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提督「鎮守府に温泉が湧いた」 (再編)
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605 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/12(水) 00:03:55.46 ID:QX3os/rmo
ギャーギャー、ワーワ!!
卯月「まったく、牛乳ぐらいで大喧嘩するなんてみーんなまだまだ子供だぴょん」ハァッ
弥生「…けど、卯月の持ってるの、フルーツ牛乳だよね。それをあの二人に渡せば喧嘩は収まるんじゃないの?」
卯月「え、えーと、喧嘩をすればそれもまた成長を助ける結果になるからうーちゃんはあえて心を鬼にしてこれを隠してるんd」サッ
弥生「長月、これ、卯月がこれあげるから喧嘩は止めなさいだって」パシッ
卯月「えっ、ちょっとまtt!!」
長月「えっ、けど…本当にいいのか?」
卯月「いやいや、うーちゃんはそんなのm」ムグッ
弥生「みんなで仲良くしてほしいから…だから喧嘩は止めて、だって…」
長月「…分かった。ありがとう。卯月」
卯月「ど、どういたしまして…だ、ぴょん…」
弥生「…うんうん、お姉さんらしいよ。卯月」ナデナデ
卯月「流石にあの状況になったらうーちゃんだって嘘ぴょんなんて言えないぴょん…それにしても弥生の意地悪…」シクシク
弥生「…さっき、盾にされたお返し…」ジトーッ
卯月「うぅ、まさか弥生にこんな形で意趣返しされるなんて…」
606 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/12(水) 00:07:59.24 ID:QX3os/rmo
アイオワ「WOW!!これがあのシネマにも出てきたビン入りミルクね!!」
マックス「正確には日本の銭湯の特色品としてだけど」
リットリオ「あの映画は私たちが見ても新鮮で面白かったです。あそこまで濃い顔の人はイタリアにもあまりいませんけど」
ローマ「それにしても日本人はよくこんなものを思いつくものよね。この形状と言い中身といい」
レーベ「けどお風呂上りにはピッタリだと思うよ」
グラーフ「そうだな、えーと、飲むのにはまずキャップを外してと」キュポッ
ビスマルク「みんなちょっと待ちなさい!!」
リットリオ「どうしたんですかビスマルクさん?」
ビスマルク「いい、この瓶入りミルクには日本で常識となっている飲み方があるらしいのよ。それを教わってきたからみんなでその飲み方で飲みましょう!!」
マックス「…なにそれ、初耳よ」
プリンツ「嘘じゃないですよ!その証拠に駆逐艦の子たちはみんな同じ飲み方をしてました」
アイオワ「なるほど、日本のレーギサホウみたいなものなのね」
607 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/12(水) 00:11:57.97 ID:QX3os/rmo
グラーフ「しかしミルク一つの飲み方にそんなのがあるのか。つくづく不思議な国だ」
レーベ「というよりそれ自体がどことなく嘘っぽい気もするんだけど気のせいかな?」
マックス「奇遇ね。私もそう思ったわ」
ローマ「…ちなみに、2人ともそれは誰から聞いたの?」
ビスマルク「漣よ!あと秋雲ね!」
グラーフ「…二人には悪いが、それ、完全にからかわれているぞ」
プリンツ「むー、そんなことありませんよ!!」
リットリオ「まぁまぁ、試すだけならいいじゃないですか。ここはビスマルクさんたちを信じてやってみましょうよ」
レーベ「…そうだね。それにあんまり否定しちゃうとすねちゃうし」
マックス「はぁ…誰が初めに言ったかは知らないけど大きい暁とはうまい事言ったものね」
ビスマルク「ん?今何か言ったかしら?」
マックス「何でもないわ。ただの独り言よ」
608 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/12(水) 00:15:59.67 ID:QX3os/rmo
ビスマルク「いい、みんなキャップは外したわね」キュポッ!!
アイオワ「オッケーよ!!」
リットリオ「こっちも大丈夫です」
プリンツ「それではまずは腰に手を当ててください」ガシッ
ローマ「…こんな感じかしら?」ガシッ
ビスマルク「そうそう、そうしたらビンを持ってるほうの小指を立てる!」クイッ!
マックス「…小指を?」
レーベ「…た、立てたけど」クイッッ!
ビスマルク「そうしたら後はビンを口に近づけて一気に飲むだけよ!!」ゴクッ
プリンツ「はいっ!!」ゴクゴク
ゴクゴクゴクゴク…
リットリオ「ふぅ〜お風呂上がりの冷えたミルクってこんなに美味しいんですね」
アイオワ「それにこの容器のおかげかしら?とてもデリシャスに感じるわ!!」
ビスマルク「どうっ、これが日本の正しいビン入り牛乳の飲み方なのよ」ドヤァッ
ローマ「…百歩譲って腰に手を当てるのは分かるわ。飲みやすいし」
グラーフ「しかし小指を立てるのはまったくわからないのだが」
プリンツ「えーと、確か赤い仮面の人がやっていたからとか秋雲さんたちは言っていましたけど」
マックス「誰よ赤い仮面の人って」
609 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/12(水) 00:17:54.91 ID:QX3os/rmo
漣「赤い仮面の人が良く分からい人はトニーたけざきのガンダム漫画を見ましょう。ガルマ相手に暴走したシャアが見れますよー」
秋雲「ただし原作のシリアスは崩壊してるしある程度の下ネタに耐えられないと辛いかもよ〜」
曙「アンタたちは間違った知識をビスマルクさんたちに教えるなっつーの!!」ポカッ!!
610 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/10/12(水) 00:19:06.56 ID:QX3os/rmo
今日はここまでです
最後にものすごくマイナーなネタを放り込んで申し訳ございません。
けどあの小指を立ててジュースを飲むシャアの姿が印象に残りすぎてつい出してしましました。
それでは、また
611 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/12(水) 00:32:24.00 ID:EnOQPk0wo
乙なのです。
612 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/12(水) 01:27:06.84 ID:kRxKfdDJO
乙です。
風呂の映画ツーと、電話や溶鉱炉の前に居る人の映画か?
613 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/12(水) 06:40:21.49 ID:ifl6X2+Qo
吹雪は不憫可愛い
614 :
運営終了は犯罪
[sage saga]:2016/10/12(水) 07:16:23.92 ID:N8YTJFXe0
イケメン金髪王子須賀京太郎様に処女を捧げるss知の分禁止破瓜描写未だですか
615 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/12(水) 09:53:55.63 ID:XWOoD4iSO
乙です
イタリア 銭湯 平たい顔族
これで検索すると出る映画のことだな
616 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/13(木) 21:42:09.18 ID:wwlJoa1HO
おつ
617 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/17(月) 22:07:48.93 ID:8w2M52fEo
トニーたけざきはネタのいじり方がおかしい
そういや単行本には未収録の話し合ったような
618 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/10/18(火) 22:14:19.85 ID:qp6gO5yfo
青葉「さーて、古鷹さんたちのおかげで無事に浴衣への着替えも完了しましたし、早速行くとしますか」
加古「おー」
衣笠「ちょっと、二人だけでどこに行くつもりなの?」ガシッ
古鷹「なんだか嫌な予感がするのだけれど…」
青葉「ふっふっふっ、ずばり、今日の夕飯の独占取材です!!」
古鷹「夕飯の独占取材?」
青葉「そうです!!提督も言っていましたが今日の夕飯は間宮さんたちが腕によりをかけて作ってくれるそうじゃないですか」
衣笠「あー、まあそんなことを言ってたわね」
加古「となったらやっぱり内容が気になるのは人情でしょ、だから私たちがそのびっくりするようなちょっと取材しようかなーって思ってるわけよ」
619 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:19:11.58 ID:qp6gO5yfo
衣笠「なるほど、あんたたちの言いたいことは分かるわ。けどね…」
古鷹「取材なら間宮さんたちも協力してくれるとは思うけど、それならなんでカメラを置いていくのかな?」
青葉「えーっと、それは…ほら、衣笠にさっき取り上げられたのもありますが」
加古「ぶっちゃけると素早く動くのに邪魔になるからかな」
古鷹「え、取材なら素早く動く必要はないよね」
青葉「い、いえ取材は常に迅速な行動こそが肝心でしてそれでですね」
衣笠「…分かったわ。あんたたち取材だとか言いつつ夕飯のつまみ食いに行くつもりね?」
青葉「ぎくっ!?」
加古「な、何故それに気づく!?」
衣笠「いやあんたたちのその不自然な行動を見てれば嫌でも気づくわよ」
620 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:27:49.95 ID:qp6gO5yfo
古鷹「ねぇ、青葉。加古。つまみ食いなんて間宮さんたちに悪いからやめようよ。夕飯の楽しみにとっておこう。ねっ?」
青葉「くっ、さすが古鷹さん…はい、確かにそうだと思います。ですがっ!!」クルッ
加古「私たちにだって譲れないものがあるんだーーー!!」ダダダダダー!!
