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男「女さん」女「あんだよ」
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110 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:04:54.85 ID:JIwfr+230
男「ふふ、確かに。学校を卒業したら大学行って家業を継げってうるさいんだ」
女「なんだお前。ボンボンか。」
男「いや、小さな会社だ。広告の印刷とかをしてるだけのホントに小さな会社。」
女「ちぃとトゲのある言い方だな。継ぐのが嫌か。」
男「まぁね。僕は絵を描くのが好きなんだ。大学も美大に行きたいんだけど‥‥反対されてて。」
女「けっ!私達ぐらいの歳の奴は、反抗期真っ盛りだと思ってたけどよォ!どうやら違うみたいだな!」
111 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:06:34.51 ID:JIwfr+230
男「女さんは盛り過ぎたよ。大人全員に噛みついちゃダメだよ。」
女「お前こそ、親の言いなりなんてやめて噛みついてやりぁいい!」グイッ
男「‥‥うん。そうだね。もう良い子は辞めだ。全て利用してやる。」ガタッ
女「おぉ?どうしたよ?」
男「2日だ。僕に2日、時間をくれ。」
女「そりゃお前、私は自宅謹慎だろうから時間はたっぷりあるけどよォ」
男「ならいい。大人しくしててくれ。2日間、僕には会えないから寂しいと思うけど。」
女「んなわけあるか!逆に清々するわ!」
男「そっか。じゃあまた、2日後に」ガチャン!
112 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:23:21.05 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
男(女さんを退学なんかにしない。停学にもさせない。一緒に卒業する。これは大前提だ。)
男(ついでに暴走族も抜けさせる。‥‥いや、抜けるのは面倒だな。潰すか。)
男(女さんをいつもの日々に戻すッ!僕が望む幸せな日々のために!覚悟はいいか。僕は出来てるぞ!)
113 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:24:20.89 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
男宅
男「ただいま」ガチャン!
母「まぁ!おかえり男さん!今日はいつもより帰りが早いのね」トテトテ
男「色々あってね。父さんはまだ帰ってない?」
母「お父さんなら、いつも通りの時間に帰ってくるはずよ。なにか用でもあるの?」
114 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:25:03.68 ID:JIwfr+230
男「あぁ。とても大事な用だよ母さん。」
母「そ、そうなの。あ、肉じゃが作ったの!味見しない?」
男「ごめん、母さん。部屋で調べることがあるんだ。父さんが帰ったら呼んで。」スタスタ
母「そう?」
115 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:26:27.26 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
コンコン!
父『おーい、帰ったぞー』
男「すぅ‥‥はぁ。‥‥よし。」ガチャッ
父「おぉ、男。話ってなんだ。」
男「大事な…話だよ」
116 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 00:27:32.72 ID:JIwfr+230
今日はここまで!!さてさて、もうそろそろ終わりが見えてきました。楽しんで書きますので、頑張って着いてきてください。
では、みなさん。また会いましょ。
117 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:47:14.71 ID:JIwfr+230
ーーーーーーー
リビング
父「それで?大事な話だったな」
母「あなた、今日はお酒呑むのやめましょう。男さん真剣よ。」
父「あぁ。もちろんだよ。だから男。話してみろ。」
男「率直に言います。500万僕に投資してださい。」
母「!!」
118 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:47:59.32 ID:JIwfr+230
父「500万…大金だな。何に使う気だ?」
男「言えません。」フルフル
父「親にも言えない使い道に、投資…か。素人のギャンブラーでさえ、そんな馬鹿な話は乗らないぞ。」ハァ
男「でしょうね。だけど、僕には必要なんです父さん。」
母「どういうことなの?詳しく教えてちょうだい!」
男「ですから投資です。」
119 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:48:49.63 ID:JIwfr+230
母「投資…って。」オロオロ
父「メリットはなんだ。これはもう契約だ。父さん達に利点が無ければ、この話はおしまいだ。母さん、肉じゃが作ったのか?」
母「え、えぇ。我ながら上手く出来たと思うけど‥‥」
男「…美大は、諦めます。」
父「!!」
男「家業も…。継ぐよ。大学も今より1つ上の大学に…いや、2つ上だ。2つ上の大学に行く。」
母「本当なの?その話は?」
120 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:49:43.83 ID:JIwfr+230
男「あぁ。本当だし、僕は本気だ。父さん、さっき契約と言ったね。なんなら今言ったことを書類にまとめてサインしたっていい!」バン!
