ナツメ「レッドが指名手配!?」

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246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:04:11.57 ID:xZK9hMmk0
ナツメ「はぁ…はぁ…シロナッ…だいじょ…」

シロナ「でねでね、私がね…」でれでれ

ダイゴ「いやいや、僕の方も…」にやにや

ナツメ「はぁ…はぁ…」ガクッ

ナツメ「なにやってんの…」

シロナ「あ、ナツメ、ごめんね驚かせちゃって」

シロナ「私はこのとおりピンピンしてるから」

ナツメ「そうね…」
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:04:54.67 ID:xZK9hMmk0
ダイゴ「シロナさんのお友達ですか?」

ダイゴ「初めまして、僕の名前はダイゴ」

ダイゴ「趣味は世界中のめずらしい石を探すこと…だけどここ半年ぐらいはここにこもりっぱなしなんだけどね」

ナツメ「はぁ」

シロナ「あんたも自己紹介しないと、ダイゴ君に失礼でしょ」

ナツメ(なんか言い方がむかつく…)

ナツメ「えっと名前はナツメです…トレーナーです…よろしくお願いします…」

ダイゴ「よろしく」

シロナ「あー!私以外の女にさわる気?」

ダイゴ「ただ握手しようとしただけですよ」

ダイゴ「僕にとってはあなただけってことは変わりませんよ」

シロナ「ダイゴ君…」

ナツメ「なにこれ…」
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:05:48.51 ID:xZK9hMmk0
ナツメ「シロナはもうちょっと自分の年齢にあった発言しなよ」

ナツメ「だってあんたもうさんじゅ…」

シロナ「まだまだ20代よ!」

ナツメ「そうだっけ…?」

ナツメ「いや、それでも…20代にあってないでしょ…」

ダイゴ「まあまあ、シロナさんを悪く言わないでください」

ダイゴ「責任は全て僕がとります」

ナツメ「いや…責任とかそういう話してないんですけど…」
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:06:49.71 ID:xZK9hMmk0
30分後

シロナ「待ってたらダメなんだって」

シロナ「レッド君ああ見えて絶対押しに弱いわよ」

シロナ「前あなたが襲った時も途中まではうまくいったんでしょ」

ナツメ(そんなことしたっけ…)

ナツメ「ていうか…」

ナツメ「なんでこんな話してんの!」

ナツメ「レジポケモンたちを捕まえるんでしょ」

ダイゴ「……」ぴくっ
250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:07:38.06 ID:xZK9hMmk0
シロナ「あっそうだ…」

シロナ「ねえダイゴく…」

ダイゴ「シロナさん、レジポケモンを捕まえるとはどういうことですか」

シロナ「そのままよ」

ダイゴ「あのポケモンたちがどういうポケモンかわかってるんですか」

シロナ「ええ、わかったうえで必要なの」

ダイゴ「…どういうつもりですか」

シロナ「今の私たちの目的は二つ」

シロナ「レジギガスの封印を解くことと、伝説級のポケモンを集めること」

シロナ「どちらの目的にしろレジポケモンは必要なの」

シロナ「でもレジポケモンたちも封印されてるし、解き方がわかんないからダイゴ君なら知ってるかなと思って」
251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:08:41.57 ID:xZK9hMmk0
ダイゴ「私たち…あなたたち二人でそんなことをしてるんですか…?」

シロナ「いいえ、私たちがいる組織でやってることよ」

ダイゴ「リーグですか?」

シロナ「いいえ」

ダイゴ「どんな組織ですか」

シロナ「…今日のダイゴ君質問が多いわね」

シロナ「言わなきゃダメ?」

ダイゴ「一応…気になりますから」
252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:09:17.34 ID:xZK9hMmk0
シロナ「どうしよう?」

ナツメ「言わないと教えてくれないんだったら仕方ないかもね」

ナツメ「最悪、こちらは二人だし…断られても」

シロナ「うん、でも…」

ナツメ「でも?」

シロナ「私ダイゴ君にひどいことはできない」

ナツメ「……」

ナツメ「じゃあひどいと思わない程度でやりなさいよ」
253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:09:49.33 ID:xZK9hMmk0
シロナ「ふーっ…じゃあ言うわね…」

シロナ「ロケット団…っていうんだけどー…知ってる?知らないよね」

ダイゴ「数年前カントー・ジョウト地方を中心に活動していた犯罪組織」

ダイゴ「ナツメさんの好きなレッド君が壊滅させたって聞いたけど」

ナツメ「べ、別に好きなって言わなくても…」

シロナ「うん、そのロケット団よ」

シロナ「ちゃんと言ったから教えてくれるよねダイゴ君?」

シロナ「教えてくれないなら嫌いになっちゃうよ」
254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:11:47.67 ID:xZK9hMmk0
ダイゴ「それは嫌です…」

ダイゴ「でももう一つだけ確認を…」

ダイゴ「ロケット団に入っているということはポケモンリーグに所属していないのですか?それとも所属しながら?」

シロナ「…リーグに何かあるような言い方ね」

シロナ「もうあんなとこに所属はしていないわ」

シロナ「ちょっといろいろあってね、もう元チャンピオンよ」

ダイゴ「そうですか…」
255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/13(日) 02:12:26.77 ID:xZK9hMmk0
シロナ「ねえダイゴ君」

シロナ「何か隠してない?なんでそんなリーグにいるかどうか気にするの?」

ダイゴ「…シロナさんはポケモンリーグがどんなところか本当にご存じですか?」

シロナ「ええ…」

ダイゴ「あなたが元チャンピオンになったのもそのせいのようですね」

シロナ「まさかダイゴ君も何かされたの!?」

ダイゴ「いえ、僕は何か起こる前に気づいてしまったというか…」
256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/13(日) 09:02:48.59 ID:26xGagD70
たんけんセットはアカン
257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:28:06.21 ID:v7vfQ1b30
ダイゴ「実は僕がチャンピオンになったときから妙な違和感はありました」

ダイゴ「そしてリーグの悪事の証拠を見つけてしまったんです」

ダイゴ「でも僕一人の力ではどうすることもできず、あんなものを見つけてしまったため誰かに協力を求めることもできない」

ダイゴ「情けないことにそのまま何もせず、このままここにいるのもどうかと思ってたところにミクリがチャンピオンに挑戦するということを聞きました」

ダイゴ「ミクリには悪いことをしたと思いますがわざと負けてリーグを抜けることができました」

ダイゴ「まあ…趣味をやりたかったってのもありましたけど…」

ダイゴ「そういうことなんで僕は特になにもなくやめることができました」

シロナ「そんなことならなんで私に教えてくれなかったのよ」
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:28:38.05 ID:v7vfQ1b30
ダイゴ「その…」

