召喚術師「安価で修業する」

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234 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 11:30:17.38 ID:UvluY9f4O
>>233
二期以降はアルフの出番が減る上にロリ化しやがると聞いたので継続視聴の予定はありません
235 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/18(火) 11:54:54.60 ID:52fZKjDI0
回答感謝、別にフェイトが子供である事に不満あった訳ではありませんでしたので、だだ少し疑問思ったので言ってみただけです
続きを楽しみしてます頑張ってください
236 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 12:40:30.13 ID:aWjHq83y0
宝石を売る……ねぇ。自分がその宝石になってちゃ身売りじゃねぇか
乙!
237 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:06:48.54 ID:UvluY9f4O



ジリリリリリリン

術師「コーヒー美味しいねぇドリアードさん」ゴクゴク

ドリアード「そうねぇ もう片方の手でクッキー食べちゃってるから受話器汚れちゃうものねぇ」モグモグ

半鳥「じゃあマグ置けばいいでしょーが! まったくもう作業中だっつーのに二人して」ガチャ

半鳥「はい召喚魔法研究室です! ……え? あ、分かりました。教授外からだって ざまあ」はい

術師「ちっ おいクッキーとっとけよ」

ドリアード「うーん美味しい」モグモグモグモグ

術師「いいぞ! 太れ 糖分で根腐りしろ」ガチャ

術師「もしもし ああ ああ 構わないが誰からだ? 何?」

術師「分かった 大丈夫だ繋いでくれ」

半鳥「誰だったの」

術師「帝国警察の刑事だ お前達は会ったよな」

半鳥「刑事さん? ああ あのミントの効かない?」

ドリアード「ああ刑事ね あのミントの効かない」

術師「はあ?」

刑事『……もしもし?』

術師「もしもし……初めまして 先日はうちの者が世話になった その節はどうも」

刑事『こちらこそ 後処理がちょい大変だったが』

術師「なんでも ミント? が効かないとか?」

ドリアード「ぶふッ けほ ぇほっ」ケフケフ

半鳥「ねえズレると危ないから笑わせないでくんない!?」ゲラゲラ

刑事『………………電話越しでも伝わるモンなのか』

術師「何が?」

刑事『だァー んなことはいい! ちょっと厄介なことになってましてね、お力添えを頂きたいんで』

238 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:07:34.18 ID:UvluY9f4O

刑事『引っ括めて恐らくスライムクラスのヤバい奴が出たんだ また』

術師「機動隊はどうした? その一件で出し易くなったと聞いてる」

刑事『以前に比べりゃね それでも集団のフットワークだ お偉いさんが言う迅速じゃ遅ぇんだよ』

術師「美辞麗句に聞こえる」

刑事『聞こえる?』

術師「公的な頼みなら直接私に来るのは妙だ」

刑事『あんた分かってそうだな』

術師「ふふん」

刑事『失点を取り返すついでに署内ケツ持ちの機嫌を過不足なく取っときたい』

術師「自分で呼んだ機動隊より迅速に?」

刑事『そう迅速に』

術師「……」チラ


ドリアード「ところでこの工作機械は何?」

半鳥「ガションってやって弾作んの。ドリアードちゃんそれ取って」

ドリアード「はい このメタル化蚯蚓の環帯みたいなのは?」

半鳥「薬莢。ドリアードちゃんあれ取って」

ドリアード「はい この変な臭いのするザラッとしたのは?」

半鳥「火薬。ドリアードちゃんこれ取って」

ドリアード「はい この小さいボタンみたいなのは?」

半鳥「雷菅。ドリアードちゃん……」

ドリアード「弾丸ね?」

半鳥「は持ってるからもういいよ ありがとークッキー食べてて」

ドリアード「……どういたしまして」


術師「……話を聞こう」

刑事『決まりだな 来てくれ』

術師「どこへ」

刑事『スラムは分かるか? そこ近くの――』


239 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:11:17.21 ID:UvluY9f4O



JT「がああぁぁああああッッ!!」Photon BBBBBBBBBBBBBBBBullet


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

斧槍《Defencer》

黒衣の少女「(……近付けない)」

黒衣の少女「(それに)」Photon Lancer Multishot

JT「ぐぅぅおおぉぉ……ッぉぉぉおおおお!!!」ガガガガガガガガガガ

黒衣の少女「(あの宝石の外殻 硬い アークセイバーもランサーも通らなかった ……なら)」

JT「効かねェよ 降りてこい殺してやる!! 邪魔をしやがって死神のガキ!!」

橙犬「ガァァァアアゥッ!」Bite

JT「うるせぇえッ!!」Gem knuckle

橙犬「グルゥァアアッ!」Barrier Break

ピシッ

JT「この クソ…… なんだ!?」

橙犬「よしッ……」

240 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:11:53.97 ID:UvluY9f4O

橙犬「(((フェイト こいつの宝石の殻、バリアと似た感じみたいだ!)))」telepathy

黒衣の少女「(((破れる?)))」

橙犬「(((やってみる!)))」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

黒衣の少女「……時間が稼げる バルディッシュ 行くよ」

斧槍《yes sir》


黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス……」chant


JT「石が 割れっ……!」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

橙犬「そうだ! 待ってなよ 今に粉々にしてやるから!」バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

JT「ふ……ふざけんな」

JT「ふざけんなァァァアッ!!」Gem tackle

橙犬「ぐあっ!」

JT「売れなく 売れなくなる 価値が 価値が 金が ヒビ」ブツブツ

JT「そうだ……俺ァ何をやってる 宝石で戦ったりなんざしたら割れちまう ダメだ ダメだ ダメだそんなの」ブツブツブツブツ

橙犬「こいつ……」

JT「…………割ろうとしやがったな」Photon Bullet

黒衣の少女「! 疾風なりし天神……」

shield

橙犬「抑える! 集中してフェイト」

黒衣の少女「……今 導きのもと撃ちかかれ……」


バヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ


JT「……その雷の玉で 割るのか 宝石をォ……」

JT「俺の宝石をォォ……!!」

橙犬「あんたのじゃない……!」バヂバヂバヂバヂ

JT「俺のだ オレのだ おれのだ!」

JT「俺の宝石に触るなッッッッ!!!!」Photon Burst full power

橙犬「!!!」


ゴバァァァアアアアアアアアアアッ


黒衣の少女「……! アルフ!」


241 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:15:38.56 ID:UvluY9f4O



数十分後
同区画


「周辺の封鎖を完了しました 目撃者が多数……」
「死傷者も多数だ! いくつ家屋がぶっ壊されたと思ってる 下敷きだけで30人は下らないぞ」
「あの魔導車の辺りが特に酷い、車が爆発したんじゃないようだが 鑑識待ちだな」
「しかし警官までやるとは どんだけキれた連中なんだ……」


警官2「クソ……クソ クソ いい後輩だったのに……」

警官1「その辺にしとけ ……やれることをやるぞ」

警官2「ああ ……ああ」


刑事「よう」

警官1「! お疲れ様です」ビシ
警官2「お疲れ様です」ビシ

刑事「復帰早々かお前 大変だな」

警官1「面目ないです」

警官2「……あの車……」

警官1「おい」

刑事「そうだ俺んだ ブン取られた」

刑事「失態だな また制服に戻ったら仲良くしてくれや」

警官2「……すんません 何でもないっす すいません」

刑事「いいや」

警官1「あっちです 例の教授が先に来てます」

刑事「おう じゃまたな」


242 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:16:31.63 ID:UvluY9f4O



刑事「俺の名前出して現場に入ったのか?」

術師「他にどうやる もう一つ名前に肖りたいんだが」

刑事「何だよ」

術師「封鎖で交通規制が滅茶苦茶になったせいだ 切符なんとかできないか」

刑事「金あんだろ払えよ」

術師「断る 狙い撃ちしてるのは分かってるんだ」

刑事「常連のお客様でございましたか」

術師「フン」


刑事「で 勝手に入った感想は」

術師「控えめに言って 凄まじい使い手だ」

刑事「ほう」

術師「Jは知ってるな 方向性は違うが奴並みの魔法使いと見える」

術師「警官から聞いたよ 数々の攻性魔法もそうだが 常に飛行していたというのがまず一番だ」

刑事「飛行魔法の使い手は少ないからな」

術師「分かったことは色々ある が 私を呼んだのは現場検証のためじゃないんだよな」

刑事「そうだ ここは待ち合わせ場所に過ぎねぇ 電話と違うが多分こっち来ると思ってたからな」

小男「旦那 旦那!」

刑事「おっと ああこいつは俺の情報屋の一人ね」

術師「随分と小綺麗にしてるじゃないか」

小男「はは 面白ぇ兄さんだ あんた程じゃあねぇよ」

刑事「で」

小男「見付けましたぜ 例の!」

刑事「どっちだ」

小男「どっちもです」

刑事「案内しろ 行きがてに報告しながら」

術師「走るのか? タクシー捕まえようぜ奢るから」

小男「ブルジョアは違うねぇ 路地の奥でさァそんなもん邪魔邪魔」

刑事「おい! ちょっと付き合ってくれ」

警官1「えっ?」
警官2「いやだって俺ら」

刑事「やれることをやるんだろ?」

警官1「……はい」


243 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:17:40.00 ID:UvluY9f4O



JT「はぁ……はぁ……はぁ……ぁぁあぐ……」

ズ… ズ…

JT「……ここ……ここだ」

JT「買い取ってくれる……捌ける……奴」

JT「金……上等だとあいつは……売れる……金」

JT「待ってろ 待ってろよ……」

JT「くそ 痛みがぶり返してきやがった……ぐぅぅ」


ゴン ゴン


「……はい 開いてますが……ここは倉庫として使ってましてね 少し待ってください」

「もっと丁寧にノックしてくれると嬉しいんですがね……」

ガチャ

古物商「はい 買い取りなら店で―― ぅぐ!?」choke

JT「宝石を買い取れ」


244 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/10/18(火) 19:19:09.72 ID:UvluY9f4O





黒衣の少女「アルフ しっかりして!」

橙犬「ごめんよ、フェイト……私は大丈夫 なんとかシールドが間に合ったから……割られちゃったけど」ハァ ハァ

橙犬「行こう……ぅっ」

黒衣の少女「アルフは休んでて 後は私がやるよ」

橙犬「もう一息なんだ あの一発で……大分魔力を使わせたからね」ハァ ハァ

橙犬「殻も脆くなってるハズ もう一回バリアブレイクをかければっ……」

黒衣の少女「…………」

橙犬「今度はしくじらないよ フェイトをファランクスシフトに集中させる……」

黒衣の少女「……分かった」

橙犬「ありがとう フェイト……」ハァ ハァ

黒衣の少女「休んで 少しでも …… 広域探索かけてくるね」

橙犬「……」ハァ ハァ


『知ってるか? 子供に手を染めさせるのはこの国じゃ重罪なのだぜ』


橙犬「……いや 何を動揺してるんだ」

橙犬「フェイトが あの鬼ババア……あの人の役に立ちたいって 頑張ってるんだ……さっさと……」

橙犬「……さっさと 全部集めればいいだけの話じゃないか 何を……」


『……どこでもそうだよ』


橙犬「……フェイト……」

橙犬「……」

橙犬「…………使い魔が 主人の決定に迷っちゃ、ダメさね……」


ド グ ン


橙犬「!!」

橙犬「(気配……! でも何だい この…… このおぞましい感じは……?)」

ダッ

黒衣の少女「アルフ 行けるっ?」

橙犬「……勿論!」


245 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/10/18(火) 20:14:01.18 ID:52fZKjDI0
早速続き書いてくれましたか、感謝です、伽耶子が出てくるのも近そうですね
次回当たりフェイトと伽耶子が対峙する所まで行くでしょうか 続き頑張ってください
246 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/18(火) 20:35:26.30 ID:vKU85pYp0
乙!
今日も楽しませて頂きました!
247 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/10/18(火) 21:13:52.18 ID:/8+bSoJL0
ミントクソワロタ
248 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/10/31(月) 02:11:53.58 ID:jy0UH00oo
良い作者で良い作品ではあるのにな
249 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:38:48.57 ID:EnVdYxxCO