衣笠「あっ、こらーーー!!待ちなさーい!!」
青葉「一番に報告しますんでそれで勘弁してくださーい!!」
衣笠「…はぁ、あの二人は…こういう時だけ本当に素早いんだから」
古鷹「間宮さんたちを困らせないといいんだけど…」
衣笠「本当、そっちが心配よね」
赤城「すいません、今、つまみ食いという言葉が聞こえたのですが」ヌッ!
621 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:34:59.97 ID:qp6gO5yfo
古鷹「うわっ、赤城さん!?」
赤城「教えてください、それは私の気のせいですか?いえ、気のせいであってほしいのですが」
衣笠「いえ…実は今加古と青葉の二人が間宮さんの所につまみ食いに向かっているところでして。情けない話ですが」
赤城「な、なんて事を…」
加賀「赤城さん、さっき聞こえた内容はまさか…!!」
衣笠「加賀さんも聞こえてたんですか!?」
赤城「…青葉さんと、加古さんが向かったと…」
加賀「今から止めに行くのは…無理、ですね」
赤城「…ええ。残念ですか」
古鷹「えっ、ど、どういうことなんです?」
赤城「……まあ、あとで本人たちに聞いてみるといいと思いますよ」
加賀「もっとも、正常に話せれば、ですが」
622 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/18(火) 22:35:23.65 ID:I103k7QA0
正々堂々と取材申込みすれば試食位は出来るだろ?
取材受けるかは置く。
つか被るタイプのドライヤーってちょっと小洒落た美容室に有るよな?
623 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:41:53.71 ID:qp6gO5yfo
衣笠「そう言えば赤城さんたちが間宮さんたちのところにつまみ食いに行ったっていう話は聞かないですね?お2人なら習慣化していてもおかしくないのに」
加賀「それはどういう意味かしら」ギロッ
古鷹「あっ、すいません。つい普段のイメージから想像してしまったといいますかその」
衣笠「古鷹。それフォローになってないって」
赤城「…恥ずかしい話ですが、私達も過去一度だけやろうとしたことはあります」
古鷹「…やっぱりあるんですか」
加賀「ですが、もうあんな危険なことは二度としません」ブルッ
赤城「ええ、私たちが間違っていたんです」ブルッ
衣笠「お2人がそんなに怯えるって…そんなにヤバいんですか?」
赤城「ヤバいといいますか、まさにあそこは戦場です」ガタガタ
加賀「ええ、それも地獄のような…ですね」ガタガタ
624 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:46:28.61 ID:qp6gO5yfo
〜 1F 厨房 〜
青葉「ふふふっ、さーて、それでは取材を開始しちゃいましょうか」
加古「まあ取材という名のつまみ食いが主な目的だけどな」
青葉「いいじゃないですか、実際に味わってみて伝えるのも記者としての使命です!!大先輩として彦○呂さんやヨネ○ケさんたちがいるじゃないですか」
加古「あの人たちは本業じゃないと思うんだけど」
青葉「もう、細かい事を気にしちゃだめですよ、とにかくレポートをですね…ん?」
加古「どうした青葉?何かあったか?」
青葉「うーん演説?ですかね、間宮さんの声だとは思うんですがこっちから聞こえるんですよ」
加古「料理前に演説?どういう事?」
青葉「ここからだとちょっと分からないですね、とりあえずもう少し近づいてみましょうか」サササッ
625 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:53:06.14 ID:qp6gO5yfo
※警告
この後ですが、間宮さん及び伊良湖ちゃんのキャラが崩壊っていうレベルで済まされないぐらい壊れます
というより文も多少おかしい部分もあります。 ご注意ください
626 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage saga]:2016/10/18(火) 22:54:16.67 ID:qheZ4oDn0
ああ、あの演説か……w
627 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 22:56:14.79 ID:qp6gO5yfo
間宮「みなさん、私は料理が好きです」
間宮「みなさん、私は料理が好きです」
間宮「みなさん!私は、料理が大好きです」
間宮「和食が好きです、洋食が好きです、中華が好きです、フレンチが好きです、イタリアンが好きです、エスニック料理が好きです、麺料理が好きです、ジャンクフードが好きです、スイーツが好きです!!」
間宮「焼いて、煮て、煮詰めて、炙って、茹でて、蒸して、炒めて、煮込んで、生で、揚げて…」
間宮「この厨房で行われるありとあらゆる調理行動がだぁいすきです」
間宮「肉をカリカリになるまで焼いてその肉汁でソースを作るのが好きです」
間宮「ガチガチに筋張った肉をトロトロに煮込んだときなどは心が躍ります」
間宮「新鮮な魚を持ち味を損なわぬように捌くのが好きです」
間宮「魚を旨みをそのまま閉じ込めて蒸し焼きにして、うまくいったときなど胸がすくような気持ちになります」
間宮「たくさんの野菜をいっぺんに調理するのが好きです」
間宮「見たことのない野菜をありとあらゆる方法で調理し、それが上手く当てはまったときなどは絶頂すら覚えます」
628 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:02:09.29 ID:qp6gO5yfo
間宮「みなさん、私は修羅場のような調理を望んでします」
間宮「みなさん!私に従ってくれる給付艦のみなさん!!」
間宮「あなた達はどんなどんな調理を望みますか?」
間宮「圧倒的な調理を望みますか?」
間宮「提督の期待に答えるような調理を望みますか?」
間宮「艦娘の全員を満足させられるような調理を望みますか?」
給付艦組一同「「「「「調理!、調理!調理!」」」」」
間宮「いいでしょう、ならば大調理です」
間宮「私たちは今まさに振り下ろされる包丁そのものです」
間宮「提督、そして艦娘の皆さん達を満足させるのに普段の料理ではもはや足りません!!」
間宮「大 調 理 を ! !」
間宮「一 心 不 乱 の 大 調 理 を !!」
629 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/18(火) 23:08:26.13 ID:onIZGbvHo
これだから日本人(ジャップ)は
そ ん な だから衰退するのだ
630 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:11:31.67 ID:qp6gO5yfo
間宮「しかし、今の状況は決していいものとは言えません」
間宮「何分急な話だったため材料の買い出し等に今の今までの時間がかかってしまいました」
間宮「私たちに残された時間は決して多くはないです」
間宮「…では質問します。時間がない分、私たちは品数を妥協すべきでしょうか?」
給付艦組一同「「「「「否っ!!」」」」」
間宮「では、手のかかる料理はやめにしますか?」
給付艦組一同「「「「「否っ!!」」」」」
間宮「その通りです。確かに時間は多くないですし、私たち自体人数は多くはないです、しかし皆さんは調理に関して言えば一騎当千の古強者だと私は信じています」
間宮「ならば、それならば不可能はないはずです!!!」
間宮「さあ、かつて彼女達を裏で支えた実力を今一度全員に知らしめてあげましょう」
間宮「調理を!!一心不乱の大調理を!!」
給付艦組一同「「「「「間宮殿!!給付艦間宮殿!!間宮総料理長殿!!」」」」」」ウォォォォォッ!!
631 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:14:41.55 ID:qp6gO5yfo
間宮「さて、みなさんの覚悟を聞かせてもらったところで改めて担当を指定します」
間宮「料理全般の指揮は私が執ります。では、伊良湖…伊良湖さんはいますか?」
伊良湖「こちらに」スッ
間宮「伊良湖さん、あなたにはデザート全般の指揮をお任せします。あなたの実力を出し切ってください」
伊良湖「分かりました。しかし、質問なのですがどんな種類のものをどれだけ用意すれば満足してもらえるでしょうか?」
間宮「伊良湖さん。根本的に違っていますね」フルフル
伊良湖「…といいますと?」
間宮「満足してもらうのではなく、満足させるのです」
間宮「量についても同様です。彼女達の食欲は大変旺盛、並みの量では満足してもらえないと考えたほうがいいでしょう」
伊良湖「…しかし、そうなると一体私はどうすれば」
間宮「簡単なことです。あなたが思いつくものを思いつくだけ作りあげればいいのです」
間宮「量、種類について一切妥協はしなくていいです、なぜならここが私たちの戦場なのですから」
伊良湖「はっ!了解しました!!」
632 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:17:22.50 ID:qp6gO5yfo
間宮「他のみなさんも肝に銘じて置いてください」
間宮「自分達は今修羅場にいると、自分の実力以上を出し切る覚悟で望むと!!いいですね」
給付艦組一同「「「「「はっ、間宮総料理長殿」」」」」
間宮「なに、難しく考えることはないですよ。手について物を刻み、目に付いたものを調理すればいいのです」
間宮「全てはこの機会を用意してくれた提督のため…」
間宮「そして、提督を慕う全ての艦娘のために」
間宮「総員、第一種戦闘配置!!」
給付艦組一同「「「「「はっ!!」」」」ザザッ!
