過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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74:The Slasher=^八攫 柊 ◆fsq5uTqB74AP[saga]
2018/08/11(土) 15:39:32.76 ID:ObaHrIqf0
>>68

……これは……いったい――――、……ッ!

【急転する視界、再度の変容、敵手の現出――――動揺よりは前進の意志、断頭台の刃が落ちるがごときエネルギーが視線に宿って】

【戯曲のような誘う唄は、立ち会うもう1人の存在を否応なく意識させた。虚構世界にて邂逅した、白銀の女性――――、】
【けれど万雷にも勝る轟音と、雷霆そのものを思わす大電流の意味する脅威が、意識にそのままかたちを顕して】

【振り抜く刃が、弾丸を溶断し昇華させ弾道を破壊した。自らに直撃する可能性があるものと、致死傷を及ぼし得るものを狙い撃つ】
【虚空より噴き上がる黄金の焔は、彼方より太刀を掴み取る際の余波にも等しく、】

……なら、鞭も愛も貴女になど与えない――――抵抗の余地なく速やかに倒れなさい。
穿たれながら足掻くのは――――どちらにとっても、死に近づいてしまうことでもあるのよ――――?

【紡ぐ返歌は、灼熱と鋼の冷たさを同居させて暴力を意味した。構えられる太刀、死の舞踏の誘いに、理をも破壊するためにその手をとる剣の乙女】
【隠しきれぬ想念は、隠そうとする意味もなかった。何故なら、己の在り様はあまりにも明け透けで、】
【そして隠せず覗こうと、“それで対応させる心算もない”――――――――!】


【踏み出せば、太刀金翅鳥≠フ火の力を限定的に開放。白銀の刀身が揺らめく黄金を纏い、放ち】
【切断≠フ概念を併せることで、地表を裁断する斬撃として、固形物じみた焔が――――荒野の“延焼”を引き起こす】
【結果として生み出されるのは、切り刻む大地のみを灼き、狙撃手の目を眩ます炎熱の揺籃。誰をも焼却しない焔は、破壊の意志とは対極の其れで】

【――――だからこそ、その先に待つ脅威が暴虐となる。地を這うような姿勢で被弾面積を抑制、瞬息で距離を突破。】
【接近が叶ったなら、胴に刃を食い込ませ、重合金をも薄紙のごとく断つ、彼女の無二の兵装を以て、継戦能力を奪わんとする】

【けれどそれは、接近戦特化の者に己が領域への移行を許すという寛容を、狙撃手が自らに課した場合“だけ”紡がれる物語】
【眩惑と速力に対応しきれれば、距離は未だカチューシャの掌中にある。兇器は、刀剣としてある限り相応の間合いで振るわれるもの】


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