召喚術師「安価で修業する」

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434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:17:41.11 ID:vCC2svILO

半鳥「……ペキとかシャッシャッとか何してんの?」

術師「気にしなくていい」シャッ シャッ

ドリアード「陣用チョークを折って削って短くしてるのよ 朝早くからもうやってたわ」

半鳥「無駄使いすんなって言ったの教授だったと思うんだけど」

術師「私のやることにケチをつける気か半人前が」ペキ

半鳥「ふぅっ」blow dust

術師「けほッ おい折角紙敷いてやってたのに散らかしやがって げほげほ ああクソ見ろお前」ゲホゲホ

半鳥「あはははは 真っ白!」ケラケラ

術師「パン粉まぶしてやろうか鳥肉 クリーニング代払わすぞ……」バサー

ドリアード「仲の良いこと けど食材呼ばわりはやめなさいねいつだかのヘドロみたいよ」

術師「いつだかの」

ドリアード「いつだかの」

半鳥「……」

術師「(お〜い婆さんや)」eye contact
ドリアード「(すまぬ)」eye contact

ドリアード「それで今日は何かあるの」

術師「ふむ インペリアルデバイスのテスターは終わったしな 特に外部からのあれも無い」

半鳥「生物学とか伝承学とかの人達は? 定期的に来るけどそろそろじゃない」

術師「メデューサの件なら数日前にはアポ取ってから来るからまだだ」

術師「それも奴の血を売ってから色々進展があったようで消化試合気味だし 本物を見せろとくれば話は違うが」

半鳥「じゃ今暇なんだ!」

術師「嬉しそうだな」

半鳥「仕事無いなら今日はもう街行ってていい?」

術師「いーけど 私も個人的な用事があるし」

半鳥「よし行こ」

ドリアード「ええ」

術師「ドリアがなんかソワソワしてたのはそういうことか どこ行くんだ」

ドリアード「遊びに」

術師「そう」

半鳥「気になる?」

術師「いや」

半鳥「あっそ」

術師「うん」

半鳥「ヒントあげよっか」

術師「はよ行け」

半鳥「何だよノリ悪いなぁ妖怪チョーク削り!」

術師「さっさと散歩に連れていけ切り株 テンション戻るまで帰って来んなよ」

ドリアード「はいはいチョーク削り」

術師「ふん」ペキ シャッ シャッ
435 :ライスグラタン呼ばわりはミスです [sage saga]:2017/03/11(土) 14:21:10.42 ID:vCC2svILO

ガチャ バタン

「もう直ってるかなー」

「どうかしらね」


術師「……」

open closet

術師「さて じゃこっちも……」ゴソ

コン コン

術師「それ」サラサラ シュバッ

「おっと 何だこれは? ……なんだよ」

ガチャリ

術師「猫の平均寿命は大凡十数年という 白内障かね私と同い年の老猫よ」

J「"起こさないでください"はドアノブにかけとく札であって学生のレポートに書き付けてドアの下からシャッとやるものではない」

J「そしてここはホテルじゃないし私はボーイでないし君は客じゃないぞ友よ 暇なんだろうがね」

術師「今から忙しくなる」シュル

J「ヌードルの奴からの出頭要請を伝えに来たのだけれど 外出の予定でもあったか」

J「……フード付き? いい趣味ではない」

バサ

外套男「火遊びの正装は昔からこういうのだと相場が決まってる 知らねーのか」

J「火遊びィ?」

外套男「知ってるかな」

術師傀儡「  」コト

J「!!」

外套男「休暇残ってる?」

J「仕事も残ってる……ッ!」ジーコ ジーコ

外套男「でもDr.ニャン吉にはゆうこと聞いてくれるお友達が一杯いるよね」

J「攻性魔法研究室? 私だJだ デバイス標準搭載予定の魔法はどこまで進んでいたっけ? そうか」

J「残りに必要な分は私のデスクに入れてある、一先ずそれで組んでみてくれ 消費軽減はクリア出来る」

J「私?」

J「私は急用が出来た! 今日は帰れないから! あとヌードルに彼はいなかったって言っといて!!」ガチャァッ

外套男「では行こうか」

外套猫「行こうか!」


外套猫「え どこに?」

436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:23:31.32 ID:vCC2svILO


老舗の玩具屋


チリンチリーン

半鳥「こんにちはー 受け取り来ましたー」

玩具屋「おう 来た来た」

ドリアード「常連の二人は?」

玩具屋「平日ですよお嬢様方」

半鳥「tsktsktsk こっちがお嬢様 私はただのハーピィ」

ドリアード「しつこい」

半鳥「今日は早上がりなんです あわよくば直してるとこ見れたりとか期待しちゃってたり」

玩具屋「なら悪いことしちゃったね」

半鳥「本当?」

玩具屋「パーペキ いやあ、あの子の反応があんまり面白いもんだからさ 張り切ったら速攻終わったよ」

ドリアード「あの子大丈夫でした?」

玩具屋「お嬢様の睨んだ通り頭だった あれを基礎に肉盛りと板金で現行フレーム規格までデカくしつつ補強して……言っても分かんないよね」

玩具屋「まあ下来てよ あ 質問に答えてねーか」

玩具屋「正直分かんない……」

半鳥「えっ」

玩具屋「新しい胴体と回路繋げた辺りからなんか痙攣しだして 治まったら返事しなくて」

半鳥「いやケイレンって絶対ヤバいやつじゃん」

玩具屋「対戦傀儡的には会心の出来栄えなんだけどオバケ的にはどうなの?」

ドリアード「……見てみなきゃ分からないわ」

玩具屋「ごめんねお願い」

ガチャ

437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:26:43.01 ID:vCC2svILO


ロボット「  」


半鳥「すっごい ピカピカだし背ぇ高くなったし装甲もちゃんと厚くなってる! かっこいいじゃん!」

半鳥「良かったねハンター君!」

ロボット「  」

半鳥「……うんともすんとも言いません」

玩具屋「どうですか先生」

ドリアード「んー…… 作業は夜中だったんでしょう」

玩具屋「そうだけど」

ドリアード「ああ なら」ス

半鳥「デコピン?」

ピシッ

ロボット「……はっ!?」ビクッ

ドリアード「寝てただけね 中身は人間の子供みたいだし」

ドリアード「私もそうだけれど 実体を持たない精神の生物は体を持つ生物よりも強く思い込みが作用するの」

ドリアード「夜は寝るものというのが根付いてたのね 本当に幽霊なら生前はきっと規則正しい生活だったのよ」

半鳥「なるほど……」

ロボット「か 体があるっ……!」

玩具屋「よう寝坊助 それで結局どこまで起きてたの?」

ロボット「どこまでって あれ」ブル

ロボット「あれ 思い出せない」ガタガタガタガタ

玩具屋「OK頑張ったなもういいよ」

半鳥「えぇ……」
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:30:15.11 ID:vCC2svILO

ドリアード「思うに 装甲が肌 フレームが骨 魔導回路とやらが生物でいう脳と神経な訳だから――」

ロボット「あっ ちょっと思い出せそうかも おじさんがバチバチする棒でおれの首を」ガクガクガクガクガクガクガクガク

玩具屋「筋肉なんかねーのにどうやって震えてんだよ」

ドリアード「とにかく異常は無いわね 大丈夫よ メンタルだけ」

半鳥「メンタルの生物って言ったばっかでどこが大丈夫なんですかね」

玩具屋「まあ遊ぶのに支障はないでしょ こっちで魔力通して動かすんだから傀儡側の事情は」

ドリアード「うーん……」

半鳥「ダメなの?」

ドリアード「依代は降ろした霊体に動かさせるのが普通よ 一緒になってさらに……動かそうとするとどうなるかっていうのは」

玩具屋「前例が無いってか 俺も分かんない、二人操縦は魔力ごっちゃになんの怖いから出来ないようにしてるし」

半鳥「まー遊ぶかどうかは今はいいよ! で どうなのハンター君、具合は?」

ロボット「……えっと……」クイクイ

ロボット「うーん……」ヒョコヒョコ

ロボット「おおっ……」ピョンピョン

玩具屋「よーしよし接合はいい感じ 流石は俺だよ」

ロボット「凄いよこの体っ 本当に思ったように動かせる!」booster on

半鳥「それは良かっ――」


ガキィン


玩具屋「!」

ロボット「ぜっこうちょう」chop

半鳥「いやだからホントごめんって謝ったじゃん何しつこいよちょっと!!」ギギギギギギ

ロボット「なら鉄砲どかせよ一回殴んなきゃ気がすまないっ!!」グググググ

ドリアード「あらまあ」


玩具屋「そこまでにしろッ!! ブースター切って机に戻れ坊主 今すぐにだッ!!!」グワッ

439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:34:48.50 ID:vCC2svILO

ロボット「っ!?」ビクッ

半鳥「おら」gripend bash

ロボット「がは!」ビタン

半鳥「こんなこともあろうかと今日は徹甲弾にしてきたの」cocking

半鳥「玩具屋さんの腕前試してみる?」グリ

ロボット「うう……」

玩具屋「…………や や それは勘弁してくれ 頼むわ」

玩具屋「とりあえずハーフィちゃん なんで最初に壊した?」

半鳥「あー……ああ もうしょうがないか 私魔法大学で 雑用? やらせて貰ってるんですけど」

半鳥「イタズr じゃなくて」

半鳥「事故……とも違くて」

半鳥「実験 うん 実験で喚ばさ……喚ん……」

半鳥「喚ぼうとしてたのと違うのが来ちゃいまして ええ はい うん……来ちゃったんですよ」

玩具屋「(歯切れ悪過ぎィ!)」

ドリアード「そういうこと」

玩具屋「分かったの?」

ドリアード「召喚事故……ええ召喚事故でいいわね で 喚んだ奴は危険だったりすることも多いから 経験的に」

ドリアード「早急な対処だったんでしょうね 撃ったと」

玩具屋「はあ 召喚事故ね」

ロボット「じゃあなんでバラそうとしたんだよ!」

半鳥「普通の玩具だっていうから 動いてたら普通じゃないじゃん? じゃーとりあえず中身は……って感じ」

ロボット「えー……」

半鳥「で、昨日話したヌードル教授がここに行けばって教えてくれたから 可哀想だし直せたらって」

ドリアード「まったくもう 本当行き当たりばったりなんだから……」

玩具屋「そりゃまた……それはどうも」

ロボット「……」ムスー

ドリアード「表情なんてないのにムッとしてるのが分かるわ」
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/11(土) 14:36:22.99 ID:vCC2svILO

玩具屋「……いきなり暴行を受けた訳はそういうことだったんだってさ ボウヤ」

ロボット「聞いてたよっ」

玩具屋「事情があるとはいえいきなり召喚されてボコボコにされちゃ怒るのも無理ないわな けどな」

玩具屋「妙な言い方になっちゃうがお前は今対戦傀儡の体なんだ 分かるか タダのオモチャじゃない」

玩具屋「その気になれば指一本で人を殺せる」

ロボット「……」

ドリアード「(玩具とは)」

玩具屋「人間だった頃親御さんからも言われたか知れないけど言うぞ 人に手を上げちゃあいけない 今後は絶対にだ」

玩具屋「約束してくれ じゃなきゃ俺はボウヤをハーフィちゃんがやった以上にバラバラにしなくちゃいけない」

ロボット「……分かった」

玩具屋「絶対だぞ」

ロボット「うん」



ロボット「分かったからピストルグリグリすんのやめてよ!!」

半鳥「はーいはい」スチャ

ロボット「なんでちょっと残念そーなのッ?」

半鳥「気のせい 気のせい」

ドリアード「試したいんでしょ 移ってきたわねマッド気質が」

441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2017/03/11(土) 15:50:11.72 ID:p93FWBfW0
428です、早速更新してくれましたか、感謝です
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/12(日) 07:30:14.47 ID:5T7sGMgH0
お疲れ様!
長くなりそう?なってもこっちは楽しむだけですぜ!
しかし、物分かりの良い子だなハンター君は。今だに銃ぶっ放そうとしてるどっかの鳥とは大違いでw
それはそうと、ドリアって呼び方は仲間内なら中々素敵なあだ名んじゃない?呼ばれる本人の気持ちをさて置けばだけどw
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/12(日) 23:48:58.47 ID:Fj5W5ZqK0
乙!
またもトラブルメーカーのイタズラ教授コンビが動き出した!今度はどれだけの事をやらかしてくれるんだっ!
てか外套男ってサモナーだったのな。まぁ極々薄くそんな気はしてたけど
削ってたチョークは適当に過ぎるあり合わせ武器かいね?
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/22(水) 22:31:32.87 ID:SQMhdBMZO

玩具屋「市井でそんな物騒なのホイホイ抜くもんじゃないよ ハーフィちゃんも」
玩具屋「いいな?」

半鳥「反省してまーす」

ロボット「うっせーな って思ってるんだろ……」

半鳥「思って まァー せェー んンー」

ロボット「トリ肉」ボソ

半鳥「やんのかブリキ少年!」ザワッ

玩具屋「やめな大人気ない もう終わり ハイ いいな二人とも」

玩具屋「"髪の毛"と腕の羽根、怒るとそんなわさッて動くの? 怖いな」

半鳥「っ!?」ビクッ

玩具屋「あれ?」

半鳥「か みの毛? 羽根と 羽根と……髪の毛?」

玩具屋「あーその 無神経だったかな あれだ だから 種族のその 特徴的なだったらすいません」

半鳥「…………いえ……」

ドリアード「……それがサモナーの言ってた例のやつよ 後遺症」ボソ
ドリアード「安心して 怖がる程じゃないわ」ナデ

半鳥「そう なの? ……ビビったー……ありがとドリアードちゃん」

半鳥「でも頭撫でんのはやめてね」

ドリアード「なら撫でたくさせるのをやめて頂戴ね」ス
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/22(水) 22:31:59.72 ID:SQMhdBMZO

