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男「アイドルの巴マミと同じクラスなんだけど…」
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318 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/02(火) 15:16:15.86 ID:e6jyZOeBO
嫉妬を司る魔王となる
319 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/03(水) 21:07:21.02 ID:haIT5rt+o
男「ね、妬ましい……」
男「織莉子ちゃん! 俺にはあーんしてくれないのかよ!?」
織莉子「? 貴方は元気でしょう。自分で食べられるはずよ」
男「食べさせてもらえないと嫌なんだよ! キリカちゃんにだけあーんしてずるいぞ!」
キリカ「うわ、なんだこいつ……気味が悪い……」
織莉子「自分で食べられるのに人に食べさせてもらいたいだなんて……まるで母親に甘える小さな子供だわ」
男「子供でもいいんだよおおおおおお!! 食べさせてくれないと嫌だよおおおおおおお!!」ジタバタ
織莉子「ちょ、ちょっと男? 貴方本当に変よ」
キリカ「頭でも打ったんじゃないかな……」
男「うわあああああああああああん!! うわあああああああああああん!!」ジタバタ
織莉子「わかったわ。わかったから……もう暴れるのはやめて」
男「本当か!!?? あーーーーん!」
織莉子「あ、あーん……」スッ
男「もぐもぐ……おいしい!」
織莉子「そう……」
男「へへ……悪いなキリカちゃん。織莉子ちゃんの初あーんは俺が頂いちまった。織莉子ちゃんの初めての相手になれなくて残念だったな?」
キリカ「なっ……! お、織莉子、私も!」
織莉子「キリカ。収拾がつかなくなりそうだから我慢して」
キリカ「ええっ!?」
織莉子「男も。もう悪ふざけはそこまでにして。私を困らせて楽しいの?」
男「お、俺はただ、あーんしてもらえるのがねたましくて……別にふざけていたわけじゃない……」
織莉子「じゃあもういいでしょう? ほら、そっちのご飯もキリカに渡してあげて」
男「ああ……ほら、やるよ。感謝しろよ」スッ
キリカ「……どうも」
織莉子「さあ、温かい内にいただきましょう」
男「おっ……へへへ……」
男(織莉子ちゃんが俺の使った割り箸でベジ牛を食べる姿を堪能した)
320 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/03(水) 21:33:17.09 ID:haIT5rt+o
織莉子「ご馳走様でした」
キリカ「ごちそうさま」
男「ご馳走様」
織莉子「男はほとんど何も食べてないでしょう?」
男「いや、ご馳走様でしたと言わせてくれ」
織莉子「ご飯を取り上げてしまったみたいになったのは悪いと思うけれど、なんだか嫌味に聞こえるわ……」
男「いや、嫌味なんかじゃない。むしろ感謝しているくらいだ」
織莉子「? とにかく、デザートまで用意してくれてありがとう」
男「いいってことよ。ああ、そのゴミは跡で持ち帰っておくからな。放置してると虫が湧くかもしれない」
織莉子「ごめんなさい、よろしく頼むわ」
男「それで話の続きだが……小巻ちゃんはどうやら知り合いに別の魔法少女がいるみたいなんだ」
織莉子「えっ? それは初耳ね……と言っても、彼女とはあまり話をするわけではなかったけれど」
男「全く心当たりはないのか?」
織莉子「ないわ。一応聞いておくけれど、見滝原にいる私達と敵対している人達の事ではなくて、よね?」
男「ああ、敵の名前はすべて伝えた。その上で戦力として明日俺と引き合わせるそうだ」
織莉子「そう……やろうとしている事が事だから、余り人数が増えてもそれはそれでリスクが大きいのだけれど……」
織莉子「でも、確かに男と小巻さんだけじゃ敵の3人に勝つのは厳しいかもしれない。ひとまず会ってみて様子を見てみるしかないわね」
男「だな……それと鹿目さんだが、今北海道の親戚の葬式に出席しているそうだ」
織莉子「えっ……それは彼女の契約の理由にはならないの?」
男「遠い親戚らしい。大丈夫だろう」
織莉子「一応貴方からも釘を刺しておいて。万が一という事があってはいけないから」
男「む……そうか」
織莉子「鹿目まどかが契約してしまえば全てが終わるわ。そうなったらもう誰にもどうする事も出来ない」
織莉子「私達には失敗はあっても、目的が達成されない事は決してあってはいけないという事を忘れないでね。貴方は貴方の立場を利用して出来る事は必ずやっておいて」
男「……そうだな。気をつける」
織莉子「他には何かある?」
男「↓2」
321 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/03(水) 21:33:47.67 ID:haIT5rt+o
今日はこれだけです。ありがとうございました。
322 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/06/03(水) 21:35:26.17 ID:/th/R8gW0
思い出したんだ、俺と君が幼馴染だという事を
323 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/05(金) 14:49:45.63 ID:rNCVeRg/o
男「俺は……思い出したんだ!!」
男「俺と君が幼馴染だという事を!!」
織莉子「そうね……」
織莉子「閃光みたいに過ぎたあのわずかな時間の事は、私の中では忘れ得ないものになったわ」
織莉子「……貴方は忘れていたみたいだけど」
男「織莉子ちゃんが俺に会いにきてくれないのが悪いんだ! 入院してるのに薄情だぞ!」
織莉子「何度も会いに行ったじゃない。お父様にも心配をかけてしまったわ」
男「え……」
男(何度もって何だ? 一回しか来てないはずだぞ……)
織莉子「……大丈夫? やっぱり事件の時の衝撃で脳に何か悪い影響が……」
男(織莉子ちゃんに嘘をついている様子はない。俺を本気で心配しているように見える)
男「い、いや……そういえばそうだったな。すまん、俺は織莉子ちゃんに意地悪がしたくてつい適当な事を言ってしまったんだ」
織莉子「適当という言葉の使い方を間違っているわ。正しくは適切や妥当という意味で、男の場合はただいい加減なだけでしょう?」
織莉子「もう、覚えてないなら正直に言ってくれればいいのに……」
男「お、覚えてるよ! 俺と織莉子ちゃんは将来結婚する約束をしたんだろう?」
織莉子「してないわ。はぁ……」
男「あれれ? やっぱり記憶に障害が出てるのかな?」
織莉子「してもいない結婚の約束を何故か覚えているのは記憶じゃなくて心の障害だと思うわ」
男「そんなに褒めるなよぉ〜」
キリカ「……」イラッ
織莉子「なんだかがっかりね。せっかく昔なじみと会えたのに、向こうはほとんどこっちの事を覚えていないなんて」
男「ふぇ……」
男(織莉子ちゃんの元を離れたあと、俺は真っ直ぐ家へと戻った)
男「あっ、暁美さんの携帯を持ってきてしまった」
男「鹿目さんからメールの返信が来ているぞ。どれどれ」
いらないよ!?
