過去ログ - とあるバイセクシャルのチラ裏戦記5:30代の一歩
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◆ijxboO81y6
[sage saga]
2017/07/18(火) 00:01:59.31 ID:1CGS6va90
仕事中のCには電話をしないルールだったので、Cと話せたのはその日の深夜。
ちなみに仕事中に電話をしないぶん、営業時間中に、なんちゃってセクシーショットを送りつけたりしていた。照れたCから「バカ」と返って来るのが嬉しい若気の至り。
「あ、今大丈夫?」
「うん、寝ちゃうかもしれないけど大丈夫……」子供みたいに眠そうな声のC。
「あ、手短に巻きで行きます。あのね、インターン社に行くことにしたよ」
「え、ほんとう?うわぁ…X社に行くと思ってたよ、なんで?」
「んーCに推されたからというのもあるんだけど、聞けば聞くほどX社でやっていける気がしないというか、それで」
「そうなんだ、うん、決めたなら良かった……」眠そうで声がふにゃふにゃしてる。
「うん、色々ありがとう。」
「わたしは何にもしてないよ〜」
「OLさんプレイができるよw」
「ん〜〜楽しみ〜ふふ…スーツでいいね〜お尻とかきれいだろうな〜」半分くらい寝息が混じってふにゃふにゃと話し続けるC。無防備な姿を晒してくれてる気がして、こんな時間も好きだった。
「お尻限定w」
「顔もいいけど〜やっぱりこう腰からお尻の…ね……」
声が途切れたので「寝ちゃった?」と聞くと
「ううん、遠いなぁと思って。なんで側にいないのかな〜って思ってた」意外にはっきりとした声が返ってきた。
思いがけないことを言われた気がして、今Cの側にいられないことが酷く申し訳ない気がして思わず息を飲んだ。
「ごめんね……ごめんなさい」
「……1は悪くないじゃん、あぁ、遠いなぁ……なんで今ここにいないんだろう……」やっぱり眠いのか細く消えるような声で何度も「遠いなぁ」と繰り返してCは眠りにおちたらしく何も聞こえなくなった。
「ごめんね」と呟いて通話を終えた。
今すぐ側に行って一緒に眠りたいと思った。
そして、Cの「遠いなぁ」という声と「なんで側にいないんだろう」と小さくねだるような声が耳朶に残る。
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