男「僕の魂を賭けるよ」
父「‥‥」
男「‥‥」
父「‥‥ふ。ふはっ!お前、いつの間にか大きくなったな!いいだろう!気にいった!母さん、酒を持ってきてくれ!」
母「あ、はいはい。」トタトタ
男「‥‥じゃあいいんだね?」
父「あぁ。キッチリ500万!お前に投資してやる。だがな男。これは契約だ。しっかり言ったことは守れよ。男同士の約束だ。」
121 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:50:27.92 ID:JIwfr+230
男「もちろんだよ父さん」
父「金は2日後、渡す。銀行の関係ですぐには用意できんぞ。分かってるよな」
男「うん。ありがとう」
父「じゃあ晩ご飯を食べるか!母さーん!肉じゃがまだー!?」
<ハイハーイ
男「ちょ、危なくないかアレ。」
父「おい、母さん!頭に肉じゃがの皿を乗せるんじゃない!」
母「大丈夫‥‥よ。私もお酒呑みたいもの」プルプル
122 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:51:07.82 ID:JIwfr+230
男「だからって両手に一升瓶は‥‥」
父「止まって母さん!ストップ!ほら、お酒渡して。頭から肉じゃが下ろして」
母「いや!これは私のお酒!」サッ
男「母さん!急に動いたら!」
父「ぎゃぁぁあ!!顔に肉じゃががぁぁあ!!!」ベチャッ
男「まったく‥‥うぷぷ。」
123 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:52:16.10 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
次の日 女宅前
プパーー!パッパー!
暴走族共「姉貴ー!!今日は学校行かないんすかー!!」
手下2「姉貴ィー!!どーしたんですかー!!」ドンドン
ガラッ!!
手下3「姉貴!窓から顔出して何してるんですか!遅刻しますよ!」
暴走野郎2「馬鹿!今なら飛ばせば余裕で間に合うぜ!」
手下1「馬鹿はお前だ!昨日、安全運転って言わたろ!」
124 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:52:57.34 ID:JIwfr+230
女『朝っぱらからうっせーよ!バーカ!お前らのせいで絶賛自宅謹慎中だ!!とっとと失せろ!!』ガラガラ!ピシャッ!
手下1「おい、聞いたか自宅謹慎中だってよ」
手下2「おう。なんか悪いことしちゃったな」
手下3「走りにでも誘って気分上げてもらおうぜ!」
暴走族共「「「それだ!!」」」
125 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:53:59.17 ID:JIwfr+230
ーーーーーー
女宅
<アネキィー!!
<ハシリニイキマショー!!
<アッネェキー!!
女「あっっっの馬鹿どもがッ‥‥!」プルプル
女「ふん!私はこち亀読み直すのに忙しいんだよ!」
126 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:54:34.57 ID:JIwfr+230
10分後〜〜
女「‥‥そういや〜静かになったな。」パタン
女「‥‥帰ったか?」チラッ
シーーーン
女「ふぅ…帰ったか。これなら今日中にこち亀読み直せるな。」ペラペラ
127 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/17(水) 23:55:48.95 ID:JIwfr+230
今日はここまで!!ではでは、またこのくらいの時間帯に会いましょ。
128 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:51:37.16 ID:WYu83Arx0
ーーーーーーー
廃工場
男「まったく君たちは。」
手下1「おい!なんだテメーはよォ!」
男「君たちは、こないだ女さんを学校まで送った人達だよね。マズいんだよね、女さんの近くに居られると。」ハァ
手下2「あぁ!?っざけたこと言ってんじゃねぇよ!」
男「ふざけてるのは君達だ。君達が女さんを学校まで送ったから、女さんは自宅謹慎になって、今、停学か退学かの知らせを待ってる。」
129 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:52:28.26 ID:WYu83Arx0
手下3「何だ、俺らのせいだって言いたいのかよ!」
男「あぁ!お前らのせいだ!お前らがお前らの頭を苦しめてんだよ!!」バンッ!
男「いいか!よく聞け!このままじゃお前らの大事な大事な頭はなぁ!学校を卒業できねぇんだよ!!」
男「おら!お前らの頭はどんな人だ!言ってみろ!」ユビサシ
暴走野郎1「つ、つえ!!俺らの頭は、化け物みたいにつえ!!」
男「そうだ!強い!次ぃ!!」
130 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:53:13.28 ID:WYu83Arx0
手下2「カップ麺が大好きだ!!凄いこだわりがある!!」
男「そうだ!健康面が心配だな!次ぃ!!」
手下1「傍若無人だ!!会ってすぐに殴られた!!」
男「そうだ!理不尽の極みだな!次ぃ!」
手下3「漫画が好きだ!!よくセリフっぽいのを言ってる!!」
男「そうだ!ありゃオタクだ!!他には!あるか!」
131 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:53:52.56 ID:WYu83Arx0
元頭「優しいやつだ」ドドン!
