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男「女さん」女「あんだよ」
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61 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:39:46.89 ID:9NBdoLSP0
女「みみっちぃなお前。たった5人シメたくらいで騒ぐかよ。相当小さな暴走族だな」
頭「俺も下に500人従えてんだ。示しを付けなきゃなんねぇ。」
女「500!?そのうちの5人をシメただけで騒ぎ過ぎんぞテメー!」
頭「そこでだ。タイマンといこうじゃねぇか。」
女「おいおい、焼きそば食ったばっかだぞ私。横っ腹痛くなったらどーすんだ。」
頭「俺が勝ったら、2度とうちの者に手を出すな。いいか。」
62 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:40:48.25 ID:9NBdoLSP0
女「2度もなにも、元々手を出すつもりなんてねぇよ。勝手に突っかかってきたのはお前らだ。」ペッ
頭「万が一、お前が勝ったr」
女「‥‥なぁ、爪楊枝持ってねぇか?歯に青のりがよォ」ボソッ
手下3「おい、話は終わってねぇよ!爪楊枝なら袋の中にあんだろ!」
女「っバカお前!デリカシーないのか!大きい声で言うなよ!恥ずかしいだろうが!」ガサガサッ
頭「お前が勝ったら、俺の代わりにお前が頭だ!!」
女「は、はぁ…?んなもんなりたくねぇよ。やだね。タイマンなんて。私にメリット0じゃねーか。」イジイジ
手下2「取れたか」ボソッ
63 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:41:38.69 ID:9NBdoLSP0
女「うっせーよ。テメーが青のり入れたせいで私の女子力ダダ下がりだアホ!」
頭「‥‥相当、ナメられてんな。構えな!タイマンだ!」
女「はぁ‥‥くそが。歯に違和感があんのに取れねぇ!ムカつくぜ!かなりプッツンしてるぞ!いいんだな!?テメーをサンドバックにしてもいいんだなァ!?」ゴゴゴッ!
頭「ふん!」ブンッ!
女「なんだお前。それでよく頭が務まるな」パシッ
頭「な!?」グイグイ
女「腰がなってねぇ。腕も。拳もォ!何一つなってねぇよ!ダボ!」
女「オラァァァ!!」ドゴシャッ!!
頭「ギャパッ!!」ドサッ
64 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:43:09.56 ID:9NBdoLSP0
女「‥‥オメー漫画は読まねぇのか?」
頭「ぐっ‥‥つ!漫画だぁ?んなもん‥‥よ、読まねぇな…」ムクリ
女「ソイツは残念だ。世の中にはよォ。黄金の回転エネルギーってのがあるんだ。」
頭「何言ってんだお前!」ブンッ!
女「その回転エネルギーは無限を意味する」パシッ
女「私の体は常に!黄金長方形を描き、回転エネルギーを得ているッ!」ググッゴキッ
頭「う、腕が!骨が折れたッ!」
65 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:44:01.13 ID:9NBdoLSP0
女「ここまで言えば分かるな。私の拳は、お前のそれより遥か高みにあるッ!」パキポキ
頭「ま、まて!くるな!」ズリズリ
女「あめぇよ。お前の負けだ。私の目をみろ。みるんだ。」グイッ
頭「う‥‥あ、」チラッ
女「漆黒の目だ。お前をぶっ潰す。そう決めた覚悟の目が分かるな?」
頭「‥‥くっ、お前の勝ちだ」
女「オラァッ!」メメタァ!!!!
頭「ぐほっばァァァ!!」ドサッ!!
手下 達「か、頭が‥‥やられたッ‥‥!」
66 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:45:50.36 ID:9NBdoLSP0
女「決ッ着ゥゥゥウ!!!!」ビシッ!!
手下2「圧倒的‥‥だ。」
手下3「人類の夜明けだぜ、これは‥‥」
女「さ‥‥てと。Hey! 何時だ今!」
手下2「じ、12時回ったぜ」チラッ
女「やっべ。昼休みじゃねぇか!学校行かなきゃ!」タッタッタッ
67 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:46:45.70 ID:9NBdoLSP0
手下共「待ってくれ!俺らはどーしたらいいんだ!」
女「そこで伸びてるヤツを病院に連れてきな!あ、私の名前は出すなよ!テキトーに理由つけとけ!」
手下3「わ、分かった!」
女「おい、バイク借りんぜ!飛ばさなきゃ間に合わねぇ!」ブローンッ!
手下共「おい!あんたが新しい頭だ!一生ついてくぜ!!」
女「…ざけんな、バーカ!」アッカンベー
ブロロローーン!!!!
68 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:47:50.44 ID:9NBdoLSP0
手下2「‥‥痺れるな」
手下3「あぁ、憧れるよ」
69 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:48:48.18 ID:9NBdoLSP0
ーーーーーーー
学校 お昼
男「…女さーん」ガラッ
男「あ、やっぱ居ないや。今日は休みかー」シュン
女「弁当!!」ガララッ!!