間宮「さぁ、みなさん。『御馳走』を作りますよ」
青葉「 」
加古「 」
633 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:20:54.61 ID:qp6gO5yfo
青葉「や、ヤバいです…これは」ガタガタガタガタ
加古「な、なんつーか、触れちゃいけないものに触れちゃった…な」ガタガタガタガタ
青葉「そ、そうですね、いえ、取材はやめましょうか」
加古「そ、そうだな。うん、衣笠たちも心配してたし帰ろうか」
間宮「さて、調理開始…といきたいところですが」
伊良湖「ええ、何やらネズミが紛れ込んでいるみたいですねぇ」
給付艦組一同「「「!!!」」」ギロッ!!
2人「「ひぃっ!に、逃げないt!」」
間宮「そこですねっ!!」シュッ!!
カカカッ!!
青葉「ひぃっ、フォーク!!?」
加古「な、なんでフォークが刺さるんだよぉぉ!!」
634 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:26:31.37 ID:qp6gO5yfo
間宮「ああ、失礼しました。ネズミではなく青葉さんたちでしたか」
伊良湖「申し訳ございません。見ての通り気が立っているものでして」
加古「い、いえ、こ、こちらこそ…」
青葉「そ、それではこれd」
間宮「お詫びはします。しますが…青葉さんたちが何故ここにいたかを教えていただけないでしょうか?」
青葉「え、ええ、えええとその取材、取材でして」
間宮「成程、皆さんに今日の夕食について伝えたかったと…そういう事ですか」
加古「は、はい、イエス」
伊良湖「それにしても不思議ですねぇ。取材というのならカメラやメモなどもっていてもおかしくないはずですが」
伊良湖「…何故、お二方とも、何も持っていないのでしょうか?」
635 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:30:48.45 ID:qp6gO5yfo
加古「あー、え、えっと、そのー、コレハ、ソノ」
伊良湖「というよりも取材でしたらもう少し堂々と入ってきていただければ私達も対応できたのですが」
伊良湖「…何故、隠れるようにいたんですか?」
青葉「いえ、それは、つまり、そのー」
間宮「…申し訳ございません。誤解かもしれないので先に謝っておきますね」
間宮「……貴方たち。もしかしたら、ええ、本当に仮の話ですが」
間宮「つ ま み 食 い を、しにきたとか…そんなことはありませんよね?」ニコッ
青葉「 」
加古「 」
636 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/18(火) 23:32:43.97 ID:+3FzcnkA0
青葉ハンバーグの加古ソース添えww
637 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:39:17.60 ID:qp6gO5yfo
間宮「…あくまで、これは個人的に思っていることではあるんですが」
間宮「私には、どうしても許せないものが2つあります」
間宮「一つは食べられることなく処分されていく料理を見ること。そしてもう一つが…」
間宮「せっかく作った料理を横から つ ま み 食 い さ れ る ことです」
間宮「もっとも、海軍にはギンバイという風習があったのでもしかしたらつまみ食いもその一環で行われてもおかしくはないでしょう」
間宮「しかし、他の誰もが許してもこの私は許しません!!」
間宮「私たちの戦場ともいえるこの調理場をいを無断で荒らすもの…そんな人たちはどうなるか、分かりますよね」
伊良湖「見敵必殺!!」
給付艦組一同「「「見敵必殺!見敵必殺!見敵必殺!」」」
間宮「…まあ、つまり、そういう事です」
青葉「 」チーン
加古「 」チーン
638 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:44:31.97 ID:qp6gO5yfo
伊良湖「…あれ、もしかしたら」
間宮「どうしましたか、伊良湖さん?」
伊良湖「いえ、お2人は提督さんの所に差し入れを持っていきたかったのではないかと思いまして」
間宮「……成程」
伊良湖「提督さんも仕事中でしょうし、頑張ってる提督さんのために差し入れをもって行きたくもなりますよね」
間宮「確かにそうですね、では、そんな提督さんに渡せる何かいいものでもありますか?」
伊良湖「それぐらいならすぐ準備できます」ガサガサ
間宮「…さて、では今準備していますのでお2人で提督の元に届けていただけます?」
青葉「あ…ああ…は」
加古「は…はい」
伊良湖「間宮さん、準備できました」スッ
間宮「ではこちらをお願いします。…ああ、それと」
青葉「ひゃいっ!!」ビクッ!
間宮「……いえ、一応言っておきますが」
間宮「 次 は な い で す よ ?」ニコリ
青葉「 」
加古「 」
639 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:47:19.68 ID:qp6gO5yfo
〜 提督執務室 〜
提督「…ふぅ、こっちの資料はこれでよしっと、で、こっちの報告書は…」カキカキ
コンコン
提督「ん、どうぞ」
青葉「失礼しますー」ガチャッ
加古「頑張ってる提督のために差し入れもってきたぜー」
提督「おお、すまないな2人とも」
青葉「いえいえ、これぐらいお安い御用ですよ。それにしても提督もさぼらず頑張っていますね」
加古「まったく、提督も真面目だねぇ。多少手を抜いてもわかりゃしないと思うんだけど」
提督「そういう事やってると後々めんどくさい事になるんだよ。もっとも、俺にできることと言ったらこれぐらいしかないからな」
640 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:52:17.10 ID:qp6gO5yfo
青葉「またまた謙遜してー。みんな提督には感謝しているんですよ?」
加古「そうそう、こういう補給とかの細かい作業を提督がやってくれてるからこそみんな安心して戦えてるんだから」
提督「当たり前だろ。決戦の時に必要なものがなくて結果的に負けました、なんて自体は避けたいからな」
加古「当たり前ねぇ、まあ、そりゃそうなんだけどさ」
青葉「その当たり前が出来なかったんですよねぇ。いや、戦力の差もありましたけど」ハァッ
提督「あっ…悪い。嫌な事を思い出させたか」
加古「いや、まぁあれも仕方ないっちゃ仕方ないんだけど」
青葉「…物資切れの恐怖は前の時に散々味わいましたからね」
加古「正直もうあんなのは御免だわ」
641 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:55:41.61 ID:qp6gO5yfo
提督「あっ、えーっと、それで、温泉はどうだった?楽しんでもらえたか?」
加古「いやぁ、なんていうかさぁ…なんだよあれ」
青葉「みんな楽しんでましたよ。ええ…ただ、あれは流石にやりすぎなんじゃないですか?」
提督「うん、俺もそう思った」
加古「はじめ入ったときはなんだこのホテルって思ったよ、いやマジで」
青葉「妖精さんたちどれだけ全力出したんですか?」
提督「知らん。むしろこっちが聞きたいぐらいだ」
加古「…で、中も中で回り切れないぐらい風呂はあるわプールまであるわ」
青葉「まだ私達も全部見てませんがまだまだ色々とあるんですよね」
提督「…ああ。俺も良く分かってないけど。まぁ、みんなが楽しんでくれてるようなら何よりだわ」
642 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/18(火) 23:58:39.02 ID:qp6gO5yfo
青葉「ところで司令官、まだお仕事の方は終わりそうにないんですか?」
提督「ようやく半分っていったところだな。夕食までには何とかなるさ」
加古「え、じゃあ提督風呂入んねーのか?せっかくあんのに」
提督「…あそこ、男湯がないんだ」
青葉「???それがどうかしましたか?」
提督「いやいや、そんなところにのこのこ入っていけるかっつーの!!」
青葉「みんな別に気にしないと思いますよ?水着も着てますし。ねー」
加古「まあ今更だよな」
提督「お前たちが気にしなくとも俺が気にするんだよ!!」
加古「ふーん、提督も変わってんな」
提督「いや、お前たちがオープン過ぎるだけだから。まぁ俺は食事の後にでもゆっくり入らせてもらうさ」
青葉「じゃあその姿を青葉が記念に」
提督「撮るんじゃないぞ」
青葉「ちぇー」
643 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/19(水) 00:00:13.48 ID:8aEyvfiMo
提督「いやぁ、それにしても甘いものの差し入れは嬉しいな。間宮さんたちに渡されたのか?」パクッ
青葉「 」ビクッ
加古「 」ビクッ
提督「…うん、美味い!!いやぁ、疲れが吹っ飛んでいくわ」モグモグ
青葉「 」
加古「 」
提督「さて、これを食べたらもうひと頑張りするか…ん、どうした二人とも」
青葉「…さい」ガタガタ
加古「…なさい」ガタガタ
提督「……青葉、加古?」
青葉「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ハイライトオフ
加古「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい」ハイライトオフ
提督「お、おい、2人とも、しっかりしろーーー!!!」
644 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/10/19(水) 00:01:41.48 ID:8aEyvfiMo
今日はここまでです
いやぁ、前回よりも間宮さんたちがヤバい事になっちゃいました
実際つまみ食いされたぐらいならここまで怒らないとは思います…たぶん
それでは、また
645 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 00:03:34.60 ID:MJwr7Zj9o
乙ー
646 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 00:19:03.36 ID:B915M3DG0
乙、これを省略するはずがないよなww
>実際つまみ食いされたぐらいならここまで怒らないとは思います…たぶん
それが一航戦の「つまみ食い」でも?
