男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」

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372 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 21:29:42.60 ID:z8LkSAWVo
373 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします :2015/06/07(日) 21:30:06.42 ID:UY+uCa5n0
1
374 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 21:54:17.09 ID:NaLwEiCDO
あーあ精子溜まりすぎて金玉破裂して死ぬぞ
375 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/07(日) 21:59:59.48 ID:NsYwV0O1o
男「すみません」

店員「はい!」

男「その……パ、パフェください。このジャンボチョコレートパフェってやつ……」

店員「注文承りました! ジャンボチョコレートパフェですね!」

男「あ、あの……スプーン二つください」

店員「かしこまりました!」

男「ふぅ、勇気を出してなんとか注文出来たぞ。男一人じゃパフェは注文しにくいからな……」

小巻「何、あんたもう来てたの?」

男「おっ、小巻ちゃんか」

小巻「見滝原中ってここから結構あるでしょ。なんでこっちの学校のすぐ近くのカフェを指定したのにあんたが先に来てんのよ……」

男(そう言いながら小巻ちゃんは俺の向かいにドスン、と尻を落とすようにして座った)

男「今日は学校休んだ」

小巻「は? なんで?」

男「……病院行ってた」

小巻「どっか悪いの?」

男「実は左腕に傷を負ってな」

男(制服の上着を脱いで手当ての跡を見せると、小巻ちゃんは疑問が更に膨らんだかのような怪訝な顔を見せる)

小巻「なんで? 誰にやられたの? まさかあいつらと戦って?」

男「いや……これはこの件とは一切関係ない。大した傷じゃないから気にしないでくれ」

小巻「そんな事言ったってその傷が命取りになる事だってあるかもしれないでしょ」

男「それは……」

小巻「ちょっと腕貸しなさいよ」

男「あ、ああ」

男(俺が腕を差し出すと、小巻ちゃんは手早く包帯と中のガーゼを取り外し、その手のひらを傷口に向ける)

小巻「……」パァァァ

男(暖かい光に当てられ、傷口がみるみる内に塞がっていく……)
376 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/07(日) 22:15:59.00 ID:NsYwV0O1o
小巻「ほら、これでもう治った」

男「悪いな」

小巻「別にあんたのためじゃないし。いざって時に腕が痛くて動けないなんて言われたらこっちが危なくなるかも知れないでしょ」

男「ツ、ツンデレかな? そういうのはもう流行ってないと思うんだが……」

小巻「殴るわよ」

男「ありがとう」

小巻「うっさいバカ、このドM、変態。殴られて喜ぶなんて頭おかしい」

男「い、いや、普通に治療をしてくれたお礼を言ったつもりだったんだが……」

小巻「……」

男(小巻ちゃんは微妙に赤面している……)

小巻「あー……あいつ遅いわね」

男「あいつ?」

小巻「昨日言ったでしょ。知り合いにもう一人いるのよ、その、アレが」

男「ああ」

男(織莉子ちゃんにはひとまず会ってみて様子を見ろと言われていたな。さて、どんな奴が来るのか……)

店員「お待たせしました。ジャンボチョコレートパフェです」コト

男「どうも」

小巻「……あんた、それ食べながら話するの?」

男「え、駄目なのか?」

小巻「いや、別にいいけど……すみません、アイスコーヒーひとつ」

店員「かしこまりました」

男「ほら、小巻ちゃんにもスプーンひとつやろう」

小巻「え、いらない」

男「小巻ちゃんも食べると思って注文したのに……」

小巻「知らないわよ。自分で責任持って食べなさいよ」

男「でも俺一人だけ食ってたらお腹を空かせた小巻ちゃんがかわいそうだと思って……」

小巻「余計なお世話」

男「でもこれから来る人に俺が一人でジャンボチョコレートパフェ全部食う奴だと誤解されたら嫌だし」

小巻「私は私とあんたが二人で一つのパフェをつつく仲だと誤解される方が嫌」

男「↓2!」


1.なるほど
2.誤解じゃなくて本当にそうなっちゃおう
3.でかい図体してるんだからちょっとくらい協力してよ
377 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 22:17:31.26 ID:ITgmGZjOo
3
378 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 22:20:29.22 ID:NsYwV0O1o
今日はここまでにします。ありがとうございました。
379 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 22:20:54.77 ID:uw55LLJDo
2
380 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/07(日) 22:21:38.87 ID:z8LkSAWVo
1乙
381 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/09(火) 15:11:20.70 ID:YpHQE3Elo
男「誤解じゃなくて本当にそうなっちゃおう♪」

小巻「はぁ!? なんであんたなんかと!!」バンッ

男「机叩くなよ、目立つだろ」

小巻「あんたが変な事言うからでしょ! この節操無し! 美国に悪いと思わないの!?」

男「ん? 何か勘違いしていないか……。同じ釜の飯を食って、これから苦楽を共にする仲間になる事を誓い合おうって言ってるんだぞ?」

小巻「……」

男「……」

小巻「ごまかそうとしてる?」

男「ばれたか」

小巻「最低だわ。これだから男子って嫌なのよ。女の子見たらすぐ口説こうとするし」

男「何も顔だけ見て言ってるわけじゃない。ちゃんと身体も吟味している。おっぱいの大きい子が好きなんだ、だから織莉子ちゃんの事が好きだし小巻ちゃんの事も好きになれそうだ」

小巻「……」

男「汚い物を見る目で見ないでくれないか? 俺には蔑まれて喜ぶ性癖はないんだが」

小巻「あんたを喜ばせるために蔑んでるんじゃないわよ!!」バンッ

「小〜巻〜!!」タタタタタッ

男「ん?」

男(小巻ちゃんと同じ制服を着た女子が向こうから小巻ちゃんめがけて走ってくる……)

ギュッ

「待たせたの! ちょっと生徒指導室によばれとってのう! せっかく小巻が誘ってくれたのに遅れてすまぬ!」

小巻「あーもう抱きつくな! 離れろバカ!」ポカッ

「痛っ。つれないのう。じゃあ離れるが、わらわは小巻の隣がよいからちょっと詰めてもらえるかの」

小巻「……」ススス

「うむ。小巻の座ったあとはあったかいのう。小巻の、た、体温が尻から伝わってきおる。ハァハァ……」

小巻「この変態。学校の外でくらい大人しく出来ないの?」

「あ、このパフェわらわがもーらい。もぐもぐもぐ! もぐもぐもぐ!」

男「おい、勝手に持っていくな」

「小巻! あーんして! わらわが食べさせてやるぞえ!」

小巻「するか! ……ごめん、後で払わせるから」

男「そうしてくれ」
382 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/09(火) 15:14:51.10 ID:YpHQE3Elo
「小巻小巻! じゃあわらわにあーんして!」

小巻「あーもう、そんな事よりそいつがさっき言ってた奴! そいつがあんたに協力してほしいんだってさ!」

「ん? ……すまぬが男は眼中にないのじゃ。記憶の容量を割くのがもったいないからのう。なんか用だったかの?」

男「↓2」


1.俺は見滝原中学3年の男だ
2.君はレズかい!?
3.小巻ちゃんは俺と付き合ってるんだ、無闇に手を出すな
383 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/09(火) 15:52:56.63 ID:Q6ilOv1AO
384 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/09(火) 16:17:10.61 ID:/Rb18y7rO
1
385 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/11(木) 19:42:40.27 ID:0rCafQTFo
男「俺は見滝原中学3年の男だ」