ていうかほむらちゃんってそんな冗談言うんだね。ビックリしたなぁ。
あ、ほむらちゃんは意外と下ネタが好きだってみんなに言っちゃおうかなー?
男「↓2っと……」ポチポチ
324 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 14:52:19.16 ID:MuhHOwVTO
脱ぐから赦して
325 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 15:28:16.31 ID:5rtYVFCyo
まどかのこと考えて[
田島「チ○コ破裂するっ!」
]してることだけは内緒にしてね
326 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/05(金) 19:21:43.64 ID:rNCVeRg/o
男「まどかのこと考えてオナニーしてる事だけはクラスのみんなには内緒にしてね。でないともう学校に行けなくなるわ……っと」ポチポチ
男「よし、後は俺の携帯から鹿目さんにメールしないとな」
男「鹿目さん! 親戚が死んだからって魔法少女の願い事を使っちゃダメだぞ! そんな事をしたら君を殺して俺も自殺するぞ!!……っと」ポチポチ
男「こう送っとけばとりあえず契約はしないだろ……」
男「そうだ、追加で↓2の携帯からさらに契約をやめるようメールするか」
1.俺
2.暁美さん
327 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 19:34:41.81 ID:5rtYVFCyo
2
328 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/05(金) 19:41:03.89 ID:g9Gw3vf1O
1
329 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/06(土) 23:12:38.89 ID:OEXCEIj4o
男「俺の携帯から更に追加でメールだ!」
男「昨日恐ろしい夢を見たんだ。鹿目さんが親戚を生き返らせるために契約して、暴走した魔力で学校が爆発して鹿目さん以外の全校生徒が死んでしまう夢をな……だから契約はしないでくれっと」ポチポチ
男「かなり理論が飛躍したが鹿目さんは馬鹿だしこれで契約はやめてくれるだろう」
男「それじゃあ今日は疲れたしもう寝るか。↓2でオナニーをしてからな」
1.小巻ちゃん
2.織莉子ちゃん
3.キリカちゃん
330 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/06(土) 23:13:26.61 ID:OEXCEIj4o
今日はこれだけです。明日は長時間やろうと思います。
331 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/06(土) 23:20:22.86 ID:/qShDtKKo
1
332 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 01:34:49.84 ID:h9r1CT8DO
おつ
333 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 09:14:15.97 ID:NaLwEiCDO
小巻ルートに入ろうとするのやめーや
334 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 15:31:09.37 ID:NsYwV0O1o
男「小巻ちゃんでオナニーするか。女の子と出会ったら一回はオナニーしないと失礼だもんな」
男「それにしても織莉子ちゃん以上の長身巨乳とはな。いつか機会があったら織莉子ちゃんと一緒にダブルパイズリフェラとか……いや、他の女の子の事を考えるのは失礼だな。今は小巻ちゃん一人でのオナニーに専念しよう」
男「はぁ……はぁ……」シコシコ
男「ふふふ……小巻ちゃん、君の秘密を俺は知っているぞ」シコシコ
男「君が魔法少女という事が周囲に広まったら大変な事になるな…」シコシコ
小巻『お許しください何でもしますからそれだけは!』
男「肉奴隷になって俺に奉仕するんだ小巻ちゃん!」シコシコ
小巻『はいっ頑張りますご主人様!』ペロペロ
男「うっ」ドピュ
男「ふぅ……さて、寝るか……」
男「Zzzz……」
男「はっ朝か……」
男「鹿目さんから俺と暁美さん両方の携帯にメールが来てるぞ。どれどれ、俺の方から見てみるか」
そんな事しませんよ!
願い事なんかに頼っちゃダメ、簡単に決めないようにってほむらちゃんやマミさんに言われてます。
恐い夢を見たんですね。でも大丈夫ですから安心してくださいね。
こっちに来てからキュゥべえが何回も出てきて困ってますけど、わたしこの事では絶対に契約しませんから。
今日はいい夢が見られるといいですね!
男「……ふむ、どうやらキュゥべえは鹿目さんについていったようだな」
男「キュゥべえが見えない俺にとって、奴に俺の行動を他の魔法少女チクられる危険がなくなるのはありがたい」
男「そして暁美さんの携帯は……」
もう、ほむらちゃんってばメールだと本当に別人みたい!
そんな冗談言われたら困るよ! 言いふらしたりしないよ、そんな事したらわたしの方が変な子だって思われるもん。
だからもうそんな事いうのやめてね!
男「……とりあえず↓1の携帯で返信しておくか」
1.俺
2.暁美さん
335 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 15:39:10.54 ID:xl1Bd0IU0
あ
336 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 15:39:32.86 ID:E9fphK23O
2
337 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 16:04:13.89 ID:NsYwV0O1o
男「暁美さんの携帯で返信だ」ポチポチ
男「ごめんなさい、冗談のつもりはなかったの。私は本当に貴女の事を性的な目で見ているわ。これって告白になるのかしら(汗)」ポチポチ
男「でもまどかにとって迷惑ならやめるわ。この想いは私の胸の内にずっと押し込めておく事にする。気持ち悪いだなんて思って遠ざけずに、帰ってきたら今まで以上に仲良くしてね……送信っと」ポチポチ
男「今日はどうするか。放課後に小巻ちゃんとの待ち合わせがあるが、それまで何をしているかな……」
1.学校に行くぞ
2.街に出るぞ
3.織莉子ちゃんに差し入れを持っていくぞ
↓1
338 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 16:12:53.71 ID:wCtjwyM6o
2
339 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 16:24:10.48 ID:xl1Bd0IU0
3
340 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 16:44:29.52 ID:NsYwV0O1o
男「街に出るぞ。学校はマミさんとかいるし、これからぶっ殺す相手と顔を合わせづらいしな……」
ピンポーン ピンポーン
男「ん? 誰だ」
友「男! 街に遊びに行こうぜ!!」
男「は? 学校はどうするんだよ」
友「学校なんかつまんねーし男と遊びたいんだよ!」
男「そ、そうか……じゃあ遊びに行くか」
友「おう!」
ショウ「ん? 男と友じゃねーか。お前ら一緒に登校してんのか。仲いいなオイ」
男「あ、あんたはこの俺の保護者でホストをやっているショウさん!? い、いや、別にそういうわけじゃ……それよりこんな時間にどう」
友「登校なんかしねーよ!! 俺達は街に遊びに行くんだよ!!」
男「ば、馬鹿!」
ショウ「なんだよサボりかよ。まさかしょっちゅうサボってんじゃねーだろうな」
男「い、いや、今回が初めてだ!」
ショウ「まあしょっちゅうだったら学校から俺に電話が入るわな」
ショウ「俺も昔は気まぐれでサボったことあるし、クソ真面目に学校行けとは言わねーけどよ。授業が遅れて苦労すんのはお前らなんだからな? その辺理解しとけよ」
男「ああ、そうだな……」
男(逆らうと怖いしここはしおらしくしていよう)
友「うるせえええええええええ!! 俺達は好きな時に好きなように遊ぶんだよおおおおおおおお!! 邪魔すんならブッ殺すぞおおおおおおおおおお!!」
男「おいやめろ!?」
ショウ「こ、この年頃のガキは色々と激しいな……全く話が通じる気がしねえ」
ショウ「なんかお前らを二人だけで行動させていいのか不安になってきたんだが……」
男「大丈夫だ! こいつは俺の言う事は聞くから問題を起こしたりはしない! 俺達の友情を信じてくれ!」
友「ビャアアアアアアア!!」ブシャアアアアア
男(その瞬間、友の口から長く伸びた舌が肉を貫く鋭さと硬さを伴って俺の心臓目掛けて放たれた!)
