姫神「はい。はっぴー。ばれんたいん。」上条「カカオ100%超苦ェエ!!」

Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:02:39.66 ID:Sp58jH/L0


小萌「はいはーい!先生の楽しい楽しい授業の時間なのですよー」ガラッ

青髪「あっ小萌センセー!どうやったらボクはモテますか!?」ガタッ

小萌「青髪ちゃんが周りの人を思いやれる、甲斐性がある素敵な男の人になれれば自然とモテるのです!」ニコッ

青髪「ほんまですか?!」

小萌「はい。なので素敵な男の人になるためにですね、さぁ席について今日もお勉強なのです!」

青髪「ハーイ!わっかりましたぁ!!」

上条(素直なヤツ…)


262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:03:35.59 ID:Sp58jH/L0

〜授業ちう〜


小萌「〜で、あるからしてですね、」

上条「…」ボヘー

上条(『周りの人を思いやれる、甲斐性がある素敵な男の人』…ね)

上条「…」チラッ


姫神「…?」

姫神「…」ヒラヒラ



上条(手振ってくれた)


上条(とりあえず振り返しとこ)ヒラヒラッ。


263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:14:19.71 ID:Sp58jH/L0

上条「…」

上条(…やっぱ姫神もそういう男がいいのか?)

上条(周りを思いやれる…はたぶん良しとして、甲斐性…甲斐性なぁ)

上条(無いよなぁ…ただでさえ、…って、なんで姫神基準で考えてんだか)

上条(まぁ昨日すごいお世話になったしな)




264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:24:16.76 ID:Sp58jH/L0


キーンコーンカーンコーン♪


小萌「あっチャイム鳴っちゃったのです」

青髪「きりーつ」


ガタッ。ガタガタ…


小萌「あっ!みんなちょっと待ってくださいなのです!」ワタワタ

青髪「ボク小萌センセのためなら100年待てます!」キリッ

小萌「実は情操教育の一貫としてですね、『学校全体でちょっとした企画をやりましょう』って事になったのですが、」スルー


265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:25:27.66 ID:Sp58jH/L0



小萌「ここに封筒と便箋があります。」



小萌「これを使って『自分にとって一番大事な人』宛にお手紙を書いて欲しいのです!」




上条(…『自分にとって、)


姫神(一番大事な人』に?)




266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:32:10.39 ID:Sp58jH/L0


小萌「御両親、友達、先生、先輩、後輩…恋人さんでもかまいません」


小萌「普段言えないような事をこっそりしたためちゃってくださいです!」



小萌「あっ、提出はしなくて大丈夫です。誰に出したか、内容なども先生に伝えなくて結構ですので…。」

小萌「仲の良い人との間で楽しんでくださいなのです」ニコッ

小萌「それじゃ先生からは以上なのです!青髪ちゃーん号令お願いしまーす!」

青髪「ハイハイ。きりーつ!」




・・・・・・。


267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:39:01.96 ID:Sp58jH/L0



土御門「しっかし、古風で物好きだにゃー?今どき手紙って。」

上条「まーな。この科学の街で、メールやLINEだのなんだのでしか人とのやりとりなんてしないようなこの御時世で」

青髪「あはーん!ボクはモチ小萌センセに出すでー!」

上条「ああ…うん。そうだな。お前はそうだな」

土御門「しかし参ったぜぃ。」

上条「? お前には舞夏がいるだろ?」

土御門「はぁ?『誰に送るか?』で悩んでないぜい。」

土御門「舞夏への想いなんてなぁ、毎日どれほど口にしても、伝えても…言い切ることなんて出来やしないんだよ!!」

土御門「あんな便箋1枚っきりじゃ、オレの気持ちの五億分の一だって言い表せやしねぇ…!」

上条「あーハイハイ」


268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:43:38.64 ID:Sp58jH/L0


土御門「それで?」ニヤニヤ

上条「…なんだよ?ニヤニヤして」

青髪「まーたまたー」ニヤニヤ

上条「だからなんだよ!?」

土御門「カミやんは」

青髪「誰に宛て」

土御門青髪「「書くんや(ぜい)?」」


上条「え…?そうだなぁ、」


269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 00:51:59.86 ID:Sp58jH/L0

上条(そりゃあ…まぁ、)

上条(インデックスか、オティヌスか…父さんや母さんかな?)

上条(あとはある意味でって事で一番お世話になってるカエル顔の医者とか…御坂とか?)

上条(それか…コイツらとかか?)

上条(やっぱ友達は大事だしな…)

土御門「さぁああ!盛り上がって参りました!」

青髪「カミやんにお手紙で告白されて彼女になるんは一体誰なんやーッ!?」


上条(いや…コイツらだけはねーな!うん!)




270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 01:01:56.01 ID:Sp58jH/L0


青髪「誰や?♪誰や♪誰や〜♪白い手紙に書く名前〜♪」

土御門「んばば♪んばんば♪めらっさ♪めらっさ♪」


上条「ええい!ガッチャ〇ンの替え歌と室戸市名物シットロト踊りをやめろ!」


上条(ん?待てよ?別に提出したりとかしなくたいいんだよな?)

上条(じゃあ…いいか?別に誰にも出さなくて。…面倒くさいしな)

上条(よし、さっさと忘れちまおっと)

上条「俺、誰にも出さない事にするよ。面倒くさいし」ハハ


土御門青髪「「何ィィイイイイ!!!!?」」




土御門「オイ…!オイオイオイオイ!?いいのかカミやんひめっ…誰かに出さなくて!!」ガシィッ!

上条「だって面倒くさいし」ハハハ


271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 01:04:06.50 ID:Sp58jH/L0

×上条(ん?待てよ?別に提出したりとかしなくたいいんだよな?)


