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爽「“風の谷のナウンコ”…ですか?」咏「だねぃ」(第三ステージ)
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37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:42:49.33 ID:eO8Yx5WD0
>>11
テル「…!」ギュルルルルルルウゥ――ン・・・!
カイ「んっ?!」
テルの右手が渦巻き状の気流をまとい、みるみるうちに膨らんでいく…
カイ「テ、テル、お前、何を・・・!?」
サワヤ「そーだテル!w やっちまえコイツらを!!ww」
テル「…コーク・スクリュー・ツモオォ――――ッッ!!!」ブワァッ!
ドッゴォッ!!
サワヤ「わぁばじぃっ?!?!」=3=3
テルのコークスクリューブローは、身動きできずに地面にはいつくばっていたナウンコの顔面にクリーンヒット…
サワヤ「…」チーン・・・
スミレ「テ、テル? お、お前一体、何やってるんだ?」
テル「・・・とりあえず失神させた。 風の谷に行かれてはまずい… ブリッグに乗せて拘束しよう」ゴゴォ・・・
こうして… 失神したナウンコは、テルたちによりブリッグの中へと運びこまれていった…
>>72
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:43:22.68 ID:eO8Yx5WD0
>>27
ヒサ「ぐっ?」
リュウカ「ふふん、残念やったなぁ…」パララララ・・・
ヒサ「ぅげっ!?」=3
リュウカの倒した牌姿を見て、ヒサは真っ青になった…
リュウカ「チンイツ・トイトイ・ドラ3の赤1・・・」ゴゴゴゴォ・・・
リュウカ「三倍満の二本付け、24600やっ!!」ニタァッ
ヒサ「あ、あぁ・・・?」ガクガクガク
ヒサ(…か、完全に裏目った… な、何よコレ…??)
このあと… 南場ではヒサとサエも再度追い上げたものの、この時の放銃がやはり致命傷となり… 勝負はトキ・リュウカのペアの方に軍配が上がったのだった。
トキ「ふふ〜んやっぱり田舎モンとは勝負にならへんかったな!ww」
リュウカ「これで巨チン兵はうちらのモンや。 まあ、でも…」
リュウカ「トキの命を助けてくれたことだけは、礼を言っとくで。 ありがとな♪」
ヒサ「……」
しかし… 肩を落としたヒサたちが、巨チン兵の部屋を出て戻ろうとした、その時だった。
?「た、たいへんです!!」ダダダッ
>>46
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:44:01.73 ID:eO8Yx5WD0
>>3
・
・
・
メ―ヴェ「……」プスプスプス・・・・ プスン・・・
サワヤ「くそ、やっべーな… 全然動かねーよ…」
糞海から脱出するため、メ―ヴェのエンジンを始動しようとしたナウンコ…
しかし、落ちた時の衝撃で壊れてしまったのか、メ―ヴェはプスプスと力の抜けた音を出すのみである…
テル「私が見てあげる。 ・・・これくらいなら直せるかも」カチャカチャ・・・
サワヤ「へぇ、すげーな! エンジンの修理ができるのか?」
テル「いや、壊れてるのは多分エンジンの配線部分… 伝動装置だけじゃないかな? ぺジテは工房都市でね、私もサキも小さい頃から機械いじりはさんざんやらされたから…」
テル「工具がないからちょっと時間かかるけど… 明日の昼までには直ると思う」カチャカチャ
サワヤ「ホント? じゃ、頼むわ。 私、ちょっとそこら辺散歩してくるね」スタスタ
テル「…あまり遠くに行かないようにね…」
どこへ行く? ・水の音のする川の方へ
>>19
・大木のつらなる森の方へ
>>50
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:44:37.68 ID:eO8Yx5WD0
>>67
誰もいるはずがないその場所で、突然声をかけられたナウンコは、跳び上がるほど驚いた。
振り返ると、そこには・・・
モモ「ども、こんばんわっす」
サワヤ「な、な、お前、いつから、そこに・・・??」
モモ「ずっと前からいたっすよ。 あなたが気づかなかっただけっす」
サワヤ「…? ど、どうして、糞海の底に、人間が…??」ガタガタ
モモ「そんな、オバケでも見るような目で見ないで欲しいっす。 私は…」
モモ「火を捨て、人界を嫌い、糞海の奥深くに住まういにしえの一族…」
モモ「あなた方の伝説では、“森の人”と呼ばれてる一族の末裔っす」
サワヤ「森の人…?」
モモ「月刊アニメージュに連載されてた風の谷のナウシカ原作に登場する一族っすね」
サワヤ「へ、へぇ…?」
モモ「ま、そんなメタな話はさておいて・・・」
モモ「もう一人の、今寝てる頭に∠のある人…」
モモ「何か、色々隠してるみたいっすよ?」
サワヤ「え?」
モモ「何を隠してるかまでは分かんないっすけど… くれぐれも油断しないことっすね」スウウゥー・・・・・
サワヤ「あ…」
ナウンコが声をかける間もなく… その謎の少女は、霧のように消えてしまった…
>>30
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:45:33.03 ID:eO8Yx5WD0
>>75
・
>>12
未春「もう、カナちゃん、トイレ行ったまま行方不明になっちゃうなんて…」
貴子「・・・どこに行ったぁ? 池田ァ・・」ズモモォ・・・
サワヤ「へ?!」
目を見張るナウンコ…
しかしそれも無理はない。 突然、女子高の制服を着た少女と、ここにはきわめて場違いな、スーツを着た女が現れたのだから…
貴子「…ん?」ギロッ
イケダ「うっ?」ビクッ
スーツの女と、ナウンコの肩にいたイケダリスの、目が合った、その瞬間・・・・
貴子「 池田アアア アアアア アァ ァァッッ ッッッ !!!!! 」カッ
イケダ「どひぃっ!!」
ボンッ!!=3=3
サワヤ「うぉっ?!?」
なんと… そのスーツの女が一声吼えた途端、イケダリスが、ネコ耳のはえた人間へと変身してしまったのである・・・!
>>13
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:46:06.75 ID:eO8Yx5WD0
>>71
振り返ったリュウカの前にいたのは、銃をかついでスパッツをはいている小柄な少女だった。
キョウコ「…」
リュウカ「キョ、キョウコ…? あんた、なんでここにおんねん! トキたちと一緒に本国に戻ったんやなかったんか?!」
そう… 今朝、トキやナウンコたちを乗せてトルメキア王都トラスに向けて飛び立った5隻の大型船…
その5隻の中で最も軍備に特化した「コルベット」… その船の艦長がキョウコ・スエハラ―だった。
キョウコ「参謀… 大変、申し上げにくいんですが…」
キョウコ「本国へ戻る途中、ぺジテの残党のガンシップに襲われて…」
リュウカ「え?!」
キョウコ「コルベット一艦… 私の艦のみを残して、全滅しました」
リュウカ「・・・・全滅? え、どゆこと? トキは?」
キョウコ「…司令官の乗っていた艦は… 空中で四散したと思われます…」
リュウカ「な、なんやとぉ? トキは、トキはどこにおるんや!キョウコォ!!」ガシッ
キョウコ「ぅぐっ! さ、参謀、落ち着いて下さい…!」ムググ・・・!