132 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:54:52.74 ID:WYu83Arx0
手下1「あ、あんた。全治1ヶ月って…」
元頭「あぁ、骨の折り目が綺麗でね。すぐにくっ付いたぜ」プラプラ
男「…そうだ。案外、優しい。」
男「つまりだ。化け物みたいに強くてオタクで、ワガママで理不尽で、優しくてカッコよくて!茶目っ気があってイタズラ好きなカップ麺女がお前らの頭だ!!!」
手下共「おい!結構、主観が入ってんぞ!!」
133 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:55:50.03 ID:WYu83Arx0
男「だけどな!今は違う!家に篭って嫌な知らせを、こち亀読みながら待つ可哀想な女の子だ!!」
暴走族共「!!」
男「‥‥だから僕に力を貸してくれ。頼む。一緒に卒業したいんだ。」ペコッ
元頭「‥‥だとよ。どーすんだお前ら!!ここでやらなきゃ男が廃るぞ!!!」
暴走族共「オオォ!!!!」
134 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/05/20(土) 22:56:46.92 ID:WYu83Arx0
男「よし、じゃあ明日までに1人1万持ってきてね」
暴走族共「え」
男「あともう一つ頼みがあるんだ」
暴走族共「え、え?」
男「ーーーーーー」
元頭「‥‥面白ぇ。お前の、その黄金のような夢に賭けてやろう。」ニヤッ
135 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/04(日) 03:44:06.08 ID:HIzPoSLS0
黄金水の続きはよっ
136 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 17:35:20.94 ID:eAepCtjL0
ーーーーーーー
事務所
男「おじゃまします」カランコロン
弁護士「おい、坊主。床屋なら2軒先だ」チラッ
男「知ってますよ。僕はあなたに用があってきたんだ。」ストン
弁護士「おいおい、勝手に座んな。坊主に用があっても、俺には無いんだ。」
137 :
◆f39OhGB9wF8x
[Saga]:2017/06/16(金) 22:15:50.20 ID:eAepCtjL0
男「依頼したいことがあります。」
弁護士「依頼ぃ?坊主が俺にぃ?はっ、笑わせんな!」
男「……。…立派な額縁に入ってるアレ。日本と海外の弁護士資格をお持ちなんですねぇ」チラッ
弁護士「だったらなんだ。坊主の依頼は海外の問題か?勘弁してくれ。」
男「…あなたのことを調べました。なんと言うか…率直に言うと悪い噂が絶えませんね」
138 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 22:32:36.50 ID:eAepCtjL0
男「実績はあるものの、結果を出すために法律ギリギリのことをして、相手を陥れるとかなんとか。」
弁護士「おい坊主。何が言いたいんだ。」
男「噂が広まり今じゃ、立派な額縁も埃を被る始末。随分、お暇でしょう?」
弁護士「‥‥」
男「そこでどうでしょう?話くらいは聞いてくれません?いいでしょ?」
139 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/16(金) 22:56:54.68 ID:eAepCtjL0
弁護士「はぁ…。茶は出さないぞ」
男「ありがとうございます。実は、助けたい人が居ます」
弁護士「へ…。そんなの俺にどーしろっていうんだ」
男「その人は色々あって、自宅謹慎中です。ですが、次。停学を食らえば、今年度は卒業出来ないでしょう。」
弁護士「停学食らいそうなのか?」
男「退学ものの事を仕出かしました。」
140 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/19(月) 03:36:28.57 ID:8xAiNx2n0
この弁護士も将来の・・・?
141 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/26(月) 16:51:18.20 ID:uHrdzjb40
弁護士「それを俺に止めて欲しいのか。そりゃ悪いが無理だな!弁護士の俺にはどーすることも出来ないね!」
男「検討違いなのは分かってます。でも、出来るでしょ?意地悪しないで下さいよ。ね?」
弁護士「‥‥まぁ、考え様によっちゃあ‥‥な。」
男「それともう1つ。」
弁護士「なんだ、まだあんのか」
142 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:24:30.55 ID:UG3jka6+0
男「僕が助けたい人、暴走族のトップなんですよ。だから暴走族潰してくれません?」
弁護士「!!」ガタッ
弁護士「おい、ヤバい話を持ち込むんじゃねぇよ。」
男「やだなぁ、落ち着いてくださいよ。冷静に話しましょ?」
弁護士「そればっかりは無理だな。暴走族のトップだと?ここらへん一帯を仕切るデカい暴走族が居るが、それじゃねぇよな?」
143 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:25:13.43 ID:UG3jka6+0
男「それです。500人くらいの集まりで出来た暴走族です。」
弁護士「勘弁してくれ。どう潰すって言うんだ!馬鹿も休み休み言え!」
男「はぁ‥‥、落ち着けよ。いいから座れ。な?」チラッ
弁護士「…くそっ!」ドカッ
男「潰すって言っても形だけでいいんです。正確には、警察のデータベースから、ココの暴走族が解散して居なくなったと思わせられればいいんです。」
144 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:26:02.35 ID:UG3jka6+0
弁護士「…ふん。偽装か。」
男「そうです。できますよね?」
弁護士「まぁ…な。だがな。坊主、高く付くぜ?」
男「ですよね」
弁護士「…さて。まぁまぁ面白い話だったぜ。良い暇つぶしになった!また、来い。そん時は茶ぐらい出すぞ」スタッ
145 :
◆jPpg5.obl6
[Saga]:2017/06/29(木) 14:27:01.30 ID:UG3jka6+0
男「1千万」
