過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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738
:
ディー
◆KWGiwP6EW2
[sage saga]
2018/10/28(日) 22:57:46.94 ID:oCGG2PG/0
>>735
【イスラフィールの元に飛び去ったのは盲目の少女のみ】
【ストックホルムを出たからか、意識は戻っているようで、乗り物酔いをした後のように首を振って、意識があることを示していた】
【ギンプレーンは傍にいなかった】
以下略
739
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/28(日) 23:00:24.82 ID:alaWqWEE0
>>735
・・・・
【 ──── もしも彼の/彼女の見たものが、どこか諦念に呑まれるような神と同一であったのならば】
【やはり2人は一笑に付して憚らないのだろう。 ─── そんな悟りは、とうに得てしまっていたから。(然して、違えば?)】
以下略
740
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/28(日) 23:03:42.08 ID:63/6tO25o
>>738
【イスラフィールは数度、大きく呼吸をした、それで漸く意識が落ち着いたのだろう】
【柔和な笑みをそこに浮かべた、ロールシャッハのものとは違う、柔らかな風の調べに似て】
【それでも調和の取れた頬には若干の疲れがあった、それ程までに消耗するのだろうか】
以下略
741
:
◆zqsKQfmTy2
[sage saga]
2018/10/28(日) 23:05:23.84 ID:Td6OoaK/0
>>735
【飼育される調和。それは外から認識したならきっと悍ましいもので、恐怖そのものであろう】
【何せ人としてはもう死んでいるくせに。培養液に浮かぶ脳みその中では幸福が繰り広げられているのだから】
【終わりに至る永遠を幸せと時々の恐怖で来る返される、間違いなく狂気の世界である】
以下略
742
:
◆KP.vGoiAyM
[sage saga]
2018/10/28(日) 23:11:21.27 ID:dP0k+0rf0
>>735
【タマキは何もしなかった。ただ映画を見ているかのように過ぎるのを待っていた】
【握った手帳。もはやこれも現実か夢かもわからない。私は私なのだろうかそれとも蝶が見ている】
【泡沫の夢なのだろうか。どれでもいい。実際、どれでもいい】
以下略
743
:
◆moXuJYo6C0cW
[sage saga]
2018/10/28(日) 23:21:28.23 ID:OPKhFp3/o
>>735
これは……!! 時間切れか――――
我々だけでなく、お前も終わり……ふ、ふ。恐怖しているのはやはり我々だけではないようだな
【皮肉っぽい口調で異形は去り際の一言を言い放つ。だが、その余裕もすぐに消える】
以下略
744
:
ディー
◆KWGiwP6EW2
[sage saga]
2018/10/28(日) 23:34:18.92 ID:oCGG2PG/0
>>740
【盲目の少女は声を聞いてゆっくりと振り返る状況は把握しきれておらず、暫く混乱していた様子だが、やがてふと、姿勢を正して、イスラフィールへと向き直る】
【何かが乗り移った様子にも似ているだろう】
――初めまして、ギンプレーンが無礼な態度を取りませんでしたか?
以下略
745
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/28(日) 23:43:27.68 ID:63/6tO25o
>>744
【彼女は少し思考してその違和感に気付く、なるほど、この子は目が見えないのだろう、と】
【そして其れを理解した上で、彼女は一枚の紙を少女へと差し出すだろう】
【優しくその手を握り、しっかりと握りしめようとして】
以下略
746
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/29(月) 20:06:36.87 ID:/AJabT4wo
【路地裏の鳥が囁く、籠の中から飛び出して、然るに誰かの檻の中──── それを不幸と誰が呼んで】
【止木を知らない鳥の羽ばたき、辿り着くことのない渡り鳥が、その力果てる最期の時まで、飛び交って】
【故に死体は見せず、遺体は残さず、──── 誰も知らない、海の底】
以下略
747
:
◆zO7JlnSovk
[saga]
2018/10/29(月) 20:22:04.84 ID:/AJabT4wo
【水の国・ハイウェイ、──── 夜更けも近づくこの時間、車通りも少なくなる頃合いであった】
以下略
748
:
◆1miRGmvwjU
[saga]
2018/10/29(月) 20:42:23.85 ID:Q5L3lQ0x0
>>747
【 ──── トラックのバックミラーに、ハイウェイの暗闇を切り裂いて、一台の車両が映り込む。】
【黒いスポーツクーペだった。レトロなホモロゲーション・マシンを当世風に再設計した、限定生産のリニューアル品。】
【影のように低い車高と空力的なボディ。V8気筒の唸るようなエンジン音が、煽り立てるようにカーゴの後ろへ張り付く】
以下略
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