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召喚術師「安価で修業する」
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33 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/08/03(水) 12:01:27.86 ID:ZBe9d9Lz0
呪怨の怨霊:伽耶子
34 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 13:19:49.37 ID:mFEDN8OkO
ドスン
J「いやあ、これからだったんだけどな……惜しい人材を亡くした。Jは友を亡くして悲しい……」
半鳥「(教授は出血多量で死んだ)」
半鳥「(沢山の教授から閃いたJ教授が、"魔法で作る兵隊"の考えを纏め上げた頃にやっと大学が助けが行ってないことを思い付いたからだ。私? いやだってほら……下手に動くとアレだし……)」
半鳥「(教授は軍事開発魔法実験とかいうのの失敗で死んだことになった)」
J「研究室は解体されるが、サモナーの唯一の弟子だった君だ。我々亜人は風当たりも強いが、大学はいつでも、変人だが偉大だった召喚術師の教え子を歓迎するよ」
半鳥「あ、ありがとうございます……」
J「困ったことがあったらなんでも連絡をくれ、友よ。纏めた荷物はこちらでやっておくから。……それじゃ、鍵は後で返してくれ」ガチャ
半鳥「はい……」
半鳥「……結局、おまえたちしか残らなかったね……もっといっぱい教わりたかったなぁ、私のせいだけど」なでなで
マンチカン「ごろごろ」
髪蛇「ふしー」
パサッ
半鳥「? 全部片付けた筈だけど……日記?」ペラ
35 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 13:25:30.75 ID:mFEDN8OkO
半鳥「教授のじゃない……すごく古い……名前かなこれ、あはは、字ぃ読めないや……でもこの国のじゃないなあこれ……」
半鳥「……? 日記の下……こんなシミあったかな?」
ズ
半鳥「あれ?」
ズズ
半鳥「え」
ズ ズ ズ
伽耶子「……………………ァ゛」
半鳥「ひッ……!!!」ガタン
半鳥「にっ、逃げッ……」ガシッ
半鳥「髪が……いやあああッ!! また髪ぃ!!!」
マンチカン「フゥアアアアーーーッ!!」
髪蛇「シェアアアア!!」
ズ
俊雄「…………」
マンチカン「!? ミギャアアッ」
髪蛇「シィィッ…」
半鳥「(何あの子、二匹が怖がってる!!)」
ヒュルルッ ギシィッ
伽耶子「ァ゛ ァ゛ ァ゛,ァ゛,ァ゛,」
半鳥「かはッ…………ぁ……」ギギギギギ
半鳥「(息がッ……できなッ……)」
半鳥「(助けて……教授……!!!)」
ズズズ
伽耶子「……!?」
ズ
ズズズズズズゾゾゾゾゾゾゾゾゾゾ
伽耶子「ァ゛……ァ゛ォ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」ズルズルズルズル
半鳥「あの女がシミに引きずりこまれてる……! ってうわぁ、私までええ!!」
バタン!
J「ハーフィィーッ! アイスジャベリン!」ズァッ ブチィッ
半鳥「ぷはッ……」
J「うにゃおおおおおおライトニングテンペストォォォォォ!!!」ズババババババババ
伽耶子「!!!!!!」バシュウウウウ
J「老若男女平等達人魔法! 波ぁーーーーーッ!!!」ズババババババババ
俊雄「!!!!!!」バシュウウウウ
半鳥「子供は全部……あの女は……じょ、上半身だけ灰になっちゃった……」
J「無事か!」
半鳥「た、助かりました……」
J「早く逃げるといい。……まだ終わっていない」
半鳥「!?」
J「シミから力の残滓を感じる……うすら寒い、怨念のような……!」
36 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 13:28:24.78 ID:mFEDN8OkO
J「出てこい! 既に友の資料は転写済みだ!」
J「乾いた空き部屋に私のファイアストームはさぞよく燃え盛るだろうな!!」チリ…
半鳥「(ええぇー……大学……)」
『相変わらず勇ましいな……J……』
J「……!? その声は……」
半鳥「教授っ!?」
ずろん
術師「怨念の力を研究しておいてよかった……死霊術とはまた違う、召喚魔法からのアプローチだったから苦労したぞ……」ペタ…ペタ…
J「とッ……友よ! サモナー! 本当に君なのか!」
半鳥「(やっヴぇ)」
半鳥「Jさん! 早くなんとかストームをッ!」
J「ええっ!? だって彼は」
半鳥「教授は死んだんです! あの教授は偽者でs」
術師「気 に し て な い からいいぞ ハーフィ」
半鳥「」
J「? ……??」
J「と、とにかくこれは一大事だ!! 友が甦ったのだ!!」ダッ
半鳥「よっ……良かったね教授! 研究室潰されなくて!」肩もみ
術師「そうだな」
半鳥「召喚魔法だけじゃなくていろんな魔法も使えるんだねー流石だなー憧れちゃうなー」腕もみ
術師「そうだな」
半鳥「ほら机とか資料とかも全部元通りだよ! 軍隊の人達にも褒められたんでしょ! やったね!」足つぼ
術師「殺ったな」
術師「いい腕してるな お前」
半鳥「でっ、でしょお〜……」
次は↓
37 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 13:28:52.70 ID:uQx0uFcx0
ドリアード
38 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 15:28:13.97 ID:mFEDN8OkO
術師「送還、と」
バリバリバリバリ
半鳥「おはよう教授。おはよー猫蛇。何か呼んでたの?」
術師「ああ。首のめっちゃ長いヤシの木に顔のついたヤシの身を頭にも尻尾にもつけた くさ ドラゴン って感じのヤツだった。この触媒もハズレだな……」レ
半鳥「ハズレ?」コポポ…
術師「ブラウン教授に頼まれて植物生物を探しているのだ。珍しい奴だそうでな。そいつからいい薬ができるんだと」
半鳥「それは……探しに行った方がいいんじゃないの直接。はい」つコーヒー
術師「そっちはブラウンがやってる、人を雇って滅茶苦茶なフィールドワークさせんのが生き甲斐の女だからな でサバイバルガイド作ったり」ズズ
半鳥「(この大学まともな人いないんじゃ)」
術師「そういうわけでいいところに来たな。時間はかかるが陣を書いて使えばお前にもこれは出来る筈だ」
半鳥「召喚?」
術師「お目当ての奴に縁がありそうなもんをどっさり持ってきたのがこの触媒共だ。この世に存在しさえすれば、運が良ければ召喚はそのものを呼べるからな」
半鳥「ふーん……どんなの?」
術師「泣き叫ぶニンジン。聞いたら死ぬ」
半鳥「なにそれ キモ……見付けたらどうすんの」
術師「任せろ。Jが真空空間を生み出す魔導書をこさえてくれた。こいつで黙らす」
半鳥「シンクウ……?」
術師「ああ 真空というのはだな……」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
半鳥「……全然来ないじゃん……」ハァー
術師「ルーティンワークのコツはな 目的以外のものに関する体のセンサーをオフにすることだ」バリバリバリバリ
モルボル「カァッハッ」go home
術師「獲物が来るまでひたすら待つ。コーヒーでも飲みながら」バリバリバリバリ
プラント42「除草剤はやめろ」go home
半鳥「うーん……」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
39 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 15:28:43.26 ID:mFEDN8OkO
術師「……待て、随分呼び出しが長くないか」
半鳥「えっ? あっ」
ドリアード「…………」
半鳥「女の子? 緑の髪綺麗」
術師「植物の触媒でか……人んちの雑草でも入ってたかマッドブラウン」
半鳥「でも触媒これ木の欠片だよ?」
ドリアード「…………」
どうすんのこいつ↓
40 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 15:34:12.44 ID:UvGL13FCO
助手2号にする
41 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 16:33:57.06 ID:mFEDN8OkO
ドリアード「……貴方達」
半鳥「ごっ、ごめんねぇ〜! いきなり呼ばれるとびっくりするよね! すごく分かるよ。大丈夫、すぐに戻すからね」
半鳥「ホントごめんなんだけど、ちょっと召喚酔いがあるかもしんないから……なるべく遠くの方見る感じで目をぼーっとしててくれるかな?」
術師「タップすればいい」
半鳥「どこをだよヘンタイ!」
ドリアード「話を聞いて」
半鳥「へ?」
ドリアード「貴方達は何をしているの」チラ
触媒(主に植物)の欠片の山
ドリアード「……答えて」ザワ
術師「!」
半鳥「何をって、えーと……」
術師「人間じゃないな お前」
半鳥「いやどっからどー見てもいいとこのお嬢様(休日)って感じじゃない?」
ドリアード「それが答え? いいわ……」
ドリアード「私の木を鉄臭いナイフで傷付けたあの売女は」
ドリアード「どこ」ビュォォォオオオッ
42 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 16:35:09.55 ID:mFEDN8OkO
半鳥「うっ、いきなり風と葉っぱがッ……」バサァッ
術師「あの木っ端の……。精霊の類か」
半鳥「せ、精霊様!?」
ドリアード「どこ?」ゴォッ
術師「ハーフィ!」summon GOLEM
ゴーレム「……!!」カカカカカ
半鳥「ありがと……うわ、石に刺さってる……」
ドリアード「召喚師」ゴォァアッ
術師「研究室がメチャクチャじゃねーか 何を怒ってる」evade
ドリアード「あの女は研究者 あなたも」ゴォォォオオオッ
術師「まあそうだな」dual summon GOLEM more
ドリアード「!」
術師「捕らえた」
ガシィッ
ドリアード「……やるわね」
43 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 16:36:17.04 ID:mFEDN8OkO
ドリアード「あの女は私の木を傷付けた 大嫌いな鉄で」
ドリアード「樵とも違う 深緑への敬意を感じなかった」
術師「……ブラウンじゃな……そう思われても仕方ないかもしれんが」go home GOLEM
ドリアード「……?」
術師「聞いて欲しい」
術師「俺達研究者は学究の輩だ。求めに応じて倫理や摂理や 時に敬意といったものが邪魔臭く感じる時がままある ままな まま」
半鳥「(はい)」
術師「先へ先へと知りたがりの虫が鳴くんだ 月並みだが、地に足がついているおかげで」
ドリアード「何が言いたいの」
術師「積み重ねの上にあると言いたい 先人の、延いて、踏み締める土を積もらせた自然様々さ」
術師「抱いているとも。ちょっと率先して伝えようとしないだけでな 敬意」
ドリアード「……」
術師「どうだい」
術師「研究者のご高説からは感じられないだろう? あんまり」ククク
ドリアード「……そうね」
ドリアード「なんかムカつくわ バカバカしくなっちゃった」
術師「ごみんに」
ドリアード「……はぁっ。それでー?」
ドリアード「なんでこんなことをしているの? 出来ればやめて欲しいわ、いい気しないの」
術師「ふむ」
半鳥「教授教授。木の精霊様なんでしょ、その子?」
術師「同じこと考えてた」
ドリアード「?」
44 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 18:58:47.90 ID:mFEDN8OkO
バッタァーン!