弁護士「……なんだって?」
146 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:28:06.15 ID:UG3jka6+0
男「1千万ご用意しましょう。」
弁護士「……ヤバい話には乗らないことにしてんだ坊ちゃん。」
男「1回の仕事で1千万ですよ。不満ですか?」
弁護士「その金はなんだ。黒い金か」ストン
男「いいえ、正真正銘真っ白い綺麗なお金です。明日にはご用意できます。」
147 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:29:09.38 ID:UG3jka6+0
弁護士「依頼内容はさっきの2つか。それ以上はないんだな?」
男「えぇ。もちろんです。」
弁護士「暴走族解散を警察に誤認させるには1度トップが逮捕される必要がある。いいのか?」
男「話は付けてきました。問題ないです。」
弁護士「坊ちゃんも知ってる通り、俺は法律ギリギリのことをするぞ。いいんだな?」
148 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/06/29(木) 14:29:48.01 ID:UG3jka6+0
男「ヤクザでも何でも使えるものは使え。必ずやり遂げろ。」
弁護士「ふ‥‥坊ちゃんとは長い付き合いになりそうだな。」
男「僕もそう思います。」
弁護士「決まりだ。引き受けるぜ、その仕事。金はキッチリ1千万。準備できたら持ってきな!」
男「よろしくお願いします」ガタッ
149 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/01(土) 01:28:45.29 ID:wlCjtol30
ーーーーーーー
2日後 女宅
男「ねぇ女さん」コンコン
女「おぉ、お前か。なんだよ」ガチャッ
男「What are you doing now?」
女「え、は、はぁ?なんて?」
男「早く制服に着替えて。学校に行くよ」グイグイ
女「ちょ、おい!押すな馬鹿!着替えるから入ってんな!!」バシッ
150 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/10(月) 03:03:40.77 ID:bW1X8TZl0
やはり、白ちゃんのときの
来年は秘書さん話かな? 今回の続きもはよう待ち遠しい
151 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/10(月) 09:10:13.13 ID:R2xyyhGP0
待ち遠しいのは分かるからsageようぜ
152 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 05:24:54.44 ID:RQEaHjMY0
待ち遠しいのは分かるからageようぜ
153 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 16:02:39.94 ID:U9YkA4Fy0
あ
154 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 20:33:43.71 ID:wzRKAo1D0
ーーーーーー
校門前
女「お、おいなんだこりゃ」キョロキョロ
報道陣『ここ○○高校の現校長がー』
男「なんでも校長先生が学校のお金を横領してたんだって」
女「だからこんなにもカメラが来てんのか‥‥」
男「おかげで女さんの処分はウヤムヤになったよ。校長先生が悪いことした上に、暴走族の頭が居るなんて泣きっ面に蜂で、誰も言い出せないだろうし。」
女「都合良すぎないかこれ‥‥」
男「ラッキーだったね」
155 :
@髭面メガネの使徒
[saga]:2017/07/19(水) 20:46:38.52 ID:wzRKAo1D0
??「男さん」
男「あ、副会長。どうしたの?」
副会長「どうしたのではありません。なぜ、その女と歩いているのですか。」チラッ
女「あ?」ギロッ
副会長「あら、聞こえましたか。では、あなたにも言っておきます。学校に復帰などせず、暴走族に復帰なされたらどうです?」
156 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 21:26:14.02 ID:wzRKAo1D0
女「おいコラ。血が何色なのか体に叩き込んでやろうか。」ダッ!
男「まぁ落ち着いて。僕が自宅謹慎解けたって女さんに朝、言いに行ったんだよ。それで学校まで一緒に来たんだ。」ガシッ
副会長「そうでしたか。男さんは優しいですね。こんな暴走女のために。そこまで。」
女「テメーいい加減にしろよ」
男「だからやめて女さん」ガシッ
157 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 22:19:38.09 ID:wzRKAo1D0
男「いい?ここは校門前なんだよ?報道カメラもいっぱいある中で喧嘩でもしてごらん。全国に1発オンエアだ。」
副会長「(σ-`д・´)アッカンベー」
女「あ、おい!後ろみろ!アイツ、私にアッカンベーしてやがる!!」ユビサシ
男「えぇ?」クルッ
副会長「‥‥?」キリッ
158 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/07/19(水) 22:22:34.21 ID:wzRKAo1D0
男「…いい女さん?もう、君は卒業まで問題は起こせないレッドカードギリギリのラインにいる事を自覚して。」クルッ
女 (チッ)
副会長「‥‥」カキカキ
女「?‥‥?」ジー
男「だからね?これから、できるだけ僕と一緒に…その、学校生活を過ごしてさ。生活習慣も改めて、あ、朝ご飯とかも僕がー」
副会長『いい加減にしろよお前。男さんにこれ以上近づいたら、2度とシャバの空気吸えなくしてやるぞぃ』トンッ
女「やってみろ陰湿ビチグソ女がァ!!」ダッ!
副会長「あらやだ怖いですね。どうしたんですか?」ニゲッ!!
男「ちょっと女さん!?急にどうしたの!話はまだーー‥‥終わってないのに」ポツーン
159 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/07/21(金) 02:58:28.20 ID:J94Pj6rQ0
おお、盆まで更新ないと思ってた
しかしこの副会長・・・どこかで・・・?
