過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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759: ◆1miRGmvwjU[saga]
2018/10/29(月) 22:27:51.36 ID:Q5L3lQ0x0
>>757

【事実として女は正義を標榜する人間であった。 ──── だがそれは、白が黒であるという領域において、辛うじて定義を許されるような】
【およそ万人の合意を得られる筈もない"正義"であった。放たれた弾幕の命中位置が僅かに逸れていれば、後方のコンテナさえも貫通していた可能性があったというのに】
【 ─── 自身の能力に対する絶対的な信頼/自ら死地に飛び込んでいく狂気。やはり"それ"は両者を持ち合わせているに相違ないのであれば】


【眠らない星空を断ち割る残影。】【ごとん。】【トランク上方から異音。】【車体挙動の微かな変化。】【 ─── ターゲットに異変、および抵抗。】


   「 ……… そう。」「それは残念ね。 ──── けれど、」
    「 ─── 手前ェの運ぶものに、矜持くらいは持ち合わせなさい ……… !!」


【 ─── 再度の急減速。女もまた車体を横に向ける。 ─── トラックと並列する形で、然して速度は殺し切れずに】
【それでも真正面からの最大速度による衝突によって齎される破壊よりは遥かに穏当なものであった。停止を見届ければ、運転席のドアを蹴破り】
【全くもって尋常な人間の判断速度ではなかった。天賦の才能と星霜の熟練を重ねても届かず、そこに"人間"を辞める事で初めて届き得るような】
【そんな女は今や瀝青(コンクリート)の上に立ち、その両手に馬鹿げた大きさの拳銃二ツを構える。 ─── 青い隻眼の捉えるは、宿すは、殺意と忿怒と(もうひとつ)】


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