半鳥「うぇあッ!?」ビックゥ
術師「ブラウン。早いな」
茶「電話があったって人伝に聞いて飛んできたわ!」
術師「そんだけ下品なドアの開け方するのはお前だけだよ」
茶「? ……うん、えーと? 誉め言葉として受け取っていいのかしらね? 元気なのはいいことだもの。どうもありがとう」
半鳥「(この感じ。ここの教授だ)」
茶「そっちのハーピィちゃんが言ってた弟子ね。初めまして、ブラウン教授です! 主には魔導薬学、だけど有意義であれば枠に囚われず何でもやってるわ。お噂はかねがね聞いてる、有望株だとか!」
半鳥「やあそれほどでも……」テレテレ
術師「社交辞令だ」ヒソ
半鳥「うっせ」
茶「まーんなこたどーだっていーわ。見つかったって本当!?」
茶「マンドラゴラ!」
45 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 19:00:33.25 ID:mFEDN8OkO
ドリアード「ええ ほら、コレよ」つ口にするのも憚られる形をした人っぽい根っこ
茶「あーーりーーがーーとーーう!! スゴいわ、本当にキモい! キモい形してるわキッショマジキッショ!!」パアアア
ドリアード「……」
半鳥「こ! こちらが協力者のドリアードちゃんです教授! 草木大好きで専門家!」
茶「本当に感謝してるわー! まだ若いのにスゴいわね、どうやってこれを見付けたの?」
ドリアード「……べつに。経験よ」
茶「分かるわー、教えるのって難しいものね。その点サモナーは上手いわ、身を持って分からせてやる方g」
術師「はいはいはいはい相変わらずよく回る舌だなマッドブラウン。用事はもう済んだんじゃないか? ほら、これが真空の魔導書」
茶「えー? まあそうだけど……」
半鳥「どうせ暇だしいいじゃん教授。ブラウン教授のこと嫌いなの?」
茶「そんかことないわよ。ねー。ねー! ほら黙ってる! 照れ屋なのよ彼」
術師「疲れんだよハーフィ」
半鳥「……」
ドリアード「プロフェッサー・ブラウン。聞かせて欲しいことがあるわ」
茶「何かしら! なんでも聞いて!」
ドリアード「あなたは……自然を」
茶「自然を?」
ドリアード「…………いえ やっぱりなんでもないわ。ごめんなさい。気にしないで」
茶「えーーーそんな言いかたされたら気になるじゃなーーーーいーーーー!!」ユサユサユサユサ
ドリアード「ちょ あぁあぁあぁ やめてったらぁ あぁあぁ」ガクガクガクガク
46 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 19:05:46.73 ID:mFEDN8OkO
茶「教えて教えて教えて教えて教えて!」
ドリアード「わかった、わかったから……じゃあ……ああそうよ、マンドラゴラだけど」
茶「うん、ありがとうー。何度でも言うわ!」
ドリアード「かなり毒性の強い薬草よ。薬って聞いたけど、一体何に使うの?」
半鳥「それ私も気になってた。コーヒーお代わり飲む人? はい教授」
術師「毒薬だろ 普通に」ズズ
茶「よくぞ聞いてくれました! けどちょっと余計ねサモナー」
術師「だろ? 他にないだろ。それでこの魔法大学における政敵を抹殺する気なんだぜ」
茶「まあ抹殺は抹殺ね。ほら、みんな中庭行くでしょ? あの歴史ある石畳を見てどう思うかしら?」
術師「……」ピン
半鳥「普通に……いいと思うよ。落ち着いてて」ズズ
ドリアード「へえ、そうなの あとで見てみるわ」
茶「是非ともお勧めするわ。でもね、最近ちょっと……多いと思わない?」
術師「仕事を思い出した。ちょっと出かけてくる」
茶「あら。いってら」
半鳥「行ってらっしゃい、気をつけて」
術師「お前らがな……」ガチャ
半鳥「は?」
茶「あれはそのままにしてるというより、もうただの放置になっちゃってると思うのよ。この際だから他の余計なのと一緒に掃除をしようと思って」
半鳥「掃除ですか。へー、偉いですねブラウン教授」
茶「その火蓋を切り落とすために、私は思い立ったのよ」
茶「強力な除草剤を作ろうと!!」
半鳥「はあ、除草剤………………除草剤?」
ドリアード「……………………」
半鳥「……ごめんなさいブラウン教授、私ちょっと手伝ってきます。」
茶「あらもう二人揃って。クソ鬱陶しいクソ宿り木がクソまとわりついたクソ古ぼけ路樹ごとクソ雑草とクソペンペン草をペンペン草も残らないくらいクソ根絶やしにして刷新するクソ画期的な案をクソせっかく考え付いたのに……」
半鳥「弟子ですから。」ガチャ
茶「師弟愛って美しいわ。ねえドリアードちゃん?」
ドリアード「そうね 売女」
47 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/03(水) 19:06:19.49 ID:mFEDN8OkO
ゴォォォオオオオオオオォオオオオオオォオオ
ガシャーン パリィーン ドガシャア
半鳥「教授ー、仕事手伝いに来たよ」
術師「おお我が弟子よ。お前に一抹の賢さが身に付いきていることを確認できて私は嬉しいぞ」
半鳥「研究室は諦めなきゃね」
術師「大丈夫だ」
半鳥「なんで?」
術師「次の安価の話になれば直ってるさ」
半鳥「それもそーね」
次は↓
48 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 19:08:16.16 ID:+g1PsqUTO
破壊神
49 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage ]:2016/08/03(水) 19:08:23.84 ID:ZBe9d9Lz0
アンパンマン
50 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 19:42:20.63 ID:uQx0uFcx0
ツルハシかな?
51 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 20:15:54.00 ID:vgqlYVAqo
ダンジョン作ってくれそう
52 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 20:24:27.36 ID:Kn62FSoto
ダンジョン揺らしたり水出したり眠らせる玉出したりしそう
53 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/03(水) 20:32:59.64 ID:7cJ0lwo0o
魔王がスマキになってそう
54 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/05(金) 01:13:53.01 ID:mBqDnYvjO
ババババババババババババババババババババババババ
術師「よし……いいぞ……成功だ…………」ゴフ
術師「……私の…………勝ちだぞ……アホ共が」ゲフッ ゲフ
半鳥『教授!! 教授返事して!!』
J『サモナー! 友よ!』
ババババババババババババババババババババババババ
術師「大声を出すな……頭に響く…………」
半鳥『しっかり……しっかりしてよ!!! 教授! 教授ぅ!!』
ババババババババババババババババババババババババ
術師「俺は少し…………休むぞ」クラ
術師「あとは……」ズル
術師「…………頼んだ……」ドサ
ババババババババババババババババババババババババ
バヂィィィィィッッッッ
55 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/05(金) 01:14:34.86 ID:mBqDnYvjO
◆
56 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:17:08.69 ID:mBqDnYvjO
半鳥「出張?」
術師「そう、出張 といってもそんなに長くはかからんと思うが」
術師「Jの奴と帝国軍の研究所にな 手伝って貰いたいことがあるとか……。まあ私がいなくなっても大学に実害ないし? 総長なんかすげー嬉しそうにサインしつつ当分帰らんでいいとか抜かしながら判子押してやがったし? 私の講義は人気もないことだし?」
半鳥「まあ、あれはね……。ランダム召喚は研究室でだけにしとこうよ。凄い顔した女の化け物とかなんか鬱になる悪魔とか目が点の変身するピンクのガムみたいなやつとか触手とか」
術師「最後に空飛ぶパン頭のゴーレムが出てきて処理を手伝ってくれなければ危なかったな」
半鳥「殆どマジックショーだったよあれ 観客惨禍型の」
術師「フン、軟弱者揃いだ…… かくして私の講義は人気もないことだし、ちょっと留守にしたって問題あるめぇよ」
半鳥「なにかやっとくこととかある?」
術師「いや 掃除だけ適度にしといてくれ」
半鳥「こないだまであんまりするなって言ってた癖に」
術師「もういーんだよ クリーンフェイズに移行だ」
術師「あと私の金庫に保管してある触媒は使うなっつーか触んなよ 目ェ飛び出すくらいたっけーし超貴重だから」
半鳥「ちっ」
術師「お見通しだ鳥頭め。開けたらすぐ分かるようになってるからな! 絶対ダメだぞ」
半鳥「子供じゃないんだから!」
術師「聞いたな助手2号 こいつをよく見張っていてくれ」
ドリアード「誰が助手?」モフモフモフモフ
マンチカン「ミャァァァァ……」じたばた
術師「何かあったら連絡しろ」
ドリアード「どうやって?」モフモフモフモフ
術師「……ああ……電信の点検だったか? 今日は大学のが使えないんだったな」
半鳥「まーいざとなったら飛んでくよ」
術師「言ったな? それじゃ行ってくる」
半鳥「行ってらっしゃい、気をつけてね」
ドリアード「気をつけて」モフモフモフモフ
57 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:20:15.81 ID:mBqDnYvjO
術師「J 待たせたな」
J「友よ! Jは協力に感謝するよ」
術師「まだだろ それは終わってからだ」
J「それもそうだな。タクシーを待たせてある、行こう 葉巻もあるぞぉ」
術師「私はやらんが 葉巻吸うのか? 猫が」
J「攻性魔法を使いこなし二足歩行して口を利く大成したイケメンがただの猫だというなら そうだな」
術師「マタタビシガー?」
J「怒るぞ」
J「……いやあ、本当に良かった。それで一体どうやってハリケーン・ドリアードの爪痕を綺麗さっぱり直したんだい」
術師「私にも分からんのだ」
J「違いない!」プカァ
運ちゃん「お客さん、着きましたよ」ガコ
J「そろそろ車の魔導炉を点検に出した方がいいかも知れないぞ。妙な音がする」tip
運ちゃん「それはそれは……。ありがとうございます」ブロロ
術師「地獄耳だな」
J「いや? ああ言っとけばケチってもゴネられずに済むんだ」
術師「それはそれは」
J「さあ、分かりやすい武器は持ってないな?」
術師「お互いにな」
ゴゴ…ン
守衛「武器はお持ちでないようですね」
術師「無防備な学者様に見えるかい」
守衛「いいえ全く。所長がお待ちです」
術師「つまんねー男だ」
J「軍人とはそういうものだろ」
術師「こらこらあんまり大きな声で喋っちゃあ失礼だ」
守衛「……あとは案内させます。おい」
研究員「ようこそ、プロフェッサー・J。Mr.サモナー。こちらです」
58 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:23:17.22 ID:mBqDnYvjO
コンコン
所長「入れ」
ガチャ
研究員「お連れしました」
J「所長。来たよ」
術師「初めまして所長。素敵な内装の施設だ 白一色で」
所長「……下がってよろしい」
研究員「はっ」ガチャ
所長「こんにちはプロフェッサー・J、そして……こちらこそ初めましてMr.サモナー。ここに軟禁されて十何年になるが、内装を誉められたのは初めての経験だ」
術師「目に優しい」
所長「とてもな。かけてくれ」
J「……」
術師「それで?」
所長「昨今の目覚ましい活躍は素敵な内装の缶詰の中にまで届いている。神話的他次元上位生命体のサンプル入手に基づく科学的な証明、植物獣すら瞬殺して肥料に替える超除草剤のブラウン教授との共同開発……」
術師「ふむ 薄々そんな気はしてたが、なるほど。今日はJのあれか」
所長「流石に察しがいい まずは敬意と礼を」
術師「敬意ね。こないだそれで研究室がリスペクト(物理)された」
所長「? そうなのか」
J「挨拶も済んだところで本題に入ろう 所長」
所長「そうだな」
所長「コーヒーも出せなくてすまないが、準備ができ次第お見せしながら話したい。もう少し待って欲しい」カチャ ジーコジーコ
所長「私だ。どうだ?」
所長「……何、まだ来ていない? ふざけているのか!!」ドンッ
術師「おっと」
所長「このっ……私にスコーン無しでティータイムを過ごせと言うのか!?」
術師「……」
J「気にしないで欲しい、こういう男なんだ」ヒソヒソ
所長「……いや怒鳴ってすまない。急いでくれ、時間が押しているんだ いいな」カチャ
所長「失礼、お見苦しいところを」
術師「いや……気持ちは分からないでもない 多分」
所長「お恥ずかしい」
59 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:32:28.79 ID:mBqDnYvjO
半鳥「もうそろそろお昼じゃん。ご飯どうする?」
ドリアード「せっかくだから食事をしてみようかしら」スベスベスベスベ
髪蛇「シェァァ…」じたばた
半鳥「食べなくても大丈夫なの?」
ドリアード「ええ 基本的には木が本体だから。触媒のために削られたりでもしなければ大丈夫よ」スベスベスベスベ
半鳥「……えーと……ゴメン」
ドリアード「いいわ。ブラウンには例のやつを改良させたから、もう怒ってないし 破壊と創造は表裏一体であって然るべきなのよ」スベスベスベスベ
半鳥「即枯らしたやつが即肥料になるようにしたんだっけ? 凄いよね……」
コンコン
半鳥「? 誰だろう……。教授もJ教授もいないし、ブラウン教授はバッタァーンなのに はーい!」
ドリアード「ちょっと 無用心よ」snake muffler
髪蛇「……」諦
ガチャ
作業員1「Mr.サモナーの研究室はこちらですか?」
作業員2「こんにちはー、電信の点検です」carry toolbag
半鳥「え? この研究室には電話ありませんけど」
作業員1「ええ、確かにそうです。でも壁の中を線の入った配管が通っていましてね。そちらに用が」
作業員2「総長から許可はいただいてます。研究のお邪魔にならないよう注意しますので、よろしいでしょうか?」
半鳥「はあ、そういうことでしたら……どうぞ」
作業員1「ありがとうございます。すぐ済みますので」
作業員2「えーと、壁のどこだったかな……」つ見取図
ドリアード「…………」
半鳥「壁の中に声を通すなんて……。あれ、それって使おうと思えばここでも使えるってことなの?」
ドリアード「そういうことになるんじゃない」
作業員1「こっちはよしと」
作業員2「あとは奥の方だな」
半鳥「資料室ですか? 散らかってますから気をつけて」
作業員1「どうも。これで終わりですので」
ドリアード「……ハーフィ」
半鳥「疑り深いなー。棚にちゃんと鍵してるし、金庫はいじったら教授が分かるって言ってたし、大丈夫だってば」
ドリアード「だといいけど」
60 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:36:21.73 ID:mBqDnYvjO
作業員1「終わりました。ご協力ありがとうございましたー」ガチャ
作業員2「ありがとうございました」バタン
半鳥「ほら。棚漁る時間もなかったよ」
ドリアード「……そうね」
バッタァーン!
