過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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542: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/10/18(木) 23:13:34.69 ID:O/Bsn0vio
>>540

【──── そんな話を聞いて彼女は、少し惚けた顔をして、直ぐに綻ばせた】
【微笑む姿は石楠花に似ていた、或いは窓越しの明かりを浴びる、ベランダに置いた一輪花】
【何やら重い状況を想像していたのだが、事実はそれよりずっと愛らしい響きであったから】


あらあら、それは困りましたわ、そうですとも、女の子の好きな気持ちは誰にも止められませんから
ですが、その元カレ様も何かしらの考えがあったのでしょう、──── そう、例えば
その "好きな人" からしてみれば、──── あまり傷ついた姿を見られたくなかったり、とか

自分の怪我をした姿を見て、貴方様に悲しい顔をしてもらいたくない、とか


【分かりませんけどね、なんて少し悪戯っ子の様に笑ってみせる、少しばかりの幼さを交えて】


はて、議員が歩いてはいけないという道理がございまして？　それなら、議員なんて職真っ先に辞退しますわ
私達は人々の上に立つニンゲンですわ、でしたら皆様の声を聞き、生活を見るのは当然の事です
例え規則が縛ったとしても、私の信念を止めるには足りませんから、────

──── 待雪 かえで様ですね、可愛らしいお名前ですわ、貴方様にぴったりの素敵な名前

私は "読書" ですわ、──── ああ、すいません、とても奇妙に見えたのでしょう？
これが私の読書なのです、そうですね、──── じゃあ


【彼女はそう言って雑に押しやった本の山から一冊取り出し、かえでへと手渡す】
【分厚い哲学書であった、開いてみたならば細かい文字でみっしりと何かしらが書かれている】


適当なページを開いて、そのページ数を言ってくださりませんか？

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