玩具屋「なんか大丈夫?」

半鳥「オッケーオールオッケー何でもないです内輪話なんで むしろいい感じに頭冷えましたオーケーオーケーオーケーオーケー」

ロボット「大丈夫そうに見えないよ」

半鳥「ハンター君も意外と好戦的だね? ダメダメ もう乗らないよ 効かないから」

半鳥「仲直りね。ごめんなさい! いい? ん? あ? 指切りしよう? しない?」

ロボット「………………うん 仲直りね」ヒキ

玩具屋「(変なスイッチ入った感じになっちゃって怖がってんぞ)」


玩具屋「……それじゃま、これで一通り済んだことになるけどね」

半鳥「はい 本当にありがとうございました…………」
ロボット「ございました…………」

玩具屋「男に二言は無い」

半鳥「本当にありがとうございました!」
ロボット「ございました!」

ドリアード「こら」

玩具屋「で もし良かったらなんだけど ここの奥 向こうにドアがあるだろ?」

半鳥「改めて見ると地下結構広いですよね」

玩具屋「地下は四階まである ここ地下一階と二階が仕事場で、三階と四階は吹き抜けになってるんだ」

ドリアード「……縦に広いってこと?」

玩具屋「そう 飛べるからねこいつらは」

半鳥「身を持って知りました」ジロ

ロボット「もうしないって させないでよ」

玩具屋「その意気その意気」

玩具屋「というわけで 折角だしちょっと遊んでってみない?」
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/22(水) 22:34:20.95 ID:SQMhdBMZO

老舗玩具屋 地下テスト場


半鳥「うわぁ……傀儡サイズの隠れるやつとかある」

ロボット「天井高いねー あのちょっと狭い足場みたいなのは何?」

玩具屋「操縦者用の通路よ キャットウォークを改造したの、見下ろした方が見易いから」

ドリアード「凄い入れ込み様」ヨイショ

玩具屋「そりゃあ俺が一番入れ込んでなくちゃ」

半鳥「とか言いながら上で一式買っちゃってんだもんドリアードちゃん」

ドリアード「こっちがこれだけしてもらっておいて何もっていうのもね」カチン

ドリアード「それにこの遊びには相手が必要なんでしょう 付き合ってあげる」カチャカチャ

半鳥「これが販売戦略ってやつですか」

玩具屋「ふはは まーアフターサービスがうちのキモだから安心してくれ それで」

玩具屋「ラッキーガール 今さらだけどどうやって遊ぶかは分かる?」

半鳥「踊らせるんでしょ?」ヒョイー
ロボット「わ!」バンザーイ

玩具屋「正解」

ロボット「ふざけないでよ! 戦うの」バッ

玩具屋「魔力を通した傀儡同士で戦う、で基本ルールだと頭を壊せば勝ち どこまで壊せば破壊扱いかとか――」

玩具屋「武器威力についてのレギュレーションとか細かいのもあるけど とりあえずドタマにいいの入れれば勝てるって覚えとけばいい」

玩具屋「プレイヤーの直接攻撃は無し 場外乱闘は影響出ない範囲で歓迎 あとは大っぴらに外で遊ばない これくらいかな」

ドリアード「ふーん」カチャリ

ドリ傀儡「  」

ロボット「うわ もう準備できたのかよ」

半鳥「やる気満々」

玩具屋「組み立て早いな」

ドリアード「さっきのを見てたから 生き物とはまた違う形で骨組みが理にかなってて結構面白いわね」

半鳥「なんか武器とかも揃ってるし…… え ホントにやんの?」

ドリアード「何よ 嫌なの」

半鳥「そんなことないけど そうじゃなくて」
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/22(水) 22:38:36.55 ID:SQMhdBMZO

半鳥「ハンター君 体に備え付けの武器とか……」

ロボット「あるわけないだろ」

玩具屋「や、ついてんよ こめかみの辺りなんか違和感ない?」

ロボット「こめかみ? ……あ スースーするかも」

玩具屋「頭部魔力弾バルカン 現行の軍用魔導鎧に搭載されてるヤツを模してみました 不意打ちにどうぞ」

ロボット「穴空いてるからスースーするってこと? 魔力弾って――」クル

半鳥「危な!」グイィッ

ロボット「たわば」ぐき


バララララララララララララララララララララララララララララララララチュィンチュィンチュィンチュィンチュイーン


ロボット「首!!!!」

半鳥「………………」

ロボット「フカコウリョクでしょ!!」

ドリアード「……壁 ちょっと傷が付いただけだから大したこと無いって思いかけたけど」コンコン

ドリアード「これ分厚い鋼板よね ……威力……」

玩具屋「魔力使うから撃つ時は気を付けてね 操ってる分取られて動き鈍くなるかも」

ドリアード「……」

半鳥「これだけで十分なんじゃない?」

玩具屋「壁より全然頑丈だから 流石にこんだけじゃキツいし武器貸してあげよう」

半鳥「お 良かったねぇ」

ロボット「他人事みたいに……」

半鳥「私は痛くないから」

ロボット「…………い いや あのチュイーンってガリガリするヤツに比べればきっと大したこと……!」

半鳥「そーそーポジティブシンキング」

玩具屋「……」



対戦傀儡の装備
半鳥&ロボット↓1
ドリ傀儡↓2
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 10:07:14.09 ID:IP9J5hLp0
ハンター君:どの距離でも対応出来る武装が一つはあるバランス型装備
ハーフィちゃんは……何装備させたら良いのか分からん!とりあえずマナポーション数本?
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/23(木) 15:17:37.53 ID:4OZwbDL40

頭=操作補助。魔力操作・ビット系の操作性が少し向上する。ジャマーにも少し抵抗性を持つ
右手=数本のツルの鞭。魔力操作により、数本のツルのそれぞれを同時に、しかも自在で巧みな動きを可能とする。自然属性魔法を流し通す事が出来る(流石に一本一本に別々の属性魔法を流すのは、かなりの難易度となる)
左手=腕に着けるタイプの花の様な盾。花弁部分がシタールの様な形状の回転ファンになっているので、シールドビットとして攻撃も可能
右肩=蕾型飛翔ビット。そのままなら殴打攻撃。開花状態でビーム発射モードに
左肩=EN吸収ビーム機構。相手に対して若干の追尾性あり
背=葉っぱの様なデザインの翼。飛行補助。一応背から前面への展開も可能
脚=軽量多脚。腰部下部のブースターで飛翔も可能

機体は女性型で、デザインは全体的に植物モチーフ。妖精らしさも感じられる
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/23(木) 18:53:51.09 ID:WxWPYj5/O
!?
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/03/23(木) 19:51:37.90 ID:WxWPYj5/O
誰か一つだけ教えて
回転ファンと書いてくれたんでギュイイインな感じなのは分かるんだけど シタールってなんすか 調べても出てこない 握りと直角に刃がついてるあれのこと??
後学の為にご教授願う
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/23(木) 20:17:41.07 ID:hj8XivEL0
>>449
うげ。脳みそのどこでどうねじ曲がったのか、これククリと間違えてますね、大変に申し訳ありませんでした
453 :全知全能の神未来を知る金髪王子様の須賀京太郎様 [二次元美少女達は金髪王子様の須賀京太郎様の嫁]:2017/03/23(木) 21:03:42.91 ID:tadxAU+00
UP主は基地外朝鮮人なの?ようこそ恋ヶ崎女子のイベント延長&復刻シール廃止したらランキング上位に成るの?
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/03/23(木) 21:45:29.20 ID:IP9J5hLp0
ははーん。ククリ→(形状がほんの僅かに似ている)シミター→(そこから名前の単語がアナグラム的混乱を起こし)シタール  逆算すると、恐らくこういう事だな?
455 :作中設定的に描写困難な場合 安価内容を部分的に改変させていただく場合がありますのでご了承ください [sage saga]:2017/03/31(金) 21:58:50.38 ID:qbUCoCvlO


カチャ

半鳥「はい 出来た…… くすぐったかったりする?」

ロボット「大丈夫だよ」

ロボット「なんかシンプルだね 軽いライフル銃 ピストル幾つか 手投げ爆弾 ナイフ二つ」

ロボット「足ら辺に小さいアーマー増やしてるの なんかデカい靴みたい」

半鳥「ほっそいからバカスカ撃ったらヘタっちゃうかと思って 騎兵銃と拳銃は弾が同じ大きさのやつで軽そうだったから」

玩具屋「……魔導鎧っつーかただの歩兵だなぁ人間の 飛べる」

半鳥「結構重武装だと思うんだけど……」

玩具屋「常識に囚われ過ぎ! まだ色々あるから後で見てってみなよ」

半鳥「で 囚われてないとあーなんの?」クイ

玩具屋「そう」

ドリアード「褒めてるのよね」

半鳥「すっげー褒めてる だって何それ」


ドリ傀儡「   」


半鳥「ブチ切れた草の怨霊って感じ」

玩具屋「一応F型素体なんだけど こういう組み方されると我ながらうん……」
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 21:59:34.06 ID:qbUCoCvlO

半鳥「あの花っぽい盾は?」

玩具屋「回転盾だね 花弁に見えるアレがギュイーンってなって防ぐし飛べる 魔力込めると投げた後の軌道変えられます」

半鳥「背中の蕾に見えるやつ……」

玩具屋「飛翔砲台っていうんだ 飛ばして直接ぶつけたり開いて魔力弾撃てたり」
玩具屋「現実では戦車の自衛兵装になり損なったって噂のボツ兵器 それを再現してみた スゴいでしょ?」

半鳥「はあ」

玩具屋「もう片方のは普通の魔導砲かな 攻性魔力の弾とか光線は良い威力だけど燃費悪いから気を付けて 使うなら」

半鳥「さっきのこめかみガンがハンター君のならそうってことね 分っかりました ん」

半鳥「え じゃハンター君大丈夫なの」

ロボット「何が? 何ともないよ」

半鳥「……ならいいけど」

ロボット「ドリアードさん ちょっと慣らしてからでもいいよね おれの目的はそれだし」

ドリアード「わざわざ許可を取る必要なんてないわ」

ロボット「うん」

半鳥「やっぱりどっか変?」

ロボット「そういんじゃなくて…… でも いや うん やっぱりやってみなきゃ分かんないよな」

ロボット「始めよ 来てくれ」

半鳥「痛かったり苦しかったりしたら言ってよねー」

半鳥「魔力流して、操るんなら循環する感じでやればいいのかな? どれどれ……」sending Magic Power

ロボット「!」バチッ

457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:00:32.14 ID:qbUCoCvlO



半鳥『…………』

半鳥『……』

半鳥『?』

半鳥『え 何? へ? どこだここ 私倒れてる』

半鳥『地下じゃない 外じゃん、いつの間に……ゴミ捨て場?』

半鳥『何が起こっ


458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:04:47.62 ID:qbUCoCvlO


ロボット『ハーフィ ハーフィ? 繋げられたの?』

半鳥「うぇあッ!?」ビクッ

玩具屋「?」

半鳥「あ や うん! 多分?」

ロボット『やってみて』

半鳥「えーと……こうかな」manipulate

グン

ロボット『   』ガクッ
半鳥「   」フラッ

ドリアード「!」

玩具屋「おっと……」スッ

半鳥「な なんか 変な感じだね……」クラ

ロボット『ヤバい なんていうかヤバい』

半鳥「それで まずは足……」

玩具屋「あー待った待った動かさない方がいいって」


ロボット「   」step

ロボット「  」ぐらぁ

ロボット「 」ぐしゃっ

ロボット「」死ーん


半鳥「……」ぅ

ドリアード「あら……これは」

玩具屋「感覚同期に失敗したんだ スゴいな 普通そこの触りまで行くのにも二三日くらいかかるんだけど で」

玩具屋「傀儡に"入る"時の行きはともかく 傀儡にやってた感覚が体に帰ってくる時とかが当時もよくゴネられてさあ 人体への影響がァーとか」

半鳥「……」プルプルプルプル

ロボット「  」カタカタカタカタ

玩具屋「ねーもうホント ライトユーザーは死んじまえって――」

ドリアード「つまりどういう状態なわけ」

半鳥「ぅっ……うッ……」ガクッ

玩具屋「すげー酔う」つ洗面器

半鳥「う゛ッ」ガシ





半鳥「魔力の入れ方OK!!」ガラガラガラガラ

半鳥「酔い止めの魔力ポーションOK!!」グチュグチュグチュグチュ

ロボット「飛び散った分の床掃除もしたし」

kick

ロボット「なにするんだよホントのことだろっ」いッた

半鳥「準備は整った!!! さあやろーかドリアードちゃん!!!」ブクブクブクブク ブベッ

玩具屋「ボクサー?」つ洗面器(済)