古物商「かはッ……ぎ……」ギギギギ

JT「早くしろ……」ハァ ハァ

古物商「は 放し て ください……っ!」

JT「逃がさねぇ 早くやれ 金を用意しろ」

JT「あんだろ倉庫なんだからよォ あんだろオイ! なあッ!!」

古物商「はッ……放すのが先です 放すのが……」

古物商「普通に考えれば分かるでしょうがッ…… このままなら窒息死が先 だ……!」

JT「……そうだ 拘る必要ねぇ 金を直接奪えや良かったんじゃねぇか ああ……」パッ

古物商「ゲホ ゴホ ……いいでしょう 金庫はあそこです そのけったいな腕で好きに壊せばいい……」

古物商「しかしその瞬間 中の紙幣は使えなくなる……複合魔導錠が錠前破りに反応して内側に染料を撒き散らす」

古物商「光る緑色のね…… この意味がお分かりか?」

JT「ああ……?」ハァ ハァ

古物商「貴方がどうするにせよ"これは盗んだ金です"と喧伝しながら使う羽目になる」

古物商「誰も相手にしませんよ 通報されてお終いだ……」

JT「……クソが……じゃあいい 分かった いい 売る」

JT「開けろ 金を出せよ!」

古物商「……盗品の換金ですか……」キリキリキリ

JT「黙れ 喋るんじゃねぇ ぶっ殺されてぇのかッ!? 違う いや違ぇ 俺は強盗しに来たんじゃあねぇんだよ……」

JT「盗品じゃあ……ない 歴とした俺の物だ 今持ってる」

古物商「……見せてください」open safe

JT「金が先だ!」

古物商「いいえ 先に物を見せていただきますよ」sawed-off shotgun

JT「……効くと思ってんのか そんなチャチな散弾なんざ」ハァ ハァ

250 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:48:04.12 ID:EnVdYxxCO


古物商「この間のスライム事件でみんな縮み上がりましたからな 私も備えましたよ」

古物商「警察用対魔鎮圧弾 魔物への自衛が特需になって高騰しましたが、ふんだくられた甲斐があったというものです これには右のがそうです」

JT「……一発か……」

古物商「左はドラゴンブレスという弾です 腕をどかしたら次は貴方の体を焼きます こっちはもっと高かった」

古物商「どうします 試してみますか この距離なら誰だって外しませんよ」

JT「…………」ハァ ハァ

古物商「それとも 帰りますか!」

JT「…………いや……帰らない」

JT「帰れない 金を手に入れるまでは……」

古物商「……」

JT「待ってくれ……本当に……売りたいだけだ それだけなんだよ」ハァ ハァ

JT「頼む信じてくれ 見せる だから金を……金を用意してくれ お願いだ……」ハァ ハァ

古物商「……物は」

JT「言ってるだろ……宝石だ こいつだ 今 俺の腕になってる……これ」

古物商「……一体化しているように見えますが どうやって売られるので……?」

JT「……」ハァ ハァ

JT「(……頼む 石…… お前さっき 俺が生き延びたいって思ったのに応じて腕を栓してくれたんだろ)」

JT「(逆が出来ない理屈はねぇだろ…… 剥がれて 元の石に戻ってくれ)」

JT「(俺の事ぁいい 金に替えられてくれ……)」


put out Jewel Seed


泥棒「……!!! ぐぅぅおぉ……ッ」ブシュゥッ

古物商「……これは…… なんと……」

泥棒「ぐ どうだッ……分かっただろ……これが石だ これがッ……」ドクッ ドクッ

古物商「その魔法の宝石を 無くした腕に取り込んでいたんですか……?」

泥棒「……は 早くしてくれ……! 物は見せたッ……早 く……!」ハァ ハァ

古物商「……」

泥棒「金を 金をくれ! これしかないんだッ……う……」

古物商「……貴方の気概は分かりました」

古物商「とにかくすぐにはご用意できないんです ここは取り扱ってる品の倉庫ですから 嘘じゃない」

泥棒「…………」ハァ ハァ

古物商「……一旦 それを戻せますか?」

泥棒「……わ からねぇ……こうか……」pray capture

JT「はぁ はぁ……出来た」

古物商「馴染んでいるようですね お体に……」

251 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:50:10.70 ID:EnVdYxxCO

古物商「電話 いいですか? 部下に取って来させましょう 金を」

古物商「怪しい動きをしたと思ったのなら私を殺せばいい 私もそうさせていただきます」チャキ

JT「……信じてくれんのか…… 俺を……」

古物商「言葉と床の血を一先ずは信じましょう そこのです 歩きますよ いいですね?」

JT「……ああ」

古物商「……」ジーコ ジーコ

古物商「……私です 至急倉庫に現金を持ってきて下さい 額? いつもの緑色の鞄に入るだけ……ええそうです 取引です 宝石の」

古物商「はい はい用意を はい 頼みましたよ」ガチャ

JT「…………用意?」

古物商「鑑定書は? お持ちでないでしょう 腕のことを鑑みて素早く済ませますが――」

古物商「こちらで鑑定をさせていただきますよ きちんとした値を付けるためにも その用意です……」

JT「もうやってる 確かな筋の人間だ……」

古物商「では 問題ありませんね」

JT「…………好きにしな……」ドサッ

JT「……ぁあ……椅子もねぇのか ここはよ……年寄りにゃキツいぜ……」ハァ ハァ

古物商「……その箱で良ければ」

JT「……あぁ 悪ぃな……」ギシ

古物商「……痛むようですが 腕は何故?」

JT「そいつも鑑定に入んのか 野良犬に食い千切られたんだ ……いや一応飼い犬なのか……」

JT「こんな小さな女の子がだぜ 俺にけしかけて来やがったんだ あれはマトモじゃなかった……」

古物商「……」

JT「その子から盗んだんじゃねぇぞ 本当だ あの子からは無理だ」

JT「横取りされそうになったんだ…… 死んでも渡すつもりなかったがよ」

古物商「……どうしてそこまでして」

古物商「すぐにぱっととは勿論言いませんが 纏まった金を稼ぐ手段なら他にもある 腕を失ってまでなんて」

JT「…………」

JT「時間がねぇんだ」

古物商「時間……?」

JT「おい あんた 本当に金を運ばせてるのかよ」

古物商「……電話を聞いたでしょう はい」

JT「……そうだな」

JT「……娘がいるんだ……妻はいねぇが」


252 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:51:45.80 ID:EnVdYxxCO



術師「病気?」

小男「病気。自分の血ぃ引いてるたぁ思えねぇくらいよくできた娘なんだ って近い仲間内じゃあ触れ回ってたみてぇでして」

刑事「独り身だっつってたぜ」

小男「そこはほら 旦那はマッポですから……迷惑かけたくなかったんでしょ あの人なりに」

刑事「面識があんのか」

小男「いーえ でも鍵開けの腕前じゃちょっと有名でして 慎重な爺さんで空き巣の鑑だって言う奴もいやすね」

術師「慎重ね…… 騒ぎを聞くとそんな印象は受けないが」

術師「つまり例の宝石を売ろうとしてると 娘の治療費のために?」

小男「夫もいるそうなんだが厳しいみてぇでよ それを知ってからピリピリしだして、ここ最近は帝都を離れてたんだと」

術師「当てが見つかって戻ってきたのか 泣ける話だな 現状も含めて」

刑事「それでこっちが近道?」

小男「奴が向かったのは古物商の倉庫だそうでさぁ 十ナン分か前で これァ今そこに最短で行ってる道です」

術師「……古物商?」

刑事「この辺を倉庫にしてるのは別段珍しくねぇんだ まぁ訳有りの品扱う界隈でって話だがよ」

術師「ああ……はいはい」

刑事「心当たりある」

術師「今朝 総長の指示で大学の物を売ってな 取引した奴でないことを祈る」

刑事「……こういう仕事じゃ そういう嫌な予感ってのは往々にして当たるもんでね」

術師「楽しい職場だな」

刑事「代わるか?」


ド グ ン


術師「…………いや 教授気に入ってるから」

刑事「脈打つ感じ……まただ 何かヤバげになってる気がしやがる」

小男「??」

術師「こいつはいい 魔法使いかどうか一発で判別できるな」

刑事「クソったれが おい急ぐぜ、あとどれくらいだよ?」

小男「もうすぐです!」


253 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 12:54:23.33 ID:EnVdYxxCO



JT「……学校にも行かせてやれた……食うのにも困らせなかった……」

JT「死産だったから……裏切られてフケなきゃなんなくなっちまった時は寂しい思いさせちまったが……」

JT「それでもどうにか大人んなって……俺に似ない 母親みてぇないい女に育った 結婚もした」

古物商「ならお婿さんに任せればいいのでは」

JT「……あんた 癌って分かるか」

古物商「名前だけは 不治の奇病だとか 診断すら難しい、発覚した時にはほぼ手遅れの難病だと……」

JT「そうよ……義理の息子はできた奴で 良い医者と病気を突き止めるまでは溜めた金で上手くやったんだ だがあのクソ医者ァ……」

JT「不治の病ってのは違うんだ 魔導医療でその悪い部分を消しちまえば完璧に治せはするらしい……」

古物商「治療費ですね」

JT「そうだ 家一軒買える額を払えと言ってきやがったんだ! う ぐ……」ズキ

古物商「……」

JT「幾ら幾らかかりますが払えますかねっつった時の医者のあの顔 あれは忘れらんねぇ いいや」

JT「朦朧としてきやがった今だからこそ 瞼に張り付いて瞬きする度浮かんできやがるんだ 分かるか? 分かるかよ……」

JT「払うさ!!!」ガッシャァァアアッ


パサッ


古物商「ッ……」aim

JT「ハァ ハァ……病気は進んでる……俺は娘を助ける 何としても……父親だからな」

JT「この宝石をやる 命もやるよ だから 俺の宝石を奪わねぇでくれ……」

古物商「……」

古物商「……私にも家内が 子供はおりませんが」

JT「……」ハァ ハァ

古物商「家族の為なら他の何ものをも……という貴方達の気持ち 理解できない訳はありませんよ」

古物商「そこまでがむしゃらになるのもね 尊敬の念すら覚えます 一人の男として」

古物商「本当ですよ 世辞じゃありません、おもねる必要はありませんから……」

JT「俺は その金食い虫が効かねぇ方に賭けるがね……」

古物商「……そういうことを言っているのではないんですよ」チラ

古物商「そろそろ時間です 彼が来ます」

JT「……?」


コンコン


古物商「どうぞ ドアの前です」

JT「……!」

254 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:00:10.11 ID:EnVdYxxCO


BANG


JT「がッ……ドア越しに、てめ――」Photon B…

古物商「ええ」FIRE dabble trigger

バゴァッ

JT「ぎ ぐあああああ!!」ドシャッ

バキィン コロ…

古物商「……恐ろしい弾だ どちらも…… あの腕を砕け飛ばし 一瞬で体を焼き焦がした」

泥棒「あぁああッ あづい 熱い クソ ぐぁぁああぁ……ぁぁあぁッ……」ゴロゴロ

「……まだ生きてるのか それは殺さない弾なんですか?」

古物商「いえどちらも抜群の筈です 彼のしぶとさでしょう」

「この ゴキブリめ……!」BANG BANG

泥棒「ぐぅゥおぉぉお ぎぃぃィ……ッッ」

255 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:02:53.67 ID:EnVdYxxCO


「両膝を砕かれてもか 痛みで死んでもおかしくないだろうに ゴミめ」

「このゴミクズめ! そうだ苦しめ! 痛いか! 痛いか!? どうだ! どうだッ!」グリィッ

泥棒「あぁぁああああ!! がぁああああ!! ごのクソッタレ野郎共がぁあ!!! あぁああがぁぁあああ!!」ギリリリリ

古物商「"緑色の鞄"はそういう符丁でしてね 身内で使ってる物を今回は貸し出す形になっていたのです 何かあればと」

泥棒「どォおぉ……ぃうゥ……ッ!」

古物商「狭い上 自衛が求められる街ですからな 友人 知人 同業者 畑違いの者にも 貴方の所業は一夜で駆け巡った」

「……」

古物商「貴方が痛め付けて撃ち殺した宝石商さんのね」

古物商「今 貴方を痛め付けているそこの彼は 一人息子なんですよ……」

泥棒「……!!」

「軽く撃ち合っただけで あの暗い中で よく覚えていたな か? 当たり前だ」

「支店長の……父さんを殺した奴のナリだ 銃火に照らされた一瞬で 目に刻むには十分すぎる……!!」

泥棒「………………」ゼェー ハァー

「やっとだ! 公人の父さんがやっと やっと俺を認めて店を任せてくれるとまで……お前は――」

「お前はその機会を 父さんに貰った物を返す機会を俺から永遠に奪ったッ!!」

「お前みたいな薄汚い 持たざる老害がだ!!」ドガッ

泥棒「ぅぎぁああッ!」

古物商「……」

泥棒「……ぁあぁ……ぁぁあああ」ズリ ズリ

泥棒「俺は…… 俺の 宝石……俺の……!」ズリ ズリ

「……呆れた野郎だ お前の宝石なんてどこにもない」

古物商「息子さん」

「父さんの宝石店のは無論のこと この世のどこにもそんな物はない 見ることもだ いいか」

「お前はクズだ 聞けクズ野郎、身の程を弁えなかったクズの行く末はいつだって決まってる」

泥棒「宝……石……宝石……」

「ふん これか……?」kick

カツッ コロコロ…

泥棒「か……返……せ…… 返……」ズリ

256 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:06:12.60 ID:EnVdYxxCO


泥棒「(切り……抜けなきゃ……ならねぇ……)」ズリ ズリ

泥棒「(もう一度 腕を…… 今度は 足も 作らせ……ねぇと……)」ズリ ズリ

stomp

泥棒「ぐゥ ぐぅぅう……」ググググ

「殺してやろうと思っていた けれどやめた」

「お前の卑小さを見て少し冷静になったよ そんなことをしても父さんは戻らない」

「それに父さんなら言う筈だ「賢くあれ」と そう言い聞かされて育った」

泥棒「足を……どけ ろ……」

「お前を警察に引き渡す」

「ブタ箱送りは確実だ そして一生そこにいさせてやる」

泥棒「…………な んだと……」

「……店で見たことのない石だ 恐らく古馴染みと言っていた方の物だろう」グイ

泥棒「返せ…………」

「これは然るべき人へお返ししておく お前の物では絶対にない」

「終わりだ 身の程知らず」

泥棒「ふ ざけんな……」

古物商「通報を 私が見張っておきますから」

「……お願いします」ジーコ ジーコ


泥棒「……」ハァー ハァー

古物商「……語ってくれた動機が」

古物商「嘘でないなら どうか受け入れて 時間はあります」

古物商「貴方の救いはそれしかない……」

泥棒「…………」ゼェ ゼェ

泥棒「(たのむ 石 こいつらを……)」ゼェ ゼェ

泥棒「(ポリシーなんざかなぐり捨てる 捨てた 今日だけで今日まで避けてきた分の殺しを一辺にやったんだ)」ゼェ ハァ

「……はい ……はい そうです 場所は……」

泥棒「(てめぇのせいでな)」

泥棒「(責任を取れよ こいつらを殺させろ もう一回だ もう一回……)」


ペラ…


泥棒「(殺す 殺さなきゃ逃げられねぇ 殺すしかねぇ)」

泥棒「(あいつを助けるにはそれしかねぇ 娘を……)」

泥棒「(殺す 殺す 殺す 殺す 殺す)」

泥棒「(あいつを殺させやしねぇ 娘を 俺の娘を……)」


ド グ ン


古物商「……! 日記……」

「どうかしたんですか?」

古物商「封印が……勝手に、開いて……」



「    ァ゛ 」

257 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:10:42.61 ID:EnVdYxxCO



小男「ここだ つきやした ここですここ!」

刑事「よしお前は帰んな 残りは後日だ で生きてたらそん時ビールもやるよ」pay advance

刑事「お前 ここを知らせに行け 機動隊もだ 急げ!」

警官1「了解です」
小男「気ぃ付けて旦那 ツマミ持って行きやすかんね」

術師「私も呼べ」summon

刑事「インテリは一人で高い酒飲んでろよ」ジャキ

術師「つれないな こいつの紹介もしたい」バリバリバリバリ

刑事「あァ?」

summon Wise Petit Slime

WPS「ぐぐぐぐぐ 出番だ」

刑事「……例の白い奴か なあ 双子か何か?」

術師「頼もしいだろ ククククク」

刑事「ああ あんたとか 笑いの文字数とかクリソツ」

WPS「どういたしましょう」

術師「ドアボーイが居る」

WPS「よし」FRAME BLEATH

刑事「おい待t」


ボゴァァァアアアアァアアアアア


刑事「ボヤ騒ぎ!!」

術師「なんだよ」
WPS「なんだよ」ぼごぁー

刑事「俺は出世がしてえんだよ 放火魔んなったら閉ざされッだろが馬鹿かてめェらは」

術師「大丈夫だ 大丈夫だよな?」

WPS「炙れば出てくるだろう 出なければ蒸し焼きになるだけだ 大丈夫」ジュルリ

刑事「そいつ やっぱ……おい説明しろ」

術師「後でな 他のでやれるか」

WPS「なら鍵穴だ」ヌロロロロ

チキ チキ カチン

術師「どこで練習した」

WPS「分かってるだろ オレの家でさ」picking form

刑事「……バカしたら撃つかんな 核の話は鳥のから聞いてる」

術師「好きにしろ」

WPS「やれるものならな まぁ安心するといい、証人保護は早すぎる概念かも知れないが ぐぐぐぐ」

刑事「黙れ 行くぜ」

ガチャ
258 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:13:01.87 ID:EnVdYxxCO