〇上条(ん?待てよ?別に提出したりとかしなくたっていいんだよな?)
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:07:06.89 ID:T4o6l/8S0


わいのわいの。









姫神「…」



姫神(…『一番大事な人』。)

姫神(そもそも。私と関わる人間関係の数は。とても少ない。)


273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:08:28.85 ID:T4o6l/8S0


姫神(私のおかあさんとおとうさん…村の皆は。もう居ないし。)

姫神(私を救い出してくれたアウレオルスは…私の知っている彼は。もうこの世には居ない。)


姫神(現存する私の交友関係は。)


姫神(私を一時的に預かってくれた小萌先生と。転向してきてからよく話す吹寄さん。)


姫神(それから…少し話した事がある舞夏さんとクラスメイトの青髪ピアスくんと土御門くんぐらい。)


274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:10:32.57 ID:T4o6l/8S0

姫神(それから…)チラッ



土御門「よし!じゃあもう踊ろうぜぃ!大事なヤツが居ない寂しいカミやんを慰めるためにな!!」

上条「ウェーイ!!んばば♪んばんば♪」

青髪「めらっさ♪めらっさ♪」

吹寄「…」イライライライラ

吹寄「ええい!」ガタッ


吹寄「私の!!」ガンッ

上条「へぶぁ!?」


吹寄「机の前で!!」ドゴムッ

青髪「おぶぇっ!?」


吹寄「室戸市名物シットロト踊りを踊んなぁあああーッ!!」ドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴドゴ

土御門「待ってオレ重傷ごぱぁっ!!!?」





姫神「…」クス

275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:14:58.03 ID:T4o6l/8S0


姫神(そう。上条くん。)


上条「大変だーッ!吹寄の拳で土御門の体に風穴あいたぞ!?」

土御門(いやこのケガは吹寄じゃないけどにゃー)ゴフッ

青髪「大変やー!!つっちー血まみれやーッ!!!」

吹寄「」




姫神(そう。私の交友関係は。たったこれだけ。)


276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:18:50.15 ID:T4o6l/8S0





姫神(私の…一番大事な人。)




姫神(きっと…私には。上条くんしか居ないんだろうな。)

姫神(でも…私は寂しくない。)

姫神(そう思わせてくれるくらい。私は上条くんがーーーーーーーー)



姫神「…」


姫神「…////」


277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:19:28.46 ID:T4o6l/8S0


姫神(書くのは。普段言えないような事…か。)

姫神「…」ウーン




姫神(困った。昨日ベッドの中で上条くんに全部言ってしまった。)


278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:21:10.46 ID:T4o6l/8S0


姫神(他に何かあったかな…)


姫神「…」

姫神「…」

姫神「…あ。」




姫神(ふふっ。…そっか。私。一番大事な事を言ってなかった。)




姫神(言えるはずないけど。今はまだちょっと。言えないけど。)




279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:21:37.01 ID:T4o6l/8S0



姫神「…」

姫神「…」カキカキ




姫神(『私は。あなたがーーーーーーーー)






280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:22:10.41 ID:T4o6l/8S0







            す
            き
            で
            す
             。




281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:22:38.75 ID:T4o6l/8S0











姫神「…」

姫神「…////」


282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:25:54.05 ID:T4o6l/8S0


姫神(誰にも見られないように。隠しておこう。私の気持ちと一緒に鞄の奥深くに。)

姫神(今はまだ。とりあえずお昼ごはんを一緒に食べるだけでいい。)



姫神「…」クキュゥウ。



姫神(…お腹も。空いてきたな。)






姫神(お昼ごはん。まだかなぁ…)






283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/03/27(月) 02:32:36.75 ID:T4o6l/8S0






上条「オイ!上里にTELって暮亞呼んできてもらったぞ!!」

上里「きみ、ぼくを便利屋とでも思ってないだろうな?」

暮亞「私の植物でパトリシアさんの時みたいにって事ですね?」

上里「ああ。頼むよ暮亞」

上条「なんだかんだ言って助けてはくれるんだな。」

上里「…好きでやってるわけじゃないよ」

上条暮亞「「またまたぁ」」

284 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/03/27(月) 02:33:41.28 ID:T4o6l/8S0
今回はここまでなりけるのよ
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/27(月) 09:44:12.14 ID:y0CK6GtAo
んばば踊りではなく、きちんと室戸市名物シットロト踊りとなっているところに好感が持てる
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/28(火) 23:29:58.83 ID:bDydvLbP0
姫神可愛すぎだろ
287 :サローニャ「かつてのお仕事ちゃん」 [ saga]:2017/04/08(土) 10:03:14.22 ID:+oszGVBoO

「幻想御手《レベルアッパー》って、知ってる?」

「ああ、数年前にあった能力強度が上がるって奴」

「あたしね、それ使ったんだ」

「へぇ。どうだったの」

「…大した事は出来なかった」

「せいぜい手の中で小さな風が巻き起こるくらいの」

「?でもあなたはレベル0なんでしょ?だったらすごい進歩だと思うけど」

「違うの」

「あたしと同じレベル0や1とか2以上の人が使った場合、目視で観測できるだけでも能力強度が相当上がってた」

「コップを浮かすのが限界ぐらいの風力使い《エアロハンド》が人を一人分浮かせるだけの風を起こせるようになったり」

「量子変速《シンクロトロン》はレベル2から4まで上がった」

「それは…個人差があるってだけじゃ?もしくは、」


彼女が、遮るように振り向いた。

「もしくは、『幻想御手で上がる能力強度数は、元来その人が持っていた潜在的な能力強度の限界値までだったから』…とか?」

「…うん」

「…そう。それはほぼ正解だったんだ」

「幻想御手は脳波ネットワークを使って、音楽を聴いた人達の脳を繋ぎ、並列演算装置にして能力出力を上げる」

「つまり、レベル4〜レベル5未満程度の演算能力が得られるという事」

「ただ…それは逆に言えば…それだけの後押しがあっても大した出力を出せない人間は」


「『人並みの才能すらもないクズ』…ってコト」

「そんな卑下しなくても。別に能力なんかで人の価値が決まるわけじゃないし」

「あなたにはわからないよ。能力強度の高さが人間の評価価値に直結するこの街でレベル0がどれだけ馬鹿にされるかなんて」

「それは…確かにわかんないよ。でも、この街の6割はレベル0なんでしょ?」

「だったらそれは普通ってコトじゃないの?」

「違うの…サローニャ。」


彼女の顔から狂気が滲み始めた。
288 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/08(土) 10:03:48.49 ID:+oszGVBoO
誤爆した。失敬失敬てへぺろー
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/08(土) 14:12:36.43 ID:nfZjf1lZ0
んん?
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/08(土) 14:22:50.50 ID:73z4qMIJO
>>288 このやろう・・・wサローニャに免じて許すけどw
291 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/15(土) 22:17:14.52 ID:Tnka4r9B0