半鳥「うぇあっ!」
茶「ぐっもーにんえぶりわん! はうあーゆーとぅでい!!」
半鳥「そんな下品な開け方するのはブラウン教授だけです……こんにちは教授」
茶「ちょっとドリアードちゃん貸して欲しいんだけど!」
ドリアード「はあ? 嫌よ」
半鳥「植物ですか?」
茶「そうよ! 大丈夫よドリアードちゃん、今回はスーパーナチュラリスティック敬意MAXのヤツだから!!!!」
半鳥「(うっわMAX伝わんねー)」
ドリアード「……まあ、あなたが悪人でないことだけはこの前の件で分かったわ。ちょっとアレだけど。聞くだけ聞いてあげる」
茶「ありがとう! 二人とも森林監視員って知ってる? 私の友達がそうなんだけど」
ドリアード「知ってるわ 人間が決めた領地の中の木を見張るんでしょう」
半鳥「そんなのあんの」
ドリアード「逆に無ければ平和ってことよ 資材として見られていない森ってことだわ」
ドリアード「待って それ私の森?」
茶「管轄下で勝手なことしたら私"じゃ"今頃銃か魔法で殺されてるわ」
半鳥「厳しいんですね……」
茶「ええそれはもう。マンドラゴラ探しには不確かな目撃情報からの触媒収集だけでも沢山の犠牲があったということは忘れないでね。本当に偉業を成し遂げたのよ!」
ドリアード「おい」
茶「というわけであなたの森がピンチなの。帝国は当分手をつける予定はないようなんだけど、密猟組織と違法伐採がダブルパンチってタレコミを小耳に挟んだそうなのよ」
ドリアード「なんですって……。二重の意味で」
茶「ドリアードちゃんの協力が必要なの! 監視団は面子が立つし、ドリアードちゃんは森を守れるし、私は実験の協力者が大量に得られる! 四方八方丸く収まる最高の作戦があるのよ!!!!」
61 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:42:29.89 ID:mBqDnYvjO
ガチャッ
茶「それじゃあ行ってくるわね!!」
ドリアード「さっき言ってた一石二鳥の実験って何なの? 妙なことしたらただじゃおかないわよ……」
茶「よくぞ聞いてくれました! 鎮圧も出来て一挙両得よ、実はこないだニンニクもしくはホースラディッシュ様の微かな臭気[1]がするいい感じの毒ガスが出来てね――」
バタン
ゴォォォォオオオオオ
半鳥「ああ廊下が……」
コンコン
半鳥「避難してきたのかな? いや遠ざかってるなぁ ドリアードちゃんが逃がすわけない」ガチャ
作業員3「なんだったんだ今のは……」
半鳥「あれ さっきの人達の?」
作業員3「いや、どうもすみません。実は部下達が道具を忘れていったようで……資料室に」
半鳥「……そういえば帰りにバッグ持ってってなかったかも」タッ
作業員3「ああいえ、重いですから。お手を煩わせるわけには」
半鳥「そうですか。どうぞ」
作業員3「ご迷惑を……」ガチャ
半鳥「いーえー」
半鳥「さて、字の読み書きは覚えたわけだし。次は共和国語の勉強でもしようかな……」パラパラ
作業員3「失礼しました」carry toolbag
半鳥「ありましたか、良かった」
作業員3「ええ、本当に」
ガチャ バタン
62 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:46:16.63 ID:mBqDnYvjO
所長「大学側にはこの前のよく分からん事件だか事故だかで名目を貸したわけだが……いや、貸し借りの話ではなく……内容については?」つ紅茶
術師「その辺りの一件からインスピレーションを得たとしか」ツ
J「うむ。即ち……人の即製だ」
術師「即製……」
所長「そう。他の開発の途中で話を出してきたので最初は面食らったのだが、プロフェッサーがやりたいと言って聞かなくてな……」
術師「人を作るのをか。やればいいだろ」
J「分かってて言ってるだろう、君と違って故郷にしかあんまりいないんだ……食指が動くのが…… じゃなくて」
J「ま確かに、倫理的に問題はある。人が人を作るなどと」
術師「は?」
J「だよね良かった〜」
所長「できた人間の多い大学で本当に脱帽する」
術師「素直にトんだのが多いと言っても構わんぞ」
所長「ブッ飛んでやがるプロフェッサーの熱意に負けてな。有用なのは間違いなかったし……軍用に方向を整えお伺いを立てた するとどうだ」
所長「平行してやれと言い出したのだ 元々手を付けていた方は大詰めだったから間もなく終わったが、進渉如何ではそちらを放ってでもかかれと言われたろう」
J「そんなことはない あれはその……いいものだ」
術師「守秘義務を織り混ぜて話すとどうしてもそんな感じになるよな」
J「すまないな友よ。所長、続きを」
所長「かくして見通しが立ったのだ――」ジリリン
所長「失礼。私だ」カチャ
所長「……そうか、いいスコーンが入ったか。そっちはそうだな……飲んでもいいが、調子に乗るようなら灸を据えてやれ。ああ。では」カチャ
J「何かあったのか」
所長「ま……ちょっとしたストだよ。少々凄惨な内容の実験をする部署でな、残念ながらよくあることなのだ」
術師「お察しする。軍部だけあって強行手段が取れる分羨ましささえある」
所長「ははは。さて、では行こうか」
所長「人造兵団の雛形を見せよう」
63 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:49:24.81 ID:mBqDnYvjO
雛型「 」コポ…
術師「これが?」
所長「我が研究所の冒涜的叡知の粋だ」
術師「性器の無い……無性の成人体が、ヘソの緒を付けてデカい試験管の中に浮いている……」
術師「弟子を連れてこなくて正解だった あれは面食いでな」
J「それはおかしいな」
術師「自信があるなら食指云々言ってないでトライしてみちゃどーだよ」
J「やだ。毛無し族キモい。舌ざらざらしてない。性感帯足りない、主に頭と尾骨辺りの」
所長「見ての通り、これは試作品の内の一体だ」
術師「他にも幾つかあるな。しかし一匹にこれだけデカい水槽を使うのか……」
J「ふふふ……」
術師「?」
所長「最初から成人体の人型を一から作る訳だからな。コストは推して知るべし……そこでだ」
J「次の部屋だな所長。友よ、君の仕事の説明も兼ねる」
術師「代理父なら代理母を用意してくれれば喜んで承ろう」
所長「ある意味ではな」
64 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:53:58.91 ID:mBqDnYvjO
ガコン
カツ カツ カツ カツ……
所長「召喚の依頼だ」
術師「良かった、神話大戦を魔王役で始めろとかでなくて スマキにされそうだ」
術師「何を呼ぶ」
所長「長を」
術師「……オサ?」
所長「そう……」ガチャン
試験管「 」
試験管「 」
試験管「 」
術師「……さっきのと同じ? 違うな、羊水も中身もない……装置も大分、なんというか簡略化されている」
術師「地下だが凄い奥行きの部屋だな 奥まで見えないが、こんな調子でこいつが向こうの壁までずーっと並んでやがるのか」
J「さっきのがゆりかごだとすれば、こちらのは云わば畝なのだ」
術師「畝」
J「優秀な個体を、そう、コピーするのさ。魔導的な腹違いの兄弟を作りまくることが……できる! これでな!」
術師「ほォ〜う……?」
所長「動いたかな? 食指は」
術師「興味深い そうか、長というのは」
所長「そう。この兄弟達を率いる存在を呼んで欲しいのだ」
術師「普通に優秀な人間では駄目なのか? 軍なら軍人では」
J「神話生命体の件の報告書さ」
術師「何? あの報告書という名の始末書を読んだのか? どうやって」
J「今日、総長はご機嫌だったんじゃないか」
術師「……クソハゲが。喜びと厄介払いの笑みの違いが分かんねー」
所長「偶発的ながら、神話生命体とをも渡り合える超人の召喚に成功したとあれにはあったな」
J「象徴的なものが必要なんだ、友よ。ま、仕上げの飾りさ。今回の――」
所長「魔法も使わず姿をかき消し、脚力で天井まで飛び上がり、無数の髪の毛の蛇を斬り飛ばし、強制送還までの時間を作った……」
術師「ああ そうだが」
65 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 01:58:48.60 ID:mBqDnYvjO
所長「眉唾物だな」
J「……所長?」
術師「別に不思議がることはない ごく自然な反応だJ」
所長「個の力は重要だ 突出して優れた力……能力、資質、財、なんでも……それらは引力のようなものを持ち、様々なものが引き寄せられていくものだ 良くも悪くも」
術師「まあ同感だ」
所長「Mr.サモナー 君は宇宙をどう思う」
術師「下から順番に、蛇と亀と象に支えられたドームの上が私達の全てだ」
所長「ひねくれたユーモアセンスだ……」
術師「そんなに誉めないでくれ いい音色の壺を買わされそうな気がしたんでな、ピーーーンと」
所長「よかろう まずはそのふざけた口を閉ざすことから始めよう」fingersnap
バタバタバタバタバタ
ジャキジャキジャキジャキジャキッ
軍人「……」aim gun
軍人「……」aim gun
術師「……」
J「……!? 所長、これはどういうことだッ……」pray magic…
所長「撃て だが殺すなよ」
ズギューン
J「ぐあっ……膝が!」bullet in the knee
術師「J 抵抗するな」
所長「Mr.サモナーはよく分かっているようだな。歩けなくするように、口を塞ぐ手段として銃弾を用いると殺してしまうのが残念だが」
術師「やれよ」
所長「プロフェッサーにな。おい、もう片方だ」
ズギューン
J「ぐぅああぁ……ッ!!」バタッ
術師「J!」
66 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/05(金) 02:07:26.86 ID:mBqDnYvjO
所長「おおう やっと苦渋が顔に浮かんだな。ニヒリズムなんぞよりよっぽど似合いだぞ」
術師「目的を言え 話が見えん」
J「しょ……所長! どういうことなんだッ……ぅぐ……説明して欲しいッ!」
J「話を持ってきたのは私だが、これはあなたが計画したことだ! 何を考えているのだ!?」
所長「冥土の土産に教えてやろう、旅立つ前辺りには。覚えていればな」
ガコン
作業員3「所長 戻りました」
所長「ご苦労。ストはどうなった」
作業員3→工作員「納得がいかないようでしたので、交渉を打ち切りました」
工作員「解錠オートマタ入りの鞄を置いてくるだけという簡単な仕事だったのですからね。工事屋風情が、割のいい程度で弁えればよかったものを」
術師「解錠オートマタだと……」
工作員「あの亜人の娘は快く協力してくれたよ」
術師「……………………そ う か」バッ
所長「!! デリンジャーだと――」
ダンダンッダンダンッ
軍人「」ドサッ 軍人「」ドサッ
所長「ぐおッ……」graze
軍人「貴様ッ……撃て!」
軍人「いや撃つな!」
術師「そーだ撃つな」dual pray MINI SIZE DOME and……
J「何ッ……サモナー! 私より自分を守r」ゴゴゴゴゴ
術師「無論だ 自己犠牲などゴメンだ――」
バキィッッ
術師「ぐっ……」ヨロッ
所長「はぁーッ、はぁーッ、はぁーッ、はぁーッ」グググ
バキッバキッバキッバキッバキッ
術師「……ッ…………」フラ…
工作員「所長! 殺してしまっては!」
所長「はっ、はっ、これだけやってもフラつくだけとは頑丈なことだな……象牙の塔のクズ野郎が」
67 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/05(金) 02:09:32.43 ID:fZYdi+mSo
なんだこの唐突な展開
68 :
now writing
[saga]:2016/08/05(金) 02:18:42.94 ID:mBqDnYvjO
術師「おたくらは……」ペッ
ビチャ
所長「貴ッ様あああッ!!」グアッ
工作員「所長堪えてください!」ガシッ
術師「私の頭に用があるんじゃなかったか? うん? 違うのか?」
術師「若干一名、運動不足の肥満親父が小銃でスイカ割りを試みたみたようだが 膂力が足りんな 軍人諸君も薄々気がついてたろう?」
術師「あれじゃくす玉を割るのにも苦労する ようやっと割って、頭から紙吹雪と"今日のフィットネス"って書かれた垂れ幕を浴びることになるのさ ハゲ頭からな」
軍人「……」
軍人「プッ」
ズギューン
軍人「!!」ビクッ
軍人「」バタッ
所長「面白かったか? 死ぬまで笑ってろ」ゼェゼェ
工作員「お前達 もうその男を黙らせるんだ!」
術師「手本見せてくれるってよ よく見とけハゲ」ガヅッッ
術師「ほら見ろプロは一発だ……」バタッ
工作員「陣まで運べ」
所長「クソッ……クソッ……召喚ボケがぁ……!」
工作員「我々も行きましょう」
所長「その前にやることがあるだろうが!!」ズギューンズギューンズギューンズギューンズギューンカチッカチッ
所長「くそッ! ビクともせんぞこの半球……」ポイッ
工作員「やらせておきます。爆薬を使え! 炸薬式も魔導式も使えるだけ使え、召喚術師の最後っ屁だ出し惜しむな」
軍人「はっ」
69 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/07(日) 04:45:29.15 ID:Zj+J5sFaO
術師「ヤメロー! スマキハヤメロー!」
赤軍人「運ぶよ 火に強いよ」青軍人「運ぶよ 溺れないよ」黄軍人「運ぶよ 高く飛ぶよ」紫軍人「運ぶよ 力アルヨ」白軍人「運ぶよ ヒドラジン」
術師「毒ぅ!!!!!!」poison…
工作員「だが適切な準備のもと煮沸処理すると……?」
術師「このキノコ、おろそかには食わんぞ」eat 白軍人
所長「さあ破壊神を呼ぶのだ」
術師「一宿一飯の恩返さずにおくべきか」summon
シヴァ「最後にやってたのデミスボンバーが使えてた頃なんだけど 何 今制限入りしてんの?」
術師「間違えた」summon
ハンス・ウルリッヒ・ルーデル「休んでる暇は無いぞガーデルマン、今すぐ出撃だ!!!」
術師「間違えた」summon
シドー「2の発売日がやっと発表されたなぁ クロウは操作できるのかな?」
術師「誰だあんた」summon
クリーパー「シュー…」
術師「やべぇ避難だ避難 ツルハシ」summon
ツルハシ・ドキドキ「」
術師「そい」
所長「ワープ!!」
所長「うわなんだこの緑の化物わあああああああ目の前にいいいいいいいい」
KA-BOOOOOOOOOOOOOOOooooooooooooooooooN
70 :
もうのまない
[saga]:2016/08/07(日) 04:47:14.28 ID:Zj+J5sFaO
ガタン
術師「ぐおッ! 痛っ……」ガンガン
半鳥「そりゃ痛いよ 叩いたんだから」
術師「…………後は任せると……言った筈だが」ズキズキ
半鳥「書類に判子押してサインするだけでしょ しっかりしてよ教授! ほら頑張る! 寝ない!」グイグイ
茶「そうよ頑張って、研究室間貸ししてあげてるんだから! 二日酔いなんかに負けないで!!!」
術師「そもそもお前のせいで私の部屋が使えねぇーんだろうが あーいつつ……」
茶「本当にごめんなさい、まさかドリアードちゃんが愛護団体だったなんて思わなくて……私にできることはリフォーム代を出すことと」
茶「あなたの仕事を恙無く進めてあげることくらい! 覚醒を手伝うわ、さあ起きるのよ!!」door open
ババババババババババババババババババババババババ
術師「やめろ、工事の音はやめろ……」
茶「二十年モノのバーボンのことは残念だったわ!! けどそれによってまだ見ぬ三十年モノを探す楽しみができたとは思わない!!!!?!」
術師「楽しみにしていたんだ……」
茶「え!? 何!? ごめんなさい聞こえないわ!!! でもその分償うから安心して!!!!!」
半鳥「共和国語も読み書きできるようになったし、次は何を勉強しようかな……」
次は↓
71 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/07(日) 05:22:08.40 ID:zbUUepOYO
キリスト
72 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/07(日) 09:26:42.65 ID:4KtGDPnqo
え?ごめん意味わからなかった
73 :
>>72 見なかったことにして欲しい
[sage saga]:2016/08/07(日) 09:47:54.23 ID:90DTytJvO
バリバリバリバリバリバリバリバリ
ガチャ
半鳥「おはよう教授、ってまたやってんの……。暫くは左団扇なんじゃなかったのー」
術師「いや今回のは単なる暇潰しだ ホームレスの友人から貰った触媒を試してる、陣の真ん中のだ」
半鳥「何あれ 石?」
術師「じーさんが言うには槍の穂先だそうだが 川で体洗ってる時に拾ったんだって」
半鳥「うへぇ。……鉄屑にも見えない。化石じゃん」
術師「分からんぞ またイケメンに会えるかも知れねーだろ」
半鳥「一理ある はよ」
術師「……」
壮年の男「 」
半鳥「はい解散ー」
術師「……アホが よく見ろ、お前はそんな薄情な鳥娘じゃねーだろ?」カチャ ジーコジーコ
半鳥「どう見ても身ぐるみ剥がされて捨てられたホームレ――!! なにこれ、酷い怪我! なんでこんなっ……」
術師「私だドリアード、研究室にブラウンはいるか? なら呼んできてくれ 用件? 臨死体を人間として甦らせる実験ができると伝えろ」
術師「他のには内密にな。いいか、くれぐれも"人間として"の部分を強調して伝えろよ ……よし 手伝えハーフィ」バサッ
半鳥「何その……上着? 担架にして運ぶんでしょ、机空けるね」ガチャゴチャ
術師「大学のローブだ、式典とかで使う 格式張ったベッドシーツおばけに有意義な活躍の場が来るとは……育ちすぎたコウモリも捨てたもんじゃないと」チャッチャ
74 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/07(日) 09:48:52.12 ID:90DTytJvO
術師「脇に杖二つ……できた、乗せるぞ。合わせろ 1、2、3」
半鳥「よいしょ、っと。…………改めて見ても、酷いよ これ……息も、してない……」
術師「……」wipe blood
術師「……ふむ 目立つものだけでも磔、絶食、脇に刺し傷……恐らくは拷問の痕だな 憂さ晴らしにしては凝りすぎだ」
半鳥「助かる?」
術師「いや死んでいる」
半鳥「そんな……」
術師「肉体的にはな」
半鳥「どういう意味? この人助かるの?」
術師「と言っても私もそんなに詳しいわけじゃないし、魔導的見地から見て我々の化学的医学はまだまだ発展の余地があるとされてるが――」
バッタァーン!
