過去ログ - 【叫ぶような声も】能力者スレ【無痛になっていく】
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144: ◆zO7JlnSovk[saga !red_res]
2018/08/11(土) 20:47:54.49 ID:lUlIhfWz0
>>133(リゼ)>>134(ミレーユ)>>136(ギンプレーン)

【フランツの一撃はこの部屋に居る全てを薙ぎ払い、焼き尽くす────】
【其れは最早道理に近かった、そうあるべきと決められた定め】
【故に彼もまた、確信していた。──── その攻撃の作用が、何処までも正しい、と】


【────、しかし】


『何故だ!!! 何故!!!! 何故!!!! 私の一撃が、押し負けた!!!
有り得ない!! 私の練り上げた攻撃が、掻き消えるはず、など────』


【そこにあったのはギンプレーンの一撃による蹂躙であった。リゼの放った魔力では、掻き消える筈が無い】
【ギンプレーンの"神話"は確かに効果があっただろう、けれども、それでは辻褄が合わない】
【そうであるならば、相殺されるべきだ。しかし、ギンプレーンの一撃はフランツの一撃を飲み込み、彼に向かう】

【寸刻フランツは勘付いた。自身の放った魔力が大幅に減衰させられたと、しかし】
【神格にも近い彼の一撃を減衰できる術など、誰が持とうか────否、】
【たった一つ、存在していた。──── 対魔力の巨大なオブジェクト】


『貴様、貴様か────!! 貴様が私を────!!!!』


【フランツは魔女を見据えた、だけども、もう遅い────】
【この場に居る全てを飲み込まんとした一撃は、ギンプレーンに返された】
【魔女の能力により減衰させられた魔力では最早太刀打ちができなかった】


『何故だ……!! 何故私がこんな所で……!!
死ぬのか、私は────!! 何も果たせず、ただの駒のままで!!
否、違う、必ず私の出番が、──── 私の必要性が、あるはずだ!!』

『嫌だ!!! やめろ、────!!! やめろおおおおお!!!
──── どうしてだ、どうして、────!!!!!』




『──────── 何故だ、鳴海────』



【追滅する存在、一閃が放たれた後には塵も残らず、フランツ=フェアブレッヒェンという男が居た名残も無く】
【ただ只管に無だけが存在していた。破壊された結婚式場、その跡地────】
【しばしの静謐があろうか、否、──── 辿るべき答えは、まだ残っていた】

【魔女、──── 彼女は何故、最後の最後で、フランツに歯向かったのか】
【魔女の作り上げた巨大な藁人形が消える、同時に、ぱたり、と倒れこんで】



【──── かはっ、と口から大量の血を吐いた】



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