男「ぐおおおおおっ!!」バッ
ザシュッ
男「ぐああっ!」
男(ショウさんに気をとられていた俺は回避行動が遅れ、友の必殺技である『デス・クラッパー』を左腕に受けてしまった!)
ショウ「男!」
341 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 16:56:07.39 ID:ITgmGZjOo
友いよいよ人間を辞めだしたな…
342 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 17:10:12.53 ID:NsYwV0O1o
ショウ「てめえ、この野郎!!」バキッ
友「ガアッ!」バタッ
ショウ「お前との友情を信じてた奴にそれはねーだろ! しかも後ろから狙うなんてクズの極みだぞコラ!!」
友「うあっ! そ、そうか……いくら男でも後ろからいきなり狙われたら避けきれないもんな……」
友「ごめんな、男……俺が悪かった……」
男「き、汚ねえ、バイキンが入っただろこれ……」
ショウ「くそっ、すぐ病院に行くぞ。近くに車が停めてあるからここで待ってろ」
「はい、それではお大事にー」
ショウ「案外傷が浅かったみたいでよかったな」
男「ああ」
友「よかったなあ男! それじゃあ遊びに行くか!」
ショウ「お前はもうちょっと反省してろ!」
友「ええっ!? も、もう十分したよ〜!」
ショウ「うるせえ!」
ショウ「大体お前は血の気が多すぎるんだよ! この間だってな……」
男「やれやれ、無駄な時間を過ごしてしまったな……ん? お前中沢じゃないか」
中沢「あ、どうも。確か男先輩……ゴホゴホ」
男「なんだ風邪か?」
中沢「は、はいまあ。39度出てて流石に学校にはいけないなと思いまして……」
男「うわっ、ばっちいな。うつすんじゃないぞ」
中沢「は、はい……ゴホゴホ」
「あれ、中沢? どうしたんだいこんなところで」
男「ん?」
男(車椅子のガキが話しかけてきたぞ)
中沢「ああ、上条。実は風邪を引いたみたいで……ゴホゴホ」
上条「顔色も悪いし、熱もかなりありそうだね。無理しないで寝てた方がいいよ」
中沢「そうだな。帰って寝る事にするよ……」
ショウ「ん? なんだ知り合いか」
男「ああ、まあな。同じ学校の生徒だ」
ショウ「そうか、お前も今日は家でおとなしくしてろよ。一応怪我人なんだからよ」
男「そ、そうだな」
343 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 17:48:45.07 ID:NsYwV0O1o
友「おっ、車椅子があるじゃないか!」
友「俺これ押して廊下走るの好きなんだ!!」バッ
上条「えっ?」
友「うひゃあああああああァァァッ!!」ガラガラガラガラガラ
上条「うわああああああああっ!!??」
中沢「か、上条! えっ、な、なぜ!?」
ショウ「お、おい! あいつに怪我人任せたら何するかわかんねえぞ!」
男「まずい、追いかけるぞ! このままでは上条が殺される!」
中沢「えええええっ!?」
友「キャアアアアアアッ!!」ガラガラガラガラ
ショウ「この野郎、追いついたぞ!」グイッ
友「ガアアッ!」
男(唯一五体満足のショウさんが曲がり角で友に最初に追いつき、襟首を掴んでその動きを止める事に成功した!)
上条「うわああっ!?」ドタッ
女の子「きゃあっ!?」
男(しかし全力疾走していた中、急に勢いを殺された上条は慣性の法則により前に投げ出されてしまった)
上条「くっ、い、痛……」
ショウ「あっ……わ、悪い! 大丈夫かおい!?」
上条「だ、大丈夫です。右手で受身を取ったので……でも自分で起きるのが難しいので助け起こしてもらえませんか?」
ショウ「あ、ああ!」
中沢「手伝います!」
ショウ「いや、一人で十分だ。身内の不始末だしせめてこれくらいさせてくれ……」
男「おい、君も大丈夫か?」
女の子「きゅ、急に飛び出してきたのでおどろきました。でも別にケガはないので平気なのです」
男「それならいいんだが」
女の子「それではわたしはこれで……」
おばさん「あら、なぎさちゃん? ダメじゃない、歩き回ったら。まだ病み上がりなんだから無理しちゃ駄目よ」
女の子「お母さん!? 無理しちゃダメなのはお母さんのほうなのです! 早く病室に戻るのです!」
おばさん「大丈夫よこれくらい。ちょっと売店に行くだけ……だから……」フラッ
おばさん「…………」バタッ
女の子「お母さん!!」
344 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 18:19:23.87 ID:NsYwV0O1o
女の子「……」
おばさん「……スゥ、スゥ……」
男(俺は急に倒れたおばさんをショウさんと一緒に運び、女の子の案内する病室のベッドに寝かせてナースを呼んだ)
男(本来このおばさんは安静にしていなくてはいけないらしく、倒れたのも無理に起き上がって歩いたせいで、一先ず大事になる事はなかったようだ)
ショウ「嬢ちゃん、その、悪かったな。病み上がりだったんだって? 脅かしてしまってすまん」
女の子「いえ、わたしの病気はもう完治しているのです。急な治り方だったからお医者さんも戸惑っているだけで本当はもう退院出来るのです」
ショウ「そうか……えっと、なぎさちゃんだったか? 俺はショウっていうんだ」
なぎさ「はい。百江なぎさといいます。よろしくなのですショウさん」
ショウ「お母さんにはなるべくついていてあげるといいぞ。学校もあるし、ずっとは難しいだろうが……そうだ、父親は何してるんだ? 大事ないとは言っても一応連絡くらいは入れておいたほうがいいんじゃないか?」
なぎさ「……お父さんは、なぎさが小さい頃に家を出て行ってしまったのです」
友「ヒャハハハッ! 地雷踏んじまったなショウさん!!」
ショウ「うるせえええええええ!!」バキッ
友「ごああああっ!」バタッ
なぎさ「なぎさが病気だったから悪いのです……お父さんは病気の治らないなぎさが嫌になって出て行って、一人残されたお母さんは、なぎさの病院代をかせぐために無理をして……」
なぎさ「わたしの病気は治ったけど、今度はお母さんが身体を壊してしまったのです。これも全部なぎさが悪いのです……」
なぎさ「なぎさは……なぎさは、どうして他の子みたいに健康に産まれて来られなかったのでしょう……」
ショウ「……それは……」
男「↓2」
1.悪いのはなぎさちゃんじゃない
2.今度は君がお母さんを助ける番だ
3.もう親なんか見捨てて自分勝手に生きろよ
345 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:22:19.25 ID:+U3//HNyO
3
346 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:22:44.14 ID:xl1Bd0IU0
2
347 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 18:39:02.88 ID:NsYwV0O1o
男「君のお母さんは君を助けるために体を壊した。それはもう変えようのない事実だ」
なぎさ「……」
ショウ「男、お前!?」
男「だったら君に出来る事はただひとつだ。今度は君がお母さんのために頑張るんだ。君がお母さんの助けになるんだよ! くよくよしている場合じゃないぞ!」
なぎさ「……!」
中沢「そ、そうだよ! 必死の思いで助けた自分の子供のすることだ! なんでもいい、傍にいてあげるだけでもきっとお母さんの助けになるはずさ!」
上条「僕もそう思うよ! 辛い時、親しい人が近くにいる事は心の支えになるからね!」
なぎさ「……でも、お母さんはなぎさのためにお金を稼いできたのに……なぎさは傍にいてあげることしかできないのですか……」
男「↓2」
1.元気が出るおうたを歌ってあげるんだ!
