336:名無しのパー速民[sage saga]
2019/07/10(水) 23:23:51.43 ID:/WVhDhtX0
>>334
【そう言って、やっと買った植物の諸々が終わったフィオはお茶の準備に取り掛かる】
【アイスとホットどっちにしようかな、なんて片付けながら考えていたけど、チョコミントアイスを出すならホットの紅茶をお出ししよう】
【奥の冷蔵庫からチョコミントアイスの箱を取り出し、カッチカチだから少し溶かしているあいだにお湯を沸かす】
【淹れる手際はさすがというか、見事なものだった。これは得意なのだろう。店内にアイスワインティーの香りが上書きされるように漂う】
【準備ができたーー店内を見て回っている鈴音を呼び寄せるように声をかけるだろうーーそして、二人が席に座ったらーー】
【ーー白に青い花柄のティーカップが二つ、テーブルに並べられた】
【その隣にはガラスのカップにはいったチョコミントアイスが二つーー小花のスプーンが添えてある】
【ぴかぴかのティーカップに注がれる紅茶。湯気と共にまた、ワインを感じさせる香りが広がってゆくーー】
今日は本当にありがとうございました、手伝ってもらえて、こうして一緒にお茶までできて……私、すごく嬉しいんです
ふふふ、今日という日に……かんぱーい!
【乾杯は大間違いな気がするーーが、今のフィオのテンションがそうさせたのだろう】
【もちろん、ジョッキをぶつけるような仕草とかワイングラスをカチンとやるような乾杯じゃなくて、ティーカップをくいっとあげるような、まるでスカートをつまんでちょこんと挨拶するような……そんな、乾杯】
【その紅茶を口に含んだら。フルーティーで芳醇な味わいを感じることが出来るはずだ】
【淹れ方は完璧ーーたぶん、美味しいって言ってもらえる…………ハズ】
1002Res/2899.93 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
書[5]
板[3] 1-[1] l20