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提督「鎮守府に温泉が湧いた」 (再編)
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505 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/14(水) 01:57:02.44 ID:ACKTt6fTo
バッシャーン!!!
敷波「おっ、三人も戻ってきたか」
綾波「皆さん、どうでしたか〜」
漣「………///」カァァァァッ!!
曙「だ、だから悪かったって。本当に…ごめん」
朧「えーっと、聞くのも野暮かもしれないんだけど…何があったのさ」
潮「えっと、その…ボートに乗ってるときに体を安定させるために横の所に取っ手があるよね」
敷波「あー、確かにあるな。で、それとこれと何の関係が」
潮「その、あまりに動きが速くて途中で曙ちゃんがそれを放しちゃったらしくて、それで取っ手の代わりに、その、漣ちゃんの胸を…///」
綾波「あら、それでこんなことになったのですね」
漣「うぅ、まさかこんなところで大事なものを失うとは流石の漣でも予想してませんでしたよ」シクシク
曙「だ、だからその…本当にゴメン」
潮「こ、こういう時ってどうしたらいいんでしょうか?」
敷波「…ほっといてあげるのが一番いいんじゃない?」
朧「うん、下手に触れると逆に傷になりそうだし」
506 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/09/14(水) 01:59:44.41 ID:ACKTt6fTo
今日はここまでです
それで提督についてなんですが…正直に言いますと前半は仕事という名目上ほぼ出てきません
その代わり後半は提督の出番が増えますのでご了承ください
といってもこの流れだといつになるやら…なるべく早く仕上げる予定ではあるのですが
それでは、また
507 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/14(水) 09:53:03.27 ID:8bApqggSO
乙です
508 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/14(水) 10:01:36.46 ID:59hWgdM0o
ウォータースライダーで水着が食い込んだり脱げないとは妖精さんめ設計をミスしたな?!
509 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/14(水) 11:23:45.38 ID:4ZeKxjsvo
まだ前半だったのか・・・無理すんなよ・・・
510 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:07:49.19 ID:M1bjm57Fo
〜 アスレチックプール 〜
春風「…みなさん、準備はいいですね」
「「「「「「「「「「「……………」」」」」」」」」」」シーン
春風「それでは今から睦月型対白露型(+神風お姉さま)の水鉄砲対決を始めます。それでは………スタート!!」パンッ!!
睦月「てぇい!!先手必勝なのね!!」ピュッ!!
五月雨「きゃあっ!!」ピシャッ
睦月「よーし、先手もらtt」
白露「ならこっちも一番乗りだよっ」ピシャッ!!
睦月「きゃぁぁぁ、やーらーれーた」バタッ
白露「へへっ、白露を差し置いて一番乗りなんて許さないんだからねっ」
511 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:11:46.40 ID:M1bjm57Fo
長月「くそっ、さっそく睦月がやられたか」
菊月「まあ一人で突撃していけばああもなるか」
長月「全く、だから集団で行動した方がいいといったのに」
菊月「とにかく私たちも気を付けないと、集団で行動してる分目立つしな」
皐月「僕たちの場合髪の色でも目立つけどね」
長月「それを言うな。私達だって好きでこの色になったわけじゃないんだから」
菊月「おい、いくら遊びとはいえ向こうチームにバレるぞ。少しは隠れる努力をしないと…」
皐月「…いや、その必要はないみたいだよ」
長月「はぁ、なんでそんなことが」クルッ
涼風「まあつまりこういう事さね」ガチャッ
512 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:16:35.88 ID:M1bjm57Fo
長月「…成程な、確かにこれじゃあ用心しても無駄か」
菊月「それにしてもなんで先に撃たなかったんだ?」
涼風「いやー、皐月ちゃんにはばれてたし、それに」
江風「集団には集団で、だろ」
海風「流石に皆さん相手だと涼風さん一人だと荷が重いと思いますし」
皐月「なるほどー、みんなが来るのを待ってたわけね」
江風「くらえっ、五月雨姉貴の敵!!」バシュッ
海風「これも勝負ですのでお覚悟を」バシュー!!
長月「ふん、ただでくたばってたまるか!!」ヒョイッ
皐月「へへっ、どうせやられるならみんな巻き込んでやるんだから」ガチャッ
菊月「菊月…参る!!」バババッ!!
513 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:22:02.51 ID:M1bjm57Fo
望月「いやぁ〜なんだか向こうは白熱してますなぁ」
三日月「何をのんびりしてるの!そんなんだといい的になっちゃいますよ」
神風「…!!見つけました、とぉっ!!」ピューッ!!
三日月「ほら、見つかっちゃった!」
望月「大丈夫だよ〜結局のところ当たらなきゃいいんだし」ヒョーイ
神風「外した!?ならもう一度」ガチャッ
望月「それにさ」
如月「神風さん。ちょっといいですか」トントン
神風「!?」グルッ
如月「隙あり、です」ピュッ
神風「くっ!?ふ、不覚」ビチャッ!!
望月「勝負事にはおとりの役目も必要だと思うよー」
514 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:26:41.31 ID:M1bjm57Fo
三日月「全く。作戦ならそうと先に言ってください!!」
望月「あー、ごめんごめん。でごめんついでにいう事があるんだけど」
三日月「ん、まだ何か?」
望月「いやー、もう少し粘れると思ったんだけどさ」
三日月「?つまりどういう事n」
如月「きゃあっ」ビチャッ
春雨「も、もらいました!!」
村雨「ふふ、悪いけど同じ作戦は二度は通用しないわよ」ガチャッ
望月「………とまあ、いつの間にか囲まれちゃったって事かな」
三日月「 」
515 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:33:13.34 ID:M1bjm57Fo
夕立「そこっ!?」ピュッ!!
文月「ぶっぶ〜はっずれぇ〜」ヒョーイ
夕立「もうっ、ちょこまかと動きすぎっぽい!!」
時雨「援護するよ、夕立」ピュピュッ
夕立「お願い!!」ピューッ!!
文月「踏み込みが足りん!!なんてね〜」ヒョイヒョイッ
時雨「参ったね…僕たちの連携をああも簡単に抜けられるなんて」
文月「あはは、鬼さんこちらぁ〜それっ」ピュッ!
時雨「おっと!?」ヒョコッ!
夕立「もう、一体全体どうなってるの!!」
時雨「よけるし隙があればこっちを狙ってくるし、いや、すごいね文月ちゃん」
文月「褒めてくれるの?ありがと〜」
夕立「もうこうなったら夕立も本気出しちゃうんだからね!!」ゴォォッ!!
時雨「ああっ、仕方ないなぁもう」ゴォッ!!
516 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:37:06.82 ID:M1bjm57Fo
春雨「ゆ、夕立姉さんが苦戦してる!?」
村雨「あー、あのトリッキーな立ち回りなら無理もないわよ」
白露「それにしても遊びとはいえあの二人を本気にさせるなんて文月ちゃんすごいね」
卯月「いや、あれは正直卯月たちもおどろいてるぴょん」
弥生「……うん」
村雨「まああの三人は置いといて、残ってるのは私達だけみたいよ」カチャッ
春雨「そっちは二人、こっちは三人。そして卯月さんたちを囲んでいる状況です」
弥生「…まあ、私達はただ逃げ回ってただけだし」
卯月「それは言わなくてもいいぴょん」
517 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:42:49.42 ID:M1bjm57Fo
村雨「さぁさぁ、どうする。降参する?」
卯月「降参?いや、うーちゃんたちはこの状況から逆転してみせるぴょん!!」
春雨「この囲まれてる状況でですか?」
卯月「ふふふ、こういう時のための秘策があるんだぴょん」
村雨「秘策?」
弥生「…え、弥生、それ聞いてないけど」
卯月「秘策とはピンチの時に初めて教えるもんなんだぴょん」
白露「秘策ねぇ、まあ、どんなもんか知らないけど」ガチャッ
白露「だったらそれを使われる前に倒しちゃうんだから」ピューッ!!
春雨「は、はいっ、私も」ピューッ!!
村雨「ま、用心に越したことはないからね」ピュッ!!
518 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:46:46.86 ID:M1bjm57Fo
卯月「!!ここだぴょん!!必殺」
弥生「えっ!?」ガシッ
卯月「弥生バリアー!!!」
白露「なっ、そんなんあり!?」
弥生「 」ビチャビチャビチャー
春雨「や、弥生さん!!」
卯月「ふっ、隙ありだぴょん」ピュピュピューッ
白露「きゃっ!!」ビシャッ
春雨「ふえっ!!」ビチャッ!