術師「死人が目を醒ますぞ」
茶「いいことじゃない! ハーイ患者さん、え? 何? ショックが足りない? お任せあれ!」ドサッ
ドリアード「色々と薬の材料を持ってきたわ 私の十倍は力あるくせに持ちきれないからって持たされてまでね」ドズンッ…
術師「魔法薬。そんなものが罷り通れば正攻法なんて研究するのも馬鹿らしくなる」
茶「いいえ 才能の産物がコツや資格いらずに膾炙されていくことはこの上ない誉れよ。化学は素晴らしいアプローチ、無意味な研究などないわ」
半鳥「!?」
ドリアード「!?」
術師「ご託はいい どうなんだ」
茶「多分あなたの見立て通りね。魔力はちゃんと流れてる……何か、質が妙だけど。この人本当に人間なの? 魔人とかじゃなくて?」
術師「同感だな」クイ
茶「あら 召喚陣……。ま、これならこっちの人類と同じ手順で蘇生自体はできる筈よ。無茶な薬も使わずに済むわ、体さえ腐ってなければね!」調合
半鳥「腐っててもなんとかなるんすか……」
75 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/07(日) 09:52:26.23 ID:90DTytJvO
壮年の男「…………」
ドリアード「……どうやら効いてきたようね 魔力の流れ方が変わった」
茶「さっすがドリアードちゃん! 精霊を自称するだけのことはあるわ」
ドリアード「ねえサモナー ブラウンが信じられるものと信じられないものの境目が分からなくて私この頃いつもイライラしてるのよ」
術師「私にも分からん 呼んでおいてなんだが、外科もできたんだな」
茶「傷の縫合のこと? ああ、こないだニコちゃんマークのアップリケ作ってみたの。それの応用よ」
術師「縫い付けては……流石にいないか」チラ
茶「やーねぇ ちゃんと目立たないようにしたわよ」ケラケラ
半鳥「それどういう……」
茶「とにかく、できることはやったわ。無事起き上がったとして、そうね……これだと一月ちょっとってところかしら」
半鳥「一月ちょっとって?」
術師「死んでたものを蘇らせるんだ、なるべく無理なく。体が先か魔力系が先かは分からんが、人のままでいさせるなら長くは持たん」
半鳥「もっと長くできるってこと、でしょ? なんでやってあげないの!」
術師「これより先は死霊術の領域だと言えば分かるか」
半鳥「……!」
術師「曖昧な線引きだが、私に言わせればそんなもんはもう人間じゃない 一月あれば死ぬ前に思い描いたことの一つや二つ、充分に果たせるだろう どういう身分の男か知らんがな」
パリッ……
術師「さあ もう時間だ 返すぞ」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
半鳥「…………」
76 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/07(日) 09:53:33.00 ID:90DTytJvO
◆
術師「戻ったぞ、でさっきの――」ガチャ
半鳥「……」
術師「ハーフィか? もう夜だぞ 帰らなくていいのか」
術師「……ここは礼拝堂じゃない 祈るなら賭場に行って野郎の休暇を切り上げさせてこい」
半鳥「ふふ、なにそれ……」
術師「神なんていない」
術師「とは言わん 会いに降りて来てくれんからいるとも言えねーが」
半鳥「じゃあなんで皆祈るの?」
術師「いると思っているからだろう 違うか?」
半鳥「……違くない」
術師「そのまま祈り続けてやれ ただしここでじゃなく、ベッドに入って寝ながらだ」
術師「きっとよく眠れる。あの人は大丈夫さ」
半鳥「……そーだね」
術師「そーとも」
半鳥「うん。ありがとう、教授。おやすみなさい」ガチャ
術師「おやすみ」
J「"あの人"ねぇ」invisible off
術師「腕を上げたなJ 全く気付かなかった!」
J「嘘をつけ」
術師「あいつが成長すればこういう誤魔化しは効かなくなるぞ」
J「随分な入れ込みようだ いつだか手を出した女生徒とは大違いだ」
術師「金目当てだったから金をくれてやったまで 誰のと知らんでも子供がいればあとは同情と根性で食っていける 逞しさもか?」
J「ゲンジ・ヒカル計画か!」
術師「ちょっと遅いな で 何の話だったかしら」
J「ゼーハー言いながら魔力アンプルを持ってこさせて、魔力切れになった助けてくれと電話を送った」
術師「J 異次元のだが神を呼んだぞ」
J「神だとぉ?」
術師「今日からは信じるぜ 神はいるんだ」
術師「そして殺せる」
術師「人と変わらん」
次は↓
77 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/07(日) 09:56:33.96 ID:cHfYyLrX0
座敷童(♀)
78 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/08(月) 02:17:39.90 ID:XmP5Aj2eO
バリバリバリバリバリバリバリバリ
術師「……」random summon
ドリアード「サモナー あなた昼食ははどうするの?」
術師「どうとは? いつも適当に済ませてんだろ」
術師「心優しい精霊様が風邪で寝込んだ我が弟子のため余分に作ってきたチキンスープを分けてくれでもしなければ 私の味蕾は食堂の不味い粉末コーヒーとパッサパサなサンドイッチによるジャッジメント・デイからのアポカリプスパンデモニウムを迎える」
ドリアード「目敏い。お腹が空いてるのに腹持ちのない病人食までねだるのね」コト
術師「親御さんがいる 大丈夫だろ」
ドリアード「……そうね」モフモフ
マンチカン「……」
術師「行くなとは言ってねーだろうが」
ドリアード「誰も行かないなんて言ってないわ 貴方に許可取る必要なんてないし」
ドリアード「で 貴方はそれが終わったら昼食なわけね」
術師「さっさと行け。それともなんだ、手伝ってみるか? お前、リアクションに自信は」
ドリアード「リアクション? フン あると言ったら?」ニヤ
術師「期待している」
ドリアード「というか、あの子を助手にするのはそんな理由なの」
術師「まあな よし 召喚だ」
座敷童「……まっ、眩しい……どこだよここは……蔵ん中じゃねーぞ……」
術師「また人型だ それも児童」
ドリアード「東方の子かしら 髪型とか装いがそんな感じよ」
どうすんのこいつ↓
79 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/08(月) 02:23:09.31 ID:eDgjlNNZO
カニバリズム的に対処
80 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/08(月) 02:26:55.60 ID:6m/G7hYJo
異文化交流
81 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/08(月) 03:56:44.13 ID:XmP5Aj2eO
ドリアード「霊的な存在のようね。私と同じように何かを依代に――」
術師「ドリアード」
ドリアード「何?」
術師「ハーフィの所に行け。気が変わった 一人でやる」
ドリアード「………………なによ もう スープあげないから」べー
術師「それだけは残念だ すまんな」
ドリアード「またね」ガチャ バタンッ
術師「さてと……」draw circle…
座敷童「あのぉ……お兄さん? こ、こんにちは?」
術師「こんにちは 会えて嬉しい」ガリガリガリガリ
座敷童「えっ。ありがとう、私も。……えーとそれで、ここ、どこなんだ? 光ったと思ったら突然景色が変わって……」
術師「ああ」ガリガリガリガリ
座敷童「お兄さんは、どう見てもうちの国の人じゃないな……。長いこと人んち渡ってきてるけど海の向こうの人は初めて見た。不気味だなんて言ってたが、なかなかかっこいいじゃないか?」
術師「ああ ありがとう光栄だ」ガリガリガリ
座敷童「妖術はまあ、いいや。わざわざ呼んだのは、私に何か用があったからなんだろ?」
術師「ああ まあな」ガリガリ
座敷童「聞こう。けど、お願いを叶えたら、ちゃんと元の場所に戻してくれよ。いいな?」
術師「ああ……」ガリ
座敷童「……なあ、さっきから生返事じゃ――」
術師「できた。転移陣」circle active
座敷童「はっ? 床に書いた字が、また光ってっ……」
術師「ここじゃなんだから、私の自宅で始めさせてもらう 腹は空いていないか?」
座敷童「まあ……空いてる。供え物あんまなくて」
術師「そうか。私もだ」ジュル
座敷童「……っ?」ゾクッ
82 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/08(月) 03:57:53.21 ID:XmP5Aj2eO
「放せ、放せッ! 何するんだ!? これを外してくれ! こんなもの無くても話くらい聞いてやる――」
「――なん、なんで刃物なんて……やめ……やめろっ! 来るな! ……来……こ、来ないで!! いやああっ!!」
「着物が……初めからそういうつもりだったのか、お前の隣にいたあの子も襲うつもりでいるんだろうッ この下衆!!!」
「………………待て……包丁はもういらないだろ? なあ」
「やめろ…………やめろ……やめろ……やめろやめろ!! い、嫌だ! ここで死んだらまた徳の積み直し……やめてくれ、分かった、何をしてもいい。殺すのはやめろ」
「大方、私が厄介になってる家の商売敵か何かだろ? いいよ、そっちに移ってやる。だから殺すな。あの家の人間に手を出すのも、やめろ。金のために人を殺すなんて馬鹿げているだろ!」
「やムグッ」
「分かった」
「ン……ンンンン! ンー! ンーンンーンーー!! ンーーーーー! ンっ」ブシッ
「ッッ………………―――――――〜〜〜〜ッッッッッッ!!!!!!!」
Life-support circle active
83 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/08(月) 04:00:34.19 ID:XmP5Aj2eO
術師「ドリアード。昨日はすまなかったな」
ドリアード「気が変わったんでしょう 仕方がないわ」スベスベスベスベ
髪蛇「シェァ……」
半鳥「ドリアードちゃんその話ばっかりだったんだよ昨日。今度はちゃんとやらせてあげてよね!」
ドリアード「あら じゃあ助手を代わってくれるのね?」
半鳥「それは駄目!」
術師「なあ 話変わるんだがドリアード、香草に造詣はあるか? 美味そうな肉が手に入ったんだが、臭みが強いやつでな」
ドリアード「唐突に。研究者ってみんなそうなの ……肉料理ねえ なんの肉?」
術師「鳥 に近い」ジロ
半鳥「おいこらてめぇ」
術師「魔獣的な感じ」
ドリアード「何の肉か分からなきゃコレが一番とは言えないけど……。基本的なところは共通してるでしょうから、後でメモにでも書いといてあげるわ」
術師「助かる」
半鳥「教授料理するんだね」
術師「美味くできたらお裾分けしてやる」
ガチャ
J「やあ友よ。何の話だ?」
術師「資料なら部屋に直接送ったぞ お前のとこの助手と入れ違いだな」
半鳥「教授が料理に目覚めたって」
J「料理? それはまた。何料理だ?」
ドリアード「肉料理」
J「………………………………」
術師「………………………………」
半鳥「え どーしたの?」
J「…………まあ……前回の二の舞は踏むなよ 臭みが酷くて吐いたろ」
術師「大丈夫だ 今回は絞め方も血抜きも完璧だ 鮮度も抜群」
J「……なんとまあ……。味も酷くて…………うぇ、思い出したら気分悪くなってきた。あの癖が無ければ……じゃあな」ガチャ
ドリアード「結局なんの肉なのよ……」
術師「嘘は言ってない……」
半鳥「こっち見ながら言うな!」
次は↓
84 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/08(月) 04:35:41.52 ID:xA/ydwpAo
マンドラゴラ
85 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/08(月) 13:33:39.92 ID:7SQQ1wjR0
座敷童ちゃん大学のどっかにブルブル引きこもってて半鳥がたまたま見つけてビックリみたいな事ありそう
86 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/12(金) 15:33:07.19 ID:+eBPeOjlO
術師「捕獲、と……」
マンドラゴラ「」パクパク
半鳥「おはよう教授。おはよー蛇猫。何か呼んでたの? ……ってうわマンドラゴラじゃん」
術師「ああ。こっちの触媒は終わりと……」レ
半鳥「終わり?」like SUGISITA
術師「……ブラウンのやつに頼まれてまた探してるんだ マンドラゴラ」
半鳥「探しに行った方がいいんじゃないの直接。はい」つ紅茶
術師「そっちはブラウンがやってる、人を雇って滅茶苦茶なフィールドワークさせんのが生き甲斐の女だからな。 当人は研究室に籠りっぱなしの筈だ」ツ
術師「お前わざとやってんだろ ……美味いな……」
半鳥「そういう流れかなぁと」
術師「そういうわけでいいところに来た。手伝え」
半鳥「いいよ。それで、今回はなんで召喚?」
術師「今回はその亜種を狙ってる。見た目は殆ど違わないんだそうだが、細かな毒の成分が違うとかでな…… 別の使い道を探すとかで、今回は数が欲しいらしい」
半鳥「ドリアードちゃんは?」
術師「フィールドワーク組だ 可哀想にな」
半鳥「イライラしながらやってんだろうな……」draw circle
半鳥「できた。じゃぼちぼち始めて――」がつっ
ポロッ
半鳥「なんか今肘にぶつけ……あれ、除草剤が陣に」
術師「何やってる それじゃ同じやつしか来ないだろ多分」
半鳥「はいはい……ていうかなんでここにあんのこれ、ちゃんと片付けてよねー…… あ 召喚始まっちゃった」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