ドリアード「……まあ無理しないでよね 遊びだから」manipulate puppet

ドリ傀儡「   」カサッ

459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:11:27.63 ID:qbUCoCvlO


半鳥「んぐんぐんぐ」グビグビ
半鳥「さて行きましょーか」manipulate HYPER ULTIMATE GALAXY HUNTER

ロボット『魔力 来た』

半鳥『(よし あんま酔ってない)』
半鳥『(あれっ)』


ドリ傀儡『(今度は大丈夫そうね 良かった)』

ドリ傀儡『(それじゃ行くわよ)』カシャシャシャシャシャシャシャ


半鳥『(ね ハンター君これひょっとして 同期してからハンター君の声って私にしか聞こえてなかったりする?)』

ロボット『おれも気付いた 普通に喋ってるつもりだったけど声で体の振動ないから多分そう』

半鳥『(乗り移るみたいな操作と合わせてユーレイになったみたい うーむ……)』

ロボット『ノンキしてる場合じゃないだろ早く動かして!』

半鳥『(こーかなッ!)』onehand aim CARBINE

ドリ傀儡『(!)』booster on

ダダダダダダダダダダダダダダダダ

ドリ傀儡『(そんな目くら撃ちじゃ当たるものも当たらないわよ)』シュバッ

ドリ傀儡『(うんいい反応 推進機と羽でバランス取って三対も脚があれば機動力は言うこと無し)』ズサァッ

ロボット『これちょっと反動強いよ、しかもハーフィまともに狙えてないじゃん! ちょんちょん小出しに撃ってばっかだし!』Bratatat tatat

半鳥『(狙ってないからね 利き腕じゃないし)』tatatat tatatat
半鳥『(肩の大砲がヤバそう 虫みたいな足はどっしり構えるためでしょ? とりあえず落ち着かせない)』tatat tatatat tatat

tat tatatat tatat…

ドリ傀儡『(しつこい子 いいわ)』Boost Boost Boost

ドリ傀儡『(それじゃあ鬼さん どうするの)』take cover

ロボット『雪合戦の壁みたいなやつに隠れた! っておれらも隠れるの?』take cover

半鳥『(そう こういう時のためのがあるでしょ)』and suppression fire

ロボット『爆弾! そっか投げるんだ おれにやらせて!』チャキ

半鳥『(え ちょ 勝手に動)』クラ
半鳥「ぅぷっ……」cut manipulate

ロボット『そらっ!』throw GRENADE

半鳥「ちょ バカ ピンは!?」remanipulate
ロボット『何それ?』
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:16:05.22 ID:qbUCoCvlO

玩具屋「(まさか一緒に動かしてる? 黙ったまんまじゃなく意志疎通出来てるのか?)」

ドリアード「(知恵比べじゃなしに 一つの体に二つの頭じゃそりゃ酔うわよ)」

ヒューン

ドリ傀儡『じゃあ手榴弾は不発なのね 貰ったっ……』

半鳥『(よし再接続 ならこう!)』draw handgun

ガゥンガゥンガゥンガゥンガゥン
ビシッ

ドリ傀儡『(!)』bladefan shield

KA-BOOOOoooooooN

ロボット『スゴい 当てた!』

半鳥『(ていうかちゃんと爆発させられた どこまで再現してるか知らないけど普通に撃つだけじゃ爆発しないって本で読んだのに)』

ロボット『したじゃん』

半鳥『(中の爆薬に火点けるとこ狙ったからね そっか、本物の体動かす時と違って魔力とイメージだけだから――)』

半鳥『(そこがちゃんとしてればこういうバカ丁寧な撃ち方が出来るんだ ホント傀儡ってコレどういう仕組みなの?)』

ギュィィィイイイイイ

ロボット『!』

半鳥「爆煙が急に晴れて……」

ドリアード「急に晴れたわね」

ドリ傀儡『(行きなさいッ!)』throw B.F.SHIELD

ヒュロロロロロロ

半鳥「(撃つ? 隠れる? でも返ってくるんじゃ)」

ロボット『ハーフィ遅い!』get buck operate

ロボット『隣の隠れ場所ッ!』boost

ヒュルルルルルル…

ドリ傀儡『(あら そっちに逃げるのね)』バシュ

…ルルルルルルルル

半鳥『(ぐぇ またかよ でもこれは私が悪いか)』ぅぐ
半鳥『(けど隠れ場所変えたって後ろから来んだから同じだよ!)』

ロボット『繋げハーフィ! 盾撃って!』pass operate

半鳥『(ぇえちょっと)』remanipulate

半鳥『(ああもう銃両手に握るとこまでやったんなら自分でやればいいじゃんよ!)』BLAMBLAMBLAMBLAMBLAM

ガァン ギン ガギン ギィン

半鳥『(でも落とした私流石!!!)』shootdown

ロボット『次 上!』

半鳥『(上っ? あ蕾砲!)』
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:19:33.79 ID:qbUCoCvlO

ドリ傀儡『(気付かれてたのね でもこれはどうかしら)』remote control

カタン

ロボット『げッ』

半鳥『(でぇい!)』BANGBANGBANGBANGBANGBANG

蕾砲『  』ビスビスビスビス

半鳥『(ちッ、閉じると固くなんのね マズい……)』

ロボット『ハーフィ後ろ後ろさっきの換気扇来てるまた!』

半鳥『(クっソ じゃァこうだ!)』dush

ロボット『は!? 意味分かんないなんで突っ込むのバカなのォー!?』

半鳥『(いいから!)』sliding

ドリアード「くぐる気?」

ズサァァァ

ドリ傀儡『(思い切りのいい)』catch

ドリ傀儡『(飛翔砲台は釘付けにされて開けない 出し惜しみしてちゃダメね)』

ドリ傀儡『(まずはコレから)』RDY SHOULDER CANNON

ロボット『か カスったんじゃない鼻』

半鳥『(無いでしょ ほら隠れるよ――ってやべッ!)』

ドリ傀儡『(発射!)』ボシュッ

半鳥『(っ? 上に向かって撃った)』


ヒュルルルルルル ボンッ

ブワァァアアアアアァアアアァアァアアアアアアアッッ


ロボット『なんか降ってきたぁああああああ!!』cut manipulate

半鳥「【※不適切表現】」つサブ洗面器

玩具屋「クラスター? 何だそりゃ そいつはそういう武装じゃ……」

ドリアード「っていう名前なの? 兵器の方は」熱中

ドリ傀儡『(さァ 盾と蕾から逃げ回りながら浴びなさい)』remoooooooooooooooote


回転刃盾『   』ギュィィィイイイイイイィイィイイイィィィイィィィィィイイ

飛翔砲台『   』ズバババババババババババババババババババババババババババ


ロボット『うわあああああ!!!』evaaaaaaaaaaaaade

ドリ傀儡『(……でもそっちは当たらないのね)』

462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:23:43.59 ID:qbUCoCvlO

ロボット『……っ避けたぁ! けど戻ってくるし撃ってくるし それに破裂した弾みたいなのがもうッ――』Boooooooost

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

ロボット『――!? これ』

ロボット『草のタネ?』

ドリ傀儡『(芽吹け!)』pray GERMINATE


シュル

シュル シュル


半鳥「はぁーッ はぁーッ ええ加減にせぇよビビり人形……って一瞬目ぇ離したら何コレ!?」Reremanipulate

ロボット『草が生えて食い込んで 助けてハーフィ!』シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル

半鳥『(次勝手に切ったらハンター君にぶッかけるかんね!?)』

ロボット『なにこれぇえええハーフィぃいいいぃいいい』ジタバタ

半鳥『(ピーピー騒ぐな男の子でしょッ!)』draw KNIFE

ザク ザクザクザク
シュルシュルシュルシュルシュルシュルシュルシュル

ドリ傀儡『(無駄よ 斬った側から再生するわ)』

半鳥『(性格が出てるなぁもうッ なら足の方だけ斬って噴射で無理くり!)』boost tear

ドリ傀儡『(それも無駄よ)』

ギュウゥゥウウウウウウウウウウウウウウウウウッッッッ

ロボット『縛りがキツくなってってる!』ギチギチ

半鳥『(だけじゃない ブーストが吹かせないっ?)』ギュンギュンギュンギュン

ロボット『ホントだ ……これブースターに魔力が行ってないよ おれに来る魔力がこの草に横取りされてる感じだ!』

半鳥『(魔力を吸収されてるってこと? う 確かになんか吸われてる感じする……ッ)』ギュンギュンギュンギュン

半鳥『(ってゆーか……)』ギュンギュン


ドリアード「ハーフィ 何かしらその目は?」ジュルリ

半鳥「何かしらじゃねーよ! ちょっと待ってこれは反則! ダメでしょ! ダメでしょ!?」
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:28:09.85 ID:qbUCoCvlO

玩具屋「え 何が? オリジナル武装は紳士協定に反してなければ禁止してませんよ いつ手加えたのかは知らないけど」

ドリアード「ぁあ 貴方の美味しいわ……凄く甘い イイ」ツヤツヤ

半鳥「自前の魔法使って私の魔力吸収してるの現在進行形で!」

玩具屋「マジで? それはちょっと……」

ドリアード「何が問題なの 直接攻撃は禁止って聞いてるわ」ツヤァ

ドリアード「植物を媒介に自然魔法を使ってるのはそこの人形よ お裾分けがあるみたいだけど私自身は貴方やハンター君になんにもしていないわ」ニヤ

半鳥「な なにをぅヘリクツ……」

玩具屋「あードリアードちゃん魔法使いか……今までもちょくちょくあったけどジャッジ的にはグレーなんだよなそれ」

ドリアード「上空に親種子弾を発射 炸裂してすぐに発芽、魔力を餌に物凄い速さで成長する魔法植物を植え付ける肩付けの大砲」

ドリアード「名付けてヤドリギクラスターとでも言おうかしら 吸収効果は欠いちゃうけど付呪して増産してあげても構わないのだけれど」
玩具屋「採用」

玩具屋「ハーフィちゃん負けそうになったからってゴネちゃうのは良くないなぁ」

半鳥「汚なッ!!!」
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:34:54.39 ID:qbUCoCvlO

半鳥「反則! 反則だ! 認めないぞそんなのー!」Boooo

ロボット『そーだそーだぁ! 勝負中にいきなり武器が進化するなんて一体どんなファンタジーだー!』BOOooooo

半鳥『(いやお前がファンタジー言うんかい)』

ドリアード「ふっ……仕方がないわね」fighter snap

シュルルル…

半鳥「やっぱそっちの魔法なんじゃん……」

ドリアード「ハーフィだってやればいいじゃない ハンター君を介して何か」

ドリアード「まあいいわ さ、ヤドリギは解いてあげたわよ」

ドリアード「これなら文句ないでしょう?」

ロボット『はぁ、気持ち悪かった とりあえずこれで仕切り直』
ロボット『しッ!?』ギュインッ

半鳥『(隙ありじゃあああああああい!!!)』boost charge

ドリアード「そう そのバイタリティが貴方の魅力 けどね」

ドリアード「私年甲斐なく結構負けず嫌いなの 例え遊びでも……」

半鳥『(騎銃掃射! 拳銃連射!)』ズドガガガガガガガ

ドリ傀儡『(戻れ シールド!)』remote control B.F.SHIELD

半鳥『(邪ぁ魔だッ!)』YAKUZA KICK

ドガシャアッ

半鳥『(回る刃がアブナイナラ真ん中蹴っ飛ばせばいいじゃない! ふははは私天才!)』

半鳥『(さあ近付い た ……)』


ザワアアァァァァ…


ドリ傀儡『(立ち止まっちゃったわね)』VINE ARM

ロボット『』

半鳥『(凄い数の蔓……! 右手 素手じゃ無かったの……!?)』

ドリ傀儡『(クラスターに込めてるのと似たような種子を握らせていたのよ 使い方は違うけどね)』ギュシュルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ドリ傀儡『(行くわよ)』ビコォーン

ロボット『ひッ』
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/03/31(金) 22:36:41.41 ID:qbUCoCvlO


ドリ傀儡『(超自然!)』グワッ

ドリ傀儡『(つゥるゥっ……)』ギュバァッ
ドリ傀儡『(ドリルゥッ……)』ギィィャルルルルルルルルルルルル

ドリ傀儡『(ブレイクゥゥゥゥゥ!!)』ギュゥィィィイイイイイイイイィィィィイイイィイイイイイイイイイイィイィイイイィィィイィィィィィイイ

半鳥『(感覚同期カット)』
半鳥『(同期カット)』
半鳥『(カット出来ないナンデ!?)』

ロボット『ダメ』
半鳥『(はい)』

半鳥『(いやちょっと待って待って待ってなんで纏めた蔓がドリルになんのどーやって腕回してんのねえこれ練習試あi)』


ズギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャギャバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ





466 :※『()』での発言内容は半鳥&ハンター除き喋ってません ガンダムの双方無線繋がってない会話的なのをご想像ください [sage saga]:2017/03/31(金) 22:40:25.83 ID:qbUCoCvlO
  
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/01(土) 05:36:16.53 ID:cJIFpyp50
超乙!
この慣らし試合、ゲームの難易度で言うとHARDくらいになってそうだね
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/01(土) 12:44:56.59 ID:0cgcw8+t0
あーあ、ゲロインにされちゃって、可哀想にハーフィちゃん……
しかし軽量多脚ってのは脚が三つだけなのか。いざとなれば種から生やせそうなドリアードさんでなければ、一つでも壊されたら移動は壊滅的になるな
469 :>>468 さ 三対…… [sage saga]:2017/04/01(土) 12:53:01.35 ID:yEb5HQDfO
 
