過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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389: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/19(日) 16:44:53.43 ID:285I86ATo
>>388

【ロールシャッハは軽く立ち尽くし、真っ正面に男を見据える】
【静かな瞳の湖畔に浮かぶのは好奇心か、ある種超人然としたジャ=ロとは違い】
【多分にこの男には人間らしい風情が残されている、様子であった】


もっと単純な理屈だよ、人工知能が恐怖を抱かないなんて誰が決めたのだろう
チューリングは1と0の公理の狭間に「心」を見つけ出そうとした、況やその具現である "彼女" にとって
不安は恐怖に繋がり、僕へのバイパスになるなんて、想像に難くないでしょう?

数学ですら病にかかるのだから、僕達の営み全てはあまりにも有機的と表現するしか無くて
──── 尤も、キミが恐怖を覚えてくれたなら、もっと手っ取り早かったんだけど


【雲を掴む様な言葉、結局の所彼が言いたいのは "リーイェン" を媒介にしたと言うことだろう】
【リーイェンはボスや後藤といった、一部の切れ者にのみ絶大な信頼を置いている、ならば】
【彼らの元に直接ロールシャッハが現れる事を危惧しても仕方ないだろう】

【──── 人工知能にとって、あまりに外れた観測結果は外れ値として扱われる】
【虚神とはその意味で、巨大な外れ値なのだろう、演算には向かない程に】


キミ程の者の元にわざわざ脚を運んだんだよ、■■■■────。
そこに居るのが単なる観測者であるのなら、僕が気にする相手でもない
けれども、僕の愛しき墓荒らし達を束ねる存在には、一度会っておかなきゃならなかったからね

おみやげは見てもらえたかな? キミならば、そこに書かれている論文が理解できるでしょ?
そう、「書かれている内容」が問題になるんじゃなくて、「書かれている内容が理解できない事」が問題になるのだから

加えてそれは実現されている、────


    偉大なる蛇の勝利
"Triumphus Serpentis Magni"────として


【蛇術と呼ばれる、サーペント・カルト達の用いた術式、その名をロールシャッハは語って見せた】
【この世界の誰も理解できない術式を、今現在行使していたのだと彼は言う】
【それは偶然の上で成り立つプログラムの様なものであった、何故か分からずとも、動くという観念】

【──── そして、わざわざ彼が蛇の名を出した理由】


さぁ、"死" を殺す悪巧みをしようよ────


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