過去ログ - 【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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さや
◆0j8YIq7DEniB
[sage]
2015/07/13(月) 00:01:54.42 ID:bZFnouTTo
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12月19日
大学から帰宅すると、リビングには妹の姿があった。
何をするでもなく、こたつでただ頬杖をついている。
テレビは付いているが、視線はあさっての方向で明らかに見ていない。
「…ただいま」
「………あ、おかえりー」
声をかけてようやく、随分間が空いて返事が返ってきた。
見るからに心ここにあらず。
「…どうしたの?」
深く考えず、とりあえずそう聞いてみる。
「ん、…別に」
「ふーん」で済ませればよかったのだろうけど、あいにく私はシスコンであり、放って置くことはできなかった。
自分のことすらままならないのに。
「別にって…何かあったんじゃないの?」
「はぁ…だから、何でもないって」
煩わしそうに大きくため息をついて、あしらう様に応えられた。
「何かあったなら言って…」
「はぁぁ…」
かけようとした言葉はさらに大きなため息で遮られ、あやはちらっと横目で私を捉えながら、吐き捨てるように言った。
「さやちゃんにはわかんないよ」
その言葉が、胸の奥深くを抉るように突き刺さる。
ごちゃごちゃにしまい込んでいたあれこれを掻き出されたかのようだった。
「…な、何が…なんで…」
「…うるさいなぁ」
立ち上がろうとするあやの手を掴み、震える声を絞り出す。
「なんで、そんなこと…!」
自分でも驚くくらいに荒い声が出ていた。
そんな私の様子をあやは驚くように見て、キッとこちらを睨みつけてくる。
「…ほっといてよ!」
掴んだ手は払われ、静止する声も聞かずにあやは自室に戻ってしまった。
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