2.俺のちんこしゃぶったらお金あげるよ
3.お母さんの回復を信じて待つんだ!
348 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:46:49.59 ID:ITgmGZjOo
2
349 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:47:06.14 ID:WZJCGKIdO
3
350 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:47:08.01 ID:4R2bUkG2o
1
351 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 18:50:23.93 ID:xl1Bd0IU0
最近真面目だな
352 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 19:14:39.03 ID:NsYwV0O1o
男「それでいい。君はお母さんの回復を信じて待つんだ! 君の気持ちこそがお母さんに逆境を跳ね除ける力を与えるんだよ!」
ショウ「ま、近くでずっと辛気臭い顔されちゃ治るもんも治らないかもな。病は気からって言葉もあるだろ」
なぎさ「……わかったのです! なぎさは頑張ります、頑張ってお母さんを信じて応援するのです!」
友「その意気だぜェェェェェェ!! お母さんがよくなるといいなあ!!」
なぎさ「みんなありがとうなのです。見ず知らずのなぎさに親切にしてくれた恩はずっと忘れません!」
男「いいってことよ」
ショウ「子は親の宝だ。母親にとって娘のなぎさが何より大事なんだってわかってもらえてよかったぜ」
中沢「元気出してね! 陰ながら応援してるよ!」
上条「僕はこんな状態だから大した事はできないけど、いつでも病室に遊びに来てよ」
友「あああああーー……ニク……ニクが食いてえ……女のニクが……」
友「ビャアアアアアアア!!」ブシャアアアアア
なぎさ「え?」
男(『デス・クラッパー』がなぎさちゃんに向かって……!)
1.友を蹴り飛ばす!
2.なぎさちゃんをかばう!
353 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 19:17:27.19 ID:xl1Bd0IU0
2
354 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 19:17:40.74 ID:+U3//HNyO
2
355 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 19:17:49.09 ID:UCJCnzn2O
2
356 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/06/07(日) 19:18:18.46 ID:PmNKNOu2O
1
357 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 19:35:02.82 ID:NsYwV0O1o
男「危ない!」バッ
なぎさ「わ……」
男(俺はなぎさちゃんの体を抱え込むようにして友の舌から彼女をかばった!)
友「ビャアアアアアアッ!!」
男「くっ」
男(俺もここまでか……すまん織莉子ちゃん……)
ショウ「ゴラアアアアッ!!」バキィッ
友「ギャアアアアッ!!」バタッ
ショウ「てめえ、全く反省してやがらねえだろ!!」ガッ! ガッ!
友「ギャアアアッ!! ギャアアア……ッ!!」ピクピク
男(友の舌が俺に突き刺さる寸前、ショウさんの鉄拳が友の顔面に炸裂した!)
男(倒れこんだ友にショウさんが追い討ちの蹴りを入れる。友は痙攣しながら白目を剥いて気を失ってしまった)
男「すまんショウさん、助かった……」
ショウ「ああ。しかしこのガキ、一回性根を叩きなおす必要があるぞ」
中沢「な、なんだったんだ一体?」
上条「目の錯覚、かな……舌が恐ろしく伸びたように見えたよ……」
なぎさ「……あ、あの」
男「ああ、すまん。離れる……」
なぎさ「い、いえ、その……」
なぎさ「守ってくれて、ありがとうなのです……」
男「↓2」
1.……母親を大事にな
2.身内の不始末だ
3.お尻触っていい?
358 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 19:40:53.53 ID:ITgmGZjOo
2
359 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 19:40:55.99 ID:muANSjJyO
1
360 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 20:19:16.42 ID:NsYwV0O1o
男「……母親を大事にな。俺も君を応援している」
なぎさ「は、はい!」
男「それじゃあ」
なぎさ「あの! な、名前を教えてほしいのです!」
男「男だ。よろしくな、なぎさちゃん」
なぎさ「はい……よろしくなのです!」
男(俺達はその場で解散し、俺はショウさんに車で自宅まで送ってもらった。友は途中のゴミ捨て場で捨てた)
男「病院の待ち時間が結構あったせいでもう昼過ぎか……飯食ったら小巻ちゃんとの待ち合わせ場所に向かおう」
男(俺は昼飯をインスタント麺で済ませ、小巻ちゃんと待ち合わせをしているカフェへと向かった)
男「ずいぶん早く着いてしまったな。少し待たないといけないか」
男「↓2でもするか」
1.パフェの注文
2.思考
3.自慰行為
361 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:21:52.88 ID:ITgmGZjOo
2
362 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:22:15.86 ID:NvYUdW1AO
2
363 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:25:04.58 ID:NaLwEiCDO
これが真面目なのか(困惑)
364 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/06/07(日) 20:29:07.71 ID:UY+uCa5n0
ふざけるとさやかルートの二の舞だし
365 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 20:34:35.22 ID:NsYwV0O1o
男「ここはゆっくりと思考を巡らせよう」
男(まず敵について……)
男(最終目標である鹿目さんは、北海道から数日は戻ってこない)
男(いきなり鹿目さんをぶっ殺せないのは残念だが、それを実際にしてしまうと残った魔法少女に全てが知れ渡り、俺も織莉子ちゃんも生き残れない可能性が高い)
男(彼女がキュゥべえを釘付けにしたまま遠くに行ったのは、後始末の事まで考えるとこちらにとっては好都合といえるだろう)
男(俺が今やるべき事は……小巻ちゃんと協力してマミさん、杏子ちゃん、ゆまちゃんの三人組を鹿目さんとキュゥべえが戻って来る前に始末する事だ)
男(守ってくれる人間がいなくなれば、鹿目さんを仕留める事なんていつでも出来る。問題は戦力差からして邪魔な魔法少女を同時に複数人殺す事が出来ない点だ)
男(順番が問題だ。最初に殺すべき相手は? 最後に残しても問題ないのは誰だ?)