村雨「ああっ!!」ビチャッ!!
春雨「そこまでです!勝者、睦月型チーム!!」
519 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:53:59.99 ID:M1bjm57Fo
文月「うーん、楽しかったね〜」
夕立「うぅぅ、悔しいよぉ〜」
時雨「まさか最後はこっちに突撃しながら撃ってくるとは思わなかったよ」
文月「けど夕立ちゃんのが当たったからおあいこだね〜」
時雨「いや、文月ちゃんに当たったと同時に文月ちゃんが撃ったのが僕たち二人に当たったんだけど」
文月「え〜、偶然だよ〜」
春雨「偶然…なんでしょうか」
村雨「さぁ、どうかしらね?」
睦月「それにしても驚いたね。まさか最後に卯月が残るなんて」
如月「…まあ、確かに驚いたけど、それ以上に」
卯月「…ふぅ、戦いの後はいつも虚しいもんだぴょん」トントン
卯月「ん、弥生どうしたんだp」クルッ
520 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 01:59:43.41 ID:M1bjm57Fo
http://www.nicovideo.jp/watch/sm11111052
弥生「……… 卯 月 ?」
卯月「 」
521 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 02:02:33.01 ID:M1bjm57Fo
卯月「…あ、も、もしかして怒ってる、ぴょん?」
弥生「……ねぇ、なんで事前に伝えてくれなかったの?」
卯月「い、いやほら伝えちゃうと、そのー、驚きもなくなるしバレちゃうかもと思って」
弥生「…そう」
卯月「ま、まぁ弥生のおかげで勝てたようなものだしできれば許してほしいなー、なんて」ニコッ
弥生「…… で、 何 か い う 事 は ? 」ゴゴゴゴゴ…
卯月「ご、ご、ごめんなさーい!!」ドゲザー!
望月「あーあ、ありゃ大変だ」
江風「なぁ、表情からだとあんまよくわかんないけどあれどれぐらい怒ってるんだ?」
長月「例えるなら神通さんのマジ切れの一段下ぐらいかな?」
五月雨「それってとっても危なくないですか!?」
皐月「ま、まあ大丈夫だと思うよ…たぶん」
522 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/15(木) 02:06:59.28 ID:M1bjm57Fo
神風「…うぅ、まさか後ろを取られるなんて…」
春風「お疲れ様です神風お姉さま」
神風「春風、ありがとう。けど、ね…」
春風「はい、とても面白い試合でしたね。特にお姉様が後ろを取られて驚いているところとかは特に」
神風「ぐふぉっ!?」
春風「まあ油断はだれにでもあることですし次に生かしましょうか」
神風「はぁ、そうね」
春風「それにしても、普段見ることができない姿が見れて春風とっても面白かったです」
神風「あ、貴方ねぇ…」
春風「ふふっ、冗談です。とても素敵でしたよ」
神風「…こ、今度はあんな不覚はとらないんだから!!」
523 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/09/15(木) 02:08:20.71 ID:M1bjm57Fo
今日はここまでです
それと修正箇所が一つ、前回のウォータースライダー部分なんですが、正しくはボートスライダーです
ウォータースライダーはまた後日やります
それでは、また
524 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/15(木) 09:43:13.60 ID:bFd02CVSO
乙です
525 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/15(木) 09:51:40.11 ID:ESVOaDTgo
乙
526 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/15(木) 09:56:34.94 ID:3tuWui32o
乙です。
良かった食い込まない水着はいなかったんだね…
527 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 00:52:46.73 ID:IX6c7dOdo
朝潮「さて、それでは次は私たちの番ですか」
夕雲「ええ、お互い頑張りましょうか」
朝潮「はい、私たちも全力で行かせていただきます!!」
夕雲「ふふふ、こちらも負けませんよ」ニコッ
満潮「全く、朝潮ったらこんなゲームなんかになに本気になってるのよ」
霞「ま、朝潮らしいといえばらしいけど」
荒潮「そこが可愛いのよね〜ふふふっ」
大潮「けどさ、さっきの勝負結構見ごたえあったよね」
霰「…うん、すごく面白かった」
528 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 00:57:16.48 ID:IX6c7dOdo
朝雲「そうね、水鉄砲だったけどみんな真剣にやってると面白いものね」
山雲「そうですね〜最後の卯月ちゃんのあれはとても勉強になりました〜」
朝雲「いや、だからと言って同じことを私でやらないでよ」
山雲「大丈夫です〜むしろやるとしたら山雲に盾になりますので〜」
朝雲「ちょっとやめてよそんな宣言」
霰「……だけど、勝つためには何でもやる、というのも勝負では大切…」
満潮「はぁ、全くみんな浮かれちゃってるんだから」
朝霜「そうそう、どうせ実力の上じゃアタシ達に勝ち目ないんだからそこまで真剣にやることはねーよなぁ」
霞「……はぁ!?」ピクッ
529 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 00:59:23.49 ID:IX6c7dOdo
霞「ちょっと、今言ったこと訂正しなさいよ」
早霜「…別に、ただ正直な感想を言っただけよ…」
満潮「へぇ〜、それはそれはずいぶん聞き捨てならないことを言ってくれるじゃないの」
清霜「大丈夫!勝つのはこっちだからね」
霞「……上等じゃない」
満潮「その自信、絶対にへし折ってやるわ!!!」
朝霜「おーおー、怖い怖い」
巻雲「もうっ、あそこまでいう事ないのにー!!」
風雲「いや、確かにちょっと本気にしてくるとは言ったけど、あれは言い過ぎじゃない?」
530 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:03:06.79 ID:IX6c7dOdo
高波「ど、どうしましょう。このままだと喧嘩になっちゃう…かも!?」
長波「いや、そこんとこは大丈夫だろ。ほら、ほかの皆を見てみろよ」
高波「他のみなさん、ですか?」チラッ
他の朝潮型「「「「…………」」」」ニコニコニコニコ
沖波「わ、笑って…ますね」
長波「まー、みんなあれが本気じゃないってことがわかってんだろ。そりゃあ多少はカチンときてるかもしれないけどさ」
風雲「…で、あの挑発をまともに受けたのがあの二人、と」
沖波「根が純粋という事でしょうか」
巻雲「とうより単純b」
夕雲「はい巻雲さん。いくら何でもそれ以上言っては駄目ですよ」
巻雲「ご、ごめんなさい!夕雲姉さん」
長波「まあなんにせよ、対戦自体は楽しくなりそうだなー」
531 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:11:53.18 ID:IX6c7dOdo
シズミナサイ!!
オット、アブナイアブナイ…ッテェェ!!
バカネ、ソノサキニアルノハジゴクy
ハイハイ、アタマヲヒヤサナサイット
キャァッ!!チョ、フイウチハヒキョウジャナイノ!!
イヤー、コレモセンリャクヨ
陽炎「いや〜みんな思いっきりたのしんでますねぇ〜」
不知火「何を年寄りくさいことを言っているんですか」
親潮「しかし、なんというか、白熱した試合ですね…」
初風「白熱してるというよりはなんか鬼気迫るものを感じるんだけど。特に霞たちあたりから」
532 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:16:25.04 ID:IX6c7dOdo
親潮「そう言われてみれば確かにそうですね…何かあったんでしょうか?」
黒潮「まぁ、あの二人の表情を見れば大体わかるけどなぁ」
陽炎「おおかた誰かしらに煽られて頭に血が上ってるんでしょ。まったく単純なんだから」
不知火「それ、向こうも陽炎には言われたくないっていうでしょうね」
陽炎「ちょっと、それじゃまるで私が単純みたいじゃないの!」
不知火「はて、違いましたか?」
陽炎「あんたねぇ」
初風「そういう所が単純って言われるのよ」
黒潮「まあまぁ2人とも、そうや、なんやったら今から睦月ちゃん辺りに対戦でも申し込んでこようか?」
陽炎「…いやぁ、私はこうして波打ち際でパシャパシャしてるだけで満足よ」
初風「それに他のみんなも思い思いいに楽しんでるみたいだしね」
533 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:25:23.12 ID:IX6c7dOdo
〜 ビーチバレー 〜
秋月「それでは行きますね…それっ!!」ポーン!
舞風「よっと」パシッ
野分「嵐、お願い」トース
嵐「あいよっ、とぉぉぉっ!!」アターック!!
初月「甘いっ」ブローック!!