160 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/22(火) 23:31:41.39 ID:w8w0NUKh0
やっと見つけました。ブクマの大切さを教えられたこの数日、みなさん、いかがお過ごしですか。
始まります。
161 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/23(水) 08:12:48.66 ID:9lUhjY170
自分の投下スレ見失うとかねーよwww
待ってたぜ!
162 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/23(水) 19:28:19.52 ID:h/UTRt310
ーーーーーー
お昼
男「ねぇ女さん」
女「んだよ!今、最高にイラついてんだ。用が無いならサッサっと失せろ!」
男「もー怖いな。朝は副会長と追いかけっこしてて楽しそうだったのに。」つお弁当
女「楽しいだぁ!?やめてくれ、飯が不味くなる!!」パシッ
163 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/23(水) 19:29:48.22 ID:h/UTRt310
男「そうなの?仲良くみえたけど…」カチャカチャ
女「悪いがアイツは大ッ嫌いだ。今後、この評価が変わることはまず無いね」パクパク
男「そっか。真面目で生徒会の活動も熱心にやってくれるいい子なんだけどな」モグモグ
女「はッ!どーだか」サッサッ
男「ブロッコリー残しちゃダメだよ」
女「う‥‥。わーてるよ、んな事。」パクッ!
164 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/08/24(木) 08:05:17.01 ID:H+ddWYEQ0
パパさん学生時代は主導権握ってたのね
それがどうしてあんな親バカに・・・
165 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/26(土) 19:59:59.40 ID:Pz3W8U1a0
ーーーーーー
放課後
男「ねぇ女さん」
女「ん?」
男「久しぶりの学校はどうだった?」
女「ん、あぁ。…まぁ、いいんじゃね?」
男「そっか、よかった。じゃあ帰ろっk」
校内アナウンス『生徒会長、男さん。生徒会長で、私の男さん』
166 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/08/26(土) 20:01:07.79 ID:Pz3W8U1a0
女「あのウゼェ奴の声だ」チッ
男「副会長の声だね」
校内アナウンス『本日、生徒会会議があります。勝手に帰らないように。生徒の皆様、危険運転をする人にはお気を付けてお帰りください。』プツッ
女「アイツ‥‥私に恨みでもあんのか。」
男「それじゃあ僕は生徒会に出ないといけないから行くね。」スタスタ
女「おぉ、また明日な」フリフリ
女 (‥‥また明日?)
167 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/09/21(木) 01:09:51.13 ID:a6g5pJoA0
また明日はこの先来るのか・・・
168 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/09/21(木) 22:49:27.85 ID:Yt6CDsqO0
ーーーーーー
女宅前
「「「「「「お勤めご苦労さんです!!!!!」」」」」」
女「うーす。」
手下2「姉貴!大事な話があります!!」
女「あぁ?んだよ、疲れてんだコッチは」
手下3「お願いします!来てください!」
女「またその流れか!今度は誰が呼んでんだ!」
暴走族共「お願いします!!」
女「‥‥わーったよ。行くよ。行けばいいんだろ」ヤレヤレ
169 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/09/21(木) 22:50:33.93 ID:Yt6CDsqO0
ーーーーーー
廃工場
元頭「つーわけで俺ら暴走族は解散だ」ドン!
女「はぁぁぁあ!?」
元頭「別に驚くこたぁねぇよ。もう決まったことだ。」
女「おいおい、決まった事ってお前なァ!」
手下1「姉貴、いいんです…」フルフル
女「いいって…、じゃあお前らコレからどーすんだよ。行く宛あんのか?」
170 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/09/21(木) 23:17:18.73 ID:Yt6CDsqO0
元頭「安心しろ、お前が気にすることじゃねぇよ」
女「タコ!曲がりなりにもコイツらに慕われちまったんだ!気にもなるだろうが!」バンッ!