647 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 01:22:01.90 ID:CyzV4PXXO
乙です。
前は大淀か加賀辺りが持ってきたんだっけか?いや高翌雄?まぁ青葉も加古もブジデナニヨリデスネー。
648 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 10:33:01.62 ID:y2ulvTqdo
おつ
まぁ提督たちもイベ前はピリピリするし多少はね?
649 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/19(水) 10:42:40.05 ID:a8lyZi8So
前回はこの演説提督が見ててそっ閉じしたんだっけか
650 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/21(金) 18:53:50.90 ID:3SRwEIRJ0
間宮と伊良湖でこれだと鳳翔さんは…いや、考えないでおこう…
651 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:17:06.48 ID:aNqz4xexo
〜 リラクゼーションルーム 〜
ゴーヤ「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”ぁぁぁ〜」ゴウンゴウン
イク「ゴーヤ、いくら気持ちよかったとしてもその声はどうかと思うの」ゴウンゴウン
ゴーヤ「だっでごのまっざーじじぇあががらだにものすごくあっでぇ〜」ゴゴゴ
イムヤ「これ疲れが取れる前にゴーヤが色々と壊れるんじゃないの?」
イク「否定はできないの」
シオイ「けど気持ちは分かるけよ。、このマッサージチェアに座ってると体のコリがどんどんほぐれていくもん。隠れている疲れまで消えちゃいそうだよ〜」ゴウンゴウン
ろー「ねぇねぇでっち、それが終わったら他の所に行ってみようよ〜」ユサユサ
ゴーヤ「だからでっち呼ぶなし。それにゴーヤは夕飯までここでずっと癒されてるからろーちゃんは一人で行ってくるといいの」
652 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:21:47.22 ID:aNqz4xexo
ろー「むー、ろーちゃんはでっちと一緒がいいのー!!」ジタバタ
ゴーヤ「ふん、何と言われようとゴーヤは夕飯までここにいるでち」
シオイ「もう、ゴーヤも強情だな〜」
イムヤ「まあ普段散々疲れてるから気持ちは分からなくはないけどね」
ハチ「ふふっ、なんだか二人を見てると休日に出かけたい子供をなだめるお父さんを見てるみたい」
シオイ「ああ、確かにそんな感じに見えるね」
イク「正に頑固おやじなの」
ゴーヤ「勝手にゴーヤを子持ちみたいにしないでほしいんだけど」
ろー「もうっ、そんなに癒されたいのならこうするって!!」カチカチッ
マッサージ強度 弱 中 強 つ最強
ゴーヤ「ちょ、何をいじくってるでち!?」
653 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:25:40.65 ID:aNqz4xexo
シオイ「さ、最強?」
ゴーヤ「いや、なんでマッサージチェアにこんな項目が…ってぇぇぇぇえ」バキバキバキバキ
イムヤ「ちょ、骨の鳴ってる音がここまで聞こえてるんだけど!!」
ハチ「さ、さすが最強…」
ゴーヤ「いや、そんなこと納得してないでちょっと止めてぇぇぇぇぇぇ!!!」グニィィィィィィl!!
ろー「ふーんっ!」
ハチ「あら、ろーちゃんが完全に拗ねちゃったの」
イク「それにしてもこれ見てる分には面白いけれど本当に大丈夫なの?」
シオイ「ま、まぁドライヤーの例もあるし妖精さんの事だし大丈夫…じゃ、ないかな?」
イムヤ「最悪修復材もあるしね」
ゴーヤ「ちょ、聞くだけでも恐ろしい事言わないでぇぇぇぇ!!」ガガガガガガ
654 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:28:59.55 ID:aNqz4xexo
望月「ん〜、初雪。それどこまで読んだ?」ペラペラ
初雪「…もう読み終わる」ペラッ
望月「おう、じゃあ次そっち貸してくれない?」
初雪「…ん」 バサッ
望月「いやー、それにしても直観通りここは極楽だわ。暑くもなく寒くもなくマッサージも出来て漫画も読み放題でオマケに飲み物もあると。まあ全部セルフサービスだけど」
初雪「…多少の不便は仕方ない」
望月「だよねー、あと残念なのはネット環境がないって事だけど、流石にそこまでを望むのは贅沢ってもんかな」
初雪「…それがあったら私ずっとここに引きこもれる自信がある」
望月「あー、アタシも自信あるわ。その前にたぶん長月あたりに連行されるだろうけど」
初雪「……だったら、こっちに引き込めばいい」キラッ
望月「引き込む?無理無理。他のみんなが黙ってないよ。っていうかそれはそっちも同じでしょ」
初雪「………」コクッ
655 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:32:49.15 ID:aNqz4xexo
三日月「全く、いきなり姿が見えなくなったと思ったらやっぱりここに来てたんですか」ハァッ
白雪「確かに2人がここを楽しみにしてたのは分かってましたがせめて一声かけてくれほしかったんですけど」
初雪「…そこは素直にゴメン。けど、気づいたら行動に移してた」
望月「それに下手したらここに来る前にどこかに連行される可能性もあったしなー」
三日月「そんなことしないですよ」
望月「んー、だったらさっきアタシが気を失った時の事を聞きたいんだけど」
三日月「まぁ2人ともここで大人しくしてる分には問題ないですかね」
望月「いや、だから気を失ってるときの事をさ」
白雪「そうですね。それではお2人とも食事の時にはちゃんと来てくださいね」
初雪「…大丈夫。食事の時間は絶対に守る」
三日月「もっちーもお願いしますよ」
望月「いや、私の質問は無視かよ」
656 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:45:47.51 ID:aNqz4xexo
望月「全く、あの二人も大概お節介だよな。そう思わないか?」
初雪「…うん。けどああやって気にかけてくれるのは嬉しいよ」
望月「初雪もか…まぁ、アタシもだけど。本当にお節介な奴らだと思うよ。そりゃあ姉妹艦だし当然なのかもしれないけどさ。だけど…」
初雪「……だけど?」
望月「こんな奴に気を使わなくてもいいのに…って思いたくもなるんだよ。アタシなんか放って置いてくれればいいのにってね。けど、その優しさが何だか本当に嬉しくて、その…申し訳なくてさ」
初雪「………」
望月「だからこそ、こんなアタシだけどみんなを守りたいとも思うし大事にしたいって思ったり…ってナシナシ!!こんなんアタシのキャラじゃなかったわ。ってことで初雪も今のは忘れて」アワアワ
初雪「………」
つスマホ
望月「ちょっと、なんだよそのスマホ。ってまさか今の!?」
初雪「……ぶいっ」 REC
望月「ちょっ!ま、マジで消してっ!!んなもん他のみんなに見られた日には」
初雪「…残念、もう送信した」ピッ!