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/01(土) 13:43:46.48 ID:ixV9jMR90
つまり六本やで
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/01(土) 23:59:22.88 ID:WRR7UQJ10
>>468
お?ぉははぁ!ちゃんと読んでないって証拠になっちゃったな
472 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/03(月) 21:55:08.75 ID:HelIhkJV0
植物のドリルって金属よりは柔らかそうなんだけど、そこんところどうなんです?
473 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/10(月) 11:01:04.60 ID:1X4QP5IK0
ここで空気を読まずにフィギュア系ロボバトルものならヘビーメタルサンダー(PS2)だろ!(ドヤァ... とか言ってみる
474 :>>473 こんなアホゲーがあったとは……ざっと調べたら対戦傀儡の設定モロ被りでした 更新はもう少し待ってください [sage saga]:2017/04/11(火) 00:46:12.24 ID:sD0FwWeTO
 
475 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/12(水) 02:44:27.13 ID:c5pONxoC0
埋め立て地?だかのハンター君の心象風景は、fateで英霊と繋がった後の夢的なやつ?
476 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/15(土) 20:55:40.74 ID:Tw/V8udW0
そんなアホゲーと、まさか共通点があろうとは……w
477 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:08:45.64 ID:ze0apkfIO


半鳥「……」glab color
ロボット「……」ジー

ドリアード「ごめんなさいってば」うぐ

ドリアード「あの あのね 背伸びで足の裏ツりそうなの襟放してくれないかしら……背高いわねハーフィ 素敵ね」プルプル

ドリアード「ちょっと熱くなっちゃっただけなのよ ね ハンター君も肩の上から睨まないで」

ドリアード「関節用の一番高いオイル買ってあげるから! ね?」

ロボット「……」

半鳥「あ グラつきおったな」

ロボット「違うし」

半鳥「まいっか いーよ」パッ

ドリアード「ふうっ……」ストン

ロボット「グラついてない」

半鳥「そうだね うんうん」

ロボット「ないから!」

玩具屋「上の店の赤い缶の機械油のこと言ってるなら売り切れなんだ ごめんね」

ドリアード「知ってる。」

ロボット「manipulate! manipulate!」うををををを

半鳥「ふはは半端者奴 そっちがされる側でしょォーが」ブランブラン

ロボット「つまむなー! 寒い装甲剥げたとこが寒い」ガクンガクン

玩具屋「そう 装甲をバリバリ剥がしてたね ツルっていうか見た目木製ドリルで」

玩具屋「一体どういうカラクリなのか教えてくれないかな どうも気になってたのは俺だけじゃないみたいだから」

半鳥「?」
478 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:09:23.68 ID:ze0apkfIO

ドリアード「人形のやったことです記憶にありません」

ロボット「そういうのいいから」

ドリアード「せっかち」
ドリアード「蔓に硬化をかけたのよ 木精ならみんな使える魔法」

玩具屋「硬化……」

ドリアード「昔はこれで伐採に来た不敬な樵の斧とかボロボロにしてたりしたんだけどね」

ドリアード「製錬技術が上がった辺りからキツくなったわ 今なんかチェーンソーでバリバリバリドーンだもの」

玩具屋「……待って 何 ドリアードちゃんのドリアードって木の精霊のドリアードなの? 変わった人名じゃなく?」

ドリアード「僭越ながら」

玩具屋「どういうんだ ゴーストの次は精霊かよ……これはやっぱりラジオの中で俺は架空の物語の登場人物なのかい」

半鳥「精霊様が出てくる話もあるんですか?」

玩具屋「あるよ」
半鳥「あるんだ」

玩具屋「環境破壊にキレた森の精霊が木の傀儡軍団で製鉄所を襲うのよ 主人公は精霊と仲良くなんだけど あっ製鉄所は森に出来るのねだから 魔導排煙バリバリな感じのやつ」

玩具屋「で主人公は精霊と仲良くなんだけど 政府側だから悲しみつつやっつけて人々には感謝されるっていう回なの 若い精霊の捨て台詞がまたキツくてさ……」

半鳥「ホロ苦ですね……」

ロボット「聞いたことある気がする……かも」

ドリアード「ありがちだものね」

半鳥「スれてるなぁ」はは

玩具屋「後々主人公の役者の都合で主役変わるんだけど辻褄合わせにこの回の心情も上手く組み込まれててさ……っと脱線したな」

玩具屋「満喫してるっぽいしそういうあれじゃないんだよね?」

ドリアード「もう似たようなことやったわ」

半鳥「うん」

玩具屋「おおう」

半鳥「いい教訓になったよ 人のトサカに触らないようにする 除草剤はちゃんとしたの使う――」
半鳥「お酒は控えた方がいい 書いたら一回時間置いてちゃんと読み返した方がいい……」

玩具屋「そうなんだ?」
479 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:11:16.31 ID:ze0apkfIO

ロボット「なあ 早く修理してって」

ドリアード「分かってるわよ すみませんけどお願いできますか?」

玩具屋「毎度」ガチャガチャ

ロボット「痛い ネジ歪んでる 痛い 痒い 痛い痛い痛い」

玩具屋「交換すっから動くなってば」

半鳥「でもまあまあ面白かったかも 札束でぶん殴られた感じを差し引けば」

ドリアード「あーあー聞こえない」close ear

半鳥「あと酔っちゃうのがね 慣れればいいのかな」

玩具屋「ああそうだそうだそれなんだけど」

玩具屋「何 ハン太と二人で動かしてる感じなの?」

半鳥「いや……どっちかっていうと違くて ゲーしちゃってたじゃないですか」

玩具屋「頻繁にね」

ロボット「接続切れでオエッてしてた」
480 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:12:39.39 ID:ze0apkfIO

半鳥「ハンター君か私のどっちかがどっちかの意志でしか動かせてませんでした 魔導車のハンドルを取り合いしてる感じ」

ロボット「あっ、そんな感じだ 普通に運転する時おれ、ぶつけて殺すからハーフィっていちいち切り替えるみたいな」

半鳥「例えヒドくね」

ドリアード「撃ってたのはハーフィなんでしょう 頭を向けもせずに上のを見付けてたのがハンター君かしら」

半鳥「そう 流石」

玩具屋「んーむ……一つの体に二つの頭か なんかあの犬の魔獣みたい なんつったか」

ドリアード「オルトロス?」

玩具屋「それだ」

半鳥「おるとろす……?」
ロボット「おるとろす……!」

玩具屋「分かる どっちの反応も」

半鳥「なんとかなりませんかね」

玩具屋「多分だけどなんとか出来るとは思う 要は二人で操縦できればいいんでしょ」

ドリアード「回路を増やす」

玩具屋「言った通りやったことはないんだけどね パッと来たのはそれ」

ロボット「また頭開くの」ビク

玩具屋「お時間は取らせませんので」

ロボット「やだ! ふざけんなよすっげー痛いんだぞ!?」

半鳥「ん まー嫌ならしょうがないよね」

ドリアード「あら あっさりね」
481 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:14:56.37 ID:ze0apkfIO

半鳥「ちょっと遊び辛かったってのがね 維持費とか改造費とかあるし」

玩具屋「……」

半鳥「一回一回やるごとに壊れたらかかるんじゃさぁ 大人の遊びだよね それに」

ドリアード「それに?」

半鳥「ハンター君は私の玩具じゃないから ハンター君自身だから」

ドリアード「まあ……」

半鳥「まあってそんな意外そうに」

ロボット「ピストルでグリってやった」

ドリアード「あれの弟子というだけで十分じゃない」

半鳥「ひでぇ」

玩具屋「自身だからと来たか……いやあ」

半鳥「ほらちゃんと感銘を受けてくれてる人もいるんだよ これが普通の通常の流れよドリさん」

ドリアード「ヤな響きね」

玩具屋「本当に腹話術じゃない?」

半鳥「違った」

玩具屋「冗談だよ へへへ」custom over

玩具屋「っしゃ、装甲装着完了 もう動いてオッケーよ」

ロボット「……ちょっと重い」クイクイ

玩具屋「うん」

ロボット「うんって」

玩具屋「まーまーまーサービスよサービス 今度またやる時に試してみ」

玩具屋「ハーフィちゃんは微妙みたいだけどハン太郎一人でも遊べるんだろ? そん時にでもさ ブッ飛ぶぜ〜これは」

ロボット「楽しみさよりも不安さが先に来てる」

半鳥「良かったねハンター君 ありがとうございます色々」

玩具屋「まあ 気が向いたらまた遊んでよ」

半鳥「はい」

ドリアード「それじゃあこれ」pay

玩具屋「毎度ありがとうございます」

ドリアード「私は楽しかったわ また来るかも」

玩具屋「嬉しいね スジも良かったし大歓迎」

ドリアード「払いもいいし?」

玩具屋「まったく」

玩具屋「ところでどーかな 近く対戦傀儡の催しがあるって話はしたっけ?」

半鳥「あー 最後の方で言ってた……」

玩具屋「前後のヤツは忘れていいからね」

半鳥「忘れました」

半鳥「忘れましたか?」
ドリアード「忘れました」
ロボット「忘れました」

半鳥「忘れました」

玩具屋「センキューセンキュー なんだけどドリアードちゃんどうかな」
482 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:16:56.93 ID:ze0apkfIO

ドリアード「昨日今日の素人だけど 資格とかは?」

玩具屋「無い無い傀儡使いなら誰でもオーケー あーでも参加権として強いて言うなら」ゴソ

玩具屋「これがそうかな」KeyBolt

半鳥「そのネジが?」

ドリアード「……ねじ山の入り方が妙ね 刻みが深過ぎるし、その割に途中で途切れてる所があったり これじゃ普通には使えない」

ドリアード「魔導鍵?」

玩具屋「うお一発で看破されたか」

玩具屋「そうだよ錠前と合わせて変型合金製なんだ 高級車なんかに使われてる技術の聞き齧り」

半鳥「ホント何でも作れるんですね……」

玩具屋「天才ですから」

ロボット「自分で言うんだ」

玩具屋「小さい頃から言ってたんだぜ 俺だけしか俺がそうなのを知らなかった時から 事実だしね」

玩具屋「看板しょったら後は認めさせるだけよ 超簡単」

半鳥「あ なんかヤなダブり方した 今」

ロボット「ただのカッコつけじゃん」

玩具屋「貫くんだよ 大概そーやって茶々入れられて恥ずかしくなっちゃうもんなんだ 勿体ないことだよ」

ロボット「変なの」
483 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:19:28.19 ID:ze0apkfIO

ドリアード「鍵はどうしたら貰えるんですか? やっぱり買うとか」

玩具屋「気になる?」

ドリアード「……まあ」 

玩具屋「はい」give KB

ドリアード「はい」take KB

ドリアード「はい?」

玩具屋「期待してるよ ダークホースとしちゃ面白いかもしんない」

ドリアード「ええ 適当……や まだ決めたわけじゃ」

ロボット「気に入った奴に渡してるってこと?」

玩具屋「欲しい? いいよ」

ロボット「うーん」チラ

半鳥「うーん」

玩具屋「即ダメって言わないのは脈ありってことなのかな」

半鳥「見るだけならそこそこ興味ある感じなんだけど……やるとなるとなぁ ボッコボコだったから」

玩具屋「正直ドリアードちゃんの戦法は初見殺しなとこあったからね」

玩具屋「回転盾と飛翔砲台で牽制、そこにヤドリギで削り殺せれば良し 近付かれたら多脚の機動力と蔓で応戦」

ロボット「卑怯だった」

ドリアード「勝てば官軍というのよ」

ロボット「けっ」

玩具屋「だからまあ気にする負けじゃない どころかハーフィちゃんもイイ線行ってた」

半鳥「おお……」

ロボット「撃つの上手だったしね」

半鳥「もっと褒めてもいいよ」

ロボット「いいゲロだった」

半鳥「デコピン喰らえ」ズビシ

ロボット「痛っ」

半鳥「固っ」

ドリアード「何やってるのよ」

ドリアード「……そういうわけですから 私達は保留かな」

玩具屋「そっか」

玩具屋「持ってて 日取りと場所教えるからさ、来てくれるなら飛び入りなんてのでもいい」

ドリアード「ありがとう それじゃ今日のところは」

玩具屋「またのお越しを」

半鳥「待ってハンター君どうしよ」

ロボット「おれ?」
484 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:22:56.88 ID:ze0apkfIO