・・・・。


キーンコーンカーンコーン。

素甘「ハイ、それじゃあ今の所今度のテストに出しますから。…号令!」

「きりーつ」


292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:18:33.58 ID:Tnka4r9B0

上条「うげぇー…マジかよ…」

上条「なあお前らはわかった?いや三バカトリオな俺達が、」

青髪「小萌センセの授業やないし補習出る意味あんま無いからすぐ理解しました」キリッ

土御門「むしろ今のわかんねー奴いるのかにゃー?簡単過ぎて欠伸が出ますたい」キリッ

上条「こぉんの裏切り者どもがぁああ!!」



姫神「…」

293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:24:07.80 ID:Tnka4r9B0


姫神(私。問題なくわかった。)

姫神(ノートも。わかりやすくまとめた。)

姫神(良かったら。教える。)

姫神(…って。)

姫神(言えたらいいのに。)

姫神(なんとなく話しかけに行きづらい…)

姫神(むぅ。頑張るって決めたのに…。)

姫神(…よし。後でお昼食べる時に言う!絶対。言う!)

姫神(がんばれ。私!)グッ


294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:26:00.82 ID:Tnka4r9B0


上条「そーいえばそうだったね!お前ら本当はバカじゃないのに普段の言動でバカ扱いされてるってだけだもんな!」

土御門「おう。ぶっちゃけデルタフォースで真のヴァカはカミやんだけだぜぃ?」ヘッ

上条「うがぁああああ!!!」ガシガシガシ

青髪「安心しぃや。カミやんが補習する時はボク付き合うたるから」ポンッ

土御門「ヴァカって言って悪かったぜよ。カミやんもカミやんなりに頑張ってるんだもんな?」ポンッ

上条「やめろォオ!!お前らのその優しさで胸が痛いッッ!!」

295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:27:48.60 ID:Tnka4r9B0


土御門「え?じゃあ厳しい方がいいか?」

上条「それもイヤッ!!」

青髪「んもー難しい年頃やねぇカミやんは」プヒー

上条「やめろそれ!」



姫神「…」ソワソワ

姫神(…もうすぐお昼…)

296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:32:26.36 ID:Tnka4r9B0


上条「な、なぁ…俺に勉強教えてくれないか?どっちでもいいからさ」

青髪「えーそれはメンドイわー今日学校終わった後はボク下宿先のバイトあるし」

土御門「オレは昼飯奢りでなら手を打ってやってもいいぜぃ」

上条「おっ、マジで?!」

土御門「おう。1番高いヤツな」

上条「Oh...」

土御門「さ、そんじゃランチルーム行こーぜぃ」

青髪「せやね。はよ行かんと3人で座れへんし」

上条「だなー…あっ、」

青髪「ん?どないしたん?」

上条「…あー、いや、ゴメン俺ちょっと用事あるから今日はお前らだけで食ってくれ!」



297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:33:49.78 ID:Tnka4r9B0

青髪「へぁ?何があるん?」

土御門「そうか。まぁ勉強の対価の件はまた今度でいいぞ」

上条「悪いな」

土御門「姫神と上手くやれよ、カミやん」ボソッ

上条「!?」

上条「お、オイ!何で知ってるんだ!?」

青髪「え?なんなん?」

土御門「にゃっはっはっ」

青髪「姫神さんと何するん!?」

土御門「聞こえてたのか…」

上条「あー、その、実は今日姫神と昼飯食う約束してて」

青髪「なんやて!?」

298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:46:35.86 ID:Tnka4r9B0


青髪(あかん…あかんで!止めなあかん…!姫神さんとカミやんが一緒にお弁TOやなんて!)

青髪(ズルイやん!ずっちぃやん!カミやんばっか!)

上条「まぁそういう事だから…」

青髪「イヤイヤイヤイヤ…やめた方がええて!あの…アレやから!」ガシッ

青髪「今日の姫神さんの弁当、たぶん中身は食用コウモリやから!!生きたコバナフルーツコウモリやから!」

上条「ンなわけねーだろ!?大体俺中身見たし!」

青髪「わざと見せた後にすり替えられたかもしれへんやん!」

青髪「あかんで!?トラウマ必至やで?!きゃわわ〜なコバナフルーツコウモリちゃんを生で頭から美味しく頂いて『まだ足りぬわ…』って笑う姫神さん見たないやろ!?」

上条「姫神がそんな事するわけねーだろ!?姫神何者だよ!?」


299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 22:56:54.04 ID:Tnka4r9B0


土御門「あーもういいからいくぜよー」グイッ

青髪「ややー!カミやんがまたええ思いするんイヤやー!」ズルズル

土御門「にゃっはっはっはっ。いいから行くぜぃ。座れなくなっちまう前にな」

上条「ほっ」



姫神「上条くん。」

上条「お、じゃあ行くかー」

姫神「うん。」ニコ...