「そうか。小巻ー、まだかのう。ちょっとくらいいいじゃろ、子どもが出来た時の練習と思って」

男「……」

小巻「まずはあんたも自己紹介しなさいよ。白女の生徒が礼儀も知らないやつだって思われたら嫌なんだけど」

「今更小巻とわらわの間に自己紹介なんていらないであろ?」

小巻「鼻の穴にクリーム突っ込むわよ。私じゃなくてそいつによ」

「めんどくさいのう……じゃあ自己紹介したらあーんしてくれる?」

小巻「あんたの方が面倒くさいんだけど。もう、わかったからさっさとしなさいよ。話が進まないでしょ」

ちき「わーい! じゃあわらわは小巻の後輩で二年の松平ちきじゃ。よろしくせずともよいぞ、小僧! あと呼ぶ時は名字でな!」

男「二年の癖に生意気な奴だな。喋り方も頭悪そうだし」

ちき「小巻、約束のあーん」

小巻「……」スッ

ちき「むぐむぐ……小巻に食べさせてもらうとおいしさ2倍じゃのう」

男「おい、こいつ大丈夫か?」

小巻「……まあ、不安になるのはわかるけど。こいつの魔法は戦いには役に立つから」

男「↓2」


1.どんな魔法が使えるんだ?
2.なんでそんな喋り方なんだ?
3.なんで生徒指導室に呼ばれてたんだ?
386 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 20:02:34.05 ID:RkACScvSo
1
387 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 20:04:53.68 ID:dai7wZi5O
1
388 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/11(木) 20:18:42.97 ID:0rCafQTFo
男「戦闘に役立つって、どんな魔法が使えるんだ?」

小巻「それは……今言わなくてもいいでしょ。どうせ後でわかるんだし」

ちき「! まあよいではないか! 小僧だけ仲間はずれというのも可哀相だからの!」

小巻「いや、仲間はずれとかじゃなくてこんな場所で話す事じゃないって言ってんのよ」

ちき「では小僧、わらわの魔法を見せてやるから、ちょっとばかし小巻に向かってセクハラしてみせよ」

男「え!? ↓2!!」
389 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 20:23:41.46 ID:M4AyUC4WO
小巻ちゃんと家庭を作って良いのか
390 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 20:26:43.88 ID:Eea7Iq3AO
小巻ちゃんの生おっぱいをスキャニングした画像に10万円出します!
391 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/11(木) 20:43:37.10 ID:0rCafQTFo
男「え!? 小巻ちゃんの生おっぱいをスキャニングした画像に10万円出します!」

小巻「馬鹿かあんたは!!!」

男「ひえっ!」ササッ

男(怒りに震える小巻ちゃんが拳を振り上げる! 俺は迫り来る暴力に備えて頭を両手で覆った!)

バキッ!

ちき「ぬはっ」ガタッ

男(しかし次の瞬間、その拳は俺ではなく、松平の顔面に向かって振り下ろされていた)

小巻「あっ」

男「え? な、なんだ?」

ちき「はぁはぁ……よいぞ、よいぞ小巻ぃ……二発目はもっと痛くしてもよいのじゃぞ……?」

小巻「よ、喜んでるんじゃないわよこの変態!」

男「そ、そうか……松平の魔法とは、↓2だな!」


1.痛みを快感に変える魔法
2.小巻ちゃんをえっちな女の子に変えちゃう魔法
3.敵意を自分に向けさせる魔法
392 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 21:02:12.50 ID:O6Fh84kAO
3
393 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 21:02:31.23 ID:LncKglxXo
2
394 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/11(木) 21:36:32.29 ID:0rCafQTFo
男「そ、そうか……松平の魔法とは、小巻ちゃんをえっちな女の子に変えちゃう魔法だな!」

ちき「その通りじゃ。わらわの魔法でもはや小巻はびしょ濡れじゃな」

小巻「違うわよバカ! あんたら二人ともバカ! スペシャルバカ!」

小巻「いい? 今私はあんたを殴ろうと手を上げたでしょ。でも何故か松平を殴ってしまっていた。それがこいつの魔法なのよ」

小巻「こいつは人から他人に向けられた敵意っていうか、攻撃してやるっていう意思を自分に向けさせる事が出来る。チーム組んで戦うにはもってこいの力でしょ」

ちき「うむ、わらわの魔法にかかった者はわらわしか見えなくなる。小巻の攻撃対象を小僧からわらわに変えさせたわけじゃな」

男「そうか! わざわざ俺に能力の説明をするために殴られてくれるなんて……松平っていい奴だな!」

ちき「そうじゃろ? はぁはぁ……小巻、おかわりはまだかのう」

小巻「うっさいバカ!」

男「ところで小巻ちゃんの魔法はどんなだ? まだ聞いてないんだが」

小巻「教えないわよ。あんたの事なんて全然信用してないし、教えてもメリットないから!」

ちき「小僧、人にそんな事を聞く前にまずそちが何を出来るのか教えぬか。聞くばかりであれば幼子でも出来るぞえ?」

男「↓2!!」
395 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 21:42:49.66 ID:IusbZ5hHO
俺は史上初の魔法男子…
396 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 21:46:08.22 ID:hsbMctNmO
何でもできる
397 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 21:57:52.87 ID:0zzFuddv0
ん?
398 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/11(木) 22:45:35.01 ID:bZDXIzgIO
399 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 07:00:33.03 ID:Ce7V6xMDO
何でも
400 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 08:50:14.32 ID:jQK3nK5M0
何でも
401 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 08:50:43.20 ID:jQK3nK5M0
何でも
402 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/12(金) 14:10:10.28 ID:noUEYhVoo
男「何でも出来る!!」

ちき「たわけ、抜かすでない。小僧がなんでも出来るのならばはじめからわらわ達の協力など必要ないはずであろう」

男「そういう意味じゃない。俺は……奴らに復讐するためならどんな手段でも使う。例え俺自身が必ず命を落とすようなやり方であってもだ」

ちき「ふん、自分の命を一番大事に思っている者の言葉じゃな。浅い。軽薄さすら感じる」

男「なんだと!?」

ちき「問うが。もしそちの目標を達成出来る手段があったとして……」

ちき「代わりに失われる物が自分自身や自分を信じてくれる者の信念を裏切る物であったとすれば、小僧、それに小巻はどうする?」

小巻「……!?」

男「↓2」
403 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 14:12:25.23 ID:m+TUsuMHO
織莉子ちゃんのためなら何もかもを投げ出す
404 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/12(金) 14:37:52.83 ID:MT2YeHqAO
小巻ちゃん先に答えていいよ
405 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/13(土) 18:50:57.42 ID:l/R0bvLIo
男「小巻ちゃん先に答えていいよ」