半鳥「どうする一緒に大学帰る? 入れ物今工具箱しか無いからガチャガチャしちゃうかもだけど」

ロボット「下ろせないんだよね」んー

半鳥「借り物です」

ロボット「……一緒に行こっかな」

半鳥「あれ」

ロボット「魔法の学校だろ おれ今魔法の生き物だし そっちの方が色々やりやすそうかなって」

半鳥「正確には村だけどね」

ドリアード「貴方家まで連れて帰る気なの」

ロボット「!」ピク

半鳥「ダメかな」

ドリアード「ダメってことないでしょうけど」

玩具屋「おおっと役得だな少年」

ロボット「はあっ? 意味分かんないし 何が得するんだよ」

半鳥「ここか大学の研究室でもいいんだろうけどさ あーいやいや研究室はダメですわ大学はダメダメ」

ロボット「なんでだよ」

半鳥「私のやり方なんて目じゃない勢いで速攻バラされちゃうかもよ?」

ロボット「え」

ドリアード「サモナーやプロフェッサー・Jなら分からないけど 約一名危険なのがね……」

半鳥「工学棟はラーメン教授いるしね 超調べたがってた」

ロボット「泊まらせてください」

半鳥「素直でよろしい」

ドリアード「私は預かって欲しいんですが ついでに修理も」

玩具屋「分かった 任せといて」


半鳥「じゃあまた! ねえねえドリアードちゃんネジ見せて!」

ドリアード「ほら 大学に戻ったら返すのよ」はい

半鳥「ふぅーむ へーぇ……」しげしげ

ロボット「おれにも見せて」

ドリアード「壊さないでよね……? すごく凝った造りだから私も見たいの」

ガチャ バタン

485 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:25:44.45 ID:ze0apkfIO


……

玩具屋「しかし珍しいお客様だったな 歴代客層平均年齢を大きく下げたんじゃない」

玩具屋「いや 大きなお友達が身体年齢もそうだった頃を鑑みればそうでもないか ははっ」

玩具屋「やーやー参ったなぁ若い女の子と長いこと喋っちった おっさんちょっと若返ったんじゃねえのー?」

ガチャ

玩具屋「うおっと」
玩具屋「はいらっしゃい あら」

ヅラ客「お おォい聞いてくれよォォ〜〜……!」

玩具屋「どうしたのそんなげんなりして ズレちゃうぞ」

ヅラ客「ズレねぇよォ高ッけぇのピチッとやってんだからよォ」

ヅラ客「じゃなくて大変なんだよ! 俺のキーボルトがブン取られちまったんだァ!」

玩具屋「またアンティやったんだろ パーツか金でやれないから代わりにって渡したんじゃないの〜? お前はあの複合大剣に頼り過ぎなんだよ――」

玩具屋「ハードポイント増し増しの装甲付けてんだから動き難いなんて言わずに固定武装とかで取れる択をもっとだな……」

ヅラ客「違ぇんだよ 見ねぇ奴だし絶対カモだと思って俺の方からアンティは仕掛けたんだ」

玩具屋「だせぇ」

ヅラ客「うるせぇなァ! なんか普通の魔導鎧みてぇなアセンでよォ――」

玩具屋「ふーん、普通のね……」

ガチャ

玩具屋「またか いらっしゃい」

チビ客「お お おおいスミスぅ!」

玩具屋「金属パーツは基本プレスと溶接だ 鍛冶屋じゃないんだからやめなそれ」

ヅラ客「どうしたァ?」

チビ客「き き き きききききき」

ヅラ客「いつもにましてドモりが酷ぇなァ落ち着けってよ」

玩具屋「待った」
玩具屋「キーボルト?」

チビ客「そ そそうなんだよ取られちゃったんだ大会に出れない」
486 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:27:17.96 ID:ze0apkfIO

ヅラ客「……おめぇもか アンティで」

チビ客「俺の欲しいもんくれるって言うから 傀儡使いに悪い奴はい いないし 信じて 勝てるとも思ったし」

チビ客「けど負けちゃったんだ お金じゃなくて良かったけ 良かっ 良かったよお金じゃなくて」

玩具屋「どんな奴だった」

ヅラ客「それが……いいか俺から話すぜ? それがいけ好かないコート着た野郎でよ……」

チビ客「もっと古いやつだよ 外套! フードがつ ついててさ」

ヅラ客「そうだそれだァ 決まりだなァ同じ奴だぜ」

玩具屋「この短時間に? 違うんじゃねえかな……」

ヅラ客「思い当たる節があるって感じだァ」

玩具屋「まあね 何かしら来ると思ってたがこういう形とは……しかも早い」

玩具屋「(キーボルト持った奴だけ狙い撃ち? この二人だけじゃないんだろうな 面子をどこで……まああそこだよな)」

玩具屋「(数的には狙う必要はない でもってあの子のこった、ローラーをかけさせてるんだ 俺に合わせたやり方で)」

玩具屋「二人とも 電話貸すからちょっと話回してくんないかな、それでアンティは当分無しって」

チビ客「すスミスは?」

玩具屋「自宅用の電話使う ちょっと確認しなきゃだ」

玩具屋「頼むよ」

ヅラ客「後で修理も頼むぜ」

487 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:32:38.66 ID:ze0apkfIO


帝都魔法大学 召喚魔法研究室


マンチカン「……」
髪蛇「……」

茶「混ぜんな〜 危険な〜」ゴリゴリゴリゴリ

茶「奴らが会いすりゃ」サラサラサラサラ

BOMB!!

マンチカン「!?」サッ
髪蛇「!!」シュルルル

茶「ドカンだ〜 ってね けほっ、あーまた駄目だったわ、これも失敗リスト入りーと……」check

コンコン

茶「今取り込み中だ 後にしてくれ」声真似

ガチャ

J「友よ なんでそんな早……なんだブラウンじゃないか 妙に高いとは思った」

茶「嘘は言ってないわ! 取り込み中って言ったじゃない、駄目でしょ他人の研究室にズカズカ入って来ちゃ?」

茶「私の研究室が今魔導汚染状態で使えないから間借りさせて貰っているの 大丈夫大丈夫サモナーいないし!」

茶「貴方ももうちょっとだけデリカシーがあったって罰は当たらないんじゃないかしら!」

J「お前さあ」

J「まあいい 私はきちんと本人に許可を取った上で来ているんだ、さあさあ机を片付けた」

茶「それは構わないけど今動かしたら危険のねんごろよ?」

J「君の言う危険は常人の5倍増しだ それは困る」pray GRAVITY CONTROL

茶「え? あぁあ? ちょっ おろして 実験器具がぁ!」フワー

J「着地」to ceiling

茶「あら」ストン

J「道具にもかけた ジャンプしたりしない限りしばらく君の床は天井だ スペースを有効活用しようじゃないか」

茶「素晴らしいアイデアね! じゃあお言葉に甘えて仕事させて貰うわ!」ゴリゴリゴリゴリ
488 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:34:53.71 ID:ze0apkfIO

茶「ところで貴方は何しに来たの?」チャポチャポチャポチャポ

J「出先から戻ってきたんだ 奴と一緒に今日は休みを取ってな、これだ」つ傀儡

茶「む この照明大分汚れてるわね……」

J「落とそうか 汚れと一緒に」

茶「冗談よ! 真上だから首が痛くなりそう」どれ

茶「……あー あー見たことあるわそれ! うわ懐かしいー! 男の子のステイタスだったやつよね!」

J「よく知ってるじゃないか サモナーに誘われてな、懐かしくてつい」

茶「休んだ?」

J「私の部下達は優秀だからな」

茶「私の助手だってそうよ! 間口が広いのは同じだけど、私が求めてるのは優秀な人材ばかりじゃないから」

J「玉石混合と言いたいのかい 君らしくない」

茶「メインは玉石に金剛よ文句ナシ」

茶「ほら 一応バイトさんも研究室預かりだから……」

J「ああフィールドワーク組か ハンターとか傭兵とか――」

J「賞金稼ぎとかに外注しているんだったな 基本的に研究室には入れない筈では? 何があった」

茶「ちょっとね!」

J「はいはい じゃあお互い自分の用事に取りかかるとしよう」

J「真上を向いて会話するように人間の体は出来ていないようだからな」

茶「真下を見ながらもね!」

茶「ということはじきにサモナーも帰ってくるのかしら」

J「すぐではないだろうが だろうな」

茶「対戦傀儡って言ったっけ」

J「そうそう 今はツアー中だ」

茶「何それ?」

J「しかる筋からプレイヤーを探して辻斬りして回っているのさ ちゃんと相手の都合は考えてる」

J「まあ 曰く賭けるものがあった方が楽しいし本気になれるというんで 奴は勝つなり相手から色々取り上げてるようだが」

茶「必死になるものね。いい考えだと思うわ!」

J「やる側からすればな でも見てた時断る輩は居なかったし、突拍子もなくても楽しいのはそうなんだろう」

J「私も参戦しなければ さて買ってきたパーツをどう組むか……」ガチャガチャ

茶「……そういえばハーフィ達はどうしてるのかしら」

J「ドリアードと遊びに行ったとか」

茶「付き合い良いわよね、お姉ちゃんみたい!」

J「本人に言ってやったらどうだい」

茶「ツンデレだから もうトルネードスピンはゴメンよ……」

J「ふっ」

489 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:37:25.79 ID:ze0apkfIO


帝都 玩具屋を出てより数分の通り


ドリアード「なんかお腹空いちゃったわね」

半鳥「そうだねー ていうか木精でももう水だけじゃ足りない感じなんですか」

ドリアード「体でいる時はそうかも いえ、そうね、上手に作り過ぎちゃったからそう 枝の時はそんなことないんだけど」

ロボット「……ドリアードさんって木で出来てるの」in toolbox

ドリアード「木製って? 間違いではないかな さっきの話冗談だと思っていたの?」

ロボット「思ってた……」

ドリアード「貴方ほどじゃないと思うけど フフ……ところでよく工具箱重くないわね」

半鳥「ハーピィの筋肉舐めないでください 軽くて強いんだよ? 小指で逆立ち歩きとかヨユーだし」

ロボット「ウソぉ!」

半鳥「ウソぉー」

工具箱「  」ガンッ

半鳥「あははは工具箱が怒ってる」


ガヤガヤガヤガヤ


ドリアード「ん ここら辺はあんまり来たことなかったけど お店いっぱいあるわねぇ あっという間に人だかり」

半鳥「お昼時だもんね ビジネス街からはちょっとしか離れてないし――」

半鳥「工場とかあるとこからもそんな遠くないし 安いのもお高いのもごっちゃんなってる 賑やかー」

ドリアード「何か食べたいものはある」

半鳥「高いの!」

ドリアード「高い=美味しいって発想がもうお安いわね……」

半鳥「うっせ」

ドリアード「まあいいわ じゃあ……あ」

ドリアード「ごめんなさいハーフィ ちょっとお金下ろして来なきゃ」
490 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:41:04.28 ID:ze0apkfIO

半鳥「銀行までちょっとあるんじゃない ついてくよ いいよ別に」

ドリアード「いいえ飛んでくわ 風があれだから羽は使えないでしょう」pray WIND

半鳥「分かった ……ああ通行人のお姉さんのスカートが」ブワァアアア

工具箱「  」カタ

半鳥「んー?」バカッ

ロボット「あッ なんでいきなり開けるんだよ眩しいだろ!」

半鳥「開けた方がいいかと思って もー行っちゃったよ!」くくく

ロボット「閉めてよ!」

半鳥「はーいはーい」ガチャ

ドリアード「(普段自分より賢しい連中にイジられてばっかりだからはしゃいでるのね……)」

ドリアード「あんまり人で遊ばないの すぐに戻ってくるから待っていて」ゴォォオッ

ロボット「なんだよもう……早くね」


「うわ飛んでった あの年で魔法使いか」
「今日は風が騒がしいな……」
「見えたか! 見えたか!?」
「見えたが下になんか履いてやがったSHIT」
「HOLY SHIT」
「でも、この風……少し 泣いています」
「そうそう夕方から雨降るってねーラジオで」


半鳥「ああもう往来で風起こしたり飛んだりするもんだから目立ちおってからに」

半鳥「立ちっぱなしも辛いししゃがんでますかね」ストン

ロボット「出してくれたりとか」

半鳥「ゴースト傀儡ってバラすか一人で高い人形遊びしてるって説明するかの二択じゃん もうちょっと我慢してー……」


おっさん「……ん? お、鳥の嬢ちゃんじゃないか」

半鳥「ああ…… こんにちは、お昼ですか?」

おっさん「そうそう 部下と一緒にな」
491 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 12:43:33.02 ID:ze0apkfIO

若いの「え、係長知り合いなんスか? 妻子ある身じゃ、や、どーなんスかこういう……職種の」

半鳥「ラフな格好の亜人と見ればそれか こないだ最初の焼き直しかなァ」

おっさん「すまんすまん! 謝れバカタレ 社内の亜人軽視はウチのチームから無くすって言っただろうが」グイッ

若いの「ちょっと前の朝連絡のあれマジだったんスか? 誰も本気にしてませんって」いだだだ

半鳥「ほう……」ゴト

工具箱「いでッ」ガチャ

おっさん「?」

若いの「なんだよ 言われんの嫌なら家帰れば」

半鳥「上等だコラ」

おっさん「あーマズい……」

ロボット「なんだよもうハーフィの奴っ――」


『見ィ〜つけたぞ〜〜〜』


ロボット「……!?」

492 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2017/04/22(土) 12:47:11.86 ID:ze0apkfIO