300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 23:03:52.83 ID:Tnka4r9B0





青髪「にしてもいつの間に姫神さんと仲良うなったんや?カミやん」ズルズル

土御門「さぁにゃー」

青髪「…土御門くん、なんか知っとるやろ?」

土御門「ノーコメントですたい」~♪

青髪「なーなーなんでボクには教えてくれへんの?そりゃちょっと寂しいんやけどー?」

土御門「はっはっはっ。オレが言わなくてもたぶんその内わかるぜぃ?」





土御門「…もっとも、オレも最終的に上手くいくかどうかまでは知らないけどな」ニヤァ…

青髪「ややわー土御門くんがそんなドギツイ笑い方してると不安になるわー」

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 23:13:16.41 ID:Tnka4r9B0


上条「くっそ…なんで知ってるんだよアイツ…」

上条「はっ!まさか今朝のことも本当は!?」

姫神「上条くん。そっちは他校のとこだよ」

上条「おっと、悪い。ありがとな」

姫神「うん。」ニコッ


302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 23:14:51.67 ID:Tnka4r9B0


上条「どこで食うかなぁ」

姫神「大丈夫。私。いい場所知ってる。」

上条「おっ、マジで?」

姫神「うん。」

姫神「…」

上条「…」

姫神「あの。」

上条「ん?」

姫神「さっきの授業。わからなかったの?」

上条「ぅえ!?あー…ああ。」

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/15(土) 23:27:42.36 ID:Tnka4r9B0

上条「お恥ずかしながら不肖上条、サッパリでした」<ハァ~サッパリサッパリ♪

姫神「そう。良かったらさっきのとこ。私が教えようか。」

上条「えっ?」

姫神「私。問題なくわかった。」

姫神「ノートも。わかりやすくまとめたから。」

上条「えーいやいいよわざわざ悪いし面倒くさいし。」ハハ

姫神「…そう。」シュン...

上条「あっ、いや!やっぱお願いしよっかな!」

上条「ちゃんと進級したいしな!ウン!」

姫神(どうしよう。迷惑って思われたかな…)

上条「どうか俺に勉強教えてください姫神さん!!姫神さんに教えてもらいたいですハイ!」手ギュ

姫神「!」

姫神「…うん。わかった」ニコッ

304 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/15(土) 23:40:54.60 ID:Tnka4r9B0
今回はここまでぃ。禁書は結構ちょくちょく再放送するのだぜ。



あ、あとちょいと一つ意見を聞きたいですの。


姫神さんが旧約二巻で

『元々私がここでどんな扱いをされてたか聞く?』

『何のために建物のあちこちに隠し部屋があるのかとか。俗物過ぎて君にはきっと耐えられない』

って言ってるけど、具体的に何をされていたと思う?

参考にしたいので意見が聞きたい。


短絡的に考えるなら成績優秀者への『御褒美』とかで姫神さんに色んなエロい事してた、だけど、

当時三沢塾は選民思想で『再現不可能なレア能力の独占』だとか『カルト教団化していた』『入塾した生徒の能力を違う能力に変えようとしていた』とか『男子生徒だけでなく女子生徒もいたので女子には姫神さんが御褒美になりづらい』

等を考えるとどうもわからぬのよ。

305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 09:33:36.53 ID:0DptI+jk0
結構難い意見案だなぁwwそう言うぼかしどころかほぼ内容に触れてない設定ってほぼ自分で考えても良いと思うよ
まぁ、俺は多分だけど保護されて(?)から暴行は受けているか否かは考え難いけどある意味では化け物扱いされてたのかもしれん。吸血鬼[ピーーー]し

参考にならんけど、一応答えてみるってミサカはミサカはずーっと待ち望んでたから頑張ってほしいと乙してみる!
頑張ってね

306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 10:21:53.94 ID:5owuwOKbo
レア能力の研究と称して性的暴行のイメージしかない
が、そうあってほしくないというのが正直なところか

隠し部屋の必要性が他に思い付かないんだよなぁ
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/16(日) 10:50:47.48 ID:0DptI+jk0
>>306 同意。
 
隠し部屋は、考えられるとしたら吸血鬼から身を守るためとかかな?
308 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/19(水) 01:05:04.59 ID:Gge0i70N0

御二方、ご意見どもありゃりゃとやした。確かに『それやぁー!』と思いつつ『えー…でもなんかそれヤダなぁ…』ですわ。

全部引っ括めてそのキャラクターなのであるから、設定とかをなるべく変えずに愛でるのがそのキャラを大事にするって事なんでしょうけども。

まぁSSなんでね、個人的にはSSは面白ければ設定なんざ変えてナンボと思うので。適当にその時その時の気分次第でやります。

309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:08:01.26 ID:Gge0i70N0


上条(俺結構頭悪いから絶対迷惑と時間かけるし…)

上条(他の誰かに頼むのもなんとなく申し訳ないし気安くできそうだから土御門辺りにでも頼もうと思ってたんだけど)

姫神「…」~♪

上条(…がんばろ)



・・・・・。


310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 01:08:53.17 ID:M3XJoCFDo
それでいいと思うよ
禁書読み込んでるわけじゃないから詳しい部分は知らないけど
SSでくらい幸せでいいし、出番が多くてもいい
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:11:36.72 ID:Gge0i70N0


上条「で、どこで食うんだ?」

姫神「うん。この前見つけたいい感じの所。」













姫神「ここ。この空き教室。」ガラッ

上条「?」

312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:13:16.73 ID:Gge0i70N0

上条「鍵空いてたけど…大丈夫なのか?使っても」

姫神「うん。元々この学校は私達がいた高校と違って中高一貫。」

姫神「けど。ここの中学生はそのまま上の高校に進学せずに別の学校へ行くから空き教室が多い。」

姫神「私達もそれにあやかって間借りしてる。」

上条「ああ…そういえば」

姫神「向こうの学校の生徒会のご厚意で。空いてる教室は使わないから私的公的問わず自由に使ってくれていいって言われてるから…」

上条「へー…そんなに融通利かしてくれてたんだな」

上条「今度ビクビクウサギとかメガネ君に会ったらお礼でも言った方がいいかな」

姫神「うん。」コクン

313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:16:40.94 ID:Gge0i70N0


上条(でも私的っつったって、それたぶん『部活で』『着替え』『生徒会会議』とかぐらいだよな?)

上条(『昼飯食うだけ』で俺達2人だけが使うってのも大丈夫なのか?)

上条(…まぁ、大丈夫か。汚さなきゃ誰にも迷惑かけないんだし!)

上条(けど姫神も変わってるよなぁ…『同じ内容の弁当見られたくないから』ってわざわざこんな所で食べなくても)

上条(別にランチルームとか教室とかでも良かったんじゃ)

上条(いや、ここはもう余計なこと考えずに女の子と2人きりで弁当というシチュエーションを楽しむべきだな!)

