【ガルパンss】まほ「Eシリーズを倒すぞ!」みほ「え?」

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112 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:10:27.82 ID:6koHGiEp0

ミカ「何故私は駄目なのかな?」ポロローン

まほ「ミカは───あのだな……なんかこう……イメージが『指揮される側』と言うか……まぁ、そんな感じだ」シドロモドロ

みほ「お姉ちゃんそんなあやふやな考え方をする人だったっけ!?」(私のお姉ちゃん像が音を立てて崩れていくっ)

ミカ「その考え方に公平性があるとは思えないね」ポロローン

みほ(ごもっとも過ぎるよミカさんっ)
113 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:11:31.07 ID:6koHGiEp0

カチューシャ「いい?貴女達、私を選ばなかったら粛清よっ!!」

ケイ「あらあら怖いわナオミィ、搾りたてのトマトジュースみたいに真っ赤な思想のお子様が自分の主張を押し付けてくるの〜」

ナオミ「心配ないさケイ、彼女はきっと背伸びしたいお年頃なだけさ」

カチューシャ「ちょっ、流石に馬鹿にし過ぎでしょ!!」

ダージリン「───話し合いの場においては、言葉こそが携帯できる唯一の武器なのよ」フッ

カチューシャ「唐突に何言ってんのよっ!!」

ミカ「───闇雲に粛清すればいいってもんじゃない」ポロローン

カチューシャ「なに便乗してんのよっ!!」

みほ(カチューシャさんが皆の突っ込み役になってる……(汗))
114 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:12:41.78 ID:6koHGiEp0

まほ「えぇいっ、中隊長くらいパパっと決められないのかっ!」バンッ

カチューシャ「だから私が───」

アンチョビ「おいっ、さっきからこの私を忘れてないか!?」グイッ

ミカ「私も諦めてはいないよ」ポロロロロロロロローン

みほ(カンテレめっちゃ鳴らしてるっ)

西「新生知波単魂を皆様にも是非味わって頂きたいっ!!よって私が中隊長にっ!!」トッカンッ

愛里寿「ここは常に冷静な私を選んでくれてもいいんだぞ?」

ダージリン「皆さん往生際が悪いのではなくて?既に私と言う逸材がおりますのに」

アンチョビ「それ自分で言って恥ずかしくないのか!?」
115 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:13:28.42 ID:6koHGiEp0

カチューシャ「あぁもうっ!ノンナ!!うるさい奴を全員黙らせなさいっ!!」

ノンナ「カチューシャのお望み通りに」パキポキ

ケイ「ほう、腕っぷしで決めようってわけね!面白いじゃないっ、アリサ行きなさいっ!」

アリサ「ちょっとぉ!?私さっきノンナさんに1度粛清されましたよ!?」(驚愕)

ペパロニ「なんだなんだ乱闘かぁ!?」

アンチョビ「こらペパロニっ、煽るなっ!」

西「くっ、ここは知波単の潔い吶喊で場を収めなければ───」

ダージリン「かえって悪化するから止めておきなさい」(冷静)
116 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:14:15.39 ID:6koHGiEp0

ダカラワタシガ!

イイヤワタシガ!!

ラントウダ!、ダレカトメロッ!


ズバァァァンッ


ノンナ「……貴女、もしかしてシステマを……」グググ…

ミカ「隣国の技術を諜報するのは当然だよ」グググ…

カチューシャ「ノンナとミカの戦闘力互角なの!?」

みほ「……」

みほ(なにこのカオスな状況……)

まほ「……」(我関せず)
117 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:15:13.22 ID:6koHGiEp0

2時間後───


まほ「───お前達、不毛な2時間を過ごした感想は?」

カチューシャ「なっ、なんで途中で、止めてくれなかったのよ……」ハアハア…

まほ「放っておいたらどこまで状況が悪化するのか見てみたかった」(好奇心)

カチューシャ「終いにはシバくわよ……」グテーン

まほ「……と、言うことで、ようやく中隊の編成と中隊長が決まった。このプリントにまとめたから皆見てくれ」ペラッ
118 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:16:38.49 ID:6koHGiEp0

大隊長「西住まほ」

第一中隊(主力部隊)
第一中隊長「カチューシャ」
黒森峰&プラウダ&サンダース
計147両

第二中隊(遊撃部隊)
第二中隊長「愛里寿」
聖グロ&知波単&大学選抜
計78両

第三中隊(偵察部隊)
第三中隊長「アンチョビ」
アンツィオ&継続
計50両


まほ「───となった。異論は認めない」

みほ(認めないんだ……)

カチューシャ「ちょっとマホーシャ、しれっと大隊長とか言う立場作ってんじゃないわよっ!!」

まほ「お前のお望みは中隊長なんだろう?」(暗黒微笑)

カチューシャ「くっ、謀ったなまほぉ!!」(魂の叫び)

ケイ「この2人は本当に仲がいいわね……」

まほ「なにはともあれお前は中隊長だ。責任ある指揮を頼むぞ?」
119 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:17:35.24 ID:6koHGiEp0

カチューシャ「ふっ、まぁ大船に乗った気持ちでいることね!なにせ私が中隊長なんだから!」

ノンナ「Pozdravlyayu(おめでとうございます)」

愛里寿「よろしく頼むぞ。西さん、ダージリンさん」

西「お任せ下さいっ、きっとご期待に応えてみせましょうぞ!」

ダージリン「貴女の非凡な才、今一度拝見致しますわ」

ケイ「くっ、カチューシャの部下になる日がくるなんてね……まぁカチューシャや愛里寿はいいとして……アンチョビねぇ……」

アンチョビ「なっ、なんだその心配そうな声は……!私だって、今回に限ってはふざけた指揮はしないぞ!」

まほ「なんだその『いつもはふざけてる』みたいな言い方は!今回しくじったら分かってるだろうな?」

アンチョビ「いやっ、あのっ、マジで頑張りますんで、ハイ」ダラダラ

ペパロニ「姐さんしっかり!」

カルパッチョ「いつものノリと勢いを見せてやって下さいっ!」
120 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:18:54.30 ID:6koHGiEp0

まほ「まぁいい……中隊長が決まった所で、次は各中隊の名前を決めるぞ」

みほ(今度は何時間かかるんだろう……)ツカレタ…

ケイ「名前?それって大学選抜戦の時みたいなの?」

まほ「そうだ。みほに決めてもらったような、心にグッと突き刺さって尚且つ英知を感じさせるような高潔な名前がいいな」

みほ(なに言ってるのお姉ちゃんっ、私好きな花とかの名前を付けただけだからっ!!)