男「ーなぁっと、来た。」
女「私の弁当!?」ハァハァ
男「はい、ちゃんとあるよ。」つ弁当
女「よっしゃァ!間に合ったぜ!!」ドカッ
70 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/03/18(土) 23:49:35.18 ID:9NBdoLSP0
男「そんなに急いで学校きたの?遅刻したくせに?」
女「まぁな!ちょっと運動しててよォ!」イタダキマース
男「ふぅーん‥‥」ジー
女「…おい、人が食べてる姿をジロジロみるもんじゃねぇぜ」
男「朝ごはんってなに食べたの?」
女「あ?」
男「…歯に青のりが付いてるよ」
女「あっ///!!!」サッ
男「焼きそばだね?もー。」つ鏡
女「お、おぉ。わりぃ。」イジイジ
男 (明日のお弁当は焼きそばにしよっかな)ウププ
女「なに笑ってんだ」
男「少食ってのは嘘だったんだなってね」ニコッ
女「ハッ!胃が大きくなったんだよ。」
71 :
◆f39OhGB9wF8x
[sage]:2017/03/18(土) 23:53:51.65 ID:9NBdoLSP0
今日はここまで。またこのくらいの時間帯に会いましょ。
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/05(水) 00:59:42.94 ID:E3BMRWYa0
つづき
73 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:28:28.09 ID:NLabDNwr0
ーーーーーーー
放課後
男「おぉ‥‥女さん」
女「‥‥どんな感じだ…」ゴクリッ
男「凄いよ、7割くらい合ってる。」マジマジ
女「よしっ!あともうちょいだな!」
男「そうだね。うん、lesson4だ。敬意を払え。」
女「あ?どーゆーこったよ?」
74 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:29:08.59 ID:NLabDNwr0
男「先生の出題傾向を覚えるんだ。問題は7割解けてる。後は、君次第だ。信じろ、君は出来る!」
女「私は出来るゥ?」ハテ?
男「そうだ、授業中の先生をよく見ろ。そこここに出題傾向を示す目印がある。よく見るんだ。」
女「敬意ってそーゆーことか!嫌だね!私は先生ってーのを好きになれない!」ケッ
男「好きになれとは言ってない。話を聞いて、見て、先生の出しそうな問題を推測するんだ。いいね?」ズイッ
女「‥‥わーったよ。だから離れろ。ちけぇよ顔が」グイッ
男「おぉ、そうかい?でも、首を押すのはやめて。喉仏が痛いよ。」
75 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:30:07.77 ID:NLabDNwr0
ーーーーーー
次の日
女「‥‥ふぁぁ、ねむ」ガチャッ
「「「「「おはようございます!!!!!!」」」」」
女「‥‥おい、こりゃ何のマネだ。」ジロジロ
手下2「姉貴!あんたが俺らの新しい頭だ!」
女「お、見知ったヤツが居て助かった。言ったろ。私は、んな事知らねぇって。」スタスタ
手下3「それでも俺らはついてくぜ!正直、俺ら暴走族全員!500余りの奴らはあんたしか居ねぇと思ってる!」
女「なに盛り上がってんだ。おい、どけ、邪魔だ。学校行けねぇだろうが」シッシッ
76 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:31:20.04 ID:NLabDNwr0
暴走野郎1「学校ですか!送りますぜ姉貴!」ブーン!
女「誰が姉貴だ!うるせェェ!邪魔だ!朝ご飯に遅れちゃうだろうが!!」
手下1「姉貴ィ!あの時はすいません!これ!良かったら!」つカプ麺
女「あ、焼きそば‥‥。」ピタッ
手下1「青のりは抜いてあります!」
女「お、おぅ。あ、でもマヨネーズがn」
77 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:31:53.68 ID:NLabDNwr0
暴走野郎2「どうぞ!」つマヨネーズ
女「な、なんなんだよお前ら」ニュルニュル
手下2「お前ら!姉貴を学校に送るぞ!!」ブーン!
「「「「「おう!!!!」」」」」
女「‥‥はぁ。勝手にしろ」ズルズル
78 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/11(火) 22:33:33.77 ID:NLabDNwr0
今日はここまで。
新入生、新社会人の皆様。おめでとうございます。
やっぱりこの時期は忙しいですね。更新滞ってしまってすいません。
また明日、このくらいの時間帯に会いましょ。
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/12(水) 13:37:50.14 ID:J7OJ1XLL0
書いてさえくれればええんやで
80 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 21:55:18.24 ID:qfjKlD6P0
ーーーーーー
校門前
男「おはようございまーす」
会計「会長、朝から挨拶運動なんてめんどくさいですね」ボソッ
男「ホントだね。でも、挨拶は大切だ。しっかりやろうね」
書記「そうよ。文句言ってないで挨拶しなって。」
ブロロロロローーン!!キキーッ!!
暴走野郎2「つきましたぜ姉貴!」
81 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 21:56:10.11 ID:qfjKlD6P0
女「あ、おお。ホントだ。」フキフキ
暴走野郎2「あ、姉貴!俺の服で顔を拭かないでくれよ!」
女「だったら、もっとゆっくり運転しろタコ!どんっっだけ焼きそばがハネたと思ってんだ!」ポコッ!