手下2「姉貴‥‥」
元頭「暴走族が解散することで、お前は頭じゃなくなるし、コイツら全員足抜けできて、晴れてカタギだ。」
元頭「それに3年耐えれば、また集まる。そう言う約束だ。」
171 :
◆f39OhGB9wF8x
[Saga]:2017/09/21(木) 23:18:40.92 ID:Yt6CDsqO0
女「あぁ?誰とのだよ。」
手下共「それは言えねースッ!」
女「人には言えねぇ約束相手ほど、不信感を煽るものはねぇな。答えな。」パキポキ
元頭「おいおい、俺は病み上がりだぜ?またタイマンか?」
女「別に病んでねぇだろ。ただの骨折だ。まぁ、今度は綺麗に折れる保証はないけどな」
元頭「は、怖い怖い。」
女「言わねぇ気か?」
元頭「あぁ。」
女「どうしても‥‥か?」
元頭「どうしてもだ。」
172 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/09/21(木) 23:19:58.28 ID:Yt6CDsqO0
女「‥‥やめだ。私は帰る。」スタスタ
元頭「…どうしたァ!骨を折るんじゃなかったのか!」
女「…あんたのその目は、覚悟の目だ。骨を折った所で言うようなヤワな覚悟じゃねぇ硬い目をしてやがる。だから…やめだ。」
元頭「‥‥またな」
女「‥‥ざけんな、バーカ」アッカンベー
手下1「‥‥。‥‥行っちゃいましたね」
元頭「あぁ。でも、どーせまた会うさ。」
173 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/09/21(木) 23:21:02.67 ID:Yt6CDsqO0
手下3「3年後」
手下2「呼ばれるのを待つとするか!」
元頭「解ッッッッッ散ッッッッッ!!!!!!」
「「「「「「シャァアア!!!」」」」」」
174 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/26(火) 02:21:26.21 ID:8g8Z0suw0
続きはよはよ
175 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/10/05(木) 22:22:15.47 ID:ZQqamRwn0
ーーーーーー
男「ねぇ女さん」
女「あ?」
男「コレをどう思う?」つ香り付き消臭剤
女「どう‥‥て。別になんとも思わねぇよ。」
男「変だと思わない?」
女「?何がよ?」
176 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/10/05(木) 22:23:16.16 ID:ZQqamRwn0
男「消臭剤のくせに香りが付いてるなんて。臭いを消す薬剤と書いて消臭剤なのに、臭いが付いてるなんて。納得いかないよ。」
女「こまけぇな。そんな矛盾気にしてたらキリがねぇよ!」
男「そうかな。うん、そうだね。女さんが、鶏皮食べれないのに刻んだら食べれるようになる現象と同じで、気にしたら負けだね」
女「アレは噛み切れなくて、おえってなるんだよ///」
男「うん、おえってなるんだよね。ごめん、なんかその言い方可愛いからもう1回言ってくれる?」スチャ
女「その手に持ってる物はなんだ」
男「え?録音機」
女「ぜってー言わねぇ」ヒキッ
177 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/10/15(日) 18:18:04.87 ID:kekk6aHG0
ーーーーーー
男「ねぇ女さん」
女「どした」
男「女さんって友達居ないの?」
女「なんだお前、藪から棒だな。藪から棒だぞ。」
男「女さんが休み時間、ほかの誰かと一緒にいる所を見たことないんだけど。」ストン
女「…お前が毎時間きてるせいとは考えねぇのか」ハァ
178 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/10/31(火) 20:14:59.47 ID:cVv4+KSm0
男「え、僕のせい?」
女「‥‥いんや。私がちゃらんぽらんなせいだろ。誰も悪かねぇよ」
男「僕は友達だよ」ニコッ
女「…勝手に言ってろ」フイッ
179 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/10/31(火) 21:30:41.48 ID:x4GvLmyl0
女さん可愛い
180 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/11/25(土) 10:32:05.79 ID:FkF+iTKoO
今作はかなりスローペースですなあ
181 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/11/26(日) 21:18:42.41 ID:HhwGT3nJ0
ーーーーーー
卒業
男「ねぇ女さん」
女「あん?」
男「卒業式、終わったね」
女「…だな。」
男「どうだった?この学校生活は。」
女「まぁ…楽しかったよ。特に後半。お前が居たからな」
男「僕も…かなり楽しかった。特に後半。女さんと居れたから。」
182 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/11/27(月) 20:15:37.21 ID:fXqWZ8yW0
女「……そーいやーよ。校則、随分変わったなァ。」
男「…そうかな?なにも変わってないと思うよ?」
女「正確には"消えた"だな。色んな禁止項目が消えたよな」
男「皆、ちゃんと守ってるからね。わざわざ書いておく必要は無いと思ったんだ」
女「‥‥お前が何か没収する時は、決まってその後に持ち物検査があったよな」
183 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/08(金) 13:46:18.50 ID:dArBOe1p0
男「…偶然って凄いね。」
女「自分の弁当を寄越したこともあったな。」
男「…そうだっけ?」
女「創立記念日って嘘ついて私の家まで押しかけた事もあった」
男「うぷぷ‥‥あれはさすがに無理があったかな‥‥」
女「頼んでもないのに勝手に掃除して、勝手にご飯作って帰りやがった」
男「あの汚さは、さすがに耐えれなかったからね…」
女「‥‥お前、大学に進むんだってな。」
184 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/12(火) 21:50:28.10 ID:aC0ced/b0
男「うん、有名な国公立大学に見事合格だよ。」
女「美大に行きたいとか言ってなかったか?」