小巻「私はついででしょ。あんたが聞かれたんだからあんたが答えなさいよ!」

男「なるほどな。難しい事聞かれてわけがわからないから俺に先に答えさせて考える時間を稼ごうというわけだ」

小巻「はぁ!? じゃあ答えてやるわよ! あんたこそ私の真似するんじゃないわよ!」

男「わかったわかった」

小巻「コホン」

小巻「……同じような質問を、以前に他の人からされた事があるわ」

ちき「ほう」

小巻「その時は咄嗟には答えられなかったけど。よく考えれば簡単な話ね」

小巻「信念は変えられないけど目標は修正出来るし手段は一つとは限らない。私は数ある手段の中から常に自分が納得出来るやり方を選ぶだけよ」

ちき「ふむ……」

男「↓2」


1.納得出来るやり方がひとつもなかったらどうするんだ?
2.俺も信念は変えられないけど目標は修正出来るし手段は一つとは限らないので数ある手段の中から常に自分が納得出来るやり方を選ぶだけだ
3.俺に信念はない
406 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 18:53:48.64 ID:Ff6bz9Zzo
3
407 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 19:11:26.57 ID:jssgzLdg0
1
408 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/13(土) 22:17:46.80 ID:l/R0bvLIo
男「納得出来るやり方がひとつもなかったらどうするんだ?」

小巻「……なんとかするわよ。少なくとも大事な選択を他人にゆだねる事は絶対にしない」

男「答えが抽象的すぎるな。もしここに押さないと全人類が滅びるスイッチがあるがそれを押すと愛する仲間である俺が死んでしまうという究極の二択があったとしたらどうする?」

小巻「押すわよ」

男「なんだと? じゃあ俺も小巻ちゃんが死ぬスイッチがあったら押すからな?」

小巻「うるさいわね。ありもしない物でたられば話をしないでよ馬鹿馬鹿しい」

男「冗談だって。俺だったら仲間である小巻ちゃんを殺すスイッチなんて絶対押さないぜ!」

小巻「はいはい。そしたら全人類が滅びて私もあんたも死ぬわね」

ちき「あー、もうよい。別にわらわも答えねば協力しないだとかそういうつもりで言ったわけではない。ちょっとした自己紹介のつもりだったのじゃ」

ちき「小僧が自分の事をまともに話す気がないのはよくわかった。それもまたひとつの答えというところじゃな」

男「心外だな。まるで俺が話の通じない奴みたいだ」

小巻「実際そうでしょ……」

ちき「まあ、今はよい。それでは本題に入るとしようか。わらわの力を借りてまで成し遂げたい事とは一体何なのじゃ?」

男「それは……」

男(俺は松平に小巻ちゃんにしたのと同じ説明をした)



ちき「ふむ。敵は少なくとも三人以上、しかも喧嘩慣れしている。対してこっちは魔法少女同士での戦闘経験のない魔法少女が一人に一般人が一人か」

ちき「なるほど、それは味方が一人でも多く欲しくなるというものじゃ」

小巻「……で、どうするの? 言っとくけどそれなりに危険だし、無理にとは私からも言えないから」

ちき「違うな、小巻」

小巻「違うって何がよ」

ちき「それなりどころの話ではない。今のままじゃと小巻には既に死が約束されているようなものじゃ」

小巻「……」

ちき「小巻は魔法少女同士の争いを甘く見てはおらぬか? 銃を持って撃ち合うよりよほど危険なのじゃぞ」

ちき「負けた時どうなるか、想像がつかぬわけではあるまい。こっちに向こうの命まで取る気がなくても美国織莉子の二の舞じゃ」

小巻「……それは……」

ちき 「戦うというのなら手は貸すが。それでももう一度よく考えた方がいいんじゃないかのう」

男(……余計な事を言いやがって)

男「おい、小巻ちゃんはやるってもう決めてるんだよ。人に言われたからって今更変えるわけないだろ。自分がびびってるからって小巻ちゃんまで降ろそうとするな」

ちき「うるさいのう。わらわは小巻と話しておるのじゃ。黙っておれ」

小巻「……私は」
409 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/13(土) 22:57:47.31 ID:l/R0bvLIo
小巻「……やるわよ。魔法を私利私欲のために使う奴らを野放しにしてたら、次に被害に遭うのは私の周りの人間かもしれない」

小巻「そうなってから後悔するような事だけは絶対に嫌。だから私は絶対に戦うし、あいつらを止める事だけが今の私の目標」

小巻「でも……そのためには、あんたにも……」

ちき「ああ、よい。頭など下げる必要はない」

ちき「小巻の頼みをわらわが聞かぬはずがなかろう。わらわの全霊を以って小巻を勝たせてくれようぞ」

小巻「……そう。ありがとう」

ちき「礼を言うのはこちらの方じゃ」

小巻「?」

ちき「よくぞわらわを頼ってくれたのう。相談してくれてありがとう。おかげでわらわは小巻の事を助ける事が出来るぞえ」

小巻「……美国も何考えてるかわからない奴だったけど、あんたもやっぱり変な奴」

ちき「ほほほ……」

男「どうやら話はまとまったようだな? じゃあ早速悪い魔法少女達をぶっ殺しに出かけるぞ」

ちき「待て。その前に基本的な戦法を考えねばならぬ」

男「戦法など不要だ。三人で一人ずつボコボコにして二度と立てないように足の腱を切断するだけだ」

小巻「ちょっと! そこまでやるつもりはないわよ!」

ちき「それで毎度上手くいくわけが……というよりエグい事を考えるのう。普段からやってるのかのう……」

男「でも実際戦法って言われてもな。俺、小巻ちゃんがどんな魔法使えるか知らないし。だからさっき聞いたのに教えてくれないんだから困ったもんだよな」

小巻「それはあんたの態度に問題があるからでしょ。段階と順序を守りなさいよバカ」

ちき「まあ、小巻の魔法なら大体は知っておるが……わらわから説明するかの?」

小巻「いい、自分でする。といっても実際に見てもらわないとわかりにくいし、ここだと流石に目立つから場所を移動しましょ」

男「そうだな。それじゃあ見滝原をこの街を繋ぐ大橋の下にでも移動するか」

小巻「ま、あそこなら近いし広いし、人もいないから妥当なところね」

男「よし、じゃあ松平伝票頼む」

ちき「うむ。わらわは金は持ち歩かぬ主義じゃ」

男「そうか、皿洗い頑張れよ」

ちき「注文したのは小僧じゃから小僧が払えばよかろう」

男「なんだと? 殴るぞ!!」

小巻「あーもうこんな事で喧嘩するんじゃないわよ! 松平、私が立て替えておくから明日返しなさいよ!」

ちき「しょうがないのう……男の癖に、この甲斐性なしめ」
410 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/13(土) 23:10:01.71 ID:l/R0bvLIo
ちき『わらわは少し寄る所がある。先に二人で行っておれ』

男(そう言った松平と一旦別れ、俺は小巻ちゃんと二人で大橋へと向かっている)

小巻「……ねえ、あいつ……松平の事なんだけど」

男「ん?」

小巻「どう思う?」

男「どう思うって漠然と言われてもな……」

小巻「だから……しゃべり方とか、年下とは思えない尊大な振る舞い方とか、どう見ても普通じゃないでしょ」

小巻「ウチの学校にくるくらいだからそれなりの家の子だとは思うんだけど、家について聞いても何も言わないのよ」

男「↓2」


1.まさか内通を疑ってるのか?最低だな……。
2.答えないのは答えたくないからだ。放っておこう。
3.実は貧乏なのに無理して通ってるのが恥ずかしいとか?
4.俺が家について聞いたら小巻ちゃんは答えてくれるのか?
5.そんな事より待ち時間でセックスしない?ボロン
411 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/13(土) 23:11:29.57 ID:l/R0bvLIo
今日はこれだけです。明日は長時間やります。
412 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/13(土) 23:14:56.16 ID:Ff6bz9Zzo
4
413 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 03:27:02.78 ID:5dotnBZl0
5
414 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 16:15:29.92 ID:djNSTAGOo
モチベが復活したようでよかった
415 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 16:36:15.79 ID:jkinblFFo
男「まあ待て。もし俺が小巻ちゃんの家の事について聞いたら小巻ちゃんは答えてくれるのか?」