ズ

ズズ ズ ゴト

グラッ


ロボット「(箱を動かしてる ハーフィ?)」


「コブラツイスト!!!!!!」
「いだいいだいいだだだだだだだだだだ」
「俺ん時よりソフトだなぁ その辺にしてやってくれよな」


ロボット「だよね 声が遠くなってるってことは誰だ? ハーフィ! ハーフィ?」

『気付いてない気付いてな〜〜い〜〜〜 あの売女は男に絡み付くのに夢中〜みたいよ』

ロボット「お前何だ! 何勝手に人のもの取ってるんだよ、そういうの駄目なんだぞ!」

『シャルァップ! ヒヒヒ』shake

ロボット「うばばばばばばばばば」ガッチャンゴッチャン



ゴトン

『はァ〜い到着ゥ〜〜〜〜』

ガチャ

ロボット「うおっまぶしっ……ど、どこ ここ……」


赤い傀儡「おはよ〜さァ〜〜〜ん あらいいベッド、寝てる間に修理して貰えてそ〜なか〜〜んじィ〜〜〜? それか」

赤い傀儡「バラバラになってたりとか ん? ん〜〜坊っちゃん?」

ロボット「……喋る傀儡……!」

赤い傀儡「坊っちゃんも喋ってるじゃなァ〜い? お仲間!!!」

赤い傀儡「だ〜から見つけやァ〜すかったんだけども」

ロボット「何なんだよ……気持ち悪い喋り方だな」wake up

ロボット「路地裏? どこに連れてきたんだ!」

赤い傀儡「オイラも知らんねん〜」

赤い傀儡「後ろの奴に聞けばァ〜?」

ロボット「?」クル


外套男「遊びが過ぎるぜ旦那」

赤い傀儡「遊び易い場所選んでくれたクセにィ〜」RDY ARM

ロボット「!!」equip weapon

赤い傀儡「そ〜来なくっちゃヒィ〜ヒヒヒヒヒ!」Booster On




赤い傀儡の装備↓
493 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/04/22(土) 13:07:06.26 ID:bwEuBnJH0
重火器系
494 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/22(土) 20:35:16.48 ID:wOoJtIEA0
まさかハンター君が攫われるとはなぁ……赤い傀儡は、台詞からなんかラットル臭を感じるwまぁ、本来の彼より幾分か挑発的な部分が強くなってる気もするけどw
495 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/04/25(火) 11:00:56.38 ID:Uy9ZXZpv0
謎の外套集団とか、多分普通に原作(>>1さんの脳内作)対戦傀儡の作品でもあったんだろうなw
496 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/10(水) 22:48:41.45 ID:Qt5spg4D0
今回の外套男はサマナーなのか?別人なのか……?
497 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/13(土) 22:54:36.03 ID:wT7tpdhM0
サマナーの傀儡にはもっと相応しそうな装備があるだろうけどね
メダロットで言うエイリアンタイプみたいに、任意のタイミングで全パーツをランダム召喚出来る術式を骨組みの時点で仕込んでたりとかw
498 :※今さらですがフレーバーですのでInglishは気にしないでください [sage saga]:2017/05/16(火) 11:42:41.27 ID:Lu1fn41UO


赤い傀儡「とォォ〜〜〜ゥ!」ズシャッ

ロボット「(飛び退いた あの重たそうな見た目で)」take cover Toolbox
ロボット「(なんだアイツ カミキリムシみたいな顔 両手両脇にガトリング砲 肩どっちもにロケット砲 腰にも何かある……ッ?)」

赤い傀儡「坊っちゃんを穴空きチィ〜〜〜ズにするためだよォ逃げてんじゃない」climbs iron rock

Ready to fire

ロボット「………!!!」


ッッヴゥゥゥゥーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッッッッツッ


赤い傀儡「ヒィ〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」DEEEEEEeeeeeeST

赤い傀儡「ツラ出せ」ROOOOOOOOOooooooooooooooY

ロボット「ふざけろ!」lean fire

チュンチュンチュンチュィン チュィーン

ビスッ

赤い傀儡「いでッ」HIT

ロボット「(ハーフィの真似!)」ダダダダダダダダダ

赤い傀儡「ッだらァオイコラボケェ!!!!」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「っ!?」ビクゥ

工具箱「ぐわああああああああああああああ」ズドドドドドドドドド

ロボット「くそっ箱が」

赤い傀儡「今撃ってンだろ!? 今撃ってンだろ俺!? なあ!? 俺!!! 俺!!!!」suppression

赤い傀儡「撃ってっ時に撃ち返してンじゃねェェェ〜〜〜よカスが!!!!!」
赤い傀儡「み〜た〜い〜な〜」
赤い傀儡「ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ」パシュッ
499 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 11:48:25.73 ID:Lu1fn41UO

シューッ カンッ

ロボット「腰からワイヤーっ? 先っぽが箱に……」

赤い傀儡「こっちに来ォ〜〜〜〜い!」キュァルルルルルルルルー

ズズ ズズズズズズズズズ

ロボット「引っ張――ウインチかそれ!」

赤い傀儡「おいで〜〜〜チュ〜してやるよォ回路までガッッッツリとォォ〜〜〜〜〜!」ガパァ

ロボット「やだ!」draw knife

赤い傀儡「そうか初めてか! 初めてか!? そ〜かァ!! 何事も経験よォ〜坊っちゃァァ〜〜〜〜ん!!」ready HuuuuuUuuuuuuuG

ロボット「死ねよ男じゃんかよ!!」バッ
ロボット「(ここだッ)」

赤い傀儡「坊っちゃ〜〜んワイヤー切れちゃうから出ても撃たれないと思ったの? 大正解!!」open mask

赤い傀儡「がががァ〜〜〜〜〜っ!!!」FIRE BREATH

ボゴァァアァァアアアァアアアアアアアアアア

ロボット「!? ぅがぁぁああ!!!」ドシャッ

赤い傀儡「ヒィ〜ヒヒヒヒヒヒヒヒヒヒ 何か仕込んでたのは分かってたンでしょォ〜〜?」BUUUUUUuuUUUUu

赤い傀儡「常に最悪を想定しとかなきゃ〜〜戦場じゃそういうのが命取りなんだよォ〜〜〜〜ッ?」rRRRRRRrRrrRRN

外套男「あんたもな旦那 いっつもだよ」
外套男「足元」

赤い傀儡「あ?」チラ

グレネード「  」コロ


KA-BOOOooooooooooooN


ロボット「あッづ……灰になっちゃえよ」ブスブス

赤い傀儡「……いや〜ァ ハイになっちゃうよォ〜〜〜〜……」ユラ…

ロボット「(アーマーが重たい上にブ厚いのか 全然効いてない……)」
500 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 11:56:00.20 ID:Lu1fn41UO

ロボット「(けど今なら足をくっつけてる! 多少下手でもッ)」ジャキッ

赤い傀儡「ヒッヒ」Remove winch & climb irons

ロボット「喰らええええ!」ガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「一々叫ばなくても弾は飛んでくよォ坊っちゃん痛だだだ」shot WinchAnchor

カキンッ キュァルルルルルルルルル

ロボット「路地の壁にッ」reload

赤い傀儡「ァ〜〜〜〜ァア〜〜〜〜〜〜〜〜ァァ!!!」Jaaaaaaaaegeeeeeeeerrrrrrrrrr

ロボット「(ワイヤーの巻きとブースターで無理矢理飛んでるのか!)」Bratatatatatatat

赤い傀儡「ゲリラ豪〜〜〜〜雨!!」ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

ロボット「濡れたら死ぬやつ!!」ガパ

赤い傀儡「(装甲があっちゃこっちゃ展開? 格納型の増設ブ〜スタ〜〜……)」

ロボット「(おじさんサンキュー)」Boooooooooost

ロボット「墜ちろ!」BLAMBLAMBLAMBLAM

赤い傀儡「(推力に物言わせて弾幕から抜けたかァ〜〜 確かに速いは速い)」キュァルルルルルルルルル

赤い傀儡「(だ〜が〜〜〜)」stick wall

ロボット「!」boost dogge

ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

ロボット「(壁に張り付いた瞬間を狙えば……ッ!)」BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM

赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「避けないッ?」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

赤い傀儡「スピードに振り回されて肝心の射撃が当たらないんじゃしょォ〜〜がないんとちゃいます??」continue

ロボット「(じゃあ グレネードっ……)」ピンッ

赤い傀儡「で手榴弾ン!? ヒ〜ヒヒヒ素人丸出しィ〜〜!」winch maneuver

ゥヴヴゥーーーーーーッッッ
ドガォォオン

ロボット「避けたし 撃ち落とされた……」

赤い傀儡「右往左往だね坊っちゃ〜ん 可ン哀想ォにねェ〜〜〜ヒヒヒヒヒ」キュァルルルルルルルルルルルル

ロボット「……くそッ!」Booooost

バシュゥゥゥゥ……
501 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:15:47.44 ID:Lu1fn41UO

赤い傀儡「ヒヒヒ! ケツ捲って逃げるのかい〜〜?」winch and boost

外套男「旦那……」

赤い傀儡「そ〜んなに遠くまで行かないよォ 止まったら蜂の巣って分かってんだ」
赤い傀儡「なのに坊っちゃんたら後先考えず全開ブゥゥ〜〜〜〜ン ヒヒヒヒ」

外套男「確かにあんたのでもあれなトばし方だったが」

赤い傀儡「そこのところ詳しくインタビュ〜したいっていうのもあるけど」

赤い傀儡「すぐ済む」

外套男「チッ ゴースト野郎共」

赤い傀儡「ヒヒヒヒヒ」
502 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:23:12.57 ID:Lu1fn41UO

Booooooost

ロボット「……っ?」クル

ヒュッ

ロボット「!!」evade

チャキン キュァルルルルルルルルル

ロボット「っなんだよッ!」ズダダダダダダ

赤い傀儡「だから当たらな〜〜いってば」

赤い傀儡「ど〜したの坊っちゃん もう門限〜? 早くない? それにおうちはあっちのあれじゃなかったァ〜〜〜〜?」

ロボット「何なんだよいきなり来て! 追いかけて来んなよっ!」ゴォッ

赤い傀儡「あれいじけてら」

赤い傀儡「とりあえず高度グングン上げんのよしたら〜? 路地も大分奥まで来ちゃったしィ〜〜」

ロボット「……あのネジが欲しいならハーフィかドリアードさんとこ行けばいいだろっ!」landing banister

赤い傀儡「お? そうなの?」

赤い傀儡「(窓手摺? 安アパートの方まで来てたのねェ〜 下がゴチャゴチャしてきていよいよ墜落がメンドくなってきた〜〜……)」

赤い傀儡「坊っちゃ〜ん 鉢植えあるからそこは下りようね?」

ロボット「うるさい!」ゲシッ

鉢植え「」ヒューン

赤い傀儡「あァ〜〜人ンちのお花を」ヒュンヒュン
503 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:31:14.33 ID:Lu1fn41UO

カシャーン

赤い傀儡「この辺に住むような連中なら居ないような時間だからいいけどさァ〜〜〜〜」

ロボット「さんざっぱら路地の壁撃ちまくっといて何言ってんだ!」ヒョイヒョイヒョイヒョイ

鉢植えs「「「「」」」」ヒューン

赤い傀儡「ヤケクソならヤケクソでこっち向かってくるとかにしたらど〜なの!」winch evade

カシャーンカシャーンカシャーンカシャーン

赤い傀儡「あァ〜綺麗だったのに」 

鉢植え「「「」」」ヒューーーーン

赤い傀儡「まだ落とすかよォ〜? あ゛ァ〜〜も゛ォ〜〜〜〜」aim MINIGUN

ヴヴゥゥーーーーーーーーッッッ

カシャンバリンバギンカリャァン

手榴弾「」hit

ドグォォォオオオオオォン

赤い傀儡「!? 混ぜて落としてたのかァこのバカ――」

ロボット「今だっ」escape

赤い傀儡「だからなんで上昇するのォ〜?」chase

ロボット「もうほっとけよッ!」

赤い傀儡「仕事としてはねェ〜〜〜〜これで及〜第点なんだけども」

赤い傀儡「オイラぁ個人的にちょっとお話ししたいの! ダメ〜〜〜〜?」ボシュボシュボシュボシュ

ロボット「うわああならロケット弾やめろ!!」

赤い傀儡「焦んなくていいって魔導信管無しの下からなんだから〜〜からかい甲斐のある坊っちゃんだよォ ヒヒヒヒヒ」
赤い傀儡「け〜ど一回休憩にしといた方がいいかなァ〜……」

ロボット「はあっ?」

ガチャ

ロボット「!」ギョッ

赤い傀儡「こんだけ騒ぎゃねェ オイラは隠れるけど坊っちゃんはァ〜?」ヒョイ

ロボット「馬鹿にすんなよ――」

ロボット「(いや待った おじさんはあんまり目立たないで欲しそうだったよな)」

ロボット「……静かにしろよ!?」サッ

赤い傀儡「お前がな」サッ

504 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 12:39:56.55 ID:Lu1fn41UO
undefined
505 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 12:44:50.88 ID:Wk1/1iKt0
こっ、工具箱オオオォォ〜〜〜!?借り物なのにイイイィィィィ!!
506 : [sage saga]:2017/05/16(火) 12:45:18.12 ID:Lu1fn41UO
undefined
507 :なんだこれはどうすればいいのだ! 仕方がない家に帰ってから続きを……といっても安価まで届かないのでsage進行になりますが 未定義? [sage saga]:2017/05/16(火) 12:49:21.19 ID:Lu1fn41UO
 
508 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/16(火) 14:27:01.62 ID:jqAJDqS0O
書こうとしてるの行数多すぎるとか?
詳しいことは分からん
509 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/16(火) 15:56:26.77 ID:Lu1fn41UO


アパート住人「誰や やたら窓の近くで騒いでんのは! ここ四階やぞ!?」バタン

アパート住人「公園か裏の道路に行けや、なんでわざわざこんな勝手口めいた裏手で遊どるんやボケ!」

ロボット「(聞いたことない喋り方……)」窓の上

赤い傀儡「(島国の訛り方だね〜〜)」窓の下

赤い傀儡「(貧乏侍の出稼ぎ傭兵?)」窓の横

赤い傀儡「(ふゥゥ〜〜〜ん)」窓の上

アパート住人「なんとか言ったらどうなんや!!」

ロボット「でも昼間から家に居るんだろこの怒鳴ってる人……」ボソ

赤い傀儡「せやなァ」ボソ

ロボット「!?」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ!!」kick

ロボット「な お前は下に引っ込んだハズじゃ……」ドガシャ
510 :割ったら入った [sage saga]:2017/05/16(火) 15:57:53.42 ID:Lu1fn41UO

