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爽「“風の谷のナウンコ”…ですか?」咏「だねぃ」(第三ステージ)
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47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/09/25(日) 18:49:05.96 ID:eO8Yx5WD0
>>7
この30分後、谷の外れの、酸の湖のほとり・・・
キョウコのコルベットを追うようにして、糞海の深部へ向けて飛び立とうとしている機体があった…
あのテルによる苛烈な攻撃から生還した、風の谷のガンシップである。
前部座席にはユアン… 後部座席には、森の菌糸の処理を他の村人たちに任せたヒサが座っていた。
そう… 糞海でユアンたちに指示を出したまま、結局戻ってこなかったナウンコの探索・救助に向かうところなのだ。
ヒサ「…サエ、シロ、谷のみんなのこと、よろしく頼むわよ」
サエ「はい、ヒサ先生、必ず姫様をつれて… 戻ってきて下さいね」
シロ「……(ダルい…)」
ヒサ「このまま、巨チン兵の復活を指をくわえて見ているワケにはいかないけど… 私が戻るまでは自重してね…」
サエ「はい…」
チカコ「ヒサ、あんなどうしようもないダメ娘だけど… どうか、よろしく頼むわね…」
見送りには、ナルカの押す車椅子に乗った国王チカコも来ていた。 病気だというのに、城を占領されて追い出されたりなどの心労がたたってか、その頬はさらにやつれてしまっているようだった。
ヒサ「チカ、心配せずに待ってて。 あのコはこの私が鍛えたんだから、そう簡単にくたばったりしないわよ」
ヒサ「さ、出発よユアン! 進路南南西、距離2700km・・・ 目的地糞海の最深部!エンジン全開!!」
ユアン「はい!」
ドルルルルルルウゥ・・・ ギュオオオオオオオォォ―――――ン・・・・・!!
長い夜が明け、うっすらと水色に染まり始めた空の中へ、白いガンシップは吸い込まれていった・・・
ユキ「行ってしまいましたね…」
サエ「そうね。 さ! 私たちは森に戻るわよ!!」ザッ
>>76
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