ダージリン「でもそう簡単に、あのような素晴らしいネーミングセンスを発揮するのは難しいのではなくて?」

カチューシャ「またミホーシャに決めて貰えばいいんじゃない?丁度ここに来てもらってるんだし」

まほ「駄目だ。今回の戦いは我々のみで勝たなければならない。もしみほに名前をつけて貰ったら勝利は100%約束されたも同然だろうが───」

みほ(私の名付け行為は勝負の命運をも左右する行いだったの!?)

まほ「それだとみほに頼ってしまうことになる。今回は我々で名前を決めようじゃないか!」
121 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:21:48.12 ID:6koHGiEp0

カチューシャ「はいはいはいっ!」

まほ「はいカチューシャ」

カチューシャ「レナ、オビ、エニセイはどうかしらっ!我が祖国の川の名前なんだけど───」

まほ「却下だ!お前最近高校の地理でそこら辺の範囲を習っただろっ」

カチューシャ「げっ、なんで分かったのよっ!」ビクッ

みほ(習ったことをすぐに使いたがるのが学生だもんね……)

ノンナ「私も、祖国の息吹を感じる郷愁的な名前だと思ったのですが……」

まほ「お前ら日本国籍だろうがっ!いい加減にしろっ!」
122 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:23:18.53 ID:6koHGiEp0

ケイ「はいはいはいっ!」

まほ「はいケイ」

ケイ「ハンバーガー、ポテト、ナイアガラはどうかしらっ!」

まほ「お前自分の中隊がそう呼ばれてる所を考えろ!しかもなんで1つだけ食べ物じゃないんだよっ!ジャンルにまとまりを持たせろっ」

ダージリン「はい」

まほ「頼むぞダージリン」

ダージリン「うなぎ、魚、ポテトはどうかしら?」

まほ「自国を主張するなっ!あと魚ってなんだよ!固有名詞にしろよ!!」

みほ(お姉ちゃんやっぱりキャラが振り切れてるっ、なにがあったのっ)
123 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:24:41.76 ID:6koHGiEp0

その後も名前問答は続き───


まほ「───と、言うことで、第一中隊は『ムーミン』、第二中隊は『スナフキン』、第三中隊は『ミー』に決まった。なにか異論はあるか?」

ミカ「まさか適当に考えた私の意見が採用されるとはね」ポロローン

アキ「他にろくな意見がなかったからね……」

ケイ「まぁいいんじゃない?可愛いしね!」good!

ダージリン「柔らかい響きでよろしいかと」

西「著作権は大丈夫なのでありますか!?」

カチューシャ「ふんっ!私は正直不満だけど……仕方ないわね!認めてあげるわ!」テレッ

みほ(ツンデレっていいなぁ)
124 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:25:24.63 ID:6koHGiEp0

まほ「ふむ、それじゃあ話し合いをすべき内容はこれくらいか……。他になにかあるか?」

アンチョビ「……賞品のことはみほに言ったのか?まだ何も知らない風だったが───」

みほ(アンチョビさんグッジョブッ!よく聞いてくれた!)

まほ「ふむ、そう言えばそうだったな。それでは一応話しておくか……」

まほ「我々はあの強大なEシリーズと火砲を交える。そんなEシリーズに勝った暁には───」

まほ「───ふむ」

みほ「……?」
125 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:26:42.08 ID:6koHGiEp0

まほ「───いや、みほにはサプライズとしてまだ教えないでおこうかな。みほもその方がワクワクするだろ?」

みほ「えっ!?そんなサプライズ望んでないからっ!不安だけが募っていく日々を強いられるだけだよっ!!」

まほ「よし、みほも喜んでくれているようだし───」

みほ「あっ、お姉ちゃん人の話を聞かないタイプの人だったんだ……」(絶望)

まほ「それではこれでEシリーズ攻略会議を終了するっ!各自きたる決戦に備えて一層の準備に励めっ!!」

一同「「「おぉーっ!!」」」

みほ「……」

みほ(……結局よく分からなかったけど、私が来た意味あったのかな?)ボンヤリ
126 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/05/22(日) 13:28:28.88 ID:6koHGiEp0

今回はここまで

戦闘開始は次々々回の予定です
次の更新日時は不明です

ではでは
127 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/22(日) 17:31:52.18 ID:XXuUC39r0
乙です
作戦会議が終始gdgdだったのは「小田原評定」とかけているから?
128 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/23(月) 23:52:19.63 ID:6rK3UY0gO
各中隊に名前無いけど大洗ってでないんだっけ
129 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:39:42.35 ID:m9TjvpPl0

>>127
大方そうですね。少しグダグダにし過ぎた面が否めませんが……
今回からは少し真面目なテイストにしています

>>128
はい、大洗は出ていません。みほはまほに「一応こういう事があるよ」と言われただけです。その為だけに呼ばれました
130 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:40:41.29 ID:m9TjvpPl0

6日後(試合前日)、小田原市酒匂橋付近



ザアァァァ───


まほ「……」ジーッ

まほ「……」カキカキ

カチューシャ「ううぅ、寒いわ……」カタカタ

ノンナ「Это ужасный дождь(酷い雨ですね)」

ケイ「こんな雨の中でも、私達4人だけ前日に小田原に入って戦場視察するなんて、まほの行動力にはいつも驚かされるわ……」

カチューシャ「わざわざカッパを着てまで戦場視察しなくてもいいでしょうに……」ヘックシッ

まほ「勝つためだ、仕方ないだろう。……しかし運が悪いのは確かだな。これ程の雨だと、明日川を戦車で渡るのは無理か───」
131 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:42:21.35 ID:m9TjvpPl0

カチューシャ「ん?何か奇襲作戦でも考えてたの?」

まほ「いや、そうではないんだが……対岸に渡る手段は多いに越したことはないからな」

カチューシャ「ふーん……」チラッ

カチューシャ「……それにしても、これだけ大きな町なのに人影が全くないってのも、不思議な感覚ね」

まほ「うむ……戦車道の試合地に選ばれた町の住民は、ほとんど全員が戦闘区域外に移動するからな。小田原市ほどの人口なら、全員の移動完了までに1週間ほどかかったんじゃないか?」