暴走野郎2「さーせん!!」
「「「「「「姉貴ィィイ!いってらっしゃい!!!!」」」」」」
女「おーう。安全運転心がけろよー」シッシッ
82 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 21:57:03.74 ID:qfjKlD6P0
ざわざわ ざわざわ
「なんなのアレ…姉貴って…」
「…暴走族じゃない」
「バイクの後ろに乗ってた人、服に黒いシミが…」
「もしかして、血ぃ!?」
女「あちゃー。制服にソースが…。落ちんのかコレ」スタスタ
男「姉貴さん、おはようございます」タッタッ
女「うーす。って誰が姉貴だ!」
83 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 21:58:35.50 ID:qfjKlD6P0
男「ずいぶん物々しい登校だったね。どうしたの?」
女「あぁ、なんか色々あってよ。懐かれちまった。」ヤレヤレ
男「はぁ…今回ばかりは庇いきれないよ。みてごらん」チラッ
女「あ?」キョロキョロ
先生「おい!なんの騒ぎだ!」タッタッ
生徒「ば、バイクに乗った人達が大勢来て!」
生徒「姉貴って人を、あの、下ろして!」ユビサシ
84 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 21:59:31.41 ID:qfjKlD6P0
女「おいおい」
書記「か、会長!マズイですよッ!」ボソッ
会計「誰なんですか、その、女の人は‥‥」ボソボソ
男「‥‥ね?」
先生「おい、君ら!何があったか説明してくれるか!」タッタッ
男「説明も何も。挨拶運動です。」シレッ
先生「それは知ってる!さっき、暴走族みたいな奴らが来ただろう!なにかあったのか!?」
85 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 22:09:11.88 ID:qfjKlD6P0
会計「じ、実はですね!」
男「挨拶はしてたら、目が合いまして。それが気に食わなかったようです。すいません。」ペコッ
女「おいお前何言ってんだ」
男「ちょっと黙ってて」ボソッ
先生「ちょっと、詳しく説明してくれ。一緒に来てくれるね?」スタスタ
男「はい。またね、女さん。あ、書記さんと会計さん。今日の挨拶運動はおしまい。教室に戻っていいよ」スタスタ
86 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 22:09:47.07 ID:qfjKlD6P0
書記「か、会長〜‥‥」
会計「えっと、どうしよっか」
書記「どうって…言われた通り、今日はおしまい。教室に戻るよ。」スタスタ
会計「お、おぉ‥‥」スタスタ
女「……なんだよこれ」ポツーン
87 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/12(水) 22:10:35.69 ID:qfjKlD6P0
今日はここまで。ではではみなさん、またこのくらいの時間帯に会いましょ。
88 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:03:47.57 ID:oW8YLskt0
ーーーーーー
お昼
女「…」ソワソワ
クラス女子「朝の騒ぎ、男さんが関係してるってホント?」ボソ
生徒1「あぁ、なんかあの後、先生に連れてかれるの見たよ」ボソボソ
生徒2「あ、姉貴って人がこの学校の生徒で、男の彼女らしくて」ボソッ
男「女さーん」ガラッ
女「!!」ガタッ
89 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:06:04.26 ID:oW8YLskt0
ざわざわ!!
クラス女子「お、男さんっ‥‥」ホッ
生徒2「女さんって言ったぞ」ボソッ
生徒1「そいやー仲いいよなあの2人」
男「‥‥なんだか変な空気だね」チラッ
女「うるせェェぞ!お前ら黙ってろ!!」バンッ!
シーーーンッ!
男「さらに居づらくしてどうするの。」
女「‥‥チッ」
男「ほら、行こ。騒がしくしてごめんね。」グイッ
女「…」スタスタ
90 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:08:54.17 ID:oW8YLskt0
ガラッ!!ピシャッ!
ざわざわざわざわ!!!!!
91 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:09:40.81 ID:oW8YLskt0
ーーーーーーー
校庭
男「いい天気だねぇ女さん」ポカポカ
女「‥‥あのよォ。朝のことなんだけど」
男「あ、うん。ちょっとヤバイよねあれは。」
女「あの後、どーなったんだよ?」チラッ
男「どうって‥‥。職員室に連れてかれて質問責めだよ。それっぽい嘘を言っといたけど、全然信じてないって感じだったな」ハァ
92 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:10:23.71 ID:oW8YLskt0
女「‥‥生徒会長の言葉も信じねぇのかアイツら」
男「まぁ生徒会長って言っても1生徒だし。簡単に信じちゃ、そりゃバカだ。」
女「そーゆーもんか?」
男「そんなことより、僕は暴走族に懐かれた理由が知りたいんだけど」ジー
女「んなもん簡単な話だ。因縁付けられてぶん殴ったら相手が暴走族だったって話。」
93 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:13:33.83 ID:oW8YLskt0
男「それでどうして懐かれるのさ。」
女「頭を潰したからなァ。アイツら、私が新しい頭だってシツケーのなんの。」ケラケラ
男「はぁ…。いいかい。今日は適当に嘘を付いたから話は終わったけど、きっと明日には君が職員室に呼ばれる。校門前の防犯カメラを見れば1発で分かるんだ。」
女「おいおい、笑えねぇ話だな。」
男「あぁ、そうだよ。笑えないことを君はしちゃったんだ。今度は停学2日じゃ済まないよ。良くて1ヶ月。悪くて退学だ。」
女「退学‥‥ねぇ」フゥ
男「どっちにしても出席日数の関係で今年度の卒業は難しい。分かるかい?」
女「お前、担任みたいだな。良い先生になれるよ」
男「先生は嫌いなんだろ?嬉しくないね。」
女「あぁ、そうだな。」
94 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:15:03.09 ID:oW8YLskt0
男「だから僕の話をよく聞いて。明日、職員室に呼ばれたら僕に教えて。いいかい。必ずだ。」
女「必ずか。でもよォ教えるもなにも」
ピンポンパンポーン
校内アナウンス[3年〇組、女さん。3年〇組、女さん。至急、職員室まで来てください。繰り返します‥‥]
95 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:16:29.21 ID:oW8YLskt0
女「近くには、いつもお前が居る。」ポン
男「まったくだね」ハァ
96 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/04/14(金) 23:17:14.34 ID:oW8YLskt0
今日はここまで!!ではまたこのくらいの時間帯に会いましょ!!