キョウコの胸倉をつかんで鬼の形相でギリギリと締め上げ始めたリュウカ…
ところが、
トキ「リュウカ、何テンパッとるんや。 うちならここにおんで」スタスタ
>>34
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:46:41.56 ID:eO8Yx5WD0
>>50
・
・
・
その夜… テルとナウンコは、谷の子どもたちがくれたチコの実で、遅い夕食を摂りながら今後のことを話し合っていた…
サワヤ「テル、修理の方はどーよ?」ムグムグ
テル「うん、予定通り、明日の午前中には飛べると思うよ」ムグムグ
サワヤ「なんかわりーな。 全部頼んじゃって…」
テル「命を助けてもらったんだから、これぐらい当然… でも、明日、先に私をぺジテまで送っていってほしいんだけど…」
サワヤ「ああ、そんくらいならいいよ! ほら、チコの実もっと食いなよ」スッ
テル「ありがとう。 これ、美味しいね… 長靴いっぱいくらい食べたい」モグモグ
サワヤ「な、長靴…? そんな食ったら、鼻血出るぜ…?」
テル「・・・ナウンコ、あのさ、明日ぺジテに着いたら… 2、3日泊まっていかない?」
サワヤ「へ?」ムグムグ
テル「父さんや仲間たちに、ナウンコのことを紹介したいんだ。 みんなで歓迎するから」
サワヤ「え、いや、私は一刻も早く風の谷に戻りたいんだよ。 そんな気ぃつかってくれなくていいよ」
テル「ぺジテには珍しいお菓子がいっぱいあるんだよ? ちょっとゆっくりしていきなよ」
サワヤ「いや、だからいーって。 ほんとは真っ直ぐ風の谷に戻りたいんだからさ」
テル「… そう…」
サワヤ「…?」
テル(・・・風の谷には、巨チン兵がある… それを父さんに報告すれば、“あの作戦”が発動するだろう… なんとかして、ナウンコだけでも引き留めなくちゃ…)
>>16
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:47:19.77 ID:eO8Yx5WD0
>>25
東四局・二本場
チャッ パシッ タン・・・ チャッ パシッ タン・・・
ユアン「よっしゃ、追い上げてきたぜ…!」
クルミ「相手の二人、表情に焦りが出てきたね…」
ナルカ「半荘一回の短期決戦ですから… 親で連荘すれば、一気に優勢になるはずです…!」
ケイ「なんや、言い出しっぺが負け始めとるやん。 うちが代わってあげましょうかーぁ?」ニタニタ
トキ「う、うるさいで! ケイちゃんは黙って見とれ!」チャッ
ヒサ(ふふ、さてさて… 私も牌も大分ノッてきたとはいえ、まだ総合点は相手が上…)チャッ
ヒサ(まだまだ連荘続けたいところね… ん?)チャッ
ヒサ(来た…! 役無しテンパイだけど、赤ドラが2枚… ここは和了っておきたい…!)
ヒサ(ドラの一萬を切れば、三・五・六・八・九筒待ちの良型の5門張…!)
ヒサ(・・・ でも・・)
ヒサ(一萬を残して、八筒切りでドラ単騎で待つのもありかしら…?)
ヒサ(一萬は場には生牌… 出る可能性は十分ある…)
ヒサ(ま、普通は5門張を捨てて単騎待ちなんてありえないんだけど…)
ヒサ(もし一萬ツモるか、一発で相手から出ればドラ4でオヤッパネ18000…! 一気に勝負の趨勢を決する手になり得る…!)
ヒサ(う〜ん悩み所ね… 5門張で普通に待つか、悪待ちドラ単騎か…?)
何切る? ・5門張の一萬切り
>>27
・悪待ちドラ単騎の八筒切り
>>80
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:47:58.59 ID:eO8Yx5WD0
>>8
どこかからか飛んできた砲弾がトルメキア軍のすぐ目の前に着弾… 大爆発を起こし、銃撃をしていた兵士数人をフッ飛ばした。
クルミ「なっ!? あれは…?」
サエ「クルミィ――ッ!!」キュラキュラキュラ
クルミ「?!」
サエの戦車は、谷の村人たちをかばうようにして、トルメキアの弾幕の前に立ち塞がった。
クルミ「サ、サエ! せ、戦車を乗っ取ったの…?」
トヨネ「ちょ、ちょーすごいよーっ!」
エイスリン「サッスガ、サエ!」
サエ「クルミ… ここは私たちが食い止めるから! 山を越えて、みんなを酸の湖の船まで避難させて!!」
クルミ「…! 分かった… みんな! 撤退するよ! ケガ人と年寄りには誰か一人ついてあげて!」
ザワ・・・ ザワザワザワ・・・ ドヨドヨドヨ・・・・・
満身創痍の中、クルミの指示で、助け合いながら山を登り始めた村人たち…
クルミ「みんな、がんばって…! ヒサ先生と姫様がガンシップで戻るまでの、辛抱だから…!」
全員を退避させたクルミは、最後に振り返り、淋しそうな目でサエを見つめた。
クルミ「サエ・・・ 死なないでね」
サエ「大丈夫よ! さ、クルミも早く行って! あとで私たちも追いかけるから…!」
>>58
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:48:30.65 ID:eO8Yx5WD0
>>38
・
>>62
突然、3人の子どもたちが、地下室に駆け込んできたのである・・・
ヒサ「あら、アヤじゃない、どうしたの?」
綾「ヒ、ヒサ先生・・・! とにかくたいへんなんです!!」=3
ユアン「な、なんだよ、こんな所に子どもが来ちゃ…」
ギバード「胞子が残ってたんだよっ!!」=3=3
サエ「えっ?!」
綾「すごい瘴気を出して、谷中大騒ぎになってるんです!」
ひな「これは大惨事になる気がする所存…」
ヒサ「なんですって…?」ザワァ・・・
>>65
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:49:05.96 ID:eO8Yx5WD0
>>7
この30分後、谷の外れの、酸の湖のほとり・・・
キョウコのコルベットを追うようにして、糞海の深部へ向けて飛び立とうとしている機体があった…
あのテルによる苛烈な攻撃から生還した、風の谷のガンシップである。
前部座席にはユアン… 後部座席には、森の菌糸の処理を他の村人たちに任せたヒサが座っていた。
そう… 糞海でユアンたちに指示を出したまま、結局戻ってこなかったナウンコの探索・救助に向かうところなのだ。
ヒサ「…サエ、シロ、谷のみんなのこと、よろしく頼むわよ」
サエ「はい、ヒサ先生、必ず姫様をつれて… 戻ってきて下さいね」
シロ「……(ダルい…)」
ヒサ「このまま、巨チン兵の復活を指をくわえて見ているワケにはいかないけど… 私が戻るまでは自重してね…」
サエ「はい…」
チカコ「ヒサ、あんなどうしようもないダメ娘だけど… どうか、よろしく頼むわね…」
見送りには、ナルカの押す車椅子に乗った国王チカコも来ていた。 病気だというのに、城を占領されて追い出されたりなどの心労がたたってか、その頬はさらにやつれてしまっているようだった。
ヒサ「チカ、心配せずに待ってて。 あのコはこの私が鍛えたんだから、そう簡単にくたばったりしないわよ」
ヒサ「さ、出発よユアン! 進路南南西、距離2700km・・・ 目的地糞海の最深部!エンジン全開!!」
ユアン「はい!」
ドルルルルルルウゥ・・・ ギュオオオオオオオォォ―――――ン・・・・・!!
長い夜が明け、うっすらと水色に染まり始めた空の中へ、白いガンシップは吸い込まれていった・・・
ユキ「行ってしまいましたね…」
サエ「そうね。 さ! 私たちは森に戻るわよ!!」ザッ
>>76
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:49:41.68 ID:eO8Yx5WD0
>>6
シロ「…」チャッ ・・・タンッ
ヒサ(……)
ヒサ(シロ… まあ、偶然でしょうけど、助かるわ…その援護射撃…!)