萩風「ああっ!!」
秋雲「へへっ、トスなら任せろー」ポーン
照月「それじゃあ…これでっ」アターック!!
嵐「野分!!レシーブ」
野分「この距離から無理言わないでって!!」パシーン!!
秋雲「いえーい!お見事」
534 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:30:04.93 ID:IX6c7dOdo
秋月「見事に決めましたね、照月」
照月「いえ、あそこで初月がとめてくれたおかげです」
初月「なに、僕はただできることをやっただけさ」
秋雲「いやー流石イケメン枠。いう事が違いますなぁ」
初月「ん、なんだそのイケメン枠とは」
嵐「秋雲、あまり混乱させるようなことを言わない方がいいぞ」
萩風「ところでみなさん、丁度区切りがいいですし少し休憩を挟みませんか?」
舞風「さんせーい」
秋月「そうですね。それでむこうで休憩しますか」
照月「それにしてもまさかビーチバレーのコートまであるとは予想外でしたね」
野分「ええ、というよりなんでプールにこんなのがあるのか本当に疑問なんだけど」
535 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:35:01.56 ID:IX6c7dOdo
萩風「温泉だけじゃなくてプールにコートまで…嬉しいことは嬉しいですが確かに謎ですね」
嵐「まっ、俺たちが気にしても仕方ねー事だろ」
舞風「そーそー、まああるなら遠慮なく使わせてもらおうよ」
秋月「それにしても秋雲さん申し訳ありません。人数の足りない関係でこっちに入ってもらってしまって」
秋雲「んー?あーいいのいいの。スケッチもあらかた終わったところだし、それに…」チラッ
萩風「それに」
秋雲「まあなんていうか、近くで実物の資料を観察するのも大事だしねー」ニヤニヤ
秋月「???」バイーン
照月「???」バイーン
初月「………言いたいことはよく分からないが邪念を感じるのは確かだな」ポイーン
野分「それ、多分当たってるわよ」
536 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:44:32.10 ID:IX6c7dOdo
阿賀野「さぁーて、十分休憩したしまた遊びにいこーか」
矢矧「お、お願い、もう少し休憩させてください…?」ハァッ
能代「あ、アタシも賛成…流石に疲れたわ」ゼェゼェ
阿賀野「えー、二人ともだらしがないな〜?ねっ、酒匂」
酒匂「阿賀野姉のいう通りだよー」
能代「な、姉さんはともかく何で酒匂までそんな元気なの…?」
酒匂「?楽しいから?」
阿賀野「だよねー」
矢矧「こ、これが天然の底力…なのかしら」
能代「そのどこから出てくるか分からないエネルギーと体力、本当にうらやましいわ…」 ハァッ
537 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/09/23(金) 01:53:46.61 ID:IX6c7dOdo
阿賀野「失礼しちゃうなー。ただちょっとプールを楽しんだだけなのにこんな風に言われうなんてさー」
酒匂「まったくなのです!」
矢矧「…着いた早々プールにダイビングして競争を始めたと思ったら今度はウォータースライダーに突撃」
能代「一回やったらもう一回と最終的には五回も繰り返してさらに全員で強制的にボートスライダーを三回も…あれは酔ったわ」
阿賀野「うんうん、楽しかったよね!」
酒匂「ボートのやつはくるくる回って楽しかったよねー!!」
矢矧「うっ!?あの回るのを思い出したら吐き気が…」フラッ
能代「しっかりして矢矧!矢矧がここで倒れたら私一人じゃ二人を制御できないから!」
阿賀野「さーて、じゃあ話してるうちに休憩できただろうからそろそろ行こー」
酒匂「おーーー!」
能代「いや、全然休憩出来てないんですけど!?」
矢矧「「……あぁ、休みなのに休めないって皮肉なものね」
能代「今なら子供に振り回されるお父さんの気持ちがわかる気がするわ」ハァッ
538 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/09/23(金) 01:55:22.73 ID:IX6c7dOdo
今日はここまでです
次回、温泉(プール編)最終回です
まあその後着替え関連でちょっとやりますが
それでは、また
539 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/23(金) 06:46:34.82 ID:CZI+UmIao
乙
540 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/23(金) 09:32:11.20 ID:PcQPNMOSO
乙です
541 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:10:18.15 ID:cyoQrMubo
〜波の出るプール〜
島風「もおー、天龍おっそーい!!もっと早く漕げないのー!!!」バンバンバンバン
天龍「うるせー、これでも必死なんだよ!!」ギコギコ
天津風「ちょっと島風、無理なこと言わないの」
時津風「そーそー、それにあんまり無理いっちゃうと船が転覆しちゃうよー」
雪風「大丈夫です!!そんなことは雪風が絶対にさせません!!」
天津風「いや、雪風の意思でどうこうできる問題じゃないからね」
天龍「ったく、監視、じゃなかった。のんびりしてたと思ったらまさかボートを漕げなんて頼まれるなんてなぁ」ハァッ
天津風「いえ、本当に無理なこと言って申し訳ございません」ペコリ
天龍「…まっ、退屈してたのは事実だし別に構わねーけどよ」
542 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:13:21.02 ID:cyoQrMubo
龍田「天龍ちゃ〜ん、そっちはどう〜?」ギコギコ
雪風「あっ、龍田さんだちです」
浦風「いやぁ、プールでボートに揺られるとは不思議な気持ちじゃのぅ」
磯風」「しかし普通に泳ぐのとは違いこれはこれで面白いな」
谷風「だねー、そんでこの時々来る波がまたスリルがあっていいわ」ユラッ
浜風「それにしても龍田さん。本当にありがとうございます」
龍田「ふふふ、別にいいわよ〜。みんなが楽しんでくれればそれで」
谷風「よー、島風、そっちの具合はどうでぃ?」
島風「楽しいけど遅いのが残念なのー」
浦風「いや、手漕ぎのゴムボートにそこまで求めるのも酷な話じゃろうて」
天龍「ったく、文句だけしっかりと言うんだからな」
543 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:17:28.55 ID:cyoQrMubo
ザワッ…
雪風「あっ、天龍さん大変です!!」
天龍「ん、どしたー?」
雪風「大きな波がこっちに向かってきてます!!避けないと危ないですよ」
天龍「大げさだな、まあそりゃあ波の出るプールなら多少大波ぐらいくるだr」クルッ
ザバァァァァァァアアアアア!!!
天龍「 」
天津風「なっ、何あれ!?」
島風「うわー、おっきぃー」
時津風「本当だ、あれぐらいの波だと波乗りとかもできるかなー?」
天津風「ってなんであんたたちそんなのんきな反応してんのよ!!」
544 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:20:54.64 ID:cyoQrMubo
龍田「あら、大変ね〜、どうしようかしら?」
磯風「まあ焦っても仕方ないな」
谷風「ってなに落ち着いてるのさ!!早く避難しないと」
浜風「落ち着いて下さい。谷風。冷静に状況を考えましょう」
浦風「そうそう、どういう原理でできたか知らんがあの大波を今から避けるのは無理な話じゃ」
谷風「そ、それじゃあどうするのさ」
磯風「なに、こういう時のために水泳の授業があったんだろ」
谷風「……え、それってまさか」
龍田「はい、それじゃあみんな、波に呑まれても溺れないように気を付けてね〜」
3人「「「はーい」」」
谷風「って転覆するの前提かーい!!」
545 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:24:35.20 ID:cyoQrMubo
ザッバァァァァァァン!!!
