そこそこアホの俺が阪大に合格した話
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19:名無しのパー速民[saga]
2020/12/18(金) 18:11:43.13 ID:x94Z/eLdO
家に帰ると夕飯を食べながら二者面談の報告を両親にした。

「とりあえず志望は阪大で……って話をしてきた」

この一言で、いきなり父親が激高した。「俺に恥をかかせるな!」ってね。はっきり覚えてるよ。そう言われた。明確に覚えている。

父は当時教育委員会で働いていて、学校の先生にも知り合いが多かった。要するに、「息子がバカみたいな志望を掲げて、結局落ちて恥をかくのは自分だ」ということらしい。

元々不仲というか、衝突することはよくあったんだけど、その一言で俺もキレた。

「受かったら自分の学力の低さを恥じて詫びろよ!」ってね。父親は国立のなかではかなり偏差値が低い大学の出身、ちなみに学歴厨の母は国立中堅の出身だった。たぶん両親ともに、「あいつ(=俺)が家族の中で姉を含めて一番バカ」と思ってたんだと思う。

そんなかで、馬鹿だと思ってた俺が「阪大目指すわ」って言ってきたなんて報告したもんだから、お前そんなん無理でしょうということでキレたらしい。

面談の時は「とりあえず阪大受かるように頑張ります(でも実際はそうでもないです)」みたいな状況だったのが一変した。

絶対に阪大に受かってこいつらを見返してやる。

それが俺の高校三年のスタートだった。


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