ヒサ(今、親だし… この手で相手に直撃かませば、まだチャンスはある!)カッ
その3巡後・・・
ヒサ「よしっ、リーチ!」タァンッ!
ヒサ、14巡目に、渾身の二筒切りリーチ…!
リュウカ(…ニ筒? ふぅん… 捨て牌から見て、染め手ではあらへんな…)
トキ(メンタンピンやろか…? 多分多門張… ここは、一応オリといた方がええかな…)タンッ
そして16巡目・・・
リュウカ(……)チャッ
リュウカ(あかんな、テンパイしたまま回し打ちしてきたけど、現物もスジものうなったで…)
リュウカ(下家の剣士の女は、メンタンピンの多面待ちが濃厚…)
リュウカ(今ツモッてきた一筒… 場にすでに2枚出とるし、これで和了られるとは、とても思えへんけど…)
リュウカ(どないしよか…?)
リュウカ、何切る? ・テンパイ維持の一筒切り
>>24
・テンパイ崩しの八索切り
>>51
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:50:14.90 ID:eO8Yx5WD0
>>14
ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォォ・・・・・ッ!!
ウワッ?! ヒィーッ! ニ、ニゲロォッ! ダダダダダダダダァ・・・!
突然後退してきた戦車に驚いた装甲兵たちは、あわてて城内へと逃げ始めた。
そして・・・
ズッドオォ――――ンッ!!
サエ「ひゃっ?!」
猛烈な勢いで城門に激突した戦車… その衝撃で、橋の石レンガにビキビキと亀裂が入った。
サエ「何やってんのよ! 前へイクのよ前へ!!」=3
シロ「分かってるよ、うるさいな…」グイッ
ゴガガガガガガガガガガガガガ・・・・・!!
ようやく前に進み始めた戦車… その下で、ガラガラとアーチ型の石橋が崩れ始めた。
リュウカ「な、なんやありゃ…? 橋をブッ壊しながら進んどる…??」
トキ「ドリフのコントかいなw」
リュウカ「っく…! 戦車を全部出せ! 裏から回って奴らを追いつめるんや!!」
>>8
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:50:52.22 ID:eO8Yx5WD0
>>39
サワヤ「……」テクテクテク・・・
生き物など全くいないかのように静かな、糞海の底の世界・・・
森とはいっても、石化した大木がつらなっているだけである。
その枝によってできた“天井”からうっすらと陽が差している青い世界の中を、ナウンコは歩いていった。
サワヤ「・・・マジで空気が澄んでる… 瘴気が全くない…」スーハー・・・
サワヤ「糞海の深部の底が、こんな風になってたなんてな… でも一体、どうやってできたんだ? この清浄な空間は…?」
サアアアアアアァァ―――――・・・・・・・
サワヤ「…あ」
“天井”から、クリーム色の砂が降ってきた。
サワヤ「…へぇ、キレイな砂だな… まるで宝石みたいだ…」
サワヤ(石化した樹々が、砕けて砂になり… 降り積もってるんだ…)
サワヤ(・・・糞海って、毒の瘴気を出すだけの、害悪の権化みたいに思われてるけど…)
サワヤ(もしかすると、糞海の“働き”で、この清浄な空間が作り出されてるのかもしれねーな…)
>>43
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:51:27.84 ID:eO8Yx5WD0
>>48
リュウカ(・・・八索は場に2枚、七索は4枚全て出とる…)チラッ
リュウカ(つまり、八索をメンツにする待ちはありえへん…)
リュウカ(別にテンパイ維持にこだわる必要はないんや。 あと2局だけなんやから、直撃さえ避ければ勝てる…)
リュウカ(ここはより安全な、八索切りや!)タンッ!
リュウカ、テンパイ崩しの八索切り・・・!
ヒサ「………」
リュウカ(よし、通った…!)
そのあと、場は波風立たぬまま進み、最終18巡目・・・・
ヒサ(海底牌… ラストチャンス、お願い、来て!)チャッ
ヒサ(!? っく… 違う方が来ちゃった、五筒… しかも赤…!)
ヒサ(裏目った…! リーチの時、悪待ち単騎じゃなくてニ-五筒待ちにしとけば、これで和了ってたわ…)
ヒサ(うぅ… 切りづらいけど、ここをしのいで流局に持ち込めば、まだ次の一本場にチャンスがある…)
ヒサ(えぇい! 通れっ!)タンッ!
…… … ………
ヒサ(…ふぅ、通ったわね… これで流きょ…)ホッ
トキ「ふん、そこが出よったか…」ゴゴゴォ・・・
ヒサ「え?!」
>>62
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:52:02.16 ID:eO8Yx5WD0
>>75
・
>>12
咏「さ、えりちゃんおいで♪」
えり「へぇ… これが“映画の中”ですか、なるほど…」
サワヤ「ほあっ?!」
・・・それは、なんとも場違いな雰囲気の二人だった…
入ってきたのは、なんと、着物姿の咏と、普通にアナウンサーの格好をしている、いつもの針生えりだったのだ…
咏「やっほー獅子原ちゃん、がんばってるぅ?」フリフリ
サワヤ「え、あの、三尋木先生…? ど、どうして、ここに??」
咏「んー、えりちゃんが私立HAISETSU学園の取材に来てくれてねぃ、校内を案内しててさ」
咏「排泄レクリエーションでみんながガンバッてるところも見てもらおうと思ってね、つれてきたんよ♪」
サワヤ「へ、へぇ・・・?」
咏「あ、あとね、獅子原ちゃんアンタ、ゲームオーバーの回数がリミット超えちゃったから、途中だけど終了ね」
サワヤ「は?! え、私、ゲームオーバーなんてしてないっすよ?」
咏「ウソついてもムダよん♪ ちゃんとモニターで確認してたんだから」
サワヤ「うっぐぅ… そんな! 風の谷のみんなが、私を待ってるのに…!」
咏「いや知らんし。 さ、ツベコベ言ってないで戻るよ!」パチンッ!
サワヤ「!?」
咏が指を鳴らすと、一瞬にしてナウンコの目の前の風景は消え・・・ 気がついた時には、あのHAISETSU学園の多目的室に戻っていた…
そう、そこにいるのは、風の谷の姫・ナウンコではなく、ただの獅子原爽だった。
〜GAME OVER〜
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:52:35.71 ID:eO8Yx5WD0
>>17
カイ「っひぃ…?!」
サワヤ「おらっ! 吐けよ! 言わねーとお前の口にこのうんこつっこむぞ?!」クワッ
カイ「…!!」
・・・脅迫や拷問をする時、人は何かしらの道具を使うことが多い…
それはナイフであったり拳銃であったり麻雀牌だったりするものだが、もっと簡単に手に入り効果も高い脅迫道具… それがうんこなのである。
その効果はテキメン…! 圧倒的な恐怖におののいたぺジテ国王カイは、必死になって叫んでいた。
カイ「む、蟲だっ! 蟲に襲わせるんだっ!!」=3
サワヤ「!」
ナウンコは、その一言ですべて分かった。
そして、脳裏に、あの先ほど見たばかりのぺジテの街のように、荒れ果てて地獄のようになっている風の谷の風景が思い浮かんできたのだ…
サワヤ「うぉっらぁっ!」ブンッ
ドワァッ?!?