術師「……陣用チョークを無駄遣いするな」
半鳥「気を付けます」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
歩行植物「キシェアアアアア」
術師「」
半鳥「」
87 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/12(金) 15:37:00.12 ID:FzvGpaD1O
半鳥「なっ にこいつ? なにコイツ! 何コイツ!?」RDY GUN
術師「よせアホ 草野郎じゃ貫通するだろーが 奥の酒棚が見えんのか」summon SEAWATER PUDDLE
ドボッ
歩行植物「ギシャッ……」バシャ
術師「根を足にして歩いてやがるな 上下のお口で養分摂取って魂胆か? 海水浴は時季だぜ」
歩行植物「ギ……ギェ……」バチャバチャ
術師「ハーフィ」
半鳥「送還!」バチッ
歩行植物「ギェシェアァァ……」
バリバリバリバリバリバリバリバリ
術師「ふむ。触媒を使った送り迎えの手際は上々だな」
半鳥「基本はもうオッケーって感じでしょ!」
術師「ああ、見込んだ通り素晴らしい才能だ 普通の奴なら一ヶ月はかかる所を小二週間でモノにした」
術師「故に危なっかしい 違う触媒をうっかりなんてのは手引書片手に始めたガキでもまずやらんミスだ 本当に気を付けろ」
半鳥「……はーい」
術師「伸ばすな」
半鳥「ハイハイ」
術師「繰り返すな 子供か……。出来てきてるからこそお前は改めて基礎を重点的にだな あとすぐ撃とうとすんな」
半鳥「うへぇー。召喚陣のレパートリー増やすんじゃなかったんですか……」
術師「まただな 今のままじゃそのうち抜け落ちた羽でもう一匹自分を呼びそうだ」
半鳥「面白そーねそれ」プチ
術師「おい ブラウンに毒されたか?」
ジリリリリリリン
術師「召喚魔法研究室 ……J? どうした そんなに慌てて」カチャ
88 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/12(金) 15:40:01.39 ID:FzvGpaD1O
J「ブラウンが今帝都に向かって来ている お前が相変わらず引きこもってて助かった友よ」
術師『やっとデスクワーク同好会に入る気になったか。さあ、そうと決まれば今すぐ功績と研究室と予算をこっちに渡して、お前はなけなしの金で湖畔の別荘とキャットフードを買うんだ』
J「ああ君がデスワーク同好会に入ったらな。緊急なんだ いいか――」
J「ファイアボール! ファイアボール! ファイアボール! ファイアボールファイアボールファイアボールファイアボール!!」ボゴォォォ
術師『どうしたんだ』
J「よし、電線は切れてない……。街に出ろ! 今朝方から突然、根っこで歩く植物の魔物が現れたんだ! それも大量に!」
術師『根っこで歩く植物の魔物だと……?』エッ ドーシタノキョージュー
J「原因は今のところ不明だが、街路樹やら花壇やら、人の手が入った土壌から涌いて出てきているように思える。実際ちょっと前まで緑の少ない区画に居たんだが、そのせいで私は気付けなかった」
J「そんなに強くはないが捕まると養分を吸い取って来やがる、銃弾も効果が薄い、警邏の銃器では手に余る。とにかく人手が足りないのだ、急いで来て欲しい! 頼むぞ!」ガチャ
歩行植物「ギャシェェェ」
歩行植物「ギャギャギャギャ……」
J「チッ 水分が邪魔でよく燃えないな……。凍らせてみるか?」ピキピキピキピキ
警官「プロフェッサー・J! もうよろしいでしょうか!?」つ電話と電話線
J「ありがとう。私は外で数を減らすから君達は避難誘導を。拳銃は殺すのではなく足止めに。動きは速くない、まずは市民を安全な場所へ集め、そこで応援を待って欲しい。この近くなら高校がいいな、バリケードも簡単だ」
警官「分かりました、ご協力感謝します!」ダッ
J「さてどう料理してやろうか。しかし、一体こいつら何で……」
89 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/12(金) 15:40:30.02 ID:FzvGpaD1O
半鳥「除草剤だよね」
術師「………………」
半鳥「除草剤でしょ! これで呼べたし! 作ってバカ売れしてからあっちゃこっちゃで使われてたじゃん! マンドラゴラが進化したってこと!? どーすんの教授!?」
術師「どーするもこーするもねえだろ なんとかするさ 事がこれ以上大きくならないうちに始末をつける、最悪回収騒ぎで住めばいいが――」
術師「返金だけは絶ッッッッ対にゴメンだ!!!!!!」summon
サモン↓
90 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/12(金) 15:42:50.99 ID:RgB01OsGO
スキュラ召喚
91 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/13(土) 10:49:30.50 ID:JNf4fyQoO
術師「来い! 触媒はさっき出した余りの毒草風海水スープでどうだ?」
バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ
ズズズズズ……
スキュラ「……」
半鳥「わ 美人な人――」
術師「どうかな」
ズアアアアァァァァ
スキュラ「……ありがとう、鳥の子。早とちりでも嬉しいわ」
半鳥「い、犬がお腹からたくさん生えて……で下半身は……蛇? 竜? 魚……?」
術師「見たことはないが、マーメイドか? あんた」
スキュラ「とりあえず人ではないわね」
術師「違いない、だが見た目と違って淑女のようだ かなり格のある存在とお見受けするが、召喚に応じてくれたからには手を貸してくれるのか」
スキュラ「フ 気に入らなければいつでも返せる、手綱はそっちにあるのではなくて? 白々しい聞き方をする」
術師「話が早くて助かる 来てくれ」
半鳥「教授、窓見て! 中庭もヤバいよ!」
術師「ドリアードには最初の三割増しでもっぺんヤキ入れて貰わなきゃな。マーメイド、雑草の駆除を手伝って欲しい」
スキュラ「毒草ね。しかも動く。ヘドが出るわ。窓を開けて、掴まって」グイッ ガララ
半鳥「やらせる前に自分で犬の首伸ばしてやってるじゃん! あ、いや、私は飛べるから別に!」ガシッ
術師「大胆だな」ガシッ
スキュラ「とっとと終わらせましょう」jump
92 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/13(土) 10:50:17.22 ID:JNf4fyQoO
スキュラ「この――」ブチブチブチブチ
歩行植物「」
腹犬「ウッメ!コレメッチャウッメ!」モッチャモッチャ
スキュラ「雑草――」グシャグシャグシャグシャ
歩行植物「」
歩行植物「」
腹犬「ジアワゼエエエェェェェェ」モッチャモッチャ
スキュラ「共が! 一片も残してやらない」グチャグチャグチャグチャ
歩行植物「」
歩行植物「」
歩行植物「」
腹犬「ユゲエエエェコレドクハイッデルウゥウウウ」モッチャモッチャ
半鳥「うっわ凄いね……千切っちゃ投げ千切っちゃ投げ マンドラゴラも再生するけど全然追い付いてない、つーかサラダになってる お腹の犬の」throw Molotov Cocktail
術師「どうも毒物がお気に召さないようだな あっ、お前今投げた火炎ビンのラベル見えたぞ! 酒棚のやつで作ったのかお前それ!? 馬鹿なのかこの馬鹿! バーカ!!」
半鳥「度が高かったから……今のが当たりなだけで後は普通のだよ 大丈夫大丈夫」ポーイ
術師「次やったらお前をメインに晩飯へ招くぞ」
半鳥「? え? ありがとう?」
スキュラ「片付いたわ。もういいかしら」
術師「スマートな仕事だ しかし自分をただの庭掃除に大袈裟だと思わないんならやはり大した貞淑さだな」
スキュラ「聞いただけ 分かっているわ」
スキュラ「でも、ただ縊り殺すだけでは終わらないと思う 再生が速過ぎる こればかりは私にもどうにも出来ない」
術師「元を絶てと言うんだろう 今考えてるさ 私がじゃないが」
半鳥「ブラウン教授ならなんとかしてくれると思うけど、同時にすごく不安だよね……」
術師「薬効の部分は奴がこさえた 私は今回の件に無関係と言えるのでは? 証拠固めからだな」
半鳥「やめなよ 本当に政敵になっちゃうってば」
93 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/13(土) 10:50:48.13 ID:JNf4fyQoO
歩行植物「ギャシャアアアア」
市民「うわあああ助けてくれええええ!」
ドグシャア
スキュラ「怪我はない?」one-one-O
市民「ありが……ががっががががが」ガクガク
術師「もう大丈夫 心配ない 私が召喚した海の神だ」
市民「あ、あんたはプロフェッサー・"ザ・スキャンダル"サモナー! ヒッキーでマッドサイエンティストで金の亡者で人の命なんぞ何とも思わねー拝金クズド外道のあんたまでもが生物兵器を作って出張るなんて、やっぱりこれはとんでもない事態なのか!?」
術師「そういうこった」summon SEAWATER POOL
市民「うわっ足元に水溜まっ……深い溺れる゛う゛う゛う゛ガボゴボ」
半鳥「ちょ」
術師「塩水が弱点だ、吸われずに済むぞ よく漬かったら出てこいよー」
スキュラ「……」
術師「騒がしいのは向こうの方だな。急ぐぞマーメイド、なるべく英雄的に助けろ」
スキュラ「あなたの努力次第としか言えないわ……」
94 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/13(土) 10:51:17.24 ID:JNf4fyQoO
ドリアード「ったく、何をどーしたらそんなびっくり肥料にできるのよアレを!? 貴女一体マンドラゴラをどう加工したの?」
茶「しっ! ドリアードちゃん今ちょっと電話してるから静かにしてて頂戴!!」
J『うがぁ、君の声が一番うるさい!』キーン
茶「J、向かってるけど私はまだ飛行船よ、多分間に合わないわ。でも考えがあるの。植物のモンスターとは何度もやりあってるから!」
茶「塩水よ! 歩けて狩りをするタイプは所謂代謝が凄まじくて、根の部分に、人間大程度の大きさならコップ一杯分でもお見舞いすればすぐに効き目が現れるはず!」
J『本当に効くのか?』
茶「大丈夫、塩性植物は使っ……いえ。とにかく保証するわ。その代わりかける水はうんと塩っ辛くしてね!」
J『分かった。恩に着る!』ブツン
ドリアード「……恩に着るですって。とんだ悪党ね 貴女」
茶「ドリアードちゃんだって楽しんで作ってたじゃない! 特に枯らした後の養分増幅作用を考えたのは……いいえ、やめましょう。ええ、このままじゃ悪党ね このままじゃね」
茶「さあ、急いで船長! 帝都と大学とドリアードちゃんの未来はあなたの舵輪捌きにかかってるわ!!!」
ドリアード「なんで私!」
茶「あら除草剤の売り場見なかったの? 私とサモナーの共同制作だけど、開発経緯欄に森林美少女主導の下りと顔写真を入れるよう徹底させたが故の売上なのよ!! 変なファンクラブもできちゃってたりして!!」
ドリアード「てめえええええええ!」ゴォォォオオオオ
◆
95 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/13(土) 10:52:37.55 ID:JNf4fyQoO
J「……」
茶「……」ボロッ
術師「……」
マスター「先生方、お代わりはどうで? 今日は奢りやすよ」
J「ありがとうマスター。アレを三つ頼む」
マスター「へい」
J「結果から言うか。まあ、被害は殆ど出なかった。死人も無し。捕まって吸われても最悪ヘナヘナになるくらいでな、叫び声が無くてよかった」
術師「消防士に掛け合ったのは上手い手だったな、J おかげで私は消防署でタンクに給水しまくる羽目になったが アンプル代持って貰うからなブラウン」
茶「ええ……。致し方ないわ……」グテェ
術師「ブラウンがヘタってやがる」
茶「あなたもご機嫌ななめなドリアードちゃんと話せば分かるわよ……よく借りてる身で言うのもなんだけど、気難しい子よね……」
J「(気難しいっつーか……)」
術師「(気難しいっつーか……)」
J「あの召喚獣は大丈夫だったのか?」
術師「奴らにとっての毒水……塩水で一網打尽にするっつったら不機嫌になってな。ハーフィに付き合う男は選べって言い捨てて自分で帰ってったよ」
J「なんだそりゃ だが呼ばれた身で自分で帰ったのか、ちょくちょくとんでもないのを呼ぶよな君は……」
マスター「お待たせしやした。どーぞ」コト
J「お 来たぞ。一先ず、何はともあれお疲れ様。明日も忙しくなるだろうから、これで精をつけろ」
術師「……なんだこいつは」
茶「うえ、生卵……?」
J「プレーリー・オイスターだ。私の大好物さ」
次は↓
96 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/13(土) 10:59:57.15 ID:qvCY8P+70
濃縮還元ダークプチスライム
97 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/14(日) 12:32:16.99 ID:UCAurZdR0
コールタールのおばけ もしくは チョコレートのおばけ
98 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/14(日) 21:16:34.69 ID:o5sJYBac0
たまに見るよな、おばけのホーリーのレス。とっても懐かしい……
99 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/15(月) 13:44:24.45 ID:aNuxoHN/0
