過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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633: ◆KP.vGoiAyM[sage]
2018/10/28(日) 15:56:11.08 ID:gOW5a8bKo
>>630

【タマキはブラブラとその路地を歩いた。探しているものは『情報』だ】
【街であるならばたとえ廃墟であっても生活の跡は残る。新聞や雑誌にとどまらず張り紙やチラシ誰かのメモ書きにこの街の姿があるはすだ】

ふぅん…機関誌かな？

【捨てられた新聞を手に取り、軽くバサつかせて砂埃を払い丁寧に広げてみる。】
【タマキの経験上、ゲリラや武力勢力よりまとまった組織―例えば、新左翼なんかはー意志の表明や全体への思想教育的にメディア媒体を用いる】
【そしてそれは決まって仲間内だけてわかるような内輪の単語や隠喩で置き換えられている】
【ただ同じ言語を使っているのだから文法的に文脈から情報を収集することは可能だ】

うーん…なんとなくはわかるけど、肝心な単語がな…

【タマキは片耳につけたワイヤレスのハンズフリー用の無線のボタンを押す】
【一発でイラスフィールにつながるように事前に設定してあるのは現場としての知恵だ。電話で片手を埋まらないようにするのも】

あ、もしもし？タマキですーあんのね？新聞があったんだけれども―――

【タマキはまず手始めに要約した内容を伝えた】

そんでさ、単語がわかんないんだよね聖府とか…祝福とか
財団ってのはINFのことで合ってるかな

【タマキは外務八課として基本的な部分と今回の派遣に際して後藤課長に持たされた報告書を流し見した程度の知識しかない】
【そのためその他の部分は現場でその都度埋めていくしかなかった】

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