ナウンコは立ち上がると同時に、遠巻きにしていたぺジテの連中にうんこを投擲…
ワッとよけてあいたスペースに向かってダッシュし、投げ捨てていたメ―ヴェに飛び乗った。
>>28
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:53:10.01 ID:eO8Yx5WD0
>>70
5分後… メ―ヴェを降りたテルとナウンコの二人は、目も当てられないほどの恐ろしい廃墟となったぺジテの街を歩いていた。
大火事で焼き尽くされたあとのようで、ところどころからブスブスと煙が出ている。
そして、あちこちに… この街を占拠していたはずのトルメキア軍の船や戦車や兵士たちの遺骸… そしてやはり、蟲の死体が無数に転がっていた。
突然蟲の大群の襲撃を受け、壊滅したようであった。
サワヤ「…ぺジテの市民はいねーみたいだな… どっかに逃げたのか?」
テル「… ど、どうして、こんなことに…??」ワナワナ
自失茫然といった様子のテル…
そのテルが、何かを見つけたのか、街中央の石段を駆け上がり始めた。
テル「…」タタタタ・・・
サワヤ「ん? なんだ、どこ行くんだよ?」タタタタタ・・・
テル「… あ、ああぁ…?!?」ピタッ
石段を駆け上がった先には、ドーム型の要塞のような巨大な建造物があった。
そして、そのドームにメリ込むようにして、真っ黒に焦げて息絶えている王蟲の姿があった…
サワヤ「うっお…! 王蟲まで…」
テル「…くそ! センタードームが食い破られるなんて…!」
>>32
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:53:43.50 ID:eO8Yx5WD0
>>10
ゴオオオオオォォ・・・・! ボオオオオオオォォ・・・・!! モクモクモクモクモク・・・・・
峠の上に立ったユキの指差した先・・・ そこには、モウモウと黒い煙を吐き出しながら燃えている森があったのである…
サエ「あちゃあ… 菌糸の処理ができなかったのね…」
ユキ「そんな…! 森全部を、燃やしてしまうなんて…!」
シロ「これは… このままじゃ収まらないかもしれないね」
サエ「え?」
・・・ ワーッ コノヤロォーッ! ヤッチマエェ――ッ! ウワッ!ヤメテクレェーッ!! ワーワァ――ッ!!
ユキ「!? あれは…?」
眼下の森から、トルメキアの兵士たちが転がり出てきて… その後ろから谷の村人たちも飛び出してきた。
村人たちは皆、手に手に火炎器や手鉤、斧などを持って兵士たちに襲いかかっていた。
その中には、クルミ、トヨネ、エイスリンの姿もあった…
シロ「森を燃やす時のドサクサにまぎれて、反乱を起こしたんだ…」
サエ「ああもう…! 私たちも行くわよっ!」
ユキ「え? で、でも、ヒサ先生が自重しろって言ってましたけど…?」
サエ「始まっちゃったモンは仕方ないでしょ!」ダッ
>>79
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:54:29.75 ID:eO8Yx5WD0
>>19
そう… そこには、あの空中戦で炎の海に飛び込んで死んだはずの、トルメキア軍将兵長セーラがいたのである…
サワヤ「ト、トルメキアの…? お、お前、生きてたのか? ど、どうやって…??」
セーラ「……」ニコニコ
無言で微笑むセーラ…
しかし、次の瞬間、ナウンコはゾクリと背筋を震わせた。
セーラの体が… うっすらと透き通っていて、体を通して向こうの景色が見えたのである…!
サワヤ「…!!」ジリッ
身の危険を感じ、後じさりするナウンコ…
セーラ「…ナウンコ、あまり下がらん方がええで… その川はな・・・・」
セーラ「 三途の川やで 」
ザバアァッ!!
サワヤ「いっ?!」
突然後ろで大きな水音がした、次の瞬間・・・ ナウンコは、川から現れたズブ濡れの女に足首をつかまれていた。
イズミ「……」ヌボァ・・・
サワヤ「げぇっ!? お前・・・??」
・
・
・
テル「…おーい、ナウンコ? どうしたの?」テルテル
ナウンコの悲鳴を聞き、川のほとりにやって来たテル…
しかし、テルが見たのは、川の底からプクプクとわずかに上がってくる泡だけだった…
〜GAME OVER〜
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:55:06.21 ID:eO8Yx5WD0
>>5
サワヤ「……」
スミレ「走り出したら、もう誰も止められない…」
サワヤ「…あん?」
カイ「王蟲の群れのことだ。 トルメキア軍に、我々はほとんど殺されてしまった… もう他に方法がないんだ」
サワヤ「・・・・ ふぅ〜ん… そうか……」
サワヤ「よっ!!」ダッ!
カイ「なっ?!」
取り囲んでいたカイの部下たちの一人を突き飛ばし、メ―ヴェに向かってダッシュするナウンコ…
カイ「おさえろ!!」
メ―ヴェに飛び乗って噴射口を開いたナウンコだったが、その上からカイの部下たちが一斉に覆いかぶさってきた。
サワヤ「あぁくそっ! このぉ! はなせよ!バカヤロォ――ッ!!」ジタバタ=3
ヤメロッ! ハナセコンニャロオォーッ! モウマニアワネーヨ! アバレンナコノッ! ジタバタジタバタ・・・
7〜8人の部下たちに取り押さえられ、ナウンコは身動きできぬ状態で地面に押し付けられてしまった。
>>11
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:55:44.62 ID:eO8Yx5WD0
>>45
・
・
・
ドウンッ ドカアァーンッ!! ドオンドオォンッ ダダダダダダダ・・・!
サエ「ちょっとシロ! ボヤッとしてないで、あんたも手伝ってよっ!!」シュッ ガチャッ!
砲弾を装填しながら、せまい戦車の中でガミガミと指示を出すサエ…
シロ「…うるさいな、私、ギックリ腰かも…」イテテ・・・
ユキ「発射!!」ポチッ!
ドウッ! ヒュウウゥーン・・・ ドカアァ――ンッ!! ウワアアァーッ!? チクショーッ!
サエ「…よし、やっぱり、歩兵の奴らは戦車には向かってこれないわね… ユキ、砲弾あといくつある?」
ユキ「あと3つですね… そろそろ引き上げ… アッ!?」
サエ「? どうしたの?」
ユキ「せ、戦車です! 10台くらい・・・こっちに向かってきます!!」
サエ「え…」
パウッ! キィ――ン・・・ ドッゴオオォォ――――ンッ!!!
サエ「きゃああぁっっ?!?」
トルメキアの戦車隊の、先頭の大砲が火を噴き… 次の瞬間、サエたち3人は凄まじい衝撃をその全身に受けていた。
ドオォンッ ドオォーンッ!! ドドゴオオォォ――ンッ!!!
続けざまに襲いくる砲撃・・・
アッという間に合計五発もの砲弾を受けたサエたちの戦車は、キャタピラや砲台といった外側の部分がフッ飛び、無残にも横倒しになっていた…
>>78
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:56:19.70 ID:eO8Yx5WD0
>>69
・
・
・
アワイ「うぐぐぐ… ム、ムネがキツイ…! あなたどんだけマナイタなのよ?!」ミチミチ
サワヤ「う、うるせーな! …で、でも、そんだけサイズが違うと… 私じゃないってバレんじゃないか?」
アワイ「だいじょーぶ。 私のおもち可変式だから、単行本7巻のペチャパイに調整すれば…」スウウゥゥ〜・・・
サワヤ「?!」
アッという間に巨乳→微乳へと変化し、赤いウィッグをかぶってナウンコの青い服を着込んだアワイは、確かにパッと見た目はナウンコと変わらなくなった。
サワヤ「・・・あ、ありがとな。 恩に着るぜ、マジで…」
アワイ「いいから急いで! 谷の人たちを助けられるのは… あなたしかいないんだからっ!」ニッ!