アパート住人「ああん? 上か!」グイッ

赤い傀儡「てい」close window

アパート住人「お゜っ」ガスッッッ

ロボット「うわ お、おじさんっ」

赤い傀儡「ノびてるだけよ〜心配ナッスィン ヒヒヒ」パシュッ

ロボット「待て! そうかそれがあるから静かに登って来れたのか ズルいな……!」

赤い傀儡「ウインチはそォ〜〜っとやれば静かでいいよねェ〜〜 ブーストの魔力も節約出来るしィ〜〜」キュァルルルルルルルルル

ロボット「ケチやろう」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「ほ〜らァ また言った側からバシュゥゥゥゥ〜〜〜〜」

赤い傀儡「坊っちゃァん そんだけの魔力をどっから融通してるのォ〜〜?」

ロボット「はっ?」

赤い傀儡「つまり意識しないでやってんでしょ〜 それってスゴいんだよォ〜〜、良い意味でばっかりじゃないけどォ〜〜」ガシャコ

赤い傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜? いつからそれに憑いてるの〜〜?」
赤い傀儡「憑くまでは何してたのォ〜〜〜〜?」ッッヴヴヴゥゥゥーーーーーーゥヴゥッッッッッ

ロボット「(と、隣の雨戸の裏にッ!)」ガラ バタン

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「オジサンもねェ〜、坊っちゃんみたくこんな風に傀儡みたいのに"入って"普段も仕事してるんだけど」

赤い傀儡「あ傭兵ね仕事」

赤い傀儡「魔導鎧はタンクの魔力とかあるからいいよォ? こ〜いう裸一貫で操るヤツはどうしても息切れしちゃうものなの普通はさァ〜〜」

ロボット「(……ゴーストって割りといるってこと……?)」cover
511 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:32:02.26 ID:NIe+FRvaO

チュィーン

ロボット「く 貫通した……」

赤い傀儡「聞いてる〜〜? 聞いてないねェ〜〜〜〜」

ロボット「この真っ赤野郎! 吹っ飛ばすか撃つか話すかどれかにしろってんだよ!」

赤い傀儡「鉄火場じゃなくとも楽しめる仕事って触れ込みで雇われてるからさァ〜 うん 募集要項に合わせて?」MINIGUUUUUUUUUuuuuuuuuuuuuuuN

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガカガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

ロボット「(……ホントにラチが明かないな)」
ロボット「(とにかく逃げなきゃ 話とか言って聞いてたら殺される…………よし……)」グググ

バギンッ

赤い傀儡「雨戸ォ盾にしようって?」

ロボット「っ重……ッ」グルン

赤い傀儡「!」

ロボット「せええぇッ!」throw shutter

赤い傀儡「(ほう 撃ち落とせないね〜〜弾の無駄)」wire evade

ロボット「……落ち着け……落ち着け おれ」Boost
512 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:36:27.13 ID:NIe+FRvaO

ロボット「(アイツのブースト+ワイヤーアクションはスピードにノるとすげー速い けど――)」

赤い傀儡「……」landing
赤い傀儡「ん〜〜ん?」climbs rock

ロボット「来るっ」swooooooop
ロボット「(で下に隠れつつカワラを一枚!)」ベキッ

赤い傀儡「三階の庇ィ〜〜? ちょ〜〜〜〜こまァ〜〜〜〜かとォォ〜〜〜〜……」ッッヴヴゥーーーーーーーーーーーーーッッッッッ

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

赤い傀儡「(ミニガンとはいえ釘弾じゃ〜屋根は抜けないわなァ〜〜)」パシュッ

ロボット「(――けど その分小回りが効かないんだ いっぺん飛びたいとこに先っぽを打たなきゃいけないからコースも分かる)」つ屋根瓦

赤い傀儡「坊っちゃん 出てきな〜〜〜〜〜ってェ〜〜」キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ロボット「しかもこの巻き取り音 傀儡の体なら音だけで十分ッ……」

ロボット「そこだッ!」ブンッ

赤い傀儡「(偏差投擲ってェ〜〜?)」
赤い傀儡「な〜るほど」ッヴゥゥーーーーーッッ

パキャァァアン

赤い傀儡「っとォ〜……」グラッ

ロボットよし 空中で撃ってバランス崩したな……」バシュゥゥゥゥ

赤い傀儡「……」

赤い傀儡「で来ない? で逃げの一手か! 妙なとこクレバーだね〜坊っちゃん……」

赤い傀儡「……ミニガン四つははしゃぎ過ぎたかなァ〜〜……」faaaaaaaaaaaaall

パシュッ カキン
キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い傀儡「坊っちゃん! どこまで逃げるのよ〜〜〜〜ッ?」stick wall

ダダダダダダダダダ
チュイン チュイッ

赤い傀儡「い〜いお返事……さァて」

赤い傀儡「坊っちゃんが逃げ方を覚えちゃった以上 ここからはジリ貧だね〜〜〜〜〜〜 〜参ったね〜〜〜〜〜うん」


赤い傀儡「この辺にしとこ〜か」active Multiple arm

ガシャガシャガシャガシャガシャガシャ
513 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:41:21.01 ID:NIe+FRvaO


ロボット「……射撃が止んだ」バシュゥゥゥゥ

ロボット「さっきの適当撃ちで死んだとか? ないか」

バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「だよね……ブースト?」

赤い傀儡 バシュゥゥゥゥ

ロボット「勿体無いとか 思いっきり吹かしてんじゃん、言ってられなくなったのかよ」

ロボット「(それにしたって速くない?)」

ロボット「真っ直ぐ突っ込んで来るだけなら当てられ――」aim
ロボット「!」


赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥ……


ロボット「(アーマーだけ!? 抜け殻みたいに外のブースターで飛んで……中身はッ?)」


「上上 屋根の上だよ〜〜〜」


ロボット「なッ――」ガクン

紅蓮傀儡「おんぶして〜〜〜〜〜〜軽くなったしいいでしょ〜〜〜〜〜」grapple

ロボット「子泣きジジィか!!!」ジタバタ

紅蓮傀儡「姿勢崩さない〜〜〜バーニア余所向けるとしっちゃかめっちゃかんなるよォォ〜〜〜?」choke

ロボット「離 ぅう ぐッぎっ……」ギシィッギシィッ

紅蓮傀儡「知ってる知ってる〜〜〜〜〜気道なんか無いのに絞められると苦しいんだよねェ〜〜よく出来てるよね〜〜〜本当」ギリリリ

ロボット「ぁ……か ふ……ッ」ググググググ

ロボット「(意識が ブースターに魔力送れな い)」バシュゥゥゥゥ
ロボット「(落ちるっ……)」ボボボ ボ

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒヒ」throw

ロボット「ぅッ――」ヒュアッ

紅蓮傀儡「って あっ」


ガッシャァァアアアアァアアアァァアーーーーン


住人女性「! 何ですか……?」

ロボット「――ッッ!」ドンガラガッシャァァ

紅蓮傀儡「あの窓〜……」
紅蓮傀儡「あちゃあ バスル〜ム?」シュバッ


ロボット「ううん…… くそ 脱ぐなんて卑怯だぞ」ヨロ

ロボット「? 生暖か……い……」

サァァァ……

住人女性「……」nude

ロボット「」
514 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:45:15.01 ID:NIe+FRvaO

住人女性「……傀儡?」

ロボット「えっあっあのっそのっ」アタフタ

ロボット「ご ごめんなさい本当ごめんなさいだって昼間からいるなんて」

住人女性「…………私、夜勤でして ある種の」シャワァァー

ロボット「そうなんだ……じゃなくて! すぐ出ます! 内緒にして!」バッ

ロボット「ガラス散っちゃってごめんなさい! ごめんなさい!」バヒュー

住人女性「ちょっと待っ……行ってしまいましたか」

住人女性「……あー 確かにガラスどうしましょう」



ロボット「赤いの!! どこだよ!!!」Boost

紅蓮傀儡「生身だったら顔真っ赤なんだろ〜ね〜坊っちゃ〜〜〜んヒィ〜〜ヒヒヒヒ」Boost

ロボット「うるさいっ!!」

ロボット「ハーフィもお前もおれのことバカにして 頭きた!!」ズドドドドドドドド

紅蓮傀儡「ホント? 楽しみィ〜〜!」evaaaaaaaaaaaaaaaaade

ロボット「さっき言ったよな 魔力どうしてるかって」バシュゥゥゥゥゥゥゥゥ

ロボット「知るかよ! 出てこいってやったら出てくるんだよどっかから!」ダダダダダダダダダダダダダダダダダダ
ロボット「(やっぱり身軽になって速くなってる どっち道銃をそのまま撃つだけじゃ当たらない)」

紅蓮傀儡「あははァ〜そんな馬鹿な」ゴォォォオオオオ

ロボット「!」Carbine and Handgun

紅蓮傀儡「そうそう接近には弾幕弾幕〜〜〜それで近付けなくなるんだよ〜坊っちゃ〜〜〜ん」シュババババ

ロボット「(言いながら弾の間縫ってるじゃん 見えてるのかよッ)」BARRAAAAAAAAAAaaaaaaaaaaaaaaaaGE

紅蓮傀儡「でもじゃあど〜するのォ〜〜〜? 坊っちゃんはどうやってオイラをギャフンと言わせてくれるのかな〜〜〜〜〜???」

ロボット「簡単だろ 足りてないからもっと寄越せってやればいい」

紅蓮傀儡「えェ?」

ロボット「っ……!!」OVERLOAD

ッッッッギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギギ

紅蓮傀儡「!」
515 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:49:48.08 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……よぉし 来る……来る……来た!」ギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュンギュン

紅蓮傀儡「これは……」バッ

ロボット「行くぞ赤いの まずお前から黙らしてやる!」HighBoost

ロボット「おらぁああッ!」boost charge

紅蓮傀儡「面白い」pray JET FRAME

シュゴォォオオオオオォオオオオオオオ

ロボット「(手からも足からも火柱 魔力のブースターじゃない?)」

紅蓮傀儡「自前だよ〜 傀儡でも魔法がつかえるのは知ってるゥ〜〜??」ゴォォォオオオオオォオオオ

ロボット「知ってる」aim carbine
ロボット「だから何って感じだけど!」BLAMBLAMBLAM

紅蓮傀儡「お〜お〜」swing

ジュッッッッ

ロボット「(弾 焼かれた)」reload

紅蓮傀儡「(急に撃つの上手くなったね 本当にパワーアップした〜? 違うな)」シュゴォォォォオ

紅蓮傀儡「(魔力 この水道代ケチる考えやめて蛇口全開にした感じ……)」aim

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜ん? 降参降参〜」charge

紅蓮傀儡「オジサンが悪かったよゴメンネ〜 やめにしな〜い〜?」pray BLAZING COLUMN

ロボット「火柱?」ギュォォオオオオオオ

紅蓮傀儡「初速とかほぼビームなのにカスりもしな〜い! ヒヒヒヒ」and FIRE BALL

ロボット「(すごいなこれ 速く動けるし全部が遅く見える――)」バラララララ

紅蓮傀儡「  」RAPID

ボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボボ
バババババババババババババババババババババババババババ

ロボット「(自分で撃った弾が当たるまで見える ドリアードさんの時も最初からこうしてれば良かった!)」Shootdown Fire ball

紅蓮傀儡「(撃たれて火球は爆発していく 視界が塞がる――)」

ロボット「まだやるのか? 全部撃ち落としてやるよ!」

紅蓮傀儡「威勢は大変よろし〜かったんですけども〜〜〜」
紅蓮傀儡「そろそろ終わりにするからさァ〜〜〜〜」

ロボット「まだ何かあん――」


ガシャン


ロボット「!? 一人でに――」ギギギギギ

赤い装甲「    」hold
516 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:52:20.53 ID:NIe+FRvaO


ロボット「は なせッ……」ギヂィ

紅蓮傀儡「オジサンの一張羅ムリヤリ着せられた感想はどう〜? いいでしょォ〜〜」

紅蓮傀儡「遠くからでも動かせるのよ〜〜〜それ 坊っちゃんにも多分出来るよ?」shot wireanchor

ドスッ

ロボット「ぐぶッ」

キュァルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

赤い装甲「   」release

ロボット「ぐ……」フラ

紅蓮傀儡「で 魔導鎧の近接格闘ってのは」charge

紅蓮傀儡「掌底でこう!」ズドッッ

ロボット「――ッッ!!」ガグン

Booster OFF

ロボット「っ……ッ 落」グラ


ビィィ…ン

ロボット「……えっ……?」


紅蓮傀儡「は〜〜〜いおしまいねェ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「じゃあゆっくり降りましょ〜〜かね〜〜〜〜〜〜」バシュゥゥゥゥ

赤い装甲「   」バシュゥゥゥゥ
517 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:54:51.55 ID:NIe+FRvaO
undefined
518 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:55:31.57 ID:NIe+FRvaO


ロボット「う……頭 痛ぁ……」ガンガン

紅蓮傀儡「本物じゃ〜いくら人型って言っても頑丈過ぎるのよ〜〜 普通に殴ったりはあんまりな〜いの〜〜」

紅蓮傀儡「だ〜から中身に衝撃を通す 傀儡は人じゃなくて回路にだねェ〜〜、アブソーバーが頭部フレームにあるから――」

紅蓮傀儡「壊れない程度に思いっきりブン殴ると"揺らせる"んです〜〜〜 丁度脳味噌みたいにィ〜〜〜……」landing

ロボット「よく分かんない……いだ」ドサ

紅蓮傀儡「年季の差ってことよ〜〜〜〜〜〜」remove anchor

紅蓮傀儡「さ〜坊っちゃ〜〜んいきなり喧嘩売って悪かったね〜〜〜〜〜〜〜〜〜立てる?」

紅蓮傀儡「はい手〜 大〜丈〜夫もう火ィ〜出さないから」スッ

ロボット「……いらない……」グッ
ロボット「…………あれ」ヨロリ

紅蓮傀儡「ちゃんと魔力通ってないんじゃな〜〜〜い? 一瞬トんでたでしょォ〜〜〜」multiple arm

赤い装甲「   」ARMOR MODE

ガシャガシャガシャガシャ

赤い傀儡「ふ〜 落ち着く」装着

ロボット「よい……しょ……」standup

赤い傀儡「意地の張り方は流石男の子だね〜〜〜」
519 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/05/28(日) 02:56:01.11 ID:NIe+FRvaO