望月「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁ!?」
初雪「…まぁ、怒られることはないと思うよ?」
望月「もっとタチが悪いっつーの!!」
657 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:50:44.47 ID:aNqz4xexo
隼鷹「んー、なんか騒がしーな?」
千歳「いいじゃないの。そこまでギャーギャー言い合ってるわけじゃないんだから」
ポーラ「きっと痴話喧嘩みたいなもんですよ〜」
飛鷹「アンタたちは人の事よりも自分の体のことを心配してなさい」
千代田「そうそう」
隼鷹「ふぁ〜い」
ザラ「それでは私たちはほかの場所を散策してきますから3人共安静にしててくださいね」
千代田「く、れ、ぐ、れ、も、お酒なんて飲まないように!!」
千歳「大丈夫よ。っていうよりどれだけ信用ないのよ私達」
ポーラ「そうですよ〜私たちの事を少しは信用してください〜」
飛鷹「こういう時に普段の行動が物を言うのよ」
千代田「というよりお酒のためにあんなゆでだこになった姿を見れば信用なんてできなくなるでしょ」
ポーラ「いや〜あれはポーラ達にも想定外でした〜」
658 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:51:54.37 ID:aNqz4xexo
隼鷹「いや〜それにしても3人のおかげでだいぶ回復したわ」
千歳「本当、感謝してもしたりないわね」
飛鷹「だったら今度からはあんな無茶なことはしないでよ」
ザラ「流石に今度あんなことがあったら面倒見ませんからね!!」
ポーラ「了解で〜す」
飛鷹「はぁ…まったく」
千代田「それじゃあ私達も行きましょうか」
ザラ「そうですね、それじゃあまた食事の時に」スタスタ
ポーラ「は〜い、いってらっしゃ〜い」
659 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:54:22.39 ID:aNqz4xexo
隼鷹「……さて、鬼、もとい飛鷹たちは行ったわけだが…用意してるか?」
千歳「ふふっ、私を舐めないでよね」ガサガサ
ポーラ「流石に大瓶を隠すのは無理でしたが、小瓶なら問題ありません〜」ゴソゴソ
隼鷹「おっ、日本酒に…ポーラのは?」
ポーラ「ワインです〜これとっても美味しいんですよ〜」
千歳「で、隼鷹はないなんて事は…」
隼鷹「あると思うかい?」ササッ
ポーラ「おおっ、ウィスキーですか。いいですね〜」
隼鷹「しっかし見事に種類がバラバラだな」
千歳「いいじゃないの。どうせ小瓶だし食前酒みたいなものよ」
ポーラ「そうですよ〜それにあまり飲み過ぎるとザラ姉様たちにバレてしまいますし」
隼鷹「…だな。まっ、バレない程度にこそこそやるのもまた粋なものってね」
千歳「なーに言ってるのよ。まあ確かにそういうのも悪くないかもね」
660 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 01:56:45.85 ID:aNqz4xexo
ポーラ「それじゃあ、駆け付け3杯という事で〜さっそく飲んでいきましょ〜」
隼鷹「よーし、準備はオッケーか?」
千歳「大丈夫よ」
ポーラ「それじゃあ…そうですね、とりあえずこうしてゆでだこから回復して無事にお酒が飲めることに感謝して」
3人「「「かんぱーい!!」」」
「へぇ、乾杯、ねぇ…」
「あれだけ安静にしていてって言ったのに…」
「お〜ね〜ぇ〜?」
661 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 03:06:20.67 ID:aNqz4xexo
隼鷹「ひ、飛鷹…で、出かけたんじゃ」
飛鷹「万が一の事もあるかなって思って見に来たのよ。…まぁ、正解だったみたいね」
ザラ「それにしてもこれ、本当にどこに隠していたのかしら…ねぇ、ポーラ?」
ポーラ「あ、あのこれはその胸の谷間に…って何言わせてるんですかぁ〜ザラ姉s」
ザラ「そ う い う の い ら な い か ら」
ポーラ「あ、あ、あ…はい」
千代田「…まぁ、とりあえずこれは没収するとして」ササッ
千歳「そ、そんな!せめてこの一杯だけh」
千代田「お 姉 ?」ゴゴゴゴゴ
千歳「ひぃっ!!」
662 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/10/26(水) 03:08:34.04 ID:aNqz4xexo
飛鷹「…まぁ、そうね。とりあえず」
ザラ「ええ。色々とありますが」
千代田「まずは平和的に」
3人「「「ちょっと、お話ししましょうか…?」」」ゴゴゴゴゴ
隼鷹「 」チーン
ポーラ「 」チーン
千歳「 」チーン
ギャァァァーーー!!!
663 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/10/26(水) 03:10:23.37 ID:aNqz4xexo
今日はここまでです
途中、寝落ちしていたため時間が飛びました
ちなみに初雪の送信相手は睦月型全員だったりします
それでは、また
664 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 03:14:53.52 ID:i6XEuCqV0
乙!
665 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 04:12:37.85 ID:7cezYewro
乙
もっちーと初雪と一緒にだらけたい
666 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 06:18:43.91 ID:hOFMaycgO
乙です。
睦月型全員か、水無月はいないんだっけかタイミングの関係で、少し惜しいなぁ、そして飲兵衛が増えてもしかる人も増えるから大勢に変化なしなんやね。
667 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/10/26(水) 09:45:12.60 ID:hr1mnGCSO
乙です
668 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:18:20.42 ID:tQm4W3tfo
〜 〜 〜
大和「…ねぇ武蔵、ちょっと気になったことがあるのだけど」
武蔵「何だ?といっても言いたいことは察せるが」
大和「こう、私も実際に行った事がないから適当な事はいえないけど、こういう所の遊び場的なものって、卓球台とか、よくてこじんまりしたゲームセンターみたいなものぐらいしかないと思っていたんだけど…」
武蔵「そうだな、少なくとも私もここに来るまでそう思っていた」
大和「そうよね、だけどコレって…」チラッ
〜アミューズメントパーク カンコレ!!〜なんでもあります、揃ってます!!
http://www.nicovideo.jp/watch/nm4443899?ref=search_tag_video&ss_pos=1&ss_id=5ba44408-b073-4dbd-8ebb-693853570e33
大和「どうみてもこじんまりとしてないわよね。これ」
武蔵「…商業施設か何かかここは?」
大和「提督は楽しめるだろうとは言ってたけど、内容も大きさも正直色々と私の想像を遥かに超えていたわ」
669 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:20:13.38 ID:tQm4W3tfo
〜 シアタールーム 〜
山雲「わぁ〜たくさん映画がありますね〜」キョロキョロ
朝雲「本当、どこのTSU○AYAよ」
朝潮「成程、ここで選んであちらのシアタールームで鑑賞するという感じなのですね」
満潮「見た感じそんなところね。それにしてもアンタたちは映画なんかでいいの?向こうも色々とあるみたいだけど」
大潮「エヘヘ、実はさっきのゲームでちょっと疲れちゃいまして少し休みたいんです」
荒潮「誰かさんが張り切っちゃったからね〜?誰かとは言わないけど」
霞「それもう言ってるようなもんでしょ!!どーせ私達のせいって事でしょ」
満潮「ちょっと、私まで巻き込まないでよ」
霞「なによ!!あんたが一番ムキになってたでしょ」
満潮「はぁ!?それはこっちのセリフよ!!」
2人「「グギギギギ…」」
霰「……どっちもどっち」ボソッ
荒潮「よねぇ〜」
670 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:25:28.22 ID:tQm4W3tfo
朝潮「2人とも、こんな所で争っていても仕方ないですよ。時間も限られていますし早く選んで鑑賞しましょうか」
満潮「ぐっ…わ、分かったわよ」
霰「…けど、何を見よう?」
朝雲「そうね、多分みんな見たいのもバラバラだろうし」
山雲「それじゃあみんなでひとつづつ選んでその中から決めましょうか〜」
大潮「賛成です!!」
荒潮「じゃあ、決まったらここに集まりましょうか〜」
霞「はぁ…まったく面倒ね」
満潮「…まぁ、どうせ朝潮とかが選んだのになるだろうし私は好きに選ばせてもらおうかしら」ガサガサ