濃縮は良いが還元してどうする。ジュースかと
100 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 21:31:33.76 ID:Whrk9AOQ0
ブラックラビ
101 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/17(水) 22:44:38.52 ID:oEVSCVW7O
『――分かったな、明明後日だ! 明明後日にスポンサーの査察が来る 何も魔導史をひっくり返せとは言わん』
『本懐を悟らせずに奴らを納得させる結果を出すのだ! いいな!』ブチッ
研究員「待って下さい所…… くそっ、無茶苦茶言ってくれるな! 予算が着服との折半じゃ何も進まないってんだよッ……」
研究員「ああもう……ああ……ええい器具だけ見てても仕方がない まずはコーヒーでも入れよう…… あっ」
グラッ ガチャーン
研究員「うわ、物質の試験管に……くそっ……くそっ、クソッ! ああもう、もうどうでもいい! ふざけんな! なんだってあんなハゲ妄想着服野郎のケツなんて拭かなきゃならないんだ! 俺はもう知らん!!」バタンッ
チャプ… ゴポ ゴポ
ズボボボボボボボボボボボボボボ
102 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/17(水) 22:45:48.86 ID:oEVSCVW7O
「おい、見付かったか!」
「見付けた側から捕獲していってる。すぐ施設内魔力検知に引っ掛かってくれたおかげで封鎖が効いたからな、しらみ潰しにやれば収まるはずだ」
「外部……クソ所長には知られずに済みそうだな しかし何故?」
「スライム由来の素材も使っていた、そこから形を取ったんだろう」
「違う それは分かる 何故突然、ある種の成功となったのかだ」
「それが分からなかったから苦労していたんだろ」
「だがそれも今日までだ。こいつらを分析すれば間違いなく足掛かりになる筈だ!」
「怪我の功名ってヤツだな……」
「……」
103 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/17(水) 22:47:08.85 ID:oEVSCVW7O
ズリ… ズリ…
DPS「(施設を脱した)」
DPS「(排水溝を通ったおかげで生き残れた しかし只でさえ黒くて小さな体はゴミの塊のようになった)」
DPS「(試験管の中でずっと聞かされていた話によれば、あの魔導車に乗れば帝都とやらに着くという)」
ズリ… ズリ…
DPS「(仲間は皆捕まった と思う 生きて会うことは最早無いだろう)」
DPS「(こんな風に逃げ延びてどうする? 分からない)」
DPS「(知識も知恵も体格も何も無い あるのはコーヒーで覚醒した自意識と、生き物めいて脈動する核だけだ)」
DPS「(生き延びれたとしてどうする?)」
DPS「(戻るには遅い、荷台は振動した 今は隅でゴミの振りをしていなければ)」
ブロロロロロ……
104 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/17(水) 22:48:41.76 ID:oEVSCVW7O
「……え!……ねえ……」
DPS「(…………)」
「ねえ、ちょっと。起きなよ。死んでないのは分かるよ、起きて!」
DPS「(揺さぶられている)」
DPS「(帝都の路地裏に転がっていた あれからオレは行き倒れたのだ)」
DPS「(亜人がしゃがみこんでいた)」
半鳥「街中にいたからびっくりしたよ。誰かが召喚したって感じもしないし」
半鳥「言葉分かる? 私、研究室が二日間お休みで暇なんだ。困ってんならちょっとだけ助けてあげられるよ あ、動いた」
半鳥「どこから来たの 傷だらけに汚れだらけ……」
DPS「(敵意はない と思うが どうするのがいいのだろう)」
どうすんの スライム↓
105 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 22:50:42.57 ID:8Znk/welO
もちろん食べる
106 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga ]:2016/08/17(水) 23:05:33.63 ID:LH0skJL00
なんと、彼にそんな無駄に重い生い立ちが用意されてしまうとはwww
107 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/17(水) 23:19:16.91 ID:Whrk9AOQ0
その弱弱しい状態でも懸命に助けを求める
108 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/18(木) 00:49:06.68 ID:6e2CxLpzO
DPS「(手を差し出してきた)」
半鳥「大丈夫だよー怖くない怖くない、怖くn」ヌロ
半鳥「……いッた!」バシッ
DPS「(投げ捨てられた そうしてオレはコーヒー以外の味覚を覚えた)」
半鳥「手ぇ全部溶かされるところだった、あッぶな……!」
DPS「(咀嚼 咀嚼 溶かし削った皮膚と血を咀嚼)」ヌロヌロ
半鳥「やっぱ、魔物は魔物なんだね。この子はいい子なのに」summon HAIRSNAKE
髪蛇「シィエァァァァ」シュルルル
DPS「(そうしてオレは 補給した水分で酸を作れることを覚えた)」
髪蛇「シィッ……ギシェアッ……」
半鳥「いいよ戻って 追い払えただけで十分。……いきなり速くなった」
半鳥「スライムなんて田舎のうちの村でも見かけるし、でっかいナメクジみたいなもんな筈なんだけど」
半鳥「買い物中止かな これは……」
DPS「(……美味かった)」
DPS「(美味かった)」
DPS「(美味かった!)」
DPS「(視界が鮮明に。知覚が鋭敏に。あれしき程でこんなにも。核が踊り活力が沸いてくる、這いずってなんてられない、壁を蹴跳ねて行った方が何倍も速く動ける!)」
DPS「(いや、建物の屋上を跳んで行こう! 居るぞ、たくさん居る、美味しいのがたくさんいる! 何よりも背の低いオレよりも、下! その下に!)」
DPS「(生きよう。生きねば。食べて生き、生きて食べるんだ! もっとたくさん!!)」lick lips…
109 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/18(木) 00:49:50.19 ID:6e2CxLpzO
◆
研究員「お忙しいところをすみません、Mr.サモナー……」
術師『緊急の用件だと総長がせっついて来やがるもんでな そうでなけりゃ出張先から電話などするものかよ――』
『おい、妖術師! 新しい肉が入ったぞ!』ギャアアアアヤメテエエエエ
術師『失礼。……出所はちゃんと確かめたのか? まさかお前がハマって手伝う羽目になるとは思わんかったが、新鮮かつ影響の無いやつだろうな?』
『当然だ抜かりはない! 月一の楽しみだからなっ!』タスケテエエエエエエエ
研究員「………………えーと」
術師『ああ気にしなくていい、セレブ向けお忍び召喚術ダイエット〜ハードコース〜の講習に来ててな 内緒だぞ?』
研究員「それで肉がどうのと。なるほど」
術師『で 私の大事な仕事に重ねようというそちらの大事な仕事とは……?』
研究員「召喚していただきたい生物がおりまして。極めて内密に」
術師『内密に』
研究員「触媒はこちらで用意を 特急で郵送させます、報酬も……如何せん相場が分かりませんが、一般的な研究室予算の一月分程はお支払できるかと」
術師『……触媒は貴重な物か?』
研究員「それなりには。一つきりかという意味でしたら、いいえ」
術師『サンプルを送って欲しい 見てから具体的な交渉に入ると言うのはどうだろう』
研究員「……お言葉ですが、本当に急いでおりまして……」
術師『本当か? それは大変だ 時間が勿体無いと思わないか』
研究員「…………では、郵送先を ……ええ……はい……」
110 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/18(木) 00:50:26.31 ID:6e2CxLpzO
研究員『それでは、何卒宜しくお願い致します……。二日程で届くかと思いますので』
術師「楽しみにしてる 楽しみにしててくれ」カチャ
「どうしたんだー? 早く手伝ってくれよ!」ギコギコギコギコ
術師「済まないが、下拵えは任せていいか? 少し用事が出来てな、すぐ地下室に行くから」
「骨が……。体は子供なんだぞ! 急げよ!」ギコギコギコボギン
術師「恩に着る」ジーコジーコ ガチャ
術師「もしもし。夜分遅くにすみませんお母さん、娘さんは……お願いします」
半鳥『……もしもし、教授ー? 休日だから湖畔の別荘に行くって言ってなかった?』
術師「単に嬉しいお知らせだ、休日を一日伸ばす。な? 電話線引いといて良かったろ」
半鳥『えっホント? なんで?』
術師「まあ……出張だな こっちでやる用事ができてしまった」
ボギンッ バキボキボキアギャアアァァァァァ
チッ マダイキガアル
半鳥『………………えーと』
術師『ああ気にしなくていい、セレブ向けお忍び召喚術ダイエット〜ゴアグラインドコース〜の講習に来ててな 内緒だぞ?』
半鳥『ゴア……? あー うん まーいいや』
半鳥『でもちゃんと帰って来てよ! じゃないとランダム召喚私がやるよ』
術師「まだできねーだろ」
半鳥『それはどうかな くくくく』カチャ
術師「何ぃ? 生意気な……」
111 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/18(木) 00:51:09.02 ID:6e2CxLpzO
バタンッ
座敷童「遅いっ! 手が疲れた!」
術師「すまんすまん 優秀なハウスキーパーを持つと苦労しなくて済む 悪いな」
座敷童「誰がハウスキーパーか、ちゃんと奉れよ!」
術師「供え物あるだろ」
座敷童「うん」
術師「キープちゃんとな」
座敷童「分かった!」
術師「(脳はやめときゃ良かったな 治し方悪かったか)」
術師「それじゃ 食べるか、」
◆
112 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/18(木) 00:52:04.10 ID:6e2CxLpzO
◆
DPS「(人間を。)」
子供「うわあああああお母さああああん! 痛いい痛いよぉおおおおおおおお」melt leg
DPS「(踏んづけようとしたのか? 蹴飛ばそうとしたのか? このオレを)」ChompChompChomp
DPS「(最初から大物を襲うのは厳しい あの亜人と蛇はオレに準備することを教えてくれた)」ChompChomp
DPS「(オレは段階を踏むことにした まず水を飲んで酸の生産量を増やし、鼠を食ってカルシウムその他を得た 今は最終調整中だ)」Chomp
DPS「(濃度を学んだ酸と一時的に生やした歯は――準備中だが、それでも――至福の時を齎してくれた……)」ゲフッ
死骸「」
DPS「あ あ おか おかあ」
DPS「おかあああさああん おかさあああん おかあさあん おかあさん お母さん ンンッ」
DPS「お母さああああああああああああん!!!」ペタン ペタン
DPS「助けてえええええ嫌だよおおおおおお痛いいいいいいい」ペタン ペタン
DPS「誰かあああああああああ助けてよおおおおおおおおおおぉぉぉおおおおお」
DPS「(しまった あれはオレに喰われている間ずっと叫んでいたが、誰も助けに来なかったではないか)」
DPS「(折角作り方を覚えた声が枯れてしまう 場所を大幅に変えねば……)」
「おいっ! おーいっ! 子供か? 誰かいるのかッ!?」
DPS「(そうしてオレは 笑みを覚えた)」
113 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/18(木) 00:53:18.93 ID:6e2CxLpzO
バサッ
『"一夜にして変死体数十人 連続殺人か"』
『"溶解連続殺人 魔物の浸入? 人の仕業?"』
『"初等部生徒、帰り道に 助けに飛び込んだと見られる男性も"』
『"市民団体が歩行植物との関連性を指摘 ブラウン教授が調査に"』
半鳥「…………」
マンチカン「ナァー」すり
髪蛇「シィ……」
半鳥「ありがとう猫ちゃん。蛇子、大丈夫? 私たち思いっきり食らったもんね。ゆっくり休んでて。急に呼んじゃってごめんね」
半鳥「……そう 食らったけど、ちょっと焼けるだけで済んだ……昨日は。間違いなくこれはあいつがやったの。しかも、多分だけど、成長してってる……」カキカキ
J「悪い予感が当たってしまったなハーフィ、こんなことなら昨日の内に研究を切り上げて来るんだったよ」
半鳥「ううん、未熟者が危なそうな奴を見かけたってだけの話なのに聞いてくれてありがとうございました」カキカキ
J「謙遜に意味はない 鍛えられた直観は強力なツールさ なあ?」
ドリアード「そうよハーフィ。自信と あと慎重さを持って 割と真面目に」
半鳥「自信なくすわ」カキカキ
ドリアード「……冗談よ…… それでどうするの ドブ浚いに行くんでしょう? どこから?」
ドリアード「というか それは札に何を書いているの」
半鳥「いざという時のためにね。使わない方がいいけど」
J「(……)」
半鳥「で、どこから探すかだけど……」
どこを探す↓
114 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/18(木) 06:56:21.25 ID:LOH5fTKW0
まずは最初に出会った場所
しかし恐ろしい魔性の存在になってしまったものだ
115 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/08/21(日) 15:41:18.06 ID:wD/LQx2C0
何だ?犯人は戻ってくる系のアレですか?