シロナ「もしかして私も疑ってたの?」

ダイゴ「なんていうか…はは…」

シロナ「ダイゴくーん!」

ダイゴ「は、はい…!」

シロナ「……」

ダイゴ「あの、近い…二人だけじゃないですし…」

シロナ「私、お寿司が食べたいな〜」

シロナ「ダイゴ君のおごりで」

ダイゴ「い…いいとこ探しときます…」
259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:29:13.55 ID:v7vfQ1b30
ナツメ「ねえその話いつまで続くの」

シロナ「もうちょっち待ってよ〜」

シロナ「早く帰ってレッド君に会いたいのはわかるけど、私たちも久しぶりに会ったんだから」

ナツメ「じゃあ勧誘でもしたら?」

シロナ「ああ、それいいわね」

シロナ「ねえダイゴ君」

ダイゴ「ごめんなさい、それはお断りします」

シロナ「え〜どうして?」

ダイゴ「シロナさん自身が決めたことなんでロケット団に入っていることには何もいいません」

ダイゴ「でも僕にはまだやることがあります」

シロナ「そう、なら仕方ないわね」

ダイゴ「ただ協力はします」

ダイゴ「まずはレジポケモンについてでしたよね」
260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:29:40.13 ID:v7vfQ1b30
デボンコーポレーション

レッド「ほーでっけー会社だねー」

レッド「とりあえず騒がれたりしたら面倒だから制圧しておくか」

レッド「突撃」

団員「おーっ」

団員「うわぁー!」

レッド「なんだ?またなんかいるのか?」

ユウキ「なんなんだ、この人たち」

トウヤ「ちょうどいいじゃん、トレーナーのポケモンだし経験値稼ぎができて」
261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:30:19.32 ID:v7vfQ1b30
レッド「やー、困ったな〜」

ユウキ「…!」

ユウキ「レッドさん…」

レッド「うーん…」

レッド「まあいいか、久しぶり二人とも」

トウヤ「なんでこんなところに」

レッド「それはこっちがいいたいよ」

ユウキ「…見つけしだいレッドさんは捕らえるよう言われてます」

レッド「めんどうだなぁ…」
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:30:49.80 ID:v7vfQ1b30
ユウキ「ジュカイン、リーフブレード」

トウヤ「エンブオー、フレアドライブ!」

レッド「うわっ、おおっと…あぶねえじゃねえか!」

ユウキ「だったらおとなしく捕まってください」

レッド「ったくだったら、カビゴン、ラプラス!」

レッド「俺はやるからには徹底的にやるからな、覚悟しろよ」
263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:33:22.34 ID:v7vfQ1b30
ユウキ「来るぞトウヤ、気をつけろ!」

トウヤ「わかってるよ」

レッド「ラプラス、波乗りだ」

ラプラス「スイトン」

トウヤ「水のないところでこのレベルの水技なんて…!」

ユウキ「だったらそれ以上の草技でふっとばすだけだ!」

ユウキ「ジュカイン…」

トウヤ「ユウキ後ろ!」

カビゴン「ネムイ」どっすーん
264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:33:57.91 ID:v7vfQ1b30
3分後

トウヤ「全滅…だと…」

ユウキ「ここまで強いなんて」

レッド「あたりまえだろ、元でもチャンピオンだぞ」

レッド「俺はここの社長さんに会いたいだけなのに勝負なんかしかけてきやがって」

レッド「……」ぴくっ

レッド「ピカチュウ、10万ボルト!」

ピカチュウ「テイッ」

ラムダ「おっとおぉ」
265 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:35:52.53 ID:v7vfQ1b30
ラムダ「へっへっよく俺がいることに気づいたな」

レッド「ずっとお前を探してたからな」

ユウキ「レッドさんが二人…?」

レッド「早く俺のポケモンを返せ」

ラムダ「それはできねえな、見せるだけならいいけでよぉ!」

ラムダ「出てこいや!」

レッド「おいおいお前なんかに3匹同時に指示出せるのかよ」

ラムダ「ふんっ我々の技術は日々進歩している、そんなことなんの問題もない」
266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:36:27.02 ID:v7vfQ1b30
ユウキ「レッドさん…これはどういうことなんですか?」

レッド「あっちは俺の偽物、んでもってあいつのせいで俺が指名手配されちゃったの」

トウヤ「じゃあ今までのは全部あっちがやったんですか」

レッド「そう、でも使ってるのは俺のポケモンたち」

レッド「見てみろ、頭に変な機械つけられてんだろ」

レッド「ちょい荒いけど、あいつらなら耐えられるはずだ」

ユウキ「そういうことなら俺らも」

レッド「二人とも今手持ちないだろ、下がってて」
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:39:26.05 ID:v7vfQ1b30
レッド「ラプラス、カビゴンは3匹をひきつけて、ピカチュウはその間にボールを奪い返す」

レッド「よし、俺たちの仲間を取り返そう」

ピカチュウ「ガン」

カビゴン「バルゾッ」

ラプラス「…アウッ」

レッド「GO」

ラムダ「どういう作戦か知らんが、お前のポケモンに本気を出せるわけねえ!」

レッド「言っとくけど俺のポケモンたちはどんな時も全力だよ」

ラムダ「お前の全力すら俺は超える、見よ!三匹同時メガシンカ!」

レッド「…!?」

レッド「いや…それがどうした」
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:39:58.50 ID:v7vfQ1b30
カビゴン「オアー」ギランッ

カビゴン「アータタタタタ」テーレッテー

ラムダ「おいおい…こんなの仲間に使う威力なのか!?」

ピカチュウ「ネエネエ」とんとん

ラムダ「ん?」

ピカチュウ「コンチハ」にや〜

ラムダ「うっ…」

ピカチュウ「オリャア」バシンッ

ラムダ「ぐべっ」
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:41:13.46 ID:v7vfQ1b30
ピカチュウ「ボールトリカエシタ」

レッド「よし、後はリザードンの機械だけ」

ラプラス「ブシャアアアア」

リザードン「コウカハバツグンダ」

レッド「フシギバナ、リザードン、カメックスもどれ!」

レッド「これで俺のポケモンたちがそろったな」

ラムダ「くそ…」

レッド「じゃあ早速、今までの分やり返させてもらおうか」
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:42:03.12 ID:v7vfQ1b30
アクロマ「なにをしているのですか」