サワヤ「!!」
軽く微笑んだアワイのその笑みを見た途端、ナウンコはフラッシュバックのように、谷の仲間たちの顔を思い出していた。
ユアン、ユキ、ナルカ、チカコ、サエ、シロ、クルミ、トヨネ、エイスリン・・・・・
自分が行かなければ、彼女たちは皆、命を落としてしまうのだ…!
サワヤ「・・・おう、まかせろっ!」ザッ
>>81
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:56:49.42 ID:eO8Yx5WD0
>>23
・
・
・
30分後…
テル「… zzzzz……」グーグー・・・
サワヤ「………」モゾモゾモゾ
明日に備えて、横になった二人… しかし、ナウンコは…
サワヤ(…やっべぇ、なんだか体がカッカしてめちゃくちゃムラムラする…)ムラムラ
サワヤ(さっきチコの実食い過ぎたせいだな… アレ、精力増強効果あるから…)
サワヤ(くっそ! 明日たくさん飛ばなきゃなのに、全然ねむれねー…!)
サワヤ(ああもう、なんとかおさまってくんねーかな? このリビドー… ん?)チラッ
テル「zzzz……」スースースー・・・
ムラムラして血走っているナウンコの目に、隣で静かに眠っているテルが映った…
呼吸に合わせて、ゆっくりと小さな胸が上下している…
サワヤ「……」
どうする? ・テルの胸をさわってみる
>>35
・リビドー解消のためダッシュしてくる
>>67
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:57:26.12 ID:eO8Yx5WD0
>>33
巨チン兵「グオゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴオオオォォ・・・・!!!!」ビキィ・・・ビキビキビキビキビキビキビキイィ・・・・!!
ユアン「げっ?!」
サエ「は?!」
リュウカ「えっ?!」
フナQ「な?! アレは…!?」
目を見張る一同…!
そう… 人工子宮の膜を突き破り、白煙を吹き出す巨チン兵の股間から…
真っ黒な、それはそれは禍々しいオーラをまとったモノが、ビキビキとそのカマ首をもたげ、恐ろしい勢いで膨張を始めたのである…!
ヒサ「そ、そんな…? 体を融かされながら、勃起してる・・・??」
トキ「あかん! 巨チン兵はドMの変態なんや!!」
巨チン兵「ゴグガガガガガガガガガガガガガアアアァァ・・・!!!」ビキビキビキビキビキビキ
巨チン兵の股間よりそびえ立つ最全長50mと言われる巨根は… グイグイと伸び続け、スカイツリーのように天空に向かってそびえ立っていた…
ナルカ「う、うぅ…?? な、なんか、すごい生臭いですぅ…」
ヒサ「まずいわ! ガマン汁が出始めてる…! に、逃げるわよっ!!」
ユアン「に、逃げるって、どこに…」
ユアンは、自分のその最期の言葉を言い終える前に、目の前がまばゆいばかりに白く輝くのを見た。
そう、“火の7日間”で世界を焼き尽くした『ファイナル・ボッキ・フラッシュ』…! その悪魔の波動は、山をもフッ飛ばし、一発で辺り一帯を完全に真っ平らにしていた…
数日後、メ―ヴェで谷に戻ってきたナウンコが見たものは… 誰一人、虫一匹すら生き残っていない、死の世界だった。
〜GAME OVER〜
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:58:02.47 ID:eO8Yx5WD0
>>51
トキ「ロンや。 河底ロン、タンヤオ三色赤1… 満貫8000やな」ニタッ、パララララ・・・
ヒサ「う、あぁ…??」ガクガク・・・
なんと、一度オリていたトキが、直前に張り替えを完了していたのである…
この振り込みにより、ペアとしての差は7万点を超え… オーラス南4局はなす術もなく安手で流され、トキ・リュウカペアの大差での勝利となったのだった…
ヒサ「うっぐぅ…」ギリッ
トキ「は〜w ここまで手応えがないと、かえってつまらんなぁ〜ww」ヘラヘラ
リュウカ「これで巨チン兵はうちらのモンや。 まあ、でも…」
リュウカ「トキの命を助けてくれたことだけは、礼を言っとくで。 ありがとな♪」
ヒサ「……」
しかし・・・ 肩を落としたヒサたちが、巨チン兵の部屋を出て戻ろうとした、その時だった。
?「た、たいへんですっ!!」ダダダッ
>>46
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:58:43.48 ID:eO8Yx5WD0
>>65
リュウカ「せやな。 フナQの言う通りや。 反乱の原因になるようなモンは渡したらあかんで」
フナQ「へ? えと、じゃあ… 村人たちには、なんて説明すれば…」
リュウカ「ん〜? 森の一つや二つ、焼き払ってまえばええんやないか?」
フナQ「え、えぇ…??」
?「参謀、私がヤリましょうか?」スッ
リュウカ「ん?」
ヒロコの後ろから現れた銃をかついでスパッツをはいた紫髪の少女…
トルメキア軍コルベット艦長、キョウコ・スエハラ―であった。
キョウコ「今から、ぺジテの残党狩りに出撃しますから… 発艦する時に、件の森を爆撃して焼き払っておきましょう」
リュウカ「あ、それええな! 一石二鳥やん♪ ほな頼むで!」
フナQ「……」
・
・
・
ズオオオオオォォ―――ン・・・・・!!
飛び立ったコルベットが、火炎器の返還を待っている谷の者たちの頭上を通過していった…
ヒサ「…コルベット? こんな時間に、一体、どこに…?」
バラッ、バラバラバラバラァ・・・・ ズッドオオォ――ン・・・!!
ヒサ「げっ?!」
>>74
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:59:13.84 ID:eO8Yx5WD0
>>76
エイスリン「コッチモヤラレテル…」
クルミ「え? そんな離れた木も…?」
菌糸が幹についていた大木以外からも、次々と木の内部から発見されるネバリとした菌糸…
クルミ「まずいな… 地面の中を伝って菌糸が伝播してるんだ…」
トヨネ「こ、こんなの、どうすれば…?」
?「これはもう、森全部を燃やしてしまうしか、ないんじゃ…」ヌッ
トヨネ「え?!」ギョッ
思った以上に菌糸の感染度合いが高く、愕然とする村人たち… そこに突然現れたのは、天使のような超絶美少女アイド、ではなく、おん年120歳の老女、大ババイチゴであった。
クルミ「大ババさま…」
イチゴ「ここまで菌糸が広がっては、もうダメじゃけぇ…」
イチゴ「手遅れになると、この谷は糞海にのまれてしまう… 早く燃やすんじゃ!」
トヨネ「そんな… なんとかならないの?」
クルミ「貯水池を300年も守ってくれた森なのに…!」
エイスリン「クッソォ! アイツラサエ、コナケレバ、コンナコトニハ…!!」ギリッ
>>10
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:59:48.32 ID:eO8Yx5WD0
>>46
・
・
・
プシュー シュウゥ――ッ・・・ プシュウウウウゥゥ―――ッ!・・・・
急いで子どもたちと一緒に谷はずれの森に行ったヒサたち一行が見たモノは…
大木の幹にビッシリと張り付き、シューシューという音を発しながら瘴気を吐き出している真っ白な菌糸のカタマリであった…
ユアン「うっわやっべえぞこれマジで…!!」
トヨネ「ちょー瘴気が出てるよー!」
シロ「墜落したあの大型船に…胞子がくっついてたんだ…」
クルミ「は、早く焼き払わないと、森全体に広がっちゃうよ?」
ヒサ「ちょっと、火炎器は? なんで誰も持ってないの?」
サエ「ぶ、武器になるようなモノは全部、トルメキアの奴らに没収されてます…」
ヒサ「早く返してもらいなさい! このままじゃ谷は全滅よ!!」
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
ワタセェー! ハヤクシロォ!! カエンキトテカギダ! ハヤクカエセバカヤロォー!!