術師「……」

WPS「……」

刑事「……」

術師「……狭い、大人二人で廊下がつかえる……見たことのない造りの内装だが この辺の建物はみんなこんな感じなのか?」

刑事「いや…… こんなのは初めてだ なんだこりゃ……」

ギィ…

術師「!」

バタム

刑事「んだオイ チクショー開かねぇぞ、ドアが鍵付きのに変わってる……ドアだけじゃねぇ」ドン ドン

刑事「暖炉みてぇに凹んだ玄関 妙な壁 妙な板張り 狭っ苦しい間取り……ありゃ階段じゃねぇか、ここに二階は無ぇ筈だぜ」

術師「呼び出しと取り寄せの専門柄 転移魔法には明るいつもりでいるが ドアをくぐっても何も感じられなかった」

術師「そいつが家族愛で目覚めたスーパー魔法使い人なのか 私がヘボなのか 魔法じゃないのかのどれかだ それか――」

刑事「それか?」

術師「当たるんだろ」

刑事「……何かヤバいモンが? 具体的には」

術師「一個だけな 世話にもなったが……」

WPS「おい ご主人と再生肉」

刑事「殺すぞ」

WPS「奴がそうか」

術師「……」


JT「…………」


刑事「帝国警察だ 武器を捨てろ 手を頭の後ろで組んで膝を付け」aim

術師「なんてったか 発言は裁判で不利になる可能性がある、検事さんが楽になるのでどんどんどうぞ だっけ?」

術師「黙秘権が欲しければこいつが担当する」

WPS「完璧な沈黙を約束しよう」

刑事「次 余計な口利いたら黙秘拳な」

刑事「おい! 妙な真似すんなよ しまえんなら腕とその脚甲もしまえ」

JT「もう そんな必要はねぇ」フラ

刑事「動くな撃つぞ 動くな」

JT「手ぇ貸してくれるってよ 必要なら 上手くいったぜ」

JT「あちらさんも良い子だ あえば娘も仲良くしてくれるだろ」

JT「手助けしてくれる 逃げなきゃならねえ でも だから手伝だってくれって 当然だ 取引だ」

刑事「誰と喋ってる どうしちまった」

術師「見れば分かるだろ 壁と喋ってる」

JT「逃げる 殺せ って」

JT「分かってるよ奥さん 分かってる分かってる ちゃんと手伝う」

JT「そしたら俺は逃げる」

刑事「……逃げられない お前は終わりだ」

JT「逃げられない? 逃げられない?」

JT「誰が?」

259 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:18:52.94 ID:EnVdYxxCO



「ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」


シュルルルル ギシィッ

刑事「!? 髪の毛 上――」choke


伽耶子「ァ゛ ァ゛ァ゛  ァ゛」


刑事「う うぉわああッ!!」BANGBANGBANG

伽耶子「   」スゥ

刑事「消え…… 息が……」ギギギギ

術師「スラ゛イム」choke

WPS「その腕美味そうだな くれよ」WATER CUTTER

JT「へへへへ」Round Shield

フッ

俊雄「…………」

WPS「お 子供は好きだ」ガパ

術師「下がれ こっちを切れ!」

WPS「?」

バシュ

WPS「……!?」ベチャッ

刑事「(スライムが急に小さく? 違う 体を削り取られたのか どうやった!?)」

WPS「く 血抜きされた身でまだ抵抗しくさるのか」tentacle whip

俊雄「  」スッ…

WPS「チッ」whip slash

ズバァッ ドサ ドサ

術師「女の髪を躊躇なくとは」

WPS「タコとイカを喰った甲斐があった ゲブ お前達は羽を毟らずに鳥を食べるのか……」

WPS「再生肉 再生を頼む……」ゴボ

刑事「命令するんじゃねぇホワイトゲロ 触るが喰うなよ」pray HEAL

術師「ドリアードも同じような感想だった」draw circle

WPS「ぅ ぐ 鳥肉が喰いたい……」ドロ…

術師「終わったらな」ガリガリガリガリ

WPS「本当か! 約束だぞ」

術師「まだか」ガリガリガリガリ

刑事「OKだ いいかあっちを狙えよ」

術師「よし、警戒しながら聞いてくれ 状況が分かった 簡潔に説明する」ガリガリガリ

術師「ドア越しに違う次元へ飛ばされた」ガリガリ

刑事「何?」

260 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:22:07.29 ID:EnVdYxxCO


術師「隔離されたと言った方が正確だな 奴のホームグラウンドへ招かれたらしい 大分力が増幅されてる」ガリガリ

術師「魔力の当てが付いたんだろう ここ というかこの家はわざわざ倉庫があった場所の内側を張り替える形で――」ガリガリ

術師「また別の世界から喚び出されてる 要するに地縛霊が家しょってリベンジマッチに来たと」ガリガリ

WPS「誰にリベンジするというんだ」

術師「分かんない?」

刑事「とんだとばっちりじゃねぇか! なんとかしろよ!」

術師「やってる とりあえず今は空間に亀裂を――」


シュルルルルル


WPS「髪の数が多いな 触手が足りない」シュバババババババ

刑事「どこを狙えばいい 髪の根元か!」

術師「本体が出てきた時だけ撃て サロン・ド・ゲロがまた空間操作攻撃をやられた時に備えて回復の準備を」ガリ

刑事「で怨敵のアンタは?」

術師「空間に亀裂を入れるために陣を書き込んでる 今これで一つ出来た」

刑事「一つ出来た? 一つ? 一つっつったのか? 二つ三つと続く言い方に聞こえるぜ天才召喚魔法教授殿」

術師「間取りが分からんから何とも言えねーが規模的にあと四つ五つはいるだろうな 援護しろ」

刑事「ッざけやがって」

スゥゥゥ…

刑事「!!」


伽耶子「 ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ ァ゛ ァ゛」

俊雄「…………」

JT「くくく へへへ ひひひ」ユラ


術師「移動だ 廊下の奥に押し込んで脇の部屋へ行くぞ」

刑事「簡単に言いやがる!」BANGBANGBANGBANG

WPS「幽霊の血は何味だ?」split

刑事「くそッたれが 猫にしときゃあ良かった!!」reload


261 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:26:29.37 ID:EnVdYxxCO



橙犬「この辺りだ」

黒衣の少女「降りよう 空は目立つ」

landing

橙犬「……いない 感知できない」

黒衣の少女「強い反応だった 間違える筈ないのに」

橙犬「魔力流を弄らなくてもいいくらい密度の濃い世界だしね 隠れた?」

黒衣の少女「暴走体状態でそんなに器用なことができるのかな 普通じゃなかった」

橙犬「そんなに時間は無かったし 隠すか封印されたかのどちらかじゃない」

黒衣の少女「この世界の人達が封印を?」

橙犬「分からないけど 少なくともあっちもあれを追っててこっちの仲間じゃない あたし達にはそれで十分さね」

黒衣の少女「そうだね」

黒衣の少女「……アルフ あれ」


小男「こっちだ こっち!」

警官1「道が入り組みすぎてんだよ ああもうったく!」

小男「それも旦那のリクエストだろが! 一番早くて入り組んでる道って」

警官1「分かってるよ 極力――」


スタッ


犬女「ハァイ お兄さん」

警官1「…………空を飛べるこいつらに見付からねーようにってことだったんスけど」ジャキッ
262 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:27:03.60 ID:EnVdYxxCO

小男「この別嬪さんと 変なカッコした可愛い嬢ちゃんが?」

警官1「見た目に騙されんな 既に警官が何人も殺られてる……」

小男「っ……」

警官1「そこをどけよ こんな狭いとこじゃ弾は避けれねーし 鎌なんざ振れねーだろ?」

黒衣の少女「そうだね」
斧槍《Device form》ガシャッ

黒衣の少女「でも大丈夫」ジャキ

警官1「大丈夫じゃない」

犬女「どこだ? 吐きな」

犬女「自分で吐くか 私らに吐かされるかだ……」

警官1「クソまたかよ おっさん行け!」BLAMBLAMBLAM

犬女「まあそうだろうね 仕事だ 同情するよ」shield

警官1「何してる行け 行け! ボケッとしてんな走れ!」BLAMBLAMBLAM

小男「いいや あんちゃんも一緒だ」smoke grenade


ブシュゥゥウウウウゥウウウウウウウウウゥゥウウウ


警官1「煙幕……?」

犬女「ごほっ この煙ッ……!」

小男「離れなさんなっ!」ダッ

斧槍《Arc Saber》

バシュッ

小男「ぐッ……!」

警官1「おっさん!」

小男「喋るな こっちだっ」タッ

犬女「待て! ちっ……」flying

犬女「(((路地中に煙が回ってる 目に鼻じゃ追えないね)))」telepathy

黒衣の少女「(((この煙、魔力を撹乱して探知を欺くようになっている)))」flying

犬女「(((どうする?)))」

黒衣の少女「(((晴らす 用意して)))」

263 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:31:18.90 ID:EnVdYxxCO


黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス 煌めきたる天神よ いま導きのもと降りきたれ――」

黒衣の少女「バルエル・ザルエル・ブラウゼル 撃つは雷、響くは轟雷――」

黒衣の少女「アルカス・クルタス・エイギアス……!」Thunder Fall


……ゴロ……

ゴロ ゴロゴロ……


警官1「あ……? 雷雲?」

小男「……なんてこった ついてないねェ……」


ザァァアアァアアアアアアアア

ピシャァァアアアッ ゴロ ゴロゴロ……


小男「……雷神様とは恐れ入った あの嬢ちゃん何者だい」

小男「天候を操作するレベルの魔法をサンドイッチ作るみてぇにパパッと……」

ズガァァアアアアアアッ

警官1「うおお!」

小男「あんちゃん 腹括らなきゃならねぇかもだ」

警官1「諦めんな! 天才魔法使いがなんだ、俺達の帝都でこれ以上好きにさせてたまっかよ!」

警官1「それにな 腹なら警察入った時とっくに括ってんだッ」バッ

犬女「(((煙が晴れて……見つけた 行ってくる)))」

黒衣の少女「(((暴走体を補足次第サンダーレイジを撃つ 援護がいるなら言って)))」バチバチバチバチバチバチバチバチ

犬女「(((了解!)))」バッ

警官1「来やがったかッ……」

犬女「銃で来るかい? 弾くよ。それともその警棒で殴りかかるのかい? 届かないよ」

犬女「こっちだって楽しんでるわけじゃないんだ さっさと言うんだね」

警官1「おっさん 他になんかないのか」

小男「貧乏削り鉛筆 マスク 角砂糖 下水道の地図 硬貨 ガチンコは無理でさァ」

警官1「く……」

犬女「行くよ」

黒衣の少女「(((アルフ待って! 必要なくなったみたいだ)))」

犬女「なんだって?」


黒衣の少女「バルディッシュ!」

斧槍《Sealing form》ガシャッ

黒衣の少女「(見つけた 微かな綻び……ジュエルシードがある あの建物!)」

黒衣の少女「(それからあそこの二人 殺しはしないけど大人しくしていてもらう)」bind

警官1「!!」ギシ
小男「……南無三……っ」ギシッ

黒衣の少女「(ロックオン……!)」


黒衣の少女「サンダー……レイジーッ!」

264 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/09(水) 13:35:46.56 ID:EnVdYxxCO



伽耶子「ァ゛ ァ゛ァ゛  ァ゛」ギリギリギリギリ

刑事「なん つゥ 馬鹿力 だッ……!」ギギギギ


WPS「待て! 消えるな! 触手を食らえ! 逃げるんじゃない 喰わせろ!!」シュバババババババ

俊雄「………………」シュンシュンシュンシュン


JT「待ってろ 待ってろよ もうすぐだからな」ブツブツブツブツ

術師「邪魔をするな」summon GOLEM FIST

バギャアアッ

JT「ぐぶっ……」ドシャアッ

術師「腕はいる お前はいらん」and GOLEM LEG

グラァッ……

術師「……空間が揺らいだ…… そうか お前が魔力の供給元の窓口になってるわけだからな」stomp order

ドゴッ

JT「ご ふッ」

術師「死ね」summon PERSEUS's SCYTHE


ビシィッッ


伽耶子「……!!」

術師「(亀裂がもう? 陣はまだ足りない となると外からだ、楔を打った僅かな気配を察したか)」ブォンッ


バチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチバチ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


刑事「家が崩れる!!」

術師「いやそれは問題ない 力業で歪められてた次元が元に戻ろうとしているだけだ 大事にならなくて良かったな」

刑事「俺を犯しにかかってるこの女を見ても同じことが言えんのかコラァッ!!」グギギギギ

術師「楽しめよ さあ崩れるぞ……」circle active


バギィィイイイィイイン

265 :小説を読んでしまった なんだよリニスさんってあんな良い人おったらこんなんなるわけないやんおぼぼぼぼぼぼぼごごごごごごごご [sage saga]:2016/11/09(水) 13:40:13.14 ID:EnVdYxxCO



シュタッ

刑事「うおおおおおお…… あっ?」

術師「二つの機能を持たせた陣を書くのは構成が面倒だが 見事な転移陣捌きだろ」

術師「まあ――」


JT「……ハァー……ハァー……ハァー……ハァー」

伽耶子「ァ゛  ァ゛ァ゛」


犬女「おや 自分から出てきたかい……」

黒衣の少女「……」


刑事「……三つ巴か」reload

術師「一網打尽のチャンスと考えろ」

266 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/09(水) 19:12:34.79 ID:7ZhD9WrF0
こんなんなる訳<「世界はいつだって、こんなはずじゃないことばっかりだよ!ずっと昔から、いつだって、誰だってそうなんだ!ry 悲しいけど、こういう訳なんだよなぁ

ともかく乙乙!
267 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/10(木) 00:17:31.83 ID:gRGu8pNh0
再開待ってました、とうとう伽耶子とフェイトが対峙する所まで来ましたね
次回はいよいよ怨霊(伽耶子)vs魔法少女(フェイト)の直接対決ですね果たしてどちらが勝つか?