ラムダ「ア…アクロマさん…!」

アクロマ「おや…もしかしてあなた本物のレッドですかっ!」

アクロマ「おおっ感動ですよ!本物にお会いできるなんて」

アクロマ「わたくしの名前はアクロマ!よろしくお願いします!そして…」

アクロマ「さようなら」

レシラム「クロスフレイム!」

ゼクロム「クロスサンダー!」
271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:43:23.92 ID:v7vfQ1b30
レッド「っ!」

ラプラス「アブ」

カビゴン「ナーイ」

レッド「う…ラプラス、カビゴン…助かったありがとう」

アクロマ「まさか…イッシュの誇る竜の一撃を止めるとは…」

アクロマ「すばらしいっ!」

レッド「何がすばらしいだ、いきなり出て来て攻撃しやがって、なんだてめえ」

トウヤ「レシラムとゼクロム…そんな…」

ユウキ「どうした?」

トウヤ「レシラムもゼクロムもNとトウコの…」
272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:43:58.22 ID:v7vfQ1b30
トウヤ「おい!お前!Nとトウコはどうした!」

アクロマ「おや、あなたたちは図鑑所有者じゃないですか」

アクロマ「今あなたたちの力は必要としていません、少し黙っててください」

トウヤ「お前が僕たちを必要かどうかなんか聞いてねえ!」

トウヤ「トウコとNはどうしたかって聞いてんだ!」

アクロマ「五月蠅い…」

レシラム「消え」

ゼクロム「失せろ」

レッド「ラプラスはユウキをカビゴンはトウヤを守れ!」
273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:44:36.28 ID:v7vfQ1b30
アクロマ「自分のポケモンで他人を守るとは…」

アクロマ「わたくしからすればただ自分のポケモンを苦しめるだけじゃないのですか」

アクロマ「しかも自分を守る盾も失ったわけですよ」

レッド「それがどうした…」

アクロマ「おや、あまり動揺してないようですね」

アクロマ「もしかしてポケモンを機械の用に扱うことに慣れてしまったのですか?」

レッド「そんなわけないだろ」

アクロマ「うーん…わたくしには理解できませんね」

レッド「そんな変な頭じゃ何考えてもわかんねえだろうな」
274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:45:34.46 ID:v7vfQ1b30
アクロマ「変な…頭…?」

ラムダ「やば…」

アクロマ「この頭のよさがわからないとは…」

アクロマ「万死に値する!!!!!!!」

アクロマ「レシラム!ゼクロム!この街ごとレッドを消してしまえ!!」

ラムダ(頭のことをバカにされたアクロマさんはちょっとやそっとじゃ止まらねえ…巻き添えをくうまえに逃げる!)

レッド「おい、お前ら早く逃げろ」

ユウキ「レッドさんは…」

レッド「あいつの目的は一応俺みたいだし、俺が逃げたら追ってきちゃうだろ」
275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:46:47.48 ID:v7vfQ1b30
レッド「トウヤ、どうした?」

トウヤ「あのレシラムとゼクロムの頭にさっきの機械と同じようなものが」

レッド「あ、ほんとだ」

レッド「でも今はあの二匹に対抗できそうもない」

トウヤ「なら…僕がやります」

レッド「でもお前」

トウヤ「姉(トウコ)や友だちが伝説の竜に認められてるのに僕だけ認められてないわけないじゃないですか」

トウヤ「憧れのレッドさんの前なんだし、かっこつけますよ」

レッド「かっこつけても俺男に興味ないよ…」

トウヤ「そういうことじゃないです…」
276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:47:16.73 ID:v7vfQ1b30
トウヤ「行くぞ!キュレム!」

キュレム「……」

レッド「これがトウヤの伝説の竜か…」

トウヤ「状況はだいたいわかってる?」

キュレム「…ああ」

ユウキ「でも1対2じゃあきらかに不利だぞ」

トウヤ「ふっふっふ、キュレムの真の力を見せるときがきたようだな」
277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:48:02.06 ID:v7vfQ1b30
キュレム「今こそ一つに…」

ゼクロム「我らがひとつに…」

トウヤ「吸収合体!ブラックキュレム!」

キュレム「ぐおおおおおお!」

トウヤ「さらにここから、レシラムも取り込む!」

トウヤ「キュレム、ゼクロム、レシラムはもともとは一匹の竜、それが今再び」

レッド「あれ、キュレムの頭になんかついてね?」

ユウキ「あー…あれさっきまでゼクロムについてたやつじゃ…」

トウヤ「え…」
278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:48:36.86 ID:v7vfQ1b30
キュレム「我が力を受けてみよ!フリーズボルト!」

レッド「こっち来た!」

トウヤ「おい、キュレムやめろ!」

アクロマ「ふははははは!ゼクロムはわたくしのメカによりわたくしの支配下」

アクロマ「それをとりこめば取り込んだキュレムすらわたくしの支配下になる!」

アクロマ「どうです!わたくしの優秀な機械は!」

ユウキ「さらに状況が悪くなってんじゃん」

トウヤ「いや…こんなはずじゃ、すいませんレッドさん…」

レッド「……」
279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:50:45.50 ID:v7vfQ1b30
キュレム「フリーズボルト!フリーズボルト!フリィィィィィズボルトォォォ!」

レシラム「クロスフレイム♪クロスフレイム♪」

ユウキ「街もめちゃくちゃ…やっぱり今までのは全部あのヘンテコ頭と偽レッドさんの仕業だったのか」

トウヤ「まだ疑ってたのか!?」

ユウキ「そうじゃないって」

レッド「…このまま走ってても逃げ切れそうにないな」

レッド(まだ戻ったばっかで検査もしてないけど、これしか…)

ユウキ「レッドさん、どうするんですか」

レッド「出ろ、リザードン!二人をつれてどこか遠くへ!」

リザードン「ムゲンノカナタヘサアイクゾ」バサッ
280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:51:33.44 ID:v7vfQ1b30
レッド「よし…」

アクロマ「足手まといを逃がせて満足ですか?」

レッド「あいつらは足手まといなんかじゃねえよ」

アクロマ「そうですか、まあわたくしには関係のないことです」

アクロマ「あなたのおかげでいい実験ができました、感謝してますよ」

アクロマ「キュレム、レシラム、とどめを」

レッド「ふぃ〜…どうしようかな…」

アクロマ「今度こそさようなら」にやっ
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:52:08.37 ID:v7vfQ1b30
3日後

