過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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507: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/30(木) 23:17:51.39 ID:59JYIIzIo
>>505

【──── 彼女はと言えば、その頬に柔和な笑みを浮かべて、真っ直ぐに男を見つめていた】
【透き通った瞳であった、純度の高い水が掌を空かしてしまう作用に似て】
【硝子細工の眼鏡越しに注がれるだけでも、全て見透かしているかの様に】


お金の集まる場所には危険も集まるとは良く言ったものですわ、──── ふふ
だとすれば貴方様もまた、その匂いに釣られて集まったワケありの人物でいらして?
非凡な逞しい身体に、闇を纏う様な外套、私もまた好奇心旺盛な質なものですから

フードの下のお顔が気にならないと言えば、嘘になりますわ


【口元に軽く手をあてて微笑みを修飾する、その仕草の一つ一つが慣れ親しんだアトリエに居るかの如く】
【腰砕けになりそうなぐらい耽美に、その行いを悠然とこなすのだろう】


──── 雀蜂は御存知でなくて? あの美しい黄色と黒の模様は自らの危険性を示していて
それはまた同時に、自分自身の力を誇示しているのですわ、それが道理と言う様に
世間の辻褄も同じ事ですの、危険な人物は、得てしてその雰囲気を漂わせていますわ

貴方様は違います、慄然たる力を持ちながらも、それを隠しているかの様に
闇に溶ける様な格好も、皆が皆、厄介事には巻き込まれたくないと暗に伝えているのです
だからこそ私は声をかけたのです、怪しい人物ほど、実際は優しいですし


【──── それに】


ほんとに悪い人なら、もう襲っちゃってるでしょう?


【──── なんて言って、悪戯っ子のように軽く舌を出したり】


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