続きを楽しみにしています
268 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/10(木) 18:56:24.64 ID:RzRVONwB0
このどうしようもなくクソッタレな素晴らしき世界
269 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/11(金) 02:11:43.48 ID:goIb3e1Y0
自分は伽耶子を応援する、何故ならフェイトちゃんが負けて伽耶子に凌辱される所が見たいから(ゲス顔)

ああ、でも伽耶子が勝つにしても最初はフェイトの方が優性で合ってほしいな 徐々に逆転されて負けるて感じが萌えるし
270 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:14:19.79 ID:mtnOC5CKO


黒衣の少女「……あなたは?」

術師「申し遅れた 私は帝都魔法大学で教授をやっている者だ 今回こちらの刑事さんに呼ばれて捜査に協力している」

術師「凄腕だってな ん そっちの自己紹介はいいぞ」

犬女「求められたってしてやる義務がないね」

術師「育ちの良さが滲み出てるな雌亜人 親の顔が見てみたいもんだ それとも知らずに育った口か? ま そうだな」

術師「確かに 自己紹介は友達作る時にでも取って置くといい これが終わって――」スッ

術師「まだ喋れる状態だったらの話だが」finger snap


ゾルルルルロロロロロロロロ


粘海竜's「「も ら っ た」」

271 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:19:10.50 ID:mtnOC5CKO

犬女「!?」evade

Thunder Rage

粘海竜「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛ァ゛ァ゛ァ゛ア゛ア゛」ババババババババババババババババババババババババ

ズズン ドロォ…

黒衣の少女「(いい不意打ちだったけど この大きさならバインドをかけるまでもない)」

術師「そうか 火口行き希望か」

粘海竜「黙れ 見てろ!!!」ゴォッ

伽耶子「ァ゛ ァ゛  」

JT「こォ こっちに 来るなァァッ――」

粘海竜「そういうわけだ 燃費の悪い海蛇じゃ収支マイナスはキツいしな あぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」グァァァアアア
粘海竜「ん」バグン

刑事「おいおいおいおい宝石ちゃんと残せよ!」

術師「よーしいいだろう 噛むな 動かなくなる程度に軽く溶かすだけにしろ」

犬女「ッ……」

術師「確保終わり これにて一件落着」

術師「まだ邪魔をするならお前達もあれの餌になってもらうが」

犬女「フン 今の見てなかったのかい それはこっちの台詞さね」

術師「そうか」

刑事「! サモナー こいつらの相手頼む」ダッ

術師「何?」タッ

黒衣の少女「……」photon lancer

術師「どうしたんだ!」summon WALL

ズドドドドドドドドドドドドドドド

刑事「あそこだ 二人転がってる!」

黒衣の少女「(狙える)」Thunder Rage

術師「また雷か?」summon ROOF

ズガァァアアアアアアッ

黒衣の少女「路地が 塞がって……」

術師「壁と屋根で封鎖する スライム! 近付けさせるな」ズゴゴゴゴゴゴゴゴ

WPS「今の見てなかったのか オレ死ぬぞ」ズボボボボボ

術師「ぬかせ」dual summon

272 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:23:08.91 ID:mtnOC5CKO


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


犬女「まだなんか喚ぶつもりか!」

WPS「ツンデレは木精だけだと思っていたよ」tentacle whip

犬女「小賢しい どきなッ!」chain bind

ギシィッ

WPS「触手は自前なんだぞ 鎖が食い込んで痛い 離せ そして耳か尻尾を味見させろ」グググググ

犬女「気っ色悪いねッ……」グググググ

黒衣の少女「アルフ そのままっ!」バッ

犬女「……! そうか!」グイィッ

WPS「うぉ 何をする気だ?」bind

犬女「大人しくしてなッ!」

黒衣の少女「それごとやる バルディッシュ!」
斧槍《yes sir》

斧槍《sealing form, set up》バサァッ

術師「シーリングと言ったか? 封印? 奴ごと宝石をガメる気か」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

術師「ああ 魔力が飛んでゆく」バチッ


MEGA FLARE


黒衣の少女「!!」sealing cancel Defencer

犬女「砲撃!? 間に合えッ――」Round shield

カッッッ

黒衣の少女「くぅぅッ……!」
犬女「うぁあああッ!」

術師「今だ 来い!」

WPS「さっすが〜 サモ様は話の分かるお方!」ピョーン

犬女「くそっ 待てッ!!」

WPS「耳をくれるなら考えてやる!」

犬女「ふざけろ! ぐぅううッ」


「耐えたか」

犬女「はぁ はぁ 巨人……?」

バハムート「今日は腹痛とムチウチに悩まされずにすみそうだが」フシュゥゥゥ…

バハムート「渡された魔力が心許ないな召喚師 もうバテたのか」

術師「節約だ 時間を稼いで欲しい 殺れるなら殺ってくれて全然構わん」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