天龍「………」プカプカ
天津風「………」プカプカ
天龍「………えーと、悪い、今、いったい何があったんだ、誰かわかるか?」
時津風「えーっと、確か大波が来た時になにかこう…不思議な力で波の上にボートが乗り上げてそのまま流されたような感じ…かなぁ」
雪風「まあなんにしても転覆しなくて良かったですね!!」
天龍「いや、おかしいだろ!普通あんな大波が来たら飲み込まれるようなもんだろうが」
天津風「なんていうか…不思議な力が起こったのとしか言えないですね」
島風「けどあのグイーって引っ張られるような感覚が楽しかったねー」
雪風「はいっ、できるならもう一度やってみたいです」
天龍「あんなんもうお断りだ!!」
546 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:32:47.39 ID:cyoQrMubo
龍田「…ふぅ、みんな〜大丈夫?」ザバァッ
谷風「は、ハハハ、ひどい目にあったぜぇ」
磯風「いや、まさかこんな形で水泳を試すとは思ってもいなかったな」
浦風「そうじゃねぇ〜、ん、浜風はどうしたんじゃ?」
谷風「おっ、あっちにいるぞ、おーい!!」
浜風「!!…///」プイッ
浦風「ん、なんじゃ?こっちを向かんとそっぽ向こうでうずくまっておるが」
龍田「…あっ、もしかして水着がはだけたのかしら〜?」
谷風「ん、これって…」ムンズ
磯風「それ、浜風の水着だな」
547 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:38:20.90 ID:cyoQrMubo
谷風「にしてもこれサイズ大きいな、なにカップぐらいあるんだか」ビローン
磯風「さあな、あとで浜風に直接聞いたらどうだ?」
谷風「いや、それはそれでなんだかダメージを受けそうなんで、ちょっと」
浦風「こらこら、谷風もそんな見てないで早く浜風に渡してきてあげんと」
浜風「!!そ、それ、こっちに返してくださいっ!!」ダダッ
浦風「あかん!浜風焦って胸元もろだしじゃぞ!!」
浜風「!!きゃっ///!」ガバッ
龍田「浜風ちゃん、今届けに行くからそこで待っててね〜」
谷風「しかし、波が着て水着が取れるなんてまるで漫画のお約束みたいだな」
548 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:41:25.90 ID:cyoQrMubo
〜 ジャグジー 〜
鈴谷「いやぁ〜遊んだあとはこういうリラックスできるのが本当にありがたいねぇ〜」ゴボボボ
熊野「言動がおじさん臭いですよ、鈴谷」
鈴谷「いや、だってさあっちこっち試したくなるもんじゃん。ねぇ」
最上「そうだねー、しっかし、駆逐艦のみんなも元気だね」
三隈「そうですね、まあ、今の状況を考えればはしゃぐ気持ちも分からなくはないですが」
熊野「…ですわね。現状、戦況が好転する目途は今だ経っていませんし」
最上「今この時にも深海棲艦の襲撃が来てもおかしくないもんね」
三隈「…いつの日か本当に何も憂いなく楽しめる時間が来ればいいんですけどね」
鈴谷「はいはい、三人とも暗ーい話題はそれまで!!そんな話をしてたって全然楽しくないから、ねっ?」
549 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:45:20.27 ID:cyoQrMubo
最上「うーん、まさか鈴谷にこんな風に諭されるなんて思いもしなかったかな」
三隈「ただここは鈴谷の言う通りですね」
熊野「そうですわね、確かに私たちが少し考えすぎていましたか」
鈴谷「ちょっと、それじゃあまるで鈴谷が何にも考えていないみたいじゃんか!!」
熊野「みたい、じゃなくてそうなのでは」
鈴谷「んなわけないでしょ!!」
三隈「まぁ、鈴谷のその前向きなところは私たちも見習わないといけませんね」
鈴谷「むー、褒められてるのかもしれないけどちっともうれしくなーい」
最上「まぁまぁ、鈴谷も機嫌直してよ、ねっ?」
550 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:47:47.33 ID:cyoQrMubo
龍驤「いやー、しっかし下にもこんなんがあって助かったわ」ゴボボボボ
大鳳「そうですね。いえ、上のお風呂も気になるんですけど」
瑞鳳「……正直、あの集団の中で入れる気がしないよね」ハァッ
龍驤「…はぁ、せめてもう少しサイズがあったらなぁ」
鳳翔「みなさん気にしすぎですよ。他の皆さんがその…サイズを比べることなんてありませんって」
瑞鳳「鳳翔さん、それは分かってるんですよ」
鳳翔「でしたら何故?」
大鳳「……まあ、行ってしまえば私たちのエゴみたいなもんですね」
龍驤「どーしてもあの胸に囲まれて入る勇気がないっていうウチラの思い込みなんや。分かってるんやけどなぁ」
瑞鳳「悲しいよね。本当に」グスッ
鳳翔「そ、そんな泣かなくても」
551 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:53:30.82 ID:cyoQrMubo
龍驤「…あぁ、すまんなぁ鳳翔さん、せっかくの休みにウチラの愚痴に付き合わせてもうて」
鳳翔「いえ、私は別に構いませんよ」クォラァァァァァ!!
大鳳「……?あの声は…あきつ丸さん?」ヒィィィィッ!!
瑞鳳「と瑞穂さんたち?」
瑞穂「あ、秋津洲さん、そろそろ諦めましょうよ…」ハァハァ
秋津洲「駄目!!諦めたらそこで試合終了かも!!」
あきつ丸「くぉらぁぁぁぁ!!いい加減に止まらんかぁぁぁぁ!!」ドドドドドド!!
秋津洲「そのハリセンを下げてくれたら止まるかもぉぉぉ!!」
あきつ丸「だったら諦めてそこになおれぇぇぇぇぇ!!」
秋津洲「うぅぅ、あきつんしつこすぎぃぃぃぃ!?」
龍驤「……なにやってるんやあいつら?」
鳳翔「…さ、さぁ」
552 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 01:56:04.83 ID:cyoQrMubo
瑞穂「あ、秋津洲さん、わ、私もう…」グラッ
秋津洲「!!だめかも!!それじゃああきつんの餌食になっちゃうかも!!」
瑞穂「…ご、ごめんなさい」バタッ!
秋津洲「瑞穂ちゃぁぁぁぁん!!!」
秋津洲「うぅぅ、瑞穂ちゃん…その犠牲は忘れないかm」
あきつ丸「だからまたんかぁぁぁぁ!!」ドドドドドド!!!
秋津洲「えぇぇぇぇ、瑞穂ちゃんが生贄になったのになんでまだ追っかけてくるのぉぉぉぉ」
あきつ丸「元々狙いはお前だけじゃぁぁぁぁぁぁ!!」
秋津洲「そんなぁぁぁぁぁぁ!!!??」
553 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:00:55.31 ID:cyoQrMubo
瑞穂「ハァ、も、もう無理…」
鳳翔「み、瑞穂さん、しっかりしてください!!」
瑞穂「ほ、鳳翔さん…ありがとうございます」
瑞鳳「はいお水!!これ飲んで少し落ち着いて」
瑞穂「す、すいません…何から何まで…ふぅっ」ゴクゴク
大鳳「まだ無理はしない方がいいですよ、あれだけ全力で走ってたわけですから」
龍驤「にしてもあきつ丸、めっちゃ顔を真っ赤にして秋津洲を追っかけてったな。一体何があったんや?」
瑞穂「じ、実は…かくかくしかじかでして」
瑞鳳「これこれうまうまという訳なんだ」
龍驤「ってあいつら子供かいな!!」
大鳳「…まああきつ丸さんの性格を考えるとあそこまで血相を変えて怒る理由も分かりますね」
鳳翔「けど、それでしたら急いであの二人を止めたほうがいいのでは」
大鳳「大丈夫じゃないですか、向こうは行き止まりみたいなもんですから自然と止まると思いますよ」
瑞鳳「ああ、確かにそうだね。あっちにあるのは…」
554 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:03:07.92 ID:cyoQrMubo
〜 ウォータースライダー 〜
深雪「い、いいか。絶対にアタシが滑り終わるまで近づくなよ!!」ウガーッ!!
雷「大丈夫よ、ちゃーんと見張っててあげるから」
電「むぅ、それにしてもあそこまで言われるとなんだか頭にくるのです」
叢雲「いや、あんたたちの場合は因縁がありすぎるからでしょ」
吹雪「まぁタイミングが重なっちゃったのが悪かったのかな」
白雪「ですかね…それで、あちらで固まってる暁さんはどうしたんですか?」
響「ああ、元はといえばあっちのグルグル回る上級スライダーの方にに暁が挑戦してみたいっていう訳でここに来たんだけど」
暁「……………」ゴクッ
響「思った以上に怖そうで委縮してるみたいなんだ」
555 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:07:54.35 ID:cyoQrMubo
暁「べ、別に怖がってないわよ!!ただ…そう、今は気持ちを落ち着かせてるの!!」
雷「と言いつつかれこれ三分以上経ってるけどね」
響「気持ちを落ち着かせるのにはちょっと長すぎないかい?」
暁「し、仕方ないでしょ!気持ちが落ち着かないんだから!」
初雪「……まぁ、私は気にしないけどね。のんびりするのも好きだし」
磯波「とはいえこのまま私たちがここで待機してるだけなのも他の方に迷惑が掛かりますよね」
叢雲「そうね、じゃあとっとと滑っちゃいましょうか」
吹雪「だね…うん?」
秋津洲「あ、あわわわわ…」
あきつ丸「ふふふ、袋小路とは、いよいよ年貢の納め時というやつでありますなぁ」ニヤァ
556 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:11:53.15 ID:cyoQrMubo
磯波「あきつ丸さんと秋津洲さん、いったいどうしたんですか」
秋津洲「あ、磯波ちゃん!!お願いだから秋津洲を助けてほしいかも!!」
白雪「…というより状況が飲みこめないんですけど一体何があったんですか?」
秋津洲「えーと、話せば長くなるんだけd」
あきつ丸「隙ありぃぃぃいい!!!」ブォォン!!