小巻「は? なんでよ。答えるわけないでしょ」

男「その答えない理由と同じだな。なんでも教えあえる友達同士ではないというだけの事だ」

小巻「……」

男「そして小巻ちゃんがわけわからんと思ってるんだから、さっき会ったばかりの俺にはもっとわけがわからんに決まってるだろう」

小巻「……じゃあもういい。あんたには聞かない」

男「そうしてくれ。全く、どうして女っていうのは本人のいない所で人の事を話したがるんだ」

男「教えてくれないなら教えてくれない理由ごと聞けばいいだろ。もっと知りたいという気持ちを前面に押し出さないと」

小巻「馬鹿な男子は単純でいいわね」

男「あいつレズっぽいし男子っぽく対応した方が上手くいくんじゃないのか?」

小巻「……ま、参考にはする」



男「河川敷についたぞ」

小巻「松平が来る前に私の魔法について説明しておくかな」

男「頼む」

小巻「……」

男「……」

小巻「あのさ。私変身するんだけど」

男「そうか、頼む」

小巻「何やってんの?」

男「変身するのを待ってるんだが?」

小巻「……むこう向いててくれる!?」

男「↓2」


1.あ、こりゃ失礼
2.小巻ちゃんの身体のラインが見たいんだ!
3.最速何秒で変身出来るのか知っておきたいんだが
416 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 16:38:39.47 ID:jxCgS6JAO
2
417 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 16:38:59.26 ID:nxCDErqIo
2
418 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 16:39:20.77 ID:I/rSXNMJO
3
419 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 17:26:33.58 ID:jkinblFFo
男「小巻ちゃんの身体のラインが見たいんだ!」

男「俺は魔法少女の変身シーンで一瞬裸に近くなるのを見るのが好きなんだ!」

小巻「……」ギュッ

男「ん? 何故手を握る……」

小巻「ふんっ!!」ブンッ

男「ぎゃあああああ!!」

バッシャアアアアアッ

男(俺は小巻ちゃんの力任せのスローイングで川に放り込まれた)



バシャバシャバシャ

ザバッ

男「濡れたんだが?」

小巻「お待たせ。変身が終わったわよ」

男「ほう、騎士のような格好だな」

小巻「じ、じろじろ見るんじゃないわよ!」

男「やっぱり魔法少女の服装には本人の性格が出るんだろうな。純粋で曲がった事が嫌いな小巻ちゃんにピッタリだ」

小巻「う、うるさいわね! そう言って本当は馬鹿にしてるんでしょ! わかってんのよ!」

男「なんだ、恥ずかしがってるのか? 他の魔法少女服に比べると大分大人しいし、むしろ当たりの部類に入ると思うんだが」

小巻「……そ、それ本当?」

男「ネコミミキャップとかもいるんだぞ。それと比べたら大分マシだろ」

小巻「ふーん……? ま、まあどうでもいいけど」

小巻「それじゃあ私の魔法の説明をするわ」

男「頼む」

小巻「私の武器はこの斧。ポールアックスってのに分類されるみたい」

男「ほう……なかなか攻撃力がありそうだな。一撃でもくらえばただじゃすまないな」

小巻「……」フフン

男「なんでそんな得意気なんだ……」

小巻「甘い。この武器の真価はそこじゃないわ」

小巻「柄に備わったこの盾こそが真骨頂! 魔力を注ぎ込めば硬質化、巨大化、その他諸々変幻自在の鉄壁の守りになるのよ!」

男「↓2」


1.へえ! 他には?
2.す、すげえ! 攻守共に優秀、シンプルな強さが何より頼もしいぜ!
3.クソ雑魚武器引いたな。飛び道具無しとか終わってるだろ。
420 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 17:29:46.89 ID:t/lZPlGg0
3
421 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 17:30:16.82 ID:eim9y4GtO
3
422 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 18:34:07.66 ID:jkinblFFo
男「クソ雑魚武器引いたな。飛び道具無しとか終わってるだろ」

小巻「……!?」

男「鉄壁の守りって一面だけだろ? 巴マミの銃はある程度自分から離れた位置に出したり空中に位置を固定して置いたり出来るし、佐倉杏子の槍は多節棍のように自由に曲がって襲ってくるんだぞ……」

小巻「……」

男「はぁ……こりゃもう駄目かもしれないな……」

小巻「でもあんたなんて何も出来ないじゃない! 私と戦うのが怖いならもう来なくていいわよ!」

男「しかも即逆上してるし……守備が自慢なのに粘り強さの欠片もないなんて……」

小巻「あ、あんたとことん腹立つ性格してるわね……!」

男「でもなぁ……」

ちき「……その弱点は小巻自身理解しておるはずじゃ。故にわらわを頼ったのであろう」

男「来たか松平」

小巻「もう用事は済んだの?」

ちき「うむ、待たせて悪かったの。その様子だと小巻の魔法の説明は済んだようじゃの」

男「全くとんだゴミ武器だったぜ」

小巻「うっさい黙れ!」

ちき「青いのう、小僧……小巻の武装はむしろ大当たりの部類じゃぞ」

男「何?」

ちき「まあ共に戦う味方がいた場合に限定される話じゃがの。要は小巻自身の攻撃範囲の狭さや、守りの間隙を突いた攻撃への対応を補助してくれる者が傍にいればいいのであろう」

ちき「わらわが居ればどちらも解決じゃ。文句ばかり言うておらずに安心して見ておれ」パァァァァ

男「うおっ!?」

男(松平の体が光を放ったかと思うと、次の瞬間には服装が制服から着物へと変化していた)

男「……速いな」

ちき「変身の速さは訓練すれば上げられるのじゃ。小巻も精進せよ」シュシュシュッ

小巻「言われなくても気をつけてるわよ。でも魔力を無駄使いは出来ないし」カンカンカン

男(松平の投げた扇を小巻ちゃんが盾で難なくガードする。一応俺に武器を見せてくれているんだろう)

ちき「さて、そろそろ作戦を練るかのう」

小巻「そうね。ダラダラと無駄話するのは好きじゃないし」

ちき「わらわが敵を引き付けるから、小巻が攻撃して倒してしまえ」

小巻「私が松平を守るから、飛び道具で松平が倒しなさい」

ちき「それだと決め手に欠けるのう。長期戦になると敵を逃がす事になるかもしれぬぞ」

小巻「私に後輩を囮にして安全に戦えっていうの? ふざけないで!」

男(↓2)


1.俺には関係ないので鼻くそでもほじるか……
2.俺には関係ないので手淫でもするか……
3.俺には関係ないのでスマホでもいじるか……
423 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 18:35:38.77 ID:eim9y4GtO
2
424 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 18:36:19.41 ID:nxCDErqIo
2
425 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 18:58:56.07 ID:jkinblFFo
男(俺には関係ないので手淫でもするか……)ボロン

小巻「この……分からず屋! 先輩の顔を立てようとか思わないの!?」

ちき「魔法少女としてはわらわの方が先輩じゃ! 小巻こそわらわの言う事を聞かぬか!」

ちき「わらわの扇でも受けて少し頭を冷やすがよい!」ビュンッ

小巻「こんなチャチな武器が私に通じると思ってんの!?」カンッ

ヒュンヒュンヒュンヒュン...

