シントレ「俺は新人トレーナー」
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1: ◆lv.o3z9kM6
2025/01/03(金) 21:08:59.11 ID:H40W2k5q0
シントレ「名はまだない」

シントレ「…むなしい(担当ウマ娘もいない、師の下で二年間ほど指導してもらったが
       担当になってほしとも、担当にしてほしいともう言われたことがない!)」

シントレ「…(もちろん自分からも言ったことがあるが)」



――――数日前。


シントレ「あ…あの…」

赤いリボンのウマ娘「え?だれ?…トレーナーさん?えーっと…不審者じゃなくて?」

シントレ「…いえ、トレーナーです、新人です、すんません」

赤いリボンのウマ娘「…もういいですか?私は別の人にお願いしようと思ってるので」

シントレ「あ、はい。すいません」


――――現在。



シントレ(このままでいいのだろうか?コネもなくこれといった才能もない、このまま続けていけるのだろうか?)

?「悩み事?」


話しかけられふと見ると、そこにはニシノフラワー担当のニシトレが立っていた。
 彼とは同期になるが新人ながらとはいえニシノフラワーとG1勝利というとんでもない結果を残していた。

 なかなか担当が見つからなかった同志というかシンパシーを感じていたが、G1勝利してから疎遠になっていた。
 というより、遠くに行ってしまった感じがしてしまい、自分から離れていったと言っても過言ではなかった。


シントレ「いや、相変わらず担当が見つからなくてね」

ニシトレ「そう…なんだ。へこむよね」

シントレ「そうなんだよな」


ニシトレも目線をそらしながら気まずそうにしている。
担当が見つからない焦りを知っているのか何と言っていいか分からないといった感じだ。


シントレ「…いや、ありがとう。気にしてくれてもうちょっと頑張ってみるよ」

ニシトレ「応援してる、必ず(担当の子)が見つかるって。君の指導方針はすごく参考になったし」



前に見せた指導方針のノートの事を言っているのだろう。
いつも一瞬、ウマ娘を見ただけでその子の様々なステータスというべきか、データを数字に表すことが出来るというだけ。
正直、すごいとか分からない。


それをニシトレに見せたときにすごく驚いてたのが印象に残ったが…。


ニシトレ「また、あの時のデーターを見せてくれると嬉しい。他のトレーナーも見たいって言ってたし」

シントレ「そうなのか?」

ニシトレ「うん、そのデーターはきっと武器になる。担当の子が見つかればその凄さが分かるはずだよ!」

シントレ「…そうか」



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