術師「閉じる 頼んだぞ」ゴゴン…

バハムート「乗り手がいない」Driving mode
バハムート「期待はするなよ」Spread pulsar

黒衣の少女「ドラゴンにっ……!」Blitz Action

273 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:25:30.29 ID:mtnOC5CKO

術師「もう一息……」roofRoofROOFROOooooooooF

shutout alleyway

刑事「あーあー丁寧な仕事しやがって 近隣の路地中に鉄の屋根張ったのかよ お前こんな――」

刑事「真っ暗で狭くてきったねーくて野郎鮨詰めのアーケードなんざ最悪だぞ 終わったらちゃんと戻しな」

術師「どうしても遺体の回収がしたいって顔だったんで張り切ったんだ 焼くか?」

刑事「馬鹿言うんじゃねぇ 温室育ちとは出来が違ェんだよ なっ」

ピク…

警官1「いや……普通に……死にかけましたけど……」

小男「…………走馬灯が見えやした…………もう旦那のエスやめます……」

刑事「どーだ インテリ野郎」

術師「よかったね」

術師「さあ ホワイトゲロカスタール君 例の物を」

WPS「丸飲みにしたから取り出すのが面倒だ どこへやったかな……」ウゾウゾウゾウゾ

刑事「何だその動き便秘か」

WPS「糞はしない」ウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾウゾ

術師「長い キモい」

WPS「……」ピタ

術師「ぺっしろ ぺっ」

WPS「すまん無い」

刑事「……」shoot core

WPS「待て待て待て待て待て待て違う 危ないだろ 消化したとかじゃない」Leviathan Scale

術師「他にどう解釈しろと」

WPS「……消えた 消えてる! 消えてしまってるんだ 今まで経験したことのないことだが」

WPS「取り込んだ物が微塵も感じられない 歩いた下の土埃ですら多少なりと吸収する体なのにも関わらずだ」

刑事「つまり何が言いてぇ」

術師「スライム どっちが消えた?」

WPS「両方だ 宝石も幽霊も消えた 幽霊は味すらしなかった気がする……」


ザッ

JT「そりゃあ そうだろうぜ」グイ

「ぅ……うぅ……」フラ

術師「……」

274 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:27:48.96 ID:mtnOC5CKO


刑事「どうなってる……!?」

術師「……跳んだな カヤコか それにその連れてるのは何だ 私に人質が効くとでも?」

JT「ここは暗ぇかんな 見えねえか くくく おう効くとも」

JT「奥さんはそう言ってたぜ」ドン

「ぅあッ……!」ドサッ

術師「……」


半鳥「……たす……」

半鳥「助 けて…… 教授……」


術師「撃て」

刑事「おい……」

術師「早く撃て」

半鳥「私 だよ……教授……信じてよ……」ハァ ハァ

半鳥「いきなり来て……捕まって……突き落とされたり 訳分かんない 体切られたり……飛べなくて……」

刑事「動くなよクソ耄碌 歩けるか こっち来い!」

半鳥「刑事さんっ……」ヨロ…

術師「ガッカリさせるな そんなことじゃまだ暫くは現場だぞ」

術師「スライム 鳥肉だ」

FRAME BLEATH

半鳥「!!」


ゴォォォオオオオオオオオオ


刑事「な……」

術師「よく焼け 寄生虫が怖い」

WPS「黒焼きでいく」ゴォォォォォォォ

術師「お好きに」

刑事「本気で偽物だってのか!」

術師「こうされたらあいつなら迷わず私の心臓かそいつの核を撃つ 先んじれるかはともかくとして」

術師「仮にも魔法使いを志す癖にテンパるとまず銃把に手が伸びるんだ あれは もしくはそいつは」

刑事「……胸 撃たれても死なんだろうぜ あんたは」

術師「死んだ おいウェルダンでいいぞ」

WPS「…………すまないがレアだな ブルーの」ゴォォォォォォォ

術師「……」sigh

275 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:30:34.04 ID:mtnOC5CKO


ゴォォォオオオオオオォオオォォォオォオォオォオオオォオオォオオオオオオォォオオオォオオオオオオオ


JT「ち 火勢が強い……もう魔力も残り少ねェんだろうな なんとなく分かんぜ……」shieeeeld

偽半鳥「…………」

JT「その亜人は……あの白いやつの記憶から取ったんだろ奥さん あいつの弟子なら魔法の物真似まで出来たりしねぇのか」

偽半鳥「……」

JT「……なんだよ 不思議でもねぇだろ あんたと似たような感じなんだこの宝石 ジュエルシードっつったか」

JT「こいつは意を汲んで力を寄越す代物らしい だからか知らねぇけどなんとなく分かんだ あんたのも……」

JT「俺はあの二人を殺さなきゃ逃げれなかったし 娘を助けたかったからどうしても殺したかった だから死ぬ思いで――」

JT「こいつに殺させろっつったんだ 正直こいつも呆れてたような気がする、多分見限るつもりだったんだろ 撃たれてたしよ」

JT「けど奥さん 後押ししてくれたんだよな あんた」

伽耶子「…………」metamorphose

JT「一緒になって石に流した分の こう 余波って言うのか 伝わってきたよ "殺す"って……滝みてぇな……滝に打たれるみたいに凄い勢いの」

JT「全部をそうしたいってのも分かる だから俺もそん中に入れて構わねぇよ 苦しめて殺してくれていい 順番さえ守ってくれりゃあな」

俊雄「……」

JT「下がってなトシオ坊っちゃん 今度はお母さんも負けねぇよ」ヨシヨシ

俊雄「 お 母さ ん」

JT「奥さん 見ての通りジリ貧だ このままじゃ焼け死んじまう」shield

JT「あんた 使ってみるか? ……あんたくらい遺志強ければ文句言わねぇだろう」

伽耶子「………………」

JT「……決まりだな……」

put out Jewel Seed

伽耶子「…………」

『……こっちへ 来て』

泥棒「ッぐッッ…… 勿論 手伝うぜ……」フラ


伽耶子「ァ゛   ァ゛ァ゛  ァ゛」


receipt number ]V

276 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:32:40.12 ID:mtnOC5CKO


WPS「!!」ゴォォォォォォォオォ

術師「火力を上げろ」summon SHUTTER

刑事「それ自体は賛成だが今奴を見殺すのかッ?」

術師「全く問題ない だな」

WPS「気付いてたか いいだろう だが今さら障壁なんぞで阻めるとは」
WPS「思わ」ズシュッ

刑事「なんだありゃ 包丁――」

術師「閉じろッ!」speed increase

「ァ゛ァ゛  ァ゛  ァ゛」ガシャァアッ

術師「閉じきる前に持ち上げる気か? 指だ」

刑事「おらァ!」BANGBANGBANGBANG


ガシャァァアアーン……


刑事「当たった? クソ 閉め切りまくったせいでさらに暗くて分からん……」

術師「任せろ」pray wall's circle

ボゥ……

術師「どうだ 明るくなったろう」

警官1「……く……暗かったんで 眠かったですよ……まだ 痺れてる……」

刑事「出した壁や屋根に魔法陣が…… 障壁に指は無いな 逃げたか」

術師「普段は壁にしたり勢いでかち上げたりして使ってるが こいつは正確には巨大な煉瓦のような物なんだ」

術師「組んで魔法的に使う 今回は喚ぶ時に陣を彫っておいた こうして使えば暗さでバレ難いだろうしな」

小男「光ってるのは……?」

刑事「作動してるからな ここでだけ灯り取りにしたんだろ」

術師「路地封鎖に使った全部がこいつだ」

刑事「何?」

術師「ちょっと力比べをしてみた さっき奴がやったのと同じ、路地の壁と魔法陣の壁で強引に空間を切り取って閉じ込めたんだ」

刑事「……マジかよ よくやるな」
刑事「じゃ勝ったのか?」

術師「負けた いや負ける」

刑事「はあ?」

術師「次元移動能力とパワーが桁違いだ 大分頂いたつもりだったが、生物の再現蘇生に使う程度では到底絞りきれない嵩の怨嗟 とても敵わん」

術師「壁の向こう側で曖昧に隔離してる 閉じ込め続けるのはとても無理だ その路線は諦める」

刑事「じゃあどうする」

術師「例の宝石の力も感じやがる今 只人の私達にできることはない ただ祈るのみだ」

術師「オッズをつけてな」

刑事「…………まさか」

術師「化け物には化け物をぶつけんだよ」wall's dimension jump circle Active

277 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:39:32.52 ID:mtnOC5CKO


犬女「フェイト 今だ!」

黒衣の少女「はぁあああッ!」slaaaaash

バハムート「……!!」

ズシャァッ

黒衣の少女「やった……ッ?」

バハムート「いいや まだやれる……魔力さえあればだ が ゴフッ」fall

ドシャァァアアッ

バハムート「見事だ 少女と亜人よ 良い師に手解かれたと見える」

黒衣の少女「……」

バハムート「精進するといい 戦っておいてだがお前達は気に入った……」

バハムート「武運を ……次のは話が通じんようだからな」release


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


黒衣の少女「次の 新手……!」

犬女「また召喚か! 根性の腐った奴、自分で出てきて戦ったらどうなんだッ!」

summon

ジュエル・伽耶子「ァ゛  ァ゛  ァ゛  ァ゛」

黒衣の少女「ジュエルシードが移ってる?」

犬女「酷い有り様……けど間違いない あの感じはこの女からだ」

黒衣の少女「……ジュエルシードを渡す気は?」

J伽耶子「ァ゛  ァ゛」シュバババババババ

犬女「髪?」shield

黒衣の少女「そう」Photon Lancer

J伽耶子「……」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド

犬女「やったか……?」

J伽耶子「……」シュンッ

犬女「!」metamorphose
橙犬「ガルァァアアッ」ガブゥッ

J伽耶子「 ァ゛ォ゛ ォ゛  ォ゛ ァ゛」hair choke

黒衣の少女「(髪だけッ!)」Arc Saber

J伽耶子「  」シュンッ

橙犬「ぷはッ……く!」バッ

黒衣の少女「また消えた……! ジュエルシードの気配ごと現れたり消えたりできるなんて」

斧槍《Behind sir》

黒衣の少女「はぁッ!」Thunder Smasher

J伽耶子「……!!」

ズドォォォオオッ

J伽耶子「……ァ゛……ィ゛……ッ」ジジジジジジジジ

黒衣の少女「そこ……!」slash


ズバァァアッ

278 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:40:28.83 ID:mtnOC5CKO


術師「……ふむ 不甲斐ない」

shelter open

泥棒「………………」

刑事「爺さんか どれ」
刑事「……生きてるな そんなこたねェと思うが」pray HEAL

術師「そっちじゃない 上だ」
術師「ホームレス 封鎖したこの近辺の路地でマンホールが何ヵ所かあるが 三人で逃げることはできるか?」

小男「お おう……三人? あんたと……」

術師「ヒールは最低限の治療だけ速攻でやってくれ」

刑事「ならもう問題ないが こいつをどうする気だ?」

術師「相性が悪い 有り余る力を好きなやり方で殺すことに特化させているせいか 戦闘は門外漢のようだ」

刑事「あれで?」

術師「力を奪った時の名残で魔力のパスを繋げられる そいつでちょっと鬼火に薪をくべてみよう……」draw circle

刑事「爺さんに陣を? 衰弱してるみてぇだから動きゃしねぇだろうが」

術師「私の魔力と これの魂を死なない程度に削って魔力に代えたものを送る」ガリガリ

警官1「なんですって……人魂への干渉は」

術師「このお巡りさんは?」

刑事「おい 気持ちは分かるが黙っててくれ 死なせないと言ってる以上裁かせる気はある筈だ」

警官1「……筈って いくらなんでも重罪じゃ……」

術師「そうだ 第某章某条 "人間魂魄への干渉はこれを禁ずる" 大罪人誕生の瞬間に立ち会うわけだな 止めるか?」

警官1「…………止められません」

術師「いい警官だ 今後もその調子で励んでくれ 交通取締以外」

術師「ではあんたが行ってから始めることにする 帝都の為に早く去ってくれ」

刑事「この騒ぎなら応援もすぐやれる」

刑事「頼むぜ 絶対にあれを暴走させんなよ」タッ

小男「こっちだ! 気張れあんちゃん」
警官1「ああ……」

279 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:41:37.26 ID:mtnOC5CKO


術師「……さて……とは言ったものの超やってられん まず間違いなく"引っ張られる"」

術師「おい おい 返事はできないが聞こえてるだろう? さっきは殺しかけて悪かったな」ペシペシ

泥棒「…… …………」

術師「聞け 治療費の話を聞いた 宝石では無理だが方法はまだあるぞ」

術師「ただしあんたが生きてなくちゃならん 分かるな」

泥棒「………………」ピク

術師「奴にこの世界で無茶させるためのきっかけを与える目的で これからあんたの生命力をあの怨霊に少し渡す 私も手伝うが恐らく魔力の綱引きになる」

術師「取り込まれるな あいつは放っておくと生きるもの全てに牙と髪と包丁を剥く」

術師「あんたの娘にもだ」

泥棒「………………ぅ……」

術師「その意気だ 行くぞ……」multiple circle active

280 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:55:48.34 ID:mtnOC5CKO


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ

J伽耶子「…………ァ゛……ァァ゛ ァ゛ァ゛ッッッ……ッッッッッ」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


黒衣の少女「これはッ……何!?」

橙犬「フェイト 離れて――」


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


橙犬「上空に空間の亀裂……これは……まさか次元震か!?」

黒衣の少女「(離脱ッ――)」

シュルルルルルルルルル ガシィッ

黒衣の少女「!!!」hair bind


J伽耶子《「  来  い  』〉


橙犬「フェイト!」

黒衣の少女「引きずり 込まれッ……!!」ググググググググググ

橙犬「フェイト!! フェイト!!」chain bind

シュルルルルルルルルル
橙犬「このッ……」bounce

橙犬「髪……くそッ 魔力の奔流で押し流される これ以上近付けないッ……フェイトぉッ!!」


ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ


「なんだあれ 空にヒビが!」
「またスライムか!? 警察呼べ警察!」
「魔導車のトルクが安定しないわ……あのヒビが悪さしてるんじゃないの?」
「車なんか置いとけ なんかやべーぞ逃げろ!」


橙犬「(優先はジュエルシード それにフェイトだ 部外者を助ける余裕はない……!)」

バリバリバリバリバリバリバリバリ

橙犬「……お構い無しかい! 本ッ当になんて奴だ……!」
281 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 22:59:43.68 ID:mtnOC5CKO

WPS「誰が? 言っておくがオレは犬肉は趣味じゃあないんだ ぐぐ えぐみが苦手でな……」summon

橙犬「あんた達の都合なんか知らない……あれは渡せない 吐き出してもらう!」バッ

WPS「もう吐いた そして暴れなければお前に用はない 犬肉の雌」ペラ

橙犬「何だって?」


WPS's「周辺住民の皆様 私は召喚術師の僮がスライム 一帯を封鎖させて頂きます」

WPS's「一帯に分身して散っています 体を媒介に主の転移陣を発動させていますので お近くの分身体より避難して頂きたい」

WPS's「現在装甲車や魔導鎧を中心とする機動隊が事態鎮圧のために向かってきております 市民の皆様に置かれましては――」


橙犬「…………」

WPS「襲わない? ほう 人は喰わないのか偏食家め ええと次は……"繰り返します――」read cheat sheet

橙犬「……正義の味方ってワケだ 人喰いスライムがなんてフザけてるね」

橙犬「ただ ま それなら話が早い……フェイトとジュエルシードを渡しな」get set Photon Lancer

WPS「人質のつもりか」

橙犬「形振り構っていられないんでね」

WPS「ぐぐぐぐぐ どうぞ。」

橙犬「……ッ?」

WPS「犬肉の雌 お前のそいつは炸裂弾だったな 全部吹っ飛ばさないなら別に構わないぞ 要は下拵えだろ」

WPS「正直バレないように何人かつまみ食いするつもりでいたしな モモかアバラの辺りは形をちゃんと残してくれ できたらでいいから……」ジュルリ

橙犬「いいのかい 本当にやるよ! 意気地無しのご主人様がタダじゃ済まないだろう!」

WPS「奴の好物は脳の香草包み焼きと心臓の串焼き 最近は踵骨腱の煮凝りも薦められた」

WPS「ぐぐぐぐぐ 気遣うならそこも残してやってくれ ぐぐぐぐぐぐぐぐ」lol

橙犬「……狂ってる……ッ」ウゲェ
282 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 23:00:16.74 ID:mtnOC5CKO

WPS「あの柔らかそうな金髪肉がフェイトか? 悪いがあれはこっちの仕業じゃあない」

WPS「喚んだ女だ 髪の毛の あれとご主人は因縁があるそうで言うことを聞かない バッジかしまキングのスタンプが足りなかったんだろう」

橙犬「結局お前達の仕業じゃないか! いい加減にしなイカれ野郎共ッ!」

WPS「しっしっ 肉の仕込みをやらないのなら失せろ オレは分身合唱コンクールの指揮で忙しい」

WPS「だがそんな暇ならあっちにちょっかいを出してみちゃあどうだ お前達向けだしな」

橙犬「あたし達向け……?」


summon WALL

summon WALL summon more WALL

summon WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALL WALLWALLWALLWALLWALLWALLWALLWALL……


橙犬「あれは……ッ!?」

WPS「考えようによっては放置するのも手だが ぐぐぐぐ……」
283 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/24(木) 23:01:52.36 ID:mtnOC5CKO



『思い知れ』

『わたしがどんなに辛かったか どんなに苦しく どんなに惨めだったか』

『わたしは 生まれてからずっと……まるで敷石の下の虫けらのように生きてきたんだ……思い知れ』

『わたしの辛さを思い知れ』


術師「(……案の定取り込まれたか……だが)」

黒衣の少女「……ここ は……」

術師「(あれもいる 成功だ あとは奴に時間を稼がせるか、このまま殺させれば――)」

『………………』

黒衣の少女「……あなたは……」

『…………お前は……』

黒衣の少女「……」

『………………』

術師「……?」

『……分からないだろう』

『お前みたいに頭がよくて 金を持っていて 女を取っ替え引っ替えできて……』

『健康で 意志が強く 自分の言いたいことを言えて 自信と誇りに満ちた者には……わたしのことなど……いや……』

『分からないだろう わたし達のことなど 決して分からないだろう』

術師「……………………私達?」

『死ね』

『死ね 殺してやる』

『殺す……思い知らせてやる』


『サモナー!』


術師「あ?」

284 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/11/25(金) 00:21:20.61 ID:Lak6gv7w0
再開してくれましたか、嬉しいですしかし今回の話は割と長編ですね、いえ長い事に文句ありませんが1の予定としては大体後何回くらいで完結予定ですか?
後質問がもう一つ、2週間に一回くらい更新と考えて良いんですよね?
285 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 00:48:31.80 ID:/7DVvpHf0
あちゃー……サモナーの方に向いちゃったかー
286 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/25(金) 07:32:09.87 ID:pMHAdc7NO
ダラダラになっちゃって申し訳ない 次の投下で終わらせるつもりです 上手く絡められなくてターン制バトルになってしまった
更新は書ける時に書いてキリのいいとこで投下しています 要は不定期なので死ぬ程暇な時に思い出せたら覗いてみて下さい
287 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/25(金) 18:14:13.39 ID:3BysnBu20
各人の行動とか戦略の幅が広くて楽しいね
ところで終わりってのは今回の安価分の事?それともまさかスレ自体が……?
288 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/11/26(土) 08:15:42.41 ID:RK9GfvBrO
勿論安価分
安価を書ききったらageる感じでいきます それ以外で上がったらミスだと思ってください
289 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/11/26(土) 17:56:59.37 ID:PjyP5lDT0
おお、それは行幸!
踏めるかは分かりませんが、まだ安価の為の案はストックしてあるので、スレの終わりだったら寂しすぎでした
290 :もう一回 次こそラスト [sage saga]:2016/12/12(月) 19:45:06.44 ID:STJ1lLzPO


ペラ


『……今日、このノートを見つけた剛雄がわたしを殺した――』
『……怒り狂って、わたしを階段から蹴落とし、ベッドの脚に縛り付け、散々罵り、殴り、蹴り――』
『……体中をズタズタに切り付けて殺し、わたしの死体をゴミのビニール袋に詰めて天井裏に放置した――』


ペラ


『……わたしを殺した三日後、剛雄は復讐するつもりで――』
『……D棟の205号室で、緑川真奈美を出刃包丁で刺し殺した(いい気味だ)。その後剛雄は、緑川真奈美のお腹を切り裂いて――』
『……小林くんを殺してわたしのところに呼び寄せ、その後で小林くんの家にいた剛雄を出刃包丁で刺し殺した――』


ペラ


『……村上というサラリーマンの一家がわたしの家に越してきた――』
『……家の様子をすっかり変えてしまった。わたしが生まれる前からあった庭の柿の木と、クロを埋めた桜の木を切り倒し――』
『村上一家はわたしの敵だ』
『……あいつらのようなやつらが幸せを独占しているから、わたしのところには幸せが巡って来なかったのだ――』
『……最後に一家の主の村上啓一を殺し、村上家は全滅した――』


ペラ


『北田という若いサラリーマンの夫婦がわたしの家に越してきた――』
『こういう男は剛雄の存在を思い出させて頭に来る……だからわたしは、妻の良美にフライパンで――』
『……北田洋みたいな男と結婚するんだから、ロクでもない女に決まってる。だから良美がわたしに殺されるのもしかたないことだ――』
291 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:46:27.37 ID:STJ1lLzPO


『……徳永というサラリーマンの夫婦と、夫の母親がわたしの家に越してきた。幸枝という母親の方は――』
『……わたしは徳永和美を殺した。それから徳永勝也を殺した――』


ペラ


『……今日、《わたしの家》に仁科理佳という福祉大学の学生がやって来た』
『わたしはいつものように仁科理佳を殺そうと思ったけれど、あることを思い付いて――』
『彼女の体に同居させて貰うことにした……』


ペラ


『……仁科理佳という女の趣味はわたしには合わない。この女は肉が好きだが、わたしは肉は食べられない』
『この女は紅茶を飲むが、わたしはコーヒーの方が好きだ』
『この女は鮮やかな色合いの服ばかり着たがるが、わたしは白い服が好きだ。この女はレースやサテンの派手な下着ばかり持っているが、わたしは白いコットンの下着が好きだ』
『この女は世の中は優しくていい人ばかりだと考えているが、そんなことはあり得ない。そうだ。そんなことは、絶対にあり得ない……』
『何もかも、わたしの好みには合わない。だからわたしは、この女を少しずつ、わたしに合うように改造することにした……』


ペラ


『……今日、俊雄の担任の中田真理子という女がやって来た。わたしはいつものように、この女を殺すことに決めた……』


ペラ
292 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:48:17.77 ID:STJ1lLzPO



『……今日、久しぶりに外に出た。目が覚めるとそこは知らない場所で、腕に鳥の羽を生やした女の子がいた。わたしはいつものように、この少女を殺すことに決めた……』


ペラ


『だが邪魔が入った。猫人間が魔法(魔法だ)を唱え、あの男がわたしから力を奪い、背の低いオカマに封印させた。屈辱だった』


ペラ


『今日、このわけの分からない世界でまた目覚めた。この世界の連中を殺すにはわたしの憎しみだけでは足りない。わたしを起こした男を協力者にして、違う力を手に入れた。これでわたしをバカにしたあの男を殺すことができる』


