過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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284: ◆moXuJYo6C0cW[sage]
2018/08/15(水) 18:16:56.30 ID:tpxzroHlo
>>283
ふ、ふ。ああその通りだ。見栄を張って武器に振り回されるバカは、いくらでも転がっている
だが、確かにお前は違う。やろうと思えば、今すぐにでも私を切り捨てることも出来そうだ

【確かに子供ではあるのだろう。虚勢を張っているような面もある】
【だが、その巨大な得物を片腕で掲げ、堂に入った構えをする様を見せられれば】
【見た目だけで判断しようという気は失せようというものだ。元より、臆病さを抱えたこの男はそういった油断はしない性質だったが】


それはありがたい。お前を見込んだ甲斐があったというものだ
警察にUT、お前の腕前を見るにお前を育て上げた両親も、相当な腕前なのだろうな

私程度に、そこまで豪華なメンツを揃えずともいいだろうに

【そんな彼女でも、やはり心を動かされる。金というのは自分以上の魔物だ、と心中で呟きつつ】
【彼女が収めた大剣が浮かぶのを見れば、やはり只者ではないと悟る】
【ロザリオをつけた少女、相応に腕の立つ娘の両親。何とはなしに浮かんだ嫌な予感はかき消して】


では本題に入ろう。頼みたい仕事というのは、人助けの手伝いだ
私のような悪人たちに捕まって、今まさに売り飛ばされようとしている子供たちがいてな。その救出だ

この川を下っていった先の支流の一つに、私の図体でも難なく通れるほど大きな排水溝がある
そこには、私のような悪党が使っている地下の秘密トンネルの入り口があるのだが……
その先に今、複数の子供が囚われている

魔制法のことは知っているかね? 能力者たちの力の使い方を、お偉いさんたちで管理しようという法律だ
その影響で、能力者であったために親に捨てられたり、能力者の親が捕まえられたりして、行き場を失った子供が多く出ている

そういう子供を集めて、ひどい目に合わせている連中が、この川の先にいるわけだ
そいつらは、私にとっては邪魔でね。子供を助け出して、そいつらに嫌な思いをさせてやりたいとそういうわけだ

私は邪魔者が嫌がってくれて喜ぶ。お前は子供たちを助け出して金を手に入れる。捕まった子供たちは逃げられる
どうだ? 誰もが得をして、悪事とは程遠い、至って健全な仕事だろう?

【夕日に照らされる彼女の白い肌とは対照的な、暗闇が切り取られたような姿で語る大男は】
【その時になって顔を上げて少女を見た。額にもう一つ、大きな目玉が埋まっている】
【三つの目玉を持つ怪物。少女には、この異形の言葉はどう聞こえるだろうか】


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