!厄介なモンスターだぜ…ターンエンド」

227「私のターン!」
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 00:30:26.07 ID:clpc+P+m0
227「今こそ勝機!ゴヨウ・チェイサーでダイレクトアタック!」

シンジ「や、野郎!」4000→1000

227「ターンエンド!」

シンジ「あんまし俺を舐めるなよ!俺のターン!」

ブオオオオオオオオオオオオオオオ

シンジ「俺が二代目だ!!」

デニス「あれは…」

シンジ「そこのお前!ここは何次元だ!?」

デニス「融合だよ!」

シンジ「融合?へえ…」

227「余所見をするんじゃない!」

シンジ「永続罠発動!『強化蘇生』墓地のスチーム・シンクロンのレベルを一つ上げて特殊召喚!そしてボルト・ヘッジホッグを攻撃表示で召喚!レベル2のボルト・ヘッジホッグにレベル4のスチーム・シンクロンをチューニング!シンクロ召喚!レベル6!白闘気海豚!!」

シンジ「白闘気海豚の効果を発動!相手フィールドのモンスター1体の攻撃力をターン終了時まで元々の半分にする!」

227「元々の攻撃力だと!?」

シンジ「攻撃力は1900の半分の950だ!バトルだ!!」

227「…」1200→0

シンジ「よっしゃあ!」

デニス「ねえ!君って前にスタンダードに来た人だよね」

シンジ「おお!」

デニス「だったら遊矢に伝えてよ!僕は大丈夫だって!」

シンジ「任せとけ!」

デニス「て言うか…この道は何なの」

シンジ「すっげえ科学力ってやつよ」
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 01:08:04.48 ID:clpc+P+m0
アレン「さあ!俺らのターンが来たぜ」

素良「融合次元か」

アレン「ほら行くぞ!凌牙の教えは覚えてんよな」

素良「うん」

アレン・素良「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

素良「あ、あれ?」

アレン「進まねえな…走るぞ!」

素良「いやいや意味ないでしょ!」

アレン「ランニングデュエルだ!」

素良「かけっこなら負けないよ!僕のターンだ!」

アレン「速えな…」

素良「ファーニマル・マウスを攻撃表示で召喚!ファーニマル・マウスの効果を発動!このカードがフィールドに存在している時に1度だけデッキからファーニマル・マウスを2体特殊召喚する!そして手札のエッジインプ・シザーとフィールドのファーニマル・マウス3体を融合!融合召喚!デストーイ・シザー・ウルフ!!」

素良「カードを1枚伏せてターンエンド!」

アレン「俺のターン!」

素良「次のターンで墓地のエッジインプ・シザーとファーニマル・マウス3体を除外しデストーイ・シザー・タイガーを特殊召喚する…久しぶりにいい手札が揃ったぞ」

アレン「俺は手札のゴブリンドバーグを特殊召喚!そしてゴブリンドバーグの効果でガンバラナイトを特殊召喚!レベル4のゴブリンドバーグとガンバラナイトでオーバーレイ!エクシーズ召喚!ランク4!H-Cエクスカリバー!!」

アレン「装備魔法『最強の盾』を装備!守備力分だけ攻撃力をアップ!そしいH-Cエクスカリバーの効果を発動!オーバーレイ・ユニットを二つ使い次の相手エンドフェイズ時まで倍になる!」

素良「攻撃力…8000だって!?」

アレン「おうよ!」

素良「エクシーズとは相性が悪すぎる…黒咲も君も」

アレン「叩っ斬れ!!!」

ロジェ「紫雲院素良…どうやら誇り高き紫雲院家の出来損ないとは彼の事だったようですね」

ジャック「そんなものは貴様の判断で決めるものじゃない」

ロジェ「いいえ…彼には才能はありませんよ。あの一族にしては話になりませんね」
198 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 01:18:18.11 ID:clpc+P+m0
権現坂「バトル!」