男(……少し考えればわかる事だ。最初に殺すのは↓2、最後でもいいのは↓4だ)
366 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:43:11.04 ID:C4snIWzPO
ゆま
367 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:44:36.28 ID:xl1Bd0IU0
杏子
368 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/06/07(日) 20:44:56.16 ID:UY+uCa5n0
俺
369 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:45:05.29 ID:IJxrqOPGO
ゆま
370 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 20:46:21.77 ID:xl1Bd0IU0
最初がゆまやった
371 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 21:26:35.92 ID:NsYwV0O1o
男(……少し考えればわかる事だ。最初に殺すのは杏子ちゃん、最後でもいいのはゆまちゃんだ)
男(杏子ちゃんの気性の激しさ……あれは魔法少女や魔女のひしめく世界で生きるために培われた物だろう)
男(短い時間だが一緒に過ごした俺にはわかる。すぐに俺を殴るあの性格や立ち居振る舞いの根源にあるのは『ナメられたらいけない』という思いだ)
男(そんな彼女を残して彼女の仲間を殺していけばどうなるか。間違いなく彼女は犯人を必死で探すだろう。仇を討つためならなりふり構わないし、誰に止められても止まらないはずだ)
男(間違いなく暁美さんの死体もすぐに見つかる。そして織莉子ちゃん達も……)
男(敵がいる事を察知した時最も過敏に動くであろう杏子ちゃんは、そうなる前に殺すべきだ。俺はまず最初に彼女を狙う事を決めた)
男(逆に最後まで残してしまっていいのはゆまちゃんだろう)
男(あの子は他の魔法少女と比べて弱い。戦闘面でも、精神面でもだ。特に戦力として劣るのは、キリカちゃんとあの三人組みが戦っていた時、ゆまちゃんだけが後ろに下がるよう命じられていた事から明らかだろう)
男(また、いつも杏子ちゃんに従うばかりで自分の意見を押し通そうとはしない彼女は、杏子ちゃんがいなくなった時に自分の足で立てるかどうかさえ怪しい脆さを感じさせる)
男(下手をすれば、杏子ちゃんを失えば彼女はそのまま魔女となり自滅してしまうんじゃないのか?)
男(考えはまとまった。殺すのは杏子ちゃん、マミさん、ゆまちゃんの順番だ。予定の変更はあり得るが、基本方針としてはこの順番で行くことにしよう)
男(……ふと、下半身に熱い血の滾りを感じる)
男(まさか、俺は興奮しているのか? 自分より圧倒的に強い相手に、生死をかけた戦いを仕掛けなければいけない今の状況に……)
男(普通ならびびって縮こまるところだろうに。狂気めいた理解出来ない感情、いや本能というべきなのかもしれない新たな自分自身に、それでも俺は唇を吊り上げ嗤う)
男(そして俺は↓2した)
1.パフェを注文
2.決意
3.自慰行為
372 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 21:29:42.60 ID:z8LkSAWVo
2
373 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
:2015/06/07(日) 21:30:06.42 ID:UY+uCa5n0
1
374 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 21:54:17.09 ID:NaLwEiCDO
あーあ精子溜まりすぎて金玉破裂して死ぬぞ
375 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 21:59:59.48 ID:NsYwV0O1o
男「すみません」
店員「はい!」
男「その……パ、パフェください。このジャンボチョコレートパフェってやつ……」
店員「注文承りました! ジャンボチョコレートパフェですね!」
男「あ、あの……スプーン二つください」
店員「かしこまりました!」
男「ふぅ、勇気を出してなんとか注文出来たぞ。男一人じゃパフェは注文しにくいからな……」
小巻「何、あんたもう来てたの?」
男「おっ、小巻ちゃんか」
小巻「見滝原中ってここから結構あるでしょ。なんでこっちの学校のすぐ近くのカフェを指定したのにあんたが先に来てんのよ……」
男(そう言いながら小巻ちゃんは俺の向かいにドスン、と尻を落とすようにして座った)
男「今日は学校休んだ」
小巻「は? なんで?」
男「……病院行ってた」
小巻「どっか悪いの?」
男「実は左腕に傷を負ってな」
男(制服の上着を脱いで手当ての跡を見せると、小巻ちゃんは疑問が更に膨らんだかのような怪訝な顔を見せる)
小巻「なんで? 誰にやられたの? まさかあいつらと戦って?」
男「いや……これはこの件とは一切関係ない。大した傷じゃないから気にしないでくれ」
小巻「そんな事言ったってその傷が命取りになる事だってあるかもしれないでしょ」
男「それは……」
小巻「ちょっと腕貸しなさいよ」
男「あ、ああ」
男(俺が腕を差し出すと、小巻ちゃんは手早く包帯と中のガーゼを取り外し、その手のひらを傷口に向ける)
小巻「……」パァァァ
男(暖かい光に当てられ、傷口がみるみる内に塞がっていく……)
376 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/07(日) 22:15:59.00 ID:NsYwV0O1o
小巻「ほら、これでもう治った」
男「悪いな」
小巻「別にあんたのためじゃないし。いざって時に腕が痛くて動けないなんて言われたらこっちが危なくなるかも知れないでしょ」
男「ツ、ツンデレかな? そういうのはもう流行ってないと思うんだが……」
小巻「殴るわよ」
男「ありがとう」
小巻「うっさいバカ、このドM、変態。殴られて喜ぶなんて頭おかしい」
男「い、いや、普通に治療をしてくれたお礼を言ったつもりだったんだが……」
小巻「……」
男(小巻ちゃんは微妙に赤面している……)
小巻「あー……あいつ遅いわね」
男「あいつ?」
小巻「昨日言ったでしょ。知り合いにもう一人いるのよ、その、アレが」
男「ああ」
男(織莉子ちゃんにはひとまず会ってみて様子を見ろと言われていたな。さて、どんな奴が来るのか……)
店員「お待たせしました。ジャンボチョコレートパフェです」コト
男「どうも」
小巻「……あんた、それ食べながら話するの?」
男「え、駄目なのか?」
小巻「いや、別にいいけど……すみません、アイスコーヒーひとつ」
店員「かしこまりました」
男「ほら、小巻ちゃんにもスプーンひとつやろう」
小巻「え、いらない」
男「小巻ちゃんも食べると思って注文したのに……」
小巻「知らないわよ。自分で責任持って食べなさいよ」
男「でも俺一人だけ食ってたらお腹を空かせた小巻ちゃんがかわいそうだと思って……」
小巻「余計なお世話」
男「でもこれから来る人に俺が一人でジャンボチョコレートパフェ全部食う奴だと誤解されたら嫌だし」
小巻「私は私とあんたが二人で一つのパフェをつつく仲だと誤解される方が嫌」
男「↓2!」
1.なるほど