ペラ


『奴と一緒に、フェイト・テスタロッサという女の子と、アルフという犬の格好をした女の子が現れた。わたしはいつものように二人を殺そうと思ったけれど、あることを思い付いて、フェイトをサモナーと一緒に家へ入れた』


ペラ


『女の子を"見た"。哀れな女の子だ、わたしと同じか、それ以上に。フェイトにはわたしのように、世界に憎しみを振るう資格があると思った。フェイトを使うことに決めた……』

293 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:50:04.52 ID:STJ1lLzPO



『今日、サモナーを殺した。フェイト・テスタロッサを殺した。アルフを殺した。猫人間を殺した。ドリアードを殺した。刑事を殺した。ブラウンを殺した。そして』

『もう一度やる。この世界でも』


ペラ




ドリアード「……あら 突然休憩したと思ったらここにいたのね」

ドリアード「何を読んでるの? ハーフィ」

294 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:58:02.25 ID:STJ1lLzPO



フェイト「……」


トン……トン……トン……トン……


フェイト「(母さん)」

フェイト「(母さん 待っていてね すぐにジュエルシードを持って帰るからね)」

フェイト「(どこ……あの男は…………どこ……)」

フェイト「(吐かせなくちゃ)」


トン……トン……トン……トン……


フェイト「サモナー」
フェイト「(   サモナーって誰のこと?)」

フェイト「サモナー そんなところにいたんだね」


術師「………………」

フェ雄ト「もう逃がさないからな」

フェイト「ジュエルシードを渡さないなら 覚悟は出来ているんだろう ……ふふふ」

フェイト「(……今どうして私は笑ったの? なんで?)」

フェイト「諦めろ サモナー ……もう逃げられない」

剛ェ雄ト「安心しろ。すぐには殺しやしないから……殺すのは、たっぷりと可愛がったあとだ」

術師「……杖なしでか?」

フェイト「……杖?」

術師「お あったぞ 足元だ!」kick

フェイト「!」ドサッ

剛ェイ雄「このアマっ、ブッ殺すっ!」ダッ

術師「(召喚は間に合わん 槍や鎌でも白兵で敵うとは思えん 幸い呑まれかけで精細を欠いてる、丸腰で一先ずどうやるか)」

剛剛イ雄「畜生っ、ブッ殺してやるっ!」ガシィッ

術師「な ぐっ……!」ドシャァッ
295 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 19:59:23.33 ID:STJ1lLzPO

剛ェイト「ぁああああッ!」ガンッ ガンッ ガンッ ガンッ

術師「(馬鹿力は伝染すんのか? 頭がッ ……)」ガスッ ゴスッ ドッ

術師「離せ……ッ!」


ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン
ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン ガン


術師「……か……っ……」グラ

フェイト「……ジュエル……」stomp

フェイト「シードは」ドガッ

フェイト「どこに」ドゴッ

フェイト「ある」ガスッ

フェイト「答えろ!!!」ドギャッ

術師「…………お前 には……渡さん…………くく……」ゴボッ

ゴシャァッ

術師「   」

フェ雄ト「どうだ 伽耶子 俺に逆らうとどうなるか」
  雄 「思い」
剛 師『知っ」

術師「たか?』

フェイト「……?」

フェイト「っ……!?」
296 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:10:52.83 ID:STJ1lLzPO

フェイト「ぁあ……あぁ……ああ」ガクッ
フェイト「やめて……何するの……やめて……っ……」ズリ ズリ

術師「……どうした……SMは終わりか……」ゲホ ゲホ

フェイト「ひっ」ビクッ

術師「何だ? ……何が見えてる? 幻覚か?」

フェイト「ぁ……ッ……ァっ……」ガクガク


術師「さあ 答えろ フェイト ジュエルシードは誰の物だ? 答えろ フェイト 答えろ』ギシ
術師『答えろ 答えろ 答えろ」ギッ ギッ ギッ

フェイト「か……あ……さ……ん……の…………ッひ ぁ」ガクガク

術師「おい』ギッッ

フェイト「ぃッ う」ビクッ

術師『ジュエル シードは 誰の 物だ 答えろフェイト 答えろ 答えろ 答えろ」ギシッ ギシッ ギシッ

フェイト「っ……ッ……っ……ッッ……っ!」ガクガクガクガク


術師『この腐れ人形が お前なんぞ何の 誰の役にも立たん」
術師「お前の母親が一度でもお前に振り向いてくれたか? 抱き締めてくれたのか? お前に何をくれた? 鞭だ 痛ぁい鞭だけだ……』

フェイト「…………ッ違う!!!」

術師『お前を鎖で吊し上げて……」

フェイト「母さんは……忙しくて 苦しんでる……だけだっ! 私に罰を与えるのは……私が……至らないからっ……!」

術師「母親が可愛い娘に普通そんなことをするかなぁ? 可愛いと思う娘に』

フェイト「私が頑張ればまた元の母さんに戻ってくれる……また笑いかけてくれる……こんな こんな痛みなんてなんともないっ……!!」

術師『…………くくくくくくく そうだな 笑いかけてくれるだろうな」

術師「だが果たしてそれはお前にかな フェ イ ト……』

フェイト「何 言って……」

術師『真実を見せてやる このわたしが サモナーが」pray vision

フェイト「…………――――ッ」
297 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/12(月) 20:11:39.04 ID:i1gTsoOs0
乙!
マインドシャッフル系は色々とキツいなー
298 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:12:02.54 ID:STJ1lLzPO


術師「…………」ズキズキ
フェイト「…………」フラ…

バチバチバチバチバチバチバチバチ

術師「……向こうは組み上がるか……あとは魔力を注ぐだけだが……ち マズい感じの頭痛だ」
術師「空間に歪められてロスは著しくなる さて間に合うか……」

タッ

術師「……休憩終わり お嬢さん……もう少しこっちを休ませて欲しかったな」
術師「次はどうする……?」

フェ理ト「…………畜生……」
仁ェイト「殺してやる……殺してやる」シャキ

術師「……わぁ 痛そう」

タッタッタッタッタッタッタッタッ
ドスッッッ
299 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:17:44.84 ID:STJ1lLzPO



フェイト「……」stub knife

術師「ッッ……ぐッ……ぉ ア……」

ブシュゥッ

術師「(……出刃包丁 ……錆びさせて鈍になってるやつで わざわざ 刺し たのか……いや……)」ガフッ ビチャ

術師「……お まえ……か……ぅ ゴボ ごふっ」

フェイト「嘘をつくな」

術師「あぁ…………?」

フェイト「私はフェイト フェイト・テスタロッサだ 母さん プレシア・テスタロッサの一人娘」

フェイト「そんな名前は知らない 私はフェイトだ アリシアなんて子は知らない 私じゃない」グリィイィ

術師「!!!」ズギッ

フェイト「母さんを嘘つき呼ばわりしたな」

フェイト「許さない お前は 許さない!!」ブシッ

術師「……ッ……!」バタッ

フェイト「っうあああああああッ!!!」ブンッ


グサッ ブチッ

ザシュッ ズシュ ブシッ ザク グチャ ザクッ ザク ザク……


300 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:31:19.00 ID:STJ1lLzPO




アルフ「く、魔法が通用しない……」ハァ ハァ

アルフ「紋様の彫られたあの壁材で組まれてるヤツが一種のゲートだってのは分かる……! なんとなくヤバい代物なのもっ……!」

WPS「余所見か?」FRAME BEAM

アルフ「くそッ」evade
アルフ「(でもって 下ッ――!)」

ガシャン ガシャン ガシャン


魔導鎧1「    」FIRE GATLING CANNON

魔導鎧2「    」FIRE HOMING NAPALM

魔導鎧3「    」pray RIOT BARRIER


アルフ「あと 三機か!」evaaaaaaaaade

アルフ「(一発掠っただけでシールドを割る弾幕 誘導キツい焼夷魔法弾 一隊丸々カバーするガチガチのプロテクション)」

アルフ「(動けなくさせるだけならやれなくはないが 攻撃力と庇い合うせいでランサーを当てるまでが長い……ッ)」ハァ ハァ ハァ ハァ

アルフ「はぁあああッ!」Photon Lancer Multishot

ズドドドドドドドドドドドドドド……

アルフ「(どうだっ?)」


魔導鎧3「〈こちら3番 魔導炉出力低下 バリア一時停止します 継続展開不可 駆体及び装甲 腕部回転砲及び肩部主砲は損傷ありません〉」aim GATLING

魔導鎧1「〈了解 展開を代わる 制圧射撃に回れ〉」pray BARRIER

魔導鎧2「〈炸裂煙により視界不良 魔導探知に切り替え〉」ブッピガァン
魔導鎧2「〈真上です!〉」ビコォーン

アルフ「……!」

魔導鎧2「    」ボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュボシュ

魔導鎧3「    」ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

アルフ「くゥッ……!!」blast Multishot

WPS「炸裂弾とその煙 またそれか! 目眩ましはもう飽きたぞ ……隠れたか」Leviathan shell

魔導鎧2「  」continue search

WPS「鉄人形の生き残り 中に人が乗っているんだろ? 喋れないのか」

魔導鎧1〈作戦行動中の私語は禁じられている 逃げないのなら精々集中して事に当たれ 召喚獣〉拡声

WPS「いつか喰ってやるからな」ジュルリ

301 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:36:32.15 ID:STJ1lLzPO



アルフ「はぁッ はぁッ はぁッ……!」

アルフ「(時空管理局程の科学力はないけど 面倒な相手だ……この世界の軍隊? どんどん状況が悪化する……)」

アルフ「(フェイトからの連絡は途絶えたまま…… 退却も視野に入れなきゃマズい)」

WPS「煙が晴れた…… が 消えたままか」

魔導鎧2〈居るなら走査の死角を補って 手が足りない〉

WPS「いいのか? ぐぐぐぐ 期待されては仕方がないな」キョロキョロ

WPS「……犬肉! そのデカいモフ耳なら魔導鎧の中身の屁すら聞き分けれるはずだ あーうまそ」

アルフ「(なわけ あるか!)」hidden

WPS「じゃなくてこっちの声は聞こえてるな このブリキ共を相手に 装甲車で乗り付けた歩兵を屠殺して あまつさえ鉄屑の方も――」

WPS「何機か機動棺桶にしながら向こうへの攻撃までこなしたんだ お前はよくやったよ だが宙に浮かぶあれを見てみろ」

アルフ「……」

WPS「多分完成だ あとは起動に必要な魔力だけ……」


assembly complete

"Forced Repatriate Dimension Circle Gate"


魔導鎧3〈……強制送還転移門 手を離れた強力な召喚獣や手に追えない魔導生物を跳ばす召喚使いの常套手段……〉

魔導鎧3〈規模を鑑みてスピード優先 丸ごとじゃなく構成陣を掘った壁材をバラに喚んで組み上げた〉

魔導鎧3〈余計に魔力喰う上 門に耐久性を持たせるなら相応に器用じゃなきゃ逆に手間ばっかりなやり方です それ以前に一人で次元越しにって、噂通り相当な自信家ですね〉

WPS「お姉さんいい声だな ツインテール&モフモフコンビといい勝負だ」

魔導鎧1〈3番〉

魔導鎧3〈すみません〉

魔導鎧1〈ナンパなら人間様にでなく同じヘドロにやれ スライム〉

WPS「ぐぐぐ 怒られてしまった 面白かったら笑っていいぞ犬肉 犬肉ー? ぐぐぐぐぐぐぐぐ …………」

WPS「(……どうしたサモナー気が変わったか 魔力のマの字も感じられないぞ )」extend Tentacle

WPS「(起動すれば近い次元からでも吸い寄せて纏めて叩き帰せるんだろう? どこで油を売ってる……死んでるなら最高なんだが召喚契約消えてないから違うし)」and Tentacle search



……バリ


302 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:42:33.06 ID:STJ1lLzPO
  

「……何を手こずっているの…………」

「早く終わらせなさい 紛い物……」パリッ


Thunder Rage

"Occurs of Dimension Jumped"


「……っ……ッっ……」

303 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:45:01.83 ID:STJ1lLzPO



アルフ「(……これは……!)」

WPS「?」

魔導鎧2「〈! 高出力の魔法反応! 転移門のさらに上空から?〉」

魔導鎧1「〈バリア重ねろ! 3番は探知警戒〉」pray RIOT BARRIER

WPS「……マズい 出来るだけあれから離れた方がいい デカいのはゲート狙いだ!」ピョン ピョン

魔導鎧1〈備えろ 接敵したら噴射跳躍で囲むぞ――〉

WPS「違う こいつは攻撃だ……」pray teleport circle


ズガァァアアアアアアアアアアアァアアアアアアアアアァアアアアッッッ


魔導鎧1「〈!!〉」BARRIER brake

魔導鎧2「〈隊ちょ――うわあああああッ!〉」KA-BOOOoooN


ガラガラガラガラガラガラガラガラガラガラ……


WPS「(……紫の雷……ブリキ野郎共は軒並み擱座 直撃の転移門は崩壊)」

WPS「(一発でひっくり返されたぞなんだ今のは あの二匹のじゃあない 援護? Jを鼻で笑えるような化物がもう一匹いる!)」escaped

WPS「(おk状況が変わったオレは戦略的退避を行う分身だろうが死にたくない 仕事はしたんだから文句言うなよサモナーに再生肉 バーイ)」コソッ


アルフ「奴らが沈んだ……よし 今なら」

アルフ「使い魔契約のリンクを頼りに フェイトをっ……!」Dimension Transport

304 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:51:27.23 ID:STJ1lLzPO



ズガァァアアアアアアアアアアアァアアアアアアアアアァアアアアッッッ

伽耶子『……っぎぃいやあぁああああああああぁぁぁぁあああああ』


フェイト「!!」ハッ

伽耶子『……な に……誰だ…………まさか』クル


術師「」グチャ


伽耶子『……いや………… 手 足 首 胴体もバラバラ 解体したパーツも念入りに刺させた これで死なない人間なんていない……』バチバチバチバチバチバチバチバチ

伽耶子『お前 か……フェイト……』metamorphose

プレシア「フェイト……! 何をしたの……?』

フェイト「……」グッ

バルディッシュ《Power charge》
バルディッシュ《get set》

フェイト「…………うん バルディッシュ」

バルディッシュ《yes sir》

プレシア『……フェイト……?」

フェイト「あれは……母さんの魔法だ」

バルディッシュ《scythe form》ジャキン

プレシア「!』

フェイト「母さんは私を見捨てたりなんてしない 母さんは私を愛してくれているんだ」

フェイト「……私の仕事はジュエルシードの捜索と 確保 ……邪魔をするのなら」

フェイト「お前は 斬る」

伽耶子『(……そうか)』

伽耶子『(この子の世界は わたしのものよりも 深くて 狭いのか)』

バルディッシュ《SLASH》

伽耶子「ッァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」catch scythe

ジジジジジジジジジジジジジジジジジジ

フェイト「サイススラッシュを素手で取った……」グルン

俊雄「 ニャー オー 」ガシ

フェイト「(子供? 柄で)」ブンッ

ガッ

フェイト「!」
305 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:55:51.20 ID:STJ1lLzPO


