【浮かれた】幼なじみのお部屋で寝落ち・・・13回目【大学生】
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243:さや ◆0j8YIq7DEniB
2015/04/05(日) 19:27:06.13 ID:fH0yPlZMo


つぐみさんに意見をもらいながら、続きを書き進める。
考え考えしながらも、それなりに手は進んでいた。

元々漫画で掲載する予定だったこの話。
都合で書けなくなって急遽今回のような運びとなった。
その為、プロットもストーリーもある程度は出来上がっている。
行き詰っていたのは、要するに自信がなくなっていたのだ。
「よく書けてる」と言ってくれたことが、何より心強いアドバイスであった。



そうして私がパソコンに向かう最中、つぐみさんはというと、私の髪で遊んでいた。

無邪気に戯れるように、毛先で自分の顔をくすぐったりしている。
彼女らしからぬ行動である。

「さやの髪は、女の子の匂いがするな」

そして、明らかにいつもとは違う口調。
まるで今書いている物語の主人公のような言い方と、書き覚えのあるシーンのようだ。

まあ、このヒロインのように「だ、だって女の子だし!」なんて殊勝なことは、私には言えないけど。

…ていうか実際言われてみるとすごい恥ずかしいなこれ…。

弄んでいる彼女の手から離れようとすると、すんすんと嗅いで言葉を続けた。

「むらむらする」
「…台無しだよ!」

…一言足しただけで残念なシーンの出来上がりである。





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