314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:20:59.54 ID:Gge0i70N0


姫神「じゃ。並べてく。」

上条「ん、そうだな」

姫神「よいしょ。」ゴソゴソ


コト。コト、コトコト。


姫神「そして。」ヨイショ

姫神「ぱんぱかぱーん。ぱーぱーぱーぱーっぱっぱぱー♪」

上条「ぷっ、ファンファーレ鳴るんだな」

姫神「ふふ…うん。”自信作”だから。」


315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:24:20.47 ID:Gge0i70N0


姫神「今日のお弁当は。卵焼きと。タコさんウインナー。きんぴら。生姜焼き。プチトマトとブロッコリー。お味噌汁。」

姫神「ご飯には梅干し。あと…温かいお茶を用意してみた。」

上条「うぉー…!すげー美味そう…!!」ゴクリ

上条(朝にチラッとは見たけどこんなに作ってくれてたんだな…)

上条「…なぁ、」

姫神「何?」

上条「ありがとな。こんなに手の込んだのを朝に作るの大変だったろ」

姫神「…慣れれば。わりとできる。」テレテレ

316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:28:17.47 ID:Gge0i70N0

上条「ンなことないって。俺も自分が飯作る立場だからわかるけどさ…毎日っつーか、そもそも『朝飯を作る』ってだけでもダルいのに、」

上条「なんか…俺、すげー嬉しい…」

姫神「そう。良かった。君が喜んでくれたなら。」ニコッ...

上条(あー…なんか今ので俺の中の姫神への好感度めちゃくちゃ上がったなぁ)

上条(あー上条さんもこんな子に嫁に来て欲しい!)

317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:31:23.16 ID:Gge0i70N0

姫神「はい。おはし。」

上条「さんきゅな」

姫神「それじゃ。」

上条「ん。」


上条姫神「「いただきます。」」


上条「むぐむぐ。美味ッ!!やっぱ姫神料理上手いな!」

姫神「ありがとう。たんとお食べ。」

上条「…生姜焼き美味ッ!?…後でレシピ教えてもらえないか?」

姫神「いいよ。」クスクス



318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:35:22.53 ID:Gge0i70N0

上条「むぐむぐ!むぐむぐむぐむぐ!」

姫神「…」ズズ...

姫神(お味噌汁。少し辛かったかもしれない。)チラッ

上条「合わせ味噌…か?ウチは普段赤だし派だから新鮮だな」ズズズズズズズ

姫神(良かった。問題無さそう。)

姫神(そして上条くんは赤だし派か。今後は赤だしにしよう。)

姫神「…静か。」

上条「まぁ2人だしなー」モグモグモグモグ

姫神(…2人きり。)


姫神(2人きり。か。そう。2人きり。なんとか。距離を縮めたい。)

姫神「…」

姫神(こういう時。どうしたらいいんだろう。)

姫神(やっぱり普通に会話して食べるだけでいいのかな。)



319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:41:17.19 ID:Gge0i70N0

姫神「そういえば。今度席替えするって。」

上条「へぇーそうなのか?」

姫神「うん。上条くんはその時居なかったから知らないと思うけど。」

上条「あー…俺もずっと忙しかったからなぁ」モグモグ

姫神「…」

上条「次の席は窓側の1番後ろがいいなぁ」

姫神「そう?」

上条「サボれるだろ。前の席の奴が体デカけりゃ隠れるしな」

姫神「でも教卓からだと後ろの席ほど良く見えるらしいよ。」

上条「え、…じゃあ逆に1番前…とか?」

姫神「それは。普通によく見えると思う。」

上条「ですよねー」

姫神「これからも。忙しくなるの?」

上条「さあなぁ」モグモグ

姫神「…無理。しないでね。」

上条「上条さんもしたくはないんですけどね…」ムッチャムッチャ

姫神「何があるの?」

上条「いろいろ。」

姫神「…そう。」


320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:43:56.94 ID:Gge0i70N0


姫神「…あ。上条くん明日掃除当番。忘れないでね」

上条「なんかその単語を聞くのめちゃくちゃ久しぶりな気がする…」

姫神「君。ほとんどしたことないもんね。」

上条「学校…ちゃんと行かなきゃなぁ」

姫神「うん。学校は行かなきゃだめだよ。」

姫神「せっかく。行けるんだから。」

上条「だよなぁ…」

321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:46:04.33 ID:Gge0i70N0

姫神「あ…ごはんつぶ。ここに付いてるよ」ツンツン

上条「え?どこだ?」

姫神「ん。ここ。」ヒョイ

上条「お、ありがと」

姫神「…」つ。

姫神「てい。」つ

上条「むぐ?」

姫神「はい。上条くんの口に返す。」

姫神「一生懸命作ったから。ちゃんと残さず食べて欲しい。」

上条「んぐ。」

上条「…」



上条(ちょっと姫神の指をしゃぶっちまった///)


322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:47:09.87 ID:Gge0i70N0

姫神「…お茶。いる?」

上条「ん。ああ…ありがと」

姫神「はい。熱いかもしれないから気をつけて。」

上条「ああ…あちちっ!?」

姫神「もう。今言ったばかり。」

上条「わ、悪い…」

姫神「濡れた?おしぼりならあるけど…」

上条「いや大丈夫大丈夫。おしぼりは要らない」

姫神「そう?」

姫神(…私もお茶飲もう)



上条姫神「「ふーっ…」」



          まったり。



323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:51:20.83 ID:Gge0i70N0


姫神(こういうシチュエーションに憧れていたけど…なんだか。普通。)

姫神(全くドキドキしてないわけでもないのだけど。)

姫神(まぁ。普通にごはん食べて会話してるだし。)

姫神「…」チルチル

姫神(こういう時。本当はどうしたら良かったのかな。)

姫神(勢いだけ。ノープランで来たけど。)

姫神「…」

姫神(まぁ。いいか。)ズズ

姫神(のどか。それに…”気持ち”は良いかもしれない。)

姫神(それから…)