ロボット「……中身の背中にそれ着る用の腕があるってこと?」

赤い傀儡「スゴいでしょ〜? アーマーの背中から出せるからこれで腕の二つと別のミニガン二つも持てるんだよ〜? ヒヒヒヒヒ」ニョキニョキワキワキ

ロボット「…………キモい」

赤い傀儡「ケチもつくってェ〜! 魔導鎧と同じ憑依式操縦って聞いてたから正直イタズラ目的だったのに――」

赤い傀儡「蓋開けたらオッサンばっかなんだも〜〜〜ん! 傭兵は男女比6:4くらいなのに今回と来たらシチサンですらない!!」ア゛ーーーーーーーー

ロボット「今回?」

赤い傀儡「お仕事よお仕事! さる高貴な筋のお方からねェ〜〜――」

ロボット「玩具屋の社長の人でしょ どーせ」

赤い傀儡「あり? な〜〜〜んで知ってんのォ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒヒ」

ロボット「その喋り方ムカつくからやめてくんない……」

赤い傀儡「やめさせてみな ヒィ〜〜〜〜〜〜ヒヒヒヒヒヒヒ」lol

ロボット「いいよ……!」overload…

赤い傀儡「またハアアアアアアア〜〜〜ってウンコ気張るみたいにィ〜〜〜? そんな暇あるかな〜〜〜〜〜〜」aim MINIGUN×4

ロボット「……」ス

赤い傀儡「ン〜〜〜いい子」

520 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/05/29(月) 00:32:26.17 ID:4ZqVZWDt0
乙!
ハンター君の台詞の一部から、ガリバーボーイの「来い来い来い来い、来た来た来た来た!」っての思い出したわ
521 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/02(金) 09:17:14.15 ID:6JlyjjhJ0
社長さんも面倒臭い事をしてくれるモンだぜ。傀儡方面だけでない包囲網とかも狭まってたりするのかね?
522 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/04(日) 20:17:22.88 ID:UH6qKeh40
ウンコ気張るって、ハリウッドラゴンボールじゃないんだから……(苦笑)
523 :難産 [sage saga]:2017/06/10(土) 21:53:39.01 ID:hCq9xJpEO
undefined
524 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:23.69 ID:hCq9xJpEO

ロボット「…………おれをボコすのが仕事なの 違うよな」

ロボット「玩具屋のおじさんの邪魔したいからお客さんを狙ってるんだろ それで――」

ロボット「とりあえず会ってる奴から」

赤い傀儡「あの若白髪と面識あんのォ〜? ゴーストがいるなんて聞かなかったけど〜 だから見っけて興奮しちゃったんだし〜〜〜」

ロボット「……向こうは気付いてないかも」

赤い傀儡「ナルホドね〜 そういうこと出来るのがこの体質のいいとこなんだよね〜〜」

ロボット「違うって言わないんだな 黙ったりとか」

赤い傀儡「契約に守秘義務は盛り込まれてなかったからね〜 "ロートル玩具のローカル大会を邪魔しろ"」

赤い傀儡「以上! 遊びみたいな仕事だし〜〜 聞きたいこととかある〜〜?」

赤い傀儡「こっちにはあるから交換でいかな〜〜い〜〜〜〜?」

ロボット「別に無いけど」

赤い傀儡「ホントに〜〜? ハーフィってのはさっきのデミ子ちゃんのことでしょ〜心配じゃな〜〜いの〜〜〜〜?」

ロボット「別に」フイ

赤い傀儡「あっ目反らした! モノアイは分かりやすくてい〜ね〜ヒ〜〜ヒヒヒ」

ロボット「べ・つ・に!! しつこいんだよ!」
525 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:54:51.30 ID:hCq9xJpEO
ロボット「もういいようっさいな! ほら動いたぞ撃てばいいだろ 撃てよ! 手足壊れたら芋虫みたいにして帰るから!」スクッ

赤い傀儡「そ〜〜んな怒んないでよォ ミルク買ってこようかってあ〜あ〜冗談だってばも〜〜〜〜〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

赤い装甲「   」FOLLOW MODE

ロボット「うわっ!」escape

赤い装甲「   」ガシ

紅蓮傀儡「はい座る」

ロボット「あ゛〜……」イラァ

紅蓮傀儡「坊っちゃ〜〜ん 喋り方がトサカに来るならゴメ〜ンね〜〜性分は変えらんないからさァ〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「けど質問ってのはマジなの〜〜〜〜〜〜」

ロボット「ふゥ〜〜んマジなんだ〜〜〜〜〜〜」

紅蓮傀儡「ヒヒヒヒ そ〜だよ」

ロボット「あっそ」

紅蓮傀儡「じゃ〜もう一押し」
紅蓮傀儡「坊っちゃん オジサンからもう今情報を一個貰っちゃってるよね〜〜?」

ロボット「勝手に喋ったんだろそんなの 押し売りじゃんかよ」

紅蓮傀儡「押し売り結構〜 代金を払わなきゃ体で払って貰〜うよ」

紅蓮傀儡「ゴーストだからね 依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る 一瞬だよ〜」

紅蓮傀儡「話くらいよくない?」

ロボット「……」
ロボット「何だよ……?」

紅蓮傀儡「ありがとォ〜〜〜〜!」
526 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:56:43.04 ID:hCq9xJpEO

紅蓮傀儡「生まれは〜? それとも死んでる〜?」

ロボット「……煽ってただけじゃなかったんだな」

紅蓮傀儡「煽ってだっていないよォ〜〜ヒヒヒヒ いつからその体使ってる〜? 憑くまでは何してたの〜?」

ロボット「保留じゃダメかな」

紅蓮傀儡「どゆこと」

ロボット「覚えてないんだ」

ロボット「こう、モヤモヤ……寝て起きたばっかな感じで」

ロボット「生まれは分かんない 死んでるかも ていうか人間だったのかな? 多分だけどこの体はかなり長いこと使ってる気がする」

ロボット「憑くまでは……分かんない」

紅蓮傀儡「……記憶喪失ってこと〜?」

ロボット「ぼやっとだけど ちょっと前まではどこかのゴミ捨て場にいたような気がするんだ」

ロボット「ハーフィが召喚魔法でおれを喚んだの なんで喚んだのかは知らないけど」

ロボット「喚ばれるまでのはなんか……ボーッと……ハッキリしてない」

紅蓮傀儡「……」フム

ロボット「殺す? 足りない?」

紅蓮傀儡「……いや 充分充〜分」remove order

紅蓮傀儡「ありがと〜坊っちゃん 要領は得ないけど色んなのを聞いて回るのが目的だかんね〜〜」ガシャガシャガシャガシャ

ロボット「何で?」

赤い傀儡「オジサン、ゴーストなんだけど生きててさァ〜〜」

ロボット「???」

赤い傀儡「まあそれはい〜のよ うん 関係ナイナイ」

赤い傀儡「じゃ〜思い出したらまた聞かせてくれな〜〜い〜〜?」

ロボット「また会ったらね」

赤い傀儡「会うよ」

ロボット「……」

赤い傀儡「おっ 部下が来たァ〜〜」

ロボット「部下?」

527 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 21:58:24.75 ID:hCq9xJpEO


外套男「旦那! ちったァ考えてくれや」ドスドス

外套男「路地裏を人の足じゃあブーストに追い付くのキツいんだぞ」ゼーハー

ロボット「あっ持ち主の」

赤い傀儡「持ち主ィ〜? ヒヒヒヒヒ 持ち主だってよォ〜ヒヒヒヒヒヒ」

赤い傀儡「マスタ〜! ご命令を!」

外套男「対応し辛い絡み方はやめてくれ」

外套男「あーこれ暑ィな」ガサゴソ

ロボット「……脱ぐなら着てこなきゃ良かったじゃん」

ロボット「って 亜人?」

豚鬼整備士「違う 生粋のオークだ混ざりじゃない、それにコートは支給品だクライアントからの」つ外套

赤い傀儡「見分け付かないよねェ〜〜?」

豚鬼整備士「肌! 分厚くて緑色なのは俺らだけっていつも言ってんだろ 部下のことだぜ」

豚鬼整備士「ど〜でもいいことはすぐオツムからポロっといくんだからよぉ 隊長」

ロボット「隊長……?」

豚鬼整備士「こんなんでって思うよな 傭兵だったら普通社長とか代表とかだろ呼び方にしても」

赤い傀儡「仕事はど〜したのかねェ〜〜」

豚鬼整備士「あっそうだよそれそれ 減俸かなァ」

赤い傀儡「あ?」

豚鬼整備士「スマン旦那しくった」
528 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/10(土) 22:01:16.55 ID:hCq9xJpEO


「ううん ちゃーんとしっかりやってくれたよ」


豚鬼整備士「屋根の上ですー……」

赤い傀儡「何がよ〜」

ロボット「……! ハーフィっ?」

半鳥「ハンター君!」チャキ

赤い傀儡「マジか」take cover

豚鬼整備士「おい!!」summon ARMORED PLATE


ズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーンズギュゥーン
ガギンガギンガギンガギンガギンガギン


ロボット「召喚魔法? 鉄の板……」

赤い傀儡「うちのエンジニア自慢の魔導鎧用装甲板〜〜 トラックの荷台に魔方陣彫って跳ばせるようにしてんの〜〜〜〜」

豚鬼整備士「連れてったら撃たねーって約束だったろ!」

半鳥「そんな鉄板出さなくたって当たらないように撃ってましたから それに」

半鳥「初っぱな脅してきた誘拐犯と何か約束して守るフツー? 律儀に オークさん」

赤い傀儡「や〜無理かな」

豚鬼整備士「主犯格」

半鳥「放して 早く」summon GOLEMs

バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

ゴーレム「  」block front
ゴーレム「  」block rear

豚鬼整備士「使役召喚 バカ学生みたいなナリして……」

赤い傀儡「挟み撃ち〜〜? こりゃ参ったね〜〜〜〜」

豚鬼整備士「ぬかせよ」

ロボット「あの ハーフィ……」

半鳥「潰されたいッ?」reload
529 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 08:20:41.81 ID:xMRYTp5d0
乙!
とりあえず、壊された工具箱と工具代だな。逃げられなければだけど
530 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 12:22:57.82 ID:SuWfBU7A0
とりあえず、赤傀儡のCVは主任で安定?
531 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/06/11(日) 21:26:00.30 ID:kmBh1X0C0
バカ学生みたいなナリってどんなんさ?
532 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/12(月) 17:41:25.54 ID:/4YfBT7G0
依代ついでに魂魄まで一辺に砕く方法も知ってるしすぐ出来る
地味にヤベーっスね
533 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/06/13(火) 23:26:39.28 ID:JBMBlA/oO

赤い傀儡「デミ子ちゃ〜〜〜〜んやたら急かすじゃな〜〜〜〜〜〜い?」

半鳥「……ん、そこの傀儡が喋ってるの?」

豚鬼整備士「何だ旦那」

赤い傀儡「ヒヒヒヒ 二重召喚とは恐れ入ったけど〜〜」pray BLAZING COLUMN

ドグォォォオオォオォオォォオオオオオオオン

ゴーレム「  」ボロッ…

半鳥「ちっ」ズギュゥーンズギュゥーン

豚鬼整備士「っぶね!」plaaaaaaaate

赤い傀儡「随分脆〜いお人形だことォ〜〜〜〜こんなんなら何百匹でもボ〜コボコ喚べそうだ〜〜わね〜〜〜〜ェェ〜〜〜〜〜〜」

半鳥「(傀儡入ってると魔力通し難いのにあの威力 ハリボテでも石は石なんだけどな けど)」

半鳥「ドリアードちゃん!」つ枝

ゴーレム「」シュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

ドリアード「持たせといて正解だったわね」スゥ…
ドリアード「苗床あるとラクでいいわ」

半鳥「柔らけーってか はいはい」

豚鬼整備士「ツタで壁作る気だ 旦那!」

赤い傀儡「モテモテじゃんね〜〜坊っちゃ〜〜〜〜ん?」pray BLADED BURNER

ドリアード「!」

シュゴォォォオオオオオォォォォォォォォォォォォォォォーーーーーーーーーーーーー

灰塊「   」

半鳥「(土塊ごと蔦を燃やし飛ばした スゴい勢いの火を両手で剣みたいに振ってる――)」double tap

ドリアード「傀儡のクセに」bind VINE

赤い傀儡「しェえァらッッ!!」ジュバババババババ

ドリアード「――成程 捕まえに来るんだから自分はファイヤーダンスしてるだけで良いと」

ドリアード「なら これでどう」pray GUST

ビュォォオオオオオオオォオオオオォオオオオオオオオオオオオオオオオッッッッ

ロボット「ぅわッ!」ゴロ

赤い傀儡「突風……」ボボボボ
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