過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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596:霧崎 ◆KP.vGoiAyM[sage saga]
2018/10/25(木) 21:40:07.07 ID:vMHSs+Gi0
>>595

【霧崎は部下にUSBを受け取るよう、声も出さず指示した。お付きの人間ともなれば何もせずとも指示は通る】
【直ぐ様それは見るからに経理担当といった若い痩せぎすの男に手渡された。少し経てばそのデータがどれほどの価値があるか】
【信頼できるものかが示されるだろう】


…ご冗談を。私が知りたいのは犬猫の方ではなく狼や虎の方です。居るのでしょう?なにも家事手伝いを妖怪にさせる必要なんざ
丑三つのときだけ働くようなモンに金を出すのは些か道楽が過ぎる。

妖怪なんぞ売っぱらって奴隷商人みたいなシノギ、一体幾らのアガリになるんでしょうかね。…買う物好きもたかが知れていると思うのですが。
私らもこの業界長いですし、一応自国じゃ手広くやらせてもらってますが…妖怪の密輸なんざ聞いた覚えが無いもんで。

あんた方はここ最近商売を始めたようですから、私の耳に届かずとも不自然ではないですが、妖怪ってのはこの国の歴史とともにあるものです。
一体どういう了見かお聞きしたいところです。奇っ怪な商売、妖怪なんぞバラ撒いて。

【霧崎は煙草の吸殻をその鈍器のようなガラスの灰皿に押ししつけた。ふうとはいた煙が狭い事務所に立ち込める。換気はうまく利いてないらしい】
【蒸し暑く感じるのは空調のせいか、状況のせいか。いやむしろ、寒く感じるか―――】

それに――――あんたのとこ、狗を飼っとるじゃありませんか。
失礼、私はまだ……商売仲間になったつもりはありません。


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