ナツメ「…今日もつながらない」

シロナ「だ…大丈夫だって、レッド君ならそのうちフラッとかえってくるよ」

ナツメ「そうだといいけど…」

クロイロ「レッドの隊にいた団員も誰も帰ってこず、しかもデボンコーポレーションのあったカナズミシティは完全に壊滅」

クロイロ「変に希望を持たせない方がいい」

シロナ「クロナ!あんたね…」

クロイロ「超能力も使えないお姉ちゃんにはわかんないかもしれないけど、レッドの気配が感じないのよ」

シロナ「そうなの…?」

ナツメ「……」
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:52:54.49 ID:v7vfQ1b30
ナツメ「二人ともありがと」

ナツメ「私ちょっと出かけてくる…」

シロナ「出かけるってどこに」

ナツメ「破れた世界」ぽのぬ

シロナ「…どうしたらいいのかしらね」

クロイロ「さあ」

シロナ「そうだ、レッド君が見つかったわけじゃないし、もしかしたらってこともあるじゃない」

クロイロ「さっきも言ったけど気配が感じないの、もし生きていたとしてもかなり弱ってる、いつ死んでもおかしくないぐらいに」

クロイロ「それに私カナズミを見てきたけど、あんなの人かどうかも判別できない」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:53:54.43 ID:v7vfQ1b30
破れた世界

ナツメ「ギラティナーでてきてー」

ナツメ「……」

ナツメ「この辺にいないのかな…もうちょっとあっちに行ってみよ」

ギラティナ「……」もぞもぞ

ナツメ「あ、いた」

ナツメ「ねえギラティナ…」

ギラティナ「ケムッソのマネ!」シャキーン

ナツメ「……」
284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:54:21.42 ID:v7vfQ1b30
ギラティナ「ねえねえ、どうだった?似てたー?」

ナツメ「うん…」

ギラティナ「わーいわーい、アカギに見せたらね『何が違うんだ』って言われちゃったんだけど」

ギラティナ「見る人が見ればわかるんだよねー」

ナツメ(何もわかんなかったけど…)

ギラティナ「じゃあ次は大技のトランセルのマネするねー」

ナツメ「ねえ、それはまた見るから、それより聞きたいことがあるの」

ギラティナ「それ大事なことなの〜?」

ナツメ「うん」

ギラティナ「じゃあしょーがないなー」
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:56:29.97 ID:v7vfQ1b30
ナツメ「えっと…レッドの場所わかる…?」

ギラティナ「レッドの場所ねー」

ナツメ「わ、わかんないよね…ごめん、変なこと聞いちゃって」

ギラティナ「なにかあったのー?」

ナツメ「…レッドが帰ってこなくて、少しでも関わりのあるところに聞いてまわろうと思ったの」

ギラティナ「死んじゃったかもしれないと思ったの?」

ナツメ「そんなことっ…」

ギラティナ「生きてるよ〜」

ナツメ「ほんとっ!」

ギラティナ「僕の力を持った生物がしんじゃうと一度この世界に来ることになってるからね」

ギラティナ「レッドはまだ来てないよ」
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:57:31.88 ID:v7vfQ1b30
ナツメ「それでどこに…!?」

ギラティナ「場所はどこかよくわかんないけど、君たちに僕の力分けてあげたでしょ」

ギラティナ「僕はね僕の力を持つ人間と同じ視界を見ることができるんだ」

ギラティナ「例えば今なっちーは僕のこと見てるでしょ?」

ナツメ「うん」

ギラティナ「それを僕も見ることができる」

ギラティナ「今の時代で僕の力を持ってるのはなっちーとアカギのレッドの三人だけ」

ギラティナ「三人とも視界を見ることができるけど、レッドは寝てるのかして真っ暗だ」
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:58:16.13 ID:v7vfQ1b30
2時間後

ギラティナ「金八先生のマネ」

ナツメ「……」

ナツメ「…レッドは起きたの?」

ギラティナ「うん、ちょっと前に」

ナツメ「なんで起きたときに教えてくれないのよ」

ギラティナ「まだモノマネの途中だったから」

ナツメ「そんなのどうでもいいに決まってるでしょ!」

ギラティナ「ど…どうでも…!」ガーン

ギラティナ「しょんな〜…」ガクッ

ナツメ「その…ちょっと言い過ぎたかな…」
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:58:56.96 ID:v7vfQ1b30
ナツメ「でレッドはどこに?」

ギラティナ「うんとねー…なんか人が見える」

ギラティナ「みんな喜んでる」

ナツメ「みんな喜んでる…それどんな人たち?」

ギラティナ「年はレッドよりもちょっと下かな、全員で5人」

ギラティナ「あ、女の子がレッドに抱き着いた」

ナツメ「他にわかることは…?」ぴくっ

ギラティナ「他はねー」
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 01:59:51.19 ID:v7vfQ1b30
レッドのいるところ

コトネ「お腹すいてないですか?お風呂入ります?マッサージしましょうか?」

レッド「……」

ハルカ「何やってんの、起きたばっかなんだしあんま驚かせないの」

コトネ「えーでもー」

ゴールド「そうそう、お前の飯なら俺が食ってやるからさ」

コトネ「てめーは黙ってろ」

ユウキ「トウヤが食べてくれるよ」

トウヤ「何勝手に言ってんだ」

コトネ「それは後でね」
290 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 02:00:24.33 ID:v7vfQ1b30
レッド「……」ぼーっ

コトネ「3日も寝てたんだし、お腹すいてるはずよ」

コトネ「そうですよね?」

レッド「……」

レッド「ここどこ?」

コトネ「ここは…なんていったっけ?」

ユウキ「カラクリ屋敷ってとこです、安心してください安全なところですから」

レッド「からくりやしき…?」

コトネ「他にわからないことありますか、私がなんでも答えますよ!」

ハルカ「この子のテンションなんとかならないの?」

ユウキ「俺に言わないで…」
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/18(金) 02:01:06.49 ID:v7vfQ1b30
レッド「……」

レッド「なんでも聞いていいの?」

コトネ「もちろんです」

レッド「じゃあ…君たち誰?」

全員「……!?」

コトネ「え、何言って…」

レッド「なんか、俺と親しそうだったから聞きにくかったんだけど、なんでもいいって言うから…」

レッド「それと、俺は誰なんだ?」

全員「……」
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/18(金) 07:05:14.03 ID:Kp92apc50
乙乙
293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 01:55:28.81 ID:fEevh2yU0
レッド「なんかなんにもわからん」