ケイ「戦車道で建物が破壊された場合の修復手続きとか、個人の大切な物の持ち出しとか……、考えたら色々大変なのよね〜」

カチューシャ「いつもはそう言った手続きがほとんど不要な郊外が戦闘区域に選ばれるけど……今回は思いっきり都市部だから、役人も大変だったでしょうね」

まほ「そうだな……それに今回の試合は非公式の筈なんだが、何故か戦車道連盟が裏で動いている。……まぁ、これほどの規模の試合なら動かざるを得ないのかも知れないが」

カチューシャ「本当、西住流の家元はスケールが違うわね……この試合も全国中継されるらしいし……」(呆れ)

ノンナ「カチューシャの勇姿を再び全国に知らしめるいい機会です」
132 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:43:35.52 ID:m9TjvpPl0

ケイ「まぁしほさんもしほさんだけど……私はまほも大概だと思うけどね。MAUSが2両あるなんて聞いてないわよ?」

まほ「それはだな……なんか作りかけのMAUSが黒森峰の倉庫の奥にあったからパパっと完成させた。それだけだ」

ケイ「なんかって……ふふっ、そう言う少し適当と言うか、抜けたところはみほそっくりなのよね〜」

まほ「そうかもしれないな───」

Ob's st・rmt oder schneit,Ob die Sonne───(着信音)

まほ「ん?誰からだ───」ピッ

まほ「もしもし。……あぁ、なんだ。……ふむ……ふむ、まあ大丈夫だろう。……分かった。それじゃあ」ピッ

ケイ「誰からだった?」

まほ「知波単の西だ」

ケイ「へぇ、それは珍しいわね!」

まほ「なんでも新型重戦車を持ってくる目処が立ったらしい。急遽参戦させるようだ」

カチューシャ「重───それって……日本の戦車なの?」

まほ「そうらしいが……日本に重戦車なんてあったか?」
133 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:44:29.77 ID:m9TjvpPl0

カチューシャ「チハのイメージが強過ぎて全く思い浮かばないわね……計画車両なんじゃないの?」

まほ「そうかもしれないな───」

まほ「ふむ……それは明日分かるとして、そろそろ引き上げるか。風邪を引いてしまうかもしれないしな」

ケイ「OK!今日は小田原の名物でもいただこうかしら!」

カチューシャ「確かにそろそろ夕食時ね!この町はなにが名物なのかしら?ノンナ分かる?」

ノンナ「先程ちらっと調べた限りでは、梅干しやかまぼこが有名ですね。かまぼこに至っては、かまぼこ博物館なるものが建っているほど有名だそうです」
134 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:48:41.41 ID:m9TjvpPl0

カチューシャ「それは楽しみ……だけど、それだけじゃお腹は満たされないわね……」

ケイ「hmm……私も調べてみたけど、なんか小田原おでんって言うのが美味しそうよ!」

カチューシャ「おでん!?実に素晴らしいわっ!」ソレニスルワッ

まほ「私も異論はない」

ケイ「そうと決まれば早速料理人を呼び戻すわよっ、善は急げってね!」

まほ(わざわざ数食分作る為だけに戦闘区域外から呼び戻される料理人……)

ケイ「Heyまほ!ボケーッとしてないで急いで店に行くわよ!」

カチューシャ「早く行かないとせっかくの料理が冷めちゃうわ!」

ノンナ(まだ料理どころか料理人すらいないのですが……)

まほ「あぁ、今行く」

まほ「……」

まほ(……こう言った、友人との和気あいあいとした雰囲気が、普通の女子高生らしさってものなんだろうか……私には未だに理解できていない───)

カチューシャ「マホーシャ!!」

まほ「そう急かすな、今行く」スタッスタッスタッ─
135 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:49:32.57 ID:m9TjvpPl0

〜〜〜〜〜



次の日(試合当日)、小田原市役所付近


スタッスタッスタッ───

まほ「今日は昨日の雨が嘘だったかのように快晴だな」

ケイ「そうねぇ、絶好の戦車道日和ね!」good!

カチューシャ「ふーっ、昨日の小田原おでん、本当に美味しかったわ!一緒に食べたバッテラみたいなのも凄かったし!」

ケイ「鯵押し寿司ね?米と鯵の身がうまい具合にマッチしてたわね!」

カチューシャ「えぇ!今朝の朝食もかまぼこが美味しかったわ!ねぇまほ!」

まほ「あぁ。……」

まほ(なんか……小田原に観光しにきたみたいな会話だな……)
136 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:50:22.52 ID:m9TjvpPl0

まほ「……おい、今から試合前の挨拶だから、少しは緊張感を持てよ?」

カチューシャ「分かってるわよ!今度ノンナと2人で小田原を旅行することに決めたから、その時に小田原を味わい尽くすわ!」

ノンナ「……」キラキラキラ…

まほ(うわっ、めっちゃ良い笑顔っ)

まほ「……そう言えば、お母様はEシリーズの搭乗員はどうされているのだろうか?」

カチューシャ「ん?そう言えばそうねぇ……残念だけど、私に思い当たる節はないわね」

ケイ「hmmm……私もないわね」

まほ「ふむ……、まぁもうすぐ試合前の挨拶だから、そこで分かるだろう」

ケイ「そうね!まぁなんとかなるでしょ!」

カチューシャ「何がなんとかなるのよ……」

まほ「……」

まほ(なんだろう、強烈に嫌な予感がする)ダラダラ
137 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:51:51.13 ID:m9TjvpPl0

〜〜〜〜〜



小田原市役所西の広場(試合開始の挨拶の場)



まほ「……」(察し)

ケイ「……」

カチューシャ「……」

ノンナ「心中御察しします、同志カチューシャ」

しほ「それじゃあ紹介するわ。私の後ろに並んでいるのが、今回に限りEシリーズの乗組員をしてくれることになった、自衛隊WAC達よ」

しほ「急な招集だから訓練はそこまでしていないけれど、相手に取って不足はないと思うわ。今日はお互いによろしく頼むわね」

蝶野「きをつけー礼っ!」

WAC達「「「宜しくお願いしますっ!!」」」

まほ「よろしくお願いします」(またか……)

ケイ「まさか私もJSDFと戦うことになるなんてね……」

カチューシャ「……マホーシャ、あんた呪われてるんじゃないの?」
138 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:52:43.22 ID:m9TjvpPl0

しほ「そうそう、島田流の家元である島田千代さんにも今回の戦いに参加して頂くことになったわ」コチラヘ…

スッ

千代「こんにちは皆様。娘もこの度の戦に急遽参加すると聞き、娘の成長をこの目で確かめる為に私も参加することに決め、小田原まで参りました。どうぞお見知り置き下さいませ」