姫神「…なんだか。とても暖かい。」

上条「?」


324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:53:11.16 ID:Gge0i70N0


姫神「私にもこの気持ちがよく。わからないけど。」

姫神「けど…君が私の作ったお弁当を『美味しい美味しい』って食べてくれて。」

姫神「少し話して。一緒に居るだけで。なんだか心が…ぽかぽかする。」

上条「…」

姫神「ずっと昔に。小さい頃に…あの山村で暮らしてた時に。こんな感じの気持ちになった事がある気がする。」

姫神「あまり…思い出せないけど。」

上条「…」

325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:55:20.44 ID:Gge0i70N0


姫神「…上条くんは。不思議な人だね。」

上条「?」

姫神「私が望むモノを。私が忘れてしまったモノを。」

姫神「私が諦めてしまったモノを。私にくれるから。」

上条「俺何もしてないって。大袈裟だろ」ハハ

姫神「ううん。そんなことはない。私は…君に。現に今も救われている。」

姫神「…私。もうあなたがそばにいてくれるだけでいい。」

姫神「君のその無自覚な暖かさが。…心地が。いい。」



姫神「…すき…。」

上条「えっ」

326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:56:24.35 ID:Gge0i70N0



姫神「きっと。君には私のこの感情はわからなくて。伝わらないのだろうとは思う。」

姫神「うん…好き。」



姫神「私。君といるこの時間が。好き…って。思う。」ニコッ...

上条「」

327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:57:38.85 ID:Gge0i70N0


姫神「…。」

姫神「あっ…!?////」カァ…!

姫神(しまった。つい安らぎ過ぎて思った事全部吐露してしまった。)

姫神(やらかした…まだ早い。たぶん上条くん『お、おう…』になってる。)

姫神(い。いや。まだ。今のならまだ誤魔化せる!)

姫神(それより。上条くんの反応を冷静に見なきゃ。)

姫神(もし『へーそう?』ホジホジとかなら『じょーだぁーん。』で済む。)

姫神(『ないわーうわー』とかなら…それは…元より脈が。無かったって事…)

姫神(その時は…諦めようと。思う。)

姫神(いくら私だって。ここまでがんばってその結果なら。心が折れる。)

姫神(よし…上条くんの反応を…見る!)

姫神(カミサマ。どうか。せめて。)

姫神(『へーそう?』ぐらいで!)バッ!


328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:58:10.51 ID:Gge0i70N0






















上条//「/(//°///ω//°//)//」//

姫神「」ビクッ


329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 01:59:52.92 ID:Gge0i70N0

上条「え、えと…////」

上条「そ、そう…か///」

上条「俺も…その、姫神にそう思われて、嬉しいっていうか…」

姫神「」

上条「あ、あはは…//////」

上条「…その、俺も姫神と一緒…だな、うん///」

上条「俺も…姫神とのこういう時間は、好きだな…///」

姫神「」

上条「つーか、さっきの笑った顔がすげー綺麗で、って、」

上条「ぁ?はは…あ、あっれー!!俺、何言ってんだろうな?!うわっ!なんか恥ずかしっ///」

姫神「」

上条「…忘れてくれ!!///」

姫神「」



姫神(よ。予想以上ッ!!!!)



330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 02:01:58.56 ID:Gge0i70N0

姫神(ど。どうしよう!こ。このまま…何か。)



キーンコーンカーンコーン…




上条「あ…」

姫神「あ。鐘。鳴った…。」

上条「…」

姫神「…」

上条「やっべっ!?これもう授業開始の時間の知らせじゃん!」ガタッ

姫神「…」


331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/19(水) 02:02:24.36 ID:Gge0i70N0

姫神「ねぇ。上条くん。」

上条「どうした?早く行かねぇと!」




姫神「このまま。…サボらない?」

上条「…え?」

332 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/19(水) 02:06:04.31 ID:Gge0i70N0
眠いからここまで。『こういう表現がしたい!おっ!あるやんけ!』と顔文字でイイ感じのがあっても文字化け率半端なくて悔しみ。

次回、『保健室でサボタージュ。そして。』

333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 15:19:58.95 ID:uGamRwx70
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/19(水) 22:15:07.67 ID:vFCYnjwmo
乙ー
こういうのが欲しかったんだよ!
335 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/25(火) 22:59:25.13 ID:ik/qM1Bc0


姫神「その。なんとなく。…もう少しだけ。上条くんと2人で居たい。」モジ

上条「えっと、」

姫神「…ごめん。わがままだった。忘れて。」

上条「…」

姫神「遅れた言い訳。考えた方がいい。何にしようか。」



上条「いや、いいよ。2人でサボっちまおうぜ」

姫神「!」


336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:01:00.32 ID:ik/qM1Bc0

姫神「でも」

上条「いいって。」

姫神「私が言い出しておいて。なんだけど。」

姫神「上条くんはただでさえ単位危ないのに」

上条「なーに、1回くらい大丈夫大丈夫。それにさ、」

姫神「?」

上条「俺も…」

姫神「…俺も?」



上条「俺も、もう少し姫神と一緒に居たいし…」フイッ

姫神「!」

姫神「…///」




姫神「…ありがとう。///」ニコッ

337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:01:46.82 ID:ik/qM1Bc0

・・・・・。



上条「…土御門にFUKIDASIで『俺たちサボるから先生に何とか説明しといて』って頼んだらさ、」テクテク

姫神「うん。」テクテク

上条「何か妙に自信満々に『任せるぜよ!!安心してサボれ!!』って返ってきた」

姫神「…逆に。不安。」




上条「で、どこでサボタージュするんだ?」

姫神「それはもちろん。定番のところ。」



338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:03:51.32 ID:ik/qM1Bc0


〜その頃の教室〜



小萌「あれ?姫神ちゃんと上条ちゃんがいないのです」

土御門「先生ーカミやん達なら保健室に行ってるぜい」

小萌「え?お腹でも壊したですかー?誰か理由とか聞いてないですか?」

土御門「あ、先生。オレ二人から理由聞いてるぜよ!」

小萌「え?ホントです?教えてもらえますか?」

土御門「ええと、ちょっと耳貸して貰いたいぜよ」

小萌「はいはい」

土御門「その…内密にお願いしたいんですが、」ヒソヒソ

土御門「『土御門…腹痛いから保健室行くって事にしておいてくれないか…?今日は俺、教室に居たくないんだ…』」

土御門「『姫神も腹痛いって事にしといてくれないか?…俺のせいで姫神も何かされる標的になっちゃうかもしれないし』」



土御門「…って、カミやんが言ってたんだぜい…」

小萌「」



339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:05:35.96 ID:ik/qM1Bc0


小萌「あわ、あわわわわ…!まさか先生のクラスにイジメが?!そんな、」

土御門「先生…、どうか、今日だけはカミやん達をそっとしておいてやって欲しい」

土御門「下手に事を荒立てるのも良くない時ってあるし、オレからも頼みたいんだ」

小萌「…土御門ちゃんは何か事情を知ってるのですね?」

土御門「…」コクン…!