男「世の中、堅実が1番ってことだよ。」
女「家業を継ぐらしいな」
男「あれ、なんで知ってるの?」
女「やっぱそうか。」
男「あ、ハメられた!…悔しいっ」
185 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/13(水) 22:50:55.37 ID:YJfz5MpP0
女「それと こないだ、弁護士に会った」
男「!!……へぇ、なにか言ってた?」
女「…暴走族の事と、私の処分の事を言って帰っていったよ」
男「あっっのクソ弁護士がッ……」
女「…嘘」
男「え?…あ!ハメられた!?」
186 :
◆f39OhGB9wF8x
[Saga]:2017/12/13(水) 22:51:55.36 ID:YJfz5MpP0
今年はずいぶんと亀さん更新です。
ただ今年中に終わらせたいと思いますので
みなさん、頑張って着いてきてください。
ではでは、またこのくらいの時間に会いましょ。
187 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/15(金) 19:18:45.02 ID:2aTuY6xp0
女「前に2度、私をハメたろ。コレでチャラだ」
男「そ、そんなぁ」ストン
女「‥ほら、もういいだろ。教えてくれ。」
男「‥‥弁護士さんに会ったってのはホント?」
女「あぁ。校門で出待ちされてね。少し話したよ」
男「どんな?」
女「長い付き合いになりそうなんでって名刺寄越して帰ってったよ」
男「‥‥余計なことを…」ギリッ
女「ほら、今度はお前が喋る番だよ」
男「別に…僕は、ただ…君と卒業したかっただけだよ」
女「なぁ、そのためにどんだけお前が頑張ったか知りたいんだよ。」
188 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/15(金) 20:21:53.39 ID:2aTuY6xp0
男「いいのいいの。結果、一緒に卒業できたんだ。そんな事より、前から言おうと思ってたんだけどs」
女「なぁ。もし、もしも。仮定の話だけどよ。」
男「‥‥うん、なに?」シュン
女「…もし、私らが付き合って、結婚して家庭を持ったら。どんな家庭になるのかなって」
女「考えたりしねぇか?」
189 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/17(日) 21:40:47.56 ID:fC4TBI420
男「う〜ん。もし、もしも。仮定の話だけどね。」
女「あん?」
男「…もし、僕らが付き合って、結婚して、家庭をもったなら。それはきっと幸せを体現したような家庭だと思うよ。」
女「ふぅ〜ん///」
男「うん///」ポリポリ
190 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/22(金) 22:52:01.26 ID:J1dcvW7Q0
女・男『…付き合ってください!!』
191 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/22(金) 22:52:51.15 ID:J1dcvW7Q0
女・男『‥‥ん?』
女「あ〜‥‥あ?」
男「あ、いや‥‥返事とかって‥‥」
女「いや、男の方こそ‥‥ん!?」
女・男『え!?はい!』
女・男『ちょ、マネすんな(しないで)よ!!』
女・男『……。』
192 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/24(日) 22:44:45.54 ID:OHYwmc5i0
〜〜3分経過
女・男『なんか喋れよ!!』
女「オラァ!」ポカッ!
男「ぐはっ!」バタッ
女「〜〜!!よろしくゥ!!」ダキッ!
男「うっ!うん、よろしく!あっと!」ピタッ
女「?どうしたよ?」
男「‥‥女さん」
女「あんだよ」
193 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/24(日) 23:13:55.61 ID:OHYwmc5i0
男「…撫でていい?」
女「次はねぇよ?」ニヤニヤ
194 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/24(日) 23:14:54.12 ID:OHYwmc5i0
ーー
ーーー
ーーーーー
ーーーーーーーー
母「これが私達の馴れ初め。」アルバムパタン
姉「素敵です…」キラキラ
幼女「父上ー!」ダキッ!
父「幼女ー!!」ギュー
母「離れな、そこはママの場所だ。」グイグイ
姉「その後はどうなったんですか?」ペラペラ
195 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/24(日) 23:20:45.23 ID:OHYwmc5i0
母「あぁ、パパは大学に入ると同時に、会社を継いで、3年で小さな印刷会社を馬鹿みたいに大きくしたわ」
父「いやー大変でした!」エッヘン
母「ほら、この人。この写真の右がパパで左が弁護士さんよ」つアルバム
姉「私の時もお世話になりました」
母「だからって良い人だと思っちゃいけないわ。」
姉「そうなんですか?」
母「あくどいことばっかしてる悪い人よ。パパはこの人と手を組んで、少しでも敵になりそうな会社を潰しまくったの。」
196 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 03:02:39.29 ID:5IShtEJ00
はい!!というわけでみなさん、イヴはどうお過ごしでしたか。
もう年末ですね。今作はまさかの超絶カメさん更新で自分自身チビりましたが
ここまできたら、クリスマスに終わらせようと思います。
ではでは、みなさん。また会いましょ。
197 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/12/25(月) 04:25:17.34 ID:DTfKHSpCo
おい、面白すぎて過去作まで読んでたらこんな時間じゃないかどうしてくれる
はよ続きはよ
198 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 21:58:04.63 ID:5IShtEJ00
姉「パパさん…」サッ
幼女「父上...」スッ
父「こらママ。余計なこと言わないで。娘達の好感度ダダ下がりだよ。」
母「そして、会社が大きくなった3年後、500人の従業員を雇ったわ。約束通り、ね?」チラッ
父「さぁね。それは言えませーーん」フイッ
姉「パパさん!」キラキラ
幼女「父上ー!」ダキッ!
