過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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357: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/18(土) 21:07:27.58 ID:9Ggv2+ceo
>>356

【──── ミサの口元に苦悶が浮かぶ、少しずつ、彼女の力が後退していく】
【力の作用ではなく、寧ろもっと簡素で単純な、心の論理、──── 精神の帰結がそこに現れて】
【言葉に気圧される、タマキの紡ぐ、一片の叙情詩に】


……っ────!! ち、違います……っ、私は、私は……!!
私は、戦いを望んでなど──── !!!
代弁者です、私は……!! 力のない祈り手達の、救いに……っ

貴女の様な異端者が何と言おうと、私の信仰は、揺るぎません……!!


【それでも均衡は傾く、バランスを失った天秤は一つの傾向を打ち出す】
【ミサの体勢が崩れた、片膝を付いて視線が下に向く、苦しげな声が闇夜に漏れて】
【揺れた片方の歪みは、それはつまり決壊を示す】


────!! ダメ────っ……!!


【鋼鉄の乙女が断ち切られる、一刀の元に斬り伏せられ、塵と消えるだろう】
【同時にミサはぺたんと座り込む、そこに居るのは、一人の哀れな女性の姿】
【そんな、と口をついて漏れ出た言葉は、あまりにも悲惨な旋律で】

【──── 勝敗を分けたのは自分自身への信仰の差なのだろうか】
【一瞬でも彼女は、タマキの言葉に押され、自分の祈りを疑ってしまった】


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