2.誤解じゃなくて本当にそうなっちゃおう
3.でかい図体してるんだからちょっとくらい協力してよ
377 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 22:17:31.26 ID:ITgmGZjOo
3
378 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 22:20:29.22 ID:NsYwV0O1o
今日はここまでにします。ありがとうございました。
379 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 22:20:54.77 ID:uw55LLJDo
2
380 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/07(日) 22:21:38.87 ID:z8LkSAWVo
1乙
381 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/09(火) 15:11:20.70 ID:YpHQE3Elo
男「誤解じゃなくて本当にそうなっちゃおう♪」
小巻「はぁ!? なんであんたなんかと!!」バンッ
男「机叩くなよ、目立つだろ」
小巻「あんたが変な事言うからでしょ! この節操無し! 美国に悪いと思わないの!?」
男「ん? 何か勘違いしていないか……。同じ釜の飯を食って、これから苦楽を共にする仲間になる事を誓い合おうって言ってるんだぞ?」
小巻「……」
男「……」
小巻「ごまかそうとしてる?」
男「ばれたか」
小巻「最低だわ。これだから男子って嫌なのよ。女の子見たらすぐ口説こうとするし」
男「何も顔だけ見て言ってるわけじゃない。ちゃんと身体も吟味している。おっぱいの大きい子が好きなんだ、だから織莉子ちゃんの事が好きだし小巻ちゃんの事も好きになれそうだ」
小巻「……」
男「汚い物を見る目で見ないでくれないか? 俺には蔑まれて喜ぶ性癖はないんだが」
小巻「あんたを喜ばせるために蔑んでるんじゃないわよ!!」バンッ
「小〜巻〜!!」タタタタタッ
男「ん?」
男(小巻ちゃんと同じ制服を着た女子が向こうから小巻ちゃんめがけて走ってくる……)
ギュッ
「待たせたの! ちょっと生徒指導室によばれとってのう! せっかく小巻が誘ってくれたのに遅れてすまぬ!」
小巻「あーもう抱きつくな! 離れろバカ!」ポカッ
「痛っ。つれないのう。じゃあ離れるが、わらわは小巻の隣がよいからちょっと詰めてもらえるかの」
小巻「……」ススス
「うむ。小巻の座ったあとはあったかいのう。小巻の、た、体温が尻から伝わってきおる。ハァハァ……」
小巻「この変態。学校の外でくらい大人しく出来ないの?」
「あ、このパフェわらわがもーらい。もぐもぐもぐ! もぐもぐもぐ!」
男「おい、勝手に持っていくな」
「小巻! あーんして! わらわが食べさせてやるぞえ!」
小巻「するか! ……ごめん、後で払わせるから」
男「そうしてくれ」
382 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/09(火) 15:14:51.10 ID:YpHQE3Elo
「小巻小巻! じゃあわらわにあーんして!」
小巻「あーもう、そんな事よりそいつがさっき言ってた奴! そいつがあんたに協力してほしいんだってさ!」
「ん? ……すまぬが男は眼中にないのじゃ。記憶の容量を割くのがもったいないからのう。なんか用だったかの?」
男「↓2」
1.俺は見滝原中学3年の男だ
2.君はレズかい!?
3.小巻ちゃんは俺と付き合ってるんだ、無闇に手を出すな
383 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/09(火) 15:52:56.63 ID:Q6ilOv1AO
1
384 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/09(火) 16:17:10.61 ID:/Rb18y7rO
1
385 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/11(木) 19:42:40.27 ID:0rCafQTFo
男「俺は見滝原中学3年の男だ」
「そうか。小巻ー、まだかのう。ちょっとくらいいいじゃろ、子どもが出来た時の練習と思って」
男「……」
小巻「まずはあんたも自己紹介しなさいよ。白女の生徒が礼儀も知らないやつだって思われたら嫌なんだけど」
「今更小巻とわらわの間に自己紹介なんていらないであろ?」
小巻「鼻の穴にクリーム突っ込むわよ。私じゃなくてそいつによ」
「めんどくさいのう……じゃあ自己紹介したらあーんしてくれる?」
小巻「あんたの方が面倒くさいんだけど。もう、わかったからさっさとしなさいよ。話が進まないでしょ」
ちき「わーい! じゃあわらわは小巻の後輩で二年の松平ちきじゃ。よろしくせずともよいぞ、小僧! あと呼ぶ時は名字でな!」
男「二年の癖に生意気な奴だな。喋り方も頭悪そうだし」
ちき「小巻、約束のあーん」
小巻「……」スッ
ちき「むぐむぐ……小巻に食べさせてもらうとおいしさ2倍じゃのう」
男「おい、こいつ大丈夫か?」
小巻「……まあ、不安になるのはわかるけど。こいつの魔法は戦いには役に立つから」
男「↓2」
1.どんな魔法が使えるんだ?
2.なんでそんな喋り方なんだ?
3.なんで生徒指導室に呼ばれてたんだ?
386 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 20:02:34.05 ID:RkACScvSo
1
387 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 20:04:53.68 ID:dai7wZi5O
1
388 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/11(木) 20:18:42.97 ID:0rCafQTFo
男「戦闘に役立つって、どんな魔法が使えるんだ?」
小巻「それは……今言わなくてもいいでしょ。どうせ後でわかるんだし」
ちき「! まあよいではないか! 小僧だけ仲間はずれというのも可哀相だからの!」
小巻「いや、仲間はずれとかじゃなくてこんな場所で話す事じゃないって言ってんのよ」
ちき「では小僧、わらわの魔法を見せてやるから、ちょっとばかし小巻に向かってセクハラしてみせよ」
男「え!? ↓2!!」
389 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 20:23:41.46 ID:M4AyUC4WO
小巻ちゃんと家庭を作って良いのか
390 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 20:26:43.88 ID:Eea7Iq3AO
小巻ちゃんの生おっぱいをスキャニングした画像に10万円出します!
391 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/11(木) 20:43:37.10 ID:0rCafQTFo
男「え!? 小巻ちゃんの生おっぱいをスキャニングした画像に10万円出します!」
小巻「馬鹿かあんたは!!!」
男「ひえっ!」ササッ
男(怒りに震える小巻ちゃんが拳を振り上げる! 俺は迫り来る暴力に備えて頭を両手で覆った!)
バキッ!