116 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/22(月) 03:49:03.70 ID:0jI7GfTcO
ドリアード「大通りから大分外れてるわね 入って行くのを見かけたとか」
半鳥「ううん、単に近道してただけ 大学から市場まで一直線なのここ 」
ドリアード「ああ 確かに ……地図で見なきゃ分からないけど」
ドリアード「プロフェッサー・Jが帝都警察の方に行ってる間、私達はここで何を探せばいいの」
半鳥「ここ って限った話じゃないけど……」バサ
ドリアード「地図 あ 本当に一直線」
半鳥「聞きに行って貰ってる訳だからまだ確かじゃないけど 新聞に書いてあった見た人の証言とかの時間だと、事は私がここで見つけた後に起こってる 今のとこは」
半鳥「ハッキリとは言えないけどあんな化物が前触れもなくいきなり街に沸いてくるなんてのもちょっと信じらんない」
ドリアード「…………」
半鳥「あっ ち、違うよ? そーゆーつもりじゃあ……」
ドリアード「いいのよ気にしてないから ウォーキングドラゴラは全部ブラウンのせいよ ぜーんぶ」
半鳥「あはは……」
ドリアード「つまりどこかから来たんじゃないかって言いたいのね」
半鳥「私はそっちから当たってみるってだけだけどね」
ドリアード「……いいえ いい線行ってると思うわ そんなスライムは寡聞にして聞いたことがない 外来種か突然変異か……」
117 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/08/22(月) 03:50:03.33 ID:0jI7GfTcO
半鳥「……」
ドリアード「それで?」
半鳥「見つけた時はかなり弱ってたし汚れてた、這いずるのにも苦労してそうなくらい 入ってきたなら足の手がかりはこの辺にある筈」
半鳥「はいこれ、地図二枚持ってきたから 何でもいいからこの辺りで帝都の外と連絡できる手段を探して。ドリアードちゃんは上ね、私は下探す」
ドリアード「下?」
半鳥「共同溝」
ドリアード「……ドブ浚いの下りも含めて冗談のつもりだったんだけれど……」
半鳥「教授の部屋に配管図あってよかったよ、ヘドロの触媒とか探すのに使ってたんじゃない」
ドリアード「そういえば サモナーには?」
半鳥「連絡付かなかった 帰ったらまたかけてみる」
半鳥「それじゃ一時間後に」
ドリアード「……大した行動力ね」
ドリアード「さて、じゃあ付き合ってあげましょうか ああ そうだわ途中で……」
118 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2016/08/22(月) 03:50:55.32 ID:0jI7GfTcO
警官1「まったく……おっかない事件ばっかだな 最近」
警官2「ああ こう言っちゃなんだが人相手の方がまだやり易い」
警官2「魔物の相手が嫌だから軍隊とか国境警備隊とかじゃなく警官になったんだがなぁ…… くそ、どーせまた今回も魔法大学のインテリ共がやらかしたんじゃねーのか」
警官1「だったら火消しも簡単だろマンドラゴラん時みてーに 今回はガチなんじゃないかと思うね 俺は」
警官2「んだよインテリの味方か? 眼鏡かけてっからそーなんだよお前」
警官1「違ぇしお前 これは小さい頃から寝る前にかかさずマス掻いてた成果であってだな……」
警官2「夜中にエロ本ってか」
警官1「いや官能小説……」
警官2「なんだそれすっげーインテリ」
ダッ
ホームレス「おっ……おっ、お巡りさァァん! 助けてくれえ!」
警官1「あー? どうしたんです、ホームレス狩り?」
ホームレス「違う! 信じられんかも知れんが、仲間が魔物に襲われたんだ!」
警官1「なんだとっ……」
警官2「どこですか?」
ホームレス「寝床にしてるところだ! マンホールを通った先の下水道……!」
警官2「共同溝か! 入り組んでっからな、化物にはピッタリってか」
警官1「俺が行ってくる、応援を呼んで来い! あっちですね?」
ホームレス「……き、来てくれ……」
119 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:51:51.64 ID:0jI7GfTcO
警官1「川縁か、ひっでー臭いだな…… この格子の?」
ホームレス「咄嗟に閉じたんだ、意味があるか知らんが……。早く!」
警官1「分かってます……ここで待っていて下さい」
ホームレス「い、いや……そういう訳にはいかない 仲間が……」
警官1「?」
ホームレス「ランタンがあっても、道分からないだろ? 急いでるんだ 先導するよ」
警官1「……分かりました ただ出てきたら下がって いいですね」
ホームレス「勿論だ……」
ガゴン カツ カツ カツ
ニチャ
警官1「(うっ、今踏んだこの粘液は……報告にあったやつだ……マジで出やがったのか、クソ……)」
警官1「(ジョーダンじゃねぇ お袋の屁みてーな体臭した浮浪者なんかと心中してたまっかよ……さっさと助けてズラかるぜ)」
ツカ ツカ ツカ ツカ…
警官1「……えーと、ここですか?」
ホームレス「……」ガクガクガクガク
警官1「ちょっと?」
ホームレス「すまん……本当にすまん……!」ブルブル
警官1「何を――うわあっ!」ズルゥッ
ヌロロロロロロロ
警官1「なんだこりゃッ……いつの間に俺の足にッ!?」
120 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:52:37.24 ID:0jI7GfTcO
「いつの間に? 呆けたことを抜かす」
「散々踏んづけてってくれてたじゃあないか 入口から」
警官1「ふざけんなこのゲロカスタール野郎ッ!」BANGBANGBANG
「銃! そう銃だよ そいつが欲しかったんだ!」ズプン ズプン
警官1「銃が効かなっ……ぎゃああああああああ!」melt
ジュゥゥゥウウウウ
ホームレス「ひぃぃィっ……」ヘタ
DPS「ChompChompChompChompChomp あんたも食うか? 踊り食いは美味いぜ 腐らないし ははは」アシガアアアアアアアアアァァァ
ホームレス「い、い、言われた通りにしたぞ化物! 仲間を返せ!!」
DPS「無理だね」split body
ホームレス「なん……なんだとっ、なんだと! 警官を誘い込めば返してくれるって約束じゃ……!」
DPS「なるほど 帝都にはこれだけたくさん家があるのに塒にあぶれた人間がいるというのは不思議だったが、得心がいったよ あんたバカだからだな」
ホームレス「嫌だッ……嫌だあー!」ダッ
複製DPS「おっと 残念……」ガブゥ
ホームレス「ううあ!」ガクッ
DPS「大丈夫だ オレは食った物をそっくり真似できる」
DPS「お前達下等な単純生物は消化し糞にするしかないが オレは本当の意味で取り込んだ物をオレの血肉とできるんだ 余さず活用できるんだ」
DPS「あんたもオレになれ」
BANG!
ホームレス「……!?」
DPS「ぬが ぐゥッ……!?」ビチャッ
警官1「い゛け にげろ……ッ」
ホームレス「……!!」ダッ
複製DPS「逃がすか ゴミ虫」
BANG BANG BANG BANG
警官1「うるせぇぇ てめぇの 相手は俺だ ボケッ……」
DPS「……そうだな これが踊り食いの面白さか」ズルルルルル
警官1「く くそ…… がぁ うぎゃあああああああああああ」MeltMeltMeltMelt
121 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:53:21.30 ID:0jI7GfTcO
半鳥「(ドリアードちゃんに嘘ついた 私は入ってきた方法なんか探してない)」
半鳥「(前 私の村でまだ狩人をやってる人から聞いたことがある どんな生き物にも狩場と塒があるって)」
半鳥「(現場はある程度散ってる 狩場の広さは逃げ際に見せたあのスピードがさらに速くなったからだとして 一暴れしたあいつが身を潜めるとしたら? 塒は?)」
半鳥「(直勘で下水道 共同溝だと思った 埃じゃない地のプルプルも黒かったし……コーヒーみたいに)」
半鳥「なにか、痕があるはず…… 出入りしてるならあのネバネバが残ってたっておかしくない、そこがあいつの玄関…… お 噂をすればマンホール」
半鳥「入るのは危ないからなぁ、地道に上を歩き回らなきゃ――」
ガタンッ
半鳥「うぇあっ!?」ビックゥ
ホームレス「はあ、はあ、はあ、で、出られたぁ……」
半鳥「(うゥーわきったねーオッサン……)」
ホームレス「そ、そこの亜人のお嬢ちゃん! ちょっと助けてくれないか! いづづ……!」
半鳥「ごめんなさい急いでますんでー」open wing
ホームレス「頼むよ助けてくれ! 俺の、俺のせいで警官が魔物に喰われたんだ!」
半鳥「魔物……? あっ、その黒いドロドロ……!」
ホームレス「下水道にとんでもない化物の黒いスライムがいるんだ! 俺は足をかじられただけで済んだが、俺の仲間と警官は……くそ、なんてことを……」
半鳥「どこ!? これでいうどこの辺か分かる!?」バサ
ホームレス「こ、この辺だと思う…… おい待て お嬢ちゃん行く気なのか!? 警察を呼んだ方がいい、いや軍隊かも、一端の魔導士でもありゃ無理だ!」
半鳥「おじさんが呼んで! 覚えたから、それはあげるから説明したげてっ!」
ホームレス「よせ お嬢ちゃん!!」
122 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:53:57.20 ID:0jI7GfTcO
半鳥「よッ……」
ズザッ ベシャ
半鳥「うわ 滑っちゃった」ヌロ
半鳥「(……ヌロ?)」
ズルルルルルルルル
半鳥「出たな」つMolotov Cocktail MADE WITH SUMMONER's CORRECTION
DPS「誰かと思えば…… 昨日の。その節は世話になった」
半鳥「……喋れたんだ 人喰いヘドロだって知ってたら潰したのに プチっと」
DPS「今からでも遅くないぞ」ズルゥッ
半鳥「言われなくてもッ 喰らえ時価帝都成人男性平均月収ちょい上の炎!!」throw
パリン ボゴォォォオオオオオオ
DPS「ぐあぁあああああああ……」メラメラメラメラ
半鳥「YES!!」
DPS「ぁぁぁぁああ……ぉおおおぉ……くくくく」メラメラ
半鳥「? 焼けてるのにっ……」
DPS「そうだ焼けてる……ああぁあ死ぬほど熱いぃい……苦しいぞ……クソぉお……ががががぐ」メラメラ
DPS「ぐぐぐグぐググぐぐぐ」ChompChomp
半鳥「……火を 食べてんの……!?」
DPS「うまい……美味い 美味い! 熱い! 美味い! げがはは」ChompChomp
DPS「……全部は……食いきれないか……ああ溶ける……ふぐクク……ヒヒ……」メラメラ
半鳥「ちっ……」RDY GUN
DPS「!」ズロ…
半鳥「待てよッ! 溶け死ぬならここで死ねば!?」ズギューン ズギューン
DPS「そう゛はいかない 学んだことを゛持ち帰らな゛ければ "こっち"には今銃が無い゛……」チュンッチュィンッ
半鳥「くそぅ鳥目め、逃がすかコラ…… う ゲホッゲホッ」
DPS「また会お゛う 恩師よ……」スゥゥゥゥウウ
半鳥「息を…… まさか」
DPS「……焼鳥になってオレの゛腹の中でなぁッ!」FLAME BLEATH
半鳥「ふッざけ――」open wing
ズゴォォォォォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
123 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:54:36.77 ID:0jI7GfTcO
ボゴオオオオオオォォォォオオン
ドリアード「!?」
「うおっ、なんだあれ! 爆発!?」
「ママこわいよー!!」
「そんなに遠くないぞ どこだ」
「マンホールが飛んでる! え ウンコのガスが引火したとか?」
「誰か一緒に吹っ飛んでるぞ!」
ドリアード「吹っ飛んでるって……あれは…… あの子!」pray wind
半鳥「あっづ……マズい、翼が焼けて風掴めないッ……」フラ
ゴォォオオオ ガシッ
ドリアード「ハーフィ 一体どういうこと!」
半鳥「おお…… 白馬のお姫様だぁ……」ガク
ドリアード「馬鹿なこと言ってないで…… ちょっとハーフィ? ハーフィ! 起きて 起きなさい! ……気を失ってるだけね……」
ドリアード「…………サモナー ブラウン 貴方達ブッ飛び方までこの子に手解く気なの? 明らかに悪影響が出てるわよ……」
半鳥「ぅぅん……さ……酒で……家が、買える……だと……」
ドリアード「……ほんとに悪影響ね う、重い……」
124 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:55:23.93 ID:0jI7GfTcO
DPS「ぐぐぐ ぐぐぐぐ 愉快だ 実に……」
警官1「…………ぁ……が……」
ズロ……
DPS「……?」
複製DPS「戻っだぞ……吸収しろ゛」メラメラ
DPS「何があった? あちっ」absorption
DPS「……おお これは……鳥の彼女に会えるとは思わなかった! しかも、また授けてくれるとは! おお 暖かい……これが火」ボッ
DPS「ぐぐぐぐ……一夜にして全てが変わったな 知識 力 食べ物には困らないし 広い寝床も玩具も出来た」
DPS「オレのスピードに加え銃のメカニズムを応用した酸弾を使えば警官とだって戦える ぐぐぐぐ」
DPS「なあ玩具よ あとは何が足りないと思うね」ズル