ほぼ総出で城に行き、兵士たちに火炎器などの道具の返還を求める谷の者たち・・・
フナQ「菌糸を焼く道具は、武器にもなります。 渡すのは危険ですが…」
リュウカ「ん〜…」 どうする? ・銃以外のモノはいったん返してやる
>>7
・何も返さない
>>63
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:00:22.17 ID:eO8Yx5WD0
>>11
テル「…!」ダダッ
ドンッ
カイ「わっ?!」
テル「動くなっ!」サッ
カイの背中に体当たりをし、素早く銃を奪ったテル…
テル「…ナウンコを、行かせてやれ…!」チャキッ
カイ「…?!」
スミレ「テ、テル? 落ち着け!」
テル「スミレ、私は落ち着いている。 そして・・・本気だっ!」サッ
ダァ――ンッ!!
スミレ「は?!」
・・・威嚇のために、ナウンコを押さえつけている者たちの足元に向かって発砲したテル…
ところが、
サワヤ「」チーン
テル「あれ?」
その銃弾は、ナウンコの脳天にメリ込んでいた。
スミレ「…テル、お前… 一体、何してるんだ?」
テル「・・・・・ いやぁ… 手元が狂っちゃった」テヘッ
〜GAME OVER〜
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:00:58.35 ID:eO8Yx5WD0
>>60
サワヤ(… いやいやいやいやいやいや!!)ブンブン
サワヤ(仲間の寝こみを襲うなんて… いくらなんでも、私はそこまで腐っちゃいねぇー!)
サワヤ(…でも、どうにもこうにも、このムラムラが、おさまらん…!)ムラムラムラ・・・
サワヤ(こういう時は…)
サワヤ(ダッシュだ! 運動してリビドーを鎮めるんだ!)ダダッ
サワヤ「うおおおおおおおぉっ!!」ズダダダダッ
ナウンコは、起き上がってそこら辺を闇雲に走り始めた…
・
・
・
10分後…
サワヤ「ハアッ、ハァッ ハァッ ハッ! あ、ハァ…! う、オう゛ぇ、 ゲェッハァ…!」ハアハアハアハア・・・
サワヤ「つ、疲れたー… ちょっと、体力なくなって、きてんな…」フーフー・・・・
サワヤ「で、でも、なんとか、ムラムラはおさまったぜ… これで、ゆっくりねむれ…」
?「何してるんっすか」
サワヤ「ふぁっ?!」=3
>>40
68 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:01:32.56 ID:eO8Yx5WD0
>>4
ヒサ「サエ、お願いできる?」
サエ「え、私ですか?」
ヒサ「相手の二人… 両方とも“異能”を持ってるカンジするから… どっちかを塞いでくれれば、私があとはなんとかするから」ヒソヒソ
サエ「は、はい…」
トキ「さあ場決めするで♪ はよ卓に座りっ!」チャッ
・・・ チャッ ピシッ タンッ ・・・チャッ ピシッ タンッ ・・・・
不気味な巨チン兵が見守る中、牌を操作し始めた4人の少女たち…
トキ「…リーチや」ドッ!
ヒサ(? 8巡目でツモ切りリーチ… すでに張ってたの?)
トキ「・・・一発、ツモ! 裏のって、2000・4000!!」パラララ・・・
サエ(うぐっ、いきなり親っかぶり…!)
東二局…
サエ(よし、メンホン張れた…! ここは先手必勝!!)チャッ
サエ「リーチ!」タンッ!
リュウカ「おっと、それやな。 ロン、チャンタ三色… 8000や」ニタッ、パララララ・・・
サエ(!? 場風の東の対子を落としといて、オタ風シャボ待ち・・・??)
ヒサ(・・・私の和了牌を止めてる… へぇ… これはちょっと、一筋縄ではイカないかもね…)
>>36
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:02:06.98 ID:eO8Yx5WD0
>>75
・
>>12
はやり(28)「ほにゃにゃちわーっ!☆ ぺジテのアイドル、HA・YA・RIだゾ!」ハヤヤッ!
アワイ「へー、こいつが風の谷の姫、ナウンコねぇ…」ウネウネ
サワヤ「え?!」
扉を開けて入ってきたのは、なんとも不可思議な二人組だった…
片や、ラーメンのように黄色い髪の毛をウネウネとなびかせ、背後になぜか宇宙空間を背負っている美少女…!
片や、首にヘッドホンをかけ、とてつもなくすばらなおもちをおもちのなぜかアイドル衣装を身にまとったオバ・・・否、美少女…!
はやり「あなたがナウンコちゃんだね! こっから出してあげるYO!☆」ハヤッ
サワヤ「・・・はい?」
はやり「早く谷へ知らせに行って!☆ アンタの凧ならまだ間に合うかもしれないから…」
アワイ「テル―から全部聞いたよ。 ほら、私が身代わりになってあげるから!」スッ、ゼンラー
サワヤ「!?!」ブッ=3
突然服を脱いで全裸になり、上下一体になっているワンピースの服を差し出すアワイ…
サワヤ「・・・ あ、あんたら、一体、だ、誰・・・??」
はやり「私? はやりはね、サキちゃんとテルちゃんの腹違いのおねーちゃんなんだ!☆」キャピィッ
アワイ「ほら! 寒いからあんたも早く服脱いで私と交換してよ!」
>>59
70 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:02:36.73 ID:eO8Yx5WD0
>>79
シュウウウウウウゥゥ―――――ン・・・・・!!
ひとっ飛びに山を越え、グランドキャニオンのような巨大な渓谷を通り過ぎると、一面真っ平らで何もない平地に入った。
テル「…? ぺジテの方がおかしい… なんだあのモヤは?」
サワヤ「・・・・ あ? テル! マスクをつけろ!!」
糞海が途切れたため、瘴気マスクをはずそうとしたテルにナウンコがあわてて声をかけた。
そしてすぐさま、その“モヤ”の正体が眼前に露わになった。
テル「 蟲・・・?! 」
サワヤ「…みんな死んでんな……」
ウシアブ、大王ヤンマ、ヘビケラなどの羽蟲の遺骸が、数百、数千と地面を覆い尽くすようにして転がっていたのである…
サワヤ「なんだこれ、ヒデ―な…! 一体、何があったんだ…?」
テル「・・・ あっ?!」
ただならぬ声をあげたテル。
その視線のはるか先には… テルの生まれたぺジテの街があったのだが、その砦から、モウモウとわき上がる不気味な黒い煙が見えたのである。
>>54
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:03:10.76 ID:eO8Yx5WD0
>>30
巨チン兵「…ググ、 ゴゴォ・・・・」プクプクプク・・・
眠っているように見えた巨チン兵の口からブクブクと気泡が噴き出し、目蓋がゆっくりと開いて抹茶のような色の不気味な目が露わになった。
リュウカ「わっ?! コッチ見よったで! ひぇええ笑ったで今!!」=3
フナQ「リュウカさん… あなたは部ちょ・・・じゃなくて参謀なんですから、巨チン兵を怖がったりしていては困りますよ。 兵士たちにも示しがつきません」
リュウカ「そ、そうやな… うちが、このバケモンを飼い慣らさなあかんのやからな…」
と、その時
?「参謀!」
リュウカ「へ?」
>>42
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:03:42.83 ID:eO8Yx5WD0
>>37
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
その頃、風の谷では…
反乱を起こした谷の村人たちが、次々とトルメキア兵たちを撃破し、トキ・リュウカのいる城のすぐ下まで迫っていた…
ワーワァーッ! ヤッチマエェーッ! ヒィーッ! オラッ!ニゲンナコラァ―ッ!!