まほ「……愛里寿にこのことは伝えるか?」(動揺)

カチューシャ「マホーシャに一任するわ……」ホゲー

ケイ「もうなんでもアリね……」

まほ「……伝えないでおこう。愛里寿が急に『私はお母様に従う』とか言って裏切りかねん。小早川秀秋になりかねん」

ケイ「まさか!、流石に試合中に裏切りなんて聞いたことないわよ!」hahaha(フラグ)
139 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:53:26.06 ID:m9TjvpPl0

ザッ───


しほ「……まほ。この戦いはきっと歴史に残る一大決戦になる。半端な戦いは許されないわよ」

まほ「心得ております。私はこの戦いで、再びお母様を越えてみせます」

しほ「言うようになったわね。……自衛隊戦で学んだことを、お互いに発揮出来ることを願っているわ」

まほ「はい、よろしくお願いします」

ギュ(握手)

まほ「っ……」

まほ(……フッ、私もまだまだだな。私はお母様を越えた気でいたが、どうやら思い上がりだったようだ───)

スッ

まほ「……」(手の感触を確かめる)
140 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:54:17.41 ID:m9TjvpPl0

しほ「それじゃあ、高校連合の健闘を祈るわ」

まほ「はい。お母様方も、御武運を」


スタッスタッスタッ───


まほ(……お母様の手のひらはどこまでも大きくて、温かくて───)

カチューシャ「───ーシャッ、マホーシャ!」

まほ「っ!」

カチューシャ「何ボーッとしてるのよ!早く戻ってEシリーズをぎったんぎったんにする準備を始めるわよっ!」

ケイ「まさか島田流家元とも戦うことになるとはね……。実にexcitingだわ!やってやろうじゃない!」

まほ「……そうだな、我々は勝たなければならない。相手がお母様だろうが、島田流家元だろうがな───」

まほ「───よし、いよいよだ。球場に戻り、全員を集めて最後のミーティングを行う!」
141 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/05/25(水) 17:54:52.34 ID:m9TjvpPl0

今回はここまで

戦闘パートに入った後は、これまでの『長い文章を遅いペースで』から『短い文章を速いペースで』に切り替えようと思います

ではでは
142 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 20:37:14.62 ID:zqKcGPano
143 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 20:40:02.34 ID:KzCZkcKv0
乙です

西の持ってきた重戦車が95式だったら草生える
144 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/25(水) 20:41:45.71 ID:pJhMOEYH0
ルノー乙
145 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 02:19:29.43 ID:jEJUXsCko
これはオイ車持ってきてますわ
146 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 07:40:18.93 ID:779Ij5FSo
ワンチャン日虎
147 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/05/26(木) 11:49:56.80 ID:vNf9fVKJO
実際Eシリーズの性能ってどうなんだろ

パーツ共有とか実際に生産されたらずっこけそうなもんだけど
148 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/01(水) 02:19:02.53 ID:9GIheFvVo
まってる
149 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:38:49.02 ID:Kr6I6M2x0

上府中公園小田原球場にて



ワイワイガヤガヤ───


みほ「───はぁ……ごめんね皆、今日はこんなところまで来てもらっちゃって……」

沙織「いいっていいって!むしろワクワクしてるくらいだよ!」

華「一生に1度見れるかどうかの規模ですし、名だたる強豪校の連合なんて滅多なものではありませんから、本当に楽しみですわ!」

麻子「私も、いつもの寝てるだけの日曜日ではなく有意義な日曜日を過ごせることに感謝している」グテーン

沙織「取り敢えず座席5個占領して横たわるのを止めようか?」

みほ「皆がそう言ってくれると助かるよ……あれ、そう言えば優花里さんは?」

麻子「あぁ、優花里なら───」

優花里「ひゃっほぉぉぉぉぅぅ最高だぜぇぇぇぇっっ!!」

麻子「───球場外に並んでいる戦車を見て発狂してるぞ」

みほ「あはは……」アセアセ
150 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:39:53.54 ID:Kr6I6M2x0

華「それにしても、凄い人数の観客ですね。報道陣の方々もかなりいらっしゃいますし……」

麻子「空には複葉機にオートジャイロにヘリコプターに───よくあれだけいて衝突しないな」

沙織「本当に、この試合凄く注目されてるよねぇ」

優花里「それはやっぱり、あのEシリーズの姿を嘱目できるからですよぉ!!」ズイッ

沙織「わっ、びっくりした」

麻子「戻ってきてたのか」

華「……やはりEシリーズは凄い戦車群なのですか?」

優花里「そうですねぇ、試作段階の車両ばかりですから、実際に実物を見ることが出来るだけでも興奮ものですっ!」

優花里「ましてやEシリーズと他の車両との戦闘なんて、最早架空戦記レベルの奇跡ですよっ!!」ヒャッホウ

みほ「いつも以上に落ち着きがないね……」ハハ…
151 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:42:19.86 ID:Kr6I6M2x0

優花里「それに部品の共通化による生産性、汎用性はかなりのものです!」

優花里「性能もTigerシリーズに匹敵するかそれ以上と言われていますし、この試合の勝敗はまさに天のみぞ知るってやつですっ!!」

沙織「優花里がここまで言うなんて……この試合は相当期待してよさそうだね……」ゴクリッ

麻子「……1つ気になる点があるんだが」

沙織「ん、どうしたの?」

麻子「手元のパンフレットでは、高校連合側は急遽参加も含めて277両だとはっきり記してある。参加する車両の種類も全て記載されている。……だが相手は車両数が70両弱とぼやかされている上に、何が参加しているかも記載なしだ」

みほ「そう言えばそうだね……車両数だけで言えば勝ってるけど───」

華「───車両数ではなく、車両個々の戦闘能力が重要だと言うことは、自衛隊戦で身に染みて感じましたね……」

みほ「うんっ」(共感)
152 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:43:25.85 ID:Kr6I6M2x0

沙織「えっ、相手だけ戦車を隠したりしていいものなの?」

優花里「非公式ですし大丈夫でしょう!それに未知なる敵の戦いとは、また乙なものじゃないですかぁ!」

みほ「そう言う考え方もあるよね……」ハハ…

華「……あっ、まほさんが壇上に上がりましたよ?」

優花里「遂に世紀の決戦が始まりますねぇ!」ワクワク

麻子「……凄い覇気だな」

沙織「やっぱりお姉さんはカッコいいねぇ!」

みほ「……」

みほ(なんだろうこの気持ち、応援した方がいいんだろうけど賞品の件で全くそんな気になれない)
153 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:44:23.18 ID:Kr6I6M2x0