霞「…そうね、まっ、どうせ見ないし…」ガサッ
671 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:28:09.22 ID:tQm4W3tfo
〜 しばらくして 〜
霞「……そうね、この事態を想定してなかった私が悪かったわ」
満潮「おおかた荒潮辺りがホラー映画を放り込んでくるだろうとは思っていたけど」
霞「まさか荒潮だけじゃなくて…」
朝潮つ デビルマン(実写版)
荒潮つ 死霊の盆踊り
大潮つ ドラゴンボールエボリューション
朝雲つ トランスモーファー
山雲つ 恐怖!!キノコ男
霰つ メタルマン
満潮「なんで全員でネタに走ってんのよーーー!!!」
672 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:35:02.85 ID:tQm4W3tfo
霞「まず朝潮!!なにそれ!そんなものを上映して私達を悪夢に陥れたいの!?」
朝潮「いえ、荒潮になにかすごい映画がないかと聞いたらこれを渡してくれまして」
霞「そりゃあすごいでしょうね、ひどい意味でだけど!!」
荒潮「あらあら、けど私は嘘は言ってないわよ〜」
満潮「まあそりゃあそうでしょうね。で、あんたのは…もういいわ」
荒潮「あら、反応が冷たいわね〜」
満潮「元々アンタはネタを入れてくると思ってたからはじめから参考にするつもりはなかったわ」
大潮「はいっ!私のはいい映画ですよ!!なんせみんなが絶対に知ってるタイトルですから」
満潮「だったらなんでアニメ映画の方じゃなくてそっちを持ってきたのよ…」
大潮「見たことなかったからです!」
霞「一生見なくていいわよそんなもの」
673 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:38:41.56 ID:tQm4W3tfo
満潮「…で、なんでまた朝雲はそんな映画を?」
朝雲「えっ、だってこれ話題になったじゃないの。ほら、声優にアニメの人を使ったとかで」
満潮「うん、それは別のほうね。というか比べるのもおこがましい別物だけど」
山雲「私は野菜繋がりです〜。それにキノコは友達ですし〜」
霞「そのタイトルに恐怖ってついているのは気にならなかったの?」
山雲「キノコにも怖い種類がありますよ〜」
霞「で、ラストは霰だけど」
霰「…んちゃ、とうよりロボットつながりで…なんちゃって」
霞「アンタの場合はボケてるのか本気なのか分かりずらいんだけど」
満潮「全く…ロクな映画がないじゃないのよ」
霞「本当ね…はぁっ」
674 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:42:00.44 ID:tQm4W3tfo
荒潮「あらあら〜それにしてもおかしいわね〜」ニヤニヤ
山雲「そうですね〜まだ」ニコニコ
山雲「私たちは2人の映画を紹介してもらってませんよね〜」
朝潮「ふむ、確かにそうですね」
満潮「!!!」
霞「あ、あんたたちまさかそれを狙ってわざと!!」
朝雲「…ゴメンね、2人とも」
荒潮「それじゃあ2人の選んだのから見るという事で〜」
霞「い、いいわよ!!もうこうなったらドラゴンボールでも」
満潮「そ、そうね、デビルマンでも別に私はb」
大潮「はいはい、2人とも観念してくださーい」ヒョーイ
675 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:44:55.44 ID:tQm4W3tfo
霞「ああっ!!」
満潮「ちょっ」
朝潮「何々、2人の選んだのは…」
満潮つ ワンニャン時空伝
霞つ オールスターズDX
荒潮「あら、随分可愛らしいわね〜」
霰「…なんだか意外」クスッ
満潮「…なによ、笑いたければ笑いなさいよ」
霞「…いいでしょう、私がこういうのを選んだって」
大潮「全然問題ないです!!むしろどっちも見てみたいです!!」
朝雲「まあ面白そうよね。少なくとも私たちの選んだのよりは」
山雲「それじゃあこの二つから多数決で選びましょうか〜」
ソレジャーコッチガイイヒトー、テヲアゲテー
満潮「ううっ、なにこの羞恥プレイ…」
霞「皆が選んでるのを見るだけでもものすごく辛いんだけど…」
676 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:49:25.04 ID:tQm4W3tfo
〜 シアタールーム 別室 〜
鈴谷「いやぁ〜それにしてもまさかこんなのがあるとはねぇ〜」
三隈「あの話題作『君の名は』がここで見られるとは思いもしませんでしたわ」
最上「聞いたことはあったけど見たことはなかったんだよね。けど本当に面白いのかな?」
鈴谷「あんだけ話題になったんだしそりゃあ面白いっしょ!!私もよく内容は知らないけど」
熊野「まあ初めから内容が分かっていたら面白さも半減しますそれでいいのでは?」
鈴谷「そだねー、そういえばこの映画の監督って他の作品もあったんだね。知らなかったよ」
最上「えーっと、確か『秒速5センチメートル』とか『ほしのこえ』とかいろいろとあったよね。後で時間のある時にでも見てみようか」
熊野「そうしましょうか。けどタイトルからして内容はきっと素敵なラブロマンスみたいなものが想像できますわ」
677 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:52:05.65 ID:tQm4W3tfo
三隈「秒速5センチメートル…確か桜の花びらの落ちる速度、でしたか」
最上「へぇ〜三隈って物知りだね」
三隈「い、いえちょっとした雑学みたいなものですし。まぁ、私とモガミンみたいなラブストーリーならいいと思いますけど///」ボソッ
最上「ん?三隈なんか言った?」
三隈「な、なんでもありません!!」
鈴谷「なーにやってるんだか」
熊野「まあなんにせよ仲が良いのはいいことですわ」
鈴谷「これで内容がものすごおーく鬱になるようなないようだったら逆に笑えるんだけどね」
熊野「流石にそれはないでしょう。そんなタイトルで内容がそんなのだとしたらそれこそ誰得になってしまいますわ」
鈴谷「だよねー、んなわけないかアハハハハ」
678 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/01(火) 23:57:04.72 ID:tQm4W3tfo
あきつ丸「む、むぅ…」
瑞穂「あきつ丸さん。どうかしましたか」
あきつ丸「い、いえこういう映画、というか娯楽というものに慣れていないものでどうしていればいいか途方にくれているのでありまして」
瑞穂「大丈夫ですよ、気を楽にして見ればいいんですから」
あきつ丸「そ、そうですね…心配をおかけして申し訳ないのであります」ペコリ
瑞穂「いえ、だからそんなに謝らなくても」
秋津洲「みんなー、秋津洲がみんなのためにドリンクを持ってきたかも!!」ガチャッ
鈴谷「おっ、サンキュー!!」
三隈「秋津洲さん、ありがとうございます」
秋津洲「ふふっ、どういたしましてかも!!」
679 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:01:34.52 ID:7fejUGgco
あきつ丸「あ、ありがとう…その、秋津洲殿」
秋津洲「おおっ、あきつんから素直なお礼ってもしかしたら初めて聞いたかも」
瑞穂「秋津洲さん、あまりからかわないであげてください」
秋津洲「じょーだん、じょーだんかも」
秋津洲「…で、これが鈴谷んたちのリクエストのコーラと」カチャッ
秋津洲「くまりんこたちのリクエストの紅茶。で瑞穂ちゃんリクエストのウーロン茶と」カチャカチャ
瑞穂「ありがとうございます。ってそれは…」
秋津洲「はいっ!!あきつん専用特製謎ジュースかも」
ゴゴゴゴゴ…
あきつ丸「…なんですか、このおぞましい色をした物は?」
秋津洲「あれ、あきつん知らないの?結構流行ってるんだよ謎ジュース」
あきつ丸「そ、そうなんでありますか鈴谷殿?」
680 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:04:37.62 ID:7fejUGgco
鈴谷「あー謎ドリンクね。まぁドリンクバーとかではやったりはするかな。一度ぐらいは」
あきつ丸「そ、そうなんでありますか…」
秋津洲「ねー、嘘じゃないでしょ」
熊野「鈴谷、それは罰ゲームとかでやるものでは?」ヒソヒソ
鈴谷「いや、なんだか面白そうだし」ヒソヒソ
あきつ丸「ま、まぁそれならいただくのであります」ゴクッ
あきつ丸「って甘苦っ!?」ゲホッ!
秋津洲「甘苦く、そしていて毒々しい色彩。これを飲み合うのがトレンドなのかも」
あきつ丸「と、トレンドなら仕方ないのでありますね…」
瑞穂「秋津洲さん、バレたらまた後で怒られますよ」ヒソヒソ
秋津洲「大丈夫、今のあきつんなら許してくれるかも…多分」ヒソヒソ
最上「はい、それじゃあそろそろ上映始めるよー」
全員「「「「「「はーい」!!」」」」」」
681 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:11:26.94 ID:7fejUGgco
〜 ビリヤード 〜
金剛「オーウ!コレはまた懐かしいものがありマスネー」バンバン!