男「あーーー……いい気持ちだ」シコシコ

ヒュンヒュンヒュンヒュン...

ザクッ

男「あ、あれ?」ブッシャアアアアァァァァァ

男「ぎゃあああああああああぁぁぁぁっ!!」ブッシャアアアアアアア

ちき「な、なんじゃ!? 小僧が股間から血を噴出しておるぞ!」

小巻「まさか敵の攻撃!?」

男「ぎゃあああっ! ぎゃああああっ!!」

ちき「い、いや……小僧の足元を見よ! あれはわらわの扇じゃ!」

小巻「ま、まさか弾いた扇があいつに刺さって……?」

男「ごああああああっ!?」ゴロゴロゴロ

ちき「せ、切断されては居らぬようじゃ。急いで治療すればくっつくかもしれぬ……」

小巻「……え、ええ……!?」

男「た、助けてくれ↓2……」


1.小巻ちゃん
2.松平
3.どっちでもいいから
426 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 19:02:17.66 ID:5dotnBZl0
1
427 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 19:02:37.33 ID:K548ZHUAO
1
428 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 19:29:16.93 ID:jkinblFFo
男「た、助けてくれ小巻ちゃん……」

小巻「なんで私に言うのよ!!??」

男「だって小巻ちゃんが弾いたやつでこうなったんだし……さっきみたいに治療してくれよおおおおお……!!」

小巻「うっ……!」

ちき「小巻、ここは治療するしかないぞえ。アレの事となると責任が大きすぎる。無視は出来ぬぞ……」

小巻「わ、わかってるけど、でも……!!」

男「ぐおああああああっ!! た、助けてくれええええええ!!」ブシャアアアッ

ちき「いかん、このままではアレがどうとかいう以前に小僧が失血死するかもしれぬ」

小巻「わかったわよ!! 治療すればいいんでしょ!?」

小巻「さ、さっさと見せなさいよ!」ズンズン

男(小巻ちゃんが大股歩きで近づいてくる。俺は立ち上がって頭の後ろで手を組んで腰を突き出す姿勢で小巻ちゃんに傷ついたちんこを委ねた)

小巻「……ひっ!?」

ちき「ううむ、血まみれで痛々しいのう……」

小巻「えっ、これを手をかざすの……? 私が……?」

ちき「というか切れ込みを手で押さえて治すしかないのう」

男「じろじろ見てないで早く治してくれえええええっ!!」

小巻「……」ガタガタ

男「ああ〜気が遠くなってきた……」フラッ

ちき「むっ、いかん!」バッ

ブチッ

ちき「今じゃ、小巻! 手をかざして魔法で止血するのじゃ!」

小巻「わ、わかった!」パァァァァァ

男「あぁぁ〜痛みが引いていく……」

ちき「うむ、なんとか間に合ったようじゃな」

男「ふう、死ぬかと思ったぜ」

ちき「じゃあこれは返しておくかの」スッ

男「ん? なんだこれは。どこかで見た覚えがあるな」

ちき「……」

男「……ん? な、なんで俺のちんこを松平が持ってるんだ?」

小巻「……」

ちき「いや、手で持って押さえながら治療するのは小巻にはちと難しいかと思っての……」

ちき「一旦ちぎって傷口を治すのならいけると思ったのじゃ」
429 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 19:33:29.78 ID:jkinblFFo
ちき「ほれ、はよう受け取れ」

男「あ、うん」スッ

ちき「じゃあ今日は解散にしようかの」

小巻「そ、そうね。ちょっとドタバタしてたしまた明日落ち着いて話しましょ」

男「ああ、そうだな」

ちき「それじゃあの」

男「お疲れー」

小巻「お、お疲れ様」



男(その日の夜、我に返った俺は……)

男(自室で首を括り、その短い生涯を終えたのだった)


GAME OVER
430 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 19:34:48.14 ID:t/lZPlGg0
久しぶりにゲームオーバーになった気がする
431 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 19:47:43.49 ID:b02Lb7VZo
ワロタwww
432 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 19:56:16.82 ID:jkinblFFo
ちき「それだと決め手に欠けるのう。長期戦になると敵を逃がす事になるかもしれぬぞ」

小巻「私に後輩を囮にして安全に戦えっていうの? ふざけないで!」

男(俺には関係ないので鼻くそでもほじるか……)ホジホジ

小巻「この……分からず屋! 先輩の顔を立てようとか思わないの!?」

ちき「魔法少女としてはわらわの方が先輩じゃ! 小巻こそわらわの言う事を聞かぬか!」

ちき「わらわの扇でも受けて少し頭を冷やすがよい!」ビュンッ

小巻「こんなチャチな武器が私に通じると思ってんの!?」カンッ

ヒュンヒュンヒュンヒュン...

男「うおっ! 危ねえ!」サッ

ガッ

男「おいお前ら! 気をつけろ! ちょっと油断してたら当たってたぞ!」

ちき「ん? ああ、すまぬすまぬ」

小巻「気をつけるのは松平だけでしょ。私は自分の身を守っただけだし」

男「出たよ、女特有のあたし悪くないもんが……」

小巻「実際悪くないから」

男「はあ、もういい。とりあえず作戦は決まったのか?」

小巻「私が松平を守る。これは絶対譲らない」

ちき「頑固じゃのう……わらわは多少の攻撃は受けてもいいんじゃがのう」

小巻「本来なら関係ないはずの松平には怪我一つさせられない。これは私の意地の問題よ。これが飲めないのならもう松平には協力は頼まないから」

ちき「……」

ちき「ま、わらわは小巻のそういうところがたまらなく好きなんじゃがの」

小巻「な……あんた何言って……」

ちき「わかった。小巻の言うとおりにするとしよう」

小巻「最初からそう言っていればいいのよ! 後輩の癖に!」

ちき「ふふふ、そうじゃのう」

小巻「むかつくわね……」

ちき「小僧、これをそちに預けておく」

男(松平が剣道部の道具のような、カバンと袋に入った棒状の物を差し出してきた)

男「ん、これは……木刀か?」

ちき「いや、刀じゃ」

男「木の刀?」

ちき「刀といえば真剣に決まっておろう」
433 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 20:29:30.36 ID:jkinblFFo
小巻「ちょっと!? そんな物持ち歩かないでよ! 見つかったら捕まるでしょ!」

ちき「だから剣道部のセットも込みで用意したのじゃ。剣道部の学生が怪しいからと職質する警官はおらぬじゃろ?」

小巻「だからって……」

男「これを取りに行くためにさっき一回別れたのか?」

ちき「うむ。わらわの家に代々伝わる名刀じゃぞ。心して扱え」

男「ほう……」

男(俺は袋から鞘に納まったままの刀を取り出した。ずしりとした感触がこれが本物の刀である事を俺に思い知らせる……)