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/05/04(木) 11:55:43.36 ID:ARtfgPGd0
今回幼女もハクも出ないのは寂しいけどこれはこれで
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/04(木) 12:11:05.70 ID:w5dOs4MWO
マダー?
99 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 21:57:59.31 ID:EMl9+oCe0
ーーーーーーー
職員室
先生「なんで呼ばれたかは分かるよな」
女「これがトンと分からねぇ。なんかしたっけか?」ハテ?
先生「とぼけるな。あと、なんで君もここに居るんだ生徒会長くん」
男「さぁ、トンと分かりません。何ででしょう?」ハテ?
先生「まぁいい、女さん。朝の騒ぎは君だろ」
100 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 21:59:10.01 ID:EMl9+oCe0
男「待ってください。その事なら朝、説明しましたよね」
先生「防犯カメラを確認した。バイクの後ろに彼女が乗ってるのも、連中から姉貴呼ばわりされていることもだ。」
女「で?それがどーした?」
先生「…後日、職員会議で君の処遇を決める。」
男「先生‥‥待ってくださいよ。」
先生「男くん。君が女さんと付き合い初めてから、彼女は大人しくなった。だけどな」
101 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:00:14.51 ID:EMl9+oCe0
女「おいこらヅラ!いつ私が男と付き合ってることになってんだ!」
先生「ヅラじゃない。先生だ。なんだ、君たち付き合ってるんじゃないのか」
男「僕達はそんな関係じゃありません。確かに、そのようなマジラブな関係もやぶさかではありまs」
先生「とにかく彼女の生活態度には問題がある!度重なる学校の備品の破壊、落書き。校則違反に廊下での危険行為。教師への暴言。それに加えて、今回の件だ。正直、目に余る。」
102 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:08:46.36 ID:EMl9+oCe0
男「先生、聞いてください。確かにそれらは事実ですが、今はしっかり登校もして放課後には残って勉強もしてます。」
先生「だから言ったろ。最近は大人しくしてたみたいだが、積み重なるものがアウトだと言ってるんだ」
男「ですが、」
女「もーいい男。つまりなにか?停学か退学。そーゆーことか?」
103 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:09:52.16 ID:EMl9+oCe0
先生「あぁ、つまりはそうだ。」
女「さっさとそう言え。回りくどいんだよ」ガシッ
先生「お、おい!髪の毛を掴むな!」
男「女さん、やめて。」チラッ
女「わりぃな、どうも先生ってのは好きになれねぇんだよッ!」グイッ
先生「あ、おい!やめ、」パサッ…
104 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:10:55.12 ID:EMl9+oCe0
女「ハッ!やっぱヅラじゃねぇかスカタン!処分が決まったら教えな!」バンッ!
