過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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256: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 23:03:19.54 ID:1hAuTw8Go
>>255

【──── 例えその行いが間違っていても、その祈りが間違っていても】
【世界に二人だけならそれが道理になる、良識や規範は、後から付いてくるのだから】
【そうあるべきだった。だからこそ彼は、正しく物事を理解する】


どうしてできないと思うのでしょう、この世界に遅すぎることなんて存在しないのです
あるとすれば、遅すぎると思っているだけなのです。────分かりますか、ムリフェン
山は登るまでは、見ているだけでは遙か険しい道のりです

いえ、登ったとしても、その一歩一歩は限りなく小さく感じられるでしょう
けれども、着実に登っているのです。踏みしめるその足取りが、やがて旅路になります
遅すぎる事なんてありません、私は "もう" だなんて思いませんよ


【過去を思い未来を嘆く、その作用を彼は理解できなかった。何故ならそれは矛盾するから】
【彼という存在意義に関して、その理論は成り立ってはいけない────】
【常に彼の視線は未来に開かれている、その脳裏には世界を見据えて】


貴女が何をすべきか、貴女はもう見えている筈です。貴女はどうあるべきか、貴女は知っている筈です
私の知っている貴女は限りなく聡明で、果てしなく強い信仰心を持っています
それは変わってしまったとしても、変わりません、ただ今は変わっている最中なのです

貴女は流動系の熱の中にとらわれてしまったのでしょう、揺れ動く熱の作用に怯えているのです
ならばそれを道理だと受け入れ、自身の行いを正す機会ではないでしょうか


────まだウヌクアルハイ様を信じておられるのなら、遅くなどありません


【窓が開く、夜の風が室内に流れ込む。勢いよく流れ込む風の音色は嵐に似ていた】
【冷たい風であった、頬を叩き熱を冷ます。──── 心地よい温度は、時に新鮮みを持って】
【そうでしょう、と彼は笑った。答えて欲しくて、彼は笑った】


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