霧島「ビリヤード台ですか。そういえば英国ではビリヤードといえばかなりメジャーな遊戯でしだね」
金剛「そうデース!かの有名なシャーロックホームズも好んでいた由緒正しきスポーツなのデスヨ」
榛名「へぇー、ビリヤードってスポーツだったんですか」
金剛「イエス!!もっとも他のスポーツみたいにそこまで体は動かしていませんが。そうだ、ちょうどいいですしみんなでナインボールしませんか?」
比叡「ナインボール?というとあのロボットの?」
榛名「比叡姉様、多分そっちのイレギュラーとは関係ないかと思いますが」
霧島「えーと確かナインボールというと1から9まで順番にボールを落としていくゲーム…で良かったでしょうか?姉様」
金剛「そうデス。ビリヤードの中でもとってもポピュラーな遊び方なのですヨー」
榛名「興味はあるんですが…恥ずかしながら榛名はビリヤードの経験がないんです」
霧島「実は私も…知識としてはあるんですが」
比叡「うーん、ロボのほうなら得意なんだけどなー」
682 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:14:18.85 ID:7fejUGgco
金剛「大丈夫デス!ルール自体は複雑なものでははないですし、打ち方とかが分からなくても私がその都度教えていきマース」
霧島「成程、それなら私たちでも安心ですね」
榛名「けどいいんですか?せっかくのゲームなのに金剛姉様に負担がかかってしまうのでは…?」
金剛「ノープログレムデース!!可愛い妹達に教えるんですからむしろ楽しいデスよ」
比叡「か、可愛いだなんて、そんな…姉様、みんなの前で大胆すぎです///」
霧島「大体想像つきますけど一人で盛り上がらないでください」
金剛「まあ日本には習うより慣れろというコトワザもありますし、さっそくやっていきまショー」
榛名「はいっ!よろしくお願いします。金剛姉様!!」
比叡「比叡も!気合!入れて!いきますよー!!」
霧島「それでは姉さま、不慣れで申し訳ありませんがよろしくお願いします」
金剛「ハーイ!それじゃあレッツ、スタートデース!!」
683 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:22:36.56 ID:7fejUGgco
〜 数ゲーム後 〜
榛名「…てぇ!!」コーン!ガコッ!!
金剛「オーゥ!榛名、ナイスデース!!」パチパチ
霧島「お見事です。姉様」
榛名「そ、そんな…たまたまですよ」
金剛「ノーノー、榛名もですけどみんなとっても上手くなってマスヨー!」
霧島「ひとえに金剛姉さまの指導が上手だったおかげですよ」
金剛「いえ、私の力なんて微力ですしやっぱりみんなが優秀だからデース。そんな優秀な妹たちがいて私としてはとっても嬉しいデース!」
霧島「褒め過ぎです。やはり金剛姉さまの始動の賜物ですよ」
榛名「そうです!!やはり金剛姉さまの力があってこそです!ですよね比叡姉様」クルッ
比叡「ぐぬぬ…」 パルパルパルパル
霧島「あっ」
榛名「…比叡姉さま?」
比叡「…はっ、ええ、全部金剛お姉さまのおかげですよ!はいっ」アセアセ
金剛「えへへ、ちょっと恥ずかしいのデース///」
684 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:27:57.14 ID:7fejUGgco
比叡『ぐぬぬ、榛名ばかり褒められてなんだかとっても悔しいです』 シンコキュー
比叡『っていけないいけない。こんな嫉妬していては金剛姉さまに嫌われてしまうわ』 シンコキュー
比叡『ここはやっぱり私も金剛姉さまを驚かせるようなショットをしてみせて、それで…』シンコキュー
〜 〜 〜
比叡『とぉっ!』コーン!ガコガコガコッ!!
金剛『ワァーオ!!こんな華麗で美しいショット、私いままで見たことがないデス!比叡、とっても凄いですヨー!?』
比叡『いえ、これも全部姉さまのおかげです。私はただ、金剛姉さまを思いながら打っただけですので…』
金剛『比叡…私はようやく今、とても大事なことに気づきまシタ』
金剛『こんな華麗なショットを打てる大切な妹の気持ちに…』
比叡『姉さま…』
http://www.nicovideo.jp/watch/nm17170805?ref=search_tag_video&ss_pos=30&ss_id=98e83aaa-8897-4ba1-bae2-b7e95cb5aee6
〜 〜 〜
比叡「…で、その後二人は幸せなキスをして、そして…キャー!?」 バタバタ
金剛「比叡ー、次は比叡の番ですヨー?」
比叡「ひゃい!?し、失礼しましたー!?」
榛名「比叡姉さま…大丈夫でしょうか、なにか考え事をしていたみたいですが」
霧島「大丈夫です。姉様からしたらある意味平常運転ですので」
685 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:32:34.50 ID:7fejUGgco
比叡「それでは、比叡…行きます!」
比叡『落ち着いて…落ち着いて打つのよ私。そう、さっきのイメージみたいに』スゥー
比叡『イメージするのは、そう…主砲を発射するときみたに!!』キッ!!
比叡「…てぇぇぇぇい!!」バコォッ!
比叡「…ばこっ?」ヒューン
金剛「ごふぉっ!?」ゴスッ!!
比叡「ね、姉さまーーー!?」 ガコッ
榛名「な、なんていう事でしょう」
榛名「比叡姉様が打ったボールが宙に舞い上がり、と思ったら金剛姉様を直撃したと思ったらそのボールがちゃんと次のボールに当たって穴に入っていったと…」
榛名「これは…一体…?」
686 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:37:04.23 ID:7fejUGgco
霧島「…ジャンプショット」
榛名「えっ知っているのですか霧島!?」
霧島「はい、ショットのとき、間に邪魔なボールがある際にあえて打球を浮かせてボールを避けるテクニックです」
霧島「とはいえテクニックの難易度的に言えばかなり高度ですし今回みたいに人に当ててそのボールを当てて入れるなんてことはまず有り得ません」
霧島「言い方を変えれば神業と言っても差し支えないかもしれません」
榛名「そんなショットを身につけていたなんて、流石比叡姉さまです!!」
霧島「まぁ、これを狙ってやったとしたら相当だと思いますけど…」チラッ
比叡「姉様、金剛姉様ーーー!!!」
霧島「…あの反応を見るに完全に不幸な偶然だと思います。まあ狙ってとしたらそれはそれで大問題ですけど」
687 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:39:55.54 ID:7fejUGgco
榛名「ってそれよりも金剛姉さまは大丈夫なんでしょうか!?」
金剛「わ、私は大丈夫デース…俗にいう、が、顔面セーフということで…」フラッ
霧島「それ全然セーフじゃないですよね!?」
比叡「しっかりしてください姉さま!!」 ユサユサ
金剛「ひ、比叡…さっきのショットは、と、とても素晴らしかったですが…」
金剛「ただ、今度は、肩の力を抜いて、も、もうすこしリラックスして打てば…いい、と」ガクッ
比叡「ね、姉さまーーー!!!」
霧島「…気絶しただけですね。それでも安静にしていた方がいいですが」
榛名「け、けど元気そうで安心しました」
霧島「…まあビリヤードのボールが顔面に当たってこの程度で済んだのは幸い…といえますかね?」
比叡「あーん!どうして私っていつもこうなるのーーー!!」ウワーン!!
688 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:45:17.01 ID:7fejUGgco
〜 〜 〜
明石「…よしっ、これでおわりっと!!」コーン!ガコッ!!