男「女さん、落ち着いて」
女「私はいたってクールだッ!クールだからこそ、そこのハゲをぶん殴らずに居られるんだよッ!」スタスタ
先生「おい待て!話の途中だぞ!」
男「それじゃあ僕も行きますね。女さんの処分が決まったら教えてください。彼女に伝えます。」スタスタ
105 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:12:01.85 ID:EMl9+oCe0
先生「あ、おい!」
男「それと」ピタッ
男「ありのままの方が違和感なくていいと思いますよ」つカツラ
先生「ーー!!出てけ!」パシッ
106 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:46:41.55 ID:EMl9+oCe0
ーーーーーーー
男「ねぇー女さーん」タッタッタッ
女「おい、お前!学校はどーしたんだよッ!」
男「女さんこそ今日は早退かい?」
女「あぁそうだよ。しらけちまった。帰ってカップ麺でも食うよ」
男「僕も同じだよ。今日は気分が悪い。早退理由としては十分だ。」
女「ふ、ちげぇねぇ。家、寄ってくか?」クイッ
男「もちろんだよ」
107 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/04(木) 22:47:37.49 ID:EMl9+oCe0
今日はここまで!!またつぎもこのくらいの時間帯に会いましょ。
108 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:02:45.17 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
女宅
男「ねぇ女さん」
女「なんだ」
男「玄関にあったゴツいバイクってさ。もしかして‥‥」
女「あぁ、ありゃ借り物だ。返すの忘れてたな」ポリポリ
男「…免許は…持ってないよね」
女「んなもんねぇよ」
109 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:03:52.30 ID:JIwfr+230
男「さすが暴走族の頭だ。おみそれしたよ。」ハァ
女「私もなりたくてなった訳じゃねぇんだけどなァ」
男「そういや、女さんは一人暮らしなの?ご両親とか居ないみたいだけど」
女「親はずいぶん前に死んだ。私がー何歳だったか。とにかく昔だ。」
男「ふぅーん。道理で生活が荒れ放題なわけだ。」
女「オメーは?親は健在か。」
男「お陰様でね。ただ、度の越えた親バカでね。過保護って言うのかな。早退なんかバレたら、明日は病院で精密検査だよ」
女「はっはっは!いいじゃねぇか!お前にお似合いだ!」ケラケラ
110 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:04:54.85 ID:JIwfr+230
男「ふふ、確かに。学校を卒業したら大学行って家業を継げってうるさいんだ」
女「なんだお前。ボンボンか。」
男「いや、小さな会社だ。広告の印刷とかをしてるだけのホントに小さな会社。」
女「ちぃとトゲのある言い方だな。継ぐのが嫌か。」
男「まぁね。僕は絵を描くのが好きなんだ。大学も美大に行きたいんだけど‥‥反対されてて。」
女「けっ!私達ぐらいの歳の奴は、反抗期真っ盛りだと思ってたけどよォ!どうやら違うみたいだな!」
111 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:06:34.51 ID:JIwfr+230
男「女さんは盛り過ぎたよ。大人全員に噛みついちゃダメだよ。」
女「お前こそ、親の言いなりなんてやめて噛みついてやりぁいい!」グイッ
男「‥‥うん。そうだね。もう良い子は辞めだ。全て利用してやる。」ガタッ
女「おぉ?どうしたよ?」
男「2日だ。僕に2日、時間をくれ。」
女「そりゃお前、私は自宅謹慎だろうから時間はたっぷりあるけどよォ」
男「ならいい。大人しくしててくれ。2日間、僕には会えないから寂しいと思うけど。」
女「んなわけあるか!逆に清々するわ!」
男「そっか。じゃあまた、2日後に」ガチャン!
112 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:23:21.05 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
男(女さんを退学なんかにしない。停学にもさせない。一緒に卒業する。これは大前提だ。)
男(ついでに暴走族も抜けさせる。‥‥いや、抜けるのは面倒だな。潰すか。)
男(女さんをいつもの日々に戻すッ!僕が望む幸せな日々のために!覚悟はいいか。僕は出来てるぞ!)
113 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:24:20.89 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
男宅
男「ただいま」ガチャン!
母「まぁ!おかえり男さん!今日はいつもより帰りが早いのね」トテトテ
男「色々あってね。父さんはまだ帰ってない?」
母「お父さんなら、いつも通りの時間に帰ってくるはずよ。なにか用でもあるの?」
114 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:25:03.68 ID:JIwfr+230
男「あぁ。とても大事な用だよ母さん。」
母「そ、そうなの。あ、肉じゃが作ったの!味見しない?」
男「ごめん、母さん。部屋で調べることがあるんだ。父さんが帰ったら呼んで。」スタスタ
母「そう?」
115 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:26:27.26 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
コンコン!
父『おーい、帰ったぞー』
男「すぅ‥‥はぁ。‥‥よし。」ガチャッ
父「おぉ、男。話ってなんだ。」
男「大事な…話だよ」
116 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:27:32.72 ID:JIwfr+230
今日はここまで!!さてさて、もうそろそろ終わりが見えてきました。楽しんで書きますので、頑張って着いてきてください。
では、みなさん。また会いましょ。
117 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:47:14.71 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
リビング
父「それで?大事な話だったな」
母「あなた、今日はお酒呑むのやめましょう。男さん真剣よ。」
父「あぁ。もちろんだよ。だから男。話してみろ。」
男「率直に言います。500万僕に投資してださい。」
母「!!」
118 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:47:59.32 ID:JIwfr+230
父「500万…大金だな。何に使う気だ?」
男「言えません。」フルフル
父「親にも言えない使い道に、投資…か。素人のギャンブラーでさえ、そんな馬鹿な話は乗らないぞ。」ハァ
男「でしょうね。だけど、僕には必要なんです父さん。」
母「どういうことなの?詳しく教えてちょうだい!」
男「ですから投資です。」
119 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:48:49.63 ID:JIwfr+230
母「投資…って。」オロオロ
父「メリットはなんだ。これはもう契約だ。父さん達に利点が無ければ、この話はおしまいだ。母さん、肉じゃが作ったのか?」
母「え、えぇ。我ながら上手く出来たと思うけど‥‥」
男「…美大は、諦めます。」
父「!!」
男「家業も…。継ぐよ。大学も今より1つ上の大学に…いや、2つ上だ。2つ上の大学に行く。」
母「本当なの?その話は?」
120 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:49:43.83 ID:JIwfr+230
男「あぁ。本当だし、僕は本気だ。父さん、さっき契約と言ったね。なんなら今言ったことを書類にまとめてサインしたっていい!」バン!