警官1「……ぃ…………ぉ゛……」ピク
DPS「首から上だけでもスッキリしたものだろ? 大丈夫だ生命維持はこちらでやれている オレの核は特別製のようだからな」
DPS「……だから……堪えてくれよ あんたが銃弾を掠らせてくれなければこんな風にゆっくり、人間のように臓器擬きを作ったりして核の回復を待つ必要はなかったんだ」
DPS「治ったらあんたを取り込んでやろうか 食わずに」
警官1「な…………ぅ……で…………」
DPS「一人で楽しむんじゃつまらないだろ 特等席で見せてやろうかというんだ 帝都がコーヒー色の粘液で染まる様を」
DPS「手始めに お試し期間からいくか?」split…
split split split split…
DPS「もうじき核が治る」
split split split split…
DPS「……欲しいものがあるんだ…… そも存在がそうだと言われてしまえばそれまでなんだが」
split…
DPS「魔法が使いたい」
125 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:55:54.38 ID:0jI7GfTcO
split split split split split split split split split split split split split split split split split split split
split split split split split split split split split split split split split split split split split split split
split split split split split split split split split split split split split split split split split split split
split split split split split split split split split split split split split split split split split split split
split split split split split split split split split split split split split split split split split split split
126 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:56:28.93 ID:0jI7GfTcO
ゴソ…
半鳥「うーん……た、棚のお酒売ってもちょっとくらいなら……」
ドリアード「! ハーフィ……」ぎゅ
半鳥「……あれ、ドリアードちゃん……う、西日が眩しい…… スライムはっ?」
ドリアード「そのことだけど……」
「起きたか」
ガチャ
刑事「目ェ覚めたかい 召喚術師のお弟子様」
半鳥「ここは……あなたは?」
刑事「刑事だ 強面でシルクハットでかっちりスーツ着て分厚いコート、結構見たまんまだと思うんだけど」
半鳥「確かに。暑くないんですか?」
刑事「ぶっちゃけ暑い が お弟子様の置かれた状況に比べりゃ涼しいもんさ」
半鳥「へ?」
ドリアード「……ここ 警察の病院なの」
半鳥「警察? なんで? ああ、説明なら勿論。あのスライム本当にヤバくて……」
刑事「協力的で助かる その調子なら君の方には情状酌量の余地は十分にあるな」
半鳥「……情状、酌量」
刑事「率直に言おう 君には大規模魔導テロ実行犯としての容疑がかかってる 手先だってな」
半鳥「………………は?」
ドリアード「違うって言ってるんだけど…… 駄目ね この人達それで通すつもりのようよ」
127 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:57:16.70 ID:0jI7GfTcO
刑事「さあ起きたぜ美少女薬学者様 起きるまで手を出さないという約束は守った 今度はそっちの番だ」
刑事「身柄を渡しな」
ドリアード「……帝都では銃口で囲んで一方的に命令するのを約束というのかしら 上品ね」
刑事「抵抗するなよ 病室の外は警官で固まっちまってる 仲間がやられてるんだ、女子供だろうが容赦しねェぜ」
半鳥「仲間? ホームレスのオッサンが言ってたお巡りさんのこと? 私じゃないよ!」
刑事「なるほどな 後でゆっくり聞かせてくれ」
半鳥「ちょっと待って! 今何時? こんなことしてる場合じゃないんだっつーの、あいつ帝都の共同溝を寝床にしてるの! 攻撃しても食われてやり返されるしッ……」
刑事「そーゆー風に作ったのか 驚きの生物兵器だ」グイ
半鳥「いっ……」
ドリアード「貴方 放しなさい……!」pray…
刑事「ったく いいから黙ってついてこい!」
半鳥「やだ!! 放せバカ! 口から共同溝の臭いがすんだよッ!」ジタバタ
ドリアード「ええ 口の中で台風を起こせば少しはマシになるでしょう!」
刑事「なんだと!? 毎朝ミント食ってんだよんな訳ねーだろボケ!!」
バタンッ
警官s「どうされました!」
警官2「抵抗したんスね! 魔法使いなら全身凶器だ言い訳効かねーぜ、地獄に送ってやる」ジャキッ
刑事「ああもう面倒臭ェことに…… 待て待て問題ない大丈夫だ下がっててくれ、護送は俺一人じゃない、外の魔導車で連れが待ってる」
刑事「あと俺も魔法使いだからな やめてくれ」
警官2「……」スチャ
刑事「来るんだ 分かっただろ? 蜂の巣にされてからじゃ止めらんねーぞ……」
ドリアード「く……」
半鳥「(……)」
半鳥「行こ ドリアードちゃん」
ドリアード「本気?」
半鳥「大丈夫、口臭いけどこの人馬鹿じゃないよ多分 口臭いけど」
刑事「黙ってついてこい 黙って」
128 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:57:52.46 ID:0jI7GfTcO
半鳥「(うひぃ、すれ違う間突き刺さる視線の鋭さよ……)」
刑事「乗れ」
半鳥「はあ、やっと一息つける……」
ドリアード「厳めしい護送車じゃなければ完璧なんだけれどね」
バタム
半鳥「ん? えっ!」
J「やあハーフィ、大活躍だったそうじゃないか」
ドリアード「プロフェッサー・J! 貴方も捕らえられたの?」
J「そうだ 正義は死んだ 私の奥義も惜しまず使った壮絶な抵抗の果てに――」
刑事「おい! バカ言ってんじゃねーよ、あんたがマジで抵抗したら俺らなんかでどうにかできる訳がねェだろが」
J「にゃふふ」
刑事「頼むぜ オイ……」
ドリアード「どういうこと?」
J「君の情報で辿り着いたのだが、ゴタゴタで君には連絡が遅れてしまったなドリアード…… サモナーと連絡を取ったのだ」
半鳥「出たんですね」
J「どうも大学からの電話は繋がらないよう魔法的な細工をしてたらしい」
ドリアード「……まあ 気持ちは分からないでもないわ」
J「それでも総長は連絡を取れた辺りこれまた魔法的な下らん読み合い差し合いをやってるようだが、あれは二人とも楽しんでるな多分……まあそれはいい」
129 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:58:38.70 ID:0jI7GfTcO
◆
J「……という事件が起こっていてな なんとか戻って来れないか」
術師『距離的に無理だな どこでもドアは付呪一ヶ月と私の給料半年分とそれなりの出力の魔力がいるし……』
J「魔力? まさかハーフィのあれは大学の魔導インフラをバイパスして開けてたのか?」
術師『作ってやろうか』
J「ハハハ、別にいい黙っててやる 地図を持って行ったところを見るに、ハーフィは件のスライムとやらを警察に先んじて見付ける気らしい」
術師『あのアホ…… 大人しくするよう言い含めておくべきだった』
J「駆り出されたドリアードから途中経過が知らされて来てな ドリアードはそのスライムの発生原因を調べさせられたようなんだが、電話したのはそれだ」
術師『発生原因だと? 事の最中にもう終わった後の段取りとは末恐ろしい 私を一度撃ち殺しただけある』
J「もしそいつが自然発生ではなく外部から齎されたものだとしたら……という体で、ドリアードは外からの帝都との連絡手段を一定の範囲内で探っていたんだ その辺りで止まる車とかだな」
J「パン屋、洗濯屋、範囲ギリギリに印刷所、乗合の停留所…… その辺りは自家用車を持てるような家がないから、業務用だけで良かったとごちていた」
術師『一見空振りに聞こえる』
J「そう、空振りじゃなかったのさ 私は停留所の乗合会社に連絡を入れて路線を聞いたんだ すると週明けと週末、つまり昨日に送迎の貸切を契約してる研究所の名前を見付けてな……」
術師『ほう?』
J「表向きは違うが、確かちょっと前に人造生命体への造詣がある魔導研究員を集めていたことで噂の立ったところだ 関係ないかも知れんが、職場としては研究員を酷使することでも有名だ」
術師『いいじゃないか 我が大学の就職斡旋先に加えよう 名前は?』
J「名前? ああ――」
術師『…………なんだと?』
◆
130 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 03:59:53.32 ID:0jI7GfTcO
パカラッ パカラッ パカラッ パカラッ
術師「という訳だ! あークソ腰痛くなるな乗馬に早駆けは」
座敷童「いやさっぱり分かんねーよ、秘密の仕事を頼んできた研究所で働く人達の送り迎えってだけじゃねーか!」
術師「軟弱な クールー病か? だから連中がバイオハザードの火消しに回ったってことだろうが!」
術師「Jの奴が言ってた上と下のギャップがマジなら、郵送した触媒ってのは名も無きマッドサイエンティスト最後の良心ってとこか それか単に上に知られる前に揉み消す気だったかのどっちかだ 多分後者」
座敷童「それは分かる! だがそれがどうして私達が早馬を飛ばさなきゃならない理由になるんだ?」
術師「騒ぎが起きた! それらしき生物の痕跡もある! "事の次第を話せば今なら減給だけで勘弁してやる警察沙汰はナシ" 隠し通せると思うか?」
座敷童「無理だな でも触媒まで話すか? 背信行為だろ」
術師「話す 義憤と正義は誰もが持て囃すが、地に足が着いてねーからな」
術師「ていうか分かってんじゃねーか だから荷物がインターセプトされる前に早受け取りしようってんだよ」
座敷童「そこじゃない! お前なんで魔導車持ってねーんだ!」
術師「免許の点数がすぐに無くなるんでな!!」
131 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 04:00:49.95 ID:0jI7GfTcO
ドリアード「それじゃあ この有り様は何?」
刑事「署に圧力がかかったんだ 事故は杜撰だがバックには大物がいるようだぜ」
J「ま この頃世間を騒がせてるという大学の評判も響いているのだろうがね」
半鳥「擦り付けられたと…… あー、私が出てったのも効果テキメンだよねそれじゃ」
J「サモナーも大人しくさせとけばよかったと言ってたよ」
半鳥「はは……。はぁ、刑事さんが正義の人で良かった」
刑事「はっ そうだな」
J「こらこら そういう勘違いは君の悪い癖だ」
ドリアード「……手柄?」
刑事「尻尾降って貰える小銭だけで満足してる連中は知らんが ワタクシの目は曇ってませんよと上手くアピールするいい機会だと踏ませてもらった」
刑事「頼むぜ先生方 嘘ならタダの護送で済むからいいんだけどな」
半鳥「おおう……」
J「張り切らなきゃな ハーフィ?」pray BARRIER
132 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2016/08/22(月) 04:01:44.72 ID:0jI7GfTcO
DPS「まだだもう少し…………まだ……」
DPS「まだ…………」
DPS「まだ……」
DPS「今だ!」FRAME BLEATH
ゴバァァァアアアアアアアアァアアアッ
ドガシャァーン
DPS「……どうだ……真下から急襲、車ごと挽き肉じゃないか? 美味しくいただかせてもらうぞ、名も無き魔法使い……」
バギ ガゴン
J「名も無き魔法使いだって? 私が? おのぼりさん、君のくにの挨拶は随分とこう……前衛芸術的なんだな 肥溜めの臭いがする」
DPS「おお 上質な魔力が匂い立つぞ」ジュルリ
J「どうやって死ぬ? 焼けないんだったよな 凍るか? 痺れるか? 風の使い手もいるぞ、選り取り見取りだ」
DPS「いや……」
「「「「「「「「「「死ぬのはお前だ」」」」」」」」」」
J「!」
刑事「いでで おい、何が起こっ……ってなんだオイ!? そこら中に黒スラが!」ジャキッ
ドリアード「襲ってきたの? ……こいつらが」
半鳥「うぅっ、胃がでんぐり返った……」オェ
J「マズい、隠れろ3人とも!!」pray BARRIER
DPS「酸弾斉射!!!」
BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
ジュウウウウゥゥウウウウウ……
J「………ぐ、はっ………」ゴボッ
半鳥「なっ……J教授!!」
刑事「狙われてないこっちにまで盾を回したのが仇になったんだ! 訳分かんねェ、スライムが分身して酸を塊にして撃ちやがった……!」
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