秋津洲「うわっと!?」ヒョイッ
初雪「うわぁ…とりあえず面倒そうなのは確実みたいだね」
吹雪「あ、あきつ丸さん、とりあえず落ち着いてください」
あきつ丸「いえいえ、自分はとぉっても落ち着いていますよ。そう、やぁっと獲物を前にしたんですから…」ニコニコ
叢雲「全然落ち着いてないじゃないの!!」
557 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:16:53.73 ID:cyoQrMubo
秋津洲「あ、あきつん、謝るからどうか暴れないでほしいかも、ねっ?」
あきつ丸「もう遅いわぁぁぁ!!」ブォォォォオン!!
秋津洲「なんとぉぉぉぉぉ!!」ヒラッ!!
秋津洲「秋津洲流回避術、舐めないでほしいかも…あれっ」グラッ
磯波「きゃっ!?」ドンッ
叢雲「ちょ、こっちに倒れられてm」グラッ
吹雪「うわぁっ!!」ドシーン!!
雷「ちょ、こっちに来たら…ああっ」グイッ
深雪「よーし、それじゃあちょっとすべr」
電「ど、どいてくださーいぃぃぃ!!」グォォォォォ!!
深雪「…ってなんで電がこっちに倒れてくるんだぁぁぁぁぁ!!!???」
電「不可抗力なのですうぅぅぅぅぅぅ!!」ドッシィィィィン!!
558 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:19:23.89 ID:cyoQrMubo
暁「ちょ、い、いったい何があったの!?」
響「…なんというか、秋津洲さんが避けた影響で将棋倒しみたいになって結果的に深雪と電が同じスライダーで滑る羽目になった…って感じかな?」
暁「なんなのよそれ!?」
響「いや、私に聞かれても正直何が何やら」
暁「と、とにかく皆を助けないと」
響「そうだね、とりあえず磯波さんたちを起こしt」
秋津洲「こうなったら最後の手段!?」
響「えっ?」ガシッ
暁「ちょ」ガシッ
あきつ丸「むむっ!!まさか!!!」
秋津洲「あばよぉ〜あきつん〜かもぉぉぉぉ〜」ズザァァァァッ!!
暁「ってなんで私たちも巻き込まれるのぉぉぉぉ!!???」
響「…あえていうなら、通り道にいたから、かな」
暁「そんな冷静な判断はいらないのぉぉぉぉ!!!」ウワァァァン!!
559 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:23:55.66 ID:cyoQrMubo
あきつ丸「不覚!!まさか袋小路かと思ったら滑って逃げるという奇策を使うとは、しかも人質を取るとは何たる外道!!」
あきつ丸「しかし、自分は諦めないであります!こうなったらこれを通って秋津洲の所に向かって…」トントン
あきつ丸「ん?誰でありますか?悪いですが自分はこれからあやつを追いかける任務があるので邪魔をしないでほしいでありm」クルッ
香取「………ええ、邪魔はしませんよ」ゴゴゴゴゴ
鹿島「…ただ、この状況を無視してどこかへ行くというのは、ちょっと感心しませんねぇ」ゴゴゴゴゴ
あきつ丸「か、香取殿…に、鹿島殿。いえ、これは不可抗力といいますかその…」
香取「ええ、言いたいことは後で聞きます、ですから」ニコッ
鹿島「とりあえず、今は落ち着いて今自分が何をすべきか考えましょうか…」ニコッ
あきつ丸「 」チーン
560 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:25:48.95 ID:cyoQrMubo
〜 〜 〜
あきつ丸「……………」セイザー
秋津洲「………」セイザー
長門「お互いに悪い」キッパリ
あきつ丸「いや、しかしもとはといえば秋津洲殿が」
陸奥「そうね、原因としては秋津洲ちゃんがやった悪戯が大本の原因ね。で、そこは反省してる?」
秋津洲「も、もちろん反省してるかも」
長門「…とまあ、全面的に秋津洲が悪かったのは事実だが、その後が問題だ」
長門「いくら頭に血がのぼったからと言って周りに迷惑をかける行動は感心しないぞ、あきつ丸」
あきつ丸「くっ、そ、その通りであります…」
561 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:28:59.45 ID:cyoQrMubo
長門「まぁ不幸中の幸いというか、吹雪たちには特に目立った怪我はなくてよかったといえばよかったが…」チラッ
香取「大丈夫ですよ深雪さん、怪我も何もありませんからしっかりしてください」
深雪「うーん、電がぁ、電がぁ……」グデーッ
電「電はここにいるのです」
磯波「い、電さん。多分電さんを呼んでるわけじゃないと思いますよ」
叢雲「というよりその呼びかけだと逆効果になりそうね」
暁「うーん、グルグル、ぐるぐるぅ…」グテーッ
鹿島「……ふぅ、まあ意識自体はしっかりしてますししばらくそっとしてあげましょうか」
響「ああ、それにしてもまさか滑り終わった後泡を吹いて倒れるなんて思ってもいなかったよ」
吹雪「暁ちゃんよっぽど苦手だったんだね」
白雪「まあ勇気を出そうとしていたところに秋津洲さんに一緒に強引に滑らされればこうもなりますかね」
陸奥「……色々ダメージを受けたみたいだから、あの二人には後でしっかりと謝っといた方がいいわよ」
秋津洲「はぁーい」
あきつ丸「…了解したのであります」
562 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:32:57.66 ID:cyoQrMubo
吹雪「ま、まああきつ丸さんたちも反省してくれたみたいだし、大事にならなくて良かった…のかなぁ?」
叢雲「深雪と暁は結構なダメージを受けたけどね」
白雪「とりあえずある程度は回れましたし深雪ちゃんが回復したら一度プールから上がりますか?」
磯波「そうですね、他の施設も見てみたいですし」
初雪「賛成!!」ガバッ!!
叢雲「あんたいきなり元気になったわね」
白雪「そういえば初雪ちゃん、どこかから引き寄せられるものがあったんだっけ?」
初雪「うん、というより多分そこで引きこもるから後よろしく」
磯波「いえ、よろしくと言われましても…」
吹雪「まあ、とりあえずは深雪ちゃんの回復を待ってかないとね」
563 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:36:10.71 ID:cyoQrMubo
ブゥゥゥゥン…
吹雪「………あれっ」
白雪「?どうしたの吹雪ちゃん」
吹雪「いや、私の気のせいかもしれないんだけど今何か飛んでなかったかな?」
叢雲「…別に何も感じないけど」キョロキョロ
初雪「水しぶきか何かじゃないの?」
吹雪「うーん、そうなの、かなぁ…」
深雪「…うーん………はっ!?」ガバッ!
叢雲「あっ、ようやく正気を取り戻したみたいね」
深雪「あ、アタシは一体どうなったのさ!?無事、無事なのか」
吹雪「大丈夫だよ深雪ちゃん。電ちゃんとはぶつかったけど何事もなかったから、ねっ」
磯波「ふぅ、深雪さんも意識がはっきりしたみたいですしこれで一安心ですかね」
初雪「うん、だからすぐに移動しようそうしよう」
叢雲「アンタは少しぐらいは深雪を労わってあげなさい!」
564 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/09/29(木) 02:44:15.90 ID:cyoQrMubo
〜 ??? 〜
ヲ級「………ヲッ」
ル級「…以上ガ偵察機ニヨルヲ級カラノ報告ニナリマス。姫様」
戦艦棲姫「……成程、随分タノシソウナコトヲシテイルナ」ニヤッ
チ級「ソレデ、ドウイタシマスカ」
戦艦棲姫「緊急招集ダ、全部隊、ココ二集結スルヨウニ伝エロ、姫級モ全部ダ!!」
ヲ級「ヲッ!!」ダッ
ル級「ハッ!!」ダッ
チ級「ショウチシマシタ!!」ダダッ
チ級『全部隊ノ集結、コレハタダ事デハナイ…遂二決着ヲツケルカ』
戦艦棲姫「フフフ…楽シミニシテオレヨ…」
565 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/09/29(木) 02:45:49.07 ID:cyoQrMubo
とりあえずここまでになります
久々の投下だったためちょっと長めになってしまいました。というより感覚が空きすぎて申し訳ございません
それでは、また
566 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/09/29(木) 09:00:30.21 ID:OPh3sj/Po
>>564
…前回、深海棲艦側の描写レスだった気がするんだが、なぁ(汗
わるさめちゃんとほっぽちゃんのn(雷撃されました
567 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/29(木) 09:11:42.02 ID:MwGG5JF7O
乙です。
楽しみにしておれ……誰がかな?