小萌「…わかりました。今回はそっとしておきます。」

小萌「でも、もし耐えられなくなったら…その時は遠慮なく先生を頼って欲しいのです」

小萌「上条ちゃんにもそう伝えてもらえますか?土御門ちゃん」

土御門「了解ですたい」


340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:09:19.19 ID:ik/qM1Bc0




土御門(ごめんなさいにゃー小萌先生。オレって嘘つきなんだぜい?)

土御門(安心しろカミやん。本気で心配してくれる人に嘘をつく罪悪感はオレが背負ってやる)

土御門(さぁ気兼ねなくサボタージュするがいいぜぃ!)




青髪「なーなー土御門くん、カミやんはどうしたん?」

土御門「なーにちょっとした野暮用だぜぃ」

青髪「そーなん?まぁ何もないならええんやけど」

吹寄「姫神さんは?」

土御門「体調崩して保健室だ。そっとしといてあげた方がいいですたい」

吹寄「そう?」

吹寄(後でお見舞い行こうかしら?)





341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:09:58.98 ID:ik/qM1Bc0


〜保健室〜


姫神「…保健室の先生。居ない。」

上条「お、メモ置いてあるぜ」

姫神「なんて?」

上条「『ちょっと所用があって出ています。緊急時にはこの番号に掛けてください。』」

姫神「そう。好都合だね。」

上条「だなー」

342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:12:02.61 ID:ik/qM1Bc0

姫神「あ。取り替えたばかりのベッド発見。」

姫神「とう。」ピョイン

ばふー。

上条「お、いいなーベッドにダイブ」

姫神「ふふ。ふかふか。気持ちいい。」バフバフ

姫神「上条くんもやる?」

上条「やるやる!」ピョイン



上条「姫神の隣にダーイブ!」

ばふー!

姫神「ひゃっ?!」




上条「うあー!もふもふ!ふかふか!」

姫神「ふふ。おふとん。最高だね。」

上条「なー」


343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:14:05.75 ID:ik/qM1Bc0

姫神「ふふ。皆が授業を受けてる最中に保健室で優雅にサボる…なんという愉悦。」

上条「いつもと違う理由で授業受けないのも新鮮だなー」ハハ

姫神「…ん。上条くん。お腹見えてる。ヘソチラしてる。」

上条「え?…あ、ホントだ」

姫神「…」ぢー

上条「どうした?」

姫神「上条くん…ホントに男の子かって疑いたくなるぐらいウエスト細いね。」

上条「そうか?別に普通だろ」

姫神「男の子にしては。華奢だと思う。」

上条「そんなもんか?」

姫神「うん。ほら…」


ぎゅ。


上条「おうっ!?///」

姫神「ほら。私が君の腰に抱きついても手の平が肘に着く。」




344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:16:43.08 ID:ik/qM1Bc0


姫神「ん…」スリ

上条「わひゃっ!?そ、そこくすぐったっ!!?///」

姫神「…」ニヤ-

姫神「えい。えいえい。」スリスリスリスリ。

上条「あひっ!?あはははははは!?」

姫神「まいったか。まいったかー。」コスコスコスコス

上条「姫神の鼻の頭がッ…?!うははははは!?」

姫神「まいったと言えー。」シュリシュリシュリシュリ

上条「うひゃひゃひゃひゃひゃ!!」

姫神「ん。おへそぺろぺろ。」ペロペロ

上条「ふひゃうっ!?///」

上条「ぬわー!わかった!まいった!まいったって!こーさん!!」

姫神「やった。勝った。」クスクス

上条「く、くそぅ!卑怯だぞ!」


345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:19:35.79 ID:ik/qM1Bc0

姫神「そう?じゃあ平等に。」

上条「?」

姫神「はい。」マクリ

上条(姫神さんが自ら制服を捲りあげてヘソチラ?!うっわ、やだなんかエッロ!!)

姫神「さぁ。抱きついてフガフガするといい。」

上条「ぐ、」

姫神「遠慮する事ない。どうぞ?」

上条「え、えーと、」

姫神「…」



姫神「えい。」ぎゅ。

上条「ほまっ!?」

346 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:34:42.21 ID:ik/qM1Bc0


上条(うぉあああ!?///肌が!肌スッべスベ!!)

上条(姫神の形のいいヘソが上条さんの目の前に?!!///)

姫神「ん…っ」

上条(す、少しくらい…!少しくらいなら舐めても、)

上条(だって俺のも舐められたし!ね!こんな機会も滅多に)


コツコツコツ…

姫神「!」

347 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/25(火) 23:37:16.92 ID:nlXHQwjM0
カミやんうまらしいぃ〜。舐めちゃえよ。舐めちゃえよ
・・・俺は浦上ちゃんとイチャイチャしてヘソ舐めたい(ドヤ
348 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:38:17.49 ID:ik/qM1Bc0


姫神「人が。来る!」ガバッ

上条「わぷっ!?」

姫神「早く私と。毛布の中に。」グイグイ

上条「ちょっ!」

姫神「…だめ。これだと毛布が膨らみすぎててバレる。」

姫神「上条くん。もっと。私に密着して。私を強く抱きしめて。」

上条「いやでも」

姫神「バレちゃうから。」

上条「なぁ、別にバレても問題無、」

姫神「マズイから。」




上条「えっと…こ、こう…か?///」モゾモゾ

姫神「まだだめ。見つかっちゃう。もっと。もっとくっついて。」ニヤ





349 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/25(火) 23:44:47.16 ID:ik/qM1Bc0


上条(ああああああああああ!!!あったかい!!柔らかい!いい匂い!!!)