ちき「あ」

男「ん?」

ちき「ちょっと貸すのじゃ」パシッ

男「お、おう」

小巻「……!」

ちき「……」キュッキュッキュッ

ちき「……」ペタペタ

ちき「持ち主の親戚の名前が書いてあったのでな。不恰好じゃから油性ペンで消してシールを貼っておいたぞえ」

男「そうか、別に気にしないけどな」

ちき「さて、わらわを小巻が守ってくれるそうじゃから、わらわだけでは攻めきれぬ時には小僧に頑張って貰うしかないのう」

男「えっ!? 俺がこれで戦うの!?」

ちき「当たり前じゃろ? まさか自分だけ見物しておるつもりだったのではあるまいな」

男「いや、二人も魔法少女がいるんだから余裕だと思って……」

ちき「そもそもそちが言い始めた事じゃからな、やれる事はやってもらわねばわらわとしては納得しかねる」

男「うーむ……」スラッ

男(俺は試しに刀を鞘から抜いてみた)

男「ほう、よく斬れそうな刀だな」

ちき「当然じゃ。しかしそれだけではないぞ。それは時の権力者が名工達に作らせた『魔法少女や魔女を斬るための刀』じゃ」

男「何? 普通の刀とどう違うんだ!?」

ちき「魔女が斬れるし魔法少女が普通の刀よりもよく斬れる。包丁で食材を切るかのようにの」

ちき「そしてさらに凄いのは、魔法の武器と打ち合っても折れぬし欠けもせぬ事じゃ。ただの人間が魔法少女に対抗するための数少ない手段というわけじゃな」

男「す、すげえ! 試し切りしていいか?」

ちき「駄目じゃ。小僧は承諾したらわらわに斬りかかってきそうじゃ」

男「しねえよそんな事」

ちき「じゃあよいぞ」


1.松平に斬りかかる
2.小巻ちゃんに斬りかかる
3.通行人に斬りかかる
434 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 20:41:33.01 ID:eim9y4GtO
1
435 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 20:42:10.17 ID:nxCDErqIo
1
436 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 20:45:47.43 ID:t/lZPlGg0
3
437 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 21:12:49.26 ID:jkinblFFo
男「お前を殺してこの刀を売り飛ばせば俺は大金持ちだ!!」ビュッ

小巻「!?」

ちき「読んでおるわ、小僧!!」パシッ

男「真剣白刃取りだと!?」

ちき「ふぬっ!」グリンッ

男「うおっ!」グラッ

男(松平が刀を挟んだ手をねじる。一瞬の内に刀は奪われ、更に俺はバランスを崩してしまった)

ちき「これが実戦なら一巻の終わりじゃったな」

男「くっ……」

男(奪った刀を俺に向けながら松平が言う。悔しいが確かにそのとおりだった……)

ちき「まともに振れてないからのう。小僧、明日までに素振りを最低1000回しておけ」スッ

男「……わかった」

ちき「明日は朝から佐倉杏子を討伐しに参るぞ。それまでに敵を斬れるようになっておくのじゃ」

男「くっ……」



男「ふんっ、ふんっ……」ブンブンッ

男(小巻ちゃんと松平が帰った後、俺は河川敷に一人残り刀を素振りしていた)

男「……997、998、999、1000!」

男「ふう、やっと1000回か……腕が疲れたな」

男「さて、この後どうするか……」


↓2
438 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 21:15:03.03 ID:nxCDErqIo
酸素カプセルサウナへ
439 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 21:15:05.81 ID:PCmFEprtO
飛天御剣スタイルの特訓
440 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 21:17:20.94 ID:t/lZPlGg0
虎眼流に目覚める
441 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/14(日) 21:29:40.93 ID:jkinblFFo
男「飛天御剣スタイルの練習でもするか……」

男「飛天御剣スタイルとは明治の剣客が振るっていた剣技で、その肝はまさに一撃必殺と呼ぶに相応しい神速を誇る抜刀術だ。これを使いこなせれば魔法少女などもはや敵ではないだろう」

男(俺はベルトの隙間に鞘に収まった刀を差し、抜刀術の練習に励んだ)



男「はあああっ!!」シュンッ

男「ふう……随分頑張ってしまったな。もう8時か……まだまだ街には人通りがある。どうするか……」

↓2
442 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 21:34:08.90 ID:eim9y4GtO
人斬り男の誕生祭を開く
443 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/14(日) 21:35:34.40 ID:t/lZPlGg0
飯にする
444 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/15(月) 09:01:33.65 ID:jqWLvNVRo
男「飯にするか。腰を下ろして食べられる場所がいいなあ」

男「それに織莉子ちゃんへの差し入れも買える場所がいい。となると↓2だな」
445 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/15(月) 09:05:33.69 ID:x8e6ajO+O
小巻ちゃんを襲撃飯強奪
446 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/15(月) 09:28:31.38 ID:zIn/gGg10
マミさん家
447 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/17(水) 21:12:56.43 ID:60aLUiGgo
男「マミさん家で食べよう。向こうの様子も知っておきたいし、もしかすると杏子ちゃんやゆまちゃんの明日の動向がわかるかもしれない」

男「早速向かおう」



男「着いたぞ。マミさんの住むマンションだ」

ピンポーン

マミ『はい。どちらさまですか?』

男「俺だ! こんばんは巴さん!」

マミ『男君? ちょっと待ってね』

ガチャ

マミ「こんばんは。こんな時間にどうしたの? 今日学校を休んでたけど」

男「ああ、ちょっと用事でな……それより巴さん、いい匂いだな。料理の最中にお邪魔してしまったか?」

マミ「もうほとんど出来ちゃったからちょっとくらい平気よ。あ、もしよかったら男君も食べていく? 佐倉さんとゆまちゃんも来てるから少し多めに作ったんだけど……」

男「何、いいのか? ちょうど俺も腹が減ってたんだ。喜んで頂くぞ」

マミ「ふふ。じゃあ上がって。ちょうど私も男君に聞きたい事があったのよ」

男「……」

男(まさか『暁美さんと連絡が取れないの! 何か知ってる?』とか言い出さないだろうな)

男(そういえば暁美さんの携帯を持ちっぱなしだ。一応電源を切っておくか)ピッ



マミ「用意してくるからちょっと待っててね」

男「ああ」

杏子「ん? お前も来たのかよ。自分の家で食えよ」

ゆま「おにーちゃんだ! こんばんは!」

男「こんばんはゆまちゃん。ゆまちゃんは挨拶出来て偉いな」

杏子「来て早々嫌味言ってんじゃねーよ。はいはいこんばんは、これでいいんだろ?」

男「杏子ちゃんもやれば出来るじゃないか。偉いぞ!」

杏子「やっぱお前ってうぜーな。テレビ見るから静かにしてろよ」

男「わかった。静かにしてよう」

ゆま「ねーねーおにーちゃん、このかばんなに? おにーちゃんケンドーするの?」ゴソゴソ

男(いつの間にかゆまちゃんが剣道用具のカバンを漁っていた!)