〜〜〜〜〜



カツッカツッカツッ───

TV記者『えー只今高校連合隊長の西住まほ氏が壇上に立ちました。間もなく試合前最後の挨拶が行われる模様です───』

まほ「……」

シーン───

まほ「……コホンッ」

まほ「───諸君、遂にこの日がやってきた」

まほ「諸君はこの日の為に何週間も前から準備を進め、万全の状態でこの場に集っていることだろう。……だが敢えて言わせてもらう」

まほ「……率直に言うが、此度の敵はあまりにも強大で、生半可な気持ちでは絶対に勝てはしない。それだけは肝に銘じてもらいたい」

ケイ「……」
154 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:45:25.96 ID:Kr6I6M2x0

まほ「我々は団結しなければならない。各個人は同じ車両の仲間と。各車両は同じチームに所属する車両と。……そして今回は、各チームが志を共にする他のチームと」

ダージリン「……」

まほ「誰かが先走ればそれはチームの瓦解を意味する。自身の力を発揮したいと思うのは自然なことだが、どうかその力はチームに還元して欲しい」

ミカ「……」

まほ「勿論個人の技量も大切だろう。しかし、多くの個人が1つにまとまって初めて戦車道になる。誰も欠けてはならない。それが戦車道だと……私は思っている」

カチューシャ「……」

まほ「……私は国際強化選手だのなんだのと言われているが、それは多くのチームメイトがいたからこそ辿り着けた場所だ」

エリカ「……」

まほ「私1人では何も成し得ない。……だから皆に頼みたい」

みほ「……」

まほ「───お前達の命を、私に預けて欲しい。お前達の運命を、私に委ねて欲しい。私はお前達の魂と共に凱旋門をくぐると、ここで約束しようっ」


ワァァァァァッッ!!!
155 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:46:13.04 ID:Kr6I6M2x0

ケイ「ブラボーッ!!」ヒューヒュー

カチューシャ「……勝ったわね」

ノンナ「えぇ、彼女に任せたら何も問題ないでしょう」

ダージリン「見事な演説でしたわ」パチパチパチ

アンチョビ「おぉーっし、お前ら勝利の宴を準備しておけーっ!」

アンツィオ生達「おぉぉぉ!!!」

西「勝利に向けて吶喊っ!!」

ミカ「人は努力する生き物だからね。大切なのは諦めずに最後までやり遂げるってことさ」ポロローン

愛里寿「この試合、全力で楽しまないと後悔しちゃうかな……」ニヤリ

みほ「お姉ちゃん……口下手治ったんだ……」ホロリ
156 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:47:23.29 ID:Kr6I6M2x0

まほ「よしっ、全員自分の車両に乗り込めっ!各自勝利を信じ、ベストを尽くせっ!!」

一同「「「おぉぉぉ!!」」」

TV記者『えーこれより各乗組員が戦車に乗り込みますっ、間もなく試合が始まる模様です!』

まほ「これより戦闘行動を開始するっ、各中隊長は作戦行動を取ることを許可する!」

カチューシャ「行くわよ貴女達!ドイツの試作車両なんかに遅れを取るんじゃないわよっ!」

愛里寿「いくら気負っても負ける時は負ける。冷静に戦況を見るように。……行くぞ」

アンチョビ「いいかお前達っ、偵察はノリと勢いがあればなんとかなるっ!全車このアンチョビに続けぇぇ!!」

まほ「……」

まほ(搭乗員がWACだったのは予想外だったが、幸いなのは練習をそこまでしていないだろうと言うこと。……この戦い、勝てる……か?)

審判員『それでは只今より、非公式戦車道小田原戦線の開始を宣言しますっ、カウント5、4、3、2、1───』

審判員『戦闘開始っ!!』
157 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:48:29.46 ID:Kr6I6M2x0

〜〜〜〜〜



小田原市城山陸上競技場



しほ「……」

10式装填手「しほ殿、全戦車の出撃準備が整いました」

しほ「ご苦労。貴女も車両に戻り、試合開始を待ちなさい」

10式装填手「了解」スッ

しほ「……」

しほ(ようやく長年の悲願が叶う───)

審判員『……只今高校連合側の出撃準備が整いました!これより非公式戦車道小田原戦線の開始を宣言しますっ』

しほ(こんなにもワクワクするのは自衛隊戦……いや、幼い頃に初めて戦車に乗って以来かもしれない───)

しほ「……やっぱり、どうせ戦うなら勝ちたいものね」ボソッ

E100砲手「……え?」

しほ「ふふっ、独り言よ」

審判員『カウント5、4、3、2、1───』

審判員『試合開始っ!!』

しほ「……よし、各小隊は戦術行動を開始せよっ!敵の厚い皮膚には鋭刃を、速い脚には枷をもって制する!いくぞ!!」
158 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/02(木) 22:49:56.47 ID:Kr6I6M2x0

今回はここまで

やっと始まる戦闘パート(最初のレスから39日)

戦闘パートはほぼ高校連合側からの視点で進めていく予定です
戦闘パートは3日ごとの更新を予定しています

ではでは
159 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/03(金) 01:48:45.46 ID:2bvmp8k9O
え、10式いるの?それとも前の10式乗ってたキャラってこと
160 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/04(土) 14:07:11.66 ID:vKmF5aMwo
まーた10式いるのか壊れるなー
161 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/06/04(土) 16:12:52.53 ID:xK0RAjIt0

すみません、10式はいません。
名前が一緒なだけです。
やはりそのまんまの名前は不味かったですね…
162 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/05(日) 10:44:03.16 ID:Jdww7lVAO
『元10式装填手』と『元』と付ければ問題ないかと
163 : ◆e36QHfACtY [saga sage]:2016/06/05(日) 22:08:02.81 ID:HnSxx6tG0

>>162
有り難う御座います、その意見を採用しようと思います
164 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:09:22.34 ID:HnSxx6tG0

〜〜〜〜〜



上府中公園小田原球場前、スナフキン中隊


愛里寿「皆、出撃準備は出来た?」

ダージリン「私共は結構ですわ」

西「我々も、いつでも突撃出来ますぞっ!」

福田「隊長殿っ、突撃はまだでありますっ!」

西「そうなのか!?」ガーン

愛里寿「……」コホンッ

愛里寿「では聞いてくれ。既に話したかと思うが、我々スナフキン中隊の主な任務はムーミン中隊の攻勢のアシストだ」

愛里寿「試合序盤は、小田原戦域の中程にある飯泉橋、小田原厚木道路、富士見大橋、この3ヶ所から敵の侵入を防ぐことが主任務となる。割り振りは追って話すから、今球場を出撃中のミー中隊が出終わったら我々も出撃するぞ」
165 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:10:42.52 ID:HnSxx6tG0