男「僕の魂を賭けるよ」
父「‥‥」
男「‥‥」
父「‥‥ふ。ふはっ!お前、いつの間にか大きくなったな!いいだろう!気にいった!母さん、酒を持ってきてくれ!」
母「あ、はいはい。」トタトタ
男「‥‥じゃあいいんだね?」
父「あぁ。キッチリ500万!お前に投資してやる。だがな男。これは契約だ。しっかり言ったことは守れよ。男同士の約束だ。」
121 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:50:27.92 ID:JIwfr+230
男「もちろんだよ父さん」
父「金は2日後、渡す。銀行の関係ですぐには用意できんぞ。分かってるよな」
男「うん。ありがとう」
父「じゃあ晩ご飯を食べるか!母さーん!肉じゃがまだー!?」
<ハイハーイ
男「ちょ、危なくないかアレ。」
父「おい、母さん!頭に肉じゃがの皿を乗せるんじゃない!」
母「大丈夫‥‥よ。私もお酒呑みたいもの」プルプル
122 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:51:07.82 ID:JIwfr+230
男「だからって両手に一升瓶は‥‥」
父「止まって母さん!ストップ!ほら、お酒渡して。頭から肉じゃが下ろして」
母「いや!これは私のお酒!」サッ
男「母さん!急に動いたら!」
父「ぎゃぁぁあ!!顔に肉じゃががぁぁあ!!!」ベチャッ
男「まったく‥‥うぷぷ。」
123 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:52:16.10 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
次の日 女宅前
プパーー!パッパー!
暴走族共「姉貴ー!!今日は学校行かないんすかー!!」
手下2「姉貴ィー!!どーしたんですかー!!」ドンドン
ガラッ!!
手下3「姉貴!窓から顔出して何してるんですか!遅刻しますよ!」
暴走野郎2「馬鹿!今なら飛ばせば余裕で間に合うぜ!」
手下1「馬鹿はお前だ!昨日、安全運転って言わたろ!」
124 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:52:57.34 ID:JIwfr+230
女『朝っぱらからうっせーよ!バーカ!お前らのせいで絶賛自宅謹慎中だ!!とっとと失せろ!!』ガラガラ!ピシャッ!
手下1「おい、聞いたか自宅謹慎中だってよ」
手下2「おう。なんか悪いことしちゃったな」
手下3「走りにでも誘って気分上げてもらおうぜ!」
暴走族共「「「それだ!!」」」
125 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:53:59.17 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
女宅
<アネキィー!!
<ハシリニイキマショー!!
<アッネェキー!!
女「あっっっの馬鹿どもがッ‥‥!」プルプル
女「ふん!私はこち亀読み直すのに忙しいんだよ!」
126 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:54:34.57 ID:JIwfr+230
10分後〜〜
女「‥‥そういや〜静かになったな。」パタン
女「‥‥帰ったか?」チラッ
シーーーン
女「ふぅ…帰ったか。これなら今日中にこち亀読み直せるな。」ペラペラ
127 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:55:48.95 ID:JIwfr+230
今日はここまで!!ではでは、またこのくらいの時間帯に会いましょ。
128 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:51:37.16 ID:WYu83Arx0
ーーーーーーー
廃工場
男「まったく君たちは。」
手下1「おい!なんだテメーはよォ!」
男「君たちは、こないだ女さんを学校まで送った人達だよね。マズいんだよね、女さんの近くに居られると。」ハァ
手下2「あぁ!?っざけたこと言ってんじゃねぇよ!」
男「ふざけてるのは君達だ。君達が女さんを学校まで送ったから、女さんは自宅謹慎になって、今、停学か退学かの知らせを待ってる。」
129 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:52:28.26 ID:WYu83Arx0
手下3「何だ、俺らのせいだって言いたいのかよ!」
男「あぁ!お前らのせいだ!お前らがお前らの頭を苦しめてんだよ!!」バンッ!
男「いいか!よく聞け!このままじゃお前らの大事な大事な頭はなぁ!学校を卒業できねぇんだよ!!」
男「おら!お前らの頭はどんな人だ!言ってみろ!」ユビサシ
暴走野郎1「つ、つえ!!俺らの頭は、化け物みたいにつえ!!」
男「そうだ!強い!次ぃ!!」
130 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:53:13.28 ID:WYu83Arx0
手下2「カップ麺が大好きだ!!凄いこだわりがある!!」
男「そうだ!健康面が心配だな!次ぃ!!」
手下1「傍若無人だ!!会ってすぐに殴られた!!」
男「そうだ!理不尽の極みだな!次ぃ!」
手下3「漫画が好きだ!!よくセリフっぽいのを言ってる!!」
男「そうだ!ありゃオタクだ!!他には!あるか!」
131 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:53:52.56 ID:WYu83Arx0
元頭「優しいやつだ」ドドン!