ユート「いよいよ俺達のようだ」

遊矢「ああ…」

黒咲「そうか…帰っていいぞ」

遊矢「今のは瑠璃のモンスター?何かあったのか」

黒咲「リンを保護したそうだ」

クロウ「マジか!?」

黒咲「ああ」

シンジ「あいつは頑丈だからな…デニスっての知ってるか?」

遊矢「会ったのか?」

シンジ「何か心配ねえってよ」

ユート「やったな遊矢」

遊矢「この大会は四つの次元の人が見守ってるんだよな」

ユート「骸骨騎士という男は姿を見せないが」

遊矢「何か知らないのか?」

シンジ「さあな?けど気をつけろよ」

クロウ「得体の知れねえ野郎って噂らしいからな」

遊矢「どうなるかはわからないけど…行こうユート!」

ユート「ああ!」

素良「ねえ!ユーリって何処に居るの」

シンジ「何だユーリの知り合いか?」

素良「うん」

クロウ「あいつならトニーとデイモンと一緒に行動してるぜ。ちょっと呼んで来てやるよ」
199 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 12:48:11.84 ID:clpc+P+m0
遊矢「…何だあいつ」

ユート「馬だ」

パカッパカッパカッ

骸骨騎士「…」

遊矢「ど、どうすんだ」

ユート「デュエルしか無い」

骸骨騎士「見えるぞ、お前とお前から」

遊矢「何なんだお前は」

骸骨騎士「俺は亡者」

遊矢「答えになってない!始めるぞ!」

遊矢・骸骨騎士「ライディングデュエル!アクセラレーション!!」

ユート「こっちはDホイールがある。馬には負けないさ」

遊矢「俺が先攻だ!スケール1のEMユーゴーレムとスケール6のEMギタートルでペンデュラムスケールをセッティング!レベル2!EMトランプ・ガール!レベル4!EMボットアイズ・リザード!ボットアイズ・リザードの効果を発動!デッキからオッドアイズモンスターを墓地へ送りエンドフェイズ時まで墓地へ送ったモンスターと同名のモンスターとして扱う!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンをデッキから墓地へ!」

遊矢「さらにEMトランプ・ガールの効果を発動!融合モンスターカードに決められたこのカードを含む融合モンスターを墓地へ送り、その融合モンスターをエクストラデッキから特殊召喚する!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとなったEMボットアイズ・リザードとEMトランプ・ガールを融合!融合召喚!秘術ふるいし魔天の龍!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

遊矢「そしてEMユーゴーレムのペンデュラム効果を発動!墓地のオッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを手札へ!そしてEMギタートルのペンデュラム効果を発動!自分ペンデュラムゾーンのEMモンスターの効果が発動した事でデッキから1枚ドロー!」

遊矢「カードを1枚伏せてターンエンド!」

骸骨騎士「私のターン…成る程、ならば私も見せてやろう。永続魔法『不死式冥界砲』を発動!そして私は手札の牛頭鬼と劫火の舟守ゴースト・カロンを融合!融合召喚!冥界龍ドラゴネクロ!!墓地の牛頭鬼の効果を発動!牛頭鬼以外のアンデット族モンスターを除外し手札からアンデット族モンスターを特殊召喚する!酒呑童子を手札から特殊召喚!酒呑童子の効果を発動!1ターン1度除外されているアンデット族モンスターをデッキの一番上へ戻す!」

骸骨騎士「ここで永続魔法『不死式冥界砲』の効果を発動!アンデット族モンスターが特殊召喚されるたびに相手に800のダメージを与える!」

遊矢「…」4000→3200

骸骨騎士「バトル!冥界龍ドラゴネクロでルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃!」

ユート「このパターンは何かあるパターンだ!油断するなよ遊矢!」

遊矢「ああ!」

骸骨騎士「ふふふ…」
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 13:31:37.56 ID:clpc+P+m0
遊矢「何も起こら…これは!」

ユート「ルーンアイズは破壊されていない…だが!」

骸骨騎士「冥界龍ドラゴネクロはダメージステップ終了時戦闘を行った相手モンスターは破壊されず攻撃力は0になる…そしてそのモンスターの元々のレベルと攻撃力を持つダークソウルトークンを特殊召喚する!ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン・ダークソウルトークンを特殊召喚!」