男「ああああああああっ!! 勝手に触っちゃ駄目だ!!!!!」

ゆま「!」ビクッ

杏子「うるせえええええ!!」

マミ「ちょ、ちょっと! ご近所に迷惑だからあんまり騒がないで!」
448 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/17(水) 21:28:31.56 ID:60aLUiGgo
ゆま「勝手にさわってごめんねおにーちゃん……でもゆまケンドーってかっこいいっておもうから、ちょっと見てみたかったんだよ」

杏子「ケチケチしないで見せてやれよ」

男「駄目だ。それは俺の魂そのものだからそう易々と触らせる事は出来ない」

男(真剣持ち歩いてるのがバレたら面倒な事になるのは間違いない! ここはなんとか突っぱねるぞ!)

ゆま「えー……」

マミ「ダメよゆまちゃん。男君困ってるじゃない」カチャカチャ

ゆま「うん、わかった。ゆまガマンするね」

男「偉いぞゆまちゃん」

杏子「おっ、木刀あるじゃん。ちょっと振ってみるか!」

男「あああああああああっ!!!! 勝手に触るなあああああああああっ!!!!」

杏子「うるせええええええええ!!」

マミ「二人とも騒がないでって言ってるじゃない!」

マミ「というか佐倉さん、部屋の中で木刀振ろうとしないでよ!」

杏子「ちょっとくらいいいだろ、別に。物壊そうってんじゃないんだからさー」

男「駄目だ駄目だ! 非常識な事をするな!」

杏子「んだよ、いい子ぶりやがって……やっぱお前ってうざいよな……」

マミ「はい、出来たわよ。急だったから大した物を用意出来なくってカレーうどんなんだけど」コトッ

杏子「汁が飛んで服につくのが嫌なんだよな……そうだ、剣道の胸当て借りようぜ」

ゆま「ゆまはお箸の代わりに木刀使う!」

男「ああああああああああああっ!!!!」

杏子「うるせええええええええ!!」

マミ「もう、静かにしなさい!」
449 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/17(水) 21:48:19.23 ID:60aLUiGgo
男「ふう、ご馳走様。急ごしらえなのにうまく出来てたな。美味かったぞ」

マミ「ありがとう!」

男「そういえば俺に聞きたい事があるんだっけ?」

マミ「え、ええ。そうなのよ……ちょっと女の子同士だと話しづらくって。それに男君にも関係のある事だから」

男「俺に?」

マミ「ええ。今朝鹿目さんから来たメールの事でちょっと。あ、他の人には絶対内緒にしてね?」

男「ああ、わかった……」

マミ「これなんだけど……」


マミさんは女の子同士の恋愛ってどう思いますか?
もしも仲良くしてるお友達から告白とかされたらマミさんならどうするのか知りたいです。


男「……」

(これは……受信時間が俺が暁美さんの携帯から告白メール出した後になってるぞ……)

マミ「……ええと」

男(マミさんは顔をやや赤くして俯きながら続ける)

マミ「こ、これってやっぱり、鹿目さんが私の事を想ってくれてるって事よね? 告白する前に私の考えを知りたいと思って聞いてきてると思うんだけど……」

男「そ、そうか?」

マミ「だけど私、鹿目さんの気持ちにどうやって答えたらいいのかわからなくって……もちろん鹿目さんの事はお友達として大事だけど、私がつ、付き合ったりとかって話になると戸惑いを覚えるわ……」

マミ「私は鹿目さんの恋ならもちろん応援したいんだけど、男君も鹿目さんの事が好きなのよね?」

マミ「まずは特別なお友達の関係からっていう形ではじめるか、それとも説得して普通に男の子との恋愛を勧めた方がいいのか、どっちが鹿目さんにとっていい事なのかわからなくって……」

男「↓2」
450 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/17(水) 21:48:45.62 ID:60aLUiGgo
今日はこれだけです。ありがとうございました。
451 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/17(水) 21:50:46.04 ID:2cG+ife+o
愛に性別は関係ない
452 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/18(木) 14:32:07.55 ID:BIivLnlyo
男「愛に性別は関係ない。巴さんが鹿目さんの事をどう思ってるか、それだけが問題だ」

男「鹿目さんが巴さんの事を好きだっていうなら俺は潔く身を引くだけさ」

マミ「だ、だけど!」

男「俺は鹿目さんの枷にはなりたくない! 好きな子には幸せになってほしいから!」

マミ「……!」

男「彼女を幸せに出来るのが俺であればよかったが、そうでないなら他の誰かが幸せにしてくれる事を願うだけだ……」

男「それにどこの誰ともしれない奴についていくなら心配もするが、巴さんが相手なら安心して鹿目さんを諦められるってもんだ」

マミ「男君……」

男「鹿目さんの事……幸せにしてやってくれよ」

マミ「ええ……! 私のすべてをかけて、鹿目さんを幸せにしてみせるから!」

男「それじゃあ早速メールの返信をしよう。きっと今、鹿目さんは巴さんがどう出るか不安で胸がいっぱいなはずだ。余り待たせてしまっては可哀想だからな」

マミ「そ、そうね。でもどうやって返事しようかしら」

男「シンプルに告白を受け入れると書けばいいんじゃないか?」

マミ「それって答えが先回りしすぎていないかしら? まだちゃんと告白されたわけでもないのに……」

男「鹿目さんの事だ、きっと今回のメールを出すのにも勇気を振り絞ったんだろう……ここからは年上としてリードしてやるべきなんじゃないのか」

マミ「そういうこと……! もうお付き合いは始まっているってわけね!」

男「だな」

マミ「ありがとう男君! 私、がんばるわ!」

男「おう! 何かあったらサポートするからな!」

マミ「ええ、その時は是非またお願いね!」



男「ふう……」

ゆま「おにーちゃん!」

男「ん、なんだゆまちゃん」

ゆま「えへへ。ゆまね、あしたえいが見に行くんだよ」

男「ほう、なんの映画だ」

ゆま「プリキュアオールスターズ! ねー、おにーちゃんもいっしょにみよーよ」

男「杏子ちゃんと見ろよ」

ゆま「えー……」

杏子「馬鹿かよ。アタシがんなもん見るわけねーだろ。ついてってやれよ」

男「俺だって見ないに決まってるだろ」

杏子「だってさ。やっぱゆま一人で見に行けよ」
453 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/18(木) 14:54:51.64 ID:BIivLnlyo
ゆま「どっちかいこうよ……」

男「巴さんに頼め」

ゆま「マミおねえちゃんは学校あるもん」

男「俺もあるだろ。何言ってるんだ」

ゆま「いこーよー。ねー、いこー!」

男「俺は忙しいんだ、小学生なんだから映画くらい一人で見に行けるだろ。赤ちゃんならしょうがないけどな。ゆまちゃんは赤ちゃんなのか?」

ゆま「ちがうよ! 赤ちゃんじゃないもん!」

男「じゃあ一人で行けるな」

ゆま「もーいいよ、おにーちゃんがプリキュアみたいって言ってもついていってあげない!」

男「それは残念だ……」

ゆま「ねーマミおねーちゃん。ゆまね、あしたひとりでえいが見に行くんだよ」

マミ「え? あらあら、偉いのね。それじゃあお金がいるでしょう。入場料あげるからちゃんと払うのよ」ポチポチ

ゆま「わーい! ありがとうマミおねえちゃん!」

男「……」

男「ゆまちゃん。明日は何時から映画を見に行くんだ?」

ゆま「おきたらすぐいくよ」

男「おいおい、映画ってのは上映時間が決まってるんだぞ。適当な時間に行ったら最初の30分だけ放映した時に着くかもしれないだろ」

ゆま「そーなの!?」

男「ちゃんといつ行くか予定を立てていかないとダメだぞ」

ゆま「う、うん。あしたは何時からやるのかな?」

男「ちょっと待ってろ。今調べてやる」ポチポチ

男「駅前の映画館なら明日は10時からだな。少し早く着くようにするといいだろう」

ゆま「うん! ありがとうおにーちゃん!」

男「いやいや、これくらいどうってことないぞ」ニヤリ
454 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/18(木) 14:57:14.76 ID:BIivLnlyo
男「……そうだ巴さん。何か食べる物残ってないか?」