トキ「…やれやれ、メンドいことになってきたなぁ、まったく…」フウ
リュウカ「チッ、何やっとるんやまったく…! ジタバタしとらんで戦車で脅して鎮圧するんや!」
スズ「は、はい…」
ユウコ「了解なのよー」
トキ「ぺジテの二の舞はゴメンやで…今のうちになんとかしたってな」
リュウカの指示で、戦車に乗り込んで城門から出撃したスズとのよー・・・
ところが、
タタタタタタタタタ・・・・ッ!
リュウカ「ん? おっ、へぇっ?!」
上から戦況を見下ろしていたリュウカは目を疑った。
城の前の石橋を渡ろうとしている戦車に向かって、3人の村人が正面から駆け込んできたのである…!
>>22
73 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:04:15.60 ID:eO8Yx5WD0
>>24
直撃を取って、一気に差を48000詰めたヒサ・シロのペア・・・
その直後はリュウカに安手で流されて連荘はできなかったものの、オーラス、南四局でソレは起きた。
シロ「・・・ちょいタンマ」スッ
シロが、10巡目を過ぎた所で、左手でオデコをおさえるあのポーズに入ったのである…
トキ(…ん? なんや…? 急に未来がボヤけて見えんくなってきた・・・??)
シロ「・・・ 決めた。 ちょっと変だけど、コレで・・・」スッ
シロ「リーチ」コトッ
リュウカ(… 九萬切りリーチ…?)
トキ(チャンタ系を作っとるように見えたけど… 違うんか?)
そして、5巡後・・・
シロ「…」チャッ・・・
シロ「・・・やっとかぁ、深いところにいたなぁ・・」ゴゴォ・・・
シロ「ツモ。 リーヅモイーペーコー赤1… 裏二つノッて、3000・6000…」パラララ・・・
リュウカ「は?!」
トキ(な、なんや…? ジュンチャンを蹴ってイーペーコーのみでリーチ…?)
トキ(最後の最後にドラ3つも乗っけよって…! まるで山の中が透けて見えとるようやないか…??)
トキ(ああくそっ! うちの親っかぶりで、まくられた…!)
>>18
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:04:48.40 ID:eO8Yx5WD0
>>63
ズドォンッ! ズドォォンッ! ズドオォーンッ!!
森の上で、なんとナパーム焼夷弾を投下し始めたコルベット…
ヒサ「ちょ! な、何やってんの? あんなことしたら…!!」
ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴ・ゴゴオオォ・・・ ズドドドドドドドドドオオオオォォ・・・・・!!
キョウコ「ん!?」
上空のキョウコは、森の向こう側から、真っ赤な斑点のある黒い“山”が盛り上がってくるのを見た。
森の中には、瘴気を嗅ぎ付けてやって来ていた蟲たちがおり・・・ その同胞を攻撃されたことに怒り狂った王蟲の群れが、報復をしに突撃してきたのである…!
・・・数日後、メ―ヴェで谷に戻ってきたナウンコが見たものは… 王蟲の群れに踏みつぶされ、廃墟と化した風の谷だった…
〜GAME OVER〜
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:05:51.53 ID:eO8Yx5WD0
>>78
回頭したコルベットの前方3.5km地点・・・
サワヤ「おいっ! ダセッ! 出せよクソッタレエェッ!!」ドンドンドンッ
捕えられたナウンコは、ブリッグの中の物置小屋のような狭くて臭い部屋に閉じ込められていた…
イケダ「おいっ、うるさいしナウンコ! いい加減にあきらめろし!」
サワヤ「あ? てめっ! リスのくせにいっつも偉そうにしやがって… 黙ってろコンニャロォッ!」ブンッ
イケダ「おっと! 甘いし!!」バリバリバリバリ
サワヤ「ぎゃあああぁああああぁぁっっ?!?」=3=3
自分のペットと醜い争いをするナウンコ・・・
ところが、
ガチャッ・・・
サワヤ「…ん?」ヒリヒリ
?「……」
?「……」
突然扉が開き、二人の女が部屋に入ってきたのである…!
誰が入ってきた? ・健夜&恒子
>>12
・コーチ&未春
>>41
・咏&えり
>>52
・はやり(28)&アワイ
>>69
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:06:23.67 ID:eO8Yx5WD0
>>47
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
一方、風の谷の森では・・・
クルミ「ほら、みんなで一斉にイクよ!」チャッ!
エイスリン「Go! Fire―――ッ!!」ボワアッ!!
トヨネ「うわわわっ! ちょー熱いよぉ――っ!!」ゴオオォーッ!!
クルミたちをはじめとした村の者たちが、返還された火炎器で必死に巨大菌糸を焼き払っていた。
クルミ「よし、焼けた… トヨネ! そこ、下んとこ斧で割ってみて!」
トヨネ「う、うん…」ゴン、ゴン!
トヨネが割いた木の根元部分をのぞきこむ一同… 裂け目から、何やら白いモノがのぞいている…
クルミ「っく…! ダメだ… こんなところまで菌糸がきてる…!」
>>64
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:06:56.39 ID:eO8Yx5WD0
>>4
ヒサのご指名により、家で寝ていたところを叩き起こされて急遽やって来たシロ…
シロ「・・・何の用?」ダルゥ・・・
ヒサ「シロ! あなたの力が必要なのよ… 世界を救うために!」
シロ(… 世界を救う…? メンドくさいのはヤだなぁ…)フゥ・・・
ヒサ「さ、シロ、バナナと牛乳食べときなさい! 脳が活性化するから♪」スッ
ヒサ「イクわよ! 二人で、世界を救う闘いに!!」カッ
シロ「……」モグモグ
シロの口にバナナを突っ込み、ヤル気マンマン、自身マンマンのヒサ。
ところが・・・
リュウカ「ツモ! 中・ホンイツ1300・2600」
トキ「ツモ…! リーチ一発ツモ、裏ドラ1… 2000・3900!」
リュウカ「それ、ロンや! 七対子3200…!」
トキ「ツモや! リーチ一発タンヤオドラ1・・・ 4000オールゥ!!」
リュウカ「あ、うちもキタ。 ツモ!! メンタンピン三色ドラ2・・・ 一本付けは4100・8100や!!」
ヒサ「あばばばばばば・・・・」マッサオ
>>6
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:07:29.69 ID:eO8Yx5WD0
>>58
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
同時刻、風の谷より南南西に2500km地点、上空・・・
グオオオオオオオオオォォ―――ン・・・・・
早朝に風の谷を出発したトルメキアの軍用艦、コルベット・・・ その背中の見張り台に、スパッツをはいた少女と、かなりのモノをおもちのメガネの少女がいた・・・
キョウコ「キヌちゃん、ほんまに間違いないか?」
キヌエ「はい、ぺジテのブリッグです!」
キヌエ「あの、雲の向こうに、チラッと見えました」スッ
キョウコ「…よし、でかしたでキヌちゃん! 回頭や!進路右舵2時の方向!!」
キョウコ「対空戦闘用意! 総員戦闘配置に付け! 距離1kmまで近づいたら、エンジン音を抑えて奴らに気づかれんように後ろに回り込むんや!!」カッ
ギュオオオオオオオォォ―――――ン・・・・・!!
