過去ログ - とあるバイセクシャルのチラ裏戦記5:30代の一歩
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594: ◆ijxboO81y6[sage saga]
2017/07/18(火) 00:16:54.90 ID:1CGS6va90

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Cの声は耳朶に残ったけれど、就活を終えてからしばらく夜遊び解禁とばかりに遊びまくった。特にこだわりなく選んだインターン社だったけど、そこに所属するとなったら途端に愛着が湧き、会社の看板で大人になれたような気がした。就職してからは、バイトでやりくりしなくてもお金が毎月入って来るのが嬉しくて、景色が変わった気がして、仕事の隙間を縫うように遊んだ。

そういえば、新宿で知り合った人たちにも「まっとうな社会人」になったことを報告しに行った。二丁目だけではなく駅周辺や歌舞伎町のほうで働いている人達。けれども、たった数ヶ月のあいだに、もう連絡が取れなくなってしまった人もいて、その人についての良くない噂を聞いた時に「1はちゃんとした世界で働けるんだから」と諭してくれたことの重さを少しだけ感じた。

そして、社会人になったらこんなことできないな』と思いながら息吐くように女の子をナンパしていた時期だったと思う。このスレの最初の頃にかいた話もあったかな。

目があって笑顔を作って相手も笑ってくれたら多分すべてうまく行く、怪訝な顔をされたら笑わせればいい、くらいの気持ち。こう振り返ると、ナンパにハマる人って変な全能感の虜になってるのかもしれない。

「女の子」という年頃だけじゃなくて、自称40代後半だったから、もしかしたら50代だったのかもしれないけれど、美中年なお姉様にあったのもこの頃。

そのお姉様に「あなたとだったら私がタチになると思ったのに…///」と言われて「どういう意味かな?」と思ったのがハイライトだけれど、たぶん、そのくらいの勢いで攻めに転じてたのだろう、多分。

・・・

そんなナンパのお話をCにして、CはCでちょっかい出してる女の子の話や、ちょっと親密になった女性の話をしてくれた。そんな話も、あまり品性は良くないけれど、源氏物語の「雨夜の品定め」のくだりよろしく、女同士というかバイセクシャル同士の身内感が深まって仲良くなれてる気がして嬉しかった。

もう一度Cに「なんで側にいないんだろう」って言って欲しい気がしたけれど、あの晩以降そんな気配は見せず、いつものCのままで、くだらないことを言って笑ったり日常の話をして笑ったりそんな日々が過ぎていった。


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