199 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 22:25:30.85 ID:5IShtEJ00
母「ちょ、そこはママの場所だっつたろ!離れなさい!」グイグイ
幼女「ひひうへー!」ギュー
姉「ママさんは!?ママさんは何をしてたんですか?」ワクワク
母「私は…、ちょ!幼女、邪魔!もう!」ゲシゲシ
幼女「父上!あやつが我を蹴ってくる!!」
父「ちょっと、ママ!蹴っちゃダメでしょ!」
200 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 22:34:12.08 ID:5IShtEJ00
母「チッ。私は、パパの家に転がりこんだわ。パパのお父さんは快く受け入れてくれたんだけど、ババアが」ゲシゲシ
父「僕の母さん、つまりハクちゃんと幼女のお婆ちゃんとソリが合わなくてね」イタイヨ、ママ
幼女「我は、ばぁば好きー!」
母「ならママの敵ね。」
姉「た、確かに、急に家に来た人が、暴走族の元頭のママさんだったら怖いかもです。」
父「ま、そのおかげかママの家事スキルは並じゃないよね」
201 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 22:47:48.84 ID:5IShtEJ00
母「あんなババアに負けるなんて悔しいじゃない。」ドヤァ
幼女「ババアがばぁばに勝って喜んでる」クスクス
母「‥‥」ツネッ
幼女「ひたい!ひたい!」
父「今のは幼女が悪いぞ。」
姉「そういえば、パパさんはなんでママさんに話かけたんですか?」
父「!!」
202 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:15:54.05 ID:5IShtEJ00
母「それはねぇ。今でもなぜか言わないのよ」ハァ
姉「えぇ!?何でですか!気になるじゃないですか!」
幼女「気になる!気になるー!」ピョンピョン
父「こればっかりは秘密だよー」シーッ!
父「代わりと言っちゃなんだが、ママが大ッ嫌いって言ってた副会長。居たでしょ」
姉「え、えぇ。聞いてて面白い人だなって思いました」
203 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:17:37.96 ID:5IShtEJ00
父「あの人ね。秘書さん。」
姉「えぇぇぇぇ!!!マジですか!」
父「マジもマジ。大マジ。」
母「あのヤロー、いい加減にシメるか」パンパン
幼女「OK任せろ、我も手伝うぜ」ギリッ
父「あ、幼女もママと同じで、あんまり好きじゃない感じか。」
幼女「秘書はウラを感じる」
204 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:19:11.27 ID:5IShtEJ00
父「あの頃、秘書さんは、学年トップで、いっつもパパは2番。そんな人が副会長だから、頭上がらなかったよ」ハハハ
母「それがますます気に食わないわ。人を馬鹿にすることを生きがいにしてるみたいで腹立たしい。」ギリッ
幼女「なんかムカつく」シュッシュッ
母「幼女、腰がなってないわ。もっと黄金の回転を意識して。黄金長方形を感じるの。」
幼女「こう?」シュッ!
母「違うわ、こうよ」バヒュッ!
幼女「うぉ!なにそれカッけぇ!」
母「向こうで練習しましょう。」スタスタ
205 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:20:44.35 ID:5IShtEJ00
幼女「黄金…回転…ッ!」トテトテ
姉「結構、色んな人が昔馴染みなんですね。驚きです」
父「あぁ。人の縁ってのは不思議なものでね。大きな出来事を1回一緒に乗り越えたなら。その人達との縁は一生ものになるんだ。」
姉「‥パパさんはやっぱり凄い人です。」
父「皆が居てこそさ。…はい!昔話はこれにておしまい!ママ達のトコに行こ!」
姉「ママさんが言ってた黄金うんぬんってホントなんですか?にわかに信じられません」クスクス
父「ありゃただの馬鹿力だンゴハッ!」ドサッ
206 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:22:18.89 ID:5IShtEJ00
母「聞こえてんだよ」シュルシュル
姉「パパさん!?」
母「ほら幼女。こうやって鉄球に回転をかけるの。それをぶつければ1発KOよ」ヒョイッ
幼女「なるなる…」メモメモ
父「家の中で鉄球投げるの…禁止っ…」バタッ
姉「パパさーーん!!」
207 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:23:07.38 ID:5IShtEJ00
母「うぷぷ!またそれか!ボーリングの玉は校則に追加してあったけど、鉄球はなかったでしょ!」
父「‥‥な、なんて常識のない…」
母「なら没収してみな!」ホレホレ
父「くっ…没収です!」バッ
母「‥‥」グイッ
208 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:24:19.90 ID:5IShtEJ00
チュッ
母「ありがとう」
幼女・姉『あ!』
父「‥‥ママ」
母「‥‥あんだよ///」
父「これからも一緒にいてくれるかい?」
母「当たり前のことをきくんじゃねーよ。ずっと一緒だタコ」
END
209 :
◆f39OhGB9wF8x
[saga]:2017/12/25(月) 23:30:45.08 ID:5IShtEJ00
いやーー今年は嬉しいことに多忙で更新が滞ってしまいましたね。
ただ完走できて良かったです。これも丸っと全部読んでくださったみなさんのおかげです。
この家族はきっと今年も幸せに過ごしたことでしょう。
今年、よかった人も、良くなかった人もお疲れ様でした。
では、みなさん。来年の春頃またお会いしましょ。
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