大淀「ナイスショット!」 パチパチ
明石「いやぁ〜正直始めるまではこれって面白いのかな?とは思ったけどやっていくとなかなかに楽しいわ」
大淀「単純なようでゲーム性もなかなか奥が深いですからね」
明石「しかし意外だねー、大淀がビリヤードが得意だったなんて」
大淀「あら、そんなに意外ですか?」
明石「うーん、まぁ大淀ってあまり遊びに行くとかしてるようなイメージがなかったから。どっちかっていうと仕事優先みたいな感じで」
大淀「まあ確かにそうですね。ですがビリヤードとかも仕事に使えるんですよ?」
明石「使えるって…一体どこでさ?」
大淀「大本営のみなさんとの付き合いでですよ」
明石「あっ、そっちか。成程」
689 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:54:51.47 ID:7fejUGgco
大淀「向こうはこちらと違いかなり厳格ですからそれなりに娯楽も限られてるみたいなので、ビリヤードとかは数少ない娯楽なんです」
大淀「だから私も付き合う上でできるようになった…という感じですかね。勿論麻雀やダーツもですが」
明石「へぇー、知らなかったわ。道理で得意なわけだ」
大淀「そういう所はあまりこちらでは関係ない話ですから知らなくても無理もないですが」
明石「あっ、そうだ。じゃあ質問なんだけど」
大淀「はい、なんでしょうか?」
明石「ほら、そういうのって付き合いとはいえど賭けが絡んでくるときってあるじゃん。そういうのはどうなの?」
大淀「賭けですか…あまりそういう人はいませんね」
明石「へぇ〜、ってあまりって事は?」
大淀「勿論そういう人もいますよ。もっとも、賭ける内容はここの機密情報や私自身、駆逐艦の引き渡し等人によって色々ですけど」
明石「…マジで?ってそれかなりやばいんじゃないの!?さすがにそういう勝負は」
大淀「全部受けてますが何か?」
明石「なっ、なにやってんのさーーー!!」
690 :
◆KObYJPvVwhMN
[saga]:2016/11/02(水) 00:58:59.92 ID:7fejUGgco
大淀「?そこまで驚くことですか」
明石「そりゃ驚くよ!!ってまさかもう既にそういう情報を流したりとかもしかしたら大淀自身も…!!」
大淀「してませんよ。だって私、負けませんし」
明石「いや、負けないってそんな簡単に…」
大淀「…そうですね、それではこのナインボールを例にしますと」スッ
大淀「ブレイクショットをしてから、もしくは相手のミスでこっちの番が回ってきたら」バコーン!
大淀「一度もミスをせずにこんな風にボールを全部入れていけば…」ガコガコガコガコガコガコガコ!!
大淀「ほらっ、全然問題ないです」ガコッ
明石「 」
大淀「こんな感じで大体5〜6回ぐらい相手をすればたいていそこで相手の心が折れますから。あっ、賭けの際に相手に破格の条件を飲ませますから結果的にはプラスになったりしますね」
大淀「麻雀やダーツもそうですね。要は負ける前に相手を叩き潰せばいい…それだけですよ」ニコッ
明石「……大淀って凄いね。色々と」
大淀「そうでもないですよ。そうだ、明石がよければ今度一緒に大本営に行きますか?多分賭けに乗ってくれる人はいますけど」
明石「丁重にお断りさせていただきます」ペコリ
691 :
◆KObYJPvVwhMN
[sage]:2016/11/02(水) 01:02:04.13 ID:7fejUGgco
今日はここまでです
今回のネタの謎ジュースは出典は咲日和だったりします
要はドリンクバーのジュースを適当にミックスしたという感じです。勿論美味しくないです
後は映画のネタはニコニコのゆっくりクソ映画レビューを参考にさせていただきました。気になった方は後悔しない程度に見てみてください
それではまた
692 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 01:25:55.63 ID:3S/r5FOfO
乙です。
ドリンクバーはカルピス系ベースにしてあと二つまでなら大抵はいけるけどな、考えなしに四つ以上混ぜるのは非常に危険です。
693 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 10:03:23.11 ID:EKiWeSvSO
乙です
694 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 13:39:54.51 ID:RnNYr/ajo
実写版デビルマンはやめろおおおお!!
メタルマンとかトランスモーファーとかは笑えるからまだいいがデビルマンは笑うとか以前の問題だからやめろおおおお!!
695 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/02(水) 19:04:07.38 ID:ERX95FTfO
デビルマンは映画見てから原作読んだら、そりゃ叩かれるなぁと思った
696 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 00:52:38.83 ID:V2WCwmkY0
駆逐艦にファニーゲームを見せよう(ゲス顔)
697 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 15:39:49.25 ID:u7d2eXToo
誤字だと思ったら本当にあるんだ、トランスモーファー
なんて恐ろしい・・・
698 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/03(木) 17:51:42.35 ID:zfFaQ9pSO
ハローシャークネード
699 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2016/11/13(日) 22:27:21.49 ID:jy8alpAI0
今さらだけど
>>682
ノープログレムじゃなくてノープロブレムじゃね?
700 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/11/29(火) 23:57:57.03 ID:PfDHyd7mo
〜 ミニ四駆広場〜
日向「おおっ…こんな素敵なものがあるとは!!」キラキラ
伊勢「あぁ〜懐かしいねこれ。見たことだけはあったよこういうコース」
日向「ミニ四駆を走らせるのにはこういうコースは必須だからな。最も、最近ではあまり見なくなってしまったがな」
伊勢「まぁブームだからね。で、どうするのさ日向。向こうに色々とあるみたいだけど」
日向「もちろん組み立てて走らせるさ。さて、いったい何があるのだろうか…」ガサガサ
伊勢「ふふっ、本当に日向ってこういうのが好きだよね〜」
島風「あれ、2人ともなにやってるの?」ヒョコッ
時津風「なんかレーン?みたいなのがたくさんあるけど…なにこれ?」
雪風「流しそうめんの機械か何かでしょうか?」
天津風「何言ってんよ、普通こんな所で流しそうめんなんてしないでしょ」
初風「いや、もうちょっと突っ込む所があると思うんだけど」
701 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/11/30(水) 00:02:26.10 ID:+wrQBBTfo
伊勢「ああこれはね、ミニ四駆っていうおもちゃ?のコースなのよ」
島風「みによんく?」
時津風「なにそれ?」
伊勢「あちゃ〜、みんなは知らないのか。いや、時の流れは怖いわ」
雪風「それで、そのみによんくというのは何なのですか?」
伊勢「んー、といっても私もそこまで詳しくないんだけど」
日向「なら私が説明しよう」ヌッ
島風「おうっ!?」
初風「ひっ!?」
伊勢「ちょっ、いきなり出てこないでよ日向。みんなびっくりしちゃったじゃん」
702 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/11/30(水) 00:07:16.65 ID:+wrQBBTfo
日向「それはすまない。しかしどうやらミニ四駆の歴史を知りたがっていたみたいだからついいてもたってもいられなくなってな」
天津風「いえ、私たちはそこまで詳しく知りたいわけじゃ」
日向「なに、そんなに遠慮することはない。皆のためにゆっくりと説明していこうじゃないか」
時津風「あれ、日向さんってこんなキャラだったっけ?」
初風「いや、私が知るわけないでしょ」
日向「まず初めにミニ四駆の歴史自体はかなり古く田宮模型のクイックレーサーという模型から始まっていて、それが後に子供でも安心して作れるようパーツを極力簡略化したレーサーミニ四駆として販売されることになったが、これにはある問題点があってそれは…」ペラペラペラペラペラ
島風「うぅ〜説明がながーい!!」
日向「何をいうか。基本から学ぶことが勉学にとっては一番重要なことだぞ島風」
天津風「いや、そもそもミニ四駆って勉学なんですか」
日向「?当たり前だろう?」
時津風「言いきっちゃったよ」
703 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/11/30(水) 00:10:47.60 ID:+wrQBBTfo
初風「はぁっ…この流れだとこれはもう最後まで聞くしかないのかしら」
天津風「かもしれないわね」
日向「…まあいい、それでだが」
伊勢「まあ、要はこういう事よ」シャーッ!!
島風「うわーっ。はっやーい!!」
時津風「へぇ〜こういう感じのおもちゃなんだ」
日向「おい伊勢。何故話の腰を折るような事をするんだ」
伊勢「いや、みんな日向の説明に完全に参ってたからね。それに実物を見せて説明してあげるのが一番でしょ」
日向「む、むぅ…」
天津風「ところで伊勢さん。今走らせているこれ?はどうしたんですか?」
伊勢「あーこれ?向こうに置いてあったからちょっと持ってきたのよ。まあこれは完成品だけど本来は自分で組み立てるんだけどね」
704 :
◆KObYJPvVwhMN
:2016/11/30(水) 00:15:40.43 ID:+wrQBBTfo
雪風「えっ、これって自分で作れるんですか!?」
伊勢「まあだいたいは形になってできてるんだけど、そこから自分で少しずつ手を加えていって自分の好みに仕上げていくのよ」
初風「へぇ〜、全部が子供向けってわけでもないのね」
伊勢「そうそう!…で、こだわりすぎちゃった見本がこれね」つ日向
初風「…ああ」
天津風「成程、良く分かりました」
日向「??まあ何にせよミニ四駆の事を少しでも理解してくれたのならならそれでいいが」
島風「ねぇねぇ、それなら早速作ってみたいんだけどー」
伊勢「そうだね、それじゃあみんなで試しに作って走らせてみようか!」
「「「「「「わーい!!」」」」」」
伊勢「…ってなんで日向も一緒になって喜んでるのさ」
日向「悪いか?」
伊勢「いや、まあその…いいや、もう」
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