ちき「ぬはっ」ガタッ
男(しかし次の瞬間、その拳は俺ではなく、松平の顔面に向かって振り下ろされていた)
小巻「あっ」
男「え? な、なんだ?」
ちき「はぁはぁ……よいぞ、よいぞ小巻ぃ……二発目はもっと痛くしてもよいのじゃぞ……?」
小巻「よ、喜んでるんじゃないわよこの変態!」
男「そ、そうか……松平の魔法とは、↓2だな!」
1.痛みを快感に変える魔法
2.小巻ちゃんをえっちな女の子に変えちゃう魔法
3.敵意を自分に向けさせる魔法
392 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 21:02:12.50 ID:O6Fh84kAO
3
393 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 21:02:31.23 ID:LncKglxXo
2
394 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/11(木) 21:36:32.29 ID:0rCafQTFo
男「そ、そうか……松平の魔法とは、小巻ちゃんをえっちな女の子に変えちゃう魔法だな!」
ちき「その通りじゃ。わらわの魔法でもはや小巻はびしょ濡れじゃな」
小巻「違うわよバカ! あんたら二人ともバカ! スペシャルバカ!」
小巻「いい? 今私はあんたを殴ろうと手を上げたでしょ。でも何故か松平を殴ってしまっていた。それがこいつの魔法なのよ」
小巻「こいつは人から他人に向けられた敵意っていうか、攻撃してやるっていう意思を自分に向けさせる事が出来る。チーム組んで戦うにはもってこいの力でしょ」
ちき「うむ、わらわの魔法にかかった者はわらわしか見えなくなる。小巻の攻撃対象を小僧からわらわに変えさせたわけじゃな」
男「そうか! わざわざ俺に能力の説明をするために殴られてくれるなんて……松平っていい奴だな!」
ちき「そうじゃろ? はぁはぁ……小巻、おかわりはまだかのう」
小巻「うっさいバカ!」
男「ところで小巻ちゃんの魔法はどんなだ? まだ聞いてないんだが」
小巻「教えないわよ。あんたの事なんて全然信用してないし、教えてもメリットないから!」
ちき「小僧、人にそんな事を聞く前にまずそちが何を出来るのか教えぬか。聞くばかりであれば幼子でも出来るぞえ?」
男「↓2!!」
395 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 21:42:49.66 ID:IusbZ5hHO
俺は史上初の魔法男子…
396 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 21:46:08.22 ID:hsbMctNmO
何でもできる
397 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 21:57:52.87 ID:0zzFuddv0
ん?
398 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/11(木) 22:45:35.01 ID:bZDXIzgIO
今
399 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/12(金) 07:00:33.03 ID:Ce7V6xMDO
何でも
400 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/12(金) 08:50:14.32 ID:jQK3nK5M0
何でも
401 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/12(金) 08:50:43.20 ID:jQK3nK5M0
何でも
402 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/12(金) 14:10:10.28 ID:noUEYhVoo
男「何でも出来る!!」
ちき「たわけ、抜かすでない。小僧がなんでも出来るのならばはじめからわらわ達の協力など必要ないはずであろう」
男「そういう意味じゃない。俺は……奴らに復讐するためならどんな手段でも使う。例え俺自身が必ず命を落とすようなやり方であってもだ」
ちき「ふん、自分の命を一番大事に思っている者の言葉じゃな。浅い。軽薄さすら感じる」
男「なんだと!?」
ちき「問うが。もしそちの目標を達成出来る手段があったとして……」
ちき「代わりに失われる物が自分自身や自分を信じてくれる者の信念を裏切る物であったとすれば、小僧、それに小巻はどうする?」
小巻「……!?」
男「↓2」
403 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/12(金) 14:12:25.23 ID:m+TUsuMHO
織莉子ちゃんのためなら何もかもを投げ出す
404 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/12(金) 14:37:52.83 ID:MT2YeHqAO
小巻ちゃん先に答えていいよ
405 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/13(土) 18:50:57.42 ID:l/R0bvLIo
男「小巻ちゃん先に答えていいよ」
小巻「私はついででしょ。あんたが聞かれたんだからあんたが答えなさいよ!」
男「なるほどな。難しい事聞かれてわけがわからないから俺に先に答えさせて考える時間を稼ごうというわけだ」
小巻「はぁ!? じゃあ答えてやるわよ! あんたこそ私の真似するんじゃないわよ!」
男「わかったわかった」
小巻「コホン」
小巻「……同じような質問を、以前に他の人からされた事があるわ」
ちき「ほう」
小巻「その時は咄嗟には答えられなかったけど。よく考えれば簡単な話ね」
小巻「信念は変えられないけど目標は修正出来るし手段は一つとは限らない。私は数ある手段の中から常に自分が納得出来るやり方を選ぶだけよ」
ちき「ふむ……」
男「↓2」
1.納得出来るやり方がひとつもなかったらどうするんだ?
2.俺も信念は変えられないけど目標は修正出来るし手段は一つとは限らないので数ある手段の中から常に自分が納得出来るやり方を選ぶだけだ
3.俺に信念はない
406 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 18:53:48.64 ID:Ff6bz9Zzo
3
407 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 19:11:26.57 ID:jssgzLdg0
1
408 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/13(土) 22:17:46.80 ID:l/R0bvLIo
男「納得出来るやり方がひとつもなかったらどうするんだ?」
小巻「……なんとかするわよ。少なくとも大事な選択を他人にゆだねる事は絶対にしない」
男「答えが抽象的すぎるな。もしここに押さないと全人類が滅びるスイッチがあるがそれを押すと愛する仲間である俺が死んでしまうという究極の二択があったとしたらどうする?」
小巻「押すわよ」
男「なんだと? じゃあ俺も小巻ちゃんが死ぬスイッチがあったら押すからな?」
小巻「うるさいわね。ありもしない物でたられば話をしないでよ馬鹿馬鹿しい」
男「冗談だって。俺だったら仲間である小巻ちゃんを殺すスイッチなんて絶対押さないぜ!」
小巻「はいはい。そしたら全人類が滅びて私もあんたも死ぬわね」
ちき「あー、もうよい。別にわらわも答えねば協力しないだとかそういうつもりで言ったわけではない。ちょっとした自己紹介のつもりだったのじゃ」
ちき「小僧が自分の事をまともに話す気がないのはよくわかった。それもまたひとつの答えというところじゃな」
男「心外だな。まるで俺が話の通じない奴みたいだ」
小巻「実際そうでしょ……」
