過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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349: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/18(土) 19:47:29.68 ID:9Ggv2+ceo
>>347

【防御を鉄風に任せるが故の攻撃、ミサは息を呑む──── 捨て身という言葉が脳裏を過ぎる】
【荒れ狂う銃弾の一撃が左肩を貫き、その手に握っていた書物が地面へと落下する】
【同時に鞭とファラリス、十字架といった出現していた拷問具が全て消える】


────っ……ぁっ……んぅ……!!


【白いドレスの布地を赤で塗らしながら、ミサは着地する。右手で傷口を押さえて】
【唇から漏れる荒い呼気、濡れた口元の質感を露わに伝える、──── 唇の端をキッと噛んで】
【包帯で覆った目元を真っ直ぐに向けるだろうか、まだ戦意は消えていない様だ】


っ……まだ、です────!! まだ、まだ私は戦えます……っ!!
私の信仰は、誰にも……!! 誰にも否定させません!!
主を否定する異端者を、私は許してはいけない……!!

私の祈りは、全ての信徒に通じます……!! 私の肩には、祈り手の想いが乗っています
だからこそ、異端に負ける訳には、いきません!!


【左手が書物を拾い上げて、指先でページを辿る。慣れた手つき、それは何度も捲ったページ】
【開く、瞬間に淡い光が書物を包み込み──── 傷口から零れた血液が紙を濡らす】
【血痕は嘆きに似ていた、深い悲しみが心すらも溶かす様に、やがてそれが祈りの大海となり】

【──── 世界を包み込む時を、願う様子に似ていた】


──────── "Lost Prophets"!!!!


【ミサの眼前に出現するのは、"鋼鉄の乙女"──── あまりにも威圧的なその外見をそのままに】
【地獄の口の様にその扉を開き、その呪われた口内を露わにするのだろう】
【びっしりと敷き詰められた鉄製の針、幾人をも串刺しにしてもまだ足りない、そんな欲望を伝えるように】

【──── 同時に強い力場が発生する、鋼鉄の乙女を中心に、引き寄せる力だ】
【その内部へとタマキを引きずり込もうとする力であった、踏ん張っていてもなお、徐々に引き寄せられる程に】
【無論、内部へと取り込まれたならその蓋が閉じる、結果は言うまでもなく】


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