佐伯剛雄「……痛ぇ……伽耶子……許さん……俊雄……俺の……」ガシ

小林俊介「何故……どうして……何で……俺が」ガシ

フェイト「この 放せっ……」

徳永和美「……あなた……母さん……あなた あなた あなた」ガシ

小林真奈美「何で 誰 どうして やめて」ガシ

フェイト「はぁッ!」slash

ズバッ ザシュッ

フェイト「……まだ!」

中田真理子「   」ァァアアアァ

仁科理佳「   」オオォォォ

フェイト「しつこいっ……」

ズシュ

フェイト「ジュエルシードを渡せッ!」

伽耶子「ォ゛ァ゛ァ゛ァ゛ォ゛」hair choke

フェイト「(髪の毛のバインド! 家の狭さと 壁の何処からでも出せる性質と合わさって確かに避け辛い 対処法は――)」Blitz Action

伽耶子「!」シュルルルルルルルルルルルルルルル

フェイト「(超速で肉薄 斬撃を見越させ ゼロ距離ランサーで回避ごと潰す!)」ゴォッ

summon WALL

フェイト「っ 壁ッ?」brake

術師「今だ カヤコ」

フェイト「死んだ筈じゃっ――」

シュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

transport

アルフ「させるか!」Photon Lancer

バシュバシュバシュバシュ

フェイト「アルフ!」

アルフ「遅れてごめんフェイト あの人に助けられたよ」グッ

フェイト「うん……」ジャキッ
306 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 20:59:32.04 ID:STJ1lLzPO


伽耶子『憎い 憎い 憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い お前達全員を殺す 殺してやるッ!!』髪髪髪髪髪髪髪髪髪髪

術師「吠えるのは一匹でも仕留めてからにしろこの陰湿メンヘラストーキングオナニスト」pray agreement bind(召喚獣契約拘束)

伽耶子『ッッぎぃィいィィイいいいいいッ!!!!』ギギギギギギギギギギギギギギギギ

フェイト「いい加減 消えてッ!」Thunder Smasher

術師「お前の仕事はあれの相手だ」summon WIRE MESH FENCE

伽耶子『髪を 金網に……』

バヂバヂバヂバチバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂバヂ

伽耶子「ギ ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛オ゛オ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛ォ゛」

術師「ははははは アースだ! あッははははははは」sending magicpower

フェイト「……死体が無い……じゃあ本当に生き返ったんだ……」

アルフ「生き返っただって?」

術師「まるで私が化物のようじゃないか そもそも死んじゃいない、腸まで丹念に微塵切りにしてくれて悪いが まあ死にかけではあった」gggggggggggggggggggg

術師「さっきの雷に救われたのはお前達だけじゃなかったのさ」aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

フェイト「……」

術師「気になるか? いいよ 余裕あればだけど」ttttttttttttttttttttttttttttttttt

伽耶子「サァァァアァアァァモォォォォオオオオォオォオナァアァアァァアアアァァァアアアァ」

アルフ「邪っ魔ぁッッ!」ガッシャァァアアアァッ

術師「ああごめん じゃ短くしよう あの次元跳躍魔法を魔力に変換しました ごちそうさまです 終わり」eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee

フェイト「母さんのサンダーレイジを? そんなこと……」Photon Lancer full auto fire

アルフ「ふッ!」Chain Bind

伽耶子『殺してやる 殺してやる 殺してやる 殺してやる!!』Bind brake

アルフ「ちィ 家が狭っ苦しい! リフォームしてあげるよッ!!」crash wall

伽耶子『この薄汚い獣めぇェええええエッッ!!!』hhhhhhhaaaaaaiiiiiiirrrrrrrr
307 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:09:09.31 ID:STJ1lLzPO
フェイト「空間が取れた!」
バルディッシュ《Arc Saber》バシュアッ

術師「バリアを切り裂く鎌の刃か 魔法防御では食い破られる」aaaaaaaaaaaaaaaaaaaaa

summon GOLEM's
ゴーレム「……」ズズゥン

ドズン ズン ドスン……

アルフ「(硬そうなのを何匹も しかも一匹一匹が重い 床がッ……)」グラッ

術師「リフォームってのはこうやんだよッ!」ccccccccccccccccccc

ゴーレム「!!!」CRAAAAAAAAAAAAACK

ビシビシビシビキビキベキベキベキベキベキベキ
ゴシャァァアアアアアアアアアアアアアアアアアァァアアッッッ

ゴーレム「……」protect master

術師「そうだいい子だ 歯は欠けたが今のところランダム召喚出じゃお前が一番使いやすい くれた奴に感謝だ」tttttttttttttttttttttttttttttttttt

伽耶子『許さない……わたしはお前を許さないぞサモナー わたしの家をよくもッ……ッッ』ズォォォオオオオォオオオ

術師「無駄だ 傷は深く魔力は潤い準備も整った サプライズでそれが前倒しされた今――」
術師「死神と狂犬と私からすれば 召喚されたお前はただの独り善がりで昼下がりな吐息が薔薇にならん醜女でしかない」iiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiiii

伽耶子『……くく くくくく』
308 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:10:30.70 ID:STJ1lLzPO
アルフ「おらァッ!!」Photon Lancer Multishot

ゴーレム「……」guard

アルフ「雁首揃えてどうした、来い! かかってきな!」

ゴーレム「……」get set

アルフ「時間稼ぎってわけかい フン 丁度いい」ニヤリ


術師「何が可笑しい? カヤコ 当ててやろうか? なあ 何で私がお前の名前を知ってると思う? 自己紹介はァ゛ァ゛ァ゛だけ」vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv

術師「そうだ 読んだぜ 素晴らしい挿し絵と最高の写真も合わせて傑作娯楽小説だった 結末も含めて くくっ」
術師「くくくく コバヤシくん可哀想にね くくく 部屋汚されて くくくく」pgr

伽耶子『お ま え え え え え え ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ぇ ……っ!!!』

術師「お前のような惨めな女はひっそりと生きてひっそりと死んでいれば良かったんだ ただ男選びがクソだったのと、致命的なのは――――」
術師「下着がコットンだけってのがいただけなかった 一組くらいはなぁ エロいのをさぁ 持っとくべきだろ」

アルフ「(サイテー あいつ)」knuckle knuckle knuckle

術師「あんたそれでも女か ……ちょっと下がうるさくなってきたな ……ところで……」eeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeeee
309 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:12:31.80 ID:STJ1lLzPO

アルフ「よし……フェイトっ!」


フェイト「――アルカス・クルタス・エイギアス」

フェイト「疾風なりし天神 今導きのもと撃ちかかれ……」

フェイト「バルエル・ザルエル・ブラウゼル――」


バルディッシュ《Photon Lancer》
バルディッシュ《Phalanx Shift》


フェイト「撃ち砕けッ――」


術師「ハーフィを渡すと思うか?」sending complete

310 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:14:18.34 ID:STJ1lLzPO


gggggg G gggggggggg
aaaaaa A aaaaaaaaaaa
tttttt T tttttttttttttttttt
eeeeee E eeeeeeeeeeee

aaaaaaa A aaaaaaaaaaaaa
ccccccc C ccccccccccccc
ttttttt T tttttttttttttt
iiiiiii I iiiiiiiiiiiiiiiii
vvvvvvv V vvvvvvvvvvvvvv
eeeeeee E eeeeeeeeeee

311 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:21:19.64 ID:STJ1lLzPO


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312 :ええええ 文字化けなんか初めて見た [sage saga]:2016/12/12(月) 21:24:28.57 ID:STJ1lLzPO


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313 :…… [sage saga]:2016/12/12(月) 21:27:51.15 ID:STJ1lLzPO


ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ



WPS「……崩壊して空中でバラバラになったものとばかり思ってたが違ったのか」

WPS「破片は浮いている あれは展開した状態なのか……どういう魔法だ」

鎧操者2「隊長 生きてる分の探知計器が荒ぶってます!」beep beep beep

鎧操者1「魔導鎧が凄まじい反応を拾ってるが 逃げなくていいのか」

WPS「狙いはここじゃない 近いが別の次元だ、大丈夫の筈だ」

鎧操者1「ならいいが 大した信頼関係だな」

鎧操者3「ありがとねスライム君 アーマーから引っ張り出してくれたり」

WPS「そうだな 太股をくれ」

flying knee

WPS「ひざじゃない」ゴボッ

鎧操者2「呑気してる場合じゃないですよ! 一際反応がッ……!」


warp out


フェイト「ファイヤァァアアーーーーッッ!!!」


ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ

314 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:30:19.13 ID:STJ1lLzPO


WPS「フェイト 呼び寄せたか」

術師「そうだ 側にお付きも呼んでる」ride GOLEM

泥棒「………………」ドサッ

WPS「わっ」

鎧操者1「……Mr.サモナー あれは一体」

術師「特定の魔力の持ち主をロックオンし 他の次元へ放り投げる とにかく遠くの次元へと」



ズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズズ…………

フェイト「……き 効いていない……?」ハァ ハァ

アルフ「展開したゲートから……なんだアレ デカい腕……っ!?」Photon Lancer

グォォォオオオォォォオオオオオォオオォオォオオオオオオオオオオォォォォォォォォォォオオオオォオォオオ…………

フェイト「くッ……!!」


   ガ   シ   



鎧操者3「握って……手が 閉じた」

術師「かつて帝国で魔法使い用の極刑として使われていたものが原型だ 大陸乱世に帝国王朝を築き上げ――」

術師「泰平の世には邪魔になり その中でも聞き分けの無い英雄達を骨休めさせるために作られた流刑魔法……」

WPS「握り潰すんじゃないのか」

術師「いやこれで終わりだ 手が閉じた瞬間にもうあの二人は跳ばされた」


スゥゥゥゥゥゥ……


鎧操者1「消えた……」

術師「またのお越しを……っ……」フラ

鎧操者1「しっかりしろ」グイ

315 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:33:23.60 ID:STJ1lLzPO

術師「……はぁ、はぁ……機動隊の魔導鎧パイロットか……機体は大破……参ったな……」ゼェ ハァ ゼェ

WPS「今なら喰える!!」

鎧操者3「!?」

さくっ

WPS「」sting core

鎧操者2「……」
鎧操者3「」

術師「コントはいい どこだ……」つ出刃包丁

WPS「まあ送ってるの全部分身だし構わないんだがぽんぽん殺さんでくれよ 勿体無いじゃないか」ヒョコ ムシャモグ

鎧操者3「自分を食べてる……」

術師「Jかブラウンを呼べ……ドリアードでも悪かないがハーフィは駄目だ 奴とは口を効くな……」ハァー ハァー ハァー ハァー

WPS「用件は」

術師「一種の魔力失調 市販の安アンプルじゃ私には効かない」

術師「ステーキを安全にまだ食いたければ 急げ……奴をなんとかした後で」ゼェ ヒュゥ

WPS「?? !! あいつはどうした」

術師「今 拘束を振り払われた……」ハァー ハァー


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


伽耶子「………………ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」ニタァ…


鎧操者1「!」RDY armor magnum

術師「手傷は与えている……後は 機動隊でなんとかなると 思ったんだがな……」ゼェ ゼェ

316 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:57:16.26 ID:STJ1lLzPO

WPS「装甲車とライフルマンは二分で犬肉に全滅させられた しかし随分消耗が激しい」tentacle setup

術師「爺を運べゴーレム 私は……」フラ

鎧操者1「2番3番殿を努めろ、あれを近付けるな 肩を貸す 走れるか」ドッゴォーン

WPS「うぉっ」ビリビリ

鎧操者2「了解」ドォーン ドゴォン
鎧操者3「はい!」ドゴン ドゴン ドゴン

術師「…………徹甲拳銃 鼓膜が破れそうだ……」クラ

伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」シュンッ

鎧操者2「消えた」キョロ

術師「流石に 落ち着いてるな じゃ微力ながら……」summon CHAIN

伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛ッ――」シュバ

ジャラララララララララララララ

伽耶子「  ァ゛ ァ゛」bind

WPS「よし 無駄撃ちせずに済むな」acidgun form


BLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAMBLAM
ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛
ドゴンドゴンドゴンドゴンドゴンドゴン


鎧操者1「行くぞ ……あの紫の雷を人力で門の魔力に変換したのか?」

術師「……ああ……」

鎧操者1「廃人になってないのが不思議だよ スキャンダラスなだけではないんだな……」

術師「……喋らなくても気絶したりしない……気使わなくていいぞ……」

鎧操者1「運ぶだけならその方がやり易い」

術師「……よし ここでいい」ザッ
317 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 21:57:43.06 ID:STJ1lLzPO

鎧操者1「何? 何をしてる まだ魔法を使うつもりなのか」

術師「……ドアの鍵を開ける…………招き入れる」draw circle

術師「恐らく……あの宝石……ジュエルシードが来てから なんだと思うが……この世界に来たがっている奴がいる……」ガリ

術師「カヤコが大分掻き乱したせいで 平時より次元が安定していない 繋ぐのに苦労しているようだ……」ガリ ガリ

鎧操者1「そいつの次元跳躍を手引きすると? 味方の保証はないのでは?」

術師「呼び水を掴ませて 来る分はそいつに負担させる ……これは召喚陣だ……」ガリ

術師「ダメならすぐに追い返すか殺す…… なんにせよ 弱らせて物理的に殺害できる今でなければ」ガリガリ

術師「Mrs.コットンランジェリーは いずれ ジュエルシードと魂由来の魔力からなる実体を振り切って……」ガリ

術師「呪いの怨念 "呪怨"とでも呼べる状態に戻る それが奴の本来の姿」ガリ ガリ

鎧操者1「呪怨……」

術師「意志を持った怪奇現象 それが佐伯伽耶子だ そうなったらもう手に負えない この世界は玩具箱になる」

術師「させねーよ 奴のじゃあない……」summon visitor

318 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 22:03:39.34 ID:STJ1lLzPO