ちき「まあ、今はよい。それでは本題に入るとしようか。わらわの力を借りてまで成し遂げたい事とは一体何なのじゃ?」
男「それは……」
男(俺は松平に小巻ちゃんにしたのと同じ説明をした)
ちき「ふむ。敵は少なくとも三人以上、しかも喧嘩慣れしている。対してこっちは魔法少女同士での戦闘経験のない魔法少女が一人に一般人が一人か」
ちき「なるほど、それは味方が一人でも多く欲しくなるというものじゃ」
小巻「……で、どうするの? 言っとくけどそれなりに危険だし、無理にとは私からも言えないから」
ちき「違うな、小巻」
小巻「違うって何がよ」
ちき「それなりどころの話ではない。今のままじゃと小巻には既に死が約束されているようなものじゃ」
小巻「……」
ちき「小巻は魔法少女同士の争いを甘く見てはおらぬか? 銃を持って撃ち合うよりよほど危険なのじゃぞ」
ちき「負けた時どうなるか、想像がつかぬわけではあるまい。こっちに向こうの命まで取る気がなくても美国織莉子の二の舞じゃ」
小巻「……それは……」
ちき 「戦うというのなら手は貸すが。それでももう一度よく考えた方がいいんじゃないかのう」
男(……余計な事を言いやがって)
男「おい、小巻ちゃんはやるってもう決めてるんだよ。人に言われたからって今更変えるわけないだろ。自分がびびってるからって小巻ちゃんまで降ろそうとするな」
ちき「うるさいのう。わらわは小巻と話しておるのじゃ。黙っておれ」
小巻「……私は」
409 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/13(土) 22:57:47.31 ID:l/R0bvLIo
小巻「……やるわよ。魔法を私利私欲のために使う奴らを野放しにしてたら、次に被害に遭うのは私の周りの人間かもしれない」
小巻「そうなってから後悔するような事だけは絶対に嫌。だから私は絶対に戦うし、あいつらを止める事だけが今の私の目標」
小巻「でも……そのためには、あんたにも……」
ちき「ああ、よい。頭など下げる必要はない」
ちき「小巻の頼みをわらわが聞かぬはずがなかろう。わらわの全霊を以って小巻を勝たせてくれようぞ」
小巻「……そう。ありがとう」
ちき「礼を言うのはこちらの方じゃ」
小巻「?」
ちき「よくぞわらわを頼ってくれたのう。相談してくれてありがとう。おかげでわらわは小巻の事を助ける事が出来るぞえ」
小巻「……美国も何考えてるかわからない奴だったけど、あんたもやっぱり変な奴」
ちき「ほほほ……」
男「どうやら話はまとまったようだな? じゃあ早速悪い魔法少女達をぶっ殺しに出かけるぞ」
ちき「待て。その前に基本的な戦法を考えねばならぬ」
男「戦法など不要だ。三人で一人ずつボコボコにして二度と立てないように足の腱を切断するだけだ」
小巻「ちょっと! そこまでやるつもりはないわよ!」
ちき「それで毎度上手くいくわけが……というよりエグい事を考えるのう。普段からやってるのかのう……」
男「でも実際戦法って言われてもな。俺、小巻ちゃんがどんな魔法使えるか知らないし。だからさっき聞いたのに教えてくれないんだから困ったもんだよな」
小巻「それはあんたの態度に問題があるからでしょ。段階と順序を守りなさいよバカ」
ちき「まあ、小巻の魔法なら大体は知っておるが……わらわから説明するかの?」
小巻「いい、自分でする。といっても実際に見てもらわないとわかりにくいし、ここだと流石に目立つから場所を移動しましょ」
男「そうだな。それじゃあ見滝原をこの街を繋ぐ大橋の下にでも移動するか」
小巻「ま、あそこなら近いし広いし、人もいないから妥当なところね」
男「よし、じゃあ松平伝票頼む」
ちき「うむ。わらわは金は持ち歩かぬ主義じゃ」
男「そうか、皿洗い頑張れよ」
ちき「注文したのは小僧じゃから小僧が払えばよかろう」
男「なんだと? 殴るぞ!!」
小巻「あーもうこんな事で喧嘩するんじゃないわよ! 松平、私が立て替えておくから明日返しなさいよ!」
ちき「しょうがないのう……男の癖に、この甲斐性なしめ」
410 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/13(土) 23:10:01.71 ID:l/R0bvLIo
ちき『わらわは少し寄る所がある。先に二人で行っておれ』
男(そう言った松平と一旦別れ、俺は小巻ちゃんと二人で大橋へと向かっている)
小巻「……ねえ、あいつ……松平の事なんだけど」
男「ん?」
小巻「どう思う?」
男「どう思うって漠然と言われてもな……」
小巻「だから……しゃべり方とか、年下とは思えない尊大な振る舞い方とか、どう見ても普通じゃないでしょ」
小巻「ウチの学校にくるくらいだからそれなりの家の子だとは思うんだけど、家について聞いても何も言わないのよ」
男「↓2」
1.まさか内通を疑ってるのか?最低だな……。
2.答えないのは答えたくないからだ。放っておこう。
3.実は貧乏なのに無理して通ってるのが恥ずかしいとか?
4.俺が家について聞いたら小巻ちゃんは答えてくれるのか?
5.そんな事より待ち時間でセックスしない?ボロン
411 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/13(土) 23:11:29.57 ID:l/R0bvLIo
今日はこれだけです。明日は長時間やります。
412 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/13(土) 23:14:56.16 ID:Ff6bz9Zzo
4
413 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 03:27:02.78 ID:5dotnBZl0
5
414 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 16:15:29.92 ID:djNSTAGOo
モチベが復活したようでよかった
415 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[saga]:2015/06/14(日) 16:36:15.79 ID:jkinblFFo
男「まあ待て。もし俺が小巻ちゃんの家の事について聞いたら小巻ちゃんは答えてくれるのか?」
小巻「は? なんでよ。答えるわけないでしょ」
男「その答えない理由と同じだな。なんでも教えあえる友達同士ではないというだけの事だ」
小巻「……」
男「そして小巻ちゃんがわけわからんと思ってるんだから、さっき会ったばかりの俺にはもっとわけがわからんに決まってるだろう」
小巻「……じゃあもういい。あんたには聞かない」
男「そうしてくれ。全く、どうして女っていうのは本人のいない所で人の事を話したがるんだ」
男「教えてくれないなら教えてくれない理由ごと聞けばいいだろ。もっと知りたいという気持ちを前面に押し出さないと」
小巻「馬鹿な男子は単純でいいわね」
男「あいつレズっぽいし男子っぽく対応した方が上手くいくんじゃないのか?」
小巻「……ま、参考にはする」
男「河川敷についたぞ」
小巻「松平が来る前に私の魔法について説明しておくかな」
男「頼む」
小巻「……」
男「……」
小巻「あのさ。私変身するんだけど」
男「そうか、頼む」
小巻「何やってんの?」
男「変身するのを待ってるんだが?」
小巻「……むこう向いててくれる!?」
男「↓2」
1.あ、こりゃ失礼
2.小巻ちゃんの身体のラインが見たいんだ!
3.最速何秒で変身出来るのか知っておきたいんだが
416 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 16:38:39.47 ID:jxCgS6JAO
2
417 :
以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします
[sage]:2015/06/14(日) 16:38:59.26 ID:nxCDErqIo
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