過去ログ - とあるバイセクシャルのチラ裏戦記5:30代の一歩
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515: ◆ijxboO81y6[sage]
2017/06/05(月) 23:23:16.91 ID:mdae5FVX0

少しでも動いたら裂けてしまいそうで、痛いのに、声もでない。

頭が白くなる。

私の身体の大きさに比べたら、物理的には小さな何かなのに、完全に乗っ取られた。

身体が異物で破裂しそう。


「わ、入った〜」


かすかに聞こえる小さな声。

「♪」が語尾についている楽しそうな声。

その声で私には大きすぎるバイブレーターの事を思いだした。

因果が繋がった。

「ね……痛いよ」

声がかすれる。乱れたシーツの生地が唇に触れる。

「んん?」

(そんな女の子らしい可愛い声も出せんのかよッ)

 この状況なのに思わず冷静な突っ込み。「これはモテるな」と変な思いがよぎる。こんな状況なのに。それくらい愛らしい声。

「なぁに?」

そう言いながらCは私の身体に刺さった異物に手をかける。抜くように引くと陰圧になるのか、腹部が捻られたように痛む。

「あ!いっ…いたい!」

「痛いの?」

私の痛みなど頓着しない力でズンッと押しもどされる。子宮が壊れちゃうんじゃないかと思うような衝撃。そして、裂けるような痛み。

思わず「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ」って悲鳴があがった。自分の悲鳴で頭がいっぱいになる。部屋中に響いてた気がする。でも本当は舌と喉が乾いていて声になってなかったんじゃなかろうか。

頭のなかで鳴り響いた悲鳴がやんだあと、何事もなかったように

「痛いんだぁ、かわいそう……」

と呟く声が聴こえてくる。

もう淡々としたいつものCの声。少し低くて落ち着いた聞いてるだけなら心地いい音。

そう言いつつ、Cの手は止まらない。身体から異物がゆっくりと引き抜かれていく。そして「抜いてくれるの?」という期待を打ち砕くように、またズンっと押し込まれる。

突き上げる痛みに暴れそうになるたびに手に食い込むバスローブの紐。緩く括られていただけの紐が急に存在感を増して、今更ながら自由を奪われていることに気づいてひきちぎりたくなる。

そんな衝動を見透かすように「赤ちゃんも生まれてくるんだから大丈夫だよ」と諭す声。

「……痛いよ」

ちゃんとCに聞こえるように喉の奥から声を振り絞った。
ていうか出産時とは身体の事情が違う。

「痛い?……かわいそうに……」

(この人はどう言うつもりでカワイソウって言うんだろう)

自分でいたぶっているのに、それを可哀想という心理がわかない。


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