568 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/29(木) 09:36:20.90 ID:/RsKYPUSO
乙です
569 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/29(木) 14:17:53.12 ID:pEKoFo9DO
以前も深海勢が絡むのか度々話題になってたし、その辺りはまあ、ね?
さてと……
( ゚∀゚)o彡゜ケツ!ケツ!
570 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/29(木) 16:15:51.81 ID:ShValoJFO
深海勢でるのか…勿論敵としてだよな?
571 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/29(木) 23:16:31.56 ID:Y0OUVtRM0
>>570
いや、わかんねぇぞ?
友達の家へ遊びに行く感覚かもよ?
572 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/09/30(金) 08:36:18.72 ID:FwTA2yaSO
(温泉を)楽しみにしとりよ
573 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/02(日) 17:08:41.65 ID:zVS72H+eO
前回は深海勢って出てたっけ?
574 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/02(日) 23:35:03.26 ID:VJKGmRy4O
出てないよ、雑談で色々言われてたけど。
沖夕とか礫夕とか名乗ってくるんじゃね?とか。
575 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/10/05(水) 00:40:44.52 ID:7eSftuKeo
〜 脱衣所 〜
利根「ふぁぁぁぁ、いい湯じゃったぁ〜」キラキラ
筑摩「そうですね、それにしてもお湯に浸かってるだけでここまで疲れだけでなく気分が高翌揚するというのが驚きです」キラキラ
利根「そうじゃな?言われてみれば不思議なものじゃな」
伊勢「あー、それについてはここの温泉になんだったか忘れたけどなんやかんや…とにかく色々な有効成分が含まれてるからだってさ」
筑摩「なんやかんやって、そんなに覚えられないぐらい多いのですか?」
伊勢「うん、なにせそれを試した時にちょっとした事件が起こったぐらいだし」
日向「ゴーヤが暴走した件だな、いや、暴走というか覚醒したみたいな感じだったか」
利根「……いまさらじゃが、この湯、本当に大丈夫なのかのう?」
伊勢「ま、まあ妖精さんたちがそのあたりは上手い事調整したって言ってたし大丈夫…なんじゃないの?」
日向「まあ副作用があったとしてもゴーヤみたいにちょっとタミフル状態にになるだけだから問題ないだろう」
筑摩「いえ、それはだいぶ問題だと思いますが」
576 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:43:26.00 ID:7eSftuKeo
神通「………」ムスッ
那珂「ねーねー神通ちゃん、さっきは那珂ちゃんたちもはしゃぎすぎたのは謝るからさー」
川内「そうそう、そんな難しい顔にならないでよ、ねっ」
神通「………」ムスーッ
那珂「もうっ、神通ちゃんってばー」
黒潮「あれ、お2人ともどないしたんですか?」
不知火「なにやら神通さんがだいぶ悩んでいるようですが」
那珂「あっ、ねぇねぇみんなからも何か言ってあげて!神通ちゃんさっきからずーっとこの調子で困ってるの」
川内「いやー、まああたし達がはしゃぎ過ぎて神通に迷惑をかけたのは分かってんだけどね」
陽炎「と、私たちに言われましても…ねぇ」チラッ
初風「まあいつも私たちが何かしら言われてる立場だから」
親潮「私達が何か言うなんて恐れ多いといいますか、その…」
川内「あー、ゴメンね。無理いっちゃって」
577 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:46:39.31 ID:7eSftuKeo
不知火「…!!」ゾクッ
黒潮「ん、どうしたんや不知火?」
不知火「い、いえ、今何か悪寒がしまして」
初風「悪寒?」
神通「………ふぅ」
那珂「あっ、やっと神通ちゃんが反応してくれたー」
神通「えっ…あっ、失礼しました。つい考え事をしていたら周りを見えなくなってしまいまして」
川内「いや、それにしても深く考えすぎでしょ!結構わたしたちも声かけたのにさ」
神通「いえ、本当に失礼しました」ペコリ
578 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:50:39.73 ID:7eSftuKeo
親潮「それにしても神通さんがそこまで深く考え込むなんて何か気になる点でもあったんですか?」
神通「いえ、今後の訓練メニューの見直しを考えていまして」
初風「………えっ」
神通「この温泉の疲労削減の効果を考えれば今以上に体力を使う訓練をおこなえるはずです。まあ入浴時間はありますがそれを差し引いても問題ないでしょう」
陽炎「えーと、それはつまり今以上に訓練が厳しくなる…と?」
神通「厳しくはないですね。ただ、より充実した訓練になるとは思いますよ?」ニコッ
陽炎s「 」チーン
那珂「うわぁ〜、陽炎ちゃんたちが一気に死線を潜り抜けてきたみたいな表情になっちゃったよ」
川内「…神通。いくらこれがあるからとはいえそんなに無理をさせるな…なっ」ポンッ
神通「???」
579 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:52:43.56 ID:7eSftuKeo
天城「それにしても、お風呂の種類が本当に豊富で一日で巡るのはやはり無理ですね」
葛城「いや、そりゃそうでしょ、全部に入ってたらゆでだこになっちゃうわよ」
雲龍「……私は、今そんな気分よ///」ボーッ
葛城「って雲龍姉のぼせてるの!?」
雲龍「ちょっと温まりすぎたみたいね…けど、まだ大丈夫よ///」ボーッ
天城「いえ、万が一という事もありますしあちらで風に当たってください」
葛城「ちょっとお水持ってくるね」トテテ
雲龍「ありがとう…天城、葛城///」
葛城「それにしても雲龍姉ものぼせたならのぼせたって言ってよね」ワーワー
天城「まぁ、気持ち良すぎてついつい浸かりすぎたのかもしれませんし…あら、あちらがなにやら騒がしいですね??」ギャーギャー!
580 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:55:01.25 ID:7eSftuKeo
飛鷹「アンタたちは本当にもうっ」ズルズル
ザラ「全くー!!」ズルズル
千代田「手間をかけさせないでよねーーー!!!」ズルズル
隼鷹「あはは〜ごめんごめん」グテー
ポーラ「うー、せかいがぐるぐるまわってみえますー」グテー
千歳「あぁー、すずしー」バタンキュー
龍驤「なんやなんや、これは一体何の騒ぎや?」
瑞鳳「って隼鷹さんたち全身真っ赤だけどなにしたらこうなるの!?」
祥鳳「あっ、瑞鳳。いえ、実は…かくかくしかじかで」
大鳳「……えーっと、つまりまとめるとあまりにも三人がサウナ室から出てこないから見に行ってみたら三人ともこんな風になっていたと」
龍驤「…で、そうなった大本の原因は酒をうまく飲みたかったからと…しょーもなっ!!」
581 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 00:57:32.25 ID:7eSftuKeo
ポーラ「しょーもなくないですよー、おさけをおいしくのむのはぎむですー」
千歳「そーよそーよ」
隼鷹「うんうん、いいこといったぞーポーラ」
瑞鳳「ってお酒って言葉に反応した!!」
祥鳳「もう、なんなんですかね。この三人のお酒にかける執念は」
ザラ「はい、お水を持ってきてあげたからこれを飲んで少しは頭を冷やしなさい」
ポーラ「ありがとうザラねえさまー、けどポーラはもうちょっとアルコールのきいたのがほしいですー」
隼鷹「そうだねー、どうせならすいぶんをとるのもかねてビールなんかさいこうだねー」
千歳「さんせーい!」
飛鷹「アンタたちはぁねぇ…」
582 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:00:14.15 ID:7eSftuKeo
鳳翔「……みなさん」ゴゴゴゴゴ
隼鷹「!!!」ビクッ
鳳翔「これだけ私たちに心配をかけて、さらに私達を困らせることを言うようなら………」
鳳翔「… … … 怒 り ま す よ ?」ニコリ
三人「「「は、はいっ!!」」」ビシィッ!!
