そこそこアホの俺が阪大に合格した話
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16:名無しのパー速民[saga]
2020/12/18(金) 18:09:47.79 ID:x94Z/eLdO
とは言え、まだ阪大を目指すなんてレベルではなかった。せいぜい、MARCHの上位を目指そうかなってくらい。

とにかく致命的なまでに、数学や生物(理系選択)に対しての興味が持てなかった。私文なら国英歴の三教科で受験できるし、俺のスタイルには合っていたと思う。

事実、高校二年の夏休みは東京にいる姉のところに遊びに行くのと合わせて、青学のオープンキャンパスに行っていた。好きなタレントの出身大学ということもあり、印象も良かった。親からも、「そこなら(受験傾向的にも親の学歴厨的思考からも)いいんじゃない」って感じ。

高校二年の模試から志望大学を書けるようになっていたんだけど、その時は千葉大、青学、明治、滑り止めで地域の私大って感じで書くことが多かった。四校しか書けなかったしね。

当時の判定は千葉D、青学明治C、滑り止めの私大Bって感じ。頑張れば青学明治は狙えなくはないかなと。偏差値(〇研模試)は合計で55前後。文系だけなら60。理系だけなら50切るくらい。

とりあえずはこんなもんかなってくらいで、親も姉と比べて俺には最初から過剰な期待はしていなかったから、「今2校ともCならどっちかには受かるかもね〜」くらいの感じだった。

高校二年の秋、高校サッカー選手権予選。県のベスト8で当たったのは、その年の全国大会出場校だった。後にプロサッカー選手になるやつも相手チームにはいて、ボコボコにやられて負けた。気持ちよく負けた。

サッカー選手になるのはこういうやつなんだな、って思ったね。

欠片ほど残っていた「サッカー選手になりたい」って気持ちが、そこで折れてしまったと思う。別に、サッカーを諦めたとか嫌いになったとかでは一切ない。ただ、「サッカー選手になること」ではなく、「サッカーを上手くなること」を目指すようになった。

サッカー選手としては飯を食っていけないなら、他のことをしながらサッカーは続けようってね。


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