西「……1つ質問があるのでありますが、宜しいでしょうか?」

愛里寿「ん、どうしたの?」

西「突撃はしないのでありますか?」

愛里寿(……あれ、選抜戦から成長してないような……)アセアセ

愛里寿「あ〜えっと、場合による……かな」

西「なるほど、理解しました!」

愛里寿「うん、くれぐれも命令があるまでは突撃しないように……」

西「心得ましたっ!!」

愛里寿(うわぁ、不安だ……)

ピピッ

まほ『ミー中隊が全車出た。スナフキン中隊は出撃を開始せよ』

愛里寿「了解」

ピッ

愛里寿「よし、グロリアーナを先頭に出撃を開始する。国道255線に出るまでは車間距離に注意しながら行軍せよ」

一同「「「了解っ」」」


ダージリン「……それにしても、知波単学園があんな戦車を用意してくるなんてね……」

オレンジペコ「先程初めて見たのですが、MAUSにも負けず劣らずと言った印象を受けました。あの戦車で突撃されたらと思うと、ゾッとします……」

ダージリン「全く、どこにあんな戦車が眠っていたのやら───」
166 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:11:51.72 ID:HnSxx6tG0

ドドドドド───


西「す、凄いなこの戦車は……乗ってみて改めて認識したが、物凄くデカいな……」

玉田「我らがチハが豆粒に見える程の圧倒的存在感を感じます……っ!」

細見「砲も主砲だけでなく沢山ついていますし……名前は……えぇ〜っと───」ウーン

福田「確か『オイ』と言った筈であります!」

細見「あぁそれだわ福田!このオイさえあれば勝利は間違いない筈っ!」

西「その通りだ細見っ!しかもだ、こんな化け物戦車が2両もいるっ!!なんと言うことだっ!!!」

玉田「この車両で突撃すれば……」ゴクリッ

西「……ふふ、言うまでもない!!今はただその時を待つのみっ」

西「独逸の試作車両に目に物見せてやろうぞ!!」

知波単一同「「「わぁぁぁぁ!!!」」」

愛里寿「……」

愛里寿(本当に……突撃以外の戦術を覚えたら凄いと思うんだけどなぁ……)ザンネンダ…
167 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:12:55.92 ID:HnSxx6tG0

〜〜〜〜〜



県道717号線上、ミー中隊


ギャラギャラギャラ───

ペパロニ「ひゃっほぉぉうっ!!」グワァンッ

カルパッチョ「なんか……戦争でも始まるのかなって規模ね……」

ペパロニ「なんせ偵察部隊なのに50両もいるからな!そんな台数を指揮する総統はやっぱり偉大っす!!」

アンツィオ生「「「ドゥーチェ!ドゥーチェ!ドゥーチェ!」」」ワァァァ

アンチョビ「おうおう進め進めぇーっ!軍靴の音を高らかに、鉄の林を掻い潜れぇぇ!!」

ズンチャッズンチャッズンチャッズンチャッ

ミカ「騒げばいいってもんじゃない。……だけどそれも悪くない」ポロローン

アキ「試合中にSakkijarven polkka流さなくても……」

ミカ「流さなければいいってもんじゃない。試合中になにをしようが当人の自由であり、責任だからね」ポロローン

アキ「あ〜あ、こうなったら誰もミカを止められないよ……」
168 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:14:14.43 ID:HnSxx6tG0

ピピッ

カチューシャ『ちょっとアンチョビっ、通信回線が開きっぱなしになってるわよ!そしてなんでそんなにミー中隊は騒がしいのよっ!』

アンチョビ「そりゃあ、戦う前の戦意高揚は大事なことだからな!気落ちしてたら勝てる戦も勝てないぞ!」

カチューシャ『だからって騒ぎ過ぎよっ!』

ピピッ

まほ『アンチョビ聞こえるか?』

アンチョビ「おうっ、バッチリ聞こえてるぞ!」

まほ『ミー中隊の進軍ルートを確認したが、お前達が今突き進んでいる県道717号線に掛かる橋は渡れない。飯田岡駅近くの橋から西側に渡れ』

アンチョビ「ん、なんで渡れないんだ?敵の待ち伏せを考慮してか?」

まほ『地図をよく見てみろ、少しだが南足柄市域が食い込んでいる。そこを渡ると戦闘区域外だ』

アンチョビ「えぇ?どれどれ───うわっ、本当だな!危ないところだった!」

まほ『区域外に出そうになったら一応審判の警告があるが、出てしまったら即失格だから注意するようにな』

アンチョビ「あぁ、助かったよ!」

まほ『それじゃあ切る。敵を見つけたらすぐに報告を頼むぞ』

アンチョビ「おう!」

ピッ
169 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:15:29.55 ID:HnSxx6tG0

ペパロニ「危ない所だったっすねドゥーチェ!」

アンチョビ「まあ誰にでも失敗はある!最終的にやらかさなければ大丈夫だ!」

ペパロニ「その通りっすねドゥーチェ!!」

アンチョビ「よぉし、ミー中隊は全車南下し、1列で飯田岡駅近くの橋を渡る!」

アンチョビ「分かってると思うが、我々ミー中隊はまずおだわら諏訪の原公園を目指す!そこを西側偵察の拠点にするぞぉ!!」

一同「「「おぉぉぉ!!」」」

アキ「……やっぱりアンツィオは凄い熱気だね、一緒にいるとよく分かるよ───」

ミカ「ノリと勢いだけはあるからね。郷に入れば郷に従えと言うし、私達も負けないようにしないとね」ズンチャッズンチャッ───

ミッコ「そこで張り合わなくてもいいんじゃない?」

ミカ「人生は楽しんだ者勝ちだからね」ズンチャッズンチャッ───

アキ「そう言うものかなぁ」

ミカ「そう言うものだよ」ポロローン
170 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:17:07.39 ID:HnSxx6tG0

