過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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254: ◆zO7JlnSovk[saga]
2018/08/14(火) 22:37:47.89 ID:1hAuTw8Go
>>251

【────、風の吹き抜ける、微かな音色と風切り音、落下してくる遠くの稲妻】
【閃光が弾ける、貴女の脳内の作用、第六感がけたたましく鳴り響く────、逃げろ、と】
【その刹那であった、貴女の居る位置に頭上から "等身大" の十字架が落下してきた】

【純銀で出来た巨大な十字架、手足の位置からは拘束具が鎖で繋がれ、その意味合いを告げる】
【回避しなければ巻き込まれる位置で、地面へと落下してくる。とてつもない重量を示して】
【地響きが路地裏全体を覆った。それはさながら、轟々と響く軍歌にも似ていた】


主は言いました、如何なる場合も暴力はいけない、と────
しかし、こうも言っておられます。時として私達は振わなければならない、確かな理由を胸に
私はこの言葉をお聞きしたとき、感涙に噎び泣きました。そこには主の痛苦が記されています。

──── 主は何処までも暴力を嫌いながら、手段としてそれを用いるのです。
分かりますか、どれだけの悲しみが、無念さが、その一節に込められているのか

だから私は決めたのです。私がこの手で、全ての悪を葬り去ると


【声が響き渡る。賛美歌の様に、降り注ぐ音律は天からの声に似ていた】
【あまりにも早く天国へとコンサートに行ったミュージシャンが、気まぐれに降臨する様に】
【彼女はまた天空から、一歩一歩空を踏みしめるように路地裏へと降りてきた】

【軽くウェーブのかかった長い白銀の髪、シースルーの黒いドレスの上から白いコルセットドレスを纏う】
【透けた素足には薄手の黒タイツ、編み上げブーツを履きこなすスタイルの良い女性】
【特筆すべきはその目を隠すように巻かれた包帯であった。視界の全てを覆っている】

【左の首筋、豊満な胸をさらけ出す様に、はだけた胸元に繋がる蛇のタトゥー】


──── 我が名はミサ=ソレムニス、神罰の代行人


【そうして彼女は目隠しをしたまま、側に居るチンピラに怪我の具合はと問いかけるだろう】
【肉感的な口元が艶やかに溶ける。笑みの作用ではあったが】


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