3:名無しNIPPER[sage saga]
2025/01/03(金) 20:51:33.83 ID:lDv6b5YMo
夢に向かって努力する中で、私は何度も失敗した。
プリキュアとの両立ができず、落胆され、叱責され、何度も諦めそうになったし挫けそうになった。
でも、それを絶対に許してくれない女の子がいた。
あの子は私たちのリーダーだった。
誰かがそう決めたわけじゃない。誰かがそう呼んだわけでもない。でも誰もがそう思っていた。
あの子は強かった。
勉強も運動もできなくて、要領も運も悪くて、ドジで失敗ばかり。
夢はパティシエと言いながら、失敗作を積み上げる日々。
それなのにいつも明るくて笑って、何があっても諦めなくて、いつだってまっすぐだった。
私が折れそうになると、あの子はどこからともなくやってきて、私に寄り添った。
私の話を聞いて、慰めて、励まして、自分のことみたいに苦しんで、悲しんで、あろうことか涙を見せることさえあった。
それが次第に恐ろしくなっていった。
戦いの中で窮地に追い込まれることは何度もあった。
私たちが諦めかけたとき、あの子は必ず立ち上がった。
あの子の呼び掛けに応えるように、みんなも立ち上がった。
それが次第に恐ろしくなっていった。
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