〜〜〜〜〜



県道718号線上、ムーミン中隊


ギャラギャラギャラギャラ───


ケイ「いやぁ、実に壮観ねぇ!」

アリサ「こんなに戦車が並んでる所を見るのは、歴史の授業で見せられたビデオ以来ですよ……」

ケイ「HAHAHA!私達ムーミン中隊は全部で147両もいるからね!」

アリサ「ひゃ、147───」

ケイ「私もこんなに戦車がいるところは初めて見たし、正直負ける気が全くしないのよね〜。ねぇナオミ!」

ナオミ「そうだね。私もM36ジャクソンと言う代物を手に入れたことだし、苦戦はしないんじゃないか?」

ケイ「へぇ、あの慎重なナオミがなかなか言うじゃない!」

ナオミ「……まぁ、油断し過ぎて頭を吹き飛ばされたりしない程度には注意するさ」

アリサ「はぁ……私だけM4A1シャーマンのままなのに、ナオミも隊長も新しい戦車に乗って……本当に羨ましい……」ハァ…

ピピッ

カチューシャ「皆聞こえるかしら?そろそろ先頭の黒森峰が県道719号線に差し掛かるわ!気を引き締めなさい!」

ケイ「OK!」

まほ「了解」
171 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:18:35.79 ID:HnSxx6tG0

カチューシャ「昨日の偵察を踏まえた取り決め通り、私達プラウダは小田原大橋、サンダースは酒匂橋、黒森峰は西湘バイパスから西側へ進撃を開始するわ!ミー中隊から大体の敵情が知らされ次第、3点から攻勢をかける!いいわねっ!」

ケイ「OKOK!」

まほ「うむ……エリカ」

エリカ「あ、はいっ」

まほ「エリカに西湘バイパス進撃の指揮を任せたいんだが、いいか?」

エリカ「……えっ、私がですか!?」

まほ「私は大隊長と言う任に就いている故、各中隊の大まかな指揮を取らなければならない。だから前線の指揮は、実力のあるエリカに任せたいのだが───」

エリカ「わっ分かりました!私にお任せ下さいっ!」(私ってば頼られてるのね!)

まほ「頼んだぞ」
172 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:20:48.93 ID:HnSxx6tG0

カチューシャ「いい?ミー中隊から良い感じの連絡があり次第橋を一斉に渡るから、各校はある程度編成を済ませておきなさいよ?」

ノンナ「同志カチューシャ。良い感じの連絡ではなかった場合は如何なさいますか?」

カチューシャ「ん?それは……まぁその時に決めるわ!」

ケイ(なんて場当たり的な発言なのっ)

カチューシャ「……ん〜、でもミー中隊の偵察に頼りきってると不味い気もするわね……」

ノンナ「それでしたら、我々からも少数の偵察を出しては如何でしょうか」

カチューシャ「ん〜そうよね……やっぱり私達も独自に偵察出した方がいいわよね……でもそれだと指揮系統がウンタラカンタラ───」

まほ「……」

まほ(ふむ、車両が多すぎるせいで部隊操作に不備が出るのは避けられないか───)

ピピッ

カチューシャ「ん、もうミー中隊から連絡が───」

アンチョビ『ちょっ──ザザッ─不味──いき─り敵と──ザッ』

カチューシャ「ちょ!?どうしたの?よく聞こえない───」

アンチョビ『撤退しザッ─と、全─ん─やらザッて─ザザッ1回切るぞっ』ブツンッ

カチューシャ「え?アンチョビ?……もうっなんなのよ!」ムキー

ケイ「hmm、あまり穏やかな雰囲気ではなかったわね……」

まほ(今の通信、敵と遭遇したと思うのが妥当だが……何故あそこまで慌てていたんだ?)
173 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/05(日) 22:21:26.54 ID:HnSxx6tG0

今回はここまで
174 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/06(月) 03:35:52.93 ID:Oo5y7sGso
やっぱりオイ車かE-100キラーになれるか
175 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/07(火) 11:48:02.39 ID:zSYWtaLo0

突然ですがこのssを読んで下さっている皆さんにお話があります。

現在執筆中のこのssですが、既にある程度出来上がっている草案と今の執筆スピードを加味して計算した所、完結まで7ヶ月かかることが分かりました。はっきり言って無事に完走できる自信がありません。これも行き当たりばったりで超大規模な作品の執筆を始めてしまった私の責任です。出来れば仕切り直しで、自衛隊戦の時のような、完璧に構想を練り終わってから改めて新作の執筆を始めたいと言うのが本音です。かと言って突然打ち切りにしてしまっても、今読んで下さっている方に申し訳が立ちません。

そこで1つ提案があります。

次の3つの選択肢から1つ選んで欲しいのです。虫のいい話だとは思いますが、どうかよろしくお願いします。



1・このままこのssだけ執筆して欲しい

2・Eシリーズを倒すことに変わりはないが、大幅に規模を縮小して毎日更新する新しいss。

3・両方書け(無慈悲)



よろしくお願いします。
176 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 12:02:59.97 ID:7hFU8E+CO
1
177 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 12:59:55.76 ID:uWwuL7pYO
1
178 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 14:37:27.96 ID:DUphDH2ro
3
179 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 17:50:31.32 ID:U0SViNHAo
3
180 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 18:04:53.83 ID:ayBjuRVlO
やっぱ 1かな
181 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 18:14:01.01 ID:6kbPRL51o
3
182 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 18:29:07.38 ID:mLzAFqKP0
2
183 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 18:56:25.89 ID:gYN7YgV8O
2
184 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 19:58:40.27 ID:kZJX2b03O
1
185 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:07:03.06 ID:KThOA3TUo
どんだけ時間かかってもいいから3
186 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:09:59.31 ID:/XX88fBB0
2で
187 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:45:19.14 ID:3RgjCxLpo
3
188 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:50:26.46 ID:8F/TFso40
少しでもいいので毎日読みたいので2
189 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2016/06/07(火) 20:50:31.23 ID:M2JAImAAO
1やな
190 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:52:26.74 ID:4sk5A7bkO
2でお願いします
191 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 20:52:33.07 ID:kcIKwkMi0
2
新作はどんなんかわからんし、構想通りに進めてもモチベ無くしてエタるだろうから、そこそこにしつつケリはつけてほしい
192 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 21:20:15.18 ID:24DiUU1co
2年かかってもいいから3
今やってるの先で
193 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 21:22:55.41 ID:CdcZrLOmo
3
194 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 22:55:59.83 ID:4qCIrEqxO
2
195 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:03:31.62 ID:ceiCHO3J0
3
196 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:32:53.20 ID:A6FBCxK+O
1
197 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:34:09.56 ID:rvX2imauO
1がダメらしいのに3なんて無理に決まってるだろ
2で
198 : ◆e36QHfACtY [saga sage]:2016/06/07(火) 23:51:50.33 ID:1vOzCgM80

