過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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アルク=ワードナール&ラベンダァイス
◆auPC5auEAk
[saga sage]
2018/08/11(土) 16:42:10.11 ID:3gt90YRl0
>>84
っぐ…………ッ!
(命中はしたが、アテは外れたか……特段、強く作用している様子ではない……ッ
あの男……そもそもダメージを負っているのか……!?)
【腹部を右手で抱えながら、ヨロヨロとアルクは立ち上がる。同時に、『ウォーターバルーン』の直撃した男の様子を一瞥して】
【派手な衝突音を響かせながらも、何でもないといった風に立ち上がる様子は、自分とは対照的だ】
【まるで、先ほどのビームの様に――――意に介していないといった様子で】
「ごちゃごちゃ何を、はこちらのセリフだ――――ッ! ――――しかし、こいつのこの言葉――――ッ!?」
っぐ、ご……ふっ、――――悪夢、か……こいつにとっては、この世界そのものが、ふ、グッ……悪夢のようなものか……!
【男が何者かは知らないが――――少なくともその背後には、相当な悪意が塗れていた事は、言葉の節々から伺える】
【敵に哀れを想ってやるつもりはないが――――それでも、ラベンダーとアルクは共に、そうした思慮が回るタイプの人間ではあった】
【尤も――――ただの分析としているラベンダーと、そこに感情が乗っているアルクとの間には、温度差と言うべきものが確実に存在していたが】
「――――ッ!!」
【そしてそんな中、ラベンダーは『それ』を見る。武装した集団が、そのアサルトライフルをこちらへと向けて】
【状況は、良くない――――このままでは、この異常な戦闘フィールドを伴って、押し切られてしまうだろう――――ラベンダーは「思い切る必要がある」と考えた】
「アルクさん! 『督戦隊』です! 奴らをまず先に始末する事を考えて下さい!」
『督戦隊』!? どういう事だ!?
「とにかく、この仮面の男は後です! 周辺状況を片付けなきゃ、まともな戦いになりません!!」
【咄嗟に上空へと飛び上がりながら、ラベンダーは叫んだ。存在するはずの天井を考慮しながらで、さほどに高くは至れなかったが】
【同時に、その翼から『フェアリー・ダスト』を、後ろの部隊へと向けて見舞う――――この謎の――――大男自身にすら制しきれていない環境を、突破しなければ、不味いと踏んで】
【事態はよく呑み込めていないが、アルクも『督戦隊』の一言で、おおよその状況を把握したようだった。本当に、この仮面の男を『督戦』しているのかは分からないが】
【そうこうするうちに、銃弾の嵐は飛来して。アルクも姿勢を下げつつ、ラベンダーの言葉に乗るしかなかった】
――――レル(風)・サン(拡散)・イム(怒り)・ザン(レベル3)――――『ドラゴンストーム』!!
【身を伏せたまま、アルクは術式を発動させる。己の得意とする風の魔術。それによって、この場一帯を一掃する様に】
【その身体から、周囲へと――――暴風の奔流と、不可視の刃が放出され、そして乱舞する】
【仮面の男は言うに及ばず、その先にいる『謎の部隊』もろとも、流れの中に巻き込むように――――既にラベンダーは上空に飛翔しているからこその選択だったが】
――――うぁッ!? ――――っぐぅぅぅッ!!
「しまった……!?」
【上へと逃れ、囮を買って出たラベンダーの身に、銃弾が被弾して墜落――――そこに風の刃が見舞い、ラベンダーの身体を切り裂いていく】
【即席のコンビネーションは、やはり噛み合わないものがあったのだ】
【アルク魔力残量 20/25】
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