千代田「鳳翔さん、ありがとうございます」ペコッ
鳳翔「いえいえ、困った子がいたらちゃんと注意しないといけませんから」
龍驤「さ、さすが鳳翔さんや。あの三人を一発で黙らせるなんて…」
大鳳「まあ間違いなく鎮守府で一番怒らせてはいけない人ですからね」
583 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:03:47.31 ID:7eSftuKeo
妖精A「はーい、みんな注目してやー、今からちょっと連絡があるでー」
吹雪「あれ、妖精さんたち。どうかしたんですか?」
妖精B「いえ、渡したちの方で浴衣の方を用意させていただいたのでよろしければ着ていただけますでしょうか?」
深雪「浴衣ぁ!?」
妖精C「そう、浴衣…温泉とくれば浴衣。これはまさに定番中の定番…否定はさせない…!!」
叢雲「いや、まあ定番かもしれないけど」
妖精A「ちなみに今まで着てた制服はこっちで洗濯して後で届けるからその辺は心配戦でも大丈夫やで」
白雪「いえ、浴衣自体はありがたいのですがそこまでしてされるとなんだか申し訳ないですね」
妖精C「『気にするな!!』…と、どこかの大王も言っていたから大丈夫だ…問題ない…!!」
叢雲「ってだれよ大王って」
初雪「たぶんジュラ○星人じゃないの?」
妖精C「正解…っ! Congratulations…!」パチパチ
初雪「やった」
叢雲「いや、なんであんたはそんなくだらないクイズを即答できるのよ」
584 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:04:58.25 ID:7eSftuKeo
磯波「それにしてもこの浴衣、浴衣自体も立派ですし数もありますが一体どこで頼んだんでしょうか」
妖精B「え、私たちが作りましたが」
深雪「…はい?」
妖精A「んー、まああれやな。なんか作ろうと思ってぱぱぱってやってみたらできたみたいな感じや」
磯波「ぱぱぱってやった…ですか」
白雪「簡単に言ってますけどかなりとんでもない事やってますよね」
妖精A「まーまー、固いことは言いっこなしやで」
吹雪「え、えーと、まあ気にしてても仕方ないしさっさと着替えちゃおうか」
白雪「そ、そうですね」
585 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:08:28.36 ID:7eSftuKeo
扶桑「ふぅ、どうかしら山城?」ファサッ
山城「ね、姉さま…とてもよく似合ってます///」
長門「ほぅ、さすがに扶桑たちは着るのが早いな」
陸奥「普段の服が浴衣に近いというか、和服っぽいから慣れてるのねー」
長門「…で、こっちは」チラッ
大和「む、武蔵!!それでは胸元がはだけ過ぎよ!!もう少ししっかり着なさい!!」
武蔵「いいじゃないか。多少胸が見えていても普段と大差ないだろ?」
大和「普段は普段!だけどこれは浴衣なんですからちゃんと着て!!」
武蔵「むぅ、仕方ないな…」ガサガサ
長門「…私が言うのもなんだが、さすがにあれはないだろ…」
陸奥「確かにあっちの方が武蔵さんらしいんだけど、さすがにねぇ」
586 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:11:34.47 ID:7eSftuKeo
飛龍「せーの、よーーーっと!」ギュー!
蒼龍「ちょっ、飛龍締めすぎだって、ここまできつく締めなくても大丈夫だってー」
飛龍「いや、蒼龍の場合は少し動いただけでもそれがはみ出る可能性があるからね、ちゃーんと縛っておかないとさ」キュッ
蒼龍「それにしても締めすぎよ、コレものすごく窮屈なんだけど」
飛龍「うーん、もう少し締めたいんだけどなー」
蒼龍「これ以上やったら今度は形が崩れるわよ!」
飛龍「じゃあこんなもんでいいかー、うーむ」
瑞鶴「むむむ、なんて贅沢な…」 ギギギ
翔鶴「ほ、ほら。浴衣とか和服とかはその、スレンダーな方が似合うっていうでしょ。だから浴衣だったら瑞鶴の方が似合ってるわよ」
瑞鶴「…ゴメン、翔鶴姉。それ全然慰めになってないわ」ズーン
翔鶴「あ、あぁ…ゴメンね、瑞鶴」
587 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:13:17.94 ID:7eSftuKeo
夕雲「はいっ、高波さん。これで大丈夫ですよ」キュッ
高波「夕雲姉さん、ありがとうございます!!」
長波「いやぁ、さっすが夕雲姉。着付けから何やら完璧だわ」
清霜「本当だね。おかげで私達もばっちり着られたし」
早霜「…ただ、ちょっと、あれはねぇ」チラッ
朝霜「あー、まぁなんていうか。夕雲姉さんもあれがなければなぁ」チラ
巻雲「あのー、夕雲姉さ〜ん」
夕雲「あら、どうかしましたか巻雲さん?」
巻雲「いえ、ほかの皆はちゃんとしてるのにどうして巻雲だけ袖がダラーんとしてるんでしょうか〜?」ダラーン
夕雲「可愛いからです」キッパリ
588 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:15:06.56 ID:7eSftuKeo
巻雲「……えっと」
夕雲「可愛いからです」
夕雲「失礼、他の皆さんも可愛らしいですが巻雲さんはその中でも特にその姿が可愛いからそうさせてもらいました」
夕雲「というよりしっかりした服装の巻雲さんなんてそれはもはや巻雲さんではありません」
巻雲「いえ、巻雲は巻雲ですけd」
夕雲「いえ、違います」クワッ!
夕雲「なので不便だとは思いますが巻雲さんはそのままでいてください、いいですね」
巻雲「…は、はい…」
沖波「な、なんで巻雲姉さんが絡むとあんな風になっちゃうんでしょうか?」
風雲「…ほんと、なんでかしら」
長波「まああれか、完璧な人なんて存在しないってことなのかね」
589 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:18:59.26 ID:7eSftuKeo
秋津洲「はいっ、これで完成かも!!」キュキュッ
あきつ丸「むぅ…流石正月に着物を着こなしていただけはありますな。しっかりと結べているであります」
秋津洲「それにしても意外かも、浴衣の着方がわからなかったなんて」
あきつ丸「向こうにいたときはそんな余裕などありませんでしたからな」
秋津洲「そっか。ねぇ、あきつ丸…さん」
あきつ丸「ん?」
秋津洲「その、さっきは…調子に乗りすぎて本当にゴメン…なさい」
あきつ丸「……」
秋津洲「ただちょっと、あきつ丸…さんと遊びたくて、それで、その…悪気はなかったといえば嘘だけど、だけど私h」
あきつ丸「いいでありますよ」
590 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/05(水) 01:20:52.26 ID:7eSftuKeo
秋津洲「…へっ?」
あきつ丸「確かに自分も大人げない面もありましたしお互いに反省することにしましょう。それと…」
あきつ丸「……秋津洲殿の口からさん付けされると何やら不気味な気分になりますので、その…あきつん、呼びでいいであります」
秋津洲「ホント!!」
あきつ丸「と、とはいえどちゃんと節度を持っての対応をですn」
秋津洲「やったー、だからあきつん大好きかもー!!」ギューッ!!
あきつ丸「ちょ、いきなり飛びかかるなっ、というか少しは礼節をもって接っしろー!!」
瑞穂「…うん、とりあえずあの二人の仲直りは成功、ですかね?」
大淀「そうですね。もっとも、また秋津洲さんが何かをやらかさなければ、という前提はありますが」
明石「うんうん、正に雨降って地固まるってね」
591 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/10/05(水) 01:21:58.36 ID:7eSftuKeo
今日はここまでです
しかしながら更新間隔がだんだんと遅くなって申し訳ありません
なんとか今年中には完結…できるよう頑張ります
それでは、また
592 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 01:39:31.94 ID:Qcqgmbz7O
乙です。
焦らんでもいいっすよー年単位でちまちま進んでるスレもあるんだし、無理しないで落ちなければそれでいいんで。
593 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 02:46:59.00 ID:HA9ELlOlo
乙かも!
