18:名無しのパー速民[saga]
2020/12/18(金) 18:11:07.38 ID:x94Z/eLdO
そしてここから、このスレの本題である三年生編に入る。
進級してすぐに、クラス担任との二者面談が開かれた。彼女は1,2年時にもうちの学年の国語を担当していて、俺も指導を受けていたうちの一人だった。
「で、>>1は阪大志望ってことでいいの?」
「え?」
「A先生がそう言ってた」
彼はこの年からは俺たちの学年の教師陣に含まれることになっていた。というか、彼は進路指導の担当であり、ずっと三年生を担当するようになっていたのだと、後で知った。
国語については、担任が現代文、A先生が古文漢文の担当になっていた。
「えーっと……まぁ、はい。行ければいいなとは」
「相当に頑張らないと厳しいけど」
「できるだけ頑張ります」
そう言って、その場は凌ぎきった。俺は国立文系コースに所属していたので、心の中では私大を目指していたとしても、国公立も何かしら受ける必要があった。そうであれば、とりあえずの目標はそう設定してもいいだろうと軽く思っていた。
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