骸骨騎士「ダークソウルトークンはアンデット族!不死式冥界砲の効果で800ポイントのダメージだ!」

遊矢「ユート…これはマズいぞ」3200→2400

ユート「だが諦めるのは早い!」

骸骨騎士「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴン・ダークソウルでルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを攻撃!」

遊矢「罠発動!『ドタキャン』相手モンスターの攻撃宣言時自分フィールドのモンスター全てを守備表示にする!」

骸骨騎士「だが酒呑童子の攻撃が残っている!」

遊矢「うわああ!!!」2400→900

骸骨騎士「ターンエンド」

遊矢「…」

ユート「マズいな…」

北斗「あ、遊矢だ!見ろよ遊矢が来たぞ遊矢が!」

刃「うるせえな!はしゃぐなよ」

真澄「…」

柚子「遊矢!諦めないで…まだ手は残ってる筈よ!」

遊矢「柚子…だが俺の手札にはダーク・リベリオンをエクシーズ召喚する術も覚醒の魔導剣士をシンクロ召喚する術もオッドアイズをアドバンス召喚する術もペンデュラム召喚する術もない」

ユート「ならば壁を固めるか」

遊矢「それじゃダメだ…ケリをつけなきゃ俺は間違いなく敗北する!ジャックへのリベンジも果たせない…だからこそ俺はドローする!」

ユート「…」

遊矢「俺のターン!」

ユート「…どうだ」

遊矢「…こいつに賭ける!」
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/30(日) 14:20:34.29 ID:clpc+P+m0
遊矢「ペンデュラム召喚!レベル5!EMドラミング・コング!そして魔法『死者蘇生』を発動!墓地のルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンを特殊召喚!」

骸骨騎士「再び呼び出したか…それが何だ?」

遊矢「俺は…」

ユート「…」

柚子「…」

遊矢「ルーンアイズ・ペンデュラム・ドラゴンとEMドラミング・コングを融合!」

ユート「融合?気でも狂ってしまったのか…さすがに今までとは違うんだぞ!同じレベルもチューナーも融合カードもない!増してや」

遊矢「アレンが話してたエクシーズ次元での戦いの時にアレンと戦ったBBって奴は融合を使わず融合をやったって!だから俺もやる…俺が榊遊矢である限り!そうだろユート!」

ユート「…やるしかないな。噂をすればエクシーズ次元に突入だ」

遊矢「エクシーズ次元…」

ユート「はっ!」

遊矢「感じたか?何か俺達を叩き潰したいって感じの視線を」

ユート「あのハートランド山の方角からな…あの最終決戦の場所から何で」

遊矢「けど今の俺達の相手は骸骨騎士!さあルーンアイズ!俺達の想いに応えてくれ!!融合召喚!」

カッ

遊矢「出でよ!野獣の眼光りし獰猛なる龍!レベル8!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!!」

ユート「出たな…新たなモンスター!」

遊矢「そしてEMユーゴーレムのペンデュラム効果でエクストラデッキに送られたEMドラミング・コングを手札に加える!さらにペンデュラムゾーンのEMモンスターの効果が発動した事でデッキから1枚ドロー!これだ!魔法『揺れる眼差し』を発動!フィールドのペンデュラムゾーンのカードを全て破壊する事で破壊した枚数だけ以下の効果を得る!2枚破壊した事でデッキからペンデュラムモンスターを手札に加える!」

遊矢「そして俺はスケール2のEMドラミング・コングとスケール6のEMエクストラ・シューターでペンデュラムスケールをセッティング!」

遊矢「バトルだ!ビーストアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで酒呑童子を攻撃!さらにEMドラミング・コングのペンデュラム効果を発動!自分フィールドのモンスターが相手フィールドと戦闘を行う時、そのモンスターの攻撃力を600ポイントアップ!」

骸骨騎士「な、何だと!?」

遊矢「ヘルダイブバースト!!」

骸骨騎士「オオオオオオオオオオオオオオ」4000→1900
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