594 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 09:44:55.14 ID:Av1dVOISO
乙です
浴衣を着たってことはそろそろ一航戦の二人が本領発揮する宴会かな
595 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/05(水) 22:09:18.31 ID:SCL+K8Ii0
その前にもっちー初雪大ハッスルだ
596 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/06(木) 20:26:55.20 ID:ypk8iACZO
おつ
597 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/08(土) 20:09:36.68 ID:1fZw8s7A0
提督まだかな まだかな
598 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:12:21.05 ID:EoJvR5a6o
由良「…うーん、なにかしらこれ?」
夕張「ん、そんなに悩んでどしたの?」
由良「いや、髪を乾かそうと思ってドライヤーがないかと探しにきたらこんなのがあって」 ズイッ
夕張「こんなの?んー、見た感じヘルメットかな?」
由良「確かにヘルメットっぽいけどちょっと違う気がするのよ。一応洗面台にあるわけだし」
妖精B「それについては私が説明しましょう」 ササッ
由良「妖精さん?」
妖精B「これは私たちがノリで作ったヘルメット型ドライヤーになります」
由良「ドライヤーですか?」
夕張「っていうかノリって言いましたよね今」
妖精B「そこはまあ気にしない方向で」
夕張「いや、すごく不安になるんですけど」
妖精B「さて、由良さんもそうですが髪の長い方が多いですから髪を乾かすのにはどうしても時間がかかりますよね」
由良「そうですね、確かに普通のドライヤーで髪を乾かすとなると長い時間がかかりますし、それでも均一に乾かなくて苦労したり…」
妖精B「そこで、そんな悩みを解決するために私たちが開発したのがこのヘルメット型ドライヤーなのです!!」
夕張「うーん、なんだか深夜の通販番組みたいなノリになってきたぞ」
599 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:20:31.87 ID:EoJvR5a6o
由良「といっても見た感じはヘルメットですけど中はどうなってるのですか」
妖精B「えーと、内部の説明はその…禁則事項でして」
夕張「なんですかその未来技術みたいなのは」
妖精B「と、とにかく!皆さんが驚くことは間違いないです!!」
夕張「強引にまとめましたね」
妖精B「まあ、百聞は一見に如かずと言いますしまずは…あっ、吹雪さーん」
吹雪「ふぇっ?どうかしましたか」
妖精B「いえ、ちょっとこっちに来ていただいていいですか」チョイチョイ
吹雪「???はい」トテトテ
夕張「って、ちょっとまさか」
吹雪「どうかしましたか?それにこのヘルメットみたいなのh」カポッ
由良「あっ」
妖精B「というわけで実験d…じゃなかった、実演者として吹雪さんに体験してもらおうと思います」
吹雪「ちょっと!いきなりなんなんですか実演者って!っていうより今実験台って言おうとしましたよね!!」
妖精B「のワの?」
吹雪「なに誤魔化そうとしてるんですか!!」
妖精B「というわけで実演を始めたいと思いマース」
吹雪「お願いですから私を無視して話しを進めないでくださーい!!」
600 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:26:45.68 ID:EoJvR5a6o
吹雪「な、なんだか良く分からないですけどかぶり心地はそんなに悪くはないですね」
妖精B「はい、どんな長い髪の方でも対応できるような構造になっていますので」
吹雪「えっと、つまりこれはドライヤー、でいいんですよね?」
夕張「うん…たぶん、ね」
吹雪「な、なんでそんなに不安になるような事を言うんですか」
妖精B「さーて、それでは早速スイッチオン!!」カチッ
夕張「おおっ、ドライヤーの音だ」 ブーン
由良「へぇ〜ヘルメットの中で均一的に乾かしていくのね」
吹雪「けどこれだとちょっと時間がかかりそうな気がするんですが」ブォーン
妖精2「安心してください、そろそろ始まりますので」 ゴゴゴゴゴ
吹雪「…始まる?」サッ、ワールド!
吹雪「!!!」オラオラオラオラオラオラオラオラ!!
吹雪「ちょっ!このなかで一体何が起こってるんですか!?」ムダムダムダムダムダムダムダァ!
妖精B「そのヘルメットのなかにはマイナスイオン発生装置やその他諸々が組み込まれていまして、そのおかげで短時間で髪を美しく乾かせるんです」キングクリムゾン!
吹雪「いやいや、これ絶対装置とかそういうのじゃないですよね!!明らかにスタンド的なものを感じるんですけど!!」カテイヲスットバシ、ケッカダケガノコル!
妖精B「気のせいですよ、それにスタンドなんて非科学的なものが存在するわけないじゃないですか」クラエ、メイドインヘブン!
吹雪「それ言ったら私たち全否定な気がするんですけど!!」トキハ、カソクスル !!
由良「な、なんていうか個性的な装置ね」
夕張「いやー、だけどこれ見てる分には楽しいわ、コレ」
吹雪「やられてる身としてはこの後の仕上がりがすごく心配なんですけどこれーーー!!!」バイツァ、ダスト!!
601 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:31:39.27 ID:EoJvR5a6o
〜 三分後 〜
吹雪「………」ツヤツヤ
由良「か、髪の艶とかがすごく綺麗…それにとってもさらさらね」
夕張「それよりも乾かす時間とっても早いわこれ。。いや、ちょっとというかかなーり気になるところもあるけど」
妖精B「艦娘のみなさんは人数が多いですからね、『短時間で美しい髪を』を目指してみました」
吹雪「……ものすごく釈然としないんですけど、文句のつけようがないです。コレ」サラッサラ!
妖精B「気に入ってくれましたか、それは良かったです」
深雪「うわっ、吹雪髪さらさらじゃん!すっげー」
白雪「へぇ、あのドライヤーでこんなにさらさらになったんだー。…というより吹雪ちゃん大丈夫?なにかすごく疲れてる顔してるけど」
吹雪「だ、大丈夫だよ…多分。アハハ…」
磯波「そ、それじゃあ私もやってみます」カポッ!
叢雲「まっ、物は試しにやってみましょうかね」カポッ!
夕張「…由良もやってみる?」
由良「…少し落ち着いて、勇気が出たらやってみる、かな」
602 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:50:46.56 ID:EoJvR5a6o
叢雲「ちょ、ちょっと何なのよこれー!!!」ドラララララァ!
磯波「あ、あわわわわ…」ゴールド、エクスペリエンスダ!!
如月「か、髪が痛む…というよりどうなっちょうのよこれ!?」ワァナァビィィィィィィ!!
睦月「だ、大丈夫だよ如月ちゃん。睦月がついてるからってうおおおー!!」ヤッタァァアバァァァァ!!
大淀「あーーーかーーーしーーー!!」アリアリアリアリアリアリィ
明石「これは私は関与してないってーーー!!!」アリーウ"ェ、デルチ!!
矢矧「………」
能代「………」
阿賀野「うわぁ〜盛り上がってるぅ」
酒匂「なんだか楽しそうだね〜」
矢矧「いや、髪を乾かすのに盛り上がるとか普通ないわよ」
能代「けど吹雪ちゃんの仕上がりを見ると…これもあり、なのかしら?」
603 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:53:52.38 ID:EoJvR5a6o
ガシャン!!
長月「ふぅ、さて、と」スッ
皐月「お先にもーらいっと!!」パシッ!!
長月「あっ、こら皐月!それは私が選んだやつだぞ」
皐月「へっへ〜、こういうのは早い者勝ちだよ!!」
長月「そんなことはどうでもいい!!とにかく返さないと私も怒るぞ!!」
菊月「なんだ長月、怒鳴るなんておまえらしくもない」
長月「いや、皐月のやつが私が狙っていたフルーツ牛乳を横取りしたんだ」
皐月「横取りなんてひどいなー、ただ自動販売機から出てきたところをさっと取っただけじゃないか」
長月「それを横取りというんだ!!」
604 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/11(火) 23:59:18.65 ID:EoJvR5a6o
菊月「全く…子供じゃあるまいしまた次を選べばいいだけだろうが」ハァッ
長月「…ま、まあ、それはそうだが」
菊月「そんなくだらない事で事で争っていたらいつか大けがをするぞ、長月」
長月「くっ、まさか菊月に諭されるとは…まあいい。確かに菊月のいう事にも一理あるし改めて並びなおしてフルーツ牛乳を手にいれt」
文月「あっ、ごめんね〜私のでフルーツ牛乳終わっちゃったみたい」
長月「………」
菊月「………」
長月「…菊月、それは?」
菊月「…フルーツ牛乳だが」
長月「よし、それなら交換しy」
菊月「しないぞ」
長月「……つ なにをしても うばいとる」
菊月「あー、もうコーヒー牛乳で我慢しろっ!!」
長月「うるさい!!私は今はフルーツ牛乳の気分なんだー!!」ウガー!!
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