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


術師「(……ちっ また大物か……? 頼むぞ)」

伽耶子「……!」バッ

WPS「いかん サモナー! まだ食べたいッ!!」

術師「普通に行ったぞと言えんのか鳥の糞が……」

術師「来いッ!」バチッ


外套の少年「……転移できた ここは……?」


鎧操者1「子供 この少年がそうなのか教授?」

術師「…………ああ……」フラァ

ドサッ

鎧操者1「く、限界か 君っ――――」ガシィッ

俊雄「   マー  」stretch neck


グイィィィイイイイィイイイイィイィイィィィィ

ブ ヂ ン


鎧操者1「」ドサ

伽耶子『死ね サモナー!』ヌッ

赤い石《"背後です"》
外套の少年「!」Circle Protection

guard

伽耶子『ッ……』バヂヂヂヂヂヂヂヂヂ

外套の少年「漸くこの世界に渡れた理屈は分からない でも来た理由はハッキリしてる……」

外套の少年「散らばったロストロギア ジュエルシードの回収 それが僕の責任だっ……!」chain bind

俊雄「   ! 」ジャラララララ

外套の少年「捕まえた けどこっちじゃない!」グイッ

俊雄「  」ドシャァアアッ

伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛ァ゛」evade and hairbind

外套の少年「人間の暴走体? 素早いッ……」Round Shield


WPS「飼い主か? 晩飯か?」

術師「…………茶番はいいと 言ったはずだぞ……」

鎧操者3「隊長? 隊長! そんなっ……」

鎧操者2「あの少年を呼んだんですか? 勝てると?」

術師「……チラチラ出てくる魔方陣が見えるか? さっきの二人組のと酷く似てる 恐らくは同じ魔法の行使体系だ……」

術師「一瞬意識が飛んだが ジュエルシードのことを知っている様子も見えた……」

WPS「つまりまた簒奪目当てを引いたのか いいぞ 子供だ あの足がいい とてもいい」ジュルリ

術師「よせ ……優先はカヤコの再封印 ないし撃破だ 援護しろ いいな……」

WPS「仕方がない……」ピョン
319 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 22:08:12.37 ID:STJ1lLzPO


外套の少年「喰らえッ!」Shoot Bullet

伽耶子「ァ゛ァ゛   ァ゛ァ゛ァ゛」ヒュンッ

外套の少年「(あいつが早いんじゃない、僕のが遅いんだ 魔力素が濃すぎて上手く制御できてないッ……)」

WPS「おい少年 よく来てくれたな 飼い主共々歓迎する」acid bullet

外套の少年「君はっ? 使い魔か、さっきの人の?」

WPS「あれはだらしのないことに奴とその他大勢との連戦で消耗してる 挨拶はオレが代わりに ぐぐぐぐ 初めまして」

WPS「単刀直入に聞くぞ あれを封印できるか?」

外套の少年「……その為にここに来たんだ」

WPS「頼もしい じゃあさっさとやろう」

伽耶子『何人来ようが同じだ 全員苦しめて殺す 殺し尽くしてやる』

WPS「ならば貴様の穴という穴を触手で埋めてやる」tentacle whip

伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛ッ」hair stinger

外套の少年「危ないっ!」Circle Protection

ガギン

WPS「おっと 気にしなくていいのに」シュバババババババババババ

外套の少年「よし 今だッ……!」Chain Bind

ジャラララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララララ
ニュルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルルル

伽耶子「  ッ 」dabble bind

外套の少年「回避方向が限定されたおかげで動きを読めた……行くぞ!」

外套の少年「広がれ 戒めの鎖!」 more chain

WPS「(っ? 引っ込めた方がいいな)」ニュルル

外套の少年「捕らえて堅めろ 封邪の檻!」chain chain chain chain

ギュルルルルルルルルルルルルルルル

伽耶子『鎖がッ……』

外套の少年「――アレスター チェーンっ!!」 グイィッ


KA-BOOOOOOOOOooooooon


WPS「引っ張って爆発 美味そうな顔と脚してえげつないやり方だ」

伽耶子「……ァ゛ッ……」ボロッ

外套の少年「行けるか……」

赤い石《yes, my master》

伽耶子『こ のっ……』hairhairhairhair

320 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 22:13:19.92 ID:STJ1lLzPO


外套の少年「(接近!)」Protection Smash

伽耶子『盾ェえ が 邪魔だぁああぁああああああああぁあッッッ……!』ギリィッ

赤い石《Preparing to seal》

外套の少年「妙なる輝き 光となれ! 赦されざる者を 封印の輪に――」

外套の少年「ジュエルシード 封印!」


カッッッッッ


伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛  ォ゛   ォ゛    ォ゛ォ゛ォ゛オ゛  オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」

伽耶子『力 が ……ッ わたしの力ッッ……っッ!!』


WPS「あれが封印……ジュエルシードと そこから涌いた魔力だけ抜き取っているのか」

術師「…………カヤコは殆どガス欠だった 外付けの魔導炉を?げば 後は出涸らし……」pray repatriat

術師「さあ 帰る時間だ……」バチッ


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


伽耶子「ァ゛ァ゛……グ……オ゛ォ゛オ゛ッッ……」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


外套の少年「暴走元の人が、消えて……」

赤い石《sealing》

術師「…………」ゼェ ハァ

外套の少年「……あなたですね、僕の転送を手助けしてくれたのは……ありがとうございました」

321 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/12(月) 22:14:43.79 ID:STJ1lLzPO


外套の少年「(接近!)」Protection Smash

伽耶子『盾ェえ が 邪魔だぁああぁああああああああぁあッッッ……!』ギリィッ

赤い石《Preparing to seal》

外套の少年「妙なる輝き 光となれ! 赦されざる者を 封印の輪に――」

外套の少年「ジュエルシード 封印!」


カッッッッッ


伽耶子「ァ゛ァ゛ァ゛  ォ゛   ォ゛    ォ゛ォ゛ォ゛オ゛  オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」

伽耶子『力 が ……ッ わたしの力ッッ……っッ!!』


WPS「あれが封印……ジュエルシードと そこから涌いた魔力だけ抜き取っているのか」

術師「…………カヤコは殆どガス欠だった 外付けの魔導炉をもげば 後は出涸らし……」pray repatriat

術師「さあ 帰る時間だ……」バチッ


バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


伽耶子「ァ゛ァ゛……グ……オ゛ォ゛オ゛ッッ……」バリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリバリ


外套の少年「暴走元の人が、消えて……」

赤い石《sealing》

術師「…………」ゼェ ハァ

外套の少年「……あなたですね、僕の転送を手助けしてくれたのは……ありがとうございました」

322 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2016/12/13(火) 07:15:05.87 ID:b0o3Ftar0
乙乙!!
苦境に次ぐ苦境と逆転。激しかった戦闘もようやく収束を迎えたか。チートなサモナーも今回は危なげに見えたな
にしても、伽耶フェイは執念が足り過ぎてて困る
そんで、魔導鎧の人達なんて言う、これまた魅力的な方々も出てきたし
ただ、隊長さんの事は……残念でした
323 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage ]:2016/12/13(火) 18:30:26.87 ID:Clb1+G8u0
お疲れ様、完結おめでとうございます

伽耶子とフェイトとの戦いをもっと濃く書いてほしかったです、主人公が召喚術師だからそっちの方出番取られるの仕方ないのですが
個人的にはもっとフェイトと伽耶子の直接対決もっと出して欲しかった、
324 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/14(水) 17:46:37.59 ID:HZ3u7bTJ0
まだなのは組の帰還とか、泥棒のジイサンと孫娘の治療とか、ハーフィーどうなったん?とか残ってるけどね。どうまとまるのか楽しみ
325 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/15(木) 08:28:31.88 ID:UI3supr20
おっと、孫娘じゃなくて娘だったか。ジイサンがフェイトで連想してたからか混ざったかな?
326 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/29(木) 06:48:33.42 ID:YN+gXCbW0
ところで1に質問、本編では召喚術師が伽倻子とフェイト何とかする形で決着が付きましたが
あのまま伽倻子とフェイト戦っていたら二人の内どちらが勝ってましたか、1の勝手な想像で良いので教えてください
327 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/12/31(土) 23:53:26.55 ID:kQaqesC80
良いお年を!
328 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2017/01/01(日) 06:19:05.11 ID:jANNYk5X0
あけおめ〜
329 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/11(水) 23:54:23.64 ID:/qkhNlXwO
 
330 :やったぁしょうがつやすみがとれたぁあけましておめでとう [sage saga]:2017/01/14(土) 21:10:24.43 ID:OPqu/friO


外套の少年「そして本当に申し訳ありませんでした 僕らの不手際のせいで、多くの被害が……」

術師「……気にしなくていいよ ……取り付いた奴が そう 例えば木とか 猫とか 初々しいカップルとかならもっと簡単に行った……」

術師「こういう類いのは扱う者次第だ…… カヤコの奴は最悪……」

術師「君はそこまでには見えない、見た目は…… 君が元々の持ち主?」

外套の少年「僕の一族が発掘した物です 僕がその現場の責任者でした」

外套の少年「移送中の事故で他の次元へ散ってしまって……」

術師「なら これで帰れるな……」

外套の少年「いいえ、ジュエルシードはこれ一つだけじゃないんですよ。ようやく一つ目で……」ハハ…

術師「(…………)」
術師「頑張ってくれ」

外套の少年「はい。本当に、ありがとうございました」

術師「……ちょっと聞いてもいいかな」

外套の少年「なんですか?」

術師「それはなんだ?」

外套の少年「?」

赤い石《"私のことですか"》

術師「意思がある 魔法行使の補助をさせているようだが」

外套の少年「ああ これは……このタイプはインテリジェントデバイスと言います 名前は――」

赤い石《初めまして "レイジングハート"です》

術師「……デバイス……」

外套の少年「使い方は仰る通りです。発動の補助としてとても重宝しますよ、ここみたいに魔力素の濃すぎる世界では 特に……」

術師「……それじゃ 君らの魔法体系ではあれで本調子じゃないってのか? ……ふざけてるな……」

外套の少年「(君ら?)」

術師「今幾つだ、十代も半ばまで行けば我々など足元にも及ばなくなるだろう」

術師「まったくゾっとしない 次があるなら穏便に関わりたいね……」

外套の少年「あはは、そんな……。じゃあ 僕はそろそろ」

術師「……ああ 気を付けて」


バリバリバリバリバリバリバリバリ

331 :どちらが強いと思うかという件については書いた通りです [sage saga]:2017/01/14(土) 21:12:57.34 ID:OPqu/friO


WPS「サモナー?」

術師「無理だ 敵わないとは言わんが、少なくともこの体たらくでは奪えない……」

WPS「なるほど」ヌロロロロロロ

術師「シッ」thrust knife

WPS「腕からか」グァッ

術師「……暴食馬鹿め」


ドッゴォーン


WPS「ゴ っぼ」ブヂュッ

鎧操者2「……普通 こんな頻繁に召喚獣が反逆することは逆に有り得ないのでは」shootdown

術師「うちは自由意思を尊重してる 私への害意を直接表すまでは……」

鎧操者2「傀儡には」

術師「しない…… つまらん」

鎧操者2「そういうものですか」

術師「彼は いや彼らはか どうだ」

鎧操者2「いいえ」


鎧操者1「」

鎧操者3「……」


術師「……そんなに強かったのか?」

鎧操者2「直接展開した隊員は装甲車ごと全滅 我々も三機一組の二班でこの有り様です 一人相手にです……」

鎧操者2「避難誘導協力に感謝します」

術師「帝都警察上層部の判断力と 毎度ながら魔法大学の傍若無人っぷりがつつき回されるだろうな……何も無ければ そう 圧力とか」

術師「こっちは久方ぶりに総長が出張るかも知れない お互い少々忙しくなりそうだ」
332 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/14(土) 21:15:56.21 ID:OPqu/friO

鎧操者2「……」

術師「フラつくんで私は座るが あんたは? 痔持ちならゴーレムはお勧めしない」スト

鎧操者2「ゴーレムといえば」チラ

泥棒「……………………」ボー

術師「爺か 大丈夫だ傷は塞いである ちょっと左腕が無いだけさ……」

術師「同情もいらない…… 今回の騒動の恐らく元凶だ」

鎧操者2「……何ですって?」


ファンファンファンファン……


鎧操者2「!」

術師「……一先ずの状況説明は頼んだ ……」ガク

鎧操者2「サモナー? 教授?」

術師「……私は 寝る」

キッ バタン

刑事「酷ぇなこりゃ……おい生きてんのか」

術師「………………」グテー

鎧操者2「眠ると言って 魔力欠乏が酷い、早急にアンプルの投与を」

刑事「状況を話したら念のためってついて来たんだが 功を奏したな」ガチャ

茶「サモナー! やっぱりまたはしゃぎ過ぎたのね、その内本当に死んじゃうわよ!!」ガサゴソ

茶「せっかくハーフィとか呼んだんだからもっと平和に過ごしたら? アウトドアなんてあなたらしくないわ!」ブスブスブスブスブスブスブスブスブスブス

術師「………………本っ当にうるせー声だな……」ガンガン

茶「あ起きちゃった まだ色々持ってきてたのに」

術師「一瞬でかぶれが出来てんだけど何 なにこれ」
術師「まさか注射痕かおい 腕だけ水疱瘡じゃねーか」ボツボツ

茶「! もしかしてまだフラついてる? 予後悪い? 大丈夫大丈夫いいのあるわよ!!!」ガサガサゴソゴソ

術師「はいはい後でな助けてくれてありがとう 先に仕事を片付けないと……」スッ

release GOLEM
333 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage saga]:2017/01/14(土) 21:17:22.62 ID:OPqu/friO

刑事「腕 出せ」

泥棒「………………あ……」

刑事「爺さんすっかり元気だ あんたのおかげだぜ教授殿」

術師「ブラウン 先にあっちを」

茶「歳いってるし 持ってきたのあなた用だから……魔法使いじゃないんでしょう?」

術師「魂が欠けてる」

茶「あらっ! まぁ! そうなの? そう! フフ 気付け薬が必要ね フフフ ちょっとキツめのやつ フフフフ」

術師「倫理が欠けてる」

刑事「そうだね」

刑事「なんでもいい とにかくすぐに余計な報告の要らん状態にまで出来るんだろ」

茶「マッドブラウンの名に懸けて!!」

刑事「すげー不安だ」カチャ


ガチャリ

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