マミ「あ、カレーうどんだけじゃ足りなかった?」

男(そう言ってマミさんは冷蔵庫へと歩いていく)

マミ「男の子ですものね。今から何か作る?」ガチャ

男「いや、手の込んだ物じゃなくていいんだ。食える物ならなんでも」

マミ「うーん、チーズならあるけど……」ゴソゴソ

男「ああ、それがいいな」

マミ「ちょっと待っててね。今切るから」

男「↓2」


1.金払うからブロックごとくれ
2.巴さんのチーズ臭い部分を見せてくれ
3.やっぱり悪いからいいよ
455 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 15:02:40.67 ID:UdupNUlV0
2
456 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 15:03:04.86 ID:lsjj1XHBO
2
457 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 15:21:16.50 ID:Y9cLD8cyo
ID変えて連投かよ
本当糞野郎だな
458 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 18:58:06.11 ID:7hzaEaSW0
そんなんわかるもんなんですか?
459 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/06/18(木) 19:10:45.85 ID:BIivLnlyo
男「巴さんのチーズ臭い部分を見せてくれ」

マミ「えっ? まだ開けてない新品だし、臭くはないと思うんだけど……」

男「し、新品なのか? そうか、チーズ臭いなんて言って悪かった。まだ誰も見てないのに確証も無しに言っていい事じゃなかったな……」

男「でも実際見てみたらチーズ臭かった、っていう事はあるかもしれないだろ? 俺はチーズ臭そうだなって思ったんだよ」

マミ「そんなに言うなら男君が開封してみる?」

男「えっ、いいのか!?」

マミ「ええ、やっぱり人によって好みの大きさとか形があるでしょうし」

男「確かにな」

マミ「男君の好みの形にしてもらった方がいいかもしれないわね」

男「大胆な提案するんだな……」

マミ「別にいいのよこれくらい。相談にも乗ってもらったんですもの」

男「そ、そうか。まあそこまで言われちゃ男として引き下がれないな」


1.マミさんを押し倒す
2.チーズを丸ごと頂く
3.冷蔵庫を漁る
460 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 19:17:59.86 ID:zCfzDPYAO
1
461 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/18(木) 19:21:18.29 ID:1zGKNnDt0
3
462 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/06/25(木) 23:02:41.16 ID:58JmFwdJ0
続き待ってる
463 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/06(月) 23:25:58.27 ID:A89VOZa+o
待ってる
464 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/11(土) 14:08:10.60 ID:MOaI6sUDO
待ってるぞ
465 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/16(木) 23:21:35.56 ID:02jK1zY9o
待ち続ける
466 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/19(日) 19:39:07.07 ID:1g4zQfH6o
男「それじゃあ遠慮無く開けさせてもらうぞ」ガチャ

男(俺は冷蔵庫を開いて中身の物色を始めた)

マミ「え? ちょ、ちょっと男君。チーズならここにあるわよ」

男「いや、それだけじゃ足りないから……好きな物持って行っていいんだろ? あ、もちろんチーズももらうから」

マミ「そこまで言ってないわ! もう、人の家の冷蔵庫を勝手に見るのはマナー違反よ!」

男「おっ、ハムがまるごとあるじゃないか! これを貰っていくとしよう」

マミ「えっ!? そ、それはダメよ! 楽しみにとっておいたのに!」

男「えっ……巴さんアイドルなのにこんなでかいハムなんて食うの……?」

マミ「一度に食べるわけじゃないし、佐倉さんやゆまちゃんだっているんだからそれくらいいるのよ!」

男「……でも結局最後には全部消費してしまうんだろ?」

マミ「だ、だって……」

男「やめときなよ……これから鹿目さんと長い付き合いになるんだからさ。いつまでも憧れの先輩で居たいだろ? だったらこの辺は我慢していかないと……」

マミ「うっ」

男「よし決まりだ! これとそのチーズをいただいていくぞ。なに、俺たちは友達だろ? 今日よくしてもらった分は必ずお返しするぜ!」

マミ「……ほ、本当に……?」

男「当たり前だ」

マミ「それじゃあ持っていっていいけど……男君こそ一度に全部食べちゃダメよ? どっちも高カロリーなんだから」

男「わかってる。ありがとう巴さん!」

男(俺はチーズとハムを持ってマミさんの部屋から出た)



男「……さて、織莉子ちゃんに会いに行くか」
467 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:22:22.73 ID:4+RT58zpo
来たか…!
468 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [saga]:2015/07/19(日) 20:47:24.42 ID:1g4zQfH6o
男「……風呂場から腐臭が漂ってくる……」

男「思ったよりもすぐになんとかしないといけないかもな」

ガチャ

男「織莉子ちゃん?」

織莉子「……」グテッ

キリカ「……」グテッ

男「お、おい大丈夫か!? どうしたんだ一体!」

織莉子「……男?」

男「ああ、俺だ! 一体何があった!? 何故二人ともぐったりしている!」

織莉子「……出来るだけエネルギーを消費しないよう、動かないようにしていたのよ」

男「何!? そうか、腹が減ってたんだな!」

男「ハムとチーズを調達してきたぞ! さあ、存分に食え!」バッ

織莉子「ありがとう……。…………」

織莉子「あの、小分けにしたいんだけど」

男「えっ? ああ、暁美さんの部屋にも皿と包丁くらいはあるだろうし取ってくるか」

男「あ、包丁は暁美さんをぶっ殺す時に使ってしまったけど洗うから別にいいよな?」

織莉子「……」

男(織莉子ちゃんは何か考え込んでいる様子だ……)

織莉子「このままかじったほうがマシ、かしら……」

男「え、そうか? 洗ったら気にならないんじゃないか?」

織莉子「キリカ、起きて。食事が届いたわ」ユサユサ

キリカ「う、うぅ……」ピクピク

織莉子「ハムとチーズどっちがいい?」

キリカ「……ハム!」

織莉子「待って、ビニールを剥がしてあげるから」ピリピリ



キリカ「おいしぃ、おいしいよぉ……」ガツガツ

キリカ「……むぐっ! ゴホゴホッ!」

織莉子「もう、落ち着いて食べないと駄目よ」

キリカ「ご、ごめん織莉子……」

織莉子「男。悪いんだけど水を用意してもらえる?」

男「↓2」


1.ああ、わかった
2.キリカちゃんなんて喉を詰まらせて死ねばいい
469 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:53:22.90 ID:4+RT58zpo
2
470 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 20:53:28.19 ID:eisi/AcnO
1
471 :以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします [sage]:2015/07/19(日) 21:05:37.87 ID:fg+M+R2J0
久しぶりだな
待ってた
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