132 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:54:52.74 ID:WYu83Arx0
手下1「あ、あんた。全治1ヶ月って…」
元頭「あぁ、骨の折り目が綺麗でね。すぐにくっ付いたぜ」プラプラ
男「…そうだ。案外、優しい。」
男「つまりだ。化け物みたいに強くてオタクで、ワガママで理不尽で、優しくてカッコよくて!茶目っ気があってイタズラ好きなカップ麺女がお前らの頭だ!!!」
手下共「おい!結構、主観が入ってんぞ!!」
133 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:55:50.03 ID:WYu83Arx0
男「だけどな!今は違う!家に篭って嫌な知らせを、こち亀読みながら待つ可哀想な女の子だ!!」
暴走族共「!!」
男「‥‥だから僕に力を貸してくれ。頼む。一緒に卒業したいんだ。」ペコッ
元頭「‥‥だとよ。どーすんだお前ら!!ここでやらなきゃ男が廃るぞ!!!」
暴走族共「オオォ!!!!」
134 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:56:46.92 ID:WYu83Arx0
男「よし、じゃあ明日までに1人1万持ってきてね」
暴走族共「え」
男「あともう一つ頼みがあるんだ」
暴走族共「え、え?」
男「ーーーーーー」
元頭「‥‥面白ぇ。お前の、その黄金のような夢に賭けてやろう。」ニヤッ
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 03:44:06.08 ID:HIzPoSLS0
黄金水の続きはよっ
136 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 17:35:20.94 ID:eAepCtjL0
ーーーーーーー
事務所
男「おじゃまします」カランコロン
弁護士「おい、坊主。床屋なら2軒先だ」チラッ
男「知ってますよ。僕はあなたに用があってきたんだ。」ストン
弁護士「おいおい、勝手に座んな。坊主に用があっても、俺には無いんだ。」
137 :
◆f39OhGB9wF8x
[Saga]:2017/06/16(金) 22:15:50.20 ID:eAepCtjL0
男「依頼したいことがあります。」
弁護士「依頼ぃ?坊主が俺にぃ?はっ、笑わせんな!」
男「……。…立派な額縁に入ってるアレ。日本と海外の弁護士資格をお持ちなんですねぇ」チラッ
弁護士「だったらなんだ。坊主の依頼は海外の問題か?勘弁してくれ。」
男「…あなたのことを調べました。なんと言うか…率直に言うと悪い噂が絶えませんね」
138 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 22:32:36.50 ID:eAepCtjL0
男「実績はあるものの、結果を出すために法律ギリギリのことをして、相手を陥れるとかなんとか。」
弁護士「おい坊主。何が言いたいんだ。」
男「噂が広まり今じゃ、立派な額縁も埃を被る始末。随分、お暇でしょう?」
弁護士「‥‥」
男「そこでどうでしょう?話くらいは聞いてくれません?いいでしょ?」
139 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 22:56:54.68 ID:eAepCtjL0
弁護士「はぁ…。茶は出さないぞ」
男「ありがとうございます。実は、助けたい人が居ます」
弁護士「へ…。そんなの俺にどーしろっていうんだ」
男「その人は色々あって、自宅謹慎中です。ですが、次。停学を食らえば、今年度は卒業出来ないでしょう。」
弁護士「停学食らいそうなのか?」
男「退学ものの事を仕出かしました。」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/19(月) 03:36:28.57 ID:8xAiNx2n0
この弁護士も将来の・・・?
141 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/26(月) 16:51:18.20 ID:uHrdzjb40
弁護士「それを俺に止めて欲しいのか。そりゃ悪いが無理だな!弁護士の俺にはどーすることも出来ないね!」
男「検討違いなのは分かってます。でも、出来るでしょ?意地悪しないで下さいよ。ね?」
弁護士「‥‥まぁ、考え様によっちゃあ‥‥な。」
男「それともう1つ。」
弁護士「なんだ、まだあんのか」
142 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:24:30.55 ID:UG3jka6+0
男「僕が助けたい人、暴走族のトップなんですよ。だから暴走族潰してくれません?」
弁護士「!!」ガタッ
弁護士「おい、ヤバい話を持ち込むんじゃねぇよ。」
男「やだなぁ、落ち着いてくださいよ。冷静に話しましょ?」
弁護士「そればっかりは無理だな。暴走族のトップだと?ここらへん一帯を仕切るデカい暴走族が居るが、それじゃねぇよな?」
143 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:25:13.43 ID:UG3jka6+0
男「それです。500人くらいの集まりで出来た暴走族です。」
弁護士「勘弁してくれ。どう潰すって言うんだ!馬鹿も休み休み言え!」
男「はぁ‥‥、落ち着けよ。いいから座れ。な?」チラッ
弁護士「…くそっ!」ドカッ
男「潰すって言っても形だけでいいんです。正確には、警察のデータベースから、ココの暴走族が解散して居なくなったと思わせられればいいんです。」
144 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:26:02.35 ID:UG3jka6+0
弁護士「…ふん。偽装か。」
男「そうです。できますよね?」
弁護士「まぁ…な。だがな。坊主、高く付くぜ?」
男「ですよね」
弁護士「…さて。まぁまぁ面白い話だったぜ。良い暇つぶしになった!また、来い。そん時は茶ぐらい出すぞ」スタッ
145 :
◆jPpg5.obl6
[Saga]:2017/06/29(木) 14:27:01.30 ID:UG3jka6+0
男「1千万」
弁護士「……なんだって?」
146 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:28:06.15 ID:UG3jka6+0