姫神「んっ…ふっ…///」ムギュ~

上条(うぁあああ!!けど、けど…!)


上条(ブラが顔に当たって硬くて痛いぃ!!!)

姫神「…///」


上条(ガッガッって!金具!!痛い!金具痛い!!)

上条(ぐあああ!!ちくしょうブラジャーなんてこの世から無くなっちまえ!!不幸だぁあああ!!!)

350 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/26(水) 00:10:03.86 ID:W6HaoDqz0



ガラッ。


去鳴「あれっ?」

姫神「…」




去鳴「ねぇねぇそこの黒髪さん。上条当麻知らね?」

姫神「知らない。…あなたは?」

去鳴「部外者。ここの生徒の上里翔流の義妹っしょ」

姫神「そう。」

上条(んん!?サロメの声!?なんであいつがここに!?)




351 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/26(水) 00:12:12.33 ID:46OOISEf0

去鳴「いやー私はちょっとお兄ちゃんの顔見に来ただけなんだけどね?」

去鳴「お兄ちゃんに『保健室に行った上条当麻に何があったか確認してこい』って言われちゃってさー」

姫神「そう。」

去鳴「ンなモン自分で行けって思うっしょ?照れくさいのかなんなのか知らないけど」

姫神「そう。」

去鳴「で?行先とか知らない?」ジロッ

姫神「うん。知らない。」


むぎゅぅうう。


上条(いだだだだだだだだ!!!ちくしょうなんで姫神ブラジャーなんかしてるんだよ!ノーブラでいいだろ!寝る時はノーブラなんだから今だってノーブラで良かっただろ!)

上条(ぐああああああ!!!声出るっっ!声出ちゃうぅうう!!!)



352 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/26(水) 00:13:00.79 ID:46OOISEf0

去鳴「トイレでも行ってるんかねー」

姫神「…」

姫神(この人。危なそうな目をしてる。)

姫神(…今度は。私が上条くんを守らないと。)ギュッ



上条(おっ、やった!!金具の所から俺の顔がズレて姫神の谷間に収まった!)

上条(ホッ。やっと痛みから解放された…)



上条(あー…やーらかーい…)


353 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/26(水) 00:19:44.47 ID:46OOISEf0

去鳴「んー…五分くらいここで待たせてもらうわ」ガタッ

姫神「…できれば。部屋から出て欲しい。私も調子悪いから」

姫神「あまり人にいて欲しくない。」

去鳴「えー」

上条(そーだそーだ!かーえーれ!かーえーれ!)

上条「…」

上条(あれ?でもこのままだったら)

姫神「…」


むにゅーんっ。



上条(俺、姫神にパフパフしてもらってる状態で居れるのか?)


354 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/26(水) 00:22:18.40 ID:46OOISEf0

上条「…」

去鳴「んー」

姫神「…」

去鳴「どうしよっかなー」

上条(かーえーれ!かーえーれ!)



上条(ゆっくりしていってからかーえーれ!)

上条(あと10分くらいしてからかーえーれ!)

上条(姫神の胸の谷間のしっとり感を俺が堪能してからかーえーれ!)

355 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/26(水) 00:23:47.97 ID:46OOISEf0
今回はここまでっしょ
356 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 15:05:12.15 ID:/BqnRIsQo
この状態で慌てないとか姫神のメンタルが強すぎる
357 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/26(水) 16:07:46.82 ID:IzUTbi8To
ノーブラでいいとか。上条くん。ハレンチ。
358 : ◆3rfPz4lVbmKs :2017/04/29(土) 05:49:35.15 ID:pWIuChYG0

去鳴「…」

姫神「…なに?」

去鳴「んー?」

去鳴「妙にあんたが被ってる毛布もっこりしてるなーって」ニヤニヤ

姫神「そう。」

去鳴「やー普通に寝てたらそんなに膨らまないっしょ?なーに隠してんのかなーって」

姫神「別に。ゲームしてただけ。プレイしてる所や画面を見られるのは。恥ずかしいし。」

去鳴「へー?」ニヤニヤ

去鳴「じゃーさ、顔真っ赤だけどなんで?」

姫神「元々。こういう体質。」

去鳴「ほーん?」ニヤニヤ

上条(あれ…?これなんかひょっとしてバレてる…?)ドキドキ


359 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/29(土) 05:52:30.42 ID:pWIuChYG0


去鳴「んじゃさ、あんたの胸がありそうな所とは別の位置で毛布が凄い上下してるのはなんで?」

姫神「私の肺が。そこにあるから」

去鳴「凄いね?あんた肺がお腹にあんの?」ケラケラ

上条(姫神さん言い訳苦しい!さすがにそれは苦しい!)

360 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2017/04/29(土) 05:53:54.04 ID:pWIuChYG0



姫神「…なに?何が言いたいの。」

去鳴「やーわかるっしょ?」ニヤニヤ

去鳴「『誰を匿ってんのかなー?』っしょ」ニヤニヤ


上条(バ、バレてるぅう!!)


398.42 KB Speed:0.2   VIP Service SS速報VIP 更新 専用ブラウザ 検索 全部 前100 次100 最新50 続きを読む
名前: E-mail(省略可)

256ビットSSL暗号化送信っぽいです 最大6000バイト 最大85行
画像アップロードに対応中!(http://fsmから始まるひらめアップローダからの画像URLがサムネイルで表示されるようになります)


スポンサードリンク


Check このエントリーをはてなブックマークに追加 Tweet

荒巻@中の人 ★ VIP(Powered By VIP Service) read.cgi ver 2013/10/12 prev 2011/01/08 (Base By http://www.toshinari.net/ @Thanks!)
respop.js ver 01.0.4.0 2010/02/10 (by fla@Thanks!)