>>75
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:08:00.30 ID:eO8Yx5WD0
>>55
ーーーーーーーーーーーー
ーーーーーーーー
ーーーー
同時刻…
風の谷より南に約3000km離れた地点…
シュ―――――――ッ・・・・・
真っ青な青空の下を、一筋の飛行機雲を描きながら飛ぶ白い機体があった。
修理したメ―ヴェでぺジテへ向かう途中のナウンコとテルである。
テル「そうかなぁ… 私にはいつもと同じにしか見えないけど…」ヒュ――ッ・・・
下の様子がいつもと違うというナウンコの意見に、メ―ヴェに腹ばいで乗っているテルが答える…
二人は、もう糞海の端の方まで来ていた。
サワヤ「いや、静か過ぎるんだよ… 蟲たちが全然いねーんだ…」ヒュウゥ――ッ…
サワヤ「なんか… 変な胸騒ぎがするんだよな…」
テル「…気のせいじゃないの? あ、もうすぐだ。 あの山脈を越せば、私の仲間がいるよ!」
>>70
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:08:35.79 ID:eO8Yx5WD0
>>44
ヒサ(…ここは、残してきた一萬に意味があると思って… 私らしくイッてみますか!)チャッ
ヒサ「リーチ!」タンッ!
ヒサ、通常では考えられない、五門張を捨てての、八筒切り・・・!
リュウカ(八筒…? 捨て牌の近牌で待ってる気配じゃあらへんな… 何待ちや…?)
トキ「……?」
そして、その、4巡後・・・
トキ「…」チャッ
トキ(・・・?! あかん! このあとすぐ、対面のムーミン女がインパチをツモる…!)キイィーン・・・
トキ(…鳴いてズラすことも… リュウカに鳴かせることもできひん…)
トキ(くっそ…! ダブルを使えたら、どこかで改変できたんやが… これは、もう、どうにもならへん…)タンッ
そして… 奥の山に手を伸ばしたヒサが、牌をつかむと同時に、親指でポォーンと上に弾き上げた。
トキ・リュウカ「「?!?」」
パラララララララララララアァ・・・・・ パシッ!タアァンッ!!
そしてすかさず手牌を倒し… ツモ牌の一萬を空中で受けとめると同時に、雀卓に叩きつけたのだ。
ヒサ「ツモォッ!! リーチ・ツモ・ドラ4・・・ オヤッパネ6200オールよ!!」カッ!
>>9
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:09:20.63 ID:eO8Yx5WD0
>>59
アワイの渡してくれた赤いぺジテの服を着込んだナウンコは、はやりの後について部屋の外に出た。
そして… 階段を降り、床にある地下通路の入り口まで来て、はやりは足を止めた。
はやり「この通路は、あなたの凧がある倉庫につながってるから。 そこでテルちゃんも待ってるよ☆」
サワヤ「…ありがとうございます… あの、でも… どうして、私を、助けてくれるんですか?」
はやり「… 殺し合いの連鎖は、どこかで断ち切らなきゃいけないからね… カイと他の幹部たちはトルメキアを皆殺しにしようとしてるけどさ」
はやり「そんなことしても、戦争が繰り返されるだけ… はやりは争いよりも、Love&Peaceの方が好きだからねっ☆ さ、行っておいで!!」
・
・
・
排気ダクトのような狭い地下通路を通り抜けたところに、確かに、ナウンコの白いメ―ヴェはあった。
テル「ナウンコ… いろいろすまなかった。 さっきはああするしかなかったんだ…」
サワヤ「ああ、あのパンチねw 完全に裏切られたんかと思ったよww」
テル「私も、トルメキアの連中は憎い… でも、風の谷の人たちを道連れにする作戦は、確かに間違ってる…」
テル「ナウンコのおかげで、それに気づけたよ。 さあ急ごう!父さんたちに見つかったらまずい。 ここから飛べるか?」ギリギリギリギリ・・・
テルが壁のハンドルを回すと、横開きのシャッターが開き、外の冷たい空気が入りこんできた。
サワヤ「ああ、なんとか飛べそ… あっ?!」ギョッ
戦慄するナウンコ…!
なんと、雲間から、トルメキアのあの軍用艦が姿を現したのだ…!!
サワヤ「 コルベット!! 」
ズダダダダダダダダダダダダアアァッッ!!!
ナウンコが叫んだのと、コルベットの砲撃がブリッグに襲いかかったのは、ほとんど同時だった。
<〜風の谷のナウンコ〜 第三ステージクリア>
>>82
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 19:10:11.57 ID:eO8Yx5WD0
>>81
第三ステージはこれでカンです。
最終第四ステージは、3週間後くらいに投下する予定です。
書けたらこちらにもリンクを貼ります。
クリアした方、もし良かったらお気軽に意見、文句、感想、批判等頂けると嬉しいです。
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/13(木) 23:48:30.78 ID:xNTn8Seg0
乙です。 アドベンチャーブック懐かしい〜〜
小さい頃、ドラクエのとかスーマリのスゲェやったの思い出しましたwww
最近の若い子知ってんのかなぁ…
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/23(日) 16:19:25.03 ID:YjNsvrbN0
乙あざす。
第四ステージまだ投下できません。
たぶん1〜2週間後くらいには投下できると思うけど…
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/22(火) 23:24:54.34 ID:CTFKoj240
ほ
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/12/21(水) 21:40:20.53 ID:LprB/7Ud0
ひ
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/01/20(金) 22:31:32.79 ID:vD8KppyE0
ふ
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/02/10(金) 19:52:03.96 ID:Hpk6wXYOO
うむ
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/02/17(金) 07:19:59.58 ID:lhkV0KC9o
✡
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/03/16(木) 20:52:53.92 ID:amLupODt0
ほ
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/04/15(土) 23:56:56.87 ID:VOedG6pL0
は
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/05/15(月) 23:12:11.27 ID:q0phJO+80
へ
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/15(木) 19:55:07.25 ID:jclhzJeA0
ふ
94 :
ゴンベッサこと先原直樹の悲惨な末路
[sage]:2017/06/18(日) 16:16:20.71 ID:0I61cBQW0
http://i.imgur.com/zqI2Qlo.jpg
先原直樹・ゴンベッサ
都道府県SSの痛いコピペ「で、無視...と。」の作者。
2013年、人気ss「涼宮ハルヒの微笑」の作者を詐称し、
売名を目論むも炎上。そのあまりに身勝手なナルシズムに
パー速、2chにヲチを立てられるにいたる。
以来、ヲチに逆恨みを起こし、2017年現在に至るまでヲチスレを毎日監視。
バレバレの自演に明け暮れ、それが原因で騒動の鎮火を遅らせる。
しかし、自分はヲチスレで自演などしていない、別人の仕業だ、
などと、3年以上にわたって稚拙な芝居でスレに降臨し続けてきたが、
とうとう先日ヲチに顔写真を押さえられ、言い訳ができなくなった。
2011年に女子大生を手錠で監禁する事件を起こし、
警察に逮捕されていたことが判明している。
先原直樹・ゴンベッサ まとめwiki
http://www64.atwiki.jp/ranzers/
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/06/27(火) 08:07:11.99 ID:lCzujMWQO
うんこ
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2017/07/12(水) 15:50:58.46 ID:HNGv1WSy0
あ
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/08/12(土) 07:27:09.39 ID:2Q8b23T90
ひょ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2017/08/31(木) 21:37:08.00 ID:fIOypw8n0
遅ればせながら最終第四ステージ投下したので、リンク貼っておきます↓
ゴンベッサさんもきっと楽しんでもらえると思う
爽「『風の谷のナウンコ』…ですか?」咏「だねぃ」(最終第四ステージ)
http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1504178648/
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/01(金) 18:22:09.37 ID:P/wvs3Wh0
>>99
爽「テスト」
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2017/09/01(金) 18:23:44.44 ID:P/wvs3Wh0
>>98
爽「テスト」
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