取り敢えずここまでとさせて頂きます

予想をはるかに超えるレス数にただただ恐縮するばかりです、本当に有り難う御座います
199 : ◆e36QHfACtY [saga sage]:2016/06/07(火) 23:55:23.53 ID:1vOzCgM80

集計結果

1・6票

2・8票

3・8票

あっ(諦観)
200 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:57:47.43 ID:ceiCHO3J0
つまりどうなろうとこのSSは予定通りの内容で書くって結果やな
頑張れ
201 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/07(火) 23:59:32.96 ID:5o86rH2ZO
いつまでも待つわ
202 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 00:00:55.78 ID:GltqDKrAo
焦らず自分のペースで予定通り頑張って下さい!
完結までずっとずっと待ってます
203 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 00:02:20.84 ID:GkYAJXLA0
今までの話の展開が膨らみすぎて続きを書くのが無理そうなら2しかないのでは?
1はともかく3はおふざけが過ぎるのでは?
204 : ◆e36QHfACtY [saga sage]:2016/06/08(水) 00:02:35.82 ID:MiqNqzvR0

ということで、このスレも継続しつつ別の世界線のEシリーズも倒すと言う顛末になりました。一番なっちゃいけなかった展開ですが、私生活を殺さない程度には頑張りたいと思いますので、これからもよろしくお願いします
205 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/06/08(水) 00:06:10.10 ID:MiqNqzvR0

>>203 さん
お気遣い有り難う御座います。まぁ自分にとっては、皆様に私のssを楽しく読んで頂くことが最優先ですので(勿論実生活を潰したりはしませんが)、出来るだけ続けていこうと思います。
206 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2016/06/08(水) 00:08:08.40 ID:hKZnx/2k0
読者としては一番うれしい結果だな
頑張って下さい。あと継続しつつ別の世界戦って同時進行するつもりなの?こっちを膨らんだ内容まできっちり完結させてからのがいいんじゃないの?
作者さんが同時にできるっていうならいいんだけど
207 : ◆e36QHfACtY [sage saga]:2016/06/08(水) 00:13:30.95 ID:MiqNqzvR0

>>206 さん
確かにこのssが終わってからの方がいいかもしれないですね……難しい所です。それにEシリーズを倒すと言う主内容が被ってますし……いっそのこと別の内容も検討した方がいいかもしれないですね。
この件はいつか改めて皆様にご意見を伺いたいと思います。今はこのssをお楽しみ下さい。
208 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/08(水) 19:09:44.71 ID:MiqNqzvR0

〜〜〜〜〜



少し前、おだわら諏訪の原公園付近


ポロロンポロポロポロロロローン

アンチョビ「いやぁ、通信機越しでも分かる、実に見事な演奏だなぁ」シミジミ

ミカ「音楽は人の心を豊かにしてくれる。奏でられる音色に耳を傾け、俗世の煩悩に別れを告げるといい」ポロローン

アキ「試合中に悟りを開かせる様な事しちゃ駄目だよミカっ」

ミカ「勝手に悟りを開く方が悪いんだよ」ポロローン

アキ「もうっ、なんでも人のせいにしてっ!」プンプン

アンチョビ「あっはっはっは!大学選抜戦の時から思ってたが、やっぱり継続高校は愉快だな!」

ペパロニ「うちの学校に来ても問題ないレベルっすね!私に匹敵するムードメーカーっすよ!!」

ミカ「それは光栄だね」ポロローン

ミッコ「ペパロニさんに匹敵することが光栄かどうかは議論の余地があるけどねぇ」ニヤッ

アキ「も〜、ミッコもミッコだよ!本当に毒舌なんだからっ」

アンチョビ「まぁそう言ってやるな、ペパロニほど人心掌握に長けた人材は中々いないぞ!飯も極上に美味しいしなっ!」

ペパロニ「ねっ、姐さん……っ!」

アンチョビ「記憶力は言い逃れ出来ないほどアホだがな!」

ペパロニ「ねっ、姐さん……」ヒドイッスヨッ
209 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/08(水) 19:11:01.20 ID:MiqNqzvR0

アンチョビ「はっはっはっ、ジョークだジョーク!……さぁて、この丘を登ったら仮拠点を築く諏訪神社前広場に着くぞっ!皆気を引き締めていくぞぉ!」

一同「「「おぉぉぉ!!」」」


───ャラギャラギャラギャラッ


アンチョビ「……ん、なんか丘の上、妙に砂ぼこりが立ってる様な───」

ペパロニ「え?……あっ、本当っすねぇ。……風が強いんじゃないっすか?」

アンチョビ「風……まぁ風くらい吹くか!」ハッハッハッ


ギャラギャラギャラギャラッ───
210 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/08(水) 19:12:46.37 ID:MiqNqzvR0

ペパロニ「よっしゃ、じゃあちょっとひとっ走りお先に丘の上を見てきますっ!おりゃぁぁぁ!!」グワァァァン

アンチョビ「ちょっ、ペパロニ!?」

ペパロニ「ひゃっほぉぉう!!」

アンチョビ「おっおい、気を付けるんだぞ!?」

ペパロニ「分かってますってっ!」ギュウウウウウン

カルパッチョ「もうペパロニったら、あんなに速度を出して……」

ミッコ「やっぱ豆戦車は速度だけはぶっ飛んでるねぇ」

アンチョビ「速度『だけ』ってなんだ『だけ』って!!」プンプン


ギャラギャラギャラギャラッ───
211 : ◆e36QHfACtY [saga]:2016/06/08(水) 19:13:46.33 ID:MiqNqzvR0

ペパロニ「Fooooo!!」グワァンッ

アキ「あ、稜線の向こう側に消えた」

アンチョビ「おいっ、1人であんまり遠くにいくんじゃないぞ!聞こえてるかっ!」

無線「───」シーン

アンチョビ「……おい?アンチョビ?聞こえてないのか?」パシパシ


───ャラギャラギャラギャラッ


グワァァンッ


アキ「あ、稜線の向こうから戻ってきた」

ペパロニ「ねっ、ねねねっ、姐さぁぁぁぁんっっ!!」ギャラギャラギャラッ

アンチョビ「おっ、おいペパロニっ、どうした!?」

ペパロニ「なんかヤバそうな見た目のヤバそうなヤバい奴がこっち来ててっ───」

アンチョビ「おい落ち着けっ!それってどう言う───」
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