レッド「俺がイケメンでモテモテの最強トレーナーってことだけはわかる」

ゴールド「間違ったことだけ覚えてますね」

ゴールド「俺の方が」

コトネ「ヒ〜ビキ」にこっ

ゴールド「なに?なんかそっちで呼ばれるの」

コトネ「……」どすっ ぷちゅ

ゴールド「がっ…!!!」どさっ

レッド「間違ったことって?」

コトネ「な〜んにも間違ってないですよ」
294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 01:56:24.79 ID:fEevh2yU0
レッド「みんな悪そうなやつらじゃない…かな?」

レッド「みんな俺のこと知ってるの?」

コトネ「はい」

レッド「じゃあ俺の名前と君たちの名前教えてくれる?」

コトネ「はい、じゃあまずあなたの名前はレッドです」

コトネ「それで私の名前はコトネです、あなたの彼女です」

レッド「俺の…?」

トウヤ「違います!」
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 01:58:30.86 ID:fEevh2yU0
レッド「え、違うの?」

トウヤ「だってコトネは…むぐっ」

コトネ「しーっ!今レッドさんは記憶ないみたいだし今ぐらいいいじゃない」

トウヤ「…今ぐらいっていつまで」

コトネ「無論、死ぬまで」

トウヤ「嫌だよそれ!」

レッド「ねえ、結局どっちなの」

コトネ「あってます!」

トウヤ「違います!」

レッド「……」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:01:33.21 ID:fEevh2yU0
レッド「まあ…それはいいや」

レッド「俺のポケモンたちに聞けばわかることだし」

コトネ「えっそれは…」

レッド「ピカチュウ」

レッド「この子は俺の彼女なのか?」

ピカチュウ「チゲエ」ブンブン

レッド「とりあえず違うって言ってるみたいだ」

コトネ「ピカチュウ、お願い!」

トウヤ「何のお願いだよ」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:02:21.21 ID:fEevh2yU0
ユウキ「レッドさん、自分のポケモンのことは覚えてるんですか?」

レッド「ああ、自分が誰かもわからないぐらい記憶ないのにこいつらだけは覚えてるんだよ」

ユウキ「あ、そうだ言ってなかった、俺の名前はユウキ、こっちはハルカ」

ユウキ「それであそこで泡ふいて倒れてるのがゴールドです」

ユウキ「最後にコトネと言い合ってるのがトウヤ」

レッド「うん、みんな覚えた」

ユウキ「他に覚えてることは?」

レッド「…あっ」

ユウキ「なにか思いだしました?」

レッド「いや、めっちゃ体痛い」
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:05:11.17 ID:fEevh2yU0
レッド「なんだか意識したら急に…」

ユウキ「やっぱ病院に…」

ハルカ「でもそんなことしたら」

レッド「俺って病院に出禁になるような悪人なの?」

ユウキ「そうじゃないんですけど…」

レッド「はっきり言ってくれよ」

ユウキ「だめです」

レッド「なんで…」
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:08:38.81 ID:fEevh2yU0
ユウキ「世の中知らないでいいことってあるじゃないですか」

レッド「ふーん…」

レッド「……」

レッド「よいしょっと」

ユウキ「どこへ?」

レッド「まあ、知らないでいいことだよ」

ハルカ「そういうわけにはいかないです」

レッド「…トイレ」
300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:14:36.47 ID:fEevh2yU0
レッド「はぁ…」

レッド「なんだかどうもあいつらを信用できないな…」

レッド「…俺ももう大人だし、人にあんまり頼るのはやめとこ」

レッド「ここから出よっと」

レッド「それで…どうしようかな」

レッド「……」

レッド「まあいいや、昔なんも考えず旅してたような気もするし」

レッド「……」

レッド「だーれにもーないしょでーおでかけなのよー」

レッド「どーこに行こうかなー」(音痴)
301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:15:05.03 ID:fEevh2yU0
ぐ〜

レッド「そういやなんも食ってなかったな」

レッド「なんかこの辺にないかな」

レッド「あっお得な掲示板だ」

レッド「おいしいお店とかかいてないかな〜」

レッド「えーと…なになに…指名手配…レッド…」

レッド「…なんだか見たことある顔に聞いたことある名前だな」

レッド「どこだっけ、思い出せね、まあいいや」
302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/11/26(土) 02:17:22.14 ID:fEevh2yU0


ポケモンやってたら遅くなりました
次からはもう少し早く更新できたらいいなと思ってます

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 10:33:54.63 ID:04aRom170
おつ
304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/05(月) 19:53:18.40 ID:dhDJmBw/O
まだかな?
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:20:48.29 ID:ZZ5ZrZcj0
3日後・破れた世界

ギラティナ「ディグダのマネ」

ナツメ「うん…似てると思う…」

ギラティナ「うそだー、これはメタグロスのマネだよ!」

ナツメ「…ねえ、まだレッドの場所わかるようなものないの?」

ギラティナ「うんとねー」

ギラティナ「今目隠しされちゃってる」

ナツメ「目隠し?」

ギラティナ「うん、表の世界じゃ…そうだな30時間ぐらい前かな」

ギラティナ「捕まってた」

ナツメ「えええええっっっ!!」
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:21:16.30 ID:ZZ5ZrZcj0
ナツメ「えっ…ちょっ…ええ!?」

ナツメ「何言ってんの」

ナツメ「さっき女の子が抱き着いたとかなんとか…」

ギラティナ「女の子が…?」

ギラティナ「ああ、あれね」

ギラティナ「もう3日も前のことだよ」

ナツメ「3日前…!?」

ギラティナ「そーだよー」
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:22:16.50 ID:ZZ5ZrZcj0
ギラティナ「言ったことあるかもしれないけどここの世界はなっちーの知ってる常識は通じないんだよ」

ギラティナ「例えば時間や感覚さえ普段とはまったく違うね」

ギラティナ「食事も睡眠もうんちもしなくても永遠に生きられるし、年もとらない、あと病気にもならないな」

ギラティナ「ただ最終的には自分が生きてるか死んでるかもわからなくなって発狂するのもいたな〜」

ギラティナ「そいつは僕が直接ころ」

ナツメ「ねえ…だいたいは理解できたけど、なんで捕まっちゃったときに教えてくれないのよ!」

ギラティナ「なんとなくかな…」

ナツメ「なんとなく!?何寝ぼけたこと言ってんの!」

ギラティナ「なっちー怖い…」
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:22:56.51 ID:ZZ5ZrZcj0
ギラティナ「なっちーはレッドのこと大好きだからね…やっぱ怒っちゃうよね」

ナツメ「だっ…それはいいでしょ!//」

ナツメ「レッドに何かあったらどうする…いやもう捕まっちゃてて…」

ナツメ「えーと…えーと…」

ギラティナ「助けるんでしょ」

ナツメ「簡単に言わないでくれる!」

ギラティナ「うひゃっ」

ギラティナ「…そういえば、どこかにテレポートさせられてた」

ナツメ「テレポート?」
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:24:06.32 ID:ZZ5ZrZcj0
ナツメ「何かその場所の手掛かりになるようなものはない?」

ギラティナ「えーと…人がいた」

ナツメ「人ぐらいいるでしょ…」

ナツメ「じゃあそれはどんな人なの?」

ギラティナ「一人は男でー目が棒だった」

ナツメ「目が棒…?」

ギラティナ「とにかく細いのー」

ナツメ「目が細い男…」

ギラティナ「あとマントもいた」

ナツメ「マント?」
310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:24:42.65 ID:ZZ5ZrZcj0
ギラティナ「わかんないの?」

ナツメ「マントの方はヒントが少ないからわかんないけど」

ナツメ「レッドはたぶんカントーかな…」

ギラティナ「どうしてわかるのー?運命の赤い糸?」

ナツメ「そんなんじゃないって…」

ナツメ「さっきの目の細い男って、私の知ってる限りじゃタケシだけ」

ナツメ「タケシはカントーのジムリーダーだから…」

ナツメ「それだけなんだけどね」

ナツメ「…一回行ってみる、呼んだらそのときはお願いね」

ギラティナ「ほーい」
311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:25:32.55 ID:ZZ5ZrZcj0
ナツメ「よいしょっと」

ナツメ「……」キョロキョロ

ナツメ「誰もいないか、当然よね3日もたってるって言ってたし」

ナツメ「ていうか当たり前のようにいるのがおかしいのよ」

ナツメ「ここレッドの部屋なんだから…」

ナツメ「レッドの…」

ナツメ「……」

ナツメ「ああもうっ私は何考えてるの!」

ナツメ「いくら誰もいないところだからってやっていいことと悪いことがあるんだから!」

シェイミ「例えば?」
312 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:26:05.37 ID:ZZ5ZrZcj0
ナツメ「いやなんでそんなこと」

ナツメ「……」

シェイミ「んあ?」

ナツメ「なんでボールから出てんのよ」

シェイミ「ええやろが別に」

ナツメ「…いつから出てたの、もどってよ」

シェイミ「断る!」

ナツメ「なんでよ」
313 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:27:15.30 ID:ZZ5ZrZcj0
シェイミ「散歩行ってくる」ガチャ

ナツメ「こら、待ちなさい!勝手に出るんじゃない」

シェイミ「うふわははは」

ナツメ「待てー!」

クロイロ「よいしょ」

シェイミ「ぬあっ、離せこの!」

クロイロ「暴れないでください」

ナツメ「あ、先生…ありがとうございます」

クロイロ「戻ってきてたんですか、全然帰ってこないから心配しましたよ」
314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:28:23.21 ID:ZZ5ZrZcj0
クロイロ「何かわかりましたか?」

ナツメ「レッドが生きてたんです!」

クロイロ「本当ですか、どこにいるかはわかりますか?」

ナツメ「たぶん…カントーかと…」

クロイロ「カントーですか…?」

クロイロ「……」

クロイロ「わかりました、サカキ様に言いに行きましょう」

ナツメ「その前に、ほら戻りなさい」

シェイミ「くっ…そぉ〜!」シュン
315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:29:34.35 ID:ZZ5ZrZcj0
クロイロ「サカキ様、失礼します」

シロナ「はいはーい、何か用?」

クロイロ「おめーじゃねえ」

サカキ「どうした」

クロイロ「ナツメが戻ってきて、レッドの場所がわかったそうです」

サカキ「そうか」

サカキ「場所はどこだ」

ナツメ「たぶんカントー」

ナツメ「そして捕まってると考えた方が…」
316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:31:05.08 ID:ZZ5ZrZcj0
シロナ「レッド君が捕まった!?」

サカキ「…ホウエンを離れる予定はいつだ」

シロナ「ま…まだまだです」

サカキ「ならわざわざ今行く必要はない」

シロナ「えっ」

ナツメ「レッドがどうなってもいいっていうの!」

サカキ「……」

ナツメ「…ですか」

サカキ「ふん…」
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:32:51.42 ID:ZZ5ZrZcj0
クロイロ「サカキ様…その、ほうっておくということですか?」

サカキ「そうだ」

ナツメ「でもそれじゃ…」

サカキ「たしかに今のレッドはピンチなんだろうな」

サカキ「レッドはロケット団にとっても必要な戦力…」

サカキ「だがあいつなら心配ないだろう」

シロナ「ボス…」

ナツメ「それは違うでしょ…」
318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:34:38.24 ID:ZZ5ZrZcj0
サカキ「なに?」

ナツメ「レッドはね、ああみえて寂しがり屋の甘えん坊なのよ!」

ナツメ「そんなレッドを…あっ」

全員「……」

ナツメ「いっ…いや、そんないろいろ詳しいわけじゃなくて…」

ナツメ「単純に付き合いが長いだけで、あっ、この付き合いはそういう付き合いじゃなくて」

クロイロ「ナツメ、だれも何も言ってません」

ナツメ「だって、そのー…うん…」
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:35:47.90 ID:ZZ5ZrZcj0
サカキ「お前がレッドのところに行きたいだけじゃないのか?」

ナツメ「ななな…何言ってるの!…ですか」

サカキ「じゃあ別に行かなくてもいいんじゃないか」

ナツメ「でもその…レッドもえーっと…なんていうか」

サカキ「……」

シロナ「…ボスー、そんなこと言わないでもナツメは行きたがってるんですし」

シロナ「そうだ!私とナツメで行ってきますよ」

シロナ「ナツメの言うこともまあわからなくもないですし、いいですよね」

クロイロ「レッドの性格以外何も具体的に言えてないと思うんだけど」

シロナ「私にはわかるの」
320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/07(水) 02:36:28.49 ID:ZZ5ZrZcj0
クロイロ「…お姉ちゃん本当に行く気なの?」

シロナ「もちろん」

クロイロ「もちろんって…サカキ様よろしいのですか?」

サカキ「シロナ…頼んでおいた仕事は終わったのか?」

シロナ「あ…」

サカキ「ふん…」

サカキ「ならカントーへはナツメとクロナで行ってもらう」

クロイロ「私ですか…はい、わかりました」
321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/07(水) 12:11:20.20 ID:f0beVK4n0
おつー
322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:38:39.60 ID:TMZsgMjV0
クロイロ「あなたが行きたいと素直に言えばさっと終わったのですよ」

ナツメ「それはそうですけど…」

シロナ「クーローナーツーメー」

クロイロ「まとめるんじゃない」

シロナ「ごめんごめん」

クロナ「で、何?サカキ様に頼まれてたこと終わったの?」

シロナ「いんや、それは全然」

ナツメ「言っとくけど手伝わないよ」

シロナ「そんなことじゃないわよ〜」
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:39:08.53 ID:TMZsgMjV0
シロナ「わかってると思うけどちゃんと変装していくようにって伝えにきただけ」

シロナ「ナツメはジムリーダーだし、クロナは髪の色以外私にそっくりだし私に間違われないと限らないからね」

クロイロ「お姉ちゃんにそっくりぃ?」

ナツメ「まあ…かなり似てますね」

クロイロ「…そうですか」

シロナ「でさでさ、いろいろ着てみてほしいんだけど」

クロイロ「お姉ちゃん私に着させて似合うかどうか見たいだけなんじゃ…」
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:40:27.56 ID:TMZsgMjV0
シロナ「う〜ん、ちょっと違う気がするな〜」

クロイロ(やっぱり…)

ナツメ「それにしてもいっぱい服ありますね」

クロイロ「ロケット団はいろんなところに潜入したりすることもありますからね」

クロイロ「各地方のほぼ全職業分の服はそろえてあります」

ナツメ「すごいですね」

クロイロ「ええ、でもその分着るのが多くこの馬鹿にそれだけ試着させられるんですけどね」

シロナ「お姉ちゃんに向かってバカって言わないの!」

クロイロ「うるさい」
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:41:38.59 ID:TMZsgMjV0
ナツメ(あ、これいいかも)

シロナ「ねえねえナツメこれ似合うんじゃない?」

シロナ「ホウエン地方のバトルガールの服なんだけど」

クロイロ「そんなのだったらナツメにはイッシュ地方のビキニのお姉さんの」

ナツメ「なんで二人ともそんな露出高いの!」

ナツメ「水着なんて変装でもなんでもないでしょ!」

クロイロ「レッドが好きそうだと思ったので」

シロナ「あ、そういう考えいいわね」

シロナ「じゃあレッド君が好きそうな服選ぼっと」
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:42:47.23 ID:TMZsgMjV0
ナツメ「自分で選ばせてよ」

シロナ「えーおもしろいのに」

クロイロ「そうですよ」

ナツメ「先生まで…」

ナツメ「わかりました、じゃあ選んでください」

ナツメ「ただ先生が一緒に歩いてても恥ずかしくないような服装でお願いします」

シロナ「OL、ふりそで…ナースもレッド君好きそうね」

クロイロ「お姉ちゃんは何もわかってない、レッドは絶対ポケモンレンジャーよ」

ナツメ「今の聞こえてたのかな」

ナツメ「まともなのならなんでもいいけど…」
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:43:50.31 ID:TMZsgMjV0
30分後

シロナ「もうだからー!」

クロイロ「違うって言ってるでしょ」

ナツメ「二人とも早くしてくれない?」

ナツメ「あまりにも遅いからもう着替えたんだけど」

シロナ「えっ」

クロイロ「サイキッカーってそのままじゃないですか、ダメですよその服装だけは」

ナツメ「あれ、だめなんですか…」
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:45:50.96 ID:TMZsgMjV0
さらに30分後

クロイロ「はい、これでいいですよ」

ナツメ「…なんかこうお嬢様系の服はどうも私には」

クロイロ「いいえ、よく似合ってますよ」

シロナ「あんた女優だったんだし役でそういうの着ることなかったの?」

ナツメ「こんな役はしなかったから」

ナツメ「魔女とかはよくやったけど」

クロイロ「ナツメ女優だったんですか?」

シロナ「あんたほんと世間のこと知らないわね、けっこう有名なのよ」

クロイロ「へーすごいじゃないですか」
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:47:19.11 ID:TMZsgMjV0
ナツメ「私のことはいいですから先生も着替えてくださいよ」

シロナ「そうよ、あんた何やってんの」

クロイロ「私は医者の格好で」

シロナ「ほら脱ぎなさいって」

シロナ「ナツメも手伝って」

ナツメ「うん」

クロイロ「なっ…ナツメまで!やめてください私はっ…」
330 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:48:52.89 ID:TMZsgMjV0
シロナ「よし、あとは髪型かえようか」

クロイロ「どうせエリートトレーナーならイッシュじゃなくて…それよりエリートトレーナーじゃなくて…」

シロナ「ごちゃごちゃ言わないの」

シロナ「あんた髪まで私そっくりね〜やっぱ私にあこがれてんの?」

クロイロ「そんなわけないでしょ」

クロイロ「髪なんか後ろで束ねるだけでいいから」

クロイロ「それと子どものときからお姉ちゃんを見てたらとても尊敬されるような人には思えないもん」

ナツメ「たしかにね、テレビとか出るときだったらそれなりにしてたみたいだけど、そうじゃないときはね」

シロナ「テレビの時ぐらいはちゃんとするわよ一応チャンピオンだったんだし」

シロナ「シンオウ中の目標だったのよ」
331 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/12(月) 02:49:44.49 ID:TMZsgMjV0
シロナ「最後はこうして…」

シロナ「はいオッケ〜」

クロイロ「……」

シロナ「どうしたの?」

クロイロ「ナツメの言う通り…どうもなれない格好てのは…」

クロイロ「あ、私の白コートだけでもせめて」

シロナ「やっぱりそのそのコートも私に」

クロイロ「おばあちゃんにもらったの!」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:27:53.07 ID:DPhN8rYO0
ナツメ「着替え終わったんだし、早く行きましょう」

クロイロ「そうですね」

クロイロ「お姉ちゃんはサカキ様に頼まれてたこと終わらすように」

シロナ「わかってるって」

クロイロ「ならいいけ…」

クロイロ「……」

シロナ「どうしたの?」

クロイロ「今何か」
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:30:01.35 ID:DPhN8rYO0
ピッカッチュウピッカッチュウピッカッチュウ

ナツメ「この音は一体…?」

クロイロ「サイレンです」

クロイロ「何かあったのでしょうね」

ナツメ「もっと他に音あったでしょ…」

団員『侵入者あり!侵入者あり!場所は国際…ぐわっ』

シロナ「あ、やられた」

クロイロ「…侵入者の場所はおそらく国際警察のところでしょう」

シロナ「じゃあそこは私が行くから二人は放送室に」ガラガラ

シロナ「トゲキッス、ミロカロス、船の周りにおかしな物がないか探してきて」
334 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:31:06.99 ID:DPhN8rYO0
ガシャーン

ハンサム「な…なんだ…?」

ボーマンダ「オリャア」

ハンサム「おわっ!?」

リラ「ハンサムさん、無事ですか!」

ハンサム「リラ…いや、ボス!どうしてここが」

リラ「そんなことは後です!早くこちらへ!」

ハンサム「あ…ああ」
335 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:32:16.60 ID:DPhN8rYO0
ハンサム「あちこちでものすごい音が聞こえるが…」

リラ「私のポケモンですよ、回収していきますんで、しっかり捕まっててください」

ハンサム「おいボス!前!前!」

ミロカロス「レイトウビーーーム」

リラ「野生…じゃなさそうね」

シロナ「ハンサムさん、だめじゃないですか抜けだしたりしたら」

ハンサム「シロナ…」

シロナ「あーあ、こんなでっかい穴もあけちゃって〜」

シロナ「責任とってくださいね」にやっ
336 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:35:45.07 ID:DPhN8rYO0
ハンサム「いくらボスでも今戦っては勝ち目はない…」

リラ「はい、わかってます」

リラ「シンオウチャンピオン…いえ元チャンピオンシロナさん」

シロナ「ふふっ私有名人ね、いろんな地方の人にも知ってもらえて」

シロナ「あれ、あなたどこかで…」

リラ「わ…私のことを知ってるんですか!?」

シロナ「いや、気のせいね、知〜らない」
337 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:39:20.78 ID:DPhN8rYO0
シロナ「も〜チョロチョロ逃げないでやられちゃってよ〜」

リラ「嫌です!」

ハンサム「ボスまだか!早くしないとこのままでは…」

リラ「わかってます、あとはフーディンを戻すだけです」

シロナ「……」

シロナ「私の攻撃がギリギリとはいえほとんどかわされてる」

シロナ「国際警察もやるもんね」

シロナ「いや…さすがはタワータイクーン…」
338 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:41:50.76 ID:DPhN8rYO0
シロナ「でも…」

リラ「フーディン!」シュポン

リラ「よし…これで完了…」

ハンサム「ボス!今度は上だ!」

シロナ「私の方があなたの上を行ってるの」

トゲキッス「シャインッ」ピカッ

リラ「きゃっ」

ハンサム「うおっ」
339 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:42:26.63 ID:DPhN8rYO0
シロナ「……」

クロイロ「お姉ちゃん、終わったの?」

シロナ「まあ一応ね」

クロイロ「国際警察は?」

シロナ「海の中かな…」

シロナ「最後の攻撃は確実に当たってたでしょうし、そのまま海へボチャンってね」

クロイロ「ボチャンって…ちゃんと確認をしないとサカキ様に怒られるるよ」

シロナ「うん、だから今落ちたところの周辺を探してるところ」

シロナ「でも見つかる気がしないのよね〜」
340 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:43:34.33 ID:DPhN8rYO0
シロナ「こんなでっかい船に穴あいちゃったんだし早いところ修理しないと」

クロイロ「たしかカイナシティに有名な造船所があったはず」

シロナ「ふーん、そこなら直せそうね」

クロイロ「でもロケット団の船を修理してくれるかどうか…」

シロナ「あーたしかに…」

シロナ「じゃあそもそもこの船って誰がつくったの?」

クロイロ「え…」

シロナ「この船ってそこらの豪華客船よりも大きいわよ、ちゃんとしたところじゃないとつくれっこないよ」

シロナ「そこに頼めばいいじゃん」
341 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:45:14.00 ID:DPhN8rYO0
クロイロ「じゃあお姉ちゃんお願いね」

シロナ「えっ、なんでよ」

クロイロ「だって私今からカントー行くし、これお姉ちゃんが原因でしょ?」

シロナ「これ私じゃなくて国際警察が…」

クロイロ「その国際警察がいないんだし、責任はお姉ちゃんしか」

シロナ「そんなこと言わないでよ〜」

シロナ「あっじゃあさ、せめて一緒にボスのところ聞きにいこ」

クロイロ「えー…」

シロナ「お願いっ!」
342 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:45:40.21 ID:DPhN8rYO0
クロイロ「ほんと昔っからそういうとこあるもんね…」

クロイロ「お姉ちゃんがおばあちゃんの大事にしてた」

シロナ「わかったからー」

シロナ「ねっいいでしょ、一緒に行こ」

クロイロ「どこで作られたとか普通に聞けることなのに…」

サカキ「この船はアルトマーレという町でつくられた」

クロイロ「サ、サカキ様!?」

サカキ「…大きな穴だな」

シロナ「これはその…ねえ?」

クロイロ「なんで私にふるのよ」
343 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/19(月) 02:46:09.19 ID:DPhN8rYO0
クロイロ「船を修理するためにアルトマーレという町に行くのですか?」

サカキ「ああ、そうだな」

シロナ「…あのー…ボスー、捕らえていた国際警察に逃げられてしまって」

サカキ「なに?」

シロナ「い、いい今探してます!」

クロイロ「……」

サカキ「まあいい…国際警察はほっておけ」

サカキ「そのかわりシロナはこの部屋の見張りだ、一番問題が起きる可能性のあるのはここだからな」

シロナ「ひ、ひとりで…」チラッ

クロイロ「……」コクッ
344 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:00:50.76 ID:nSt80KjU0
クロイロ「アルトマーレ…どのようなところなのですか?」

サカキ「…いいところだ、あそこは」

クロイロ「是非私も行ってみたいです」

サカキ「お前はナツメとカントーに行くんだろ」

サカキ「それともシロナと変わるか?」

クロイロ「い、いえ…」

サカキ「そうか…」

サカキ「ならそのうち休みを出そう、その時にでも行くといい」

クロイロ「ありがとうございます」
345 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2016/12/27(火) 01:01:24.94 ID:nSt80KjU0
リーグ本部

ハウ「おーっすっげー、これがポケモンリーグの本部かー」

ハウ「早く中に入ってみよーよ」

ククイ「おいおい、はしゃぎすぎだぞハウ」

ククイ「今回招かれたのはヨウだけだよ」

ハウ「あっそうだった」

ハウ「ヨウ、がんばってねー」
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