男「1千万ご用意しましょう。」
弁護士「……ヤバい話には乗らないことにしてんだ坊ちゃん。」
男「1回の仕事で1千万ですよ。不満ですか?」
弁護士「その金はなんだ。黒い金か」ストン
男「いいえ、正真正銘真っ白い綺麗なお金です。明日にはご用意できます。」
147 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:29:09.38 ID:UG3jka6+0
弁護士「依頼内容はさっきの2つか。それ以上はないんだな?」
男「えぇ。もちろんです。」
弁護士「暴走族解散を警察に誤認させるには1度トップが逮捕される必要がある。いいのか?」
男「話は付けてきました。問題ないです。」
弁護士「坊ちゃんも知ってる通り、俺は法律ギリギリのことをするぞ。いいんだな?」
148 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:29:48.01 ID:UG3jka6+0
男「ヤクザでも何でも使えるものは使え。必ずやり遂げろ。」
弁護士「ふ‥‥坊ちゃんとは長い付き合いになりそうだな。」
男「僕もそう思います。」
弁護士「決まりだ。引き受けるぜ、その仕事。金はキッチリ1千万。準備できたら持ってきな!」
男「よろしくお願いします」ガタッ
149 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/01(土) 01:28:45.29 ID:wlCjtol30
ーーーーーーー
2日後 女宅
男「ねぇ女さん」コンコン
女「おぉ、お前か。なんだよ」ガチャッ
男「What are you doing now?」
女「え、は、はぁ?なんて?」
男「早く制服に着替えて。学校に行くよ」グイグイ
女「ちょ、おい!押すな馬鹿!着替えるから入ってんな!!」バシッ
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/10(月) 03:03:40.77 ID:bW1X8TZl0
やはり、白ちゃんのときの
来年は秘書さん話かな? 今回の続きもはよう待ち遠しい
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/10(月) 09:10:13.13 ID:R2xyyhGP0
待ち遠しいのは分かるからsageようぜ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 05:24:54.44 ID:RQEaHjMY0
待ち遠しいのは分かるからageようぜ
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 16:02:39.94 ID:U9YkA4Fy0
あ
154 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 20:33:43.71 ID:wzRKAo1D0
ーーーーーー
校門前
女「お、おいなんだこりゃ」キョロキョロ
報道陣『ここ○○高校の現校長がー』
男「なんでも校長先生が学校のお金を横領してたんだって」
女「だからこんなにもカメラが来てんのか‥‥」
男「おかげで女さんの処分はウヤムヤになったよ。校長先生が悪いことした上に、暴走族の頭が居るなんて泣きっ面に蜂で、誰も言い出せないだろうし。」
女「都合良すぎないかこれ‥‥」
男「ラッキーだったね」
155 :
@髭面メガネの使徒
[saga]:2017/07/19(水) 20:46:38.52 ID:wzRKAo1D0
??「男さん」
男「あ、副会長。どうしたの?」
副会長「どうしたのではありません。なぜ、その女と歩いているのですか。」チラッ
女「あ?」ギロッ
副会長「あら、聞こえましたか。では、あなたにも言っておきます。学校に復帰などせず、暴走族に復帰なされたらどうです?」
156 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 21:26:14.02 ID:wzRKAo1D0
女「おいコラ。血が何色なのか体に叩き込んでやろうか。」ダッ!
男「まぁ落ち着いて。僕が自宅謹慎解けたって女さんに朝、言いに行ったんだよ。それで学校まで一緒に来たんだ。」ガシッ
副会長「そうでしたか。男さんは優しいですね。こんな暴走女のために。そこまで。」
女「テメーいい加減にしろよ」
男「だからやめて女さん」ガシッ
157 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 22:19:38.09 ID:wzRKAo1D0
男「いい?ここは校門前なんだよ?報道カメラもいっぱいある中で喧嘩でもしてごらん。全国に1発オンエアだ。」
副会長「(σ-`д・´)アッカンベー」
女「あ、おい!後ろみろ!アイツ、私にアッカンベーしてやがる!!」ユビサシ
男「えぇ?」クルッ
副会長「‥‥?」キリッ
158 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 22:22:34.21 ID:wzRKAo1D0
男「…いい女さん?もう、君は卒業まで問題は起こせないレッドカードギリギリのラインにいる事を自覚して。」クルッ
女 (チッ)
副会長「‥‥」カキカキ
女「?‥‥?」ジー
男「だからね?これから、できるだけ僕と一緒に…その、学校生活を過ごしてさ。生活習慣も改めて、あ、朝ご飯とかも僕がー」
副会長『いい加減にしろよお前。男さんにこれ以上近づいたら、2度とシャバの空気吸えなくしてやるぞぃ』トンッ
女「やってみろ陰湿ビチグソ女がァ!!」ダッ!
副会長「あらやだ怖いですね。どうしたんですか?」ニゲッ!!
男「ちょっと女さん!?急にどうしたの!話はまだーー‥‥終わってないのに」ポツーン
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 02:58:28.20 ID:J94Pj6rQ0
おお、盆まで更新ないと思ってた
しかしこの副会長・・・どこかで・・・?
160 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/22(火) 23:31:41.39 ID:w8w0NUKh0
やっと見つけました。ブクマの大切さを